嫁いらず観音院(よめいらずかんのんいん)は、岡山県井原市大江町にある真言宗単立の寺院である。正式な名称は、樋の尻山嫁いらず観音院(ひのしりやまよめいらずかんのんいん)で瀬戸内三十三観音霊場第二十一番札所にもなっている。

嫁いらず観音院
所在地 岡山県井原市大江町1036番地
位置 北緯34度34分26.8秒 東経133度27分25.7秒 / 北緯34.574111度 東経133.457139度 / 34.574111; 133.457139座標: 北緯34度34分26.8秒 東経133度27分25.7秒 / 北緯34.574111度 東経133.457139度 / 34.574111; 133.457139
山号 樋之尻山
宗旨 真言宗単立
本尊 十一面観世音菩薩
創建年 伝・737年天平9年)
開基 伝・行基
正式名 樋之尻山嫁いらず観音院
別称 樋之尻の観音さん
札所等 瀬戸内三十三観音霊場21番札所
法人番号 3260005005486 ウィキデータを編集
嫁いらず観音院の位置(岡山県内)
嫁いらず観音院
嫁いらず観音院
嫁いらず観音院 (岡山県)
嫁いらず観音院の位置(日本内)
嫁いらず観音院
嫁いらず観音院
嫁いらず観音院 (日本)
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概要

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737年天平9年)に行基によって開基と伝えられ、行基自作の十一面観音を本尊として祀る。

「嫁いらず観音」という名は俗称で、年老いた人たちが「老いても嫁の手を煩わすことなく、健康で幸せな生涯を全うできる」という霊験から嫁不要(よめいらず)の観音様と言われるようになった。

毎月17日の月例祭には、大勢の参拝者が訪れ、春と秋の彼岸の中日(春分秋分)の大祭には、中四国はもとより全国各地から大勢の参拝者が訪れ、賑わう。

また、開山1260周年と井原鉄道井原線開業を記念して、1999年平成11年)1月11日に、本尊・十一面観音像の元の姿とされる「聖観世音菩薩」(国内最大級の石仏)が建立された。

参拝時間
  • 9:00~16:00(休館日:毎週火曜日、ただし月例祭・大祭は除く)

聖観音菩薩

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本体は高さ7.7m・重さ38tで、一本の石づくりの仏像としては国内で最大級とされる。二つの蓮華・台座まで含めると11m・88tとなり、設置用の土台まで含めて約12mの高さを持つ。

祭典

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  • 月例祭は、毎月第3日曜日(2019年9月までは毎月17日)。
  • 大祭は、春分の日・秋分の日の年2回

アクセス

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自動車
(笠岡I.Cより約25分。福山東I.Cより約30分)
  • 駐車場は、普通車200台、大型バス50台。
交通機関
当バスの嫁いらず観音線または子守唄の里線で「嫁いらず観音バス停」下車。

前後の札所

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瀬戸内三十三観音霊場
20 教積院 -- 21 嫁いらず観音院 -- 22 寒水寺

関連項目

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外部リンク

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