山形市立第一小学校
山形県山形市にある小学校
山形市立第一小学校(やまがたしりつ だいいちしょうがっこう)は、山形県山形市本町一丁目にある公立小学校。略称は「山一小」、「山形一小」。山形市内では「一小」と呼ばれている。
山形市立第一小学校 | |
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山形市立第一小学校 旧校舎 | |
北緯38度15分1.379秒 東経140度20分8.938秒 / 北緯38.25038306度 東経140.33581611度座標: 北緯38度15分1.379秒 東経140度20分8.938秒 / 北緯38.25038306度 東経140.33581611度 | |
国公私立の別 | 公立学校 |
設置者 | 山形市 |
設立年月日 | 1889年 |
創立記念日 | 10月1日 |
共学・別学 | 男女共学 |
学期 | 3学期制 |
学校コード | B106220120017 |
所在地 | 〒990-0043 |
山形県山形市本町一丁目5番24号 | |
外部リンク | 公式サイト |
ウィキポータル 教育 ウィキプロジェクト 学校 |
概要
編集山形市中心部に建っており、学区内には山形市役所や山形駅が入っている。卒業者の大部分は山形市立第三中学校へ進学するが、一部は山形市立第一中学校へ進学する。
旧校舎
編集1927年(昭和2年)に7月に完成した旧校舎は山形県最初の鉄筋コンクリート製の小学校校舎であり、県内の秦・伊藤設計事務所がその設計に当たった[1]。
校舎には当時最先端の建築様式の流行や技術が盛り込まれ、デザイン面ではドイツ表現主義やアール・デコなどに影響されている他、設備としては電気ストーブが導入されたり、スチール製の部品がサッシやドアに使用されたりするなどの特色が見られる[1]。山形市教育委員会と東京大学大学院建築史研究室による調査の結果、建築史における価値が評価され、2001年に登録有形文化財に登録され、2009年には近代化産業遺産にも認定された[1]。
なお、校舎としての役割は2004年に完成した新校舎に譲ることとなったが、2010年より県の観光・物産を案内したり、イベントを開催したりする多目的施設『山形まなび館・MONO SCHOOL』としてリニューアルオープンした[2]。
学区
編集- 香澄町一丁目、香澄町二丁目、木の実町、桜町、十日町一丁目、十日町二丁目、七日町一丁目、七日町二丁目、旅篭町一丁目1番から3番まで、本町一丁目、本町二丁目
沿革
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- 1887年(明治20年)4月1日 - 山形市内の既存の3校が統合され、横町尋常小学校が設立される[1]。
- 1889年(明治22年)10月1日 - 横町尋常小学校が山形市中部高等尋常小学校に改称[1]。
- 1893年(明治26年)6月1日 - 山形市第一区尋常高等小学校と改称[1]。
- 1908年(明治41年) - 高等小学校の新設に伴い、山形市立第一尋常小学校と改称[1]。
- 1937年(昭和12年)11月10日 - 仙山線の全通式が大講堂で行われる。約1500人が出席[4]。
- 1941年(昭和16年) - 山形市第一国民学校に改称
- 1947年(昭和22年) - 山形市立第一小学校に改称
- 1964年(昭和39年) - 山形市立第十小学校が分離開校。奥羽本線以西の学区を分離
著名な出身者
編集- 伴淳三郎(俳優、コメディアン。)
出典
編集- ^ a b c d e f g “山形市立第一小学校校舎|山形県ホームページ”. 2023年8月23日閲覧。
- ^ ABOUT - 案内|山形まなび館・MONO SCHOOL at the Wayback Machine (archived 2017-01-26)
- ^ “やまがたクリエイティブシティセンターQ1”. 2023年8月23日閲覧。
- ^ 仙山線、喜びの全通式『山形新聞』1937年(昭和12年)11月11日夕刊.『昭和ニュース事典第6巻 昭和12年-昭和13年』本編p730 毎日コミュニケーションズ刊 1994年
関連項目
編集外部リンク
編集- “山形市立第一小学校”. 2023年8月23日閲覧。
- “やまがたクリエイティブシティセンターQ1”. 2023年8月23日閲覧。
- “山形市立第一小学校校舎 文化遺産オンライン”. 2023年8月23日閲覧。
- “山形市立第一小学校門柱及び柵 文化遺産オンライン”. 2023年8月23日閲覧。