父、帰る』(原題: Возвращение、英題: The Return)は、2003年制作のロシア映画。音信不通だった父親の12年ぶりの帰郷に戸惑う兄弟を描いた映画である。

父、帰る
Возвращение
監督 アンドレイ・ズビャギンツェフ
脚本 ウラジーミル・モイセエンコ
アレクサンドル・ノヴォトツキー
製作 ドミトリイ・レスネフスキー
製作総指揮 エレーナ・コワリョワ
出演者 イワン・ドブロヌラヴォフ
ウラジーミル・ガーリン
コンスタンチン・ラヴロネンコ
音楽 アンドレイ・デルガチョフ
撮影 ミハイル・クリチマン
編集 ウラジーミル・モギレフスキー
配給 日本の旗 アスミック・エース
公開 ロシアの旗 2003年6月25日
イタリアの旗 2003年9月3日VIFF
日本の旗 2004年9月11日
上映時間 105分
製作国 ロシアの旗 ロシア
言語 ロシア語
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ロシアでは2003年6月25日に公開された。同年9月の第60回ヴェネツィア国際映画祭のコンペティション部門で上映され、最高賞である金獅子賞と新人監督賞を受賞した。

日本では2004年9月11日にTOHOシネマズシャンテで公開された。

キャスト

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役名 俳優 日本語吹替
イワン イワン・ドブロヌラヴォフ 内山昂輝
アンドレイ ウラジーミル・ガーリン 浪川大輔
コンスタンチン・ラヴロネンコ てらそままさき
ナタリヤ・ヴドヴィナ

ストーリー

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アンドレイとイワンの兄弟は、母親と祖母と共に暮らしており、父親の顔は写真でしか知らない二人だったが、ある日12年ぶりに父親が帰ってきた。これまでどこにいたのか全く語らない父親に当惑する二人だが、父親は明日から二人を連れて旅に出るという。翌朝、3人はつり道具と共に車で出かけるが、父親は行き先も告げず、高圧的な態度で子供達に接する。兄のアンドレイはそれでも父親に好意的だったが、弟のイワンは不満を募らせてゆく。三人は釣りをしてから車で遠く離れた場所へ行き、小さい舟を修理してある無人島へと渡った。数日そこで過ごすが、あることから父子の間で諍いが起きる。その最中で父は亡くなってしまった。島から離れる決意を固めた二人は、父の遺体を乗せた舟に乗り、本土を目指す。無事二人は本土に到着したが、浜に停めておいた舟は波に流され、父の遺体も沈んだ。二人は海の中へ消えていく父に向かって「パパ!」と叫び、父が見えなくなると車に乗った。

その他

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  • 撮影はラドガ湖の周囲で行われた。
  • アンドレイ役のウラジーミル・ガーリンは、撮影後まもなく湖で事故に遭い、亡くなっている。

外部リンク

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