物部伊莒弗

古代日本の豪族。物部氏十世。履中朝の執政。履中・反正天皇の大連。母は香兒媛(物部多遲麻(大連)の娘)。子に物部真椋(母は玉彦媛(比香賀君(倭国造祖)の娘)、巫部連・文島連

物部 伊莒弗(もののべ の いろふつ、いこふつ、生没年不詳)は、古墳時代豪族物部連の人物。。『先代旧事本紀』では伊香井宿禰(いかいのすくね)とも記される。

 
伊莒弗連公
時代 古墳時代
生誕 不詳
死没 不詳
別名 物部伊莒弗、物部伊呂弗大連、物部伊莒弗大連、伊香井宿禰、伊莒弗連、伊莒弗宿禰、伊己布都大連、伊己布都乃連公
官位 大連
主君 履中天皇
氏族 物部連
父母 父:五十琴宿禰連公[1]、母:香児媛[1]
兄弟 麦入宿禰連公[1]、石持連公[1]
玉彦媛[1]、岡陋媛[1]
真椋連公[1]布都久留連公[1]目大連公[1]、鍛冶師連公[1]、竺志連公[1]
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概要

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先代旧事本紀』「天孫本紀」によれば、宇摩志麻治命10世の孫で、履中反正天皇の時代に大連になり、石上神宮を奉斎したとされる[2]。また『日本書紀』には、履中天皇のつくった磐余に於いて、平群木菟宿禰・蘇我満智宿禰・円(つぶら)大使主とともに国事を執ったとある[3]。『公卿補任』にも履中朝において執政に任官したとある[4]

系譜

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父は五十琴宿禰[1]、母は同族の多遅摩連公の娘である香児媛とされ[1]倭国造の祖・比香賀君の玉彦媛・岡陋媛の姉妹を妻とし、巫部連、文島連、須佐連らの祖・真椋連公と依羅連、柴垣連らの祖・布都久留連公目大連公、鏡作氏、氷軽馬連らの祖・鍛冶師連公、新家連、穂組連、多芸連らの祖・竺志連を生んだ。

脚注

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m 「天孫本紀」『先代旧事本紀』。
  2. ^ 『先代旧事本紀』「天孫本紀」
  3. ^ 『日本書紀』履中天皇2年10月条
  4. ^ 『公卿補任』履中天皇御世

関連項目

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