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宝塚市北西部にある[[千苅水源池]]の東側には境野・玉瀬・波豆地区にまたがる丘陵地がある。丸山湿原群はその丘陵地の中にある標高約330メートルの「丸山」の南西側に点在する5つの湿原を指し、総面積は約4,000平方メートルに達する{{sfn|足立勲|2001|p=2}}{{sfn|服部保|2017|p=12}}{{Efn|丸山湿原群を含む宝塚市北部は、合併前の旧村名の[[西谷村 (兵庫県川辺郡)]]から「西谷地域」と呼ばれている。}}。[[1995年]]に初版が作成された兵庫県版[[レッドデータブック]](区分:植物群落)に{{Ilq|規模的、質的に優れており貴重性の程度が最も高く、全国的価値に相当するもの}}としてAランクに選定され{{sfn|服部保|2017|p=10}}{{sfn|福井聡ら|2011|p=487}}<ref>[[2020年]]版でもAランクとして掲載されている</ref>、[[環境省]]の重要湿地にも登録されている[https://www.env.go.jp/nature/important_wetland/wetland/w330.html]<!--出典であるなら要タイトル、閲覧日など-->。また丸山湿原群を含む西谷地域は環境省の[[重要里地里山]]に登録されている[https://www.env.go.jp/nature/satoyama/28_hyogo/no28-11.html]<!--出典であるなら要タイトル、閲覧日など-->。2011年の調査では兵庫県産の湿原性植物54種のうち45種が確認され、植物では[[絶滅危惧種]]の[[サギソウ]]や[[カキラン]]が観察でき、動物では[[ヒメタイコウチ]]や[[カスミサンショウウオ]]、[[ハッチョウトンボ]]などが生息しており、絶滅危惧種を保全する場所として重要である{{sfn|服部保|2017|pp=16-18}}。このことから丸山湿原群とその周囲71.3[[ヘクタール]]の地域が2014年に宝塚市、2015年に兵庫県の天然記念物に指定された。また湿原の[[生態系]]を維持するために[[2006年]]に地域住民と周辺他地域住民による「丸山湿原群保全の会」が発足し定期的に保全活動を行っており<ref>丸山湿原群保全の会HP [https://www.hitosato.com/maruyama-shitsugengun_hozennokai/]{{full|date=2022年1月}}<!--要閲覧日--></ref>、更に[[2008年]]には湿原の保全と利活用の方針を決定する組織として、地域住民と行政と学識者が協力し「丸山湿原エコミュージアム推進協議会」が発足した{{sfn|服部保|2017|p=11}}{{sfn|北摂里山西谷案内人ガイドブック|p=23}}{{Efn|丸山湿原エコミュージアム推進協議会の活動は宝塚市と兵庫県阪神北県民局が資金を支援している{{sfn|北摂里山西谷案内人ガイドブック|p=23}}。}}。
 
丸山湿原群は丘陵地の谷筋にあるため、湿原面は[[釧路湿原]]のように平たんではなく緩く傾斜している。駐車場から歩いてゆくとまず木道のある第三湿原(面積約310平方メートル)を通る、次の最大面積の第一湿原(約2,230平方メートル)には湿原の中に展望台があり、湿原内をよく観察できる。第一湿原の下手に第四湿原(約610平方メートル)があり、湿原の水はここから谷を通って[[川下川ダム]]に流下する。この3か所の湿原はひとつの谷筋の中にあるが、第二湿原(約730平方メートル)はこの谷から西に尾根を越えた隣の谷筋にあって、尾根上の展望台から谷の湿原を観察できる。小さな第五湿原(約50平方メートル)はさらに北側の大岩岳に向かう道筋にある<ref>各湿原の面積は、[[#CITEREF%7B%7Bsfnref%7C丸山湿原群保全の会パンフレット%7D%7D|丸山湿原群保全の会によるパンフレット]]より</ref>。
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File:Maruyamasitugenn-1-01.jpg|第一湿原内にある木製の展望台