血ザクロ学園
『血ザクロ学園』(ちザクロがくえん)は、ゲームブック形式の小説のシリーズ。
黒史郎、しむらおとの(Physics Point)、春夏秋冬よもひろ、檜木田正史、皆川千尋、恵莉ひなこによるオムニバス。
イラスト:千之ナイフ。原案・総監督:檜木田正史。制作・刊行:株式会社ラインスタッフ・プロダクツ
2020年2月12日、5月22日、9月17日に発売された。電子書籍のみ。
概要
編集架空の女子高校、智柘榴学園を舞台に数々の怪奇現象が起こり、「僕」とヒロインが生き抜いていくホラーアドベンチャー小説。
ゲームブックのため、選択肢があって分岐し、正しい選択をしないと最後まで読み進めない。
「僕」の一人称で語られる。
各話は、登場人物・舞台設定・世界観は共通で、2018年10月1日、弓削やよいという高校生の怪死からスタートするところまでは同じだが、その死に方や死亡場所は別で、その後の展開もまったく違う。パラレルワールドだと思われる。
6編はそれぞれ別の話で、順番は無い。しかし「さまざまな謎が裏でリンクしあっているため、他話を読めばさらに楽しめます。」とHPに記載されている。
シリーズタイトル
編集『血ザクロ学園 友達になろう編』
編集著 皆川千尋、イラスト 千之ナイフ、原案・総監督 檜木田正史
2020年2月12日 Amazon Kindleから刊行
『血ザクロ学園 怪奇ダイエット編』
編集著 恵莉ひなこ、イラスト 千之ナイフ、原案・総監督 檜木田正史
2020年2月12日 Amazon Kindleから刊行
『血ザクロ学園 狂愛のおまじない編』
編集著 春夏秋冬よもひろ、イラスト 千之ナイフ、原案・総監督 檜木田正史
2020年5月22日 Amazon Kindleから刊行
『血ザクロ学園 千年の蠱毒編』
編集著・原案・総監督 檜木田正史、イラスト 千之ナイフ、原案・総監督 檜木田正史
2020年5月22日 Amazon Kindleから刊行
『血ザクロ学園 ヤザキサマ編』
編集著 黒 史郎、イラスト 千之ナイフ、原案・総監督 檜木田正史
2020年9月17日 Amazon Kindleから刊行
『血ザクロ学園 血塗られた音符編』
編集著 しむらおとの(フィジクス・ポイント)、イラスト 千之ナイフ、原案・総監督 檜木田正史
2020年9月17日 Amazon Kindleから刊行
エピソード
編集公式blogに「血ザクロ学園学園長」によるメイキングが連載されている。それによると、
- 檜木田正史が発案。2014年4月にノベルゲームとして最初の企画書が作られ、某ゲーム会社に提案された。
- 当初は、そのゲーム会社が作っていた恋愛ノベルゲームのシステムを使うつもりだった。
- 途中でゲームブック形式の小説に変え、檜木田正史が代表を務める株式会社ラインスタッフ・プロダクツからの刊行となった。
- イメージのもとになったのはダリオ・アルジェント監督の映画、特に『フェノミナ』『サスペリア』であり、「血ザクロ学園学園長」は日々作成に取りかかる前に『フェノミナ』テーマ曲を聞き、気持ちを高めている。
- 千之ナイフのイラストは、早い段階からイメージしていた。
出典
編集- ホラーアドベンチャー『血ザクロ学園』ブログ
- 『血ザクロ学園 友達になろう編』あとがき
- 檜木田正史 (@hinokida_m) - Twitter
- 株式会社ラインスタッフ・プロダクツHP
外部リンク
編集- 血ザクロ学園ウェブサイト
- 血ザクロ学園 (@chizakuro) - Twitter
- ホラーアドベンチャー『血ザクロ学園』ブログ
- 株式会社ラインスタッフ・プロダクツHP
- たいれる社HP