西嶋 亮太(にしじま りょうた、1996年4月10日 - )は、北海道帯広市出身の元社会人野球選手投手)。

西嶋 亮太
小樽双葉高等学校硬式野球部 外部コーチ
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 北海道帯広市
生年月日 (1996-04-10) 1996年4月10日(28歳)
身長
体重
168 cm
59 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
選手歴
コーチ歴

経歴

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小学1年生の頃から野球を始め、帯広市立帯広第六中学校時代はとかち帯広シニアに所属[1]。部員わずか12人のチームを牽引し、全道大会準優勝を果たした。投手をしない時にはショートを守っていた。当時は道内中学ナンバーワン投手として進路が注目されていた。

高校は道内でも強豪の東海大学付属第四高等学校に進学。2014年夏の甲子園大会に出場する[2]。後にプロ入りする清水優心山本武白志古澤勝吾富山凌雅らを擁した九州国際大学付属高等学校との1回戦では球速が計測不能のスローボールを多用し、1失点完投勝利をおさめ、注目を浴びた[3][4]山形県立山形中央高等学校との2回戦は9回まで無失点の投球を見せていたものの味方打線も抑え込まれ、延長10回で2失点(自責点0)を喫し敗退した。2回戦ではスローボールは1球しか投じなかったが、投げた際にはスタンドから拍手喝采が湧いた[5]。高校時代の同級生には今川優馬上野純輝らがいる[6]

高校卒業後は地元の社会人チームのJR北海道に入社、3年後のNPB入りを目指した。しかし、社会人時代はイップスに苦しみ、高校時代に定評のあったコントロールが定まらなくなってしまう。3年目の2017年には内野手にコンバートされた[7]。翌2018年には再び投手登録に復帰したが、同年8月に行われたTRANSYSとの試合に2番手で登板するも1回1/3で2失点と結果を残せなかった。同年のチームの公式戦最終試合となった10月6日の試合もメンバー外となった。熟慮を重ね現役引退と野球部退部を申し入れ了承された[8][9]

現役引退後はJR北海道を退職し、高校の先輩が経営する「株式会社東日本ハウジング」に入社して営業職を務め[10]、のちにインターネット関連機器販売会社の営業職に転職している[7]

会社員として働く傍らで、2021年6月中旬より、小樽双葉高等学校の外部コーチに就任し、週末のみ投球術などの指導を行っている[1]。また、札幌軟式野球連盟C級チームの草野球チーム・ZEUSでプレーもしている[11]

脚注

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  1. ^ a b “甲子園沸かせた「超スローカーブ」の西嶋亮太氏 小樽双葉高で“西嶋2世”育成中”. Sponichi Annex. (2021年9月1日). https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2021/09/01/kiji/20210901s00001002145000c.html 2021年11月12日閲覧。 
  2. ^ 超スローカーブで脚光を浴びた東海大四・西嶋亮太、野球人生の光と影【前編】”. スポチュニティ. 2020年4月17日閲覧。
  3. ^ 超スローカーブで聖地を沸かせた西嶋 亮太 恩師が語るあのボールに込められた想い”. 高校野球ドットコム. 2020年4月17日閲覧。
  4. ^ 北海道)東海大四・西嶋投手、超スローカーブ:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル. 2020年4月17日閲覧。
  5. ^ “たった1球超スローボールにスタンド喝采”. 日刊スポーツ. (2014年8月20日). https://www.nikkansports.com/baseball/highschool/news/p-bb-tp3-20140820-1353489.html 2021年11月12日閲覧。 
  6. ^ 超スローボールで沸かせた西嶋 亮太、注目打者・今川優馬らが出場 2014年甲子園出場・東海大四メンバーのその後”. 高校野球ドットコム. 2020年11月14日閲覧。
  7. ^ a b 石川加奈子 (2021年5月26日). “"超遅球"で甲子園を驚かせた右腕 社会人で味わった"挫折"と新たに生まれた夢”. Full-Count. https://full-count.jp/2021/05/26/post1089905/ 2021年11月12日閲覧。 
  8. ^ 西嶋亮太 (2018年12月3日). “皆さんお晩でございます。”. @nishiga8no. 2020年4月17日閲覧。
  9. ^ 甲子園の超スローボール男 JR北海道・西嶋が引退 - アマ野球 : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2020年4月17日閲覧。
  10. ^ 山本祐香 (2019年7月2日). “超スローカーブで脚光を浴びた東海大四・西嶋亮太、野球人生の光と影【後編】”. Spportunity column. 2020年9月3日閲覧。
  11. ^ 【PRIDE JAPANカップ 1回戦】初回に3ランホームランを浴び、さすがに焦る…!? - YouTube

外部リンク

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