関西大学 > 関西大学文学部

関西大学文学部(かんさいだいがく ぶんがくぶ )は、関西大学に設置されている学部の一つ。

概要

編集

関西大学文学部は、1924年(大正13年)に 専門部に設置された「文学科」を起源とする。関西大学文学部には、文学・哲学・歴史・地理などの伝統的な学問分野から、教育・心理・情報・文化などの現代的な専門領域まで、16の「専修」が用意されている[1]。文学部の新入生は、まず「総合人文学科」という「学科」に一括入学し、そこで、自分の興味ある分野を見つけてから自分の希望する「専修」に進むことになる。大学2年からは、所属する専修の中心的な科目である「専修研究」・「専修ゼミ」を受講し、専門性に磨きをかけていき、大学4年間の学習の集大成として約20,000字の卒業論文を執筆していく[2]

また、関西大学文学部は外国語教育が充実しており、必修の第2外国語科目である、ドイツ語、フランス語、ロシア語、スペイン語、中国語、朝鮮語、に加えて、ギリシャ語、ラテン語、西アジアの言語(アラビア語、ペルシア語、トルコ語)、サンスクリット語、古代エジプト語の授業も受講することができる。

また学べる地域に関しても、英米、フランス、ドイツ、中国、アジア、EUに関する専修があり、世界の宗教や芸術についても学ぶことができる。

関西大学文学部には独自の英語教育「Intensive English Program」がある[3]。これは、学生たちを「上級・準上級・中級」という習熟度別クラスに分けて、従来の必修英語科目では十分カバーしきれない部分を補いながら、学生たちの英語力のスキルをさらに伸ばせるよう図られている。

沿革

編集

1924年(大正13年)4月

1928年(昭和3年)

  • 4月 - 法学部に文学科(哲学と英文学の2専攻科)を増設し、法文学部となる。
  • 6月 - 専門部文学科が国漢文専攻科と英文専攻科に分離。

1948年(昭和23年)4月 - 新制「関西大学」に移行。

  • 法学部・文学部・商学部・経済学部の4学部(一部・二部)を設置。

1949年(昭和24年)

  • 4月 - 文学部に新聞・史学・独文・仏文の4学科を設置。

1951年(昭和26年)

  • 3月 - 学校法人関西大学に改組。旧制学部最後の卒業式を挙行。旧制専門部および工専廃止。
  • 4月 - 文学部に東洋文学科を設置。東西学術研究所を開設。
  • 9月 - 考古学研究室を開設。

1967年(昭和42年)4月 -

  • 文学部東洋文学科を中国文学科と改称、教育学科を設置。

1978年(昭和53年)

  • 2月 - 文学部新聞学科を廃止。
  • 4月 - 文学部史学科を史学・地理学科に改組。

2004年(平成16年)

  • 4月 - 文学部8学科を廃止し、総合人文学科1学科10専修の組織へ移行。

2009年(平成21年)

  • 4月 - 大学院心理学研究科に心理臨床学専攻 (専門職大学院)を設置。

学部組織

編集

文学部

  • 総合人文学科
    • 英米文学英語学専修
    • 英米文化専修
    • 国語国文学専修
    • 哲学倫理学専修
    • 比較宗教学専修
    • 芸術学美術史専修
    • ヨーロッパ文化専修
    • 日本史・文化遺産学専修
    • 世界史専修
    • 地理学・地域環境学専修
    • 教育文化専修
    • 初等教育学専修
    • 心理学専修
    • 映像文化専修
    • 文化共生学専修
    • アジア文化専修

2年次に専修に分属


交通アクセス

編集

千里山キャンパス

著名な卒業生

編集

脚注

編集
  1. ^ 関西大学 文学部”. www.kansai-u.ac.jp. 2023年7月18日閲覧。
  2. ^ 学部概要 | 文学部の概要 | 関西大学 文学部”. www.kansai-u.ac.jp. 2023年7月18日閲覧。
  3. ^ 特色 | 文学部での学び | 文学部の概要 | 関西大学 文学部”. www.kansai-u.ac.jp. 2023年7月18日閲覧。

関連項目

編集

外部リンク

編集