B・A・R 003は、B・A・R2001年のF1世界選手権参戦用に開発したフォーミュラ1カー2001年の開幕戦から、最終戦まで実戦投入された。デザイナーはマルコム・オーストラー。チーム3年目のジャック・ヴィルヌーヴと、マクラーレンのテストドライバーから移籍してきたオリビエ・パニスがドライブした。

BAR 003
カテゴリー F1
コンストラクター BAR
デザイナー マルコム・オーストラー
先代 B・A・R 002
後継 B・A・R 004
主要諸元
シャシー カーボンファイバー モノコック
サスペンション(前) 独立, プッシュロッド, インボードスプリング
サスペンション(後) 独立, プッシュロッド, インボードスプリング
エンジン ホンダ RA001E V10 (90°) NA
トランスミッション BAR/Xtrac 6速 縦置き セミAT シーケンシャル
オイル 日石三菱
タイヤ ブリヂストン
主要成績
チーム ラッキーストライク BAR ホンダ
ドライバー 9. オリビエ・パニス
10. ジャック・ヴィルヌーヴ
コンストラクターズタイトル 0
ドライバーズタイトル 0
初戦 2001年オーストラリアグランプリ
出走優勝ポールFラップ
17000
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概観

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ジャック・ヴィルヌーヴのドライブする003、2001年カナダグランプリ

1999年の悲惨なデビューシーズンの後、2000年はいくらか改善の兆しが見られたチームは3年目の2001年、表彰台が望めるくらい有望なシーズンを迎えた。しかしながら、進歩どころか結果は後退となった。マシンはハンドリングに問題を抱え、シャシーの剛性も不足していた。信頼性も不足し、同じことはホンダエンジンにも言えトップチームに比べてパワー不足であった。だが同じエンジンを搭載するライバルのジョーダン・EJ11よりは好成績を残すことができた。

シーズンのハイライトはヴィルヌーヴの2度の3位であった。しかしながら両レースとも多くの車両がリタイアしたことでもたらされた結果であった。ヴィルヌーヴはシーズンを通してパニスの激しい追撃を受けたが、パニスは総じてヴィルヌーヴよりも良い結果を出すことはできなかった。

チームは結局17ポイントを得、コンストラクターズ6位でシーズンを終えた。

F1における全成績

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(key) (太字ポールポジション

チーム エンジン タイヤ ドライバー 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 ポイント ランキング
AUS
 
MAL
 
BRA
 
SMR
 
ESP
 
AUT
 
MON
 
CAN
 
EUR
 
FRA
 
GBR
 
GER
 
HUN
 
BEL
 
ITA
 
USA
 
JPN
 
2001年 BAR ホンダ V10 B   オリビエ・パニス 7 Ret 4 8 7 5 Ret Ret Ret 9 Ret 7 Ret 11 9 11 13 17 6位
  ヴィルヌーヴ Ret Ret 7 Ret 3 8 4 Ret 9 Ret 8 3 9 8 6 Ret 10

参照

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