「孫子」の版間の差分

==[[w:孫子 (書物)|『'''孫子'''』]]==は中国・春秋時代の兵法書。伝統的に[[w:孫武|孫武]]の作とされる。

*兵は拙速なるを聞くも、未だ巧久なるを睹さざるなり。

*百戦百勝は善の善なる者に非ざるなり。戦わはずして人の兵を屈するは、善の善なる者なり。

*彼を知り己を知れば百戦殆うふからず。彼を知らずして己を知るはれば一勝一負す。彼を知らず己を知らざれば戦うふ毎に必ず殆うふし。

*勝兵は先ずづ勝ちて而る後に戦いひを求め、敗兵は先ずづ戦いひて而る後に勝ちを求む。

*戦いひは、正を以って合し、奇を以って勝つ。

*色は五に過ぎざるも、五色の変は勝げて観る可べからず。

*善く戦うところのふ者は、人を致して人に致されず。

*其の疾きこと風の如ごとく、其の徐かなること林の如ごとく、侵掠すること火の如ごとく、動かざること山の如ごとく、知り難きこと陰の如ごとく、動くこと雷震霆の如ごとし。

*:其疾如風、其徐如林、侵掠如火、不動如山、難知如陰、動如雷震霆。

*: 始如処處女、敵人開戸、後如脱兎兔、敵不及拒。

*戦えへば勝ち攻むれば取るも、其の功を修めざる者は凶なり。

* 怒りはま復た喜ぶべく、慍りはま復た悦ぶべきも、亡国はもっ以てま復た存すべからず、死者はもっ以てま復た生くべからず。