平和堂のソースを表示

{{pp-vandalism|small=yes}}
{{Otheruseslist|小売業|愛知県の印刷会社|平和堂印刷|かつて存在した日本の商社|平和堂貿易|2003年没の女優|平和堂ミラノ}}
{{基礎情報 会社
| 社名 = 株式会社平和堂
| 英文社名 = HEIWADO CO.,LTD.
| ロゴ = [[File:Heiwado Co., Ltd. Logo.png|250px|平和堂ロゴ]]
| 画像 = 
| 画像説明 = 
| 種類 = [[株式会社 (日本)|株式会社]]
| 機関設計 = [[監査等委員会設置会社]]<ref>[https://www.heiwado.jp/about/officer　組織図・役員一覧] - 株式会社平和堂</ref>
| 市場情報 = {{上場情報 | 東証プライム | 8276 | 1990年11月26日}}
| 略称 = 
| 国籍 = {{JPN}}
| 本社郵便番号 = 522-8511
| 本社所在地 = [[滋賀県]][[彦根市]]西今町1番地
| 本社緯度度 = 35|本社緯度分 = 14|本社緯度秒 = 34.4|本社N(北緯)及びS(南緯) = N
| 本社経度度 = 136|本社経度分 = 14|本社経度秒 = 54.3|本社E(東経)及びW(西経) = E
| 座標右上表示 = Yes
| 本社地図国コード = JP
| 設立 = [[1957年]]（[[昭和]]32年）[[6月18日]]
| 業種 = 6100
| 統一金融機関コード = 
| SWIFTコード = 
| 事業内容 = [[総合スーパー]]
| 代表者 = [[代表取締役]][[社長]][[執行役員]] 平松正嗣<ref>[https://www.heiwado.jp/about/officer 組織図・役員一覧] 平和堂公式サイト（2021年12月20日閲覧）</ref>
| 資本金 = 116億14百万円<br />（2021年2月期）
| 発行済株式総数 = 58,546千株<br />（2021年2月時点）
| 売上高 = {{Unbulleted list|連結：4,393億26百万円|単体：3,897億65百万円}}<br />（2021年2月期）
| 営業利益 = {{Unbulleted list|連結：140億37百万円|単体：135億58百万円}}<br />（2021年2月期）
| 経常利益 = 
| 純利益 = {{Unbulleted list|連結：97億24百万円|単体：94億86百万円}}<br />（2021年2月期）
| 純資産 = {{Unbulleted list|連結：1,676億16百万円|単体：1,483億74百万円}}<br />（2021年2月期）
| 総資産 = {{Unbulleted list|連結：2,978億45百万円|単体：2,692億04百万円}}<br />（2021年2月期）
| 従業員数 = {{Unbulleted list|連結：5,511人|単体：3,582人}}<br />（2021年2月20日時点）
| 決算期 = 毎年[[2月20日]]
| 会計監査人 = [[PwC京都監査法人]]
| 主要株主 = {{Unbulleted list|夏原平和 9.01%|平和堂財団　5.72%|平和堂共栄会 5.44%|[[滋賀銀行]] 4.77%|ピース＆グリーン 3.72%}}<br />（2020年2月20日時点）
| 主要子会社 = 
| 関係する人物 = {{Unbulleted list|[[夏原平次郎]]|[[夏原平和]]}}
| 外部リンク = {{Official URL}}
| 特記事項 = 
}}
'''株式会社平和堂'''（へいわどう、{{Lang-en-short|HEIWADO CO.,LTD.}}<ref>株式会社平和堂 定款 第1章第1条</ref>）は、[[滋賀県]]を中心に[[近畿地方]]、[[北陸地方]]、[[東海地方]]で[[総合スーパー]]と[[スーパーマーケット]]を展開する企業。滋賀県と[[中華人民共和国]][[湖南省]]が友好提携している縁で、湖南省にも進出している<ref name=東京新聞20230811>[https://www.tokyo-np.co.jp/article/269385 中国 スーパー「平和堂」進出25年 「日本」強みに独自色狙う]『[[東京新聞]]』朝刊2023年8月11日6面（同日閲覧）</ref>。

愛知県にある印刷業の[[平和堂印刷]]やかつて東京都に存在した宝石・貴金属類取引会社の[[平和堂貿易]]、東京都で名刺等紙製品を企画販売している株式会社平和堂、及び新潟県妙高市にある製菓業の株式会社平和堂とは資本関係等の関係はない。

== 概要 ==
[[1953年]]（[[昭和]]28年）12月、[[夏原平次郎]]により滋賀県[[彦根市]]市街の土橋商店街（現在の[[銀座商店街 (彦根市)|銀座商店街]]）で[[マルビシ百貨店]]のテナントとして夏原商店が開店（創業）<ref name=m>沿革と「[[夏原平次郎]]」「[[マルビシ百貨店]]」「[[銀座商店街 (彦根市)]]」の項目を参照。</ref>。[[1957年]]（昭和32年）に「靴とカバンの店・平和堂」として平和堂を設立<ref name="奉仕と創造の50年">出版文化社編『奉仕と創造の50年 平和堂の歩み』平和堂、2007年6月吉日</ref>した。

[[屋号]]である「平和堂」の由来は、創業者である夏原平次郎の長男であり、後に[[会長]]となった[[夏原平和|平和]]（ひらかず）に因む{{要出典|date=2022-09}}。後に「おしゃれの店・平和堂」と衣料スーパーの出店を行い、[[1963年]]（昭和36年）に3店舗を統一した大型店舗であるジュニアデパート平和堂（旧本店3代目、現・彦根銀座店）を発祥地に開店<ref name=m>沿革と「[[夏原平次郎]]」「[[マルビシ百貨店]]」「[[銀座商店街 (彦根市)]]」の項目を参照。</ref>。[[1966年]]（昭和41年）に[[衣料]]、[[雑貨]]、[[食品]]を販売する総合スーパー（GMS）となった。以降、滋賀県を中心に[[ドミナント戦略]]で店舗展開を行い、近隣府県にも進出した。現在の本部ビルは滋賀県彦根市の[[南彦根駅]]近くに所在し、隣接してビバシティ彦根がある。

ドミナント戦略を特徴とし、滋賀県に81店舗、[[京都府]]に20店舗、[[大阪府]]に21店舗、[[兵庫県]]に3店舗、[[福井県]]に6店舗、[[石川県]]に7店舗、[[富山県]]に2店舗、[[岐阜県]]に7店舗、[[愛知県]]に16店舗を構える（2020年9月末時点。[[子会社]]店舗を含む）。通常のスーパーマーケット店舗のほか、大型店を「[[アル・プラザ]]」（AP）、小型店を「フレンドマート」（FM）<ref group="注釈">（※「フレンドマート」を核店舗とした[[ショッピングセンター]]は、その総称として「フレンドタウン」（FT）と呼ばれる）</ref>などのブランドで展開している（「フレンドマート」に関する解説は[[#フレンドマート|後述]]）。

新規の大型店だけでなく、商店街組合と共同出店したり（[[堅田 (大津市)|堅田]]店の出店時に始められ「堅田方式」と呼ばれる）、他社（書店など、スーパーマーケット以外の業種も含む）が撤退した店舗に入居して再生させたり、[[マンション]]の1階に入居したりと、出店パターンが多様なのも特徴である。

本拠地の滋賀県においては、[[ユニー]]から得た地域ドミナント戦略を参考にし、県の中心部にある[[琵琶湖]]を取り巻く「琵琶湖ネックレスチェーン構想」と称して、駅前中心街から郊外地域まできめ細かく店舗展開している。また、滋賀県内の[[ケンタッキーフライドチキン]]や[[TSUTAYA]]、北陸地域の[[ココスジャパン|CoCo's]]などは、平和堂の子会社によって[[フランチャイズ]]運営されている。県内小売業界で圧倒的な[[市場占有率|シェア]]を誇り、県民生活にも大きな影響力を有する。2013年（平成25年）8月20日には、滋賀県と平和堂の間で地域密着連携協定を締結している（滋賀県と民間企業が包括的連携協定を結ぶのは7社目、県内企業では初）<ref>{{Cite news |date=2013-08-20 |title=滋賀県と株式会社平和堂との地域密着連携協定の締結について |url=http://www.pref.shiga.lg.jp/hodo/e-shinbun/bc0001/20130820.html |work=県政eしんぶん報道資料 |publisher=滋賀県庁 |accessdate=2013-08-20}}</ref>。

=== 企業理念 ===
[[企業理念]]については、[[1972年]]（昭和47年）、会社・客・生産者・取引先・社員の調和と地域社会への貢献を重視し、[[鳩]]（ハト）を会社の[[象徴]]として、以下に表す「五つのハトのお約束」を制定している。
# [[奉仕]]のハトは、お客様へのサービスを第一とします。
# [[創造]]のハトは、よい品を販売します。
# [[感謝]]のハトは、お取引先との信用を重んじます。
# [[友愛]]のハトは、みんなの幸せを築きます。
# [[平和]]のハトは、地域社会のためにつくします。
こうした理念を反映し、平和堂においては[[売上高]]を「ご奉仕高」、粗[[利益]]高を「創造高」と呼称している。また、社風として、生産者への感謝の気持ちを育むため、食前・食後の[[合掌]]を社員全員に励行させている。

[[1974年]]（昭和49年）に制定された平和堂の[[ロゴ]]は、羽ばたく2羽の鳩を[[図案]]化したもの{{Refnest|group="注釈"|赤一色の[[正方形]]を背景に、白と緑の鳩2羽を配する意匠。}}で、「対立しながら調和を生むところに真の進歩がある」という理念を表している。[[1971年]]に制定された[[イトーヨーカ堂#歴史|イトーヨーカ堂]]のロゴ{{Refnest|group="注釈"|上下を青と赤に色分けた正方形を背景に、白鳩1羽を配する意匠。}}に類似している。

=== HOPカード ===
[[1989年]]（[[平成]]元年）、それまであった「平和堂ショッピングカード」および「ハトの謝恩券」に代わって、平和堂全店と提携店舗で使用できる[[ポイントサービス#専用のポイントカード|ポイントカード]]「HOPカード」が導入された。"HOP" は "Heiwado Original Point" の略語である。初期の頃より100円（税抜き）で1ポイント付与され、1000ポイントに達すると現金1000円（一部店舗を除く）との交換を行っている。当初は自社[[クレジットカード]]タイプと非クレジットカードタイプが存在した。[[2009年]]（平成21年）4月1日以降はクレジット事業を[[三井住友カード]]が引継ぎ、自社クレジットカードは「HOP-VISAカード」に変更され、自社クレジットのキャッシングは同年3月31日に、ショッピングは6月30日に廃止された。なお、現金と平和堂商品券、HOPマネー、HOP-VISAカード、HOP-iD、HOP-Edy以外で支払いする場合はHOPポイントが付与されない。

=== 東海地方への進出 ===
[[東海地方]]には同じ[[日本流通産業]]（ニチリウ）加盟の[[総合スーパー|GMS]]チェーンである株式会社[[グランドタマコシ]]（愛知県[[一宮市]]。以下タマコシ）があり、相互に[[商圏]]を侵さないよう、平和堂は東海地方へ進出していなかったが<ref name="natsuhara1999">夏原平治郎 『おかげさまで八十年』サンライズ印刷、1999年</ref><ref name="kitayama2006-3">北山幸子「滋賀県における大規模小売業の展開―― 株式会社平和堂の事例を中心に ――」『立命館経営学』第44巻第6号 （[[立命館大学]]、2006年3月）</ref>、タマコシは[[2004年]]（平成16年）[[2月19日]]に[[名古屋地方裁判所]]に[[民事再生法]]の適用を申請して[[経営破綻]]した<ref name="nissyoku-2004-8-21">「中部夏期特集：上半期10大ニュース＝グランドタマコシ、民事再生法申請し破綻」『日本食糧新聞』2004年8月21日</ref>。経営再建支援には[[バロー (チェーンストア)|バロー]]（本社：岐阜県[[多治見市]]）も名乗り出ていたが<ref name="chukei-2004-2-21">「グランドタマコシ民事再生法申請で、東海の流通業界は弱肉強食へ」『[[中部経済新聞]]』2004年2月21日</ref>、2004年（平成16年）[[2月23日]]に愛知県[[名古屋市]]で開かれた債権者集会には、スポンサーに名乗りを上げた2社のうち、平和堂社長の夏原平和のみが出席した。正式にスポンサーに決まっているわけでもないのに債権者集会に出席することは「通常では考えられない」と、同業他社から批判される異例の展開を辿った<ref name="chukei-2004-2-25">「異例づくめのグランドタマコシの倒産劇」『中部経済新聞』2004年2月25日</ref>。結局、2004年（平成16年）3月22日、平和堂が「正式にスポンサーとなる基本合意書を締結した」と発表して、子会社平和堂東海が10の店舗とその従業員全員等を引継ぐことになった<ref>「[https://news.nissyoku.co.jp/news/nss-9340-0014 平和堂、グランドタマコシ10店舗を譲り受ける]」『日本食糧新聞』2004年6月25日2面（2023年8月11日電子版閲覧）</ref><ref name="heiwado-2004-3-22">平和堂「株式会社グランドタマコシの民事再生への支援に関する基本合意書締結について」2004年3月22日</ref>。

平和堂は完全子会社である株式会社平和堂東海を設立、タマコシの10店舗（岐阜県3店舗、愛知県7店舗）と関連会社2社、事業用地、人員などを引き継ぎ、図らずも東海地方へ進出することとなった。なお、旧タマコシ店舗の一部ではタマコシ時代のロゴが現在も継続しているところがある。また、平和堂引き継ぎ後の閉店が決まっていた[[東海旅客鉄道|JR]][[尾張一宮駅]]前の一宮本店（タマコシ本社も所在・当初は平和堂東海本社も同居）は2004年（平成16年）6月に他店舗が平和堂に転換した後も同年9月末までタマコシ名義で営業を続けていた。現在のタマコシ一宮本店跡地にはマンションが建設されている。

[[2005年]]（平成17年）5月31日に[[ヤナゲン]]と業務提携を行い<ref name="nissyoku-2005-6-6-1F">「平和堂、ヤナゲンと業務提携」『日本食糧新聞』2005年6月6日</ref><ref name="heiwado-2005-7-11">平和堂「株式会社ヤナゲンの事業譲受けについて」2005年7月11日</ref>、同年[[7月11日]]に買収して事業を引継ぐことを発表し<ref name="nikkei-2005-7-12">「平和堂、中堅百貨店・スーパーのヤナゲン（本社・岐阜）を買収」[[日本経済新聞]]（2005年7月12日）</ref>、同年[[9月1日]]から100%子会社として新設された株式会社ヤナゲン2店と株式会社ヤナゲンストアー7店が営業を開始した<ref name="nissyoku-2005-7-15">「平和堂、ヤナゲンから事業譲渡 SM7店・百貨店2店」『日本食糧新聞』2005年7月15日</ref>。一時期は[[2000年]]（平成12年）9月には同じ岐阜県を本拠地とするスーパーマーケットの[[バロー (チェーンストア) |バロー]]との間でヤナゲンストアの店舗の売買交渉を行っているという報道がされていた<ref name="taihan-news-2000-9-4">「バローとヤナゲンの両社間でヤナゲンストアの店舗売買交渉説が流れる！」タイハン特報（大量販売新聞社）2000年9月4日</ref>。株式会社ヤナゲンストアー7店は当初はそのままの名称で営業<ref name="nissyoku-2005-7-15" />していたが、[[2006年]]（平成18年）7月に平和堂東海に吸収合併されて消滅し、平和堂の店舗となった<ref name="heiwado-2011-5-20">『株式会社平和堂 有価証券報告書‐第54期』 2011年5月20日</ref>。

平和堂東海は[[2009年]]（平成21年）[[7月21日]]をもって平和堂に吸収合併され、本社直営となった。以後、東海地方にも随時出店を行っている。

== 沿革 ==
* [[1953年]]（[[昭和]]28年）12月：[[夏原平次郎]]が[[彦根市]]土橋商店街（現在の[[銀座商店街 (彦根市)|銀座商店街]]）にある[[マルビシ百貨店]]内にて「夏原商店」を創立<ref name="奉仕と創造の50年" />。
* [[1957年]]（昭和32年）
** 3月1日：彦根市銀座街に「靴とカバンの店・平和堂」が創業<ref name="nikkei20170404">{{Cite news|url = https://www.nikkei.com/article/DGXLASHD04H0V_U7A400C1000000/|title = 平和堂、28年ぶり社長交代 平松専務が昇格|publisher = 日本経済新聞|date = 2017-04-04|accessdate = 2019-08-19}}</ref><ref name="奉仕と創造の50年" />。
** 6月18日：夏原平次郎を代表取締役とする株式会社平和堂が設立される<ref name="奉仕と創造の50年" />。
* [[1960年]]（昭和35年）3月：「靴とカバンの店・平和堂」の向かいに「おしゃれの店・平和堂」を出店<ref name="奉仕と創造の50年" />。
* [[1961年]]（昭和36年）6月：ハトの謝恩券（シール）発行
* [[1962年]]（昭和37年）9月：彦根市銀座街に「衣料スーパー」を設立<ref name="奉仕と創造の50年" />。
* [[1963年]]（昭和38年）10月：「靴とカバンの店・平和堂」「おしゃれの店・平和堂」「衣料スーパー」の3店舗を「ジュニアデパート平和堂」に統合し、彦根市銀座商店街に建設した彦根店ビルに出店。現在（2010年代）に繋がるスタイルとなる<ref name="奉仕と創造の50年" />。
* [[1966年]]（昭和41年）11月：彦根店ビルに衣料・雑貨・食品販売の総合スーパー「食品スーパーマーケット」を開設する<ref name="奉仕と創造の50年" />。
* [[1968年]]（昭和43年）：滋賀県[[草津市]]にて第2号店（現・くさつ平和堂）が開店。以後、滋賀県下を中心に多店舗展開を始める。
* [[1971年]]（昭和46年）5月：年商50億円突破
** 6月：販売会社の「株式会社フレンド」を設立。（1978年2月、平和堂と合併）
** 9月：八日市店オープン。（ボウリング場併設）
** 9月：株式会社フレンドの1号店となる、野洲フレンド店オープン。
* [[1972年]]（昭和47年）10月：平和堂労働組合の発足<ref name="奉仕と創造の50年" />。
* [[1973年]]（昭和48年）
** 10月：福井県[[敦賀市]]にて、同県内第1号店かつ滋賀県外初進出となる敦賀店（現在のアル・プラザ敦賀）が開店。同社としても敦賀市内の商業施設としても初の1万平米級大型店舗であった。
** [[日本チェーンストア協会]]に加盟。
* [[1974年]]（昭和49年）
** 6月：平和堂ハトの会、および、[[協同組合]]平和堂同友店会の発足<ref name="奉仕と創造の50年" />。
** 中堅スーパーマーケット6社とともに[[日本流通産業]]（ニチリウ）を設立。
** 11月：滋賀県[[大津市]]に大津店オープン。初の県庁所在地での大型店舗。
* [[1975年]]（昭和50年）8月：甲西店オープン。初の小型店
** 9月：水口店オープン。県下初の郊外型ショッピングセンター、現アル・プラザ水口。
** 10月：社旗、社歌、“二羽のハト”制定。
* [[1978年]]（昭和53年）
** 京都府[[舞鶴市]]の小売店[[エール (京都府)|エール]]を買収し、子会社化。
** [[宇治市]]にて京都府内第1号店となる小倉店が開店。
* [[1979年]]（昭和54年）11月：[[彦根駅]]前に「[[アル・プラザ]]」1号店として[[アル・プラザ彦根]]が開店<ref name="奉仕と創造の50年" />。
* [[1981年]]（昭和56年）10月：[[大阪証券取引所]]第二部 京都証券取引所に、株式[[上場]]<ref name="奉仕と創造の50年" />。
* [[1982年]]（昭和57年）6月：500平方メートル未満のミニスーパー第1号店のスーパーフレンド武佐店が開店。
* [[1984年]]（昭和59年）：大阪証券取引所第一部に株式上場。「株式会社平和フーズ（現株式会社ユーイング）」設立。「平和堂厚生年金基金」発足。
* [[1986年]]（昭和61年）12月：フレンドマート原店が開店<ref name="奉仕と創造の50年" />。この店舗からスーパーフレンドは安売りのイメージがある「スーパー」（「[[スーパーマーケット]]」の「スーパー」）を省いた「フレンドマート」へ名称を変更<ref name="奉仕と創造の50年" />。
* [[1987年]]（昭和62年）11月：[[茨木市]]にて[[大阪府]]内第1号店となる真砂店が開店<ref name="奉仕と創造の50年" />。
* [[1989年]]（[[平成]]元年）
** 5月：創業者・[[夏原平次郎]]が社長職を長男・[[夏原平和]]に譲って[[会長#株式会社における会長|取締役会長]]に就任する<ref name="nikkei20170404"/>。
** 7月：[[小松市]]にて[[石川県]]内第1号店となる[[アル・プラザ小松]]が開店<ref name="奉仕と創造の50年" />。
* [[1990年]]（平成2年）11月：[[東京証券取引所]]第一部に株式上場<ref name="奉仕と創造の50年" />（滋賀県の企業では3番目）。
* [[1994年]]（平成6年）
** 7月：中国の湖南省より平和堂に対して、[[合弁事業]]による百貨店の出店依頼がある<ref name="Kodansha 20100818" />
** 12月：湖南省と平和堂の合弁契約調印式<ref name="Kodansha 20100818" />。
* [[1995年]]（平成7年）[[4月26日]]：滋賀県[[多賀町]]に「多賀流通センター」を開設<ref name="nissyoku-1995-3-22-12C">「平和堂、4月26日多賀流通センターを開設 運営管理は専門業者に委託」『日本食糧新聞』1995年3月22日</ref>。
* [[1996年]]（平成8年）
** 2月：平和堂最大級の店と言われる、[[ビバシティ彦根]]が開店。
** 5月：中国湖南省[[長沙市]]にて、湖南省との合弁会社・湖南平和堂実業有限公司（現・平和堂（中国）有限公司）を設立し、中国第1号店かつ海外初進出となる湖南平和堂五一広場（湖南平和堂本店）を着工<ref name="Kodansha 20100818" />。当初の投資予算は50億円で、うち湖南省側が10億円、平和堂側が40億円を負担することになった<ref name="Kodansha 20100818" />が、用地確保の際に買い取った用地を湖南省に[[寄付]]せざるを得ない法的システムが計算外の支出に繋がり、最終的に総予算は100億円に膨らんだ<ref name="Kodansha 20100818" />。
** [[11月30日]]：[[富山県]][[小杉町]]（現・[[射水市]]三ヶ）にて富山県内第1号店となる[[アル・プラザ小杉]]が開店<ref name="nissyoku-1996-12-9-4D">“平和堂が富山初進出、射水郡のSCにアルプラザ・小杉店を開店”. [[日本食糧新聞]](日本食糧新聞社). (1996年12月9日)</ref>。 
* {{Anchors|平和堂（中国）有限公司|中国第1号店}}[[1998年]]（平成10年）[[11月8日]]：中国第1号店かつ海外初進出となる「湖南平和堂商貿大厦」を同市にて開業<ref name="nissyoku-1998-10-26-3F">「平和堂が中国湖南に初の海外店舗11月8日開店」『日本食糧新聞』1998年10月26日</ref>（湖南平和堂五一広場、湖南平和堂本店）<ref name="Kodansha 20100818" />。
* [[2004年]]（平成16年）：愛知県[[一宮市]]の小売店グランドタマコシの店舗を引き継いで平和堂東海が営業開始。平和堂リサイクルセンター開設。
* [[2005年]]（平成17年）[[9月1日]]：岐阜県[[大垣市]]のヤナゲンを引き継ぎ、100%子会社として新設された株式会社ヤナゲン2店と株式会社ヤナゲンストアー7店が営業を開始<ref name="nissyoku-2005-7-15" />。[[2006年]]（平成18年）7月に、平和堂東海と経営統合<ref name="heiwado-2011-5-20" />。
* [[2006年]]（平成18年）[[4月29日]]：[[尼崎市]]にて[[兵庫県]]内第1号店となるアル・プラザつかしんが開店<ref name="nissyoku-2006-5-17-3A">平和堂、「アル・プラザ つかしん」オープン 兵庫県に初出店『日本食糧新聞』2006年5月17日</ref><ref name="奉仕と創造の50年" />。
* [[2007年]]（平成19年）
** [[7月13日]]：フレンドマート梅津店が開店し、これをもって平和堂の店舗数は100となる（平和堂東海、エール、ヤナゲン除く）。
** [[10月1日]]：中国湖南省長沙市にて、中国における第2号店となる湖南平和堂東塘店を開業<ref name="nissyoku-2007-10-12-10J">平和堂、中国に「湖南平和堂東塘店」オープン『日本食糧新聞』2007年10月12日</ref>。
* [[2009年]]（平成21年）
** [[7月21日]]：子会社である平和堂東海を[[合併 (企業)#吸収合併|吸収合併]]。この合併により、平和堂の店舗数は123になった。
** [[9月26日]]：中国湖南省[[株洲市]]にて、中国進出3店舗目となる湖南平和堂株洲店を開業<ref name="nissyoku-2009-10-7-5">平和堂、中国・湖南省に3号店「株洲店」オープン『日本食糧新聞』2009年10月7日</ref>。
* [[2010年]]（平成22年）[[6月19日]]：創業者・[[夏原平次郎]]が91歳で死去<ref name="nissyoku-2010-6-25-1">「夏原平次郎氏（平和堂名誉会長、日本流通産業名誉会長）19日死去」『日本食糧新聞』2010年6月25日</ref>。
* [[2011年]]（平成23年）[[9月22日]]：[[大阪市]][[西淀川区]]にて、大阪市内第1号店となるフレンドマート西淀川千舟店が開店<ref name="nissyoku-2011-9-30-5">平和堂、大阪市内で初「フレンドマート西淀川千舟店」オープン『日本食糧新聞』2011年9月30日</ref>。
* [[2012年]]（平成24年）
** [[2月21日]]：株式会社[[丸善 (チェーンストア)|丸善]]の事業譲受。
** [[8月1日]]：湖南平和堂実業有限公司が「平和堂（中国）有限公司」に社名変更<ref name="aux, official 201208" />。
** [[9月15日]]：[[日本国政府]]による[[尖閣諸島国有化|尖閣諸島3島の国有化]]を機に中国で[[2012年の中国における反日活動|反日暴動]]が発生。他の日系企業と同様、中国における平和堂の3店舗（湖南平和堂の五一広場［本店］・東塘店・株洲店）にもデモ参加者が押し寄せ、暴徒化して店に多大な被害をもたらした。詳しくは「その他」節と「[[#2012年中国の反日活動]]」を参照。
* [[2013年]]（平成25年）
** 4月：中国湖南省長沙市に中国第4号店であるAUX（奥克斯）広場店を出店<ref name="aux, official 201208" />。
** [[12月12日]]：[[マスコット|イメージキャラクター]]として「はとっぴー」を制定。
* [[2015年]]（平成27年）7月17日：アル・プラザの新業態の店舗「アルプラフーズマーケット大河端（おこばた）」を石川県[[金沢市]]に開店<ref>{{Cite press release|url = https://www.heiwado.jp/release/2015/0714_ap_open.html|title = 金沢らしい伝統と新しい日常を創造する空間 「アルプラ フーズマーケット大河端」 石川県内で平和堂初のスーパーマーケット7月17日（金）オープン|publisher = 平和堂|date = 2015-07-14|accessdate = 2019-01-23}}</ref>。
* [[2016年]]（平成28年）
** [[4月1日]]：電力の小売販売を[[関西電力]]管内の店舗で受付開始<ref>{{Cite press release|url = https://www.heiwado.jp/release/2016/0315_energy.html|title = 2016年3月24日よりWEB受付開始! 環境に配慮したエネルギーを推進します 平和堂と洸陽電機の電力小売事業がスタート!|publisher = 平和堂|date = 2016-03-15|accessdate = 2019-01-23}}</ref>（[[中部電力]]管内は翌月、[[北陸電力]]管内は2018年に販売開始）。
** [[7月1日]]：[[電子マネー]]「HOPマネー」のサービスを開始。
* [[2017年]]（平成29年）[[2月13日]]：本社を滋賀県彦根市西今町に移転<ref>{{Cite press release|url = http://www.heiwado.jp/release/2017/0208_hatoc.html|title = 新本部社屋の竣工と移転のお知らせ|publisher = 平和堂|date = 2017-02-08|accessdate = 2019-01-23}}</ref>。
* [[2018年]]（平成30年）
**[[4月27日]]：旧大津[[パルコ]]跡地に開業した[[Oh!Me大津テラス]]（滋賀県大津市）に「フレンドマート大津テラス店」を開店<ref>{{Cite press release|url = https://www.heiwado.jp/release/2018/0420_ootsuterrace.html|title = フレンドマート大津テラス店 開店のお知らせ|publisher = 平和堂|date = 2018-04-20|accessdate = 2019-01-23}}</ref><ref>{{Cite news|url = https://www.asahi.com/articles/ASL3Z61BDL3ZPTJB00N.html|title = 大津パルコ跡地ビルに新モール開業へ 書店やカフェ出店|publisher = [[朝日新聞デジタル]]|date = 2018-04-03|accessdate = 2019-01-23}}</ref><ref>{{Cite news|url = https://www.sankei.com/article/20180427-BMACOO6TSNNW7HZ57XQLNP3B7Y/|title = エリア絞り込み、地元密着施設に Oh!Me大津テラス、オープン|publisher = [[産経デジタル|産経ニュース]]|date = 2018-04-27|accessdate = 2019-01-23}}</ref>。
** [[12月1日]]：平和堂公式Vtuber 「鳩乃 幸（はとの さち）」がデビュー<ref>{{YouTube|QwbdDG-YhCU|平和堂 公式 VTuber 『 鳩乃幸 』 自己紹介 & VIVACITY平和堂 イベント 告知 2018年}}</ref>。
* [[2019年]]（[[令和]]元年）[[12月5日]]：平和堂全店で「PayPay」「LINE Pay」を導入<ref>{{Cite press release|url = https://www.heiwado.jp/release/2019/1205_pay.html|title = スマホ決済サービス「PayPay」「LINE Pay」導入開始！|publisher = 平和堂|date = 2019-12-05|accessdate = 2020-10-10}}</ref>。
* [[2020年]]（令和2年）[[11月12日]]：2018年8月に閉店した、平和堂石山店跡に「平和堂石山」を開店<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.heiwado.jp/news/2020/1104_ishiyama.html |title=2020年 11月12日（木）あさ9時30分オープン 「平和堂石山」開店のお知らせ |access-date=2022-08-22 |publisher=平和堂 |date=2020-11-04}}</ref>。
* [[2021年]]（令和3年）[[3月27日]]：「PayPay」「LINE Pay」に追加して「楽天ペイ」や「ゆうちょPay」などのQR決済サービスを拡大<ref>{{Cite web|和書|title=3月27日（土）から全店でスタート！「スマホ決済サービス取り扱いブランドが大幅拡大！」 {{!}} 株式会社 平和堂 |url=https://www.heiwado.jp/news/2021/0325_smartpay.html |website=www.heiwado.jp |access-date=2022-12-09}}</ref>。(現在は新型レジの導入により、LINE PayとゆうちょPay、UnionPay(銀聯)QRコード決済が利用できなくなった店舗もある。)
* [[2021年]]（令和3年）[[4月2日]]：草津市民総合交流センター（キラリエ草津）内一階に「フレンドマート草津大路店」を開店<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.heiwado.jp/news/2021/0325_kusatsuoji.html |title=ゆかりの地草津で14年ぶりの出店 2021年4月2日（金）あさ9時30分オープン 「フレンドマート草津大路店」開店のお知らせ |access-date=2022-08-22 |publisher=平和堂 |date=2021-03-25}}</ref>。
* [[2022年]]（令和4年）[[3月1日]]：平和堂のテーマソング『かけっことびっこ』を[[西川貴教]]（滋賀県出身）が熱唱し、2022年3月末〜同年12月末まで各店舗で流すこととなった。1時間に2回、24分（西川貴教のにし）、55分（ゴーゴー）に流れる。
* [[2023年]]（令和5年）
** [[2月1日]]：彦根総合スポーツ公園内の2つの競技場の[[ネーミングライツ]]パートナーを取得し、名称を陸上競技場を「[[平和堂HATOスタジアム]]」、補助競技場を「平和堂げんきっこフィールド」と決定した。
** [[2月24日]]：好評につき、『かけっことびっこ』西川貴教ver.の店内放送を再開すると発表。さらに、1年間、西川貴教が「平和堂特命ジェネラルマネージャー」に就任し、平和堂の取り組みなどをPRしていくことも発表した。
** [[9月28日]]：新業態の「『フレンドマートスマート』茨木サニータウン店」をオープンした。小さくても運営が成り立つ仕組みを確立し、運営コストを抑えて効率的に運営できる小型店を目指す。
** [[9月29日]]：連結子会社の丸善を吸収合併すると発表した。グループの営業力の強化、経営効率向上のため合併する。平和堂を存続会社とする吸収合併方式で、丸善は解散する。合併効力発生日は[[2024年]][[8月21日]]の予定<ref name="丸善吸収合併">{{Cite news|和書 |title=平和堂、連結子会社である丸善を吸収合併へ |newspaper=M&Aニュース |date=2023-09-28 |url=https://www.nihon-ma.co.jp/news/20230928_8276-1/ |access-date=2023-09-30 |publisher=日本M&Aセンター}}</ref>。
** [[10月27日]]：「ビバシティ彦根」を全館リニューアルし、グランドオープン<ref name="231019_viva">{{Cite web|和書|url=https://www.heiwado.jp/assets/img/news/2023/pdf/1019_viva.pdf |title=あたらしいビバシティいよいよはじまる! 2023年10月27日(金)あさ10時ビバシティ彦根 全館リニューアルオープン |access-date=2023-11-10 |publisher=平和堂 |archive-date=2023-10-20 |archive-url=https://web.archive.org/web/20231020120118/https://www.heiwado.jp/assets/img/news/2023/pdf/1019_viva.pdf |format=PDF |date=2013-10-19}}</ref><ref name="230922_viva">{{Cite web|和書|url=https://www.heiwado.jp/assets/img/news/2023/pdf/0922_viva.pdf |title=2023年10月27日(金)あさ10時 ビバシティ彦根 全館リニューアルオープン |access-date=2023-11-10 |publisher=平和堂 |archive-date=2023-10-10 |archive-url=https://web.archive.org/web/20231010175532/https://www.heiwado.jp/assets/img/news/2023/pdf/0922_viva.pdf |format=PDF}}</ref>。

== 日本国外への進出 ==
=== 中国への進出 ===
{{multiple image
 | align     = right
 | direction = vertical
 | header    = 湖南平和堂 五一広場店
 | header_align = center
 | header_background = #66cc33
 | footer    = 
 | image1    = Ping he tang.JPG
 | width1    = 210
 | caption1  = 平和堂商貿ビル、外観
 | image2    = Ping he li mian.JPG
 | width2    = 210
 | caption2  = 平和堂商貿ビル、内観
}}
滋賀県と中華人民共和国[[湖南省]]が友好協定を結んでいる縁から、平和堂は湖南省にも進出している<ref name="Kodansha 20100818">{{Cite web|和書|date=2010-08-18 |title=夏原平和　平和堂社長「中国では目に見えるサービス、信頼、安心がよく売れます」 中国湖南省で高級デパート3店舗 - 経済の死角 |url=https://gendai.media/articles/-/878　|work=現代ビジネス（ウェブサイト）|publisher=[[講談社]] |accessdate=2012-10-28}}</ref>。最多時は4店を展開したが、中国沿海部からの大型[[ショッピングモール]]の進出、インターネット通販の普及、[[新型コロナ禍]]を受けて3店を閉鎖し、2023年時点では中国初の店舗でもある五一広場店のみが営業している<ref name=東京新聞20230811/>。

省長からの「省の発展のため、大型商業施設を出店してほしい」との招請に応えたもので、[[1998年]]に省都[[長沙市]]に合弁会社湖南平和堂実業有限公司を設立し、長沙市の中心繁華街・[[天心区]]五一広場に湖南平和堂五一広場店（湖南平和堂本店）を開業した。平和堂最大級となる高級百貨店店舗で、湖南省初の外資系商業施設であった。従来の中国国営百貨店にはない日本式の先進的な商業サービスが受けて湖南省でナンバー1百貨店の地位を確立することとなり<ref name="Kodansha 20100818" />、「高級品を買うなら平和堂」といわれるほど圧倒的信頼を得ることに成功した<ref name="Kodansha 20100818" />。なお、五一広場店の建設に際して工事現場から[[三国時代 (中国)|三国時代]]の[[呉 (三国)|呉]]の大量の[[木簡]]・[[竹簡]]が発見されている（[[走馬楼呉簡]]）<ref>{{Cite web|和書|title=長沙走馬楼呉簡と多摩丘陵——時間と空間を越えて |author=阿部幸信 |url=http://www.yomiuri.co.jp/adv/chuo/research/20140410.html |work=Yomiuri Online 教育×Chuo Online|publisher=読売新聞社 |date=2014-04-10 |accessdate=2016-04-06}}</ref>。

[[2007年]]10月1日には同市にて、中国2店舗目となる湖南平和堂東塘（トンタン）店を開業。[[2009年]]9月26日には[[株洲市]]にて、中国3店舗目となる湖南平和堂株洲（シュシュウ）店を開業した<ref name="official news20090928pdf">{{Cite web|和書|date=2009-09-28 |title=『湖南平和堂 株洲店』開店のお知らせ |url=http://www.heiwado.jp/release/20090928.pdf |format=PDF |work=（公式ウェブサイト）|publisher=平和堂 |accessdate=2012-09-17}}</ref>。
[[2012年]]8月1日、湖南平和堂実業有限公司は社名を平和堂（中国）有限公司に変更し<ref name="aux, official 201208">{{Cite web|和書|date=2012-08 |title=湖南平和堂の社名変更および平和堂中国4号店『平和堂中国AUX（奥克斯）広場店』の出店について |url=http://www.heiwado.jp/release/2012/pdf/aux0806.pdf |format=PDF |work=（公式ウェブサイト）|publisher=平和堂 |accessdate=2012-10-28}}</ref>{{Refnest|group="注釈"|湖南平和物業発展有限公司は、2012年10月現在、社名変更されていない。}}、中国における第4号店となる「AUX（奥克斯）広場」を長沙市岳麓大道57号沿いに出店することも併せて発表した（2013年4月開店）<ref name="aux, official 201208" />。

==== 2012年中国の反日活動による影響 ====
{{Anchors|2012年中国の反日活動}}
日本国による[[尖閣諸島国有化]]を機に[[2012年の中国における反日活動|中国各地で発生した反日活動]]が[[暴動]]に発展した[[2012年]][[9月15日]]には、他の[[日系]]企業と同様、湖南平和堂五一広場および東塘店にも中国当局の許可（旗など[[反日]][[スローガン]]用具の配布を含む）の下で[[デモ活動]]参加者が大挙して押し寄せ、やがて暴徒化して店内にも侵入し、本店は外装1階および内装6階までが破壊され、貴金属を始めとする商品のほとんどを[[強奪|略奪]]された<ref name="NHK 20120916">{{Cite news |date=2012-09-16 |title=スーパーの平和堂 中国で略奪被害 |url=http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120916/k10015060271000.html |work=NHK News Web |publisher=[[日本放送協会|NHK]] |accessdate=2012-09-17}}</ref><ref name="Jiji 20120917">{{Cite news |date=2012-09-17 |title=デモ隊、日系百貨店を破壊＝中国・長沙市 |url=http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2012091500201 |work=時事ドットコム |publisher=[[時事通信社]] |accessdate=2012-09-17}}</ref>。東塘店でも同様の破壊と略奪があり、両店合わせた被害額は[[円 (通貨)|日本円]]で10億円以上に及び、数か月間は営業ができない見通しとなった<ref name="NHK 20120916" />（※当時の湖南平和堂本店の売上高は1日あたり4000万円前後）。店内にいた日本人社員および現地社員に被害は無かった<ref name="NHK 20120916" /><ref name="official 20120919">{{Cite web|和書|date=2012-09-19 |title=平和堂（中国）有限公司に関するお知らせ |url=http://www.heiwado.jp/release/2012/pdf/0919_china.pdf |format=PDF |work=（公式ウェブサイト）|publisher=平和堂 |accessdate=2012-10-28}}</ref>。株洲店も同様に襲撃され、被害を受けた<ref name="Chunichi 20120917">{{Cite news |date=2012-09-17 |title=「平和堂」社員が情報収集　反日デモで3店舗被害 |url=https://web.archive.org/web/20120920061734/http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20120917/CK2012091702000013.html |work=中日新聞（ウェブサイト）|publisher=[[中日新聞社]] |accessdate=2012-09-17}}</ref>。なお、平和堂での暴動の様子は映像が豊富なこともあって、係る事件で多大な損害を受けた日系企業の代表例として日本の国内ニュースで大きく取り上げられた。中国当局はこのたびの日系企業の被害に対して謝罪の意を示すことはなく、日本国側に全面的責任があるとして、反対に自制と謝罪を要求し、反日デモには後押しする姿勢さえ見せた<ref name="Sankei 20120918">{{Cite news |date=2012-09-18 |title=中国のデモ暴徒化　反日圧力に屈してならぬ |url=https://web.archive.org/web/20120918014343/http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120918/plc12091803090011-n1.htm |work=[[msn]]産経ニュース |publisher=[[産業経済新聞社]] |accessdate=2012-09-18}}</ref>。中国や湖南省が日系企業の[[損害賠償|損害を賠償]]する見込みは無い。

五一広場と東塘店は暴動発生から約1か月半後の10月27日、インターネットを通じて「再び襲撃する」との[[脅迫]]を受けるなか、厳重な警戒態勢を敷きつつ営業を再開した<ref name="Nikkei 20121027">{{Cite news |date=2012-10-27 |title=中国デモ被害の「平和堂」、2店舗が営業再開。 |url=https://www.nikkei.com/article/DGXNASGM2607S_X21C12A0NNE000/ |work=日本経済新聞Web刊 |publisher=[[日本経済新聞社]] |accessdate=2012-10-28}}</ref>。株洲店の営業再開は遅れている<ref name="Nikkei 20121027" />。先の事件での中国3店舗合わせての直営部分の被害額は約5億円と算出され、うち4億円は保険の補償対象になる見通しとなった<ref name="Nikkei 20121027" />。3店舗の営業機会損失額は、再開時期が約1か月早まったことから13億円との当初の予想を下回り、10億円以下に抑えられる見込みが立った<ref name="SankeiBiz 20121022">{{Cite news |date=2012-10-22 |title=反日デモ　中国の平和堂3店休業損失、予想下回る |url=https://web.archive.org/web/20121102023017/http://www.sankeibiz.jp/business/news/121022/bsg1210221743003-n1.htm |work=SankeiBiz（ウェブサイト）|publisher=[[産業経済新聞社]] |accessdate=2012-10-28}}</ref>。一方、直営部分と入居[[テナント]]部分を合わせて被害総額は約35億円に上ることが明らかとなった<ref name="Sankei 20121027">{{Cite news |date=2012-10-27 |title=襲撃の平和堂、1カ月半ぶり再開 |url=https://web.archive.org/web/20150601120824/http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/news/121027/wec12102712590002-n2.htm |work=[[msn]]産経ニュース |publisher=産業経済新聞社 |accessdate=2012-10-28}}</ref>。なお、暴動から再開に至る経緯およびその後の動向は2012年[[10月30日]]と同年[[12月18日]]の[[日経スペシャル ガイアの夜明け]]でも報道された<ref>[http://www.tv-tokyo.co.jp/gaia/backnumber3/preview_20121030.html 反日暴動に負けない！～独占取材！ 平和堂　45日間の全記録～]日経スペシャル [[ガイアの夜明け]]公式サイト（2012年11月4日閲覧）</ref>。

9月18日、各社報道番組が反日暴動事件を伝えるなか、『[[朝ズバッ!]]』（[[TBSテレビ]]）と『[[情報プレゼンター とくダネ!|とくダネ!]]』（[[フジテレビジョン|フジテレビ]]）が平和堂創業者一族を「[[在日中国人]]の[[華僑]]」と[[誤報]]し、抗議の結果、訂正・謝罪した<ref name="official 20120919" />。

=== 韓国への進出構想 ===
かつては[[大韓民国]]への進出構想もあった。韓国の経済発展が目覚ましかった[[1980年代]]、韓国財閥の[[ヘテ]]がGMS事業を学ぶために日本の流通業を視察し、平和堂に技術援助を申し出たことに始まる。申し出を受けて平和堂は[[1989年]]にヘテと援助契約を締結し、韓国人研修生の受け入れや指導を行った。その成果として翌年にはヘテ高徳店（[[ソウル特別市]][[江東区 (ソウル特別市)|江東区]]）が開店した。合弁会社の設立も計画されたが、韓国の流通業資本自由化が遅れたために頓挫した。

== その他 ==
=== イメージソング ===
創業20周年記念に作られた歌<ref name="朝日新聞20080909">「近江の歌！？⑦選⑤ 平和堂イメージソング　西川貴教さん紹介で火」『朝日新聞』朝刊2008年9月9日付（第25面・滋賀版）</ref>。題名は「かけっこ とびっこ」で、全店舗で毎時23分と51分に流れている<ref name="朝日新聞20080909" />。彦根市の広告会社社員鈴木和彦を中心に、平和堂社員を交えて作詞された<ref name="朝日新聞20080909" />。作曲者は記録がないため不明<ref name="朝日新聞20080909" />。歌は[[葉村エツコ]]だった<ref name="朝日新聞20080909" />。滋賀県出身の[[シンガーソングライター]]である[[西川貴教]]([[T.M.Revolution]])がラジオ番組で紹介したのをきっかけに注目され、それを機に歌詞の「いじめっこ」を「げんきっこ」に、「なきむしも」を「なかよしも」に、「ママのおともで」を「ママのあとから」に変更し、歌い手も大倉詩乃美に一新され、店内で頻繁に流されるようになった<ref name="朝日新聞20080909" />。2009年7月30日からはネット配信も行われている<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.heiwado.jp/info/song |title=平和堂イメージソング「かけっことびっこ」 |access-date=2023-11-10 |publisher=平和堂 |archive-date=2023-04-15 |archive-url=https://web.archive.org/web/20230415234108/https://www.heiwado.jp/info/song}}</ref>。2022年には、創業65周年を記念して前述の西川貴教が同曲を歌唱し、2022年3月1日から同年12月31日までの期間限定で各店舗で放送（時間が異なり、西川にちなんだ毎時24分と「ゴーゴー」をもじった毎時55分になる）<ref>{{Cite press release|url=https://www.heiwado.jp/assets/img/news/2022/pdf/0224_65th_anniv.pdf|archiveurl=https://web.archive.org/web/20220228124725/https://www.heiwado.jp/assets/img/news/2022/pdf/0224_65th_anniv.pdf|format=PDF|language=日本語|title=〜平和堂創業65周年記念 特別企画〜 西川貴教さんが平和堂イメージソング「かけっことびっこ」を熱唱! 2022年3月1日より平和堂 全店舗で放送開始!|publisher=平和堂|date=2022-02-24|accessdate=2022-02-28|archivedate=2022-02-28}}</ref>。その後2022年12月で西川貴教バージョンの放送は一旦終了したが、好評だったことから2023年2月24日から再び放送することが決定した<ref>{{Cite web|和書|title=平和堂公式X（旧 Twitter）（2023年2月23日投稿） |url=https://twitter.com/HEIWADOofficial/status/1628593599452696576 |access-date=2023-11-10 |publisher=X（旧 Twitter） |quote=（「かけっことびっこ 西川貴教Ver.の店内放送」の使用再開に関するお知らせ）}}</ref>。

=== 電子マネーの導入 ===
[[生鮮食品]]を主力商品とするスーパーマーケットグループとしては[[電子マネー]]への取り組みを早くから行っており、国内全店舗の直営売場で[[2007年]]（平成19年）9月20日までに[[ID (クレジット決済サービス)|iD]]および[[楽天Edy|Edy]]（携帯電話のみ[[Tポイント]]など貯まることになる）の導入を完了し、同年10月10日までに[[QUICPay]]の導入を完了した。また、一部店舗では専門店街のレジが更新され、iD・Edy・QUICPayが使用できるようになった。[[2009年]]（平成21年）4月からはHOP-EdyカードとHOP-VISAカードの導入により、他の電子マネー（携帯電話方式含む）での支払いはポイントの対象外になった。[[2016年]]には、平和堂独自の電子マネー「HOPマネー」を導入し、会員カード「HOPカード」に紐付けしている<ref>{{Cite press release|title=平和堂オリジナル電子マネー「HOPマネー」誕生!|publisher=大日本印刷|date=2016-03-25|url=https://www.dnp.co.jp/news/detail/1188126_1587.html|archive-url=https://web.archive.org/web/20230408031213/https://www.dnp.co.jp/news/detail/1188126_1587.html|archive-date=2023-04-08|accessdate=2023-11-10}}</ref><ref>{{Cite news|和書 |url=https://www.kyoto-np.co.jp/info/keizaitokusyu/shigabiz/20190204_5.html |title=しがBiz 平和堂販売企画一課長 中西康文さん |date=2019-02-04 |accessdate=2023-11-10 |newspaper=[[京都新聞]] |archive-date=2019-10-01 |archive-url=https://web.archive.org/web/20191001124539/https://www.kyoto-np.co.jp/info/keizaitokusyu/shigabiz/20190204_5.html}}</ref>。

=== イメージキャラクター ===
頭にハトの被り物をつけ、平和堂のマークが入った服（販促によってデザインが変わる）を着た「はとっぴー」というイメージキャラクターがいる。2013年7月から9月にかけて一般公募が行われ、社内選考とインターネット上での人気投票を経て、3033件の応募のなかから大阪府の女性によるデザインが最優秀作品に選ばれ、12月11日に公式発表された<ref>{{Cite web|和書|date=2013-12-11 |title=平和堂イメージキャラクター「はとっぴー」が誕生！ |url=http://www.heiwado.jp/release/2013/1211_character_start.html |publisher=平和堂 |accessdate=2023-11-10 |archive-date=2023-04-16 |archive-url=https://web.archive.org/web/20230416114549/https://www.heiwado.jp/news/2013/1211_character_start.html}}</ref>。

=== バーチャルYouTuber ===
2018年12月1日からバーチャルの平和堂従業員「鳩乃 幸（はとの さち）」が[[バーチャルYouTuber]]としてデビューした<ref>{{Cite web|和書|title=平和堂公式VTuber（バーチャル・ユーチューバー） はじめまして「鳩乃 幸」です！ |url=https://www.heiwado.jp/release/2018/1221_vtuber.html |accessdate=2023-04-10 |publisher=平和堂 |archive-date=2023-04-10 |archive-url=https://web.archive.org/web/20230410120109/https://www.heiwado.jp/news/2018/1221_vtuber.html}}</ref>。インターネットを通じて認知度を高め、身近に感じてもらうことが目的である。

== 展開する店舗 ==
{{Notice|店舗情報は他社の店舗跡やそれを継承した店舗など、特筆性を有する出典がある店舗のみ記載。現在の店舗の詳細は、公式サイトの店舗のご案内<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.heiwado.jp/shop|title=店舗のご案内 {{!}} 株式会社 平和堂|publisher=平和堂|accessdate=2021-12-21}}</ref>を参照。|style=announce}}

=== 店舗画像ギャラリー ===
<gallery>
AL PLAZA Hikone 2023.jpg|[[アル・プラザ彦根]]<br />（[[滋賀県]][[彦根市]]）
アル・プラザ京田辺.JPG|アル・プラザ京田辺<br />（[[京都府]][[京田辺市]]）
Al Plaza Takatsuki01n2400jpg.jpg|[[アル・プラザ高槻]]<br />（[[大阪府]][[高槻市]]）
AL.PLAZA Ibaraki.JPG|[[アル・プラザ茨木]]<br />（大阪府[[茨木市]]）
Heiwado Masago.JPG|平和堂真砂店<br />（大阪府茨木市）
Friendmart Saito.JPG|フレンドマート彩都店<br />（大阪府茨木市）
AL.PLAZA TSUKASHIN.JPG|[[グンゼタウンセンター つかしん|アル・プラザつかしん]]<br />（[[兵庫県]][[尼崎市]]）
福井ベル.jpg|[[ショッピングシティベル|アル・プラザベル]]<br />（[[福井県]][[福井市]]）
Heiwado ushino.JPG|平和堂牛野店<br />（[[愛知県]][[一宮市]]）
Ishiyama-heiwado.jpg|平和堂石山店（2018年8月閉店）<br />（滋賀県[[大津市]]）
Heiwado Ishiyama 2020-02.jpg|[[平和堂石山]]（2020年11月開店）<br />（滋賀県大津市）
</gallery>

=== アル・プラザ ===
[[滋賀大学]]経済学部の元教授[[小倉栄一郎]]がALL PLAZA（すべてのものが寄り集まる広場）からAL・PLAZAと命名<ref name="奉仕と創造の50年" />。直訳すると「すべて集まる場所」という意となる<ref name="店舗展開">{{Cite web|和書|url=https://heiwado-recruit.jp/company/effort/ |title=地域に応じた店舗展開 |access-date=2023-08-25 |publisher=平和堂 |work=平和堂の取り組み |archive-date=2023-03-21 |archive-url=https://web.archive.org/web/20230321013516/https://heiwado-recruit.jp/company/effort/}}</ref>。平和堂を核店舗とし、専門店・レストラン・レジャー施設などで構成される複合型ショッピングセンターである<ref name="店舗展開" />。
{{See|アル・プラザ#店舗}}

=== 一般店舗 ===
==== 近畿 ====
===== 滋賀県 =====
* 彦根銀座店（彦根市）{{Ublist|平和堂第1号店・創業の地。改装や増築を繰り返しているが、階段と屋上（現在は閉鎖）は創業当時の姿を留める。滋賀県で初めての[[エスカレーター]]が設置された。現在は使用を停止し、歴史を紹介している。}}

===== その他 =====
* 100BAN店（京都府[[宇治市]]）{{Ublist|1969年建替の大久保100番館に[[マイカル#ニチイ|ニチイ]]大久保店が移転した後、開店。}}
* 真砂店（大阪府[[茨木市]]）{{Ublist|大阪府第1号店。}}

==== 東海 ====
* ノースウエスト店（岐阜県[[大垣市]]）{{Ublist|旧ヤナゲンストアーノースウエスト店として1992年（平成4年）8月開店<ref name="gifu-syotengai-2001-3">財団法人岐阜県産業経済振興センター『商店街実態調査― 岐阜県内の商店街振興組合・商工会・発展会の現状』2001年3月</ref>。2007年7月に改装オープンしたものの店舗内の一部にヤナゲンノースウエストの熊のマークが残る。}}
* うぬま店（岐阜県[[各務原市]]）{{Ublist|旧ヤナゲンストアー（スーパーバリューハッピー）うぬま店として<ref name="nissyoku-1995-8-11-4G">「ヤナゲン、SSM1号店を各務原市に開店」『日本食糧新聞』1995年8月11日</ref>、1995年（平成7年）7月30日に開店<ref name="nissyoku-1995-7-28-3J">スガキコシステムズ、30日「ヤナゲン鵠沼店」開店『日本食糧新聞』1995年7月28日</ref>。}}
* 東海日野店（[[岐阜市]]）{{Ublist|旧ヤナゲンストアーとして1987年（昭和62年）に開店<ref name="nissyoku-1996-5-17-4C">ヤナゲン、「SVハッピー日野店」開店『日本食糧新聞』1996年5月17日</ref>、大幅に増床・改装して大型食品スーパー（SSM) のスーパーバリューハッピー日野店として1996年（平成8年）5月13日に新装開店した<ref name="nissyoku-1996-5-17-4D">ヤナゲン、13日開店「スーパーバリューハッピー日野店」好スタート『日本食糧新聞』1996年5月17日</ref>。}}
* 穂積店（岐阜県[[瑞穂市]]）{{Ublist|旧ヤナゲンストアー（スーパーバリューハッピー）穂積店。}}
* 高富店（岐阜県[[山県市]]）{{Ublist|旧タマコシ・SAMタカトミ。}}
* 大野店（岐阜県[[揖斐郡]][[大野町]]）{{Ublist|旧タマコシ・SAMオオノ。}}
* 稲沢店（愛知県[[稲沢市]]）{{Ublist|旧タマコシ稲沢店。}}
* 祖父江店（愛知県稲沢市）{{Ublist|旧タマコシ祖父江店。}}
* 牛野店（愛知県[[一宮市]]）{{Ublist|旧タマコシ牛野店。}}
* 木曽川店（愛知県一宮市）{{Ublist|旧タマコシ木曽川店。}}
* 尾西店（愛知県一宮市）{{Ublist|旧タマコシ尾西店。旧店舗はエレベーターなしの4階建であったが、改築で平屋に。}}
* 江南店（愛知県[[江南市]]）{{Ublist|旧タマコシ江南店・SAMコウナン（通称SAMタマ）。総合スーパーとして運営中。}}
* 扶桑店（愛知県[[丹羽郡]][[扶桑町]]）{{Ublist|旧タマコシ扶桑店。}}
* 豊成店（[[名古屋市]][[中川区]]）{{Ublist|2010年（平成22年）9月8日にオープンした名古屋市内初店舗<ref>[http://www.heiwado.jp/release/2010/0903housei.html 『平和堂 豊成店』開店のお知らせ]（2019年3月8日閲覧）</ref>。}}
* 長久手店（愛知県[[長久手市]]{{Refnest|group="注釈"|オープン当時は愛知郡長久手町。2012年、市制施行。}}）{{Ublist|2011年（平成23年）9月29日に[[フレンドタウン長久手]]の中核店舗としてオープン<ref>[http://www.heiwado.jp/release/2011/0928nagakute.html 『Friend Town 長久手』開店のお知らせ]（2019年3月8日閲覧）</ref>。}}
* 春日井宮町店（愛知県[[春日井市]]）{{Ublist|春日井市内初店舗。元[[ゲオ]]本社跡地に建設。2015年5月22日オープン<ref>[http://www.heiwado.jp/release/2015/0515_heiwado_open.html 平和堂 春日井宮町店開店のお知らせ]（2015年5月18日閲覧）</ref>。}}
* 春日井{{読み仮名|庄名|しょうな}}店（愛知県春日井市）：2015年11月26日オープン<ref>[http://www.heiwado.jp/release/2015/1126_kasugaisyouna_open.html ｢平和堂春日井庄名店｣ 開店のお知らせ]（2015年11月25日閲覧)</ref>。
* ビバモール名古屋南店（[[名古屋市]][[南区 (名古屋市)|南区]]）{{Ublist|旧[[日清紡績]]名古屋工場跡地に建設された[[スーパービバホーム]]を中心とする「ビバモール名古屋南」に出店した。2015年12月10日開店<ref>[http://www.heiwado.jp/release/2015/1210_viva_open.html 平和堂ビバモール名古屋南店開店のお知らせ]（2016年3月15日閲覧）</ref>。}}
* ららぽーと愛知東郷店（愛知県[[愛知郡 (愛知県)|愛知郡]][[東郷町]]）{{Ublist|2020年（令和2年）[[9月14日]]に開業した「[[ららぽーと愛知東郷]]」の食品部門として出店した<ref>[https://mitsui-shopping-park.com/lalaport/togo/shopguide/1630760.html ショップガイド 平和堂]</ref><ref>[https://www.heiwado.jp/news/2020/0904_lalaport.html 「平和堂 ららぽーと愛知東郷店」開店のお知らせ]（2021年8月17日閲覧）</ref>。}}
* ビバホーム一宮店（愛知県一宮市）{{Ublist|旧[[一宮競輪場]]跡地に建設されたスーパービバホームを中心とする「ビバモール一宮」に出店した。2021年3月1日開店<ref>[https://www.heiwado.jp/assets/img/news/2022/pdf/0225_ichinomiya.pdf 平和堂ビバホーム一宮店 新規オープンのお知らせ] (PDF)（2022年3月9日閲覧）</ref>。}}

=== フレンドマート ===
食料品を中心としたスーパーマーケット（SM業態<ref name="SM業態">{{Cite news|和書 |title=平和堂、新SM業態「フレンドマート・G」1号店を宇治市に出店 |newspaper=日本食糧新聞 |date=2006-03-29 |url=https://news.nissyoku.co.jp/news/nss-9633-0042 |access-date=2023-08-25}}</ref>）の愛称<ref name="店舗展開" />。同店舗を核とした専門店街併設店（NSC業態<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.heiwado.jp/news/2008/081110kouka.html |title=平和堂初のNSC（近隣型ショッピングセンター) 『Friend Town KOKA』開店のお知らせ |access-date=2023-08-25 |publisher=平和堂 |year=2008 |month=11 |archive-url=https://web.archive.org/web/20230203173532/https://www.heiwado.jp/news/2008/081110kouka.html |archive-date=2023-02-03}}</ref>）の総称は「フレンドタウン」と呼ばれる（例：[[フレンドタウンコウカ]]）<ref name="店舗展開" />。[[1980年代]]に「スーパーフレンド」（500平方メートル未満のミニスーパーの愛称）を滋賀県内で展開したことがその前身であり、同店舗は大石店を除く全店（※改称前に閉店した店舗を除く）が「フレンドマート」に改称している<ref name="平和堂年表">{{Cite web|和書|url=https://www.heiwado.jp/about/story#link_chronology |title=平和堂年表 |access-date=2023-08-23 |publisher=平和堂 |work=平和堂のあゆみ |quote=（※「拡大の時代」を参照）}}</ref>。ちなみに、「フレンドマート」の第1号店は1986年12月に開店した原店である<ref name="奉仕と創造の50年" /><ref name="平和堂年表" />。派生店舗として、「フレンドマート・D」（[[ディスカウントストア|ディスカウント]]実験店）<ref name="東建 フレンドD">{{Cite web|和書|url=https://www.homemate-research-discount-shop.com/useful/18033_shopp_034/ |title=フレンドマート・Dについて |access-date=2023-08-25 |publisher=東建コーポレーション |website=マーケットピア by ホームメイトリサーチ |archive-date=2021-10-28 |archive-url=https://web.archive.org/web/20211028202340/https://www.homemate-research-discount-shop.com/useful/18033_shopp_034/}}</ref>と「フレンドマート・G」（「フレンドマート」（SM業態<ref name="SM業態" />）の上位互換。店名の「G」は「Good Quality & Good Life」の略）がある<ref name="新聞 フレンドG">{{Cite news|和書 |title=平和堂、新SM業態「フレンドマート・G」1号店を宇治市に出店 |newspaper=日本食糧新聞 |date=2006-03-29 |access-date=2023-08-25 |url=https://news.nissyoku.co.jp/news/nss-9633-0042}}</ref>。

; 店舗の例
* スーパーフレンド大石店（大津市）{{Ublist|現存するスーパーフレンド（「フレンドマート」ブランドの旧称）最後の店舗。2020年に改装工事を行い、同年[[4月3日]]にリフレシュオープンしたが<ref name="SF大石店">{{Cite web|和書|url=https://heiwado-otoku.jp/heiwado/info/open/open_058re.php |title=スーパーフレンド大石店 【4月3日(金) 9:00 OPEN】 |access-date=2023-11-10 |publisher=平和堂 |work=平和堂 店舗案内}}</ref>、店舗名の改称は行われなかった<ref name="SF大石店" />。}}
* フレンドマート・G 宇治市役所前店（京都府宇治市）{{Ublist|「フレンドマート・G」ブランド唯一の店舗。フレンドマートの高質スーパーブランド<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.heiwado.jp/news/2006/060315uji.html |title=『フレンドマート・G宇治市役所前店』開店のお知らせ |access-date=2023-11-10 |publisher=平和堂 |date=2006-03-15 |archive-date=2022-11-27 |archive-url=https://web.archive.org/web/20221127130920/https://www.heiwado.jp/news/2006/060315uji.html}}</ref>。}}
* フレンドマート・D 小柿店（栗東市）{{Ublist|ディスカウント実験店の1号店。旧店舗を改装して2004年にオープン<ref name="東建 フレンドD" />。現存する同形態の店舗は武佐店（近江八幡市）がある。}}
* フレンドマート大津なかまち店（大津市）{{Ublist|なかまち商店街（菱屋町商店街）の[[西友]]大津店跡に開店（2017年[[9月8日]]オープン<ref name="FM大津なかまち店">{{Cite web|和書|url=https://www.heiwado.jp/news/2017/0901_ootsu.html |title=フレンドマート大津なかまち店 開店のお知らせ |access-date=2023-11-10 |publisher=平和堂 |date=2017-09-01 |archive-url=https://web.archive.org/web/20221127113705/https://www.heiwado.jp/news/2017/0901_ootsu.html |archive-date=2022-11-27}}</ref>）。開店時から[[LED照明]]と[[オール電化住宅|オール電化]]（[[エコキュート]]を併設）を採用している<ref name="FM大津なかまち店" />。}}

=== 子会社店舗 ===
==== エール ====
{{main|エール (京都府)}}
1921年創業の京都府舞鶴市のスーパーマーケット。1978年に平和堂子会社化。
* エール東舞鶴店（舞鶴市）
* エール峰山店（[[京丹後市]]）

==== マルゼン ====
{{main|丸善 (チェーンストア)}}
1947年創業のスーパーマーケット。[[2023年]][[9月28日]]に平和堂との吸収合併が報じられた<ref name="丸善吸収合併" />。
* 彦根店
* 能登川店（東近江市）
* 野洲店
* アスト店（豊郷町）
* 守山店
* 石部店

== かつて存在した店舗 ==
=== 平和堂 他 ===
==== 近畿 ====
===== 滋賀県 =====
* 本店（旧店）
* 平和堂川原店：草津市川原町に存在した食品のみの店舗。2000年閉店。
* 平和堂大藪店：業態変更に従い、フレンドマート大藪店として再オープン。
* 平和堂唐崎店：業態変更に伴い、フレンドマート唐崎店として再オープン。
* 平和堂上笠店：業態変更に伴い、フレンドマート上笠店として再オープン。
* 平和堂老上店：業態変更に伴い、フレンドマート南草津店として移転再オープン。
* 平和堂蒲生店：業態変更に伴い、フレンドマート蒲生店として再オープン。
* 平和堂稲枝店：業態変更に伴い、フレンドマート稲枝店として移転再オープン。
* 平和堂大宝店：業態変更に伴い、フレンドマートD大宝店として再オープン。2012年1月20日閉店。
* 平和堂日野店：2014年4月10日に国道307号線沿いにオープンしたフレンドマート日野店<ref>{{cite web2 |df=ja |language=ja |url=https://www.heiwado.jp/news/2014/0404_friendtown_open.html |title=｢Friend Town 日野｣開店のお知らせ |publisher=平和堂 |date=2014年4月 |access-date=2023-10-15}}</ref>に機能移転するかたちで2017年1月7日に閉店<ref>{{cite web2 |df=ja |language=ja |url=https://www.town.shiga-hino.lg.jp/cmsfiles/contents/0000003/3567/heiwadoikensyo.pdf |title=平和堂日野店閉店後の跡地対策を求める決議 |format=PDF |publisher=日野町議会 |date=2016-12-22 |access-date=2023-10-15 }}</ref>。
* 平和堂能登川店：2003年のJR[[能登川駅]]前再開発に合わせた業態変更に伴い、フレンドマート能登川店として移転再オープン。
* 平和堂安曇川店：JR[[安曇川駅]]前に存在した店舗。老朽化に伴い2010年4月16日に閉店後、2010年4月22日に[[高島バイパス]]沿いに移転し、平和堂あどがわ店として再オープン。
* 平和堂江頭店：業態変更に伴い、フレンドマート江頭店として再オープン。
* 平和堂長浜店：JR[[長浜駅]]東口前に存在した店舗で、店舗老朽化と市街地再開発事業に伴い、[[2015年]]（平成27年）[[2月7日]]に閉店した<ref name="chunichi-np-2015-2-11">山中正義：平和堂が新店舗 「モンデクール長浜」開店『[[中日新聞]]』2015年2月11日</ref>。2階部分で駅東口と歩行者デッキで直結して[[2015年]]（平成27年）[[2月10日]]に開業した商業施設「モンデクール長浜」の核店舗として「フレンドマート長浜駅前店」を開店した<ref name="chunichi-np-2015-2-11" />。
* フレンドマート原店：「フレンドマート」改称時に新設された同愛称の第1号店。1986年12月開店<ref name="奉仕と創造の50年" /><ref name="平和堂年表" />、2008年7月13日閉店<ref name="彦根地蔵店OPEN">{{Cite web|和書|url=https://www.heiwado.jp/news/2008/080715hikone.html |title=『フレンドマート彦根地蔵店』開店のお知らせ |access-date=2023-08-25 |publisher=平和堂 |year=2008 |month=7 |archive-url=https://web.archive.org/web/20220811204305/https://www.heiwado.jp/news/2008/080715hikone.html |archive-date=2022-08-11}}</ref>。同店の閉店後はフレンドマート彦根地蔵店として移転再オープン<ref name="彦根地蔵店OPEN" />。[[ドラッグユタカ]]を併設<ref>{{Cite web|和書|url=http://www.hatosen.jp/shop/shiga/hikone/18 |title=フレンドマート彦根地蔵店 |access-date=2023-08-27 |publisher=平和堂 |website=はと専}}</ref>。
* セルバ平和堂 ：守山市のJR守山駅前にあるセルバ守山の地下1階に存在した店舗。
* 平和堂湖東店：業態変更に伴い、フレンドマート湖東店として再オープン。
* グッドマン近江八幡店：平和堂が運営していた[[ホームセンター]]店舗。業態変更に伴い、[[TSUTAYA]]近江八幡店（平和堂FC）として再オープンしたが、TSUTAYA閉店後、跡地にフレンドマートとしてオープン。
* グッドマン五個荘店：業態変更に伴い、フレンドマート五個荘店として再オープン。
* 平和堂栗東店：店舗建て替えをして、フレンドマート栗東店として再オープン。
* アル・プラザ大津：JR[[大津駅]]前に存在した店舗。平和堂の第10号店として開店。1986年にESTA（エスタ）に改称、1994年にアル・プラザ大津に再改称したが、老朽化に伴い[[2016年]]（平成28年）[[6月20日]]に閉店、跡地にはタワーマンションが建設され、1階部分に「フレンドマート大津駅前店」として再出店となった。業態変更で唯一アル・プラザから（二段階）格下げされた店舗。
* 平和堂信楽店：業態変更に伴い、フレンドマート信楽店として再オープン。
* 平和堂近江八幡店：1972年に開店、2016年10月16日に完全閉店。1987年の新装開店以来、当時の社長の発案で5階のレストラン街に滋賀県を模した鉄道[[ジオラマ]]「交通パノラマ」が設置されていた。制作は[[カツミ]]。大きさ115平方メートル、線路の総延長400メートル、展示車両数約200両（一部は有料で運転可）という本格的な[[HOゲージ]]模型で、設置当時には琵琶湖の部分に本物の水を張る構造になっていた<ref>{{Cite news|title=さらば「日本一」鉄道レイアウト、来月閉店 滋賀、国鉄型ずらり|newspaper=[[京都新聞]]|date=2016-09-27|url=http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20160927000021|accessdate=2017-03-24}}</ref>。現在解体工事完了、その跡地にマンションを建設中。
* 平和堂甲西中央店：2022年8月28日閉店。近隣の競合店の出店により、売り上げが最盛期の10/1に減少。施設の老朽化もあり、閉店となった。敷地内の[[ココスジャパン|COCO'S]]は同年10月20日閉店、[[サンドラッグ]]は近隣の[[アル・プラザ野洲]]に移転オープンした。
* 平和堂野洲店（平和堂フレンド店）：閉店日不詳。アル・プラザ野洲の開店により、閉店。跡地は銀行・駐車場。
* 平和堂堅田店：JR[[堅田駅]]前にあった店舗。老朽化に伴い食品館を残して解体され、食品館が[[2008年]]（平成20年）11月23日に閉店後、11月28日に同地で[[アル・プラザ堅田]]として再オープン。

===== 京都府 =====
* 平和堂小倉店：京都府第1号店。1978年（昭和53年）開店。[[小倉駅 (京都府)|近鉄小倉駅]]改札前（神楽田33-7）に出店していた。地下1階地上4階建ての商業施設で、近鉄小倉駅の地下連絡通路と直結していた。2011年12月31日をもって閉店。 地下は食料品や飲食店、1階は花屋、カメラ屋、クリーニング店、薬局、化粧品、お茶屋などテナント、2階は婦人服売り場、3階は<!-- （スタブ） -->、4階は<!-- （スタブ） -->、となっていた。平和堂小倉の閉店後は、京都住宅建設が建物を所有していたが、2020年に解体。跡地利用に関しては、2021年時点では未定。

==== 東海 ====
* 平和堂東海鶴見店：旧タマコシ鶴見SC（ショッピングセンター）。2006年（平成18年）11月25日、同地に建て替えで、アル・プラザ鶴見として再オープン。※詳細は「[[アル・プラザ鶴見]]」参照
* アル・プラザ小牧：2007年11月8日開店、2018年1月20日閉店　※詳細は「[[ラピオ]]」参照
* なるぱーく店（名古屋市[[緑区 (名古屋市)|緑区]]）：2011年（平成23年）3月16日に開業した[[なるぱーく]]（旧・イトーヨーカドー鳴海店）1階の食品部門の核店舗として出店し<ref name="nissyoku-2011-3-25-4a">平和堂、「なるぱーく店」オープン 名古屋市内2店舗目、テナント出店は初『日本食糧新聞』2011年3月25日</ref>、<!-- テナント継続更新不可を理由に -->2021年9月5日に閉店。その後、[[バロー (チェーンストア)|バロー]]が同年11月19日に開店。

==== 北陸 ====
<!-- 現時点では福井県のみ -->
* 平和堂西福井店：[[京福電鉄]]西福井駅（現・[[えちぜん鉄道]][[福大前西福井駅]]）の[[駅ビル]]内に1979年（昭和54年）1月のビルの開業と同時に出店したが<ref name="fukui-np-2001-8-31">「西福井駅の平和堂、来年1月撤退」『[[福井新聞]]』2001年8月31日</ref>、[[2002年]]（平成14年）[[1月20日]]に閉店した<ref name="fukui-np-2002-1-20">「ほていや―生活創庫福井店33年、歴史に幕」『福井新聞』2002年1月20日</ref>。店舗跡の駅ビルには、同年3月に[[スーパーセンター]]の[[ホームセンターみつわ|みつわ]]西福井店が後継店舗として入居したが<ref name="fukui-np-2011-10-21">宮下祥恵：「みつわ西福井」来年1月閉店へ 市街地、買い物難民も『福井新聞』2011年10月21日</ref>、[[2012年]]（平成24年）1月に閉店となり<ref name="fukui-np-2012-9-27">西武福井が弁当宅配、買い物代行も 10月から「ご用聞きサービス」『福井新聞』2012年9月27日</ref>、同年12月に食料品スーパーの[[ハニー (協同組合)|ハニー]]を核とする「えちぜんCULSA（クルサ）」として新装開店した<ref name="fukui-np-2013-2-16">「福井に大手小売店続々進出、なぜ 地元業者は生き残りへ正念場」『福井新聞』2013年2月16日</ref>。
* 平和堂観音町店：{{要出典範囲|date=2023年4月|福井市日之出3丁目の住居複合ビルの1、2階に存在した店舗。}}
* 平和堂鯖江店：1975年（昭和50年）8月10日開店<ref name="shopping-center-1975-10-9">「SC情報 開店情報」『ショッピングセンター』1975年10月1日号（[[日本ショッピングセンター協会]]）p.9</ref> 。{{要出典範囲|date=2023年4月|2000年閉店}}。
*: [[鯖江市]]本町2丁目<ref name="shopping-center-1975-10-9" />
*: 売場面積3,055m<sup>2</sup><ref name="shopping-center-1975-10-9" />。
*: {{要出典範囲|date=2023年4月|1996年にオープンした[[アル・プラザ鯖江]]（同市下河端）への移転統廃合に伴い閉店。}}

=== タマコシ ===
* タマコシ一宮本店：JR尾張一宮駅前の中心市街地（一宮市本町）に所在し、(株)グランドタマコシの本社も同じビル内にあった。1967年（昭和42年）11月に開店し<ref name="ichinomiya-2008-10">一宮市役所『一宮市中心市街地活性化基本計画（案）』2008年10月</ref>、(株)グランドタマコシが倒産して平和堂の子会社である平和堂東海（後に平和堂へ吸収合併）が後継企業となったのち、債務整理の為ビルを解体して土地が売却されることとなり、[[2004年]]（平成16年）[[9月30日]]に閉店した。<ref name="chunichi-2004-10-1">グランドタマコシが閉店　37年の歴史に「蛍の光」『[[中日新聞]]』2004年10月1日</ref>。現在は分譲マンションとなっている。
* タマコシ浅井店
* タマコシ岩倉店
* タマコシ木田店
* タマコシ千秋店
* タマコシひきえ店
* タマコシ忠節店
* タマコシ鏡島店
* タマコシ茜部店
* タマコシエイト大垣店
* センサ：旧・タマコシ岐阜店 - [[1965年]]（昭和40年）[[7月]]に[[岐阜市]]の中心市街地[[柳ヶ瀬 (岐阜市)|柳ヶ瀬]]商店街の一角に開店し<ref name="gifu-tokku-2003-11">構造改革特別区域計画 第3回認定特区（新規）岐阜市中心商店街再生特区 (Report). 内閣府構造改革特区担当室. (2003年11月).</ref>、[[1983年]]（昭和58年）には[[ファッションビル]]「センサ」に業態転換し、[[1986年]]（昭和61年）には北館をオープンさせるなど10-20代向けの品揃えで人気を集めたが、[[2004年]]（平成16年）夏に閉店した<ref name="chukei-2004-6-23">柳ケ瀬の顔、また消える／「センサ」今夏閉店へ／不況に勝てず『中部経済新聞』2004年6月23日</ref>。

=== ヤナゲン ===
[[ファイル:Yanagen01.jpg|thumb|旧・大垣本店]]
1910年創業の岐阜県大垣市の百貨店。[[日本百貨店協会]]、[[ハイランドグループ]]に加盟。2005年に食品部門の子会社・ヤナゲンストアーと共に平和堂子会社化。
* 大垣本店（大垣市）：2019年8月31日閉店<ref name="release20190222">{{Cite press release | url=http://www.yanagen.co.jp/ogaki/news/3834/ | title=ヤナゲン営業終了のお知らせ | date=2019年2月22日 | archiveurl=https://web.archive.org/web/20190223020428/http://www.yanagen.co.jp/ogaki/news/3834/ | archivedate=2019年2月23日}}</ref>。
* FAL店（大垣市）：[[2011年]]（平成23年）7月20日に施設の老朽化を理由に旧店舗を閉鎖し<ref name="gifu-np-2011-7-21">「ヤナゲンFAL店跡地に商業施設 他社に土地転貸」『[[岐阜新聞]]』2011年7月21日</ref>、親会社の当社のショッピングセンター「[[アル・プラザ鶴見]]」内に出店しているセレクトショップを拡充して（2代目）FAL店として営業の一部を継承した<ref name="gifu-np-2011-5-18">「ヤナゲンFAL、今夏にも移転 大垣のアル・プラザに」『岐阜新聞』2011年5月18日</ref>。2019年9月28日に閉店した<ref name="release20190222"/>。
<!--現在[[高島屋#連結子会社の百貨店|髙島屋岐阜店]]が県内唯一の百貨店である-->
* 養老店：[[養老郡]][[養老町]] に存在した店舗。ヤナゲンストアー養老店として[[1976年]]（昭和51年）[[12月]]に開店し、[[1990年]]（平成2年）10月に2階建て4,700[[平方メートル|m<sup>2</sup>]]に増床して25店のテナントを導入し、平和堂養老店となったが、売上が伸び悩んでテナントも5店舗まで減少したため[[2010年]]（平成22年）1月20日に閉店した<ref name="chunichi-2010-1-20">「平和堂養老店がきょう閉店 33年の歴史に幕」『中日新聞』2010年1月20日</ref>。
* ヤナゲン北方店：1996年2月閉店。
* ヤナゲン池田店：1997年2月閉店。
* ヤナゲン羽島店：1997年2月閉店。
* ヤナゲン鶴見店：（株）ヤナゲンストアー発足後の第1号店として1997年（平成9年）11月14日に第2種大規模店舗新設届出を行った<ref name="nissyoku-1997-12-5-4C">ヤナゲン、SSM「ハッピー鶴見店」新設届出『日本食糧新聞』1997年12月5日</ref>が、平和堂の傘下になるとともに閉店（すぐ隣にアルプラザ鶴見があるため）。
* ヤナゲン真正店：ハッピーバリュー真正店を経て閉店。その後ゲームセンター・現在はディスカウントドラッグコスモス真正店
* ヤナゲン墨俣店
* ヤナゲン本巣店：一定の集客をあげていたが、道路の付け替え、近隣にバロー本巣文殊店が開店し閉店。
* ヤナゲン則武店
* ヤナゲン府中店
* ヤナゲン中川西店
* ヤナゲンFAL岐大店（[[本巣郡]][[穂積町]]（現在の[[瑞穂市]]）稲里<ref name="gifu-np-2011-7-21" />）：1974年（昭和49年）に開店した家具・インテリア専門店・岐大ホームセンターとして開業し<ref name="gifu-np-2011-7-21" />、住関連の大型専門店として最盛期には年間売上高約120億円を上げていた<ref name="nissyoku-1999-9-17-3D">ヤナゲンがブライダル専門SC「FAL」開店『日本食糧新聞』1999年9月17日</ref>。[[1999年]]（平成11年）9月20日に婚礼関連用品を扱う大型店へ改装を行い<ref name="nissyoku-1999-9-17-3D" />、婚礼家具以外にも分野を広げてブライダルウエディングをトータルで提案する店舗として<ref name="nissyoku-2000-2-16-10c">「ヤナゲン・柳盛会が総会」『日本食糧新聞』2000年2月16日</ref>生活雑貨も扱う「FAL店」として新装開店した<ref name="gifu-np-2011-5-18" />。[[2011年]]（平成23年）7月20日に施設の老朽化を理由に閉鎖し<ref name="gifu-np-2011-7-21" />、親会社の平和堂の[[ショッピングセンター]]「[[アル・プラザ鶴見]]」内に出店しているセレクトショップを拡充して（2代目）FAL店として営業の一部を継承した<ref name="gifu-np-2011-5-18" />。跡地はヤナゲンがデベロッパーとして再開発を行い<ref name="chukei-2011-12-2">瑞穂市の「FAL」跡地へドン・キが来夏出店『中部経済新聞』2011年12月2日</ref>、[[2012年]]（平成24年）8月に大垣市出身の安田隆夫会長兼CEOが創業した[[ドン・キホーテ (企業)|ドン・キホーテ]]<ref name="chukei-2011-12-2" />が敷地約19,500m<sup>2</sup>に店舗面積約5,900m<sup>2</sup>で出店する届出が[[2011年]]（平成23年）12月に行われた<ref name="chunichi-2012-1-5">「瑞穂にドンキ出店へ 旧ヤナゲンFAL店跡」『中日新聞』2012年1月5日</ref>。その後、2012年8月24日にMEGAドン・キホーテ岐阜瑞穂店として開店。
* ヤナゲン寺内店：旧ヤナゲンストアー寺内店として[[1977年]]（昭和52年）12月に開店<ref name="gifu-syotengai-2001-3" />。2007年9月、旧ヤナゲンストアー寺内店の建物を改築してオープン。2015年1月20日に閉店。跡地に[[中部薬品|V・ドラッグ]]寺内店が2016年1月28日に開店。

=== マルゼン ===
* 丸善<!--（※カナ表記に変更する前に閉店？）-->篠原店：現在は住宅。
* マルゼン草津店：現在は[[バロー (チェーンストア)|バロー]]草津店。
* マルゼン守山駅前店：統廃合に伴い2010年8月31日に閉店し、マルゼン守山店として再オープン。
* マルゼンKモール店（甲良町）：2007年開店。2020年8月20日閉店。
* マルゼン近江八幡店：1984年開店。2023年2月19日閉店。

== 参考／出店を断念した店舗 ==
* 富山県[[滑川市]]内の平和堂を核とする大型ショッピングセンター：地元商業者の反対や出店計画の見直しなどから計画が白紙撤回となった。その後[[マックスバリュ]]を核とする出店計画への変更<ref>「大型スーパー滑川進出 中核はマックスバリュー 12月オープン予定」『[[北日本新聞]]』朝刊1998年12月17日付22面</ref>を経て、[[PLANT]]の出店に変更された<ref>滑川への出店撤回 ジャスコ 「プラント3」進出か『北日本新聞』朝刊2000年4月1日付35面</ref>。

== 関連会社 ==
* 株式会社[[エール (京都府)|エール]]
* 加賀コミュニティプラザ株式会社：abio city（アビオシティ）加賀の管理。
* 株式会社グランドデュークホテル：JR彦根駅前のホテル。
* 株式会社シー・オー・エム：飲食「[[ケンタッキーフライドチキン]]」等の[[フランチャイズ]]。
* 株式会社ダイレクト・ショップ：書籍・CDの販売・通信販売「[[TSUTAYA]]」のフランチャイズ。
* 株式会社スター
* 株式会社ハズイ
* 武生駅北パーキング株式会社：アル・プラザ武生北隣の駐車場の管理。
* 富山フューチャー開発株式会社：[[フューチャーシティ・ファボーレ]]運営会社。
* 株式会社ナショナルメンテナンス：ビル管理・清掃・警備。
* 株式会社ファイブスター：飲食「[[ココスジャパン|COCO'S]]」や「海座」等の[[フランチャイズ]]運営。
* 福井南部商業開発株式会社：[[ショッピングシティベル]]の管理。
* 株式会社平和堂友の会：[[割賦販売]]など。
* 株式会社ベストーネ：精肉鮮魚の加工・惣菜の製造・販売
* 舞鶴流通産業株式会社：ショッピングセンターらぽーる<!-- （エール東舞鶴店） -->の管理。
* 南彦根都市開発株式会社：[[ビバシティ彦根]]の管理。2020年1月21日平和堂に吸収合併<ref name="official 20191210">{{Cite web|和書|date=2019-12-10 |title=合併広告 |url=https://www.heiwado.jp/koukoku/005.pdf |format=PDF |work=（公式ウェブサイト）|publisher=平和堂 |accessdate=2020-10-10}}</ref>。
* 株式会社[[ユーイング]]{{要曖昧さ回避|date=2016年2月}}
* 八日市駅前商業開発株式会社：[[ショッピングプラザアピア]]の管理。2018年8月21日平和堂に吸収合併<ref name="official 20180620">{{Cite web|和書|date=2018-06-20 |title=合併広告 |url=https://www.heiwado.jp/koukoku/004.pdf |format=PDF |work=（公式ウェブサイト）|publisher=平和堂 |accessdate=2020-10-10}}</ref>。
* 平和堂（中国）有限公司（旧・湖南平和堂実業有限公司）
* 湖南平和物業発展有限公司

== 不祥事 ==
<!-- 注：特筆性が無いものは除去の対象となります。店舗で発生した事件・事故に関する不祥事の出典は当該店名が記されたもの（[[Wikipedia:検証可能性]]および[[Wikipedia:信頼できる情報源]]の2つをクリアするもの）を使用してください。 -->
[[2024年]]（[[令和]]6年）[[4月13日]]に滋賀県近江八幡市内のスーパーマーケットで発生した[[万引き]][[誤認逮捕]]事件で、平和堂の公式[[X (ソーシャル・ネットワーキング・サービス)|X]]（旧[[Twitter]]）が「万引きした商品を渡す知人もダメ」という旨の投稿（2件）に「いいね」を付けていたことが分かったが、「いいね」は[[4月21日|同月21日]]未明までにすべて解除された<ref name="いなり誤認逮捕">{{Cite news|和書 |title=『平和堂』、万引の誤認逮捕事件「いなりずしを渡した知人もダメ」投稿に公式Ｘ「いいね」 「誤った操作」と陳謝 |newspaper=中日新聞 |date=2024-04-23 |url=https://www.chunichi.co.jp/article/888984 |access-date=2024-07-15 |archive-url=https://web.archive.org/web/20240427030328/https://www.chunichi.co.jp/article/888984 |archive-date=2024-04-27}}</ref>。平和堂は[[中日新聞社]]の問い合わせに対し、誤操作で（「いいね」を）押してしまったことを謝罪した<ref name="いなり誤認逮捕" />。

== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
=== 注釈 ===
{{Reflist|group="注釈"}}
=== 出典 ===
{{Reflist|3}}

=== 参考文献 ===
{{参照方法|date=2012年9月}}
* [[夏原平次郎]]『おかげさまで八十年』[[サンライズ出版]]、1999年

== 関連項目 ==
* [[日本流通産業]]
* [[日本のスーパーマーケット一覧]]
* [[滋賀レイクスターズ]]
* [[スパー]]：1983年に「東近畿地区スパー本部」を設立して滋賀県・京都府・福井県で[[コンビニエンスストア]]事業に参入したが、2001年に[[ファミリーマート]]に営業譲渡して撤退した。
* [[ソラーレ ホテルズ アンド リゾーツ]]
* [[HMV]]：[[新星堂]]などの大手CD小売業の不採算店舗を再生したもの。
* [[西京極球場]]：わかさスタジアム京都になってからも第2次フェンス広告の掲載募集も落選したこともある。

== 外部リンク ==
{{commonscat}}
* [https://www.heiwado.jp/ 株式会社 平和堂]  - 公式サイト
* {{Twitter|HEIWADOofficial}}

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{{デフォルトソート:へいわとう}}
[[Category:平和堂|*]]
[[Category:ニチリウグループ]]
[[Category:近畿地方のスーパーマーケット]]
[[Category:中部地方のスーパーマーケット]]
[[Category:北陸地方のスーパーマーケット]]
[[Category:彦根市の企業]]
[[Category:東証プライム上場企業]]
[[Category:1957年設立の企業]]
[[Category:1981年上場の企業]]