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'''池 玲子'''(いけ れいこ、[[1953年]][[5月25日]] - )は、日本の[[俳優|女優]]グラビアモデル歌手。[[東京都]]出身。本名:'''池田 玲子'''。[[東映ポルノ]]映画の主演女優の一人である。活動期間は1971年から1982年ごろまで。
'''池 玲子'''(いけ れいこ、[[1953年]][[5月25日]] - )は、[[日本]]の[[俳優|女優]]・[[グラビアモデル]]・[[歌手]]。[[東京都]]出身。本名:池田 玲子。[[東映ポルノ]]映画の主演女優の一人である。活動期間は1971年から1982年ごろまで。


==来歴==
==来歴==
[[1971年]]『[[温泉みみず芸者]]』で映画主演デビュー。きっかけは、[[東映]]の[[天尾完次]]と[[鈴木則文]]が週刊誌のグラビアで池を見つけたことからである<ref>[[#ゲリラ|「十六歳の妖婦 『温泉みみず芸者』」『東映ゲリラ戦記』]]、12 - 13頁。</ref>。当時の池は16歳だったので、天尾と鈴木は池に「(本当の年齢がバレないよう)[[干支]]を聞かれたときは間違ないこと」と念押しをしてデビューさせた<ref name = "ゲリラ1415">[[#ゲリラ|「十六歳の妖婦 『温泉みみず芸者』」『東映ゲリラ戦記』]]、14 - 15頁。</ref>。[[バスト]]90cmのグラマラスな肢体で<ref name = "ゲリラ1415"/>、『女番長』シリーズなどに主演し、1971年の[[ゴールデン・アロー賞]]グラフ賞を受賞。天尾は池を売り出すのに「ポルノ」という言葉を使ったらどうかと鈴木に提案し、デビュー作のポスターにはこの言葉が使われている<ref>[[#ゲリラ|「十六歳の妖婦 『温泉みみず芸者』」『東映ゲリラ戦記』]]、15 - 16頁。</ref>。池玲子は、[[杉本美樹]]、[[芹明香]]、潤ますみらとともに、[[荒木一郎]]の現代企画という芸能事務所に所属していた<ref>「女優芹明香伝説」p.23。ワイズ出版</ref>。
[[1971年]]『[[温泉みみず芸者]]』で映画主演デビュー。きっかけは、[[東映]]の[[天尾完次]]と[[鈴木則文]]が週刊誌のグラビアで池を見つけたことからである<ref>[[#ゲリラ|「十六歳の妖婦 『温泉みみず芸者』」『東映ゲリラ戦記』]]、12 - 13頁。</ref>。当時の池は16歳だったので、天尾と鈴木は池に「(本当の年齢がバレないよう)[[干支]]を聞かれたときは間違ないこと」と念押しをしてデビューさせた<ref name = "ゲリラ1415">[[#ゲリラ|「十六歳の妖婦 『温泉みみず芸者』」『東映ゲリラ戦記』]]、14 - 15頁。</ref>。[[バスト]]90cmのグラマラスな肢体で<ref name = "ゲリラ1415"/>、『女番長』シリーズなどに主演し、1971年の[[ゴールデン・アロー賞]]グラフ賞を受賞。天尾は池を売り出すのに「ポルノ」という言葉を使ったらどうかと鈴木に提案し、デビュー作のポスターにはこの言葉が使われている<ref>[[#ゲリラ|「十六歳の妖婦 『温泉みみず芸者』」『東映ゲリラ戦記』]]、15 - 16頁。</ref>。池玲子は、[[杉本美樹]]、[[芹明香]]、潤ますみらとともに、[[荒木一郎]]の現代企画という芸能事務所に所属していた<ref>「女優芹明香伝説」p.23。ワイズ出版</ref>。


[[1972年]]以降は女優と並行して[[歌手]]活動をしながら、『恐怖女子高校』シリーズ、『[[不良姐御伝 猪の鹿お蝶]]』に主演。[[やさぐれ姐御伝 総括リンチ]](1973年、東映)
[[1972年]]以降は女優と並行して[[歌手]]活動をしながら、『恐怖女子高校』シリーズ、『[[不良姐御伝 猪の鹿お蝶]]』に主演。[[やさぐれ姐御伝 総括リンチ]](1973年、東映)
<ref>https://www.allcinema.net/cinema/144384</ref>にも出演した。この作品は、映画評論家・樋口尚文からも評価された<ref>「ロマンポルノと実録やくざ映画」樋口尚文著、p.72。平凡社新書</ref>。[[香港]]の[[ゴールデン・ハーベスト]]の[[ホラー映画]]『[[悪魔の生首]](''魅影心魔'')』にも主演。この作品は同社の[[レイモンド・チョウ]]が「[[カンフー映画]]の次にヒットするのは[[ポルノ映画]]だ」と考え<ref name="週刊朝日1974" >{{Cite journal | 和書 | author = | date = 1974年2月22日号 | title = | journal = [[週刊朝日]] | publisher = [[朝日新聞社]] | page = 36 }}1974年8月9日号37頁、1974年9月20日号36頁。</ref><ref name="秘宝スケバン" >{{Cite journal | 和書 | author = |year = 2009 | month = 9| title = ラスト・スケバン・スタンディング8 | journal = [[映画秘宝]] | publisher = [[洋泉社]] | page= 99 }}「ラスト・スケバン・スタンディング9」2009年10月号99頁、「ラスト・スケバン・スタンディング14」2010年4月号101頁、「ラスト・スケバン・スタンディング15」2010年5月号101頁。</ref>、池を指名したものだった。東映はカンフー映画『[[ドラゴンへの道]]』の日本興行権を得ようとし、チョウの条件を受け入れる<ref name="ピンキー" >{{Cite book | 和書 | title = 東映ピンキー・バイオレンス浪漫アルバム | author = [[杉作J太郎]]・植地毅(編著) | publisher = [[徳間書店]] | year = 1999 | id = ISBN 4-19-861016-9 | page = 51 }}</ref>。東映初の"国際女優"と騒がれ、撮影を終え帰国した池は「香港ではスターは脱がないの。ヌード専門の代役がいて裸は要求されなかった。これからは演技力で勝負したい<ref name="週刊朝日1974" >{{Cite journal | 和書 | author = | date = 1974年2月22日号 | title = | journal = [[週刊朝日]] | publisher = [[朝日新聞社]] | page = 36 }}1974年8月9日号37頁、1974年9月20日号36頁。</ref>」と話している。[[菅原文太]]との交友も、よく知られていた。
<ref>https://www.allcinema.net/cinema/144384</ref>にも出演した。この作品は、映画評論家・樋口尚文からも評価された<ref>「ロマンポルノと実録やくざ映画」樋口尚文著、p.72。平凡社新書</ref>。[[香港]]の[[ゴールデン・ハーベスト]]の[[ホラー映画]]『[[悪魔の生首]](''心魔'')』にも主演。この作品は同社の[[レイモンド・チョウ]]が「[[カンフー映画]]の次にヒットするのは[[ポルノ映画]]だ」と考え<ref name="週刊朝日1974" >{{Cite journal | 和書 | author = | date = 1974年2月22日号 | title = | journal = [[週刊朝日]] | publisher = [[朝日新聞社]] | page = 36 }}1974年8月9日号37頁、1974年9月20日号36頁。</ref><ref name="秘宝スケバン" >{{Cite journal | 和書 | author = |year = 2009 | month = 9| title = ラスト・スケバン・スタンディング8 | journal = [[映画秘宝]] | publisher = [[洋泉社]] | page= 99 }}「ラスト・スケバン・スタンディング9」2009年10月号99頁、「ラスト・スケバン・スタンディング14」2010年4月号101頁、「ラスト・スケバン・スタンディング15」2010年5月号101頁。</ref>、池を指名したものだった。東映はカンフー映画『[[ドラゴンへの道]]』の日本興行権を得ようとし、チョウの条件を受け入れる<ref name="ピンキー" >{{Cite book | 和書 | title = 東映ピンキー・バイオレンス浪漫アルバム | author = [[杉作J太郎]]・植地毅(編著) | publisher = [[徳間書店]] | year = 1999 | id = ISBN 4-19-861016-9 | page = 51 }}</ref>。東映初の"国際女優"と騒がれ、撮影を終え帰国した池は「香港ではスターは脱がないの。ヌード専門の代役がいて裸は要求されなかった。これからは演技力で勝負したい<ref name="週刊朝日1974" >{{Cite journal | 和書 | author = | date = 1974年2月22日号 | title = | journal = [[週刊朝日]] | publisher = [[朝日新聞社]] | page = 36 }}1974年8月9日号37頁、1974年9月20日号36頁。</ref>」と話している。[[菅原文太]]との交友も、よく知られていた。


[[テレビドラマ]]では[[時代劇]]や[[アクションドラマ]]で[[悪女]]役や、『[[悪党狩り]]』では主人公に尽くす[[後家]]に扮し、レギュラー出演した。1982年ごろまで女優として活躍した。
[[テレビドラマ]]では[[時代劇]]や[[アクションドラマ]]で[[悪女]]役や、『[[悪党狩り]]』では主人公に尽くす[[後家]]に扮し、レギュラー出演した。1982年ごろまで女優として活躍した。
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*[[前科おんな 殺し節]](1973年、東映)
*[[前科おんな 殺し節]](1973年、東映)
*[[恐怖女子高校 アニマル同級生]](1973年、東映)
*[[恐怖女子高校 アニマル同級生]](1973年、東映)
*[[女番長タイマン勝負]](1974年、東映)
*[[女番長 タイマン勝負]](1974年、東映)
*[[黒い牝豹M]](1974年、[[日活]])
*[[黒い牝豹M]](1974年、[[日活]])
*[[悪魔の生首]](1974年、[[ゴールデン・ハーベスト]])
*[[悪魔の生首]](1974年、[[ゴールデン・ハーベスト]])
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* [[非情のライセンス]] 第2シリーズ 第5話「兇悪のカナリヤ」 (1974年、NET / 東映) - 蘭れい子
* [[非情のライセンス]] 第2シリーズ 第5話「兇悪のカナリヤ」 (1974年、NET / 東映) - 蘭れい子
* [[座頭市物語]] 第16話「赤城おろし」 (1975年、[[フジテレビジョン|CX]] / [[勝新太郎|勝プロ]]) - お町
* [[座頭市物語]] 第16話「赤城おろし」 (1975年、[[フジテレビジョン|CX]] / [[勝新太郎|勝プロ]]) - お町
* [[必殺必中仕事屋稼業]] 第19話「生かして勝負」 (1975年、[[朝日放送|ABC]] / [[松竹]]) - おとよ
* [[必殺必中仕事屋稼業]] 第19話「生かして勝負」 (1975年、[[朝日放送テレビ|ABC]] / [[松竹]]) - おとよ
* [[影同心]] 第6話「郭に咲く花 殺し節」 (1975年、[[毎日放送|MBS]] / 東映) - お駒
* [[影同心]] 第6話「郭に咲く花 殺し節」 (1975年、[[毎日放送|MBS]] / 東映) - お駒
* [[賞金稼ぎ (テレビドラマ)|賞金稼ぎ]] 第14話「追跡者のメロディー」 (1975年、NET / 東映)
* [[賞金稼ぎ (テレビドラマ)|賞金稼ぎ]] 第14話「追跡者のメロディー」 (1975年、NET / 東映)
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* [[時代劇スペシャル (フジテレビ)|時代劇スペシャル]] / 怪猫 佐賀騒動 (1981年、CX) - お豊の方
* [[時代劇スペシャル (フジテレビ)|時代劇スペシャル]] / 怪猫 佐賀騒動 (1981年、CX) - お豊の方
* [[新五捕物帳]] 第142話「盗っ人が生んだ赤ン坊」 (1981年、NTV / ユニオン映画)
* [[新五捕物帳]] 第142話「盗っ人が生んだ赤ン坊」 (1981年、NTV / ユニオン映画)
* [[吉宗評判記 暴れん坊将軍]] 第172話「男を咲かせた日蔭の花」(1981年) - 小つる
* [[同心暁蘭之介]] 第27話「悪女の子守唄」 (1982年、CX / [[杉良太郎|杉友プロ]])
* [[同心暁蘭之介]] 第27話「悪女の子守唄」 (1982年、CX / [[杉良太郎|杉友プロ]])
 etc.
 etc.
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*[[小川宏ショー]](1971年11月11日、CX)
*[[小川宏ショー]](1971年11月11日、CX)
*[[ファミリースペシャル]]「ビキニ美女水上選手権大会」(1972年8月3日、NET)
*[[ファミリースペシャル]]「ビキニ美女水上選手権大会」(1972年8月3日、NET)
 etc.
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座頭市物語 第16話 「赤城おろし」


==ディスコグラフィ==
==ディスコグラフィ==
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{| class="wikitable"
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! 発売日!!A/B面 !!タイトル!!作詞家!!作曲家!!編曲家!! レコード会社 !! レコード !!備考
! 発売日!!A/B面 !!タイトル!!作詞家!!作曲家!!編曲家
!規格!! 規格品
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! colspan="8" |[[ビクター音楽産業]]
| 1972.07||A面||変身||[[なかにし礼]]||[[森田公一]]||[[馬飼野俊一]] || ビクター || SV-1117||
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| ||B面||女の赤い血がさわぐ||[[なかにし礼]]||[[森田公一]]||[[馬飼野俊一]] || ビクター || SV-1117||
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|B||女かぞえ唄||[[荒木一郎]]
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{| class="wikitable"
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!面
! 曲順!!タイトル!!作詞家!!作曲家!!元曲
! 曲順!!タイトル!!作詞家!!作曲家!!元曲
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| rowspan="6" |A
| A面①||女はそれをがまんできない||[[阿久悠]]||[[親泊正昇]]|| [[大信田礼子]]
| ①||女はそれをがまんできない||[[阿久悠]]||[[親泊正昇]]|| [[大信田礼子]]
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| A面②||よこはまたそがれ||[[山口洋子]]||[[平尾昌晃]]|| [[五木ひろし]]
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| A面③||めまい||[[安井かずみ]]||[[村井邦彦]]|| [[辺見マリ]]
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| A面④||雨がやんだら||[[なかにし礼]]||[[筒美京平]]|| [[朝丘雪路]]
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| A面⑥||さすらいのギター||[[千家和也]]||[[J.リープ・カインド]]|| [[小山ルミ]]
| ⑥||さすらいのギター||[[千家和也]]||[[J.リープ・カインド]]|| [[小山ルミ]]
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| B面①||私という女||なかにし礼||[[鈴木淳 (作曲家)|鈴木淳]]|| [[ちあきなおみ]]
| ①||私という女||なかにし礼||[[鈴木淳 (作曲家)|鈴木淳]]|| [[ちあきなおみ]]
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| ③||[[恋の奴隷]]||なかにし礼||[[鈴木邦彦 (作曲家)|鈴木邦彦]]|| [[奥村チヨ]]
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| B面⑤||天使になれない||阿久悠||[[都倉俊一]]|| [[和田アキ子]]
| ⑤||[[天使になれない]]||阿久悠||[[都倉俊一]]|| [[和田アキ子]]
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| B面⑥||愛のきずな||[[加茂亮二]]||鈴木淳|| [[安倍律子]]
| ⑥||愛のきずな||[[加茂亮二]]||鈴木淳|| [[安倍律子]]
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|}
'''池玲子がささやく夜のムード歌謡       '''

* 1975年発売、テイチク、CF-93
* ナレーション:池玲子
* テイチクから同内容のカセットテープも発売されている。 品番 TN-95


'''● カセットテープ. 8トラック         '''

「恍惚の世界」と同内容のタイトルのみ改変した8トラックが発売されている。(ジャケット写真と曲順はLPと異なる)

● TRC-8149 「池玲子 官能のエクスタシー」 テイチク

演奏 川原正美とエキゾチック・サウンズ、スキャット:ウイルビーズ 発売日不明

[[(株)オリオン]]、[[ユニレコード]]、[[サンデスコ音楽工業]]からも「恍惚の世界」と同内容のタイトルを改変したカセットテープが発売されている。

● OC-205 「池玲子の魅力」オリオン 発売日不明

唄 池玲子 演奏 ミッドナイトエコーズ名義

(曲順とジャケット写真は上記と異なる)

● 8トラック版 OM-26184

● SRC-1566 「話題の女王 池玲子は唄う」ユニレコード

唄 池玲子

演奏 ローヤルクラウンオーケストラ名義

(ジャケット写真はオリオン版の使い回しだが曲順は異なる。)

● QR-1562 「話題の女王 池玲子は唄う」 サンデスコ音楽工業

歌手名義、ジャケット写真、曲順、タイトルはユニレコード版の使い回し。ジャケットの配色が違う程度。


===CD===
===CD===
*恍惚の世界  2006年1月20日発売、TILIQUAレコード、TILAR-5002CD(紙ジャケット、限定盤)、TILAR-5002(通常盤)
*恍惚の世界 2006年1月20日、TILIQUAレコード、TILAR-5002CD(紙ジャケット、限定盤)、TILAR-5002(通常盤)
*女番長ブルース牝蜂の挑戦 サウンドトラック 2009年10月21日発売、SOLID、CDSOL-1316
*女番長ブルース牝蜂の挑戦サウンドトラック 2009年10月21日、SOLID、CDSOL-1316
*杉本美樹vs池玲子~女番長流れ者/ふうてんぐらし~ 2006年11月18日発売、SOLID
*杉本美樹vs池玲子~女番長流れ者/ふうてんぐらし~ 2006年11月18日、SOLID、UVPR-10048
*やさぐれ姐御伝 総括リンチ~やさぐれ歌謡最前線 2006年9月23日発売、SOLID
*やさぐれ姐御伝 総括リンチ~やさぐれ歌謡最前線 2006年9月23日、SOLID、CDSOL-1144


==書籍==
==書籍==
*「タッチ 臨時増刊」:写真集 (三崎書房 ¥590.-)写真:福田和彦
*「ビューティー・ヌード集 池玲子 / チコ / マリアンヌ」:写真集(三崎書房 ¥1,000.-)
*「How To Sex」:ヌード写真の一部を池玲子が担当(枚数は少ない)
*「How To Sex」:ヌード写真の一部を池玲子が担当(枚数は少ない)


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==関連項目==
==関連項目==
*[[日活ロマンポルノ]]
*[[東映ポルノ]]


== 脚注 ==
== 脚注 ==
192行目: 243行目:
== 外部リンク ==
== 外部リンク ==
* {{allcinema name|39858}}
* {{allcinema name|39858}}
* {{kinejun name|97630}}
* {{Kinejun name}}
* {{Movie Walker|92061}}
* {{Movie Walker|92061}}
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* {{映画.com name|15882}}
* [https://natalie.mu/eiga/artist/19719 池玲子 - 映画ナタリー]
* [https://natalie.mu/eiga/artist/19719 池玲子 - 映画ナタリー]
* [https://eigadb.com/person/view/97630 池玲子略歴 - 映画DB]
* {{Tvdrama-db name}}


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{{ゴールデンアロー賞グラフ賞}}
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{{エランドール賞新人賞}}

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[[Category:日本の女優]]
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[[Category:ヤクザ映画の俳優]]
[[Category:東映の俳優]]
[[Category:東映の俳優]]
[[category:アクション俳優]]
[[Category:東京都出身の人物]]
[[Category:東京都出身の人物]]
[[Category:1953年生]]
[[Category:1953年生]]
[[Category:存命人物]]
[[Category:存命人物]]
[[Category:近況が不明な人物]]

2024年4月14日 (日) 15:59時点における最新版

いけ れいこ
池 玲子
本名 池田玲子
生年月日 (1953-05-25) 1953年5月25日(71歳)
出生地 東京都
職業 女優
活動期間 1971年 - 1980年代
 
受賞
ゴールデン・アロー賞グラフ賞
日本映画テレビ製作者協会新人賞
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池 玲子(いけ れいこ、1953年5月25日 - )は、日本女優グラビアモデル歌手東京都出身。本名:池田 玲子。東映ポルノ映画の主演女優の一人である。活動期間は1971年から1982年ごろまで。

来歴

[編集]

1971年温泉みみず芸者』で映画主演デビュー。きっかけは、東映天尾完次鈴木則文が週刊誌のグラビアで池を見つけたことからである[1]。当時の池は16歳だったので、天尾と鈴木は池に「(本当の年齢がバレないよう)干支を聞かれたときは間違えないこと」と念押しをしてデビューさせた[2]バスト90cmのグラマラスな肢体で[2]、『女番長』シリーズなどに主演し、1971年のゴールデン・アロー賞グラフ賞を受賞。天尾は池を売り出すのに「ポルノ」という言葉を使ったらどうかと鈴木に提案し、デビュー作のポスターにはこの言葉が使われている[3]。池玲子は、杉本美樹芹明香、潤ますみらとともに、荒木一郎の現代企画という芸能事務所に所属していた[4]

1972年以降は女優と並行して歌手活動をしながら、『恐怖女子高校』シリーズ、『不良姐御伝 猪の鹿お蝶』に主演。『やさぐれ姐御伝 総括リンチ』(1973年、東映) [5]にも出演した。この作品は、映画評論家・樋口尚文からも評価された[6]香港ゴールデン・ハーベストホラー映画悪魔の生首心魔)』にも主演。この作品は同社のレイモンド・チョウが「カンフー映画の次にヒットするのはポルノ映画だ」と考え[7][8]、池を指名したものだった。東映はカンフー映画『ドラゴンへの道』の日本興行権を得ようとし、チョウの条件を受け入れる[9]。東映初の"国際女優"と騒がれ、撮影を終え帰国した池は「香港ではスターは脱がないの。ヌード専門の代役がいて裸は要求されなかった。これからは演技力で勝負したい[7]」と話している。菅原文太との交友も、よく知られていた。

テレビドラマでは時代劇アクションドラマ悪女役や、『悪党狩り』では主人公に尽くす後家に扮し、レギュラー出演した。1982年ごろまで女優として活躍した。

フィルモグラフィ

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映画(主演)

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映画(助演)

[編集]

 etc.

テレビドラマ

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 etc.

その他のテレビ出演

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 etc. 座頭市物語 第16話 「赤城おろし」

ディスコグラフィ

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シングル

[編集]
発売日 A/B面 タイトル 作詞家 作曲家 編曲家 規格 規格品番
ビクター音楽産業
1972年7月 A 変身 なかにし礼 森田公一 馬飼野俊一 EP SV-1117
B 女の赤い血がさわぐ
RCAビクター
1973年6月 A お蝶のブルース 石坂まさを 荒木一郎 池田孝 EP JRT-1293
B 女かぞえ唄 荒木一郎

アルバム

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恍惚の世界

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  • 1971年12月25日発売、テイチク、SL-1375
  • 歌とナレーション:池玲子、伴奏:川原正美とエキゾチック・サウンズ、スキャット:ウイルビーズ、編曲:三沢郷
曲順 タイトル 作詞家 作曲家 元曲
A 女はそれをがまんできない 阿久悠 親泊正昇 大信田礼子
よこはまたそがれ 山口洋子 平尾昌晃 五木ひろし
めまい 安井かずみ 村井邦彦 辺見マリ
雨がやんだら なかにし礼 筒美京平 朝丘雪路
夜明けのスキャット 山上路夫 いずみたく 由紀さおり
さすらいのギター 千家和也 J.リープ・カインド 小山ルミ
B 私という女 なかにし礼 鈴木淳 ちあきなおみ
雨の日のブルース 橋本淳 筒美京平 渚ゆう子
恋の奴隷 なかにし礼 鈴木邦彦 奥村チヨ
経験 安井かずみ 村井邦彦 辺見マリ
天使になれない 阿久悠 都倉俊一 和田アキ子
愛のきずな 加茂亮二 鈴木淳 安倍律子

池玲子がささやく夜のムード歌謡       

  • 1975年発売、テイチク、CF-93
  • ナレーション:池玲子
  • テイチクから同内容のカセットテープも発売されている。 品番 TN-95


● カセットテープ. 8トラック         

「恍惚の世界」と同内容のタイトルのみ改変した8トラックが発売されている。(ジャケット写真と曲順はLPと異なる)

● TRC-8149 「池玲子 官能のエクスタシー」 テイチク

演奏 川原正美とエキゾチック・サウンズ、スキャット:ウイルビーズ 発売日不明

(株)オリオンユニレコードサンデスコ音楽工業からも「恍惚の世界」と同内容のタイトルを改変したカセットテープが発売されている。

● OC-205 「池玲子の魅力」オリオン 発売日不明

唄 池玲子 演奏 ミッドナイトエコーズ名義

(曲順とジャケット写真は上記と異なる)

● 8トラック版 OM-26184

● SRC-1566 「話題の女王 池玲子は唄う」ユニレコード

唄 池玲子

演奏 ローヤルクラウンオーケストラ名義

(ジャケット写真はオリオン版の使い回しだが曲順は異なる。)

● QR-1562 「話題の女王 池玲子は唄う」 サンデスコ音楽工業

歌手名義、ジャケット写真、曲順、タイトルはユニレコード版の使い回し。ジャケットの配色が違う程度。

CD

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  • 恍惚の世界 2006年1月20日、TILIQUAレコード、TILAR-5002CD(紙ジャケット、限定盤)、TILAR-5002(通常盤)
  • 「女番長ブルース牝蜂の挑戦」サウンドトラック 2009年10月21日、SOLID、CDSOL-1316
  • 杉本美樹vs池玲子~女番長流れ者/ふうてんぐらし~ 2006年11月18日、SOLID、UVPR-10048
  • やさぐれ姐御伝 総括リンチ~やさぐれ歌謡最前線 2006年9月23日、SOLID、CDSOL-1144

書籍

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  • 「タッチ 臨時増刊」:写真集 (三崎書房 ¥590.-)写真:福田和彦
  • 「ビューティー・ヌード集 池玲子 / チコ / マリアンヌ」:写真集(三崎書房 ¥1,000.-)
  • 「How To Sex」:ヌード写真の一部を池玲子が担当(枚数は少ない)

受賞

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関連項目

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脚注

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  1. ^ 「十六歳の妖婦 『温泉みみず芸者』」『東映ゲリラ戦記』、12 - 13頁。
  2. ^ a b 「十六歳の妖婦 『温泉みみず芸者』」『東映ゲリラ戦記』、14 - 15頁。
  3. ^ 「十六歳の妖婦 『温泉みみず芸者』」『東映ゲリラ戦記』、15 - 16頁。
  4. ^ 「女優芹明香伝説」p.23。ワイズ出版
  5. ^ https://www.allcinema.net/cinema/144384
  6. ^ 「ロマンポルノと実録やくざ映画」樋口尚文著、p.72。平凡社新書
  7. ^ a b 週刊朝日』、朝日新聞社、1974年2月22日号、36頁。 1974年8月9日号37頁、1974年9月20日号36頁。
  8. ^ 「ラスト・スケバン・スタンディング8」『映画秘宝』、洋泉社、2009年9月、99頁。 「ラスト・スケバン・スタンディング9」2009年10月号99頁、「ラスト・スケバン・スタンディング14」2010年4月号101頁、「ラスト・スケバン・スタンディング15」2010年5月号101頁。
  9. ^ 杉作J太郎・植地毅(編著)『東映ピンキー・バイオレンス浪漫アルバム』徳間書店、1999年、51頁。ISBN 4-19-861016-9 

参考文献

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  • 鈴木則文『東映ゲリラ戦記』(初版第一刷)筑摩書房(原著2013年11月25日)。ISBN 978-4480818386 

外部リンク

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