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『'''甦える大地'''』(よみがえるだいち)は、[[1971年]][[2月26日]]に公開された日本映画。製作は[[石原プロモーション]]で、配給は[[松竹]]が担当した。監督は中村登<ref name=KOTOBANK>{{cite web|url=https://kotobank.jp/word/%E7%94%A6%E3%81%88%E3%82%8B%E5%A4%A7%E5%9C%B0-1828948|title=デジタル大辞泉プラス「甦える大地」の解説|publisher=KOTOBANK|access-date=2022-6-26}}</ref>上映時間は119分。鹿島を一大工業地帯とすべく奮闘する男たちの姿を描いた作品で<ref>キネマ旬報1971年2月下旬号 p.16-17</ref>、木本正次の小説「砂の架十字」の映像化である<ref>{{cite web|url=https://www.japanese-cinema-db.jp/Details?id=11527|title=甦える大地|publisher=日本映画情報システム 文化庁|access-date=2022-7-9}}</ref>。
『'''甦える大地'''』(よみがえるだいち)は、[[1971年]][[2月26日]]に公開された日本映画。製作は[[石原プロモーション]]で、配給は[[松竹]]が担当した。監督は中村登<ref name=KOTOBANK>{{Cite web|和書|url=https://kotobank.jp/word/%E7%94%A6%E3%81%88%E3%82%8B%E5%A4%A7%E5%9C%B0-1828948|title=デジタル大辞泉プラス「甦える大地」の解説|publisher=KOTOBANK|access-date=2022-6-26}}</ref>上映時間は119分。鹿島を一大工業地帯とすべく奮闘する男たちの姿を描いた作品で<ref>キネマ旬報1971年2月下旬号 p.16-17</ref>、木本正次の小説「砂の架十字」の映像化である<ref>{{Cite web|和書|url=https://web.archive.org/web/20151205225234/https://www.japanese-cinema-db.jp/Details?id=11527|title=甦える大地|publisher=日本映画情報システム 文化庁(※現在はサイト閉鎖)|access-date=2022-7-9}}</ref>。


== 概要 ==
== 概要 ==
史実に基づいたドラマ映画で、幕末の[[中館広之助]]という郷士が[[霞ヶ浦]]の洪水を掘割掘削により[[鹿島灘]]へ放流しようとして失敗したことが冒頭で描かれる。[[石原裕次郎]]プロモーションによる映画の5本目で最後のものにが、興行成績も評価も前の『[[ある兵士の賭け]]』同様振るわず、石原は莫大な借金を背負った。
史実に基づいたドラマ映画で、幕末の[[中館広之助]]という郷士が[[霞ヶ浦]]の洪水を掘割掘削により[[鹿島灘]]へ放流しようとして失敗したことが冒頭で描かれる。興行・評価とも石原プロの前作あたる『[[ある兵士の賭け]]』同様振るわず、石原は莫大な債務を背負った。


『迫力ある映画館のスクリーンで見てほしい』との石原の想いから、長らくビデオソフト化されてこなかったが、2013年にDVD化され、2018年には『石原裕次郎シアターDVDコレクション第24号』の付録DVDにも収録された。
『迫力ある映画館のスクリーンで見てほしい』との石原の想いから、長らくビデオソフト化されてこなかったが、2013年にDVD化され、2018年には『石原裕次郎シアターDVDコレクション第24号』の付録DVDにも収録された。

2024年4月18日 (木) 22:19時点における最新版

甦える大地
監督 中村登
脚本 猪又憲吾
原作 木本正次
製作 浅井秀剛、樋口清
出演者 石原裕次郎
三國連太郎
音楽 武満徹
撮影 金宇満司
製作会社 松竹石原プロモーション
配給 松竹
公開 日本の旗 1971年2月26日
上映時間 119分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
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甦える大地』(よみがえるだいち)は、1971年2月26日に公開された日本映画。製作は石原プロモーションで、配給は松竹が担当した。監督は中村登[1]上映時間は119分。鹿島を一大工業地帯とすべく奮闘する男たちの姿を描いた作品で[2]、木本正次の小説「砂の架十字」の映像化である[3]

概要[編集]

史実に基づいたドラマ映画で、幕末の中館広之助という郷士が霞ヶ浦の洪水を掘割掘削により鹿島灘へ放流しようとして失敗したことが冒頭で描かれる。興行・評価とも石原プロの前作にあたる『ある兵士の賭け』同様振るわず、石原は莫大な債務を背負った。

『迫力ある映画館のスクリーンで見てほしい』との石原の想いから、長らくビデオソフト化されてこなかったが、2013年にDVD化され、2018年には『石原裕次郎シアターDVDコレクション第24号』の付録DVDにも収録された。

映画の撮影は本作の舞台でもある神栖市内の国民宿舎「砂丘荘」に50日間滞在して行われたほか、台風のシーンは秋田で風速30mのなかで収録された[4]。冒頭の幕末期の掘割工事のシーンでは、十数分のシーンのために工期3週間、当時の費用で1,500万円をかけてセットが設営された[5]。2020年12月に神栖市歴史民俗資料館に関係資料として台本、チラシ、ポスター、映画半券、スチル写真などの資料が市民から寄贈された。

配役[編集]

スタッフ[編集]

脚注[編集]

  1. ^ デジタル大辞泉プラス「甦える大地」の解説”. KOTOBANK. 2022年6月26日閲覧。
  2. ^ キネマ旬報1971年2月下旬号 p.16-17
  3. ^ 甦える大地”. 日本映画情報システム 文化庁(※現在はサイト閉鎖). 2022年7月9日閲覧。
  4. ^ 『甦える大地 映画パンフレット』株式会社日本芸能企画、1971年2月26日、20頁。 
  5. ^ 『石原裕次郎シアター DVDコレクション24』朝日新聞出版、2018年6月10日、8頁。 

外部リンク[編集]