「リーズ国際ピアノ・コンクール」の版間の差分
表示
削除された内容 追加された内容
編集の要約なし |
m →特徴 |
||
(20人の利用者による、間の27版が非表示) | |||
1行目: | 1行目: | ||
{{クラシック音楽}} |
{{Portal クラシック音楽}} |
||
'''リーズ国際ピアノコンクール'''(The Leeds International Pianoforte |
'''リーズ国際ピアノコンクール'''(The Leeds International Pianoforte Competition)は、[[イギリス]]、[[イングランド]]北部の都市[[リーズ]]で開催される国際的な[[ピアノ]][[コンクール]]。 |
||
== |
== 歴史 == |
||
[[Image:Leeds Rathaus.jpg|right|thumb|コンクールの本選会場[[リーズ・タウン・ホール]]]] |
|||
[[1963年]]より原則3年ごとに開催されている。開催地は[[ウェスト・ヨークシャー]]の[[リーズ]]である。 |
|||
過去の受賞者には、[[ラドゥ・ルプ]]、[[マレイ・ペライア]]、[[内田光子]]、[[小川典子]]、[[ソフィア・グルャク]]、[[大崎結真]]、[[アンヌ・ケフェレック]]、[[アルトゥール・モレイラ・リマ]]をはじめ、多くの名ピアニスト達が含まれる。第1回コンクール開催2年前の[[1961年]]にピアニストの[[ファニー・ウォーターマン]]と[[マリオン・ソープ]]が創設。[[1963年]]より原則3年ごとに開催されている。開催地は[[ウェスト・ヨークシャー]]の[[リーズ]]である。 |
|||
== 特徴 == |
|||
*第1回コンクール開催2年前の[[1961年]]にピアニストの[[ファニー・ウォーターマン]]と[[マリオン・ソープ]]が創設。 |
|||
かつてはヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールと同じほどのレパートリーを要求される過酷なコンクールであったが、この点は21世紀以降緩和された。2015年のレヴェルについては批判<ref>[http://slippedisc.com/2015/09/some-disquiet-about-leeds-piano-winner/ 外部リンク1]</ref><ref>[http://slippedisc.com/2015/09/what-went-wrong-at-the-leeds-piano-competition/ 外部リンク2]</ref>もあった。 |
|||
2018年度からウォーターマンが引退するのに伴い、多くの規定が改訂、ならびに審査員の大規模な若返り、スポンサーの変更から[[アウンサンスーチー]]<ref>{{citenews |url=https://www.theguardian.com/uk/the-northerner/2012/jun/25/leeds-international-piano-competition |title=Aung San Suu Kyi signs up to Leeds International Piano Competition |publisher=theguardian |date=2015-06-25 |accessdate=2018-10-07}}</ref>・グランドメダルの授与などが話題となった。しかし、要求課題曲の量は全盛期の2/3にまで減ってしまっており、ファイナリストは5名までに改められている。ウォーターマン時代とは異なり、審査委員長は毎回変更される見通しである。 |
|||
⚫ | |||
⚫ | |||
* [[マイケル・ロール]](1963年) |
* [[マイケル・ロール]](1963年) |
||
* [[ラファエル・オロスコ]](1966年) |
* [[ラファエル・オロスコ]](1966年) |
||
16行目: | 20行目: | ||
* [[イアン・ホブソン]](1981年) |
* [[イアン・ホブソン]](1981年) |
||
* [[ジョン・キムラ・パーカー]](1984年) |
* [[ジョン・キムラ・パーカー]](1984年) |
||
* [[ |
* [[ウラディーミル・オフチニコフ]](1987年) |
||
* [[アルトゥール・ピサロ]](1990年) |
* [[アルトゥール・ピサロ]](1990年) |
||
* [[リカルド・カストロ]](1993年) |
* [[リカルド・カストロ]](1993年) |
||
22行目: | 26行目: | ||
* [[アレッシオ・バックス]](2000年) |
* [[アレッシオ・バックス]](2000年) |
||
* [[アンティ・シララ]](2003年) |
* [[アンティ・シララ]](2003年) |
||
* [[キム・ |
* [[キム・ソヌク]](2006年) |
||
* [[ソフィア・グルャク]](2009年) |
|||
* [[フェデリコ・コッリ]](2012年) |
|||
* [[アンナ・ツィブラエワ]] (2015年) |
|||
* [[エリック・ルー]] (2018年) |
|||
* [[アリム・ベイセムバイェフ]] (2021年)<ref>{{Cite web |url = https://www.leedspiano.com/2021-competitors/|title = 2021 Winners|website = www.leedspiano.com|publisher = www.leedspiano.com|date = |accessdate = 2021-12-23}}</ref> |
|||
== 著名な入賞者 == |
|||
* [[内田光子]]:第2位(1975年) |
|||
* [[アンドラーシュ・シフ]]:第3位(1975年) |
|||
* [[アルトゥール・モレイラ・リマ]]:第3位(1969年) |
|||
* [[小川典子]]:第3位(1987年) |
|||
* [[アンヌ・ケフェレック]]:第5位(1969年) |
|||
== 脚注 == |
|||
{{Reflist}} |
|||
== 外部リンク == |
== 外部リンク == |
||
* [http://www.leedspiano.com/ オフィシャルサイト(英語)] |
* [http://www.leedspiano.com/ オフィシャルサイト(英語)] |
||
{{Normdaten}} |
|||
⚫ | |||
{{DEFAULTSORT:りいすこくさいひあのこんくうる}} |
|||
{{classic-stub}} |
|||
⚫ | |||
[[Category:ピアニストのコンクール]] |
|||
[[en:Leeds International Pianoforte Competition]] |
|||
[[Category:リーズ]] |
|||
[[it:Concorso pianistico internazionale di Leeds]] |
|||
[[Category:1963年開始のイベント]] |
|||
[[nl:Leeds International Piano Competition]] |
|||
[[ru:Международный конкурс пианистов в Лидсе]] |
2024年4月20日 (土) 20:05時点における最新版
リーズ国際ピアノコンクール(The Leeds International Pianoforte Competition)は、イギリス、イングランド北部の都市リーズで開催される国際的なピアノコンクール。
歴史
[編集]過去の受賞者には、ラドゥ・ルプ、マレイ・ペライア、内田光子、小川典子、ソフィア・グルャク、大崎結真、アンヌ・ケフェレック、アルトゥール・モレイラ・リマをはじめ、多くの名ピアニスト達が含まれる。第1回コンクール開催2年前の1961年にピアニストのファニー・ウォーターマンとマリオン・ソープが創設。1963年より原則3年ごとに開催されている。開催地はウェスト・ヨークシャーのリーズである。
特徴
[編集]かつてはヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールと同じほどのレパートリーを要求される過酷なコンクールであったが、この点は21世紀以降緩和された。2015年のレヴェルについては批判[1][2]もあった。
2018年度からウォーターマンが引退するのに伴い、多くの規定が改訂、ならびに審査員の大規模な若返り、スポンサーの変更からアウンサンスーチー[3]・グランドメダルの授与などが話題となった。しかし、要求課題曲の量は全盛期の2/3にまで減ってしまっており、ファイナリストは5名までに改められている。ウォーターマン時代とは異なり、審査委員長は毎回変更される見通しである。
歴代優勝者
[編集]- マイケル・ロール(1963年)
- ラファエル・オロスコ(1966年)
- ラドゥ・ルプー(1969年)
- マレイ・ペライア(1972年)
- ドミトリー・アレクセーエフ(1975年)
- ミシェル・ダルベルト(1978年)
- イアン・ホブソン(1981年)
- ジョン・キムラ・パーカー(1984年)
- ウラディーミル・オフチニコフ(1987年)
- アルトゥール・ピサロ(1990年)
- リカルド・カストロ(1993年)
- イリヤ・イティン(1996年)
- アレッシオ・バックス(2000年)
- アンティ・シララ(2003年)
- キム・ソヌク(2006年)
- ソフィア・グルャク(2009年)
- フェデリコ・コッリ(2012年)
- アンナ・ツィブラエワ (2015年)
- エリック・ルー (2018年)
- アリム・ベイセムバイェフ (2021年)[4]
著名な入賞者
[編集]- 内田光子:第2位(1975年)
- アンドラーシュ・シフ:第3位(1975年)
- アルトゥール・モレイラ・リマ:第3位(1969年)
- 小川典子:第3位(1987年)
- アンヌ・ケフェレック:第5位(1969年)
脚注
[編集]- ^ 外部リンク1
- ^ 外部リンク2
- ^ “Aung San Suu Kyi signs up to Leeds International Piano Competition”. theguardian. (2015年6月25日) 2018年10月7日閲覧。
- ^ “2021 Winners”. www.leedspiano.com. www.leedspiano.com. 2021年12月23日閲覧。