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'''齊藤 洋'''(さいとう ひろし、[[1952年]][[7月16日]]<ref>『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.451</ref> - )は、日本の[[ドイツ文学者]]・[[児童文学]]作家。[[亜細亜大学]][[経営学部]]教授<ref name="asia">{{Cite web |title =亜細亜大学/亜細亜大学短期大学部 教員情報 | publisher =亜細亜大学 |url =http://gyoseki.asia-u.ac.jp/aauhp/KgApp?kyoinId=ymkogdyiggy|accessdate=2016-12-6}}</ref>。作家として活動するときは'''斉藤 洋'''と表記する。
'''齊藤 洋'''(さいとう ひろし、[[1952年]][[7月16日]]<ref>『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.451</ref> - )は、日本の[[ドイツ文学者]]・[[児童文学]]作家。[[亜細亜大学]][[経営学部]]教授<ref name="asia">{{Cite web|和書|title =亜細亜大学/亜細亜大学短期大学部 教員情報 | publisher =亜細亜大学 |url =http://gyoseki.asia-u.ac.jp/aauhp/KgApp?kyoinId=ymkogdyiggy|accessdate=2016-12-6}}</ref>。作家として活動するときは'''斉藤 洋'''と表記する。


== 概要 ==
== 概要 ==
[[東京都]][[江戸川区]][[北小岩]]出身<ref>{{Cite web |title =北小岩舞台作品 石碑に : 地域 : |publisher =読売新聞(YOMIURI ONLINE) |date =2016-12-2 | url =http://sp.yomiuri.co.jp/local/tokyo23/news/20161202-OYTNT50018.html | accessdate =2016-12-6 }}<!--archiveurl=https://archive.is/LGcdP--></ref>。[[1975年]][[中央大学]][[法学部]]法律学科卒業。1年強、[[葛飾区]]の[[信用組合]]勤務を経て、[[1977年]]同[[大学院]]文学研究科ドイツ文学専攻[[大学院#修士課程・博士前期課程|博士前期課程]](修士)修了<ref name="asia" />。
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*#『寂の巻』2020年、{{ISBN2|978-4-652-20404-7}}
*#『寂の巻』2020年、{{ISBN2|978-4-652-20404-7}}
*#『名の巻』2022年、{{ISBN2|978-4-652-20532-7}}
*#『名の巻』2022年、{{ISBN2|978-4-652-20532-7}}
*#『化の巻』2024年、{{ISBN2|978-4-652-20603-4}}
*『だれのパンツ』森田みちよ絵、佼成出版社、2004年、{{ISBN2|4-333-02068-9}}
*『だれのパンツ』森田みちよ絵、佼成出版社、2004年、{{ISBN2|4-333-02068-9}}
*『ぞうの金メダル』高畠那生絵、偕成社、2004年、{{ISBN2|4-03-331350-8}}
*『ぞうの金メダル』高畠那生絵、偕成社、2004年、{{ISBN2|4-03-331350-8}}

2024年4月25日 (木) 10:49時点における最新版

齊藤 洋
(さいとう ひろし)
ペンネーム 斉藤 洋(さいとう ひろし)
誕生 齊藤 洋(さいとう ひろし)
(1952-07-16) 1952年7月16日(72歳)
東京都江戸川区北小岩
職業 亜細亜大学経営学部教授
国籍 日本の旗 日本
ジャンル 児童文学
代表作ルドルフとイッパイアッテナ』(1986年
ルドルフともだちひとりだち』(1988年
ルドルフといくねこくるねこ』(2002年
主な受賞歴 講談社児童文学新人賞入賞(1986年)
野間児童文芸新人賞受賞(1988年)
路傍の石・幼少年文学賞受賞(1991年
野間児童文芸賞(2013年
デビュー作 児童文学
『ルドルフとイッパイアッテナ』(1986年)
ウィキポータル 文学
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齊藤 洋(さいとう ひろし、1952年7月16日[1] - )は、日本のドイツ文学者児童文学作家。亜細亜大学経営学部教授[2]。作家として活動するときは斉藤 洋と表記する。

概要

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東京都江戸川区北小岩出身[3]1975年中央大学法学部法律学科卒業。1年強、葛飾区信用組合勤務を経て、1977年大学院文学研究科ドイツ文学専攻博士前期課程(修士)修了[2]

非常勤講師時代の1986年に、第27回講談社児童文学新人賞へ『ルドルフとイッパイアッテナ』を投稿して受賞、児童文学作家としてデビューする。その続編に当たる『ルドルフともだちひとりだち』で、1988年野間児童文芸新人賞を受賞した。1991年に『ルドルフとイッパイアッテナ』や『ペンギンハウスのメリークリスマス』など一連の作品で、第13回路傍の石幼少年文学賞を受賞した。2013年に、『ルドルフとスノーホワイト』で第51回野間児童文芸賞を受賞した。

主に動物が主人公ののんびりとした雰囲気の作品を書く。作品の各章のタイトルが特徴的で、一見してどんな内容なのかわからないものが多い。シリーズもののほか、外国文学の再話なども多く、著作は多数である。一般書として『童話作家はいかが』がある。

ドイツ文学者としては、E.T.A.ホフマンに関する論文を発表している[2]

著作

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単著

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翻訳

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  • ペロー、クルト・バウマン再話『ながぐつをはいたねこ』ほるぷ出版、1991年、ISBN 4-593-50278-0
  • ヴァルター・クライエ『小さな島の大男』ほるぷ出版、1992年、ISBN 4-593-50287-X
  • ビュルガー英語版ハウフ、和歌山静子絵『ほらふき男爵の冒険/こうのとりになった王さま』講談社〈講談社のおはなし童話館 7〉、1992年、ISBN 4-06-197907-8
  • パウル・マール『カンガルーぼうやのぼうけん』ほるぷ出版、1992年、ISBN 4-593-59126-0
  • パウル・マール『カンガルーぼうやのそらとぶれんしゅう』ほるぷ出版、1993年、ISBN 4-593-59128-7
  • ジャネット・パールマン『ペンギンシンデレラ』偕成社、1994年、ISBN 4-03-328400-1
  • ジャネット・パールマン『ペンギンはだかの王さま』偕成社、1994年、ISBN 4-03-328410-9
  • ジョナサン・ラングレイ『あかずきんちゃん』岩崎書店〈ジョナサン・ラングレイのえほん 1〉、1995年、ISBN 4-265-05831-0
  • ジョナサン・ラングレイ『三びきのくまときんぱつちゃん』岩崎書店〈ジョナサン・ラングレイのえほん 2〉、1995年、ISBN 4-265-05832-9
  • デイビッド・マッキー『エルマーとゆき』ほるぷ出版、1995年、ISBN 4-593-50342-6
  • ジョナサン・ラングレイ『こなやのむすめとふしぎなこびと』岩崎書店〈ジョナサン・ラングレイのえほん 3〉、1996年、ISBN 4-265-05833-7
  • ジョナサン・ラングレイ『おうじょとかえる』岩崎書店〈ジョナサン・ラングレイのえほん 4〉、1996年、ISBN 4-265-05834-5
  • ジョナサン・ラングレイ『がらがらやぎとかいぶつトロル』岩崎書店〈ジョナサン・ラングレイのえほん 5〉、1996年、ISBN 4-265-05835-3
  • ジョナサン・ラングレイ『みにくいあひるのこ』岩崎書店〈ジョナサン・ラングレイのえほん 6〉、1996年、ISBN 4-265-05836-1
  • ロートラオト・ズザンネ・ベルナー『ターニャのぼうけん』ほるぷ出版、1996年、ISBN 4-593-50363-9
  • ハンス・ド・ビア『しろくまくんとこわがりうさぎ』ほるぷ出版、1996年、ISBN 4-593-56506-5
  • バーニー・ボス、ハンス・ド・ビア絵『もぐらくんちへようこそ!』ほるぷ出版〈WAKUWAKU童話館〉、1997年、ISBN 4-593-56508-1
  • エルヴィン・モーザー『パパおやすみ 父と子のためのbedside stories』小学館、1997年、ISBN 4-09-727222-5
  • N・A・バイコフ『偉大なる王』講談社〈痛快世界の冒険文学 8〉、1998年、ISBN 4-06-268008-4
  • イェンス・ラスムス『月夜のオーケストラ』小学館、1999年、ISBN 4-09-727212-8
  • アンドレ・ダーハン『アラジンとまほうのランプ』講談社〈えほん世界のおはなし 13〉、1999年、ISBN 4-06-267063-1
  • エルンスト・ヤンドゥル、ノルマン・ユンゲ絵『ドアがあいて…』ほるぷ出版
  • マーカス・フィスター『たんじょうびはいつも』講談社、2000年、ISBN 4-06-261997-0
  • マーカス・フィスター『しあわせミシュカ』講談社、2000年、ISBN 4-06-261996-2
  • G.A.ビュルガー編、はたこうしろう絵『ほらふき男爵の冒険』偕成社、2007年、ISBN 978-4-03-516510-1
  • G.A.ビュルガー編、はたこうしろう絵『ほらふき男爵の大旅行』偕成社、2008年、ISBN 978-4-03-516520-0
  • G.A.ビュルガー編、はたこうしろう絵『ほらふき男爵どこまでも』偕成社、2009年、ISBN 978-4-03-516530-9

論文

[編集]
  • 「E.T.A.ホフマン『不気味な客』における"unheimlich"の意味」『亜細亜大学教養部紀要』36巻、1987年、ISSN 0388-6603
  • 「E.T.A.ホフマン『黄金の壺』におけるもうひとつの世界への移行をめぐって」『亜細亜大学教養部紀要』37巻、1988年ISSN 0388-6603
  • 「E.T.A.ホフマン『騎士グルック』―恐怖譚としての『騎士グルック』」『亜細亜大学教養部紀要』38巻、1988年、ISSN 0388-6603
  • 「E.T.A.ホフマン『大晦日の夜の事件』―シャミソーの『ペーター・シュレミールの不思議な話』とのかかわりにおいて」『亜細亜大学教養部紀要』39巻、1989年
  • 「E.T.A.ホフマン『いとこの隅窓』―その意味と価値」『亜細亜大学教養部紀要』40巻、1989年
  • 「E.T.A.ホフマン『サンクトゥス』―ゼラーピオン同人集への道で」『亜細亜大学教養部紀要』50巻、1994年
  • 「E.T.A.ホフマン『イグナーツ・デナー』―媒介としてのアンドレス」『亜細亜大学教養部紀要』51巻、1995年
  • 「E.T.A.ホフマン『誓願』―ヘルメネギルダとその『奇妙な状態』」『亜細亜大学教養部紀要』52巻、1995年

脚注

[編集]
  1. ^ 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.451
  2. ^ a b c 亜細亜大学/亜細亜大学短期大学部 教員情報”. 亜細亜大学. 2016年12月6日閲覧。
  3. ^ 北小岩舞台作品 石碑に : 地域 :”. 読売新聞(YOMIURI ONLINE) (2016年12月2日). 2016年12月6日閲覧。

外部リンク

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