「スティーブン・ダルドリー」の版間の差分
Comefromsouth (会話 | 投稿記録) 編集の要約なし |
編集の要約なし タグ: モバイル編集 モバイルウェブ編集 改良版モバイル編集 |
||
(24人の利用者による、間の42版が非表示) | |||
6行目: | 6行目: | ||
| 画像コメント = |
| 画像コメント = |
||
| 本名 = Stephen David Daldry |
| 本名 = Stephen David Daldry |
||
| 別名 = |
| 別名義 = |
||
| 愛称 = |
| 愛称 = |
||
| 出生地 = {{ENG}}・[[ドーセット]] |
| 出生地 = {{ENG}}・[[ドーセット]] |
||
| 死没地 = |
|||
| 国籍 = {{UK}} |
| 国籍 = {{UK}} |
||
| 身長 = |
|||
| 血液型 = |
|||
| 生年 = 1961 |
| 生年 = 1961 |
||
| 生月 = 5 |
| 生月 = 5 |
||
21行目: | 24行目: | ||
| 活動内容 = |
| 活動内容 = |
||
| 配偶者 = ルーシー・セクストン([[2001年]] - ) |
| 配偶者 = ルーシー・セクストン([[2001年]] - ) |
||
| 家族 = |
| 著名な家族 = |
||
| 事務所 = |
|||
| 公式サイト = |
| 公式サイト = |
||
| 主な作品 = 『[[リトル・ダンサー]]』<br />『[[めぐりあう時間たち]]』<br />『[[愛を読むひと]] |
| 主な作品 = 『[[リトル・ダンサー]]』<br />『[[めぐりあう時間たち]]』<br />『[[愛を読むひと]]』<br>『[[ものすごくうるさくて、ありえないほど近い]]』 |
||
| アカデミー賞 = |
| アカデミー賞 = |
||
| 英国アカデミー賞 = '''作品賞'''<br /> |
| 英国アカデミー賞 = '''[[英国アカデミー賞 英国作品賞|英国作品賞]]'''<br />2000年『[[リトル・ダンサー]]』 |
||
| |
| 日本アカデミー賞 = '''最優秀外国語作品賞'''<br />[[第25回日本アカデミー賞|2001年]]『リトル・ダンサー』 |
||
| トニー賞 = '''演劇演出賞'''<br />[[1994年]]『[[:en:An Inspector Calls|''An Inspector Calls'']]』<br />[[2021年]]『''The Inheritance''』<br />'''ミュージカル演出賞'''<br />[[2009年]]『リトル・ダンサー』 |
|||
| ローレンス・オリヴィエ賞 = '''演劇演出賞'''<br />[[1993年]]『''An Inspector Calls''』<br />[[1994年]]『[[:en:Machinal|''Machinal'']]』<br />[[2019年]]『''[[:en:The Inheritance (play)|The Inheritance]]''』 |
|||
| エミー賞 = '''[[プライムタイム・エミー賞 作品賞 (ドラマ部門)|作品賞(ドラマシリーズ部門)]]'''<br />[[2021年]]『[[ザ・クラウン (ネットフリックス)|ザ・クラウン]]』<br />'''監督賞(ドラマシリーズ部門)'''<br />[[2018年]]『ザ・クラウン』 |
|||
| その他の賞 = |
| その他の賞 = |
||
| 備考 = |
| 備考 = |
||
}} |
}} |
||
'''スティーブン・デーヴィッド・ダルドリー [[大英帝国勲章|CBE]]'''('''Stephen David Daldry CBE''', [[1961年]][[5月2日]] - )は、[[イギリス]]の[[演出家]]、[[映画監督]]、[[映画プロデューサー]] |
'''スティーブン・デーヴィッド・ダルドリー [[大英帝国勲章|CBE]]'''('''Stephen David Daldry CBE''', [[1961年]][[5月2日]] - )は、[[イギリス]]の[[演出家]]、[[映画監督]]、[[映画プロデューサー]]。 |
||
演出家としては[[ローレンス・オリヴィエ賞]]と[[トニー賞]]を2度受賞、映画監督としてはほとんどの作品が[[アカデミー作品賞]]か[[アカデミー監督賞|監督賞]]にノミネートされており、両方で成功を収めている。 |
|||
== 来歴 == |
== 来歴 == |
||
39行目: | 48行目: | ||
[[2000年]]に『[[リトル・ダンサー]]』で映画監督デビュー。舞台特有の大胆な演出手法を取り入れて絶賛された。500万ドルの制作費に対して1億ドル以上の興行収入を記録、[[アカデミー監督賞]]にノミネートされるなど、批評的にも興行的にも成功を収めた。 |
[[2000年]]に『[[リトル・ダンサー]]』で映画監督デビュー。舞台特有の大胆な演出手法を取り入れて絶賛された。500万ドルの制作費に対して1億ドル以上の興行収入を記録、[[アカデミー監督賞]]にノミネートされるなど、批評的にも興行的にも成功を収めた。 |
||
⚫ | |||
⚫ | |||
⚫ | |||
⚫ | |||
[[2005年]]には[[マイケル・シェイボン]]の[[ピューリッツァー賞]]を受賞した小説『カヴァリエ&クレイの驚くべき冒険』を、[[ナタリー・ポートマン]]と[[トビー・マグワイア]]主演で制作すると報道されたが、現在中止されている。 |
|||
[[2008年]]の『[[愛を読むひと]]』でデビューから3作続けてアカデミー監督賞にノミネートされ、名実ともにイギリスを代表する映画監督の地位を固める。妊娠で降板したニコール・キッドマンに代わり[[ケイト・ウィンスレット]]が起用され、またも[[アカデミー主演女優賞]]をもたらした。 |
[[2008年]]の『[[愛を読むひと]]』でデビューから3作続けてアカデミー監督賞にノミネートされ、名実ともにイギリスを代表する映画監督の地位を固める。妊娠で降板したニコール・キッドマンに代わり[[ケイト・ウィンスレット]]が起用され、またも[[アカデミー主演女優賞]]をもたらした。 |
||
[[2011年]]の4作目『[[ものすごくうるさくて、ありえないほど近い (映画)|ものすごくうるさくて、ありえないほど近い]]』は[[ジョナサン・サフラン・フォア]]の原作小説を[[エリック・ロス]]が脚色し、3度 |
[[2011年]]の4作目『[[ものすごくうるさくて、ありえないほど近い (映画)|ものすごくうるさくて、ありえないほど近い]]』は[[ジョナサン・サフラン・フォア]]の原作小説を[[エリック・ロス]]が脚色し、3度目のアカデミー作品賞ノミネートを受けた。 |
||
[[2012年]]の[[ロンドンオリンピック (2012年)|ロンドンオリンピック]]、[[ロンドンパラリンピック]]では、開会式・閉会式の総合プロデューサーを務めた<ref>{{ |
[[2012年]]の[[ロンドンオリンピック (2012年)|ロンドンオリンピック]]、[[ロンドンパラリンピック]]では、開会式・閉会式の総合プロデューサーを務めた<ref>{{Cite web|和書|author=The Broadway League |title= ::: BEATINK Official Website / Underworld / アンダーワールドが2012年ロンドンオリンピック開会式の音楽監督に就任 ::: |url=http://www.beatink.com/underworld/news.html |publisher=BEATINK |accessdate=2012-09-22}}</ref>。 |
||
[[2014年]]には[[ルーニー・マーラ]]、[[マーティン・シーン]] |
[[2014年]]には[[ルーニー・マーラ]]、[[マーティン・シーン]]出演の5作目『[[トラッシュ! -この街が輝く日まで-]]』が公開された。 |
||
== 私生活 == |
== 私生活 == |
||
[[2001年]]にパフォーマンス・アーティストのルーシー・セクストンと結婚し、長女アナベル・クレアが誕生しているが、自身は[[両性愛|バイセクシャル]]であると公言している<ref>http://www.independent.co.uk/news/people/profiles/stephen-daldry-after-the-oscars-it-is-time-for-a-change-of-direction-591933.html</ref>。公言したのは、人々が混乱するのを避けるためであるという。セット・デザイナーのイアン・マクニールと13年間、[[同性愛]]関係であることが知られている<ref>{{cite web|author=The Broadway League |url=http://www.ibdb.com/person.php?id=14547 |title=Stephen Daldry |publisher=IBDB |accessdate=2010-01-14}}</ref>。 |
[[2001年]]にパフォーマンス・アーティストのルーシー・セクストンと結婚し、長女アナベル・クレアが誕生しているが、自身は[[両性愛|バイセクシャル]]であると公言している<ref>[http://www.independent.co.uk/news/people/profiles/stephen-daldry-after-the-oscars-it-is-time-for-a-change-of-direction-591933.html]{{リンク切れ|date=2020-4}}</ref>。公言したのは、人々が混乱するのを避けるためであるという。セット・デザイナーのイアン・マクニールと13年間、[[同性愛]]関係であることが知られている<ref>{{cite web|author=The Broadway League |url=http://www.ibdb.com/person.php?id=14547 |title=Stephen Daldry |publisher=IBDB |accessdate=2010-01-14}}</ref>。 |
||
== 監督作品 == |
== 監督作品 == |
||
61行目: | 68行目: | ||
* [[愛を読むひと]] ''The Reader'' (2008年) |
* [[愛を読むひと]] ''The Reader'' (2008年) |
||
* [[ものすごくうるさくて、ありえないほど近い (映画)|ものすごくうるさくて、ありえないほど近い]] ''Extremely Loud and Incredibly Close'' (2011年) |
* [[ものすごくうるさくて、ありえないほど近い (映画)|ものすごくうるさくて、ありえないほど近い]] ''Extremely Loud and Incredibly Close'' (2011年) |
||
* [[トラッシュ! -この街が輝く日まで-]] ''Trash'' (2014年) |
|||
* [[ザ・クラウン (ネットフリックス)|ザ・クラウン]]''The Crown'' (2016年に始まったドラマシリーズ) |
|||
* ウィキッド ''Wicked'' (2019年) <ref>{{cite news|url=https://eiga.com/news/20160629/8/|title=S・ダルドリー監督のミュージカル映画「ウィキッド」、2019年全米公開へ|newspaper=映画.com|date=2016-06-29|accessdate=2016-06-30}}</ref> |
|||
== 脚注 == |
== 脚注 == |
||
66行目: | 76行目: | ||
== 外部リンク == |
== 外部リンク == |
||
{{Commonscat|Stephen Daldry|Stephen Daldry}} |
|||
*{{allcinema name|298820|スティーヴン・ダルドリー}} |
|||
*{{Kinejun name|157371|スティーヴン・ダルドリー}} |
|||
*{{IMDb name|0197636|Stephen Daldry}} |
|||
{{AARP大人のための映画賞 監督賞}} |
|||
{{Normdaten}} |
|||
⚫ | |||
⚫ | |||
[[Category:イギリスの映画監督]] |
[[Category:イギリスの映画監督]] |
||
[[Category:イギリスの映画プロデューサー]] |
[[Category:イギリスの映画プロデューサー]] |
||
[[Category:イギリスの演出家]] |
[[Category:イギリスの舞台演出家]] |
||
[[Category:トニー賞受賞者]] |
[[Category:トニー賞受賞者]] |
||
[[Category:大英帝国勲章]] |
[[Category:大英帝国勲章受章者]] |
||
[[Category: |
[[Category:バイセクシュアルの芸術家]] |
||
[[Category:LGBTの映画監督]] |
[[Category:LGBTの映画監督]] |
||
[[Category:ドーセット出身の人物]] |
[[Category:ドーセット出身の人物]] |
||
[[Category:1961年生]] |
[[Category:1961年生]] |
||
[[Category:存命人物]] |
[[Category:存命人物]] |
||
[[Category:シェフィールド大学出身の人物]] |
2024年5月1日 (水) 01:37時点における最新版
スティーブン・ダルドリー Stephen Daldry | |||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
本名 | Stephen David Daldry | ||||||||||||||||||||||||
生年月日 | 1961年5月2日(63歳) | ||||||||||||||||||||||||
出生地 | イングランド・ドーセット | ||||||||||||||||||||||||
国籍 | イギリス | ||||||||||||||||||||||||
職業 |
映画監督 映画プロデューサー 演出家 | ||||||||||||||||||||||||
配偶者 | ルーシー・セクストン(2001年 - ) | ||||||||||||||||||||||||
主な作品 | |||||||||||||||||||||||||
『リトル・ダンサー』 『めぐりあう時間たち』 『愛を読むひと』 『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』 | |||||||||||||||||||||||||
|
スティーブン・デーヴィッド・ダルドリー CBE(Stephen David Daldry CBE, 1961年5月2日 - )は、イギリスの演出家、映画監督、映画プロデューサー。
演出家としてはローレンス・オリヴィエ賞とトニー賞を2度受賞、映画監督としてはほとんどの作品がアカデミー作品賞か監督賞にノミネートされており、両方で成功を収めている。
来歴[編集]
1960年、イングランドのドーセットに生まれる。母は歌手のチェリー・ダルドリー(旧姓・トンプソン)。14歳の時に父をガンで亡くし、家族はトーントンに引っ越した。地元の劇団に加入し、イギリス空軍の奨学金を得てシェフィールド大学に入学。卒業後数年間イタリアに行き、ピエロの見習いとして学ぶ。イギリスに帰国し、1985年から1988年までCrucible Theatreで舞台製作に携わった。
これまでに100本以上の舞台を手がけている。1994年の『An Inspector Calls』でトニー賞を受賞したほか、ローレンス・オリヴィエ賞を2度、トニー賞を2度受賞するなど数々の賞を受賞し、演出家として確かな評価を得ている。
2000年に『リトル・ダンサー』で映画監督デビュー。舞台特有の大胆な演出手法を取り入れて絶賛された。500万ドルの制作費に対して1億ドル以上の興行収入を記録、アカデミー監督賞にノミネートされるなど、批評的にも興行的にも成功を収めた。
2002年の監督2作目『めぐりあう時間たち』はマイケル・カニンガムのピュリツァー賞受賞小説が原作。時代・場所の異なる3人の女性の1日を交互につなぎ合わせて描き、それぞれの時代を演じたニコール・キッドマン、ジュリアン・ムーア、メリル・ストリープの3人がベルリン国際映画祭銀熊賞を共同受賞した。アカデミー賞は9部門にノミネートされ、ニコール・キッドマンが主演女優賞を獲得。ゴールデングローブ賞作品賞も受賞した。
2005年にはロンドンで『リトル・ダンサー』のミュージカル版を演出(楽曲制作はエルトン・ジョン)。ローレンス・オリヴィエ賞の最優秀新作ミュージカル賞など主要賞を総なめにした。2008年には米国ブロードウェイでも上演され、第63回トニー賞10部門を受賞。2014年現在もロングラン公演中で、通算観客動員数は400万人を越えた。同年にはマイケル・シェイボンのピューリッツァー賞受賞小説『カヴァリエ&クレイの驚くべき冒険』を、ナタリー・ポートマンとトビー・マグワイア主演で制作すると報道されたが、現在中止されている。
2008年の『愛を読むひと』でデビューから3作続けてアカデミー監督賞にノミネートされ、名実ともにイギリスを代表する映画監督の地位を固める。妊娠で降板したニコール・キッドマンに代わりケイト・ウィンスレットが起用され、またもアカデミー主演女優賞をもたらした。
2011年の4作目『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』はジョナサン・サフラン・フォアの原作小説をエリック・ロスが脚色し、3度目のアカデミー作品賞ノミネートを受けた。
2012年のロンドンオリンピック、ロンドンパラリンピックでは、開会式・閉会式の総合プロデューサーを務めた[1]。
2014年にはルーニー・マーラ、マーティン・シーン出演の5作目『トラッシュ! -この街が輝く日まで-』が公開された。
私生活[編集]
2001年にパフォーマンス・アーティストのルーシー・セクストンと結婚し、長女アナベル・クレアが誕生しているが、自身はバイセクシャルであると公言している[2]。公言したのは、人々が混乱するのを避けるためであるという。セット・デザイナーのイアン・マクニールと13年間、同性愛関係であることが知られている[3]。
監督作品[編集]
- リトル・ダンサー Billy Elliot (2000年)
- めぐりあう時間たち The Hours (2002年)
- 愛を読むひと The Reader (2008年)
- ものすごくうるさくて、ありえないほど近い Extremely Loud and Incredibly Close (2011年)
- トラッシュ! -この街が輝く日まで- Trash (2014年)
- ザ・クラウンThe Crown (2016年に始まったドラマシリーズ)
- ウィキッド Wicked (2019年) [4]
脚注[編集]
- ^ The Broadway League. “::: BEATINK Official Website / Underworld / アンダーワールドが2012年ロンドンオリンピック開会式の音楽監督に就任 :::”. BEATINK. 2012年9月22日閲覧。
- ^ [1][リンク切れ]
- ^ The Broadway League. “Stephen Daldry”. IBDB. 2010年1月14日閲覧。
- ^ “S・ダルドリー監督のミュージカル映画「ウィキッド」、2019年全米公開へ”. 映画.com. (2016年6月29日) 2016年6月30日閲覧。