「スティーブン・ダルドリー」の版間の差分
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| トニー賞 = '''演劇演出賞'''<br />[[1994年]]『[[:en:An Inspector Calls|''An Inspector Calls'']]』<br />[[2021年]]『''The Inheritance''』<br />'''ミュージカル演出賞'''<br />[[2009年]]『リトル・ダンサー』 |
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| ローレンス・オリヴィエ賞 = '''演劇演出賞'''<br />[[1993年]]『''An Inspector Calls''』<br />[[1994年]]『[[:en:Machinal|''Machinal'']]』<br />[[2019年]]『''[[:en:The Inheritance (play)|The Inheritance]]''』 |
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| エミー賞 = '''[[プライムタイム・エミー賞 作品賞 (ドラマ部門)|作品賞(ドラマシリーズ部門)]]'''<br />[[2021年]]『[[ザ・クラウン (ネットフリックス)|ザ・クラウン]]』<br />'''監督賞(ドラマシリーズ部門)'''<br />[[2018年]]『ザ・クラウン』 |
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'''スティーブン・デーヴィッド・ダルドリー [[大英帝国勲章|CBE]]'''('''Stephen David Daldry CBE''', [[1961年]][[5月2日]] - )は、[[イギリス]]の[[演出家]]、[[映画監督]]、[[映画プロデューサー]]。 |
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演出家としては[[ローレンス・オリヴィエ賞]]と[[トニー賞]]を2度受賞、映画監督としては |
演出家としては[[ローレンス・オリヴィエ賞]]と[[トニー賞]]を2度受賞、映画監督としてはほとんどの作品が[[アカデミー作品賞]]か[[アカデミー監督賞|監督賞]]にノミネートされており、両方で成功を収めている。 |
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[[2000年]]に『[[リトル・ダンサー]]』で映画監督デビュー。舞台特有の大胆な演出手法を取り入れて絶賛された。500万ドルの制作費に対して1億ドル以上の興行収入を記録、[[アカデミー監督賞]]にノミネートされるなど、批評的にも興行的にも成功を収めた。 |
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[[2005年]]には[[ロンドン]]で同作の[[ミュージカル]]版を演出(楽曲制作は[[エルトン・ジョン]])。[[ローレンス・オリヴィエ賞]]の最優秀新作ミュージカル賞など主要賞を総なめにした。2008年には米国[[ブロードウェイ]]でも上演され、[[第63回トニー賞]]10部門を受賞。2014年現在もロングラン公演中で、通算観客動員数は400万人を越えた。 |
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[[2002年]]の監督2作目『[[めぐりあう時間たち]]』は[[マイケル・カニンガム]]の[[ピュリツァー賞]]受賞小説が原作。時代・場所の異なる3人の女性の1日を交互につなぎ合わせて描き、それぞれの時代を演じた[[ニコール・キッドマン]]、[[ジュリアン・ムーア]]、[[メリル・ストリープ]]の3人が[[ベルリン国際映画祭]][[銀熊賞]]を共同受賞した。アカデミー賞は9部門にノミネートされ、ニコール・キッドマンが[[アカデミー主演女優賞|主演女優賞]]を獲得。[[ゴールデングローブ賞_作品賞_(ドラマ部門)|ゴールデングローブ賞作品賞]]も受賞した。 |
[[2002年]]の監督2作目『[[めぐりあう時間たち]]』は[[マイケル・カニンガム]]の[[ピュリツァー賞]]受賞小説が原作。時代・場所の異なる3人の女性の1日を交互につなぎ合わせて描き、それぞれの時代を演じた[[ニコール・キッドマン]]、[[ジュリアン・ムーア]]、[[メリル・ストリープ]]の3人が[[ベルリン国際映画祭]][[銀熊賞]]を共同受賞した。アカデミー賞は9部門にノミネートされ、ニコール・キッドマンが[[アカデミー主演女優賞|主演女優賞]]を獲得。[[ゴールデングローブ賞_作品賞_(ドラマ部門)|ゴールデングローブ賞作品賞]]も受賞した。 |
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[[2005年]]には[[マイケル・シェイボン]]の[[ピューリッツァー賞]]受賞小説『カヴァリエ&クレイの驚くべき冒険』を、[[ナタリー・ポートマン]]と[[トビー・マグワイア]]主演で制作すると報道されたが、現在中止されている。 |
[[2005年]]には[[ロンドン]]で『リトル・ダンサー』の[[ミュージカル]]版を演出(楽曲制作は[[エルトン・ジョン]])。[[ローレンス・オリヴィエ賞]]の最優秀新作ミュージカル賞など主要賞を総なめにした。2008年には米国[[ブロードウェイ]]でも上演され、[[第63回トニー賞]]10部門を受賞。2014年現在もロングラン公演中で、通算観客動員数は400万人を越えた。同年には[[マイケル・シェイボン]]の[[ピューリッツァー賞]]受賞小説『カヴァリエ&クレイの驚くべき冒険』を、[[ナタリー・ポートマン]]と[[トビー・マグワイア]]主演で制作すると報道されたが、現在中止されている。 |
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[[2008年]]の『[[愛を読むひと]]』でデビューから3作続けてアカデミー監督賞にノミネートされ、名実ともにイギリスを代表する映画監督の地位を固める。妊娠で降板したニコール・キッドマンに代わり[[ケイト・ウィンスレット]]が起用され、またも[[アカデミー主演女優賞]]をもたらした。 |
[[2008年]]の『[[愛を読むひと]]』でデビューから3作続けてアカデミー監督賞にノミネートされ、名実ともにイギリスを代表する映画監督の地位を固める。妊娠で降板したニコール・キッドマンに代わり[[ケイト・ウィンスレット]]が起用され、またも[[アカデミー主演女優賞]]をもたらした。 |
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[[2011年]]の4作目『[[ものすごくうるさくて、ありえないほど近い (映画)|ものすごくうるさくて、ありえないほど近い]]』は[[ジョナサン・サフラン・フォア]]の原作小説を[[エリック・ロス]]が脚色し、3度 |
[[2011年]]の4作目『[[ものすごくうるさくて、ありえないほど近い (映画)|ものすごくうるさくて、ありえないほど近い]]』は[[ジョナサン・サフラン・フォア]]の原作小説を[[エリック・ロス]]が脚色し、3度目のアカデミー作品賞ノミネートを受けた。 |
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[[2012年]]の[[ロンドンオリンピック (2012年)|ロンドンオリンピック]]、[[ロンドンパラリンピック]]では、開会式・閉会式の総合プロデューサーを務めた<ref>{{Cite web|和書|author=The Broadway League |title= ::: BEATINK Official Website / Underworld / アンダーワールドが2012年ロンドンオリンピック開会式の音楽監督に就任 ::: |url=http://www.beatink.com/underworld/news.html |publisher=BEATINK |accessdate=2012-09-22}}</ref>。 |
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[[2014年]]には[[ルーニー・マーラ]]、[[マーティン・シーン]]出演の5作目『[[トラッシュ! -この街が輝く日まで-]]』が公開された。 |
[[2014年]]には[[ルーニー・マーラ]]、[[マーティン・シーン]]出演の5作目『[[トラッシュ! -この街が輝く日まで-]]』が公開された。 |
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== 私生活 == |
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[[2001年]]にパフォーマンス・アーティストのルーシー・セクストンと結婚し、長女アナベル・クレアが誕生しているが、自身は[[両性愛|バイセクシャル]]であると公言している<ref>http://www.independent.co.uk/news/people/profiles/stephen-daldry-after-the-oscars-it-is-time-for-a-change-of-direction-591933.html</ref>。公言したのは、人々が混乱するのを避けるためであるという。セット・デザイナーのイアン・マクニールと13年間、[[同性愛]]関係であることが知られている<ref>{{cite web|author=The Broadway League |url=http://www.ibdb.com/person.php?id=14547 |title=Stephen Daldry |publisher=IBDB |accessdate=2010-01-14}}</ref>。 |
[[2001年]]にパフォーマンス・アーティストのルーシー・セクストンと結婚し、長女アナベル・クレアが誕生しているが、自身は[[両性愛|バイセクシャル]]であると公言している<ref>[http://www.independent.co.uk/news/people/profiles/stephen-daldry-after-the-oscars-it-is-time-for-a-change-of-direction-591933.html]{{リンク切れ|date=2020-4}}</ref>。公言したのは、人々が混乱するのを避けるためであるという。セット・デザイナーのイアン・マクニールと13年間、[[同性愛]]関係であることが知られている<ref>{{cite web|author=The Broadway League |url=http://www.ibdb.com/person.php?id=14547 |title=Stephen Daldry |publisher=IBDB |accessdate=2010-01-14}}</ref>。 |
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== 監督作品 == |
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* ウィキッド ''Wicked'' (2019年) <ref>{{cite news|url= |
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== 脚注 == |
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2024年5月1日 (水) 01:37時点における最新版
スティーブン・ダルドリー Stephen Daldry | |||||||||||||||||||||||||
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本名 | Stephen David Daldry | ||||||||||||||||||||||||
生年月日 | 1961年5月2日(63歳) | ||||||||||||||||||||||||
出生地 | イングランド・ドーセット | ||||||||||||||||||||||||
国籍 | イギリス | ||||||||||||||||||||||||
職業 |
映画監督 映画プロデューサー 演出家 | ||||||||||||||||||||||||
配偶者 | ルーシー・セクストン(2001年 - ) | ||||||||||||||||||||||||
主な作品 | |||||||||||||||||||||||||
『リトル・ダンサー』 『めぐりあう時間たち』 『愛を読むひと』 『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』 | |||||||||||||||||||||||||
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スティーブン・デーヴィッド・ダルドリー CBE(Stephen David Daldry CBE, 1961年5月2日 - )は、イギリスの演出家、映画監督、映画プロデューサー。
演出家としてはローレンス・オリヴィエ賞とトニー賞を2度受賞、映画監督としてはほとんどの作品がアカデミー作品賞か監督賞にノミネートされており、両方で成功を収めている。
来歴[編集]
1960年、イングランドのドーセットに生まれる。母は歌手のチェリー・ダルドリー(旧姓・トンプソン)。14歳の時に父をガンで亡くし、家族はトーントンに引っ越した。地元の劇団に加入し、イギリス空軍の奨学金を得てシェフィールド大学に入学。卒業後数年間イタリアに行き、ピエロの見習いとして学ぶ。イギリスに帰国し、1985年から1988年までCrucible Theatreで舞台製作に携わった。
これまでに100本以上の舞台を手がけている。1994年の『An Inspector Calls』でトニー賞を受賞したほか、ローレンス・オリヴィエ賞を2度、トニー賞を2度受賞するなど数々の賞を受賞し、演出家として確かな評価を得ている。
2000年に『リトル・ダンサー』で映画監督デビュー。舞台特有の大胆な演出手法を取り入れて絶賛された。500万ドルの制作費に対して1億ドル以上の興行収入を記録、アカデミー監督賞にノミネートされるなど、批評的にも興行的にも成功を収めた。
2002年の監督2作目『めぐりあう時間たち』はマイケル・カニンガムのピュリツァー賞受賞小説が原作。時代・場所の異なる3人の女性の1日を交互につなぎ合わせて描き、それぞれの時代を演じたニコール・キッドマン、ジュリアン・ムーア、メリル・ストリープの3人がベルリン国際映画祭銀熊賞を共同受賞した。アカデミー賞は9部門にノミネートされ、ニコール・キッドマンが主演女優賞を獲得。ゴールデングローブ賞作品賞も受賞した。
2005年にはロンドンで『リトル・ダンサー』のミュージカル版を演出(楽曲制作はエルトン・ジョン)。ローレンス・オリヴィエ賞の最優秀新作ミュージカル賞など主要賞を総なめにした。2008年には米国ブロードウェイでも上演され、第63回トニー賞10部門を受賞。2014年現在もロングラン公演中で、通算観客動員数は400万人を越えた。同年にはマイケル・シェイボンのピューリッツァー賞受賞小説『カヴァリエ&クレイの驚くべき冒険』を、ナタリー・ポートマンとトビー・マグワイア主演で制作すると報道されたが、現在中止されている。
2008年の『愛を読むひと』でデビューから3作続けてアカデミー監督賞にノミネートされ、名実ともにイギリスを代表する映画監督の地位を固める。妊娠で降板したニコール・キッドマンに代わりケイト・ウィンスレットが起用され、またもアカデミー主演女優賞をもたらした。
2011年の4作目『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』はジョナサン・サフラン・フォアの原作小説をエリック・ロスが脚色し、3度目のアカデミー作品賞ノミネートを受けた。
2012年のロンドンオリンピック、ロンドンパラリンピックでは、開会式・閉会式の総合プロデューサーを務めた[1]。
2014年にはルーニー・マーラ、マーティン・シーン出演の5作目『トラッシュ! -この街が輝く日まで-』が公開された。
私生活[編集]
2001年にパフォーマンス・アーティストのルーシー・セクストンと結婚し、長女アナベル・クレアが誕生しているが、自身はバイセクシャルであると公言している[2]。公言したのは、人々が混乱するのを避けるためであるという。セット・デザイナーのイアン・マクニールと13年間、同性愛関係であることが知られている[3]。
監督作品[編集]
- リトル・ダンサー Billy Elliot (2000年)
- めぐりあう時間たち The Hours (2002年)
- 愛を読むひと The Reader (2008年)
- ものすごくうるさくて、ありえないほど近い Extremely Loud and Incredibly Close (2011年)
- トラッシュ! -この街が輝く日まで- Trash (2014年)
- ザ・クラウンThe Crown (2016年に始まったドラマシリーズ)
- ウィキッド Wicked (2019年) [4]
脚注[編集]
- ^ The Broadway League. “::: BEATINK Official Website / Underworld / アンダーワールドが2012年ロンドンオリンピック開会式の音楽監督に就任 :::”. BEATINK. 2012年9月22日閲覧。
- ^ [1][リンク切れ]
- ^ The Broadway League. “Stephen Daldry”. IBDB. 2010年1月14日閲覧。
- ^ “S・ダルドリー監督のミュージカル映画「ウィキッド」、2019年全米公開へ”. 映画.com. (2016年6月29日) 2016年6月30日閲覧。