コンテンツにスキップ

「浅野翔吾」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
Final (会話 | 投稿記録)
→‎記録: 初打点
 
(25人の利用者による、間の31版が非表示)
3行目: 3行目:
| 所属球団 = 読売ジャイアンツ
| 所属球団 = 読売ジャイアンツ
| 背番号 = 51
| 背番号 = 51
| 画像 = YG-Shogo Asano20230502.jpg
| 画像 = Shogo Asano.jpg
| 画像サイズ = 250
| 画像サイズ = 250
| 画像説明 = 2023年52日 [[読売ジャアンツ球場]]
| 画像説明 = 2023年8月 [[楽天ーグルス泉練習|ウェルファムフーズ森林どりスタジアム泉]]
| 国籍 = {{JPN}}
| 国籍 = {{JPN}}
| 出身地 = [[香川県]][[高松市]]
| 出身地 = [[香川県]][[高松市]]
19行目: 19行目:
| 初出場 = 2023年7月8日
| 初出場 = 2023年7月8日
| 最終出場 =
| 最終出場 =
| 年俸 = 1230万円(2024年)<ref>{{Cite web ja |url=https://www.nikkansports.com/baseball/professional/koukai/team/koukai-giants.html |title=巨人 - 契約更改 - プロ野球 |publisher=日刊スポーツ |date= |accessdate=2023-11-08}}</ref>
| 年俸 = 1200万円(2023年)
| 経歴 =
| 経歴 =
* [[香川県立高松商業高等学校]]
* [[香川県立高松商業高等学校]]
28行目: 28行目:
== 経歴 ==
== 経歴 ==
=== プロ入り前 ===
=== プロ入り前 ===
[[高松市立屋島小学校]]3年生の時に野球を始め、[[高松市立屋島中学校]]では軟式野球部に所属。3年時に[[U-15アジア野球選手権大会]]の日本代表に選出された<ref>{{Cite web |title=第10回 BFA U-15アジア選手権 試合・大会詳細 |url=https://www.japan-baseball.jp/jp/team/15u/2019/asianchampionship/overview.html |website=野球日本代表 侍ジャパンオフィシャルサイト |access-date=2022-09-08 |language=ja |last=NPBエンタープライズ}}</ref>。
[[徳島県]]生まれ。[[徳島県立徳島商業高等学校|徳島商]]OBであった父の転勤により隣の香川県に移り住んだ。[[高松市立屋島小学校]]3年生の時に野球を始め、[[高松市立屋島中学校]]では軟式野球部に所属。3年時は[[全日本少年軟式野球大会]]四国代表として出場しベスト8まで勝ち進むと<ref>{{Cite web ja |title=巨人ドラ1浅野翔吾を徹底解剖!「小中高通算218本塁打」圧倒的パワーの秘密 |url=https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/313901 |website=日刊ゲンダイ |date= |access-date=2023-12-12}}</ref><ref>[https://jsbb.or.jp/game2019/j-h-school/team/detail11.html 第36回全日本少年軟式野球大会 出場チーム紹介 高松市立屋島中]</ref>、[[U-15アジア野球選手権大会]]の日本代表に選出された<ref>{{Cite web ja |title=第10回 BFA U-15アジア選手権 試合・大会詳細 |url=https://www.japan-baseball.jp/jp/team/15u/2019/asianchampionship/overview.html |website=野球日本代表 侍ジャパンオフィシャルサイト |date= |access-date=2022-09-08}}</ref>。


[[香川県立高松商業高等学校]]に進学し、1年夏からレギュラーに定着。2年夏の[[第103回全国高等学校野球選手権大会]]に出場し、ベスト16に進出。[[智辯学園和歌山小学校・中学校・高等学校|智弁和歌山]]との3回戦で本塁打を放った<ref>{{Cite web |title=【甲子園】プロ注目の中西聖輝から高松商・浅野1発も惜敗「帰ってきたい」 - 高校野球夏の甲子園 : 日刊スポーツ |url=https://www.nikkansports.com/baseball/highschool/news/202108240000383.html |website=nikkansports.com |access-date=2022-09-08 |language=ja}}</ref>。同年秋から主将に就任し、冬には苦手としていた変化球対策のため、[[長尾健司]]監督の提案で[[スイッチヒッター]]に転向<ref name=":0">{{Cite web |title=イチローが「化け物ですね」 “ドラ1候補”高松商・浅野翔吾の本当の凄さとは?「プロでもスイッチヒッターを続けたい」(石田雄太) |url=https://number.bunshun.jp/articles/-/854424 |website=Number Web - ナンバー |access-date=2022-09-08 |language=ja}}</ref>。新たに習得した左打席で放った本塁打は、指導に訪れた[[イチロー]]からも絶賛された<ref name=":0" />。3年夏の[[第104回全国高等学校野球選手権大会]]に出場し、1番打者として打率.700、3本塁打の活躍でベスト8進出に貢献。[[佐久長聖中学校・高等学校|佐久長聖]]との初戦(2回戦)で2本塁打を記録し、[[清原和博]]の高校通算本塁打(64本)を上回った<ref>{{Cite web |title=【甲子園】聖地震撼…高松商の怪物・浅野翔吾が2発で〝清原超え〟「ライトフライかなと思った」 – 東京スポーツ新聞社 |url=https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/232509 |website=東スポWeb |access-date=2022-09-08 |language=ja}}</ref>。[[近江高等学校|近江]]との準々決勝でも本塁打を放ち、高校通算67本塁打を記録した<ref>{{Cite web |title=【甲子園】高松商・浅野翔吾 高校通算67号2ランなどプロ注目・山田から3安打、試合後にプロ志望明言 - スポニチ Sponichi Annex 野球 |url=https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2022/08/18/kiji/20220818s00001002262000c.html?amp=1 |website=スポニチ Sponichi Annex |access-date=2022-09-08 |language=ja}}</ref>。同大会は全て右打席で臨んだ。大会後、[[WBSC U-18ワールドカップ]]の日本代表に選出され<ref>{{Cite web |title=高松商・浅野らがU18高校日本代表選出、主将は近江・山田 9・9W杯開幕 - スポニチ Sponichi Annex 野球 |url=https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2022/08/23/kiji/20220823s00001002099000c.html?amp=1 |website=スポニチ Sponichi Annex |access-date=2022-09-08 |language=ja}}</ref>、メキシコ戦で高校通算68号本塁打を記録した。
四国のみならず関西地区の私立強豪校から声を掛けられるが、地元の[[香川県立高松商業高等学校]]に進学し、1年夏の[[全国高等学校野球選手権香川大会|独自大会]]からレギュラーに定着。2年夏の[[第103回全国高等学校野球選手権大会]]に出場し、ベスト16に進出。[[智辯学園和歌山小学校・中学校・高等学校|智弁和歌山]]との3回戦で本塁打を放った<ref>{{Cite web ja |title=【甲子園】プロ注目の中西聖輝から高松商・浅野1発も惜敗「帰ってきたい」 - 高校野球夏の甲子園 |url=https://www.nikkansports.com/baseball/highschool/news/202108240000383.html |website=日刊スポーツ |date=2021-08-24 |access-date=2022-09-08}}</ref>。同年秋から主将に就任し、冬には苦手としていた変化球対策のため、[[長尾健司]]監督の提案で[[スイッチヒッター]]に転向<ref name="number20220831">{{Cite web ja |title=イチローが「化け物ですね」 “ドラ1候補”高松商・浅野翔吾の本当の凄さとは?「プロでもスイッチヒッターを続けたい」(石田雄太) |url=https://number.bunshun.jp/articles/-/854424 |website=Number Web |date=2022-08-31 |access-date=2022-09-08}}</ref>。新たに習得した左打席で放った本塁打は、指導に訪れた[[イチロー]]からも絶賛された{{R|number20220831}}。3年夏の[[第104回全国高等学校野球選手権大会]]に出場し、1番打者として打率.700(10打数7安打)、3本塁打、6打点、5四死球、2盗塁の活躍でベスト8進出に貢献<ref>{{Cite web ja |url=https://number.bunshun.jp/articles/-/854337?page=1 |title=ドラ1候補・浅野翔吾「57球で空振り1度だけ」驚異の選球眼を得た真相 以前は「イラッと」「チームの雰囲気を悪く」したが… |website=Number Web |date=2022-08-24 |accessdate=2024-05-15}}</ref>。[[佐久長聖中学校・高等学校|佐久長聖]]との初戦(2回戦)で2本塁打を記録し、[[清原和博]]の高校通算本塁打(64本)を上回った<ref>{{Cite web ja |title=【甲子園】聖地震撼…高松商の怪物・浅野翔吾が2発で〝清原超え〟「ライトフライかなと思った」 |url=https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/232509 |website=東スポWeb |date=2022-08-11 |access-date=2022-09-08}}</ref>。[[近江高等学校|近江]]との準々決勝でも[[山田陽翔]]([[埼玉西武ライオンズ|西武]])からバックスクリーンに飛び込む本塁打を放た<ref>{{Cite web ja |title=【甲子園】高松商・浅野翔吾 高校通算67号2ランなどプロ注目・山田から3安打、試合後にプロ志望明言 |url=https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2022/08/18/kiji/20220818s00001002262000c.html |website=スポニチ Sponichi Annex |date=2022-08-18 |access-date=2022-09-08}}</ref>。同大会は全て右打席で臨んだ。大会後、[[WBSC U-18ワールドカップ]]の日本代表に選出され<ref>{{Cite web ja |title=高松商・浅野らがU18高校日本代表選出、主将は近江・山田 9・9W杯開幕 |url=https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2022/08/23/kiji/20220823s00001002099000c.html |website=スポニチ Sponichi Annex |date=2022-08-23 |access-date=2022-09-08}}</ref>、メキシコ戦で高校通算68号本塁打を記録した。


{{by|2022年}}9月8日、[[プロ志望届]]を提出し<ref>{{Cite web |title=今夏甲子園3発、U-18代表の高松商・浅野、最速148キロ右腕の富島・日高らプロ志望届 |url=https://full-count.jp/2022/09/08/post1277542/ |website=Full-Count(フルカウント) ― 野球ニュース・速報・コラム ― |date=2022-09-08 |access-date=2022-09-08 |language=ja}}</ref>、[[2022年度新人選手選択会議 (日本プロ野球)|2022年のプロ野球ドラフト会議]]において[[読売ジャイアンツ]](以下、巨人)と[[阪神タイガース]]から1巡目指名を受け、抽選の末巨人が交渉権を獲得。球団史上初めて高校生外野手でドラフト1位指名を受けた選手となった<ref>{{Cite news2 |title= 【ドラフト】巨人1位浅野翔吾、外野手の高校生1位は球団初 高松商の選手指名は70年大北以来|url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/202210210000306.html |newspaper=nikkansports.com |date=2022-10-21|agency=日刊スポーツNEWS|accessdate=2022-11-18}}</ref>{{Efn|過去に巨人からドラフト1位指名を受けた外野手はいずれも大学([[高田繁]]([[1967年度新人選手選択会議 (日本プロ野球)|1967年]])、[[高橋由伸]]([[1997年度新人選手選択会議 (日本プロ野球)|1997年]]))あるいは社会人野球([[長野久義]]([[2009年度新人選手選択会議 (日本プロ野球)|2009年]]))出身。また、[[松井秀喜]]([[1992年度新人選手選択会議 (日本プロ野球)|1992年]])、[[大田泰示]]([[2008年度新人選手選択会議 (日本プロ野球)|2008年]])はドラフト指名時は内野手登録であった。}}。11月14日に契約金1億円、出来高5000万円、年俸1200万円で仮契約した(金額は推定)<ref name="hochi20221114">{{Cite web |url=https://hochi.news/articles/20221114-OHT1T51204.html?page=1 |title=【巨人】ドラ1・浅野翔吾が仮契約 背番号51に「イチローさんに近づけるように」 |website=スポーツ報知 |date=2022-11-14 |accessdate=2023-08-11}}</ref>。イチローの臨時指導を受けた縁もあり、本人の希望により背番号はイチローの現役時代の背番号でもある'''51'''に決まった<ref>{{Cite web |title= 巨人D1位・浅野翔吾、背番号は51に正式決定 「ジャイアンツの51番といえば浅野といってもらえるように」|url= https://www.sanspo.com/article/20221114-SATD5W66DZIQFFHWVVUNZ2NMFM/ |website=サンスポ|access-date=2022-11-14 |language=ja}}</ref>。
{{by|2022年}}9月8日、[[プロ志望届]]を提出し<ref>{{Cite web ja |title=今夏甲子園3発、U-18代表の高松商・浅野、最速148キロ右腕の富島・日高らプロ志望届 |url=https://full-count.jp/2022/09/08/post1277542/ |website=Full-Count |date=2022-09-08 |access-date=2022-09-08}}</ref>、[[2022年度新人選手選択会議 (日本プロ野球)|2022年のプロ野球ドラフト会議]]において[[読売ジャイアンツ]](以下、巨人)と[[阪神タイガース]]から1巡目指名を受け、抽選の末巨人が交渉権を獲得。球団史上初めて高校生外野手でドラフト1位指名を受けた選手となった<ref>{{Cite web ja |title=【ドラフト】巨人1位浅野翔吾、外野手の高校生1位は球団初 高松商の選手指名は70年大北以来 |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/202210210000306.html |website=日刊スポーツ |date=2022-10-21 |accessdate=2022-11-18}}</ref>{{Efn|過去に巨人からドラフト1位指名を受けた外野手はいずれも大学([[高田繁]]([[1967年度新人選手選択会議 (日本プロ野球)|1967年]])、[[高橋由伸]]([[1997年度新人選手選択会議 (日本プロ野球)|1997年]]))あるいは社会人野球([[長野久義]]([[2009年度新人選手選択会議 (日本プロ野球)|2009年]]))出身。また、[[松井秀喜]]([[1992年度新人選手選択会議 (日本プロ野球)|1992年]])、[[大田泰示]]([[2008年度新人選手選択会議 (日本プロ野球)|2008年]])はドラフト指名時は内野手登録であった。}}。11月14日に契約金1億円、出来高5000万円、年俸1200万円で仮契約した(金額は推定)<ref name="hochi20221114">{{Cite web ja |url=https://hochi.news/articles/20221114-OHT1T51204.html?page=1 |title=【巨人】ドラ1・浅野翔吾が仮契約 背番号51に「イチローさんに近づけるように」 |website=スポーツ報知 |date=2022-11-14 |accessdate=2023-08-11}}</ref>。イチローの臨時指導を受けた縁もあり、本人の希望により背番号はイチローの現役時代の背番号でもある'''51'''に決まった<ref>{{Cite web ja |title=巨人D1位・浅野翔吾、背番号は51に正式決定 「ジャイアンツの51番といえば浅野といってもらえるように」 |url=https://www.sanspo.com/article/20221114-SATD5W66DZIQFFHWVVUNZ2NMFM/ |website=サンスポ |date=2022-11-14 |access-date=2022-11-14}}</ref>。担当スカウトは[[岸敬祐]]<ref name="hochi20221124">{{Cite web ja |url=https://hochi.news/articles/20221124-OHT1T51239.html?page=1 |title=【巨人】1位・浅野翔吾担当の岸敬祐スカウト ドラフト3日前の秘話を明かす |website=スポーツ報知 |date=2022-11-24 |accessdate=2024-05-15}}</ref>。


=== 巨人時代 ===
=== 巨人時代 ===
{{by|2023年}}は、土台作り重視のため春季キャンプから二軍からスタートとなり<ref>{{Cite web |title= 【巨人】ドラ1浅野翔吾2軍スタート「じっくり」坂本ら歩んだスター育成ロードで焦らず土台作り|url= https://www.nikkansports.com/baseball/news/202301190001033.html |website=日刊スポーツ|access-date=2023-06-06 |language=ja}}</ref>、シーズン開幕後は4月30日、[[イースタン・リーグ]]の[[北海道日本ハムファイターズ]]戦([[ファイターズ鎌ケ谷スタジアム]])で、[[上原健太 (野球)|上原健太]]から公式戦初本塁打を放った<ref>{{Cite web |title= 【巨人】 ドラフト1位・浅野翔吾がプロ初ホームラン…イースタン・リーグ|url= https://hochi.news/articles/20230430-OHT1T51112.html?page=1 |website=スポーツ報知|access-date=2023-06-06 |language=ja}}</ref>。7月8日の[[中日ドラゴンズ]]戦では代打で初の一軍公式戦出場を果たす(結果は三振)<ref>{{Cite news|url=https://www.daily.co.jp/opinion-d/2023/07/21/0016611286.shtml|title=【野球】巨人の黄金新人・浅野翔吾は栄光の50番トリオ復活の礎となれるのか|newspaper=デイリースポーツ online |publisher= 株式会社デイリースポーツ|date=2023-07-23|accessdate=2023-07-23}}</ref>。8月11日の[[横浜DeNAベイスターズ]]戦でプロ入り初のスタメン出場を果たすと、第2打席で[[東克樹]]からプロ入り初安打を放った<ref name="hochi20230811">{{Cite web |url=https://hochi.news/articles/20230811-OHT1T51110.html?page=1 |title=【巨人】ドラ1浅野翔吾、プロ初スタメン第1打席は三ゴロ |website=スポーツ報知 |date=2023-08-11 |accessdate=2023-08-11}}</ref><ref name="nikkansports20230811">{{Cite web |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/202308110000815.html?cx_testId=13&cx_testVariant=cx_1&cx_artPos=2#cxrecs_s |title=【巨人】浅野翔吾がプロ5打席目で初安打「落ちてくれて良かった」どん詰まりのポテンヒット |website=日刊スポーツ |date=2023-08-11 |accessdate=2023-08-11}}</ref>。
{{by|2023年}}は、土台作り重視のため春季キャンプから[[読売ジャイアンツ (ファーム)|二軍]]からスタートとなり<ref>{{Cite web ja |title=【巨人】ドラ1浅野翔吾2軍スタート「じっくり」坂本ら歩んだスター育成ロードで焦らず土台作り |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/202301190001033.html |website=日刊スポーツ |date=2023-01-19 |access-date=2023-06-06}}</ref>、シーズン開幕後は4月30日、[[イースタン・リーグ]]の[[北海道日本ハムファイターズ]]戦([[ファイターズ鎌ケ谷スタジアム]])で、[[上原健太 (野球)|上原健太]]から公式戦初本塁打を放った<ref>{{Cite web ja |title=【巨人】 ドラフト1位・浅野翔吾がプロ初ホームラン…イースタン・リーグ |url=https://hochi.news/articles/20230430-OHT1T51112.html?page=1 |website=スポーツ報知 |date=2023-04-30 |access-date=2023-06-06}}</ref>。7月8日の[[中日ドラゴンズ]]戦では代打で初の一軍公式戦出場を果たす(結果は三振)<ref>{{Cite web ja |url=https://www.daily.co.jp/opinion-d/2023/07/21/0016611286.shtml |title=【野球】巨人の黄金新人・浅野翔吾は栄光の50番トリオ復活の礎となれるのか |website=デイリースポーツ online |publisher=株式会社デイリースポーツ |date=2023-07-23 |accessdate=2023-07-23}}</ref>。8月11日の[[横浜DeNAベイスターズ]]戦でプロ入り初のスタメン出場を果たすと、第2打席で[[東克樹]]からプロ入り初安打を放った<ref name="hochi20230811">{{Cite web ja |url=https://hochi.news/articles/20230811-OHT1T51110.html?page=1 |title=【巨人】ドラ1浅野翔吾、プロ初スタメン第1打席は三ゴロ |website=スポーツ報知 |date=2023-08-11 |accessdate=2023-08-11}}</ref><ref name="nikkansports20230811">{{Cite web ja |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/202308110000815.html |title=【巨人】浅野翔吾がプロ5打席目で初安打「落ちてくれて良かった」どん詰まりのポテンヒット |website=日刊スポーツ |date=2023-08-11 |accessdate=2023-08-11}}</ref>。8月18日の[[広島東洋カープ]]戦第2打席で[[森翔平]]からプロ入り初本塁打を放った。巨人の高卒新人での本塁打は2015年の[[岡本和真]]以来8年ぶり、球団史上7人目となった<ref>{{Cite web ja |url=https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2023/08/18/kiji/20230818s00001173503000c.html |title=巨人・浅野翔吾 待望のプロ1号!王、松井に並んだ高卒新人球団史上7人目!岡本和以来8年ぶり「次も」 |website=スポニチアネックス |date=2023-08-18 |accessdate=2023-08-22}}</ref>。最終的に高卒1年目ながら一軍公式戦24試合に出場し、打率.250、1本塁打、2打点を記録{{R|sanspo20231108}}。[[イースタン・リーグ]]公式戦には77試合出場して打率.262、7本塁打、27打点、6盗塁の成績を残した<ref>{{Cite web ja |url=https://npb.jp/bis/2023/stats/idb2_g.html |title=2023年度 読売ジャイアンツ 個人打撃成績(イースタン・リーグ) |publisher=NPB.jp 日本野球機構 |date= |accessdate=2023-11-08}}</ref>。シーズン終了後は[[みやざきフェニックス・リーグ]]に参加していたものの、腰の張りで途中離脱し、秋季キャンプのメンバーからも外れた<ref>{{Cite web ja |title=【巨人】浅野翔吾、秋季キャンプ回避 腰の張りG球場3軍練習に合流 |website=スポーツ報知 |url=https://hochi.news/articles/20231022-OHT1T51247.html?page=1 |date=2023-10-23 |accessdate=2023-12-28}}</ref>。11月8日に契約更改し、30万円増の推定年俸1230万円でサインした<ref name="sanspo20231108">{{Cite web ja |title=巨人の契約更改がスタート 1人目の浅野は30万増1230万円でサイン「上がると思ってなかったのでうれしい」 |website=デイリースポーツ online |url=https://www.daily.co.jp/baseball/2023/11/08/0017006975.shtml |date=2023-11-08 |accessdate=2023-11-08}}</ref>。会見の中で、腰の張りが[[ヘルニア]]の再発であることを明かした<ref>{{Cite web ja |title=巨人・浅野翔吾は30万円増で契約更改「ドキドキしました」 山田龍聖は100万円減 |website=サンスポ |url=https://www.sanspo.com/article/20231108-36C2DUVIKBCAFN23NDQHM6QIVY/ |date=2023-11-08 |accessdate=2023-11-08}}</ref>。

== 選手としての特徴 ==
{{出典の明記|date=2024年2月|section=1}}
身長171cmと上背は無いものの、胸囲110cmのガッチリとした体格で<ref name="hochi20221123">{{Cite web ja |url=https://hochi.news/articles/20221123-OHT1T51182.html?page=1 |title=【巨人】ドラ1・浅野翔吾、ニックネーム募集!高校時代は「おっさん」も「まだ18歳…違ういいものを」 |website=スポーツ報知 |date=2022-11-24 |accessdate=2024-05-15}}</ref>、遠投110m、50m5秒9を記録する高い身体能力と、高校通算68本塁打を記録するなどパワーを兼ね備える{{R|hochi20221123}}。選球眼の良さと3年夏の甲子園では左翼・中堅・右翼の三方向にそれぞれ本塁打を放つなど、広角に強い打球を飛ばせる打撃技術を持つ<ref name="giants20221114">{{Cite web ja |url=https://www.giants.jp/news/5141/ |title=ドラフト1位指名・浅野翔吾選手が仮契約、背番号はイチローさんの「51」 |website=読売ジャイアンツ(巨人軍)公式サイト |date=2022-11-14 |accessdate=2024-05-15}}</ref>。守備の面においても、打球判断に優れており、1歩目のスタートが良く、広い守備範囲を兼ね備えている。

== 人物 ==
貫禄ある風貌から高校時代の愛称は「おっさん」であり<ref>{{Cite web ja |url=https://www.sanspo.com/article/20221123-XYTBBQK6VZILBIMHPW6ZIJ4WGE/?outputType=theme_giants |title=巨人のD1位・浅野翔吾の高校時代の愛称は「おっさん」 「違った良いニックネームをつけて」とお願い |website=サンケイスポーツ |date=2022-11-23 |accessdate=2024-05-15}}</ref>{{R|hochi20221123}}、プロ入り後も使われている<ref>{{Cite web ja |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/202307070000920.html |title=【巨人】浅野翔吾が円陣の声出し役「おっさんいけよ」さっそくイジられ「浅野翔吾18歳です!」 |website=日刊スポーツ |date=2023-07-07 |accessdate=2024-05-15}}</ref>。常に明るい性格で周りから愛される人柄と評される{{R|giants20221114|hochi20221124}}。

球団内では同期入団となった[[読売ジャイアンツ女子チーム|巨人女子]]の[[真砂寧々]]とは小学生の頃から家族同士の交流があり、両中学の練習試合では対戦経験もある(真砂が投手・浅野が打者でカーブを左越本塁打)<ref>{{Cite web|和書|url=https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/baseball/hs_other/2022/11/30/post_94/|title=イチローから技ありヒットの真砂寧々が巨人女子チーム入り。ドラフト1位・浅野翔吾との関係は「ライバル」|publisher=Sportiva|date=2022年11月30日|accessdate=2024年5月18日}}</ref><ref>{{Cite web|和書|url=https://hochi.news/articles/20221123-OHT1T51186.html?page=1|title=巨人女子にドラフト1位・浅野の幼なじみ入団「運命を感じました」…ファンフェスタで選手20人お披露目|publisher=スポーツ報知|date=2022年11月24日|accessdate=2024年5月18日}}</ref>。


== 詳細情報 ==
== 詳細情報 ==
=== 年度別打撃成績 ===
{| {{年度別打撃成績|リーグ=日本野球機構}}
|-
|style="text-align:center;"|{{by2|2023}}
|rowspan="1" style="text-align:center;"|[[読売ジャイアンツ|巨人]]
|24||41||40||2||10||1||0||1||14||2||0||2||0||0||1||0||0||14||0||.250||.268||.350||.618
|-
!colspan="2"|通算:1年
|24||41||40||2||10||1||0||1||14||2||0||2||0||0||1||0||0||14||0||.250||.268||.350||.618
|}
* 2023年度シーズン終了時

=== 年度別守備成績 ===
{| class="wikitable" style="text-align:right; font-size:small; border-collapse:collapse; padding:1px"
!rowspan="2"|年<br />度!!rowspan="2"|球<br />団!!colspan="6"|[[外野手|外野]]
|-style="line-height:1.25em; text-align:center;"
!試<br /><br />合!![[刺殺|刺<br /><br />殺]]!![[補殺|補<br /><br />殺]]!![[失策|失<br /><br />策]]!![[併殺|併<br /><br />殺]]!![[守備率|守<br />備<br />率]]
|-
|style="text-align:center;"|2023
|rowspan="1" style="text-align:center; white-space:nowrap;"|巨人
|16||16||0||0||0||1.000
|-
!colspan="2"|通算
|16||16||0||0||0||1.000
|}
* 2023年度シーズン終了時

=== 表彰 ===
=== 表彰 ===
* 第55回・令和4年度 [[日本学生野球協会]]表彰
* 第55回・令和4年度 [[日本学生野球協会]]表彰
* 第62回(2022年)[[四国新聞]]スポーツ賞<ref>[https://www.shikoku-np.co.jp/sports/local/20230215000130 四国新聞スポーツ賞 受賞者決定]四国新聞2023年2月15日</ref>
* 第62回(2022年)[[四国新聞]]スポーツ賞<ref>[https://www.shikoku-np.co.jp/sports/local/20230215000130 四国新聞スポーツ賞 受賞者決定] 四国新聞 2023年2月15日</ref>
* 第29回香川スポーツ賞(高松運動記者クラブ選定)
* 令和4年度香川県スポーツ栄光賞


=== 記録 ===
=== 記録 ===
; 初記録
; 初記録
* 初出場・初打席:2023年7月8日、対[[横浜DeNAベイスターズ]]12回戦([[東京ドーム]])、6回裏に[[梶谷隆幸]]の代打で出場、[[田中健二朗]]から空振り三振<ref>{{Cite news |title=巨人 注目のドラ1・浅野翔吾がデビュー プロ初打席は空振り三振も東京ドームは大きな拍手 |url=https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2023/07/08/kiji/20230708s00001173375000c.html |newspaper=スポーツニッポン |date=2023-07-08 |accessdate=2023-07-08}}</ref>
* 初出場・初打席:2023年7月8日、対[[横浜DeNAベイスターズ]]12回戦([[東京ドーム]])、6回裏に[[梶谷隆幸]]の代打で出場、[[田中健二朗]]から空振り三振<ref>{{Cite web ja |title=巨人 注目のドラ1・浅野翔吾がデビュー プロ初打席は空振り三振も東京ドームは大きな拍手 |url=https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2023/07/08/kiji/20230708s00001173375000c.html |website=スポーツニッポン |date=2023-07-08 |accessdate=2023-07-08}}</ref>
* 初先発出場:2023年8月11日、対横浜DeNAベイスターズ16回戦(東京ドーム)、8番・右翼手で先発出場{{R|hochi20230811}}
* 初先発出場:2023年8月11日、対横浜DeNAベイスターズ16回戦(東京ドーム)、8番・右翼手で先発出場{{R|hochi20230811}}
* 初安打:同上、5回裏に[[東克樹]]から左前安打{{R|nikkansports20230811}}
* 初安打:同上、5回裏に[[東克樹]]から左前安打{{R|nikkansports20230811}}
* 初打点・初本塁打:2023年8月18日、対[[広島東洋カープ]]19回戦([[MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島]])、5回表に[[森翔平]]から左越2ラン
* 初打点・初本塁打:2023年8月18日、対[[広島東洋カープ]]19回戦([[MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島]])、5回表に[[森翔平]]から左越2ラン<ref name="nikkansports20230818">{{Cite web ja |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/202308180000992.html |title=【巨人】浅野翔吾がプロ初アーチ 特大2ランで中田翔に頭ポンポンされ照れ笑い |website=日刊スポーツ |date=2023-08-18 |accessdate=2023-08-18}}</ref>


=== 背番号 ===
=== 背番号 ===
53行目: 91行目:


=== 登場曲 ===
=== 登場曲 ===
*「{{仮リンク|He's a Pirate|en|He's a Pirate}}」[[クラウス・バデルト]](2023年 -
* 「{{仮リンク|He's a Pirate|en|He's a Pirate}}」[[クラウス・バデルト]](2023年)
*「ライオン(2023 浅野ver.)」[[ベリーグッドマン]](2023年6月 - )
* 「ライオン(2023 浅野ver.)」[[ベリーグッドマン]](2023年6月 - 同年終了
* 「[[止まらないHa〜Ha|止まらないHa~Ha]]」[[矢沢永吉]](2024年 - )


=== 代表歴 ===
=== 代表歴 ===
74行目: 113行目:
{{NPB|91195157}}
{{NPB|91195157}}
{{BASEBALLstats|brjpn=asano-000sho}}
{{BASEBALLstats|brjpn=asano-000sho}}
* [https://www.giants.jp/players/detail/2023004/ 選手プロフィール] - 読売巨人軍公式WEBサイト
* [https://sp.baseball.findfriends.jp/player/20040020/ 選手情報] - 週刊ベースボールONLINE
* {{Instagram|shogo.asano.1124|浅野翔吾}}
* {{Instagram|shogo.asano.1124|浅野翔吾}}
* {{Twitter|asa_syo1124|浅野翔吾}}
* {{Twitter|asa_syo1124|浅野翔吾}}
83行目: 124行目:
{{デフォルトソート:あさの しようこ}}
{{デフォルトソート:あさの しようこ}}
[[Category:日本の野球選手]]
[[Category:日本の野球選手]]
[[Category:読売ジャイアンツ及び東京巨人軍の選手]]
[[Category:香川県立高松商業高等学校出身の野球選手]]
[[Category:香川県立高松商業高等学校出身の野球選手]]
[[Category:香川県出身の]]
[[Category:読売ジャイアンツ及び東京巨軍の選手]]
[[Category:香川県出身のスポーツ選手]]
[[Category:2004年生]]
[[Category:2004年生]]
[[Category:存命人物]]
[[Category:存命人物]]

2024年5月18日 (土) 14:38時点における最新版

浅野 翔吾
読売ジャイアンツ #51
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 香川県高松市
生年月日 (2004-11-24) 2004年11月24日(19歳)
身長
体重
171 cm
86 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 外野手
プロ入り 2022年 ドラフト1位
初出場 2023年7月8日
年俸 1230万円(2024年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

浅野 翔吾(あさの しょうご、2004年11月24日 - )は、香川県高松市出身のプロ野球選手外野手)。右投右打。読売ジャイアンツ所属。

経歴[ソースを編集]

プロ入り前[ソースを編集]

徳島県生まれ。徳島商OBであった父の転勤により隣の香川県に移り住んだ。高松市立屋島小学校3年生の時に野球を始め、高松市立屋島中学校では軟式野球部に所属。3年時は全日本少年軟式野球大会に四国代表として出場しベスト8まで勝ち進むと[2][3]U-15アジア野球選手権大会の日本代表に選出された[4]

四国のみならず関西地区の私立強豪校から声を掛けられるが、地元の香川県立高松商業高等学校に進学し、1年夏の独自大会からレギュラーに定着。2年夏の第103回全国高等学校野球選手権大会に出場し、ベスト16に進出。智弁和歌山との3回戦で本塁打を放った[5]。同年秋から主将に就任し、冬には苦手としていた変化球対策のため、長尾健司監督の提案でスイッチヒッターに転向[6]。新たに習得した左打席で放った本塁打は、指導に訪れたイチローからも絶賛された[6]。3年夏の第104回全国高等学校野球選手権大会に出場し、1番打者として打率.700(10打数7安打)、3本塁打、6打点、5四死球、2盗塁の活躍でベスト8進出に貢献[7]佐久長聖との初戦(2回戦)で2本塁打を記録し、清原和博の高校通算本塁打(64本)を上回った[8]近江との準々決勝でも山田陽翔西武)からバックスクリーンに飛び込む本塁打を放った[9]。同大会は全て右打席で臨んだ。大会後、WBSC U-18ワールドカップの日本代表に選出され[10]、メキシコ戦で高校通算68号本塁打を記録した。

2022年9月8日、プロ志望届を提出し[11]2022年のプロ野球ドラフト会議において読売ジャイアンツ(以下、巨人)と阪神タイガースから1巡目指名を受け、抽選の末巨人が交渉権を獲得。球団史上初めて高校生外野手でドラフト1位指名を受けた選手となった[12][注釈 1]。11月14日に契約金1億円、出来高5000万円、年俸1200万円で仮契約した(金額は推定)[13]。イチローの臨時指導を受けた縁もあり、本人の希望により背番号はイチローの現役時代の背番号でもある51に決まった[14]。担当スカウトは岸敬祐[15]

巨人時代[ソースを編集]

2023年は、土台作り重視のため春季キャンプから二軍からスタートとなり[16]、シーズン開幕後は4月30日、イースタン・リーグ北海道日本ハムファイターズ戦(ファイターズ鎌ケ谷スタジアム)で、上原健太から公式戦初本塁打を放った[17]。7月8日の中日ドラゴンズ戦では代打で初の一軍公式戦出場を果たす(結果は三振)[18]。8月11日の横浜DeNAベイスターズ戦でプロ入り初のスタメン出場を果たすと、第2打席で東克樹からプロ入り初安打を放った[19][20]。8月18日の広島東洋カープ戦第2打席で森翔平からプロ入り初本塁打を放った。巨人の高卒新人での本塁打は2015年の岡本和真以来8年ぶり、球団史上7人目となった[21]。最終的に高卒1年目ながら一軍公式戦24試合に出場し、打率.250、1本塁打、2打点を記録[22]イースタン・リーグ公式戦には77試合出場して打率.262、7本塁打、27打点、6盗塁の成績を残した[23]。シーズン終了後はみやざきフェニックス・リーグに参加していたものの、腰の張りで途中離脱し、秋季キャンプのメンバーからも外れた[24]。11月8日に契約更改し、30万円増の推定年俸1230万円でサインした[22]。会見の中で、腰の張りがヘルニアの再発であることを明かした[25]

選手としての特徴[ソースを編集]

身長171cmと上背は無いものの、胸囲110cmのガッチリとした体格で[26]、遠投110m、50m5秒9を記録する高い身体能力と、高校通算68本塁打を記録するなどパワーを兼ね備える[26]。選球眼の良さと3年夏の甲子園では左翼・中堅・右翼の三方向にそれぞれ本塁打を放つなど、広角に強い打球を飛ばせる打撃技術を持つ[27]。守備の面においても、打球判断に優れており、1歩目のスタートが良く、広い守備範囲を兼ね備えている。

人物[ソースを編集]

貫禄ある風貌から高校時代の愛称は「おっさん」であり[28][26]、プロ入り後も使われている[29]。常に明るい性格で周りから愛される人柄と評される[27][15]

球団内では同期入団となった巨人女子真砂寧々とは小学生の頃から家族同士の交流があり、両中学の練習試合では対戦経験もある(真砂が投手・浅野が打者でカーブを左越本塁打)[30][31]

詳細情報[ソースを編集]

年度別打撃成績[ソースを編集]

















































O
P
S
2023 巨人 24 41 40 2 10 1 0 1 14 2 0 2 0 0 1 0 0 14 0 .250 .268 .350 .618
通算:1年 24 41 40 2 10 1 0 1 14 2 0 2 0 0 1 0 0 14 0 .250 .268 .350 .618
  • 2023年度シーズン終了時

年度別守備成績[ソースを編集]



外野












2023 巨人 16 16 0 0 0 1.000
通算 16 16 0 0 0 1.000
  • 2023年度シーズン終了時

表彰[ソースを編集]

  • 第55回・令和4年度 日本学生野球協会表彰
  • 第62回(2022年)四国新聞スポーツ賞[32]
  • 第29回香川スポーツ賞(高松運動記者クラブ選定)
  • 令和4年度香川県スポーツ栄光賞

記録[ソースを編集]

初記録

背番号[ソースを編集]

  • 51(2023年 - )

登場曲[ソースを編集]

代表歴[ソースを編集]

脚注[ソースを編集]

注釈[ソースを編集]

  1. ^ 過去に巨人からドラフト1位指名を受けた外野手はいずれも大学(高田繁1967年)、高橋由伸1997年))あるいは社会人野球(長野久義2009年))出身。また、松井秀喜1992年)、大田泰示2008年)はドラフト指名時は内野手登録であった。

出典[ソースを編集]

  1. ^ 巨人 - 契約更改 - プロ野球」日刊スポーツ。2023年11月8日閲覧
  2. ^ 巨人ドラ1浅野翔吾を徹底解剖!「小中高通算218本塁打」圧倒的パワーの秘密」『日刊ゲンダイ』。2023年12月12日閲覧
  3. ^ 第36回全日本少年軟式野球大会 出場チーム紹介 高松市立屋島中
  4. ^ 第10回 BFA U-15アジア選手権 試合・大会詳細」『野球日本代表 侍ジャパンオフィシャルサイト』。2022年9月8日閲覧
  5. ^ 【甲子園】プロ注目の中西聖輝から高松商・浅野1発も惜敗「帰ってきたい」 - 高校野球夏の甲子園」『日刊スポーツ』2021年8月24日。2022年9月8日閲覧
  6. ^ a b イチローが「化け物ですね」 “ドラ1候補”高松商・浅野翔吾の本当の凄さとは?「プロでもスイッチヒッターを続けたい」(石田雄太)」『Number Web』2022年8月31日。2022年9月8日閲覧
  7. ^ ドラ1候補・浅野翔吾「57球で空振り1度だけ」驚異の選球眼を得た真相 以前は「イラッと」「チームの雰囲気を悪く」したが…」『Number Web』2022年8月24日。2024年5月15日閲覧
  8. ^ 【甲子園】聖地震撼…高松商の怪物・浅野翔吾が2発で〝清原超え〟「ライトフライかなと思った」」『東スポWeb』2022年8月11日。2022年9月8日閲覧
  9. ^ 【甲子園】高松商・浅野翔吾 高校通算67号2ランなどプロ注目・山田から3安打、試合後にプロ志望明言」『スポニチ Sponichi Annex』2022年8月18日。2022年9月8日閲覧
  10. ^ 高松商・浅野らがU18高校日本代表選出、主将は近江・山田 9・9W杯開幕」『スポニチ Sponichi Annex』2022年8月23日。2022年9月8日閲覧
  11. ^ 今夏甲子園3発、U-18代表の高松商・浅野、最速148キロ右腕の富島・日高らプロ志望届」『Full-Count』2022年9月8日。2022年9月8日閲覧
  12. ^ 【ドラフト】巨人1位浅野翔吾、外野手の高校生1位は球団初 高松商の選手指名は70年大北以来」『日刊スポーツ』2022年10月21日。2022年11月18日閲覧
  13. ^ 【巨人】ドラ1・浅野翔吾が仮契約 背番号51に「イチローさんに近づけるように」」『スポーツ報知』2022年11月14日。2023年8月11日閲覧
  14. ^ 巨人D1位・浅野翔吾、背番号は51に正式決定 「ジャイアンツの51番といえば浅野といってもらえるように」」『サンスポ』2022年11月14日。2022年11月14日閲覧
  15. ^ a b 【巨人】1位・浅野翔吾担当の岸敬祐スカウト ドラフト3日前の秘話を明かす」『スポーツ報知』2022年11月24日。2024年5月15日閲覧
  16. ^ 【巨人】ドラ1浅野翔吾2軍スタート「じっくり」坂本ら歩んだスター育成ロードで焦らず土台作り」『日刊スポーツ』2023年1月19日。2023年6月6日閲覧
  17. ^ 【巨人】 ドラフト1位・浅野翔吾がプロ初ホームラン…イースタン・リーグ」『スポーツ報知』2023年4月30日。2023年6月6日閲覧
  18. ^ 【野球】巨人の黄金新人・浅野翔吾は栄光の50番トリオ復活の礎となれるのか」『デイリースポーツ online』株式会社デイリースポーツ、2023年7月23日。2023年7月23日閲覧
  19. ^ a b 【巨人】ドラ1浅野翔吾、プロ初スタメン第1打席は三ゴロ」『スポーツ報知』2023年8月11日。2023年8月11日閲覧
  20. ^ a b 【巨人】浅野翔吾がプロ5打席目で初安打「落ちてくれて良かった」どん詰まりのポテンヒット」『日刊スポーツ』2023年8月11日。2023年8月11日閲覧
  21. ^ 巨人・浅野翔吾 待望のプロ1号!王、松井に並んだ高卒新人球団史上7人目!岡本和以来8年ぶり「次も」」『スポニチアネックス』2023年8月18日。2023年8月22日閲覧
  22. ^ a b 巨人の契約更改がスタート 1人目の浅野は30万増1230万円でサイン「上がると思ってなかったのでうれしい」」『デイリースポーツ online』2023年11月8日。2023年11月8日閲覧
  23. ^ 2023年度 読売ジャイアンツ 個人打撃成績(イースタン・リーグ)」NPB.jp 日本野球機構。2023年11月8日閲覧
  24. ^ 【巨人】浅野翔吾、秋季キャンプ回避 腰の張りG球場3軍練習に合流」『スポーツ報知』2023年10月23日。2023年12月28日閲覧
  25. ^ 巨人・浅野翔吾は30万円増で契約更改「ドキドキしました」 山田龍聖は100万円減」『サンスポ』2023年11月8日。2023年11月8日閲覧
  26. ^ a b c 【巨人】ドラ1・浅野翔吾、ニックネーム募集!高校時代は「おっさん」も「まだ18歳…違ういいものを」」『スポーツ報知』2022年11月24日。2024年5月15日閲覧
  27. ^ a b ドラフト1位指名・浅野翔吾選手が仮契約、背番号はイチローさんの「51」」『読売ジャイアンツ(巨人軍)公式サイト』2022年11月14日。2024年5月15日閲覧
  28. ^ 巨人のD1位・浅野翔吾の高校時代の愛称は「おっさん」 「違った良いニックネームをつけて」とお願い」『サンケイスポーツ』2022年11月23日。2024年5月15日閲覧
  29. ^ 【巨人】浅野翔吾が円陣の声出し役「おっさんいけよ」さっそくイジられ「浅野翔吾18歳です!」」『日刊スポーツ』2023年7月7日。2024年5月15日閲覧
  30. ^ イチローから技ありヒットの真砂寧々が巨人女子チーム入り。ドラフト1位・浅野翔吾との関係は「ライバル」”. Sportiva (2022年11月30日). 2024年5月18日閲覧。
  31. ^ 巨人女子にドラフト1位・浅野の幼なじみ入団「運命を感じました」…ファンフェスタで選手20人お披露目”. スポーツ報知 (2022年11月24日). 2024年5月18日閲覧。
  32. ^ 四国新聞スポーツ賞 受賞者決定 四国新聞 2023年2月15日
  33. ^ 巨人 注目のドラ1・浅野翔吾がデビュー プロ初打席は空振り三振も東京ドームは大きな拍手」『スポーツニッポン』2023年7月8日。2023年7月8日閲覧
  34. ^ 【巨人】浅野翔吾がプロ初アーチ 特大2ランで中田翔に頭ポンポンされ照れ笑い」『日刊スポーツ』2023年8月18日。2023年8月18日閲覧

関連項目[ソースを編集]

外部リンク[ソースを編集]