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「日本タタ・コンサルタンシー・サービシズ」の版間の差分

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| 英文社名 = Tata Consultancy Services Japan
| 英文社名 = Tata Consultancy Services Japan
| ロゴ = TATA Consultancy Services Logo blue.svg
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| 画像 = Azabudai Hills Mori JP Tower.jpg
| 画像説明 = 本社の入居する[[麻布台ヒルズ森JPタワー]]
| 種類 = [[株式会社]]
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| 市場情報 = 非上場
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| 略称 = 日本TCS
| 略称 = 日本TCS
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| 設立 = 2014年7月1日
| 設立 = 2014年7月1日
| 業種 = 情報・通信業
| 業種 = 情報・通信業
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| 代表者 = 垣原 弘道(代表取締役社長)
| 代表者 = 垣原 弘道(代表取締役社長)
| 資本金 = 43億2700万円
| 資本金 = 43億2700万円
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| 従業員数 = 約3,000名<br />(2021年4月1日現在)
| 決算期 =
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'''日本タタ・コンサルタンシー・サービシズ株式会社''' は、[[東京都]][[港区 (東京都)|港区]][[芝公園]]に本社を置くIT サービス、コンサルティング、およびビジネスソリューション企業。
'''日本タタ・コンサルタンシー・サービシズ株式会社''' は、[[東京都]][[港区 (東京都)|港区]][[麻布台]]に本社を置くIT サービス、コンサルティング、およびビジネスソリューション企業。


== 概要 ==
== 概要 ==
世界有数のコングロマリットであるタタ・グループの日本法人。
世界有数のコングロマリットであるタタ・グループの日本法人。タタは、1868年に創業し、10 業種、主要企業 30 社で構成され、従業員数は90万人超、世界 100 カ国以上で幅広い事業を展開している。2021年度のグループ売上高は約16.3兆円(1ルピー=1.7円)。自動車、製鉄、ITが中核事業となっており、それぞれの事業を主導するタタ自動車の売上高は約4.6兆円(2021年度)、タタ製鉄は同約4.3兆円、タタ・コンサルタンシー・サービシズ(TCS)は同約3.2兆円。紅茶メーカーのテトリーやジャガー・ランドローバーといった有名ブランドもグループの傘下にある。


タタは、1868年に創業し、10 業種、主要企業 30 社で構成され、従業員数は90万人超、世界 100 カ国以上で幅広い事業を展開している。2021年度のグループ売上高は約16.3兆円(1ルピー=1.7円)。
タタ・コンサルタンシー・サービシズ(TCS)は、1968年にタタ・グループの IT サービス企業として設立され、50 年以上の歴史を持つ 。欧米での売上高が圧倒的に多く、近年、時価総額でトップを走るタタ・グループ最大のグループ企業となっている。
2004年日本法人設立。2014年7月1日、タタ コンサルタンシー サービシズ ジャパン 株式会社、株式会社 日本 TCS ソリューションセンター、株式会社 アイ・ティ・フロンティアを統合し、日本タタ・コンサルタンシー・サービシズ株式会社が発足。タタ・コンサルタンシー・サービシズおよび三菱商株式会社が出資している。
2015年日本顧客専用のデリバリーセンターであるJapan-centric Delivery Center (JDC) をインドに開設し、デリバリー体制を強化。2018年TCS Pace Port™ Tokyo、2021年PRISM Tokyo、2021年ニアショアセンター@東京、2022年Digital Continuity Experience Center (DCEC) を相次いで開設している。


タタの中核事業は自動車、製鉄、ITであり、タタ・モーターズ(自動車)(2021年度売上高約4.6兆円)、タタ・スチール(製鉄)(同約4.3兆円)、タタ・コンサルタンシー・サービシズ(TCS)(同約3.2兆円)が、それぞれの事業を主導している。紅茶メーカーのテトリーやジャガー・ランドローバーといった有名ブランドもグループの傘下にある。
前身会社の一社である株式会社アイ・ティ・フロンティアは、[[2001年]]、[[三菱事務機械]]株式会社([[1964年]]設立)、株式会社エイ・エス・ティ([[1983年]]設立)、株式会社アイティコマース([[1986年]]設立)、株式会社エム・シー・テクノサーブ([[1994年]])、株式会社シリウス([[1996年]]設立)の[[三菱商事]]グループのシステム関連企業5社統合し発足。出資比率は三菱商事と[[日本アイ・ビー・エム]]の4対1。[[2009年]]には、三菱商事の[[完全子会社]]とされた。

タタ・コンサルタンシー・サービシズ(TCS)は、1968年にタタ・グループの IT サービス企業として設立され、50 年以上の歴史を持つ 。欧米での売上高が圧倒的に多く、近年、時価総額および利益面でトップを走るタタ・グループ最大のグループ企業となっている。タタ・グループの統括会社タタ・サンズのNatarajan Chandrasekaran会長は、タタ・コンサルタンシー・サービシズ(TCS)出身
2004年日本法人設立。2014年7月、タタ コンサルタンシー サービシズ ジャパン 株式会社、株式会社 日本 TCS ソリューションセンター、株式会社 アイ・ティ・フロンティアを統合し、日本タタ・コンサルタンシー・サービシズ株式会社が発足し、業を拡大させている。

2015年日本顧客専用のデリバリーセンターであるJapan-centric Delivery Center (JDC) をインドに開設し、デリバリー体制を強化。2018年TCS Pace Port™ Tokyo、2021年PRISM Tokyo、2021年ニアショアセンター@東京、2022年Digital Continuity Experience Center (DCEC) を相次いで開設している。


== 事業所 ==
== 事業所 ==
* 本社 - [[東京都]][[港区 (東京都)|港区]][[芝公園]]丁目14
* 本社 - [[東京都]][[港区 (東京都)|港区]][[麻布台]]丁目31[[麻布台ヒルズ森JPタワー]]10階
* 六本木オフィス - 東京都港区[[六本木]]三丁目1番1号 [[六本木ティーキューブ]]7階
* 西日本支社 - [[大阪府]][[大阪市]][[北区 (大阪市)|北区]]堂島一丁目6番20号 [[堂島アバンザ]]14階
* 西日本支社 - [[大阪府]][[大阪市]][[北区 (大阪市)|北区]]堂島一丁目6番20号 [[堂島アバンザ]]14階
* 中部支店 - [[愛知県]][[名古屋市]][[中村区]]名駅一丁目1番4号 JRセントラルタワーズ 33階
* 中部支店 - [[愛知県]][[名古屋市]][[中村区]]名駅一丁目1番4号 [[JRセントラルタワーズ]]33階


== 歴史 ==
== 歴史 ==
* [[2001年]]4月 - 株式会社アイ・ティ・フロンティアは、[[三菱事務機械]]株式会社([[1964年]]設立)、株式会社エイ・エス・ティ([[1983年]]設立)、株式会社アイティコマース([[1986年]]設立)、株式会社エム・シー・テクノサーブ([[1994年]])、株式会社シリウス([[1996年]]設立)の[[三菱商事]]グループのシステム関連企業5社統合し発足。出資比率は三菱商事と[[日本アイ・ビー・エム]]の4対1であった。
* [[2001年]]4月 - 5社が統合し株式会社アイ・ティ・フロンティア発足。
* [[2009年]]4月 - 三菱商事の100%子会社化<ref group="注釈">それまで数年間は米[[IBM]]社との合弁事業の扱いだった。</ref>。
* [[2009年]]4月 - 三菱商事の100%子会社化<ref group="注釈">それまで数年間は米[[IBM]]社との合弁事業の扱いだった。</ref>。
* [[2011年]]12月 - 本社を[[東京都]][[中央区 (東京都)|中央区]][[晴海 (東京都中央区)|晴海]]から東京都[[港区 (東京都)|港区]][[芝公園]]へ移転。
* [[2011年]]12月 - 本社を[[東京都]][[中央区 (東京都)|中央区]][[晴海 (東京都中央区)|晴海]]から東京都[[港区 (東京都)|港区]][[芝公園]]へ移転。
* [[2014年]]7月 - インド財閥・[[タタグループ]]のITサービス企業([[タタ・コンサルタンシー・サービシズ|タタコンサルタンシーサービシズ]])の旧日本法人と合併、''''日本タタ・コンサルタンシー・サービシズ株式会社'''となる。
* [[2014年]]7月 - インド財閥・[[タタグループ]]のITサービス企業([[タタ・コンサルタンシー・サービシズ|タタコンサルタンシーサービシズ]])の旧日本法人と合併、'''日本タタ・コンサルタンシー・サービシズ株式会社'''となる。
* 2023年10月 - 本社を東京都港区芝公園から東京都港区麻布台へ移転、六本木オフィスを開設。


== 関連項目 ==
== 関連項目 ==
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[[Category:国際合弁企業]]
[[Category:国際合弁企業]]
[[Category:芝公園]]
[[Category:芝公園]]
[[Category:麻布台ヒルズ]]

2024年5月28日 (火) 03:47時点における版

日本タタ・コンサルタンシー・サービシズ株式会社
Tata Consultancy Services Japan
本社の入居する麻布台ヒルズ森JPタワー
種類 株式会社
市場情報 非上場
略称 日本TCS
本社所在地 日本の旗 日本
106-0041
東京都港区麻布台一丁目3番1号麻布台ヒルズ森JPタワー10階
設立 2014年7月1日
業種 情報・通信業
法人番号 3010401097045 ウィキデータを編集
事業内容 IT計画、システム設計・開発、IT基盤構築、システム・IT基盤運用
代表者 垣原 弘道(代表取締役社長)
資本金 43億2700万円
売上高 935億8500万円
(2024年3月期)[1]
営業利益 92億4200万円
(2024年3月期)[1]
経常利益 97億0800万円
(2024年3月期)[1]
純利益 70億9800万円
(2024年3月期)[1]
純資産 316億7400万円
(2024年3月期)[1]
総資産 548億3000万円
(2024年3月期)[1]
従業員数 約3,000名
(2021年4月1日現在)
主要株主 タタ・コンサルタンシー・サービシズ 66%
三菱商事 34%
(2019年9月30日現在)
外部リンク www.tcs.com/jp ウィキデータを編集
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日本タタ・コンサルタンシー・サービシズ株式会社 は、東京都港区麻布台に本社を置くIT サービス、コンサルティング、およびビジネスソリューション企業。

概要

世界有数のコングロマリットであるタタ・グループの日本法人。

タタは、1868年に創業し、10 業種、主要企業 30 社で構成され、従業員数は90万人超、世界 100 カ国以上で幅広い事業を展開している。2021年度のグループ売上高は約16.3兆円(1ルピー=1.7円)。

タタの中核事業は自動車、製鉄、ITであり、タタ・モーターズ(自動車)(2021年度売上高約4.6兆円)、タタ・スチール(製鉄)(同約4.3兆円)、タタ・コンサルタンシー・サービシズ(TCS)(同約3.2兆円)が、それぞれの事業を主導している。紅茶メーカーのテトリーやジャガー・ランドローバーといった有名ブランドもグループの傘下にある。

タタ・コンサルタンシー・サービシズ(TCS)は、1968年にタタ・グループの IT サービス企業として設立され、50 年以上の歴史を持つ 。欧米での売上高が圧倒的に多く、近年、時価総額および利益面でトップを走るタタ・グループ最大のグループ企業となっている。タタ・グループの統括会社タタ・サンズのNatarajan Chandrasekaran会長は、タタ・コンサルタンシー・サービシズ(TCS)出身。

2004年日本法人設立。2014年7月、タタ コンサルタンシー サービシズ ジャパン 株式会社、株式会社 日本 TCS ソリューションセンター、株式会社 アイ・ティ・フロンティアを統合し、日本タタ・コンサルタンシー・サービシズ株式会社が発足し、事業を拡大させている。

2015年日本顧客専用のデリバリーセンターであるJapan-centric Delivery Center (JDC) をインドに開設し、デリバリー体制を強化。2018年TCS Pace Port™ Tokyo、2021年PRISM Tokyo、2021年ニアショアセンター@東京、2022年Digital Continuity Experience Center (DCEC) を相次いで開設している。

事業所

歴史

関連項目

脚注

注釈

  1. ^ それまで数年間は米IBM社との合弁事業の扱いだった。

出典

外部リンク