コンテンツにスキップ

「トリー・ハンター」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
履歴の双方向閲覧
← 古い編集
削除された内容 追加された内容
ビジュアルウィキテキスト
m 曖昧さ回避ページロサンゼルス・エンゼルスへのリンクを解消、リンク先をロサンゼルス・エンゼルス (MLB)に変更(DisamAssist使用)
 
(19人の利用者による、間の28版が非表示)
15行目: 15行目:
|利き腕 = 右
|利き腕 = 右
|打席 = 右
|打席 = 右
|守備位置 = [[中堅手]]・[[右翼手]]
|守備位置 = [[中堅手]]、[[右翼手]]
|プロ入り年度 = 1993年
|プロ入り年度 = 1993年
|ドラフト順位 = ドラフト1巡目（全体20位）
|ドラフト順位 = MLBドラフト1巡目（全体20位）
|初出場 = 1997年8月22日
|初出場 = 1997年8月22日
|最終出場 = 2015年10月3日
|最終出場 = 2015年10月3日
24行目: 24行目:
* パインブラフ高等学校
* パインブラフ高等学校
* [[ミネソタ・ツインズ]] (1997 - 2007)
* [[ミネソタ・ツインズ]] (1997 - 2007)
* [[ロサンゼルス・エンゼルス (MLB)|ロサンゼルス・エンゼルス]] (2008 - 2012)
* [[ロサンゼルス・エンゼルス]] (2008 - 2012)
* [[デトロイト・タイガース]] (2013 - 2014)
* [[デトロイト・タイガース]] (2013 - 2014)
* ミネソタ・ツインズ (2015)
* ミネソタ・ツインズ (2015)
32行目: 32行目:
|選出方法 =
|選出方法 =
}}
}}
'''トリー・ケダー・ハンター'''（'''Torii Kedar Hunter''', [[1975年]][[7月18日]] - ）は、[[アメリカ合衆国]][[アーカンソー州]][[パインブラフ (アーカンソー州)|パインブラフ]]出身の元[[プロ野球選手]]（[[外野手]]）。右投右打。ニックネームは「'''Spider-Man'''」。
'''トリー・ケダー・ハンター'''（'''Torii Kedar Hunter''', [[1975年]][[7月18日]] - ）は、[[アメリカ合衆国]][[アーカンソー州]][[パインブラフ (アーカンソー州)|パインブラフ]]出身の元[[プロ野球選手]]（[[外野手]]）。右投右打。愛称は'''スパイダーマン'''（'''Spider-Man'''）。


== 経歴 ==
== 経歴 ==
=== アマチュア時代 ===
=== アマチュア時代 ===
電気技師の父親と小学校教師の母親の間に生まれ<ref name="jock"/>、8歳の時に[[ティーボール]]を始める<ref name="67673-04">スーパースター列伝㊵　トーリ・ハンター『月刊メジャー・リーグ12月号』[[ベースボールマガジン社]]、2004年、雑誌08625-12、28-33頁</ref>。高校時代から桁違いの身体能力の高さで、野球以外にも[[アメリカンフットボール]]、[[バスケットボール]]、[[陸上競技]]でそれぞれ大活躍を見せた<ref name="jock"/>。アメリカンフットボールではオフェンスで強肩の[[クォーターバック]]として、ディフェンスでハードヒットが売りの[[フリーセイフティ]]としてプレーした<ref name="jock"/>。
電気技師の父親と小学校教師の母親の間に生まれ{{R|jock}}、8歳の時に[[ティーボール]]を始める<ref name="67673-04">スーパースター列伝㊵ トーリ・ハンター『月刊メジャー・リーグ12月号』[[ベースボールマガジン社]]、2004年、雑誌08625-12、28-33頁</ref>。高校時代から桁違いの身体能力の高さで、野球以外にも[[アメリカンフットボール]]、[[バスケットボール]]、[[陸上競技]]でそれぞれ大活躍を見せた{{R|jock}}。アメリカンフットボールではオフェンスで強肩の[[クォーターバック]]として、ディフェンスでハードヒットが売りの[[フリーセイフティ]]としてプレーした{{R|jock}}。


{{by|1992年}}には野球の[[ジュニアオリンピック]]米国代表に選ばれたが、家庭が経済的に厳しい状況であったため参加者負担金の500[[アメリカ合衆国ドル|ドル]]を捻出できず、後の[[アメリカ合衆国大統領|アメリカ大統領]]で当時アーカンソー[[知事#アメリカ合衆国|州知事]]であった[[ビル・クリントン]]に手紙を書いて窮状を訴えたところ、すぐにポケットマネーから500ドルの[[小切手]]を送金してくれたため参加することができた<ref name="jock"/><ref name="book2009">{{Cite book|和書|author=友成那智、村上雅則|year=2009|title=メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2009|publisher=廣済堂出版|pages=197頁|id=ISBN 978-4-331-51370-5}}</ref>。「まさか後に大統領になるなんて、あの時は夢にも思わなかった。返事が来たのはとても早かったから、今でも凄く感謝しているんだ」と述懐している<ref name="67673-04" />。
{{by|1992年}}には野球の[[ジュニアオリンピック]]アメリカ合衆国代表に選ばれたが、家庭が経済的に厳しい状況であったため参加者負担金の500[[アメリカ合衆国ドル|ドル]]を捻出できず、後の[[アメリカ合衆国大統領|アメリカ大統領]]で当時アーカンソー[[知事#アメリカ合衆国|州知事]]であった[[ビル・クリントン]]に手紙を書いて窮状を訴えたところ、すぐにポケットマネーから500ドルの[[小切手]]を送金してくれたため参加することができた{{R|jock}}<ref name="book2009">{{Cite book|和書|author=友成那智、村上雅則|year=2009|title=メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2009|publisher=廣済堂出版|pages=197頁|id=ISBN 978-4-331-51370-5}}</ref>。「まさか後に大統領になるなんて、あの時は夢にも思わなかった。返事が来たのはとても早かったから、今でも凄く感謝しているんだ」と述懐している{{R|67673-04}}。


=== ツインズ時代 ===
=== ツインズ時代 ===
[[ファイル:0923 240cb Torii Hunter.jpg|250px|thumb|ツインズ時代]]
[[ファイル:0923 240cb Torii Hunter.jpg|250px|thumb|ツインズ時代]]
地元に程近い[[アトランタ・ブレーブス]]からの指名を希望していたが<ref name="67673-04" />、[[1993年のMLBドラフト]]で[[ミネソタ・ツインズ]]から1巡目（全体20位）に指名を受け、[[7月12日]]に契約。ドラフト前には[[ペパーダイン大学]]から[[奨学金]]付きのリクルーティングも受けていた<ref name="jock">{{cite web|url=http://www.jockbio.com/Bios/Hunter/Hunter_bio.html |title=Torii Hunter Biography |publisher=jockbio.com |accessdate=2010-09-22}}</ref>。同年はルーキー級[[ガルフ・コーストリーグ|ガルフ・コーストリーグ・ツインズ]]で28試合に出場したが、[[スライダー (球種)|スライダー]]と[[チェンジアップ]]を全く打てず、打率.190に終わった<ref name="67673-04" />。
地元に程近い[[アトランタ・ブレーブス]]からの指名を希望していたが{{R|67673-04}}、[[1993年のMLBドラフト]]で[[ミネソタ・ツインズ]]から1巡目（全体20位）に指名を受け、7月12日に契約。ドラフト前には[[ペパーダイン大学]]から[[奨学金]]付きのリクルーティングも受けていた<ref name="jock">{{cite web|url=http://www.jockbio.com/Bios/Hunter/Hunter_bio.html |title=Torii Hunter Biography |publisher=jockbio.com |accessdate=2010-09-22}}</ref>。同年はルーキー級[[ガルフ・コーストリーグ|ガルフ・コーストリーグ・ツインズ]]で28試合に出場したが、[[スライダー (球種)|スライダー]]と[[チェンジアップ]]を全く打てず、打率.190に終わった{{R|67673-04}}。


[[1994年のメジャーリーグベースボール|1994年]]は[[スプリングトレーニング]]に招待選手として参加し、[[カービー・パケット]]と[[デーブ・ウィンフィールド]]に挟まれたロッカーが用意されるなど期待の大きさが窺えた<ref name="67673-04" />。同年はA級フォートウェインに昇格し、打率.293・10本塁打・50打点を記録。[[1995年のメジャーリーグベースボール|1995年]]はA+級[[フォートマイヤーズ・ミラクル]]で打率.246・7本塁打・36打点・7盗塁だった。[[1996年のメジャーリーグベースボール|1996年]]はAA級[[ニューブリテン・ロックキャッツ|ハードウェアシティ・ロックキャッツ]]で開幕を迎えたが、5月に膝を手術し、一時A+級に戻った<ref name="67673-04" />。2階級合計で打率.260・7本塁打・34打点・8盗塁だった。
{{by|1994年}}は[[スプリングトレーニング]]に招待選手として参加し、[[カービー・パケット]]と[[デーブ・ウィンフィールド]]に挟まれた[[ロッカー]]が用意されるなど期待の大きさが窺えた{{R|67673-04}}。同年はA級フォートウェインに昇格し、打率.293・10本塁打・50打点を記録。


{{by|1995年}}はA+級[[フォートマイヤーズ・ミラクル]]で打率.246・7本塁打・36打点・7盗塁だった。
[[1997年のメジャーリーグベースボール|1997年]]もAA級ニューブリテン<ref>この年からチーム名を変更した。</ref>で開幕を迎えたが、ツインズで控えの外野手が足りなくなったという事情でメジャーに昇格<ref name="67673-04" />。[[8月22日]]の[[ボルチモア・オリオールズ]]戦で、9回に[[テリー・スタインバック]]の[[代走]]としてメジャーデビュー<ref>{{Cite web|url=https://www.baseball-reference.com/boxes/BAL/BAL199708220.shtml|title=Minnesota Twins at Baltimore Orioles Box Score, August 22, 1997|work=Baseball-Reference.com|language=英語|accessdate=2020年8月14日|publisher=}}</ref>。結局この1試合の出場のみで再びAA級に降格した。[[1998年のメジャーリーグベースボール|1998年]]は開幕を3年続けてAA級で迎えるが[[4月29日]]にメジャーに昇格し、[[5月1日]]のオリオールズ戦で[[アーサー・ローズ]]からメジャー初安打を放った<ref>{{Cite web|url=https://www.baseball-reference.com/boxes/BAL/BAL199805010.shtml|title=Minnesota Twins at Baltimore Orioles Box Score, May 1, 1998|work=Baseball-Reference.com|language=英語|accessdate=2020年8月14日|publisher=}}</ref>。6試合に出場したのみで[[5月12日]]に再び降格した後は再昇格できなかったが、8月にAAA級[[ソルトレイク・ビーズ]]に昇格し<ref name="67673-04" />、打率.337・4本塁打<ref name=":14">{{Cite web|url=https://www.baseball-reference.com/register/player.fcgi?id=hunter001tor#all_standard_batting|title=Register Batting|work=Baseball-Reference.com|language=英語|accessdate=2020-08-14|publisher=}}</ref>と好調を維持した。


{{by|1996年}}はAA級[[ニューブリテン・ロックキャッツ|ハードウェアシティ・ロックキャッツ]]で開幕を迎えたが、5月に膝を手術し、一時A+級に戻った{{R|67673-04}}。2階級合計で打率.260・7本塁打・34打点・8盗塁だった。
[[1999年のメジャーリーグベースボール|1999年]]は初の開幕[[ロースター (MLB)|ロースター]]入りを果たして[[中堅手|中堅]]のレギュラーとして起用され、[[4月15日]]の[[デトロイト・タイガース]]戦で[[ブライアン・モーラー (野球)|ブライアン・モーラー]]からメジャー初本塁打<ref name="67673-04" />、[[4月26日]]の[[ボストン・レッドソックス]]戦で[[ティム・ウェイクフィールド]]から[[満塁本塁打]]を放った<ref name=":16">{{Cite web|url=https://www.baseball-reference.com/boxes/MIN/MIN199904260.shtml|title=Boston Red Sox at Minnesota Twins Box Score, April 26, 1999|work=Baseball-Reference.com|language=英語|accessdate=2020-08-15|publisher=}}</ref>。後半は[[ジャック・ジョーンズ (外野手)|ジャック・ジョーンズ]]と併用されたため[[規定打席]]には届かなかったが、打率.255・9本塁打・10盗塁を記録、292守備機会で僅か1失策だった。[[2000年のメジャーリーグベースボール|2000年]]は開幕直後は好調だったものの徐々に調子を落とし、[[5月25日]]にAAA級に降格したが、打率.368・18本塁打・61打点・OPS1.130<ref name=":17">{{Cite web|url=https://www.baseball-reference.com/register/player.fcgi?id=hunter001tor#all_standard_batting|title=Register Batting|work=Baseball-Reference.com|language=英語|accessdate=2020-08-16|publisher=}}</ref>と格の違いを見せつけ、[[7月28日]]に再昇格。[[8月2日]]以降.355の高打率をマークし、[[8月12日]]から15日にかけて3試合連続本塁打を放った<ref>{{Cite web|url=http://mlb.com/team/player_career.jsp?player_id=116338&y=2000|title= Torii Hunter 2000 Career Highlights|language=英語 |accessdate=2008年4月14日 }}</ref>。


{{by|1997年}}もAA級ニューブリテン<ref>この年からチーム名を変更した。</ref>で開幕を迎えたが、ツインズで控えの外野手が足りなくなったという事情でメジャーに昇格{{R|67673-04}}。8月22日の[[ボルチモア・オリオールズ]]戦で、9回に[[テリー・スタインバック]]の[[代走]]としてメジャーデビュー<ref>{{Cite web|url=https://www.baseball-reference.com/boxes/BAL/BAL199708220.shtml|title=Minnesota Twins at Baltimore Orioles Box Score, August 22, 1997|work=Baseball-Reference.com|language=英語|accessdate=2020年8月14日|publisher=}}</ref>。結局この1試合の出場のみで再びAA級に降格した。[[1998年のメジャーリーグベースボール|1998年]]は開幕を3年続けてAA級で迎えるが4月29日にメジャーに昇格し、5月1日のオリオールズ戦で[[アーサー・ローズ]]からメジャー初安打を放った<ref>{{Cite web|url=https://www.baseball-reference.com/boxes/BAL/BAL199805010.shtml|title=Minnesota Twins at Baltimore Orioles Box Score, May 1, 1998|work=Baseball-Reference.com|language=英語|accessdate=2020年8月14日|publisher=}}</ref>。6試合に出場したのみで5月12日に再び降格した後は再昇格できなかったが、8月にAAA級[[ソルトレイク・ビーズ]]に昇格し{{R|67673-04}}、打率.337・4本塁打<ref name=":14">{{Cite web|url=https://www.baseball-reference.com/register/player.fcgi?id=hunter001tor#all_standard_batting|title=Register Batting|work=Baseball-Reference.com|language=英語|accessdate=2020-08-14|publisher=}}</ref>と好調を維持した。
{{by|2001年}}は[[4月6日]]に[[故障者リスト]]入りしたが、[[4月21日]]に復帰。完全にレギュラーに定着し、打率.261・27本塁打（チームトップ）・92打点を記録。長く低迷を続けていたチームが9年ぶりに勝率5割を超える原動力となり、初の[[ゴールドグラブ賞]]を受賞した。


{{by|1999年}}は初の開幕[[ロースター (MLB)|ロースター]]入りを果たして[[中堅手|中堅]]のレギュラーとして起用され、4月15日の[[デトロイト・タイガース]]戦で[[ブライアン・モーラー (野球)|ブライアン・モーラー]]からメジャー初本塁打{{R|67673-04}}、4月26日の[[ボストン・レッドソックス]]戦で[[ティム・ウェイクフィールド]]から[[満塁本塁打]]を放った<ref name=":16">{{Cite web|url=https://www.baseball-reference.com/boxes/MIN/MIN199904260.shtml|title=Boston Red Sox at Minnesota Twins Box Score, April 26, 1999|work=Baseball-Reference.com|language=英語|accessdate=2020-08-15|publisher=}}</ref>。後半は[[ジャック・ジョーンズ (外野手)|ジャック・ジョーンズ]]と併用されたため[[規定打席]]には届かなかったが、打率.255・9本塁打・10盗塁を記録、292守備機会で僅か1失策だった。[[2000年のメジャーリーグベースボール|2000年]]は開幕直後は好調だったものの徐々に調子を落とし、5月25日にAAA級に降格したが、打率.368・18本塁打・61打点・OPS1.130<ref name=":17">{{Cite web|url=https://www.baseball-reference.com/register/player.fcgi?id=hunter001tor#all_standard_batting|title=Register Batting|work=Baseball-Reference.com|language=英語|accessdate=2020-08-16|publisher=}}</ref>と格の違いを見せつけ、7月28日に再昇格。8月2日以降.355の高打率を記録し、8月12日から15日にかけて3試合連続本塁打を放った<ref>{{Cite web|url=http://mlb.com/team/player_career.jsp?player_id=116338&y=2000|title= Torii Hunter 2000 Career Highlights|language=英語 |accessdate=2008年4月14日 }}</ref>。
[[2002年のメジャーリーグベースボール|2002年]][[2月19日]]に球団と1年契約に合意。4月に打率.371・9本塁打・20打点・OPS1.085を記録<ref name=":1">{{Cite web|url=https://www.baseball-reference.com/players/split.fcgi?id=hunteto01&year=2002&t=b#all_month|title=Months|work=Baseball-Reference.com|language=英語|accessdate=2020-08-13|publisher=}}</ref>して[[プレイヤー・オブ・ザ・マンス]]を初受賞するなど、前半戦で打率.306・20本塁打・61打点・14盗塁の好成績を挙げ、自身初の[[2002年のMLBオールスターゲーム|オールスターゲーム]]に球団としては1995年のパケット以来7年ぶりにファン投票で選出された<ref>{{Cite web|url=http://mlb.com/team/player_career.jsp?player_id=116338&y=2002|title= Torii Hunter 2002 Career Highlights|language=英語 |accessdate=2008年4月14日 }}</ref>。試合前日に行われる[[本塁打競争 (MLB)|ホームランダービー]]にも参加したが、結果は3本で第1ラウンド敗退となった。試合では7番・中堅で先発出場し無安打に終わったものの、1回裏に[[バリー・ボンズ]]が右中間に放った本塁打性の打球をジャンプしてキャッチする美技を見せた。シーズン後半にやや調子を落としたものの打率.289・29本塁打・94打点・23盗塁を記録し、チームの11年ぶり、3地区制になってからは初の地区優勝に貢献。[[オークランド・アスレチックス]]との[[2002年のアメリカンリーグディビジョンシリーズ|ディビジョンシリーズ]]では打率.300と活躍を見せて3勝2敗でシリーズを突破するが、[[アナハイム・エンゼルス]]との[[2002年のアメリカンリーグチャンピオンシップシリーズ|リーグチャンピオンシップシリーズ]]では打率.167<ref name=":12">{{Cite web|url=https://www.baseball-reference.com/players/h/hunteto01.shtml#all_batting_postseason|title=Postseason Batting|work=Baseball-Reference.com|language=英語|accessdate=2020-08-13|publisher=}}</ref>と振るわず、チームも1勝4敗で敗退した。2年連続のゴールドグラブ賞を受賞し、[[最優秀選手賞 (MLB)|MVP]]の投票で6位に入った<ref name=":13">{{Cite web|url=https://www.baseball-reference.com/awards/awards_2002.shtml#all_AL_MVP_voting|title=AL MVP Voting|work=Baseball-Reference.com|language=英語|accessdate=2020-08-13|publisher=}}</ref>。11月には[[日米野球]]に参加し、第1戦と第3戦で本塁打を放った。また守備でも随所に好プレーを見せ、MVPに選出された。また[[松井秀喜]]とは家族を紹介し合うなど親しく打ち解けた<ref name="67673-04" />。


{{by|2001年}}は4月6日に[[故障者リスト]]入りしたが、4月21日に復帰。完全にレギュラーに定着し、打率.261・27本塁打（チームトップ）・92打点を記録。長く低迷を続けていたチームが9年ぶりに勝率5割を超える原動力となり、初の[[ゴールドグラブ賞]]を受賞した。
{{by|2003年}}[[1月17日]]に4年総額3200万ドルで契約延長。チームの野手の中で最高年俸となったことで責任感を強く感じるようになり、それがプレッシャーになったという<ref name="maj200406">「各球団マンスリー・リポート ミネソタ・ツインズ / 主砲が昨年の反省を踏まえ、ヤル気 ハンターのテーマは“リラックス”」『[[月刊メジャー・リーグ]]』2004年6月号、[[ベースボールマガジン]]社、2004年、[[雑誌コード|雑誌]] 08625-3、53頁。</ref>。その影響もあってか打率は.250に留まるが、球団の外野手として1996年の[[マーティ・コードバ]]以来のシーズン100打点となる102打点を記録し<ref>{{Cite web|url=http://mlb.com/team/player_career.jsp?player_id=116338&y=2003|title= Torii Hunter 2003 Career Highlights|language=英語 |accessdate=2008年4月14日 }}</ref>、チームは地区連覇。[[ニューヨーク・ヤンキース]]との[[2003年のアメリカンリーグディビジョンシリーズ|ディビジョンシリーズ]]では、第2戦で[[アンディ・ペティット]]から本塁打を放つ<ref name=":18">{{Cite web|url=https://www.baseball-reference.com/boxes/NYA/NYA200310020.shtml|title=2003 American League Division Series (ALDS) Game 2, Twins at Yankees, October 2|work=Baseball-Reference.com|language=英語|accessdate=2020-08-16|publisher=}}</ref> など打率.429と活躍するが<ref name=":12" />、チームは1勝3敗で敗退した。オフに3年連続でゴールドグラブ賞を受賞。シーズン終了後に打撃を見直すため、打撃コーチ以外にパケット、[[ポール・モリター]]、[[ボビー・ボニーヤ]]らにアドバイスを求めている<ref name="maj200406" />。


{{by|2002年}}2月19日に球団と1年契約に合意。4月に打率.371・9本塁打・20打点・OPS1.085を記録<ref name=":1">{{Cite web|url=https://www.baseball-reference.com/players/split.fcgi?id=hunteto01&year=2002&t=b#all_month|title=Months|work=Baseball-Reference.com|language=英語|accessdate=2020-08-13|publisher=}}</ref>して[[プレイヤー・オブ・ザ・マンス]]を初受賞するなど、前半戦で打率.306・20本塁打・61打点・14盗塁の好成績を挙げ、自身初の[[2002年のMLBオールスターゲーム|オールスターゲーム]]に球団としては1995年のパケット以来7年ぶりにファン投票で選出された<ref>{{Cite web|url=http://mlb.com/team/player_career.jsp?player_id=116338&y=2002|title= Torii Hunter 2002 Career Highlights|language=英語 |accessdate=2008年4月14日 }}</ref>。試合前日に行われる[[本塁打競争 (MLB)|ホームランダービー]]にも参加したが、結果は3本で第1ラウンド敗退となった。試合では「7番・中堅手」で先発出場し無安打に終わったものの、1回裏に[[バリー・ボンズ]]が右中間に放った本塁打性の打球をジャンプしてキャッチする美技を見せた。シーズン後半にやや調子を落としたものの打率.289・29本塁打・94打点・23盗塁を記録し、チームの11年ぶり、3地区制になってからは初の[[アメリカンリーグ中地区|中地区]]優勝に貢献。[[オークランド・アスレチックス]]との[[2002年のアメリカンリーグディビジョンシリーズ|ディビジョンシリーズ]]では打率.300と活躍を見せて3勝2敗でシリーズを突破するが、[[ロサンゼルス・エンゼルス|アナハイム・エンゼルス]]との[[2002年のアメリカンリーグチャンピオンシップシリーズ|リーグチャンピオンシップシリーズ]]では打率.167<ref name=":12">{{Cite web|url=https://www.baseball-reference.com/players/h/hunteto01.shtml#all_batting_postseason|title=Postseason Batting|work=Baseball-Reference.com|language=英語|accessdate=2020-08-13|publisher=}}</ref>と振るわず、チームも1勝4敗で敗退した。オフには2年連続のゴールドグラブ賞を受賞し、[[最優秀選手賞 (MLB)|MVP]]の投票で6位に入った<ref name=":13">{{Cite web|url=https://www.baseball-reference.com/awards/awards_2002.shtml#all_AL_MVP_voting|title=AL MVP Voting|work=Baseball-Reference.com|language=英語|accessdate=2020-08-13|publisher=}}</ref>。11月には[[日米野球]]に参加し、第1戦と第3戦で本塁打を放った。また守備でも随所に好プレーを見せ、MVPに選出された。また[[松井秀喜]]とは家族を紹介し合うなど親しく打ち解けた{{R|67673-04}}。
{{by|2004年}}は開幕直後の[[4月9日]]に[[ハムストリング]]の故障で故障者リスト入りし、[[4月25日]]に復帰。[[5月15日]]の[[シカゴ・ホワイトソックス]]戦で4打数4安打、2本塁打を放ち、通算100本塁打を達成した<ref>{{Cite web|url=http://mlb.com/team/player_career.jsp?player_id=116338&y=2004|title= Torii Hunter 2004 Career Highlights|language=英語 |accessdate=2008年4月14日 }}</ref>。[[6月2日]]の[[タンパベイ・レイズ|タンパベイ・デビルレイズ]]戦で[[ダイビングキャッチ]]を試みた際に左手首を、[[8月19日]]のヤンキース戦ではフェンスに激突して首を、[[9月17日]]のオリオールズ戦では守備の際に左膝を負傷するなど、故障で欠場する期間が多かった<ref>『[[月刊スラッガー]]』2004年12月号、[[日本スポーツ企画出版社]]、71頁</ref>が、138試合に出場して打率.271・23本塁打・81打点・21盗塁を記録し、チームは地区3連覇。前年に続きヤンキースとの対戦となった[[2004年のアメリカンリーグディビジョンシリーズ|ディビジョンシリーズ]]では、第3戦で松井の放った打球を[[グラブ (野球)|グラブ]]からこぼして本塁打にしてしまう<ref name="67673-04" />など、第2戦から3連敗を喫して敗退。[[11月2日]]に4年連続となるゴールドグラブ賞を受賞<ref>{{cite web|url=http://minnesota.twins.mlb.com/news/press_releases/press_release.jsp?ymd=20041102&content_id=909235&vkey=pr_min&fext=.jsp&c_id=min|title=Torii Hunter wins fourth Rawlings Gold Glove Award|work=MLB.com Twins Press Release|author=|date=November 2, 2004|accessdate=December 15, 2014}}</ref>。


{{by|2003年}}はシーズン開幕前の1月17日に4年総額3200万ドルで契約延長。チームの野手の中で最高[[年俸]]となったことで責任感を強く感じるようになり、それがプレッシャーになったという<ref name="maj200406">「各球団マンスリー・リポート ミネソタ・ツインズ / 主砲が昨年の反省を踏まえ、ヤル気 ハンターのテーマは"リラックス"」『[[月刊メジャー・リーグ]]』2004年6月号、[[ベースボールマガジン]]社、2004年、[[雑誌コード|雑誌]] 08625-3、53頁。</ref>。その影響もあってか打率は.250に留まるが、球団の外野手として1996年の[[マーティ・コードバ]]以来のシーズン100打点となる102打点を記録し<ref>{{Cite web|url=http://mlb.com/team/player_career.jsp?player_id=116338&y=2003|title= Torii Hunter 2003 Career Highlights|language=英語 |accessdate=2008年4月14日 }}</ref>、チームは地区連覇。[[ニューヨーク・ヤンキース]]との[[2003年のアメリカンリーグディビジョンシリーズ|ディビジョンシリーズ]]では、第2戦で[[アンディ・ペティット]]から本塁打を放つ<ref name=":18">{{Cite web|url=https://www.baseball-reference.com/boxes/NYA/NYA200310020.shtml|title=2003 American League Division Series (ALDS) Game 2, Twins at Yankees, October 2|work=Baseball-Reference.com|language=英語|accessdate=2020-08-16|publisher=}}</ref>など打率.429と活躍するが{{R|:12}}、チームは1勝3敗で敗退した。オフに3年連続でゴールドグラブ賞を受賞。シーズン終了後に[[打撃 (野球)|打撃]]を見直すため、打撃[[プロ野球コーチ|コーチ]]以外にパケット、[[ポール・モリター]]、[[ボビー・ボニーヤ]]らにアドバイスを求めている{{R|maj200406}}。
{{by|2005年}}は[[7月30日]]に左足首の故障で故障者リスト入りし<ref>{{cite web|url=http://m.twins.mlb.com/news/article/1150992/|title=Notes: Twins wait as deadline nears|work=MLB.com|author=Mark Sheldon|date=July 31, 2005|accessdate=December 15, 2014}}</ref>、そのままシーズンを終えた。故障の影響で98試合の出場に留まって打率.269・14本塁打・56打点・23盗塁とやや不本意な成績に終わり、チームも地区3位で連覇が途切れた。[[11月1日]]に5年連続のゴールドグラブ賞を受賞<ref>{{cite web|url=http://minnesota.twins.mlb.com/news/press_releases/press_release.jsp?ymd=20051101&content_id=1263328&vkey=pr_min&fext=.jsp&c_id=min|title=Torii Hunter wins fifth Rawlings Gold Glove Award|work=MLB.com Twins Press Release|author=|date=November 1, 2005|accessdate=December 15, 2014}}</ref>。


{{by|2006年}}は[[7月16日]]に足の怪我で15日間の故障者リスト入り<ref>{{cite web|url=http://minnesota.twins.mlb.com/news/press_releases/press_release.jsp?ymd=20060716&content_id=1559707&vkey=pr_min&fext=.jsp&c_id=min|title=Torii Hunter placed on 15-day disabled list|work=MLB.com Twins Press Release|author=|date=July 16, 2006|accessdate=December 15, 2014}}</ref>。この間に[[トレード#メジャーリーグ|トレード]]が噂されたが、チームにプレーオフ進出の可能性が出てきたため残留<ref>{{Cite book|和書|author=友成那智、村上雅則|year=2007|title=メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2007|publisher=廣済堂出版|pages=118頁|id=ISBN 978-4-331-51213-5}}</ref>。[[7月31日]]に復帰後は約2ヶ月で17本塁打を放つなど、147試合の出場で打率.278・キャリアハイの31本塁打・98打点・12盗塁を記録した。チームは最大12.5ゲーム差を付けられていたタイガースに終盤で追いつき、最終戦で2年ぶりの地区優勝を決めた<ref name=":32">{{Cite web|url=https://www.baseball-reference.com/teams/MIN/2006-schedule-scores.shtml#all_team_schedule|title=Team Game-by-Game Schedule|work=Baseball-Reference.com|language=英語|accessdate=2021-05-20|publisher=}}</ref>。アスレチックスとの[[2006年のアメリカンリーグディビジョンシリーズ|ディビジョンシリーズ]]では第3戦で本塁打を放ったが、チームは3連敗で敗退した。[[10月10日]]に球団が1200万ドルのオプションを行使<ref>{{cite web|url=http://minnesota.twins.mlb.com/news/press_releases/press_release.jsp?ymd=20061010&content_id=1707272&vkey=pr_min&fext=.jsp&c_id=min|title=Twins pick up option on Torii Hunter|work=MLB.com Twins Press Release|author=|date=October 10, 2006|accessdate=December 15, 2014}}</ref><ref>{{cite web|url=http://m.twins.mlb.com/news/article/1707681/|title=Twins pick up Hunter's 2007 option|work=MLB.com|author=Kelly Thesier|date=October 11, 2006|accessdate=December 15, 2014}}</ref>。11月2日に6年連続でゴールドグラブ賞を受賞した<ref>{{cite web|url=http://minnesota.twins.mlb.com/news/press_releases/press_release.jsp?ymd=20061102&content_id=1730171&vkey=pr_min&fext=.jsp&c_id=min|title=Torii Hunter wins sixth consecutive Rawlings Gold Glove|work=MLB.com Twins Press Release|author=|date=November 2, 2006|accessdate=December 15, 2014}}</ref>。
{{by|2004年}}は開幕直後の4月9日に[[ハムストリング]]の故障で故障者リスト入りし、4月25日に復帰。5月15日の[[シカゴ・ホワイトソックス]]戦で4打数4安打、2本塁打を放ち、通算100本塁打を達成した<ref>{{Cite web|url=http://mlb.com/team/player_career.jsp?player_id=116338&y=2004|title= Torii Hunter 2004 Career Highlights|language=英語 |accessdate=2008年4月14日 }}</ref>。6月2日の[[タンパベイ・レイズ|タンパベイ・デビルレイズ]]戦で[[ダイビングキャッチ]]を試みた際に左手首を、8月19日のヤンキース戦では[[野球場#フェンス|フェンス]]に激突して首を、9月17日のオリオールズ戦では守備の際に左膝を負傷するなど、故障で欠場する期間が多かった<ref>『[[月刊スラッガー]]』2004年12月号、[[日本スポーツ企画出版社]]、71頁</ref>が、138試合に出場して打率.271・23本塁打・81打点・21盗塁を記録し、チームは地区3連覇。前年に続きヤンキースとの対戦となった[[2004年のアメリカンリーグディビジョンシリーズ|ディビジョンシリーズ]]では、第3戦で松井の放った[[打球]]を[[グラブ (野球)|グラブ]]からこぼして本塁打にしてしまう{{R|67673-04}}など、第2戦から3連敗を喫して敗退。11月2日に4年連続となるゴールドグラブ賞を受賞<ref>{{cite web|url=http://minnesota.twins.mlb.com/news/press_releases/press_release.jsp?ymd=20041102&content_id=909235&vkey=pr_min&fext=.jsp&c_id=min|title=Torii Hunter wins fourth Rawlings Gold Glove Award|work=MLB.com Twins Press Release|author=|date=November 2, 2004|accessdate=December 15, 2014}}</ref>。


{{by|2007年}}は前半戦86試合の出場で、打率.301・19本塁打・69打点・11盗塁と好成績を残し、4年ぶり2度目の[[2007年のMLBオールスターゲーム|オールスターゲーム]]に選出された。自己最多の160試合に出場し、打率.287・28本塁打・キャリアハイの107打点・18盗塁を記録。[[10月29日]]に[[フリーエージェント (プロスポーツ)#メジャーリーグベースボール|FA]]となり、11月6日には7年連続となるゴールドグラブ賞を受賞<ref>{{cite web|url=http://minnesota.twins.mlb.com/news/press_releases/press_release.jsp?ymd=20071106&content_id=2294266&vkey=pr_min&fext=.jsp&c_id=min|title=Torii Hunter and Johan Santana win 2007 Rawlings Gold Glove Awards|work=MLB.com Twins Press Release|author=|date=November 6, 2007|accessdate=December 15, 2014}}</ref>。[[11月22日]]にエンゼルスと5年総額9000万ドルで契約した<ref>{{cite web|url=http://losangeles.angels.mlb.com/news/press_releases/press_release.jsp?ymd=20071122&content_id=2306609&vkey=pr_ana&fext=.jsp&c_id=ana|title=Angels agree to terms on five-year contract with outfielder Torii Hunter|work=MLB.com Angels Press Release|author=|date=November 22, 2007|accessdate=December 15, 2014}}</ref><ref>{{cite web|url=http://m.angels.mlb.com/news/article/2306608/|title=A marriage made in heaven|work=MLB.com|author=Lyle Spencer|date=November 22, 2007|accessdate=December 15, 2014}}</ref>。
{{by|2005年}}は7月30日に左[[足首]]の故障で故障者リスト入りし<ref>{{cite web|url=http://m.twins.mlb.com/news/article/1150992/|title=Notes: Twins wait as deadline nears|work=MLB.com|author=Mark Sheldon|date=July 31, 2005|accessdate=December 15, 2014}}</ref>、そのままシーズンを終えた。故障の影響で98試合の出場に留まって打率.269・14本塁打・56打点・23盗塁とやや不本意な成績に終わり、チームも地区3位で連覇が途切れた。11月1日に5年連続のゴールドグラブ賞を受賞<ref>{{cite web|url=http://minnesota.twins.mlb.com/news/press_releases/press_release.jsp?ymd=20051101&content_id=1263328&vkey=pr_min&fext=.jsp&c_id=min|title=Torii Hunter wins fifth Rawlings Gold Glove Award|work=MLB.com Twins Press Release|author=|date=November 1, 2005|accessdate=December 15, 2014}}</ref>。

{{by|2006年}}は7月16日に足の怪我で15日間の故障者リスト入り<ref>{{cite web|url=http://minnesota.twins.mlb.com/news/press_releases/press_release.jsp?ymd=20060716&content_id=1559707&vkey=pr_min&fext=.jsp&c_id=min|title=Torii Hunter placed on 15-day disabled list|work=MLB.com Twins Press Release|author=|date=July 16, 2006|accessdate=December 15, 2014}}</ref>。この間に[[トレード#メジャーリーグ|トレード]]が噂されたが、チームに[[メジャーリーグベースボールのポストシーズン|ポストシーズン]]進出の可能性が出てきたため残留<ref>{{Cite book|和書|author=友成那智、村上雅則|year=2007|title=メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2007|publisher=廣済堂出版|pages=118頁|id=ISBN 978-4-331-51213-5}}</ref>。7月31日に復帰後は約2か月で17本塁打を放つなど、147試合の出場で打率.278・キャリアハイの31本塁打・98打点・12盗塁を記録した。チームは最大12.5[[ゲーム差]]を付けられていたタイガースに終盤で追いつき、最終戦で2年ぶりの地区優勝を決めた<ref name=":32">{{Cite web|url=https://www.baseball-reference.com/teams/MIN/2006-schedule-scores.shtml#all_team_schedule|title=Team Game-by-Game Schedule|work=Baseball-Reference.com|language=英語|accessdate=2021-05-20|publisher=}}</ref>。アスレチックスとの[[2006年のアメリカンリーグディビジョンシリーズ|ディビジョンシリーズ]]では第3戦で本塁打を放ったが、チームは3連敗で敗退した。10月10日に球団が1200万ドルのオプションを行使<ref>{{cite web|url=http://minnesota.twins.mlb.com/news/press_releases/press_release.jsp?ymd=20061010&content_id=1707272&vkey=pr_min&fext=.jsp&c_id=min|title=Twins pick up option on Torii Hunter|work=MLB.com Twins Press Release|author=|date=October 10, 2006|accessdate=December 15, 2014}}</ref><ref>{{cite web|url=http://m.twins.mlb.com/news/article/1707681/|title=Twins pick up Hunter's 2007 option|work=MLB.com|author=Kelly Thesier|date=October 11, 2006|accessdate=December 15, 2014}}</ref>。11月2日に6年連続でゴールドグラブ賞を受賞した<ref>{{cite web|url=http://minnesota.twins.mlb.com/news/press_releases/press_release.jsp?ymd=20061102&content_id=1730171&vkey=pr_min&fext=.jsp&c_id=min|title=Torii Hunter wins sixth consecutive Rawlings Gold Glove|work=MLB.com Twins Press Release|author=|date=November 2, 2006|accessdate=December 15, 2014}}</ref>。

{{by|2007年}}は前半戦86試合の出場で、打率.301・19本塁打・69打点・11盗塁と好成績を残し、4年ぶり2度目の[[2007年のMLBオールスターゲーム|オールスターゲーム]]に選出された。自己最多の160試合に出場し、打率.287・28本塁打・キャリアハイの107打点・18盗塁を記録。10月29日に[[フリーエージェント (プロスポーツ)#メジャーリーグベースボール|フリーエージェント]]となり、11月6日には7年連続となるゴールドグラブ賞を受賞<ref>{{cite web|url=http://minnesota.twins.mlb.com/news/press_releases/press_release.jsp?ymd=20071106&content_id=2294266&vkey=pr_min&fext=.jsp&c_id=min|title=Torii Hunter and Johan Santana win 2007 Rawlings Gold Glove Awards|work=MLB.com Twins Press Release|author=|date=November 6, 2007|accessdate=December 15, 2014}}</ref>。


=== エンゼルス時代 ===
=== エンゼルス時代 ===
2007年11月22日にエンゼルスと5年総額9000万ドルで契約した<ref>{{cite web|url=http://losangeles.angels.mlb.com/news/press_releases/press_release.jsp?ymd=20071122&content_id=2306609&vkey=pr_ana&fext=.jsp&c_id=ana|title=Angels agree to terms on five-year contract with outfielder Torii Hunter|work=MLB.com Angels Press Release|author=|date=November 22, 2007|accessdate=December 15, 2014}}</ref><ref>{{cite web|url=http://m.angels.mlb.com/news/article/2306608/|title=A marriage made in heaven|work=MLB.com|author=Lyle Spencer|date=November 22, 2007|accessdate=December 15, 2014}}</ref>。

[[ファイル:Los Angeles Angels right fielder Torii Hunter (48).jpg|250px|thumb|エンゼルス時代]]
[[ファイル:Los Angeles Angels right fielder Torii Hunter (48).jpg|250px|thumb|エンゼルス時代]]
{{by|2008年}}は新天地でも正中堅手として開幕から起用された。9月8日のヤンキース戦で乱闘騒ぎを起こし、9月10日にMLB機構から2試合の出場停止処分を受けた<ref>{{cite web|url=http://m.angels.mlb.com/news/article/3450314/|title=Hunter will not appeal suspension|work=MLB.com|author=Lyle Spencer|date=September 11, 2008|accessdate=December 15, 2014}}</ref>。この年は146試合に出場し、打率.278・21本塁打・78打点・19盗塁だった。オフの11月6日に8年連続でゴールドグラブ賞を受賞した<ref>{{cite web|url=http://losangeles.angels.mlb.com/news/press_releases/press_release.jsp?ymd=20081106&content_id=3668243&vkey=pr_ana&fext=.jsp&c_id=ana|title=Angels' center fielder Torii Hunter honored with eighth consecutive Rawling Gold Glove Award|work=MLB.com Angels Press Release|author=|date=November 6, 2008|accessdate=December 15, 2014}}</ref>。
{{by|2008年}}は新天地でも正中堅手として開幕から起用された。9月8日のヤンキース戦で乱闘騒ぎを起こし、9月10日にMLB機構から2試合の出場停止処分を受けた<ref>{{cite web|url=http://m.angels.mlb.com/news/article/3450314/|title=Hunter will not appeal suspension|work=MLB.com|author=Lyle Spencer|date=September 11, 2008|accessdate=December 15, 2014}}</ref>。この年は146試合に出場し、打率.278・21本塁打・78打点・19盗塁だった。オフの11月6日に8年連続でゴールドグラブ賞を受賞した<ref>{{cite web|url=http://losangeles.angels.mlb.com/news/press_releases/press_release.jsp?ymd=20081106&content_id=3668243&vkey=pr_ana&fext=.jsp&c_id=ana|title=Angels' center fielder Torii Hunter honored with eighth consecutive Rawling Gold Glove Award|work=MLB.com Angels Press Release|author=|date=November 6, 2008|accessdate=December 15, 2014}}</ref>。
86行目: 92行目:
2014年12月2日に古巣のツインズと1050万ドルの1年契約を結んだ<ref>{{cite web|url=http://m.twins.mlb.com/news/article/103060936/torii-hunter-returns-to-minnesota-on-one-year-contract|title=Torii Hunter returns to Minnesota on one-year contract|work=MLB.com Twins Press Release|author=|date=December 4, 2014|accessdate=December 15, 2014}}</ref>。
2014年12月2日に古巣のツインズと1050万ドルの1年契約を結んだ<ref>{{cite web|url=http://m.twins.mlb.com/news/article/103060936/torii-hunter-returns-to-minnesota-on-one-year-contract|title=Torii Hunter returns to Minnesota on one-year contract|work=MLB.com Twins Press Release|author=|date=December 4, 2014|accessdate=December 15, 2014}}</ref>。


8年ぶりの古巣復帰となった{{by|2015年}}は、[[6月10日]]の[[カンザスシティ・ロイヤルズ]]戦でストライクの判定に激昂し退場処分。その際ジャージなどをグラウンドに脱げ捨て、後日2試合の出場停止処分を受けた<ref>[http://sports.yahoo.com/blogs/mlb-big-league-stew/torii-hunter-gets-two-game-suspension-after-jersey-tossing-meltdown-211653939.html Torii Hunter gets two-game suspension after jersey-tossing meltdown] YAHOO! sports</ref>。[[6月10日|9月13日]]のホワイトソックス戦で[[クリス・セール]]から本塁打を放ち、通算350本塁打を達成<ref name=":3">{{Cite web|url=https://www.baseball-reference.com/players/event_hr.fcgi?id=hunteto01&t=b|title=Play By Play|work=Baseball-Reference.com|language=英語|accessdate=2021-05-19|publisher=}}</ref>。139試合に出場し、打率.240・22本塁打・81打点・2盗塁という結果を残した<ref>[http://www.baseball-reference.com/players/h/hunteto01.shtml Torii Hunter Statistics and History] Baseball-Reference.com</ref>。20本塁打以上は4年ぶり、80打点以上は7年連続の記録である。またホームゲームでの勝利後にクラブハウスでダンスパーティーを開催するなど、チームの盛り上げ役としても一役買った<ref>[http://www.twincities.com/twins/ci_28181623/minnesota-twins-have-disco-ball-when-they-win Twins throw raucous dance party after home wins - led by Torii Hunter] TwinCities.com</ref>。
{{by|2015年}}は、6月10日の[[カンザスシティ・ロイヤルズ]]戦でストライクの判定に激昂し退場処分。その際[[ジャージ]]などを[[グラウンド]]に投げ捨て、後日2試合の出場停止処分を受けた<ref>[http://sports.yahoo.com/blogs/mlb-big-league-stew/torii-hunter-gets-two-game-suspension-after-jersey-tossing-meltdown-211653939.html Torii Hunter gets two-game suspension after jersey-tossing meltdown] YAHOO! sports</ref>。9月13日のホワイトソックス戦で[[クリス・セール]]から本塁打を放ち、通算350本塁打を達成<ref name=":3">{{Cite web|url=https://www.baseball-reference.com/players/event_hr.fcgi?id=hunteto01&t=b|title=Play By Play|work=Baseball-Reference.com|language=英語|accessdate=2021-05-19|publisher=}}</ref>。139試合に出場し、打率.240・22本塁打・81打点・2盗塁という結果を残した<ref>[http://www.baseball-reference.com/players/h/hunteto01.shtml Torii Hunter Statistics and History] Baseball-Reference.com</ref>。20本塁打以上は4年ぶり、80打点以上は7年連続の記録である。またホームゲームでの勝利後にクラブハウスでダンスパーティーを開催するなど、チームの盛り上げ役としても一役買った<ref>[http://www.twincities.com/twins/ci_28181623/minnesota-twins-have-disco-ball-when-they-win Twins throw raucous dance party after home wins - led by Torii Hunter] TwinCities.com</ref>。オフの10月26日に現役引退を表明した<ref>{{Cite web|url=http://www.startribune.com/longtime-twins-star-torii-hunter-decides-to-retire/337283601/|title= Torii Hunter says it's time after his one-year encore with Twins|language=英語 |accessdate=2015年10月28日 }}</ref>。

2015年10月26日に現役引退を表明した<ref>{{Cite web|url=http://www.startribune.com/longtime-twins-star-torii-hunter-decides-to-retire/337283601/|title= Torii Hunter says it's time after his one-year encore with Twins|language=英語 |accessdate=2015年10月28日 }}</ref>。


== 選手としての特徴 ==
== 選手としての特徴 ==
=== 打撃 ===
=== 打撃 ===
スイングが大きいため打席から一塁までのスピードは4.4秒と平均を下回るが、バットスピードが速く、腕を伸ばしてボールを捉えることを好み、センター方向の打球が良く伸びる<ref>スカウティング・レポート『月刊スラッガー』2003年7月号、日本スポーツ企画出版社、雑誌15509-7、9-11頁。</ref>。
スイングが大きいため打席から一塁までのスピードは4.4秒と平均を下回るが、バットスピードが速く、腕を伸ばしてボールを捉えることを好み、中堅方向の打球が良く伸びる<ref>スカウティング・レポート『月刊スラッガー』2003年7月号、日本スポーツ企画出版社、雑誌15509-7、9-11頁。</ref>。


=== 守備 ===
=== 守備 ===
守備の名手として知られ、2001年から2009年までに9年連続でゴールドグラブ賞を受賞した。[[2002年のMLBオールスターゲーム|2002年のオールスターゲーム]]で、[[バリー・ボンズ]]が放った本塁打性の打球をジャンプしてもぎ取ったプレーが注目を浴びて以来同様のプレーが代名詞となり、そこから'''ホームラン・ハンター'''のニックネームがつけられている。同じ外野手で2001年から10年連続でゴールドグラブ賞を受賞した[[イチロー]]とは互いに意識しあっている<ref>[http://mlb.yahoo.co.jp/column/?n=124 丹羽政善 『イチローとハンター　互いに意識し合う最高のセンター』] 2007年8月16日付</ref>。
2001年から2009年まで9年連続でゴールドグラブ賞を受賞している。[[2002年のMLBオールスターゲーム|2002年のオールスターゲーム]]で、[[バリー・ボンズ]]が放った本塁打性の打球をジャンプしてもぎ取ったプレーが注目を浴びて以来、同様のプレーが代名詞となり、そこから「'''ホームラン・ハンター'''」の愛称がつけられている。2001年から10年連続で[[ゴールドグラブ賞受賞者一覧 (外野手)|ゴールドグラブ賞]]を受賞している[[イチロー]]とは、互いに意識し合っていた<ref>[http://mlb.yahoo.co.jp/column/?n=124 丹羽政善 『イチローとハンター 互いに意識し合う最高のセンター』] 2007年8月16日付</ref><ref>{{Cite web |title=Ichiro Suzuki - Stats - Batting {{!}} FanGraphs Baseball |url=https://www.fangraphs.com/players/ichiro-suzuki/1101/stats?position=OF |website=www.fangraphs.com |accessdate=2022-01-30}}</ref>。


一方で2006年からは[[アルティメット・ゾーン・レーティング|UZR]]がマイナスに転じるなど、[[セイバーメトリクス]]の視点からは守備力低下が顕著になっており、賞の受賞に疑問を呈する声も上がっていた<ref>Dave Cameron (2010-08-03), [http://www.fangraphs.com/blogs/index.php/torii-hunter-right-fielder/ Torii Hunter, Right Fielder], FanGraphs Baseball(英語), 2010年11月20日閲覧</ref>。2010年には遂に右翼手にコンバートされ、連続受賞も途切れた。
2006年以降は[[アルティメット・ゾーン・レーティング|UZR]]がマイナスに転じるなど、ゴールドグラブ賞の受賞に疑問を呈する声も上がっていた<ref>Dave Cameron (2010-08-03), [http://www.fangraphs.com/blogs/index.php/torii-hunter-right-fielder/ Torii Hunter, Right Fielder], FanGraphs Baseball(英語), 2010年11月20日閲覧</ref>。2010年には右翼手に[[コンバート (野球)|コンバート]]され、連続受賞も途切れた。[[生涯]][[アルティメット・ゾーン・レーティング|UZR]]はマイナスである<ref>{{Cite web |title=Torii Hunter - Stats - Batting {{!}} FanGraphs Baseball |url=https://www.fangraphs.com/players/torii-hunter/731/stats?position=OF |website=www.fangraphs.com |accessdate=2022-01-30}}</ref>。


== 人物 ==
== 人物 ==
ファンを大切にし、面倒見がよく、チームメイトからも人気がある。ユーモアのセンスがあり、コメントを嫌がらないのでメディアの受けもいい。また社会貢献にも熱心で、恵まれない家庭の奨学金の付与や、球場の建設・[[前立腺癌|前立腺がん]]患者への支援も行っている<ref>[[村上雅則]]監修　友成那智編著　『メジャー・リーグ完全データ選手名鑑2010』廣済堂出版、2010年、197ページ。</ref>。
ファンを大切にし、面倒見がよく、チームメイトからも人気がある。[[ユーモア]]のセンスがあり、コメントを嫌がらないので[[メディア (媒体)|メディア]]の受けもいい。また社会貢献にも熱心で、恵まれない家庭の奨学金の付与や、球場の建設・[[前立腺癌|前立腺がん]]患者への支援も行っている<ref>[[村上雅則]]監修　友成那智編著　『メジャー・リーグ完全データ選手名鑑2010』廣済堂出版、2010年、197ページ。</ref>。


[[アフリカ系アメリカ人]]の野球人口が減少していることに危機感を覚えており（[[1975年]]には27%に達していたが、[[2006年]]にはわずか8%まで低下したと[[6月2日]]付けのアメリカ有力紙、[[USAトゥデイ|USA Today]]は"Where are black ballplayers?"という記事で特集を組んでいる。2009年時点では10.2%）、"Torii Hunter Project"と称する黒人野球選手振興プログラムを行っている。同プログラムでは他のアフリカ系のプレーヤーに呼びかけて寄付金を募り、それをメジャーリーグ機構が行う振興プログラムとは全く別に4都市のリトルリーグチームをサポートするというものである。このプログラムには元チームメートの[[シャノン・スチュワート]]、通算500本塁打を記録している[[ゲイリー・シェフィールド]]、元[[シアトル・マリナーズ]]の[[カール・エバレット]]、元[[シカゴ・カブス]]の[[デレク・リー]]、メジャーリーグ歴代5位となる630本塁打の記録を保持している[[ケン・グリフィー・ジュニア]]などが賛同している。2007年にはこの功績が認められ、地域社会に貢献したプレーヤーに与えられる[[マービン・ミラー賞]]に選出された。2009年にはブランチ・リッキー賞も受賞している。
[[アフリカ系アメリカ人]]の野球人口が減少していることに危機感を覚えており（[[1975年]]には27%に達していたが、[[2006年]]にはわずか8%まで低下したと6月2日付けのアメリカ有力紙、[[USAトゥデイ|USA Today]]は"Where are black ballplayers?"という記事で特集を組んでいる。2009年時点では10.2%）、"Torii Hunter Project"と称する黒人野球選手振興プログラムを行っている。同プログラムでは他のアフリカ系のプレーヤーに呼びかけて寄付金を募り、それをMLB機構が行う振興プログラムとは全く別に4都市のリトルリーグチームをサポートするというものである。このプログラムには元チームメイトの[[シャノン・スチュワート]]、通算500本塁打を記録している[[ゲイリー・シェフィールド]]、元[[シアトル・マリナーズ]]の[[カール・エバレット]]、元[[シカゴ・カブス]]の[[デレク・リー]]、メジャーリーグ歴代5位となる630本塁打の記録を保持している[[ケン・グリフィー・ジュニア]]などが賛同している。2007年にはこの功績が認められ、地域社会に貢献したプレーヤーに与えられる[[マービン・ミラー賞]]に選出された。2009年にはブランチ・リッキー賞も受賞している。


2001年オフにツインズと[[モントリオール・エクスポズ]]を解散・消滅させる意向を示した[[MLBコミッショナー]]の[[バド・セリグ]]が、翌年8月にツインズの快進撃について問われた際の「一過性の突然変異」という言動に対し、「結果を出すしかあの男を黙らせる方法は無い」「絶対にツインズを消滅させたりはしない」と発言した<ref name="67673-04" />。
2001年オフにツインズと[[モントリオール・エクスポズ]]を解散・消滅させる意向を示した[[MLBコミッショナー]]の[[バド・セリグ]]が、翌年8月にツインズの快進撃について問われた際の「一過性の突然変異」という言動に対し、「結果を出すしかあの男を黙らせる方法は無い」「絶対にツインズを消滅させたりはしない」と発言した{{R|67673-04}}。


次男のトリー・ジュニア（[[ノートルダム大学]]の[[中堅手]]）が[[2016年のMLBドラフト]]でエンゼルスから23巡目に指名を受け、入団した<ref>{{Cite web|url=http://www.espn.com/mlb/story/_/id/16523106/torii-hunter-jr-signs-los-angeles-angels-play-football-notre-dame|title=Torii Hunter Jr. signs with Angels, will still play football at Notre Dame|work=[[ESPN]]|language=英語|date=2016-06-26|accessdate=2017-01-28}}</ref>。
次男のトリー・ジュニア（[[ノートルダム大学]]の[[中堅手]]）が[[2016年のMLBドラフト]]でエンゼルスから23巡目に指名を受け、入団した<ref>{{Cite web|url=http://www.espn.com/mlb/story/_/id/16523106/torii-hunter-jr-signs-los-angeles-angels-play-football-notre-dame|title=Torii Hunter Jr. signs with Angels, will still play football at Notre Dame|work=[[ESPN]]|language=英語|date=2016-06-26|accessdate=2017-01-28}}</ref>。
147行目: 151行目:
|-
|-
|style="text-align: center"|{{by2|2008}}
|style="text-align: center"|{{by2|2008}}
|rowspan="5" style="text-align:center;"|[[ロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイム|LAA]]
|rowspan="5" style="text-align:center;"|[[ロサンゼルス・エンゼルス|LAA]]
|146||608||551||85||153||37||2||21||257||78||19||5||0||1||50||6||6||108||15||.278||.344||.466||.810
|146||608||551||85||153||37||2||21||257||78||19||5||0||1||50||6||6||108||15||.278||.344||.466||.810
|-
|-
177行目: 181行目:
|2372||9692||8857||1296||2452||498||39||353||4087||1391||195||99||6||71||661||52||97||1741||262||.277||.331||.461||.793
|2372||9692||8857||1296||2452||498||39||353||4087||1391||195||99||6||71||661||52||97||1741||262||.277||.331||.461||.793
|}
|}

=== 年度別守備成績 ===
{| class="wikitable" style="text-align: right; font-size: small; border-collapse:collapse; padding: 1px;"
!rowspan="2"|年<br />度!!rowspan="2"|球<br />団!!colspan="6"|[[左翼手|左翼（LF）]]!!colspan="6"|[[中堅手|中堅（CF）]]!!colspan="6"|[[右翼手|右翼（RF）]]
|-style="line-height:1.25em; text-align:center;"
!試<br /><br />合!![[刺殺|刺<br /><br />殺]]!![[補殺|補<br /><br />殺]]!![[失策|失<br /><br />策]]!![[併殺|併<br /><br />殺]]!![[守備率|守<br />備<br />率]]!!試<br /><br />合!!刺<br /><br />殺!!補<br /><br />殺!!失<br /><br />策!!併<br /><br />殺!!守<br />備<br />率!!試<br /><br />合!!刺<br /><br />殺!!補<br /><br />殺!!失<br /><br />策!!併<br /><br />殺!!守<br />備<br />率
|-
|style="text-align:center;"|1998
|rowspan="10" style="text-align: center; white-space:nowrap;"|MIN
|colspan="6" style="text-align:center;"|-||6||8||0||0||0||1.000||colspan="6"style="text-align:center;"|-
|-
|style="text-align:center;"|1999
|16||19||1||0||0||1.000||107||250||6||1||3||.996||14||15||0||0||0||1.000
|-
|style="text-align:center;"|2000
|1||0||0||0||0||----||98||270||12||3||3||.989||colspan="6"style="text-align:center;"|-
|-
|style="text-align:center;"|'''2001'''
|colspan="6"style="text-align:center;"|-||147||'''460'''||'''14'''||4||3||.992||colspan="6"style="text-align:center;"|-
|-
|style="text-align:center;"|'''2002'''
|colspan="6"style="text-align:center;"|-||146||363||7||3||0||.992||colspan="6"style="text-align:center;"|-
|-
|style="text-align:center;"|'''2003'''
|colspan="6"style="text-align:center;"|-||151||424||5||4||1||.991||colspan="6"style="text-align:center;"|-
|-
|style="text-align:center;"|'''2004'''
|colspan="6"style="text-align:center;"|-||126||311||5||4||0||.988||colspan="6"style="text-align:center;"|-
|-
|style="text-align:center;"|'''2005'''
|colspan="6"style="text-align:center;"|-||93||218||9||3||4||.987||colspan="6"style="text-align:center;"|-
|-
|style="text-align:center;"|'''2006'''
|colspan="6"style="text-align:center;"|-||143||343||'''8'''||4||'''4'''||.989||colspan="6"style="text-align:center;"|-
|-
|style="text-align:center;"|'''2007'''
|colspan="6"style="text-align:center;"|-||155||387||5||2||0||.995||colspan="6"style="text-align:center;"|-
|-
|style="text-align:center;"|'''2008'''
|rowspan="5" style="text-align: center; white-space:nowrap;"|LAA
|colspan="6" style="text-align:center;"|-||137||350||4||0||0||'''1.000'''||colspan="6"style="text-align:center;"|-
|-
|style="text-align:center;"|'''2009'''
|colspan="6"style="text-align:center;"|-||115||308||2||1||0||.997||colspan="6"style="text-align:center;"|-
|-
|style="text-align:center;"|2010
|colspan="6"style="text-align:center;"|-||98||252||2||1||0||.996||46||106||2||2||0||.982
|-
|style="text-align:center;"|2011
|colspan="6"style="text-align:center;"|-||1||4||0||0||0||1.000||136||260||15||3||2||.989
|-
|style="text-align:center;"|2012
|colspan="6"style="text-align:center;"|-||colspan="6"style="text-align:center;"|-||134||240||14||4||'''5'''||.984
|-
|style="text-align:center;"|2013
|rowspan="2" style="text-align: center; white-space:nowrap;"|DET
|colspan="6" style="text-align:center;"|-||colspan="6"style="text-align:center;"|-||143||223||'''9'''||3||3||.987
|-
|style="text-align:center;"|2014
|colspan="6"style="text-align:center;"|-||colspan="6"style="text-align:center;"|-||128||218||5||5||1||.978
|-
|style="text-align:center;"|2015
|style="text-align: center; white-space:nowrap;"|MIN
|colspan="6" style="text-align:center;"|-||colspan="6"style="text-align:center;"|-||123||231||6||'''5'''||1||.979
|-
!colspan="2"|MLB
|17||19||1||0||0||1.000||1523||3948||79||30||18||.993||724||1293||51||22||12||.984
|}
* 各年度の'''太字'''はリーグ最高
* 各年度の'''太字年'''は[[ゴールドグラブ賞]]受賞


=== 表彰 ===
=== 表彰 ===
* [[シルバースラッガー賞]]：2回（2009年、2013年）
* [[シルバースラッガー賞]]（[[シルバースラッガー賞受賞者一覧 (外野手)|外野手部門]]）：2回（2009年、2013年）
* [[ゴールドグラブ賞]]：9回（{{by|2001年}} - {{by|2009年}}）
* [[ゴールドグラブ賞]]（[[ゴールドグラブ賞受賞者一覧 (外野手)|外野手部門]]）：9回（{{by|2001年}} - {{by|2009年}}）
* [[プレイヤーズ・チョイス・アワーズ]]
* [[プレイヤーズ・チョイス・アワーズ]]
** マービン・ミラー・マン・オブ・ザ・イヤー：1回（2007年）
** マービン・ミラー・マン・オブ・ザ・イヤー：1回（2007年）
193行目: 267行目:


== 脚注 ==
== 脚注 ==
=== 注釈 ===
{{reflist|2}}
{{Reflist|group="注"}}
=== 出典 ===
{{Reflist|2}}


== 関連項目 ==
== 関連項目 ==
201行目: 278行目:
{{commonscat|Torii Hunter}}
{{commonscat|Torii Hunter}}
* {{MLBstats|mlb=116338|espn=3723|br=h/hunteto01|fangraphs=731|cube=Torii-Hunter|brm=hunter001tor}}
* {{MLBstats|mlb=116338|espn=3723|br=h/hunteto01|fangraphs=731|cube=Torii-Hunter|brm=hunter001tor}}
* [http://www.milb.com/player/index.jsp?sid=milb&player_id=116338 Torii Hunter stats] MiLB.com {{en icon}}
* [https://www.milb.com/player/torii-hunter-116338 Torii Hunter stats] MiLB.com {{en icon}}
* {{Twitter|toriihunter48|Torii Hunter}}
* {{Twitter|toriihunter48|Torii Hunter}}
* {{Instagram|tnutts48|Torii Hunter}}
* [http://www.ToriiHunter48.com トリー・ハンター48・ドット・コム]
* [http://www.ToriiHunter48.com/ トリー・ハンター48・ドット・コム]


{{Navboxes|title=表彰
{{Navboxes|title=業績
|list1=
|list1=
</span>
</span>
{{アメリカンリーグ ゴールドグラブ賞 (外野手)}}
{{アメリカンリーグ シルバースラッガー賞 (外野手)}}
{{アメリカンリーグ シルバースラッガー賞 (外野手)}}
{{アメリカンリーグ ゴールドグラブ賞 (外野手)}}
}}
}}
{{Minnesota Twins}}
{{Minnesota Twins}}


{{Normdaten}}
{{Normdaten}}

{{DEFAULTSORT:はんたあ とりい}}
{{DEFAULTSORT:はんたあ とりい}}
[[Category:アメリカ合衆国の野球選手]]
[[Category:アメリカ合衆国の野球選手]]
220行目: 299行目:
[[Category:ロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイムの選手]]
[[Category:ロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイムの選手]]
[[Category:デトロイト・タイガースの選手]]
[[Category:デトロイト・タイガースの選手]]
[[Category:シルバースラッガー賞受賞者]]
[[Category:MLBオールスターゲーム選出選手]]
[[Category:MLBオールスターゲーム選出選手]]
[[Category:アーカンソー州の人物]]
[[Category:アーカンソー州の人物]]

2024年5月30日 (木) 16:22時点における最新版

トリー・ハンター
Torii Hunter
デトロイト・タイガースでの現役時代
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 アーカンソー州パインブラフ
生年月日 (1975-07-18) 1975年7月18日（49歳）
身長
体重		 6' 2" ＝約188 cm
225 lb ＝約102.1 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 中堅手、右翼手
プロ入り 1993年 MLBドラフト1巡目（全体20位）
初出場 1997年8月22日
最終出場 2015年10月3日
経歴（括弧内はプロチーム在籍年度）
この表について

トリー・ケダー・ハンター（Torii Kedar Hunter, 1975年7月18日 - ）は、アメリカ合衆国アーカンソー州パインブラフ出身の元プロ野球選手（外野手）。右投右打。愛称はスパイダーマン（Spider-Man）。

経歴

[編集]

アマチュア時代

[編集]

電気技師の父親と小学校教師の母親の間に生まれ[1]、8歳の時にティーボールを始める[2]。高校時代から桁違いの身体能力の高さで、野球以外にもアメリカンフットボール、バスケットボール、陸上競技でそれぞれ大活躍を見せた[1]。アメリカンフットボールではオフェンスで強肩のクォーターバックとして、ディフェンスでハードヒットが売りのフリーセイフティとしてプレーした[1]。

1992年には野球のジュニアオリンピックアメリカ合衆国代表に選ばれたが、家庭が経済的に厳しい状況であったため参加者負担金の500ドルを捻出できず、後のアメリカ大統領で当時アーカンソー州知事であったビル・クリントンに手紙を書いて窮状を訴えたところ、すぐにポケットマネーから500ドルの小切手を送金してくれたため参加することができた[1][3]。「まさか後に大統領になるなんて、あの時は夢にも思わなかった。返事が来たのはとても早かったから、今でも凄く感謝しているんだ」と述懐している[2]。

ツインズ時代

[編集]
ツインズ時代

地元に程近いアトランタ・ブレーブスからの指名を希望していたが[2]、1993年のMLBドラフトでミネソタ・ツインズから1巡目（全体20位）に指名を受け、7月12日に契約。ドラフト前にはペパーダイン大学から奨学金付きのリクルーティングも受けていた[1]。同年はルーキー級ガルフ・コーストリーグ・ツインズで28試合に出場したが、スライダーとチェンジアップを全く打てず、打率.190に終わった[2]。

1994年はスプリングトレーニングに招待選手として参加し、カービー・パケットとデーブ・ウィンフィールドに挟まれたロッカーが用意されるなど期待の大きさが窺えた[2]。同年はA級フォートウェインに昇格し、打率.293・10本塁打・50打点を記録。

1995年はA+級フォートマイヤーズ・ミラクルで打率.246・7本塁打・36打点・7盗塁だった。

1996年はAA級ハードウェアシティ・ロックキャッツで開幕を迎えたが、5月に膝を手術し、一時A+級に戻った[2]。2階級合計で打率.260・7本塁打・34打点・8盗塁だった。

1997年もAA級ニューブリテン[4]で開幕を迎えたが、ツインズで控えの外野手が足りなくなったという事情でメジャーに昇格[2]。8月22日のボルチモア・オリオールズ戦で、9回にテリー・スタインバックの代走としてメジャーデビュー[5]。結局この1試合の出場のみで再びAA級に降格した。1998年は開幕を3年続けてAA級で迎えるが4月29日にメジャーに昇格し、5月1日のオリオールズ戦でアーサー・ローズからメジャー初安打を放った[6]。6試合に出場したのみで5月12日に再び降格した後は再昇格できなかったが、8月にAAA級ソルトレイク・ビーズに昇格し[2]、打率.337・4本塁打[7]と好調を維持した。

1999年は初の開幕ロースター入りを果たして中堅のレギュラーとして起用され、4月15日のデトロイト・タイガース戦でブライアン・モーラーからメジャー初本塁打[2]、4月26日のボストン・レッドソックス戦でティム・ウェイクフィールドから満塁本塁打を放った[8]。後半はジャック・ジョーンズと併用されたため規定打席には届かなかったが、打率.255・9本塁打・10盗塁を記録、292守備機会で僅か1失策だった。2000年は開幕直後は好調だったものの徐々に調子を落とし、5月25日にAAA級に降格したが、打率.368・18本塁打・61打点・OPS1.130[9]と格の違いを見せつけ、7月28日に再昇格。8月2日以降.355の高打率を記録し、8月12日から15日にかけて3試合連続本塁打を放った[10]。

2001年は4月6日に故障者リスト入りしたが、4月21日に復帰。完全にレギュラーに定着し、打率.261・27本塁打（チームトップ）・92打点を記録。長く低迷を続けていたチームが9年ぶりに勝率5割を超える原動力となり、初のゴールドグラブ賞を受賞した。

2002年2月19日に球団と1年契約に合意。4月に打率.371・9本塁打・20打点・OPS1.085を記録[11]してプレイヤー・オブ・ザ・マンスを初受賞するなど、前半戦で打率.306・20本塁打・61打点・14盗塁の好成績を挙げ、自身初のオールスターゲームに球団としては1995年のパケット以来7年ぶりにファン投票で選出された[12]。試合前日に行われるホームランダービーにも参加したが、結果は3本で第1ラウンド敗退となった。試合では「7番・中堅手」で先発出場し無安打に終わったものの、1回裏にバリー・ボンズが右中間に放った本塁打性の打球をジャンプしてキャッチする美技を見せた。シーズン後半にやや調子を落としたものの打率.289・29本塁打・94打点・23盗塁を記録し、チームの11年ぶり、3地区制になってからは初の中地区優勝に貢献。オークランド・アスレチックスとのディビジョンシリーズでは打率.300と活躍を見せて3勝2敗でシリーズを突破するが、アナハイム・エンゼルスとのリーグチャンピオンシップシリーズでは打率.167[13]と振るわず、チームも1勝4敗で敗退した。オフには2年連続のゴールドグラブ賞を受賞し、MVPの投票で6位に入った[14]。11月には日米野球に参加し、第1戦と第3戦で本塁打を放った。また守備でも随所に好プレーを見せ、MVPに選出された。また松井秀喜とは家族を紹介し合うなど親しく打ち解けた[2]。

2003年はシーズン開幕前の1月17日に4年総額3200万ドルで契約延長。チームの野手の中で最高年俸となったことで責任感を強く感じるようになり、それがプレッシャーになったという[15]。その影響もあってか打率は.250に留まるが、球団の外野手として1996年のマーティ・コードバ以来のシーズン100打点となる102打点を記録し[16]、チームは地区連覇。ニューヨーク・ヤンキースとのディビジョンシリーズでは、第2戦でアンディ・ペティットから本塁打を放つ[17]など打率.429と活躍するが[13]、チームは1勝3敗で敗退した。オフに3年連続でゴールドグラブ賞を受賞。シーズン終了後に打撃を見直すため、打撃コーチ以外にパケット、ポール・モリター、ボビー・ボニーヤらにアドバイスを求めている[15]。

2004年は開幕直後の4月9日にハムストリングの故障で故障者リスト入りし、4月25日に復帰。5月15日のシカゴ・ホワイトソックス戦で4打数4安打、2本塁打を放ち、通算100本塁打を達成した[18]。6月2日のタンパベイ・デビルレイズ戦でダイビングキャッチを試みた際に左手首を、8月19日のヤンキース戦ではフェンスに激突して首を、9月17日のオリオールズ戦では守備の際に左膝を負傷するなど、故障で欠場する期間が多かった[19]が、138試合に出場して打率.271・23本塁打・81打点・21盗塁を記録し、チームは地区3連覇。前年に続きヤンキースとの対戦となったディビジョンシリーズでは、第3戦で松井の放った打球をグラブからこぼして本塁打にしてしまう[2]など、第2戦から3連敗を喫して敗退。11月2日に4年連続となるゴールドグラブ賞を受賞[20]。

2005年は7月30日に左足首の故障で故障者リスト入りし[21]、そのままシーズンを終えた。故障の影響で98試合の出場に留まって打率.269・14本塁打・56打点・23盗塁とやや不本意な成績に終わり、チームも地区3位で連覇が途切れた。11月1日に5年連続のゴールドグラブ賞を受賞[22]。

2006年は7月16日に足の怪我で15日間の故障者リスト入り[23]。この間にトレードが噂されたが、チームにポストシーズン進出の可能性が出てきたため残留[24]。7月31日に復帰後は約2か月で17本塁打を放つなど、147試合の出場で打率.278・キャリアハイの31本塁打・98打点・12盗塁を記録した。チームは最大12.5ゲーム差を付けられていたタイガースに終盤で追いつき、最終戦で2年ぶりの地区優勝を決めた[25]。アスレチックスとのディビジョンシリーズでは第3戦で本塁打を放ったが、チームは3連敗で敗退した。10月10日に球団が1200万ドルのオプションを行使[26][27]。11月2日に6年連続でゴールドグラブ賞を受賞した[28]。

2007年は前半戦86試合の出場で、打率.301・19本塁打・69打点・11盗塁と好成績を残し、4年ぶり2度目のオールスターゲームに選出された。自己最多の160試合に出場し、打率.287・28本塁打・キャリアハイの107打点・18盗塁を記録。10月29日にフリーエージェントとなり、11月6日には7年連続となるゴールドグラブ賞を受賞[29]。

エンゼルス時代

[編集]

2007年11月22日にエンゼルスと5年総額9000万ドルで契約した[30][31]。

エンゼルス時代

2008年は新天地でも正中堅手として開幕から起用された。9月8日のヤンキース戦で乱闘騒ぎを起こし、9月10日にMLB機構から2試合の出場停止処分を受けた[32]。この年は146試合に出場し、打率.278・21本塁打・78打点・19盗塁だった。オフの11月6日に8年連続でゴールドグラブ賞を受賞した[33]。

2009年も開幕から中堅手として77試合に出場し、打率.305・17本塁打・65打点・13盗塁と好成績を残したため、2年ぶりにオールスターゲームに選出されたが、7月7日のロサンゼルス・ドジャース戦でフェンスに激突し、7月10日に15日間の故障者リスト入りした[34]。そのためオールスターゲーム出場も辞退した。8月16日に復帰。この年は119試合に出場し、打率.299・22本塁打・90打点・18盗塁だった。また、ボビー・アブレイユの打撃に刺激を受けて選球眼が向上した結果四球が増え、出塁率はキャリアハイの.366を記録。オフの11月10日に9年連続となるゴールドグラブ賞[35]、11月12日には初のシルバースラッガー賞を受賞した[36]。

2010年は前半戦86試合で打率.298・15本塁打・62打点・7盗塁と結果を残し、2年連続でオールスターゲームに選出された。8月からはルーキーのピーター・ボージャスに中堅のポジションを譲り、右翼へコンバートされた。8月6日のデトロイト・タイガース戦で三振の判定に対して球審に激しく抗議し、退場処分後も球審に暴言を吐いたり、ベンチからグラウンドにボールを投げるなど悪態をつき、8月7日にMLB機構が4試合の出場停止処分を発表した[37]。この年は152試合に出場し、打率.281・23本塁打・90打点・9盗塁だった。前年まで9年連続でゴールドグラブ賞を受賞していたが、この年のDRSはリーグ24位となり、前年リーグ1位のUZR値を記録したフランクリン・グティエレスがこの年シーズン無失策を記録したこともあって受賞を逃した。

2011年は156試合に出場し、打率.262・23本塁打・82打点・5盗塁だった。

2012年は5月に息子のダライアス・マクリントン=ハンターが性的暴行容疑で逮捕されたため、「家庭の事情」として5月14日に制限リスト入りし[38]、5月29日に復帰した。この年は140試合に出場し、打率.313（キャリアハイ）・16本塁打・92打点・9盗塁だった。BABIPはキャリア平均（.307）に比べて著しく高い.389を記録。右翼の守備指標はリーグトップクラスだった。オフの10月29日にFAとなった。

タイガース時代

[編集]

2012年11月16日にタイガースと総額2600万ドルの2年契約を結んだ[39][40]。

2013年は新天地でも前年同様右翼手として起用された。前半戦84試合で打率.315・7本塁打・44打点・2盗塁と活躍。3年ぶり5度目となるオールスターゲームに選出された。この年は144試合に出場し、打率.304・17本塁打・84打点・3盗塁だった。オフの11月7日には4年ぶり2度目となるシルバースラッガー賞を受賞した[41]。

2014年は142試合に出場し、打率.286・17本塁打・83打点・4盗塁だった。オフの10月30日にFAとなった。本人は再契約を望んでいたが、11月14日にデーブ・ドンブロウスキーGMが「トリーと契約するとは思わない」と話した[42]。

ツインズ復帰

[編集]

2014年12月2日に古巣のツインズと1050万ドルの1年契約を結んだ[43]。

2015年は、6月10日のカンザスシティ・ロイヤルズ戦でストライクの判定に激昂し退場処分。その際ジャージなどをグラウンドに投げ捨て、後日2試合の出場停止処分を受けた[44]。9月13日のホワイトソックス戦でクリス・セールから本塁打を放ち、通算350本塁打を達成[45]。139試合に出場し、打率.240・22本塁打・81打点・2盗塁という結果を残した[46]。20本塁打以上は4年ぶり、80打点以上は7年連続の記録である。またホームゲームでの勝利後にクラブハウスでダンスパーティーを開催するなど、チームの盛り上げ役としても一役買った[47]。オフの10月26日に現役引退を表明した[48]。

選手としての特徴

[編集]

打撃

[編集]

スイングが大きいため打席から一塁までのスピードは4.4秒と平均を下回るが、バットスピードが速く、腕を伸ばしてボールを捉えることを好み、中堅方向の打球が良く伸びる[49]。

守備

[編集]

2001年から2009年まで9年連続でゴールドグラブ賞を受賞している。2002年のオールスターゲームで、バリー・ボンズが放った本塁打性の打球をジャンプしてもぎ取ったプレーが注目を浴びて以来、同様のプレーが代名詞となり、そこから「ホームラン・ハンター」の愛称がつけられている。2001年から10年連続でゴールドグラブ賞を受賞しているイチローとは、互いに意識し合っていた[50][51]。

2006年以降はUZRがマイナスに転じるなど、ゴールドグラブ賞の受賞に疑問を呈する声も上がっていた[52]。2010年には右翼手にコンバートされ、連続受賞も途切れた。生涯UZRはマイナスである[53]。

人物

[編集]

ファンを大切にし、面倒見がよく、チームメイトからも人気がある。ユーモアのセンスがあり、コメントを嫌がらないのでメディアの受けもいい。また社会貢献にも熱心で、恵まれない家庭の奨学金の付与や、球場の建設・前立腺がん患者への支援も行っている[54]。

アフリカ系アメリカ人の野球人口が減少していることに危機感を覚えており（1975年には27%に達していたが、2006年にはわずか8%まで低下したと6月2日付けのアメリカ有力紙、USA Todayは"Where are black ballplayers?"という記事で特集を組んでいる。2009年時点では10.2%）、"Torii Hunter Project"と称する黒人野球選手振興プログラムを行っている。同プログラムでは他のアフリカ系のプレーヤーに呼びかけて寄付金を募り、それをMLB機構が行う振興プログラムとは全く別に4都市のリトルリーグチームをサポートするというものである。このプログラムには元チームメイトのシャノン・スチュワート、通算500本塁打を記録しているゲイリー・シェフィールド、元シアトル・マリナーズのカール・エバレット、元シカゴ・カブスのデレク・リー、メジャーリーグ歴代5位となる630本塁打の記録を保持しているケン・グリフィー・ジュニアなどが賛同している。2007年にはこの功績が認められ、地域社会に貢献したプレーヤーに与えられるマービン・ミラー賞に選出された。2009年にはブランチ・リッキー賞も受賞している。

2001年オフにツインズとモントリオール・エクスポズを解散・消滅させる意向を示したMLBコミッショナーのバド・セリグが、翌年8月にツインズの快進撃について問われた際の「一過性の突然変異」という言動に対し、「結果を出すしかあの男を黙らせる方法は無い」「絶対にツインズを消滅させたりはしない」と発言した[2]。

次男のトリー・ジュニア（ノートルダム大学の中堅手）が2016年のMLBドラフトでエンゼルスから23巡目に指名を受け、入団した[55]。

詳細情報

[編集]

年度別打撃成績

[編集]
年

度		 球

団		 試

合		 打

席		 打

数		 得

点		 安

打		 二
塁
打		 三
塁
打		 本
塁
打		 塁

打		 打

点		 盗

塁		 盗
塁
死		 犠

打		 犠

飛		 四

球		 敬

遠		 死

球		 三

振		 併
殺
打		 打

率		 出
塁
率		 長
打
率		 O
P
S
1997 MIN 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- ---- ---- ----
1998 6 19 17 0 4 1 0 0 5 2 0 1 0 0 2 0 0 6 1 .235 .316 .294 .610
1999 135 422 384 52 98 17 2 9 146 35 10 6 1 5 26 1 6 72 9 .255 .309 .380 .689
2000 99 358 336 44 94 14 7 5 137 44 4 3 0 2 18 2 2 68 13 .280 .318 .408 .726
2001 148 603 564 82 147 32 5 27 270 92 9 6 1 1 29 0 8 125 12 .261 .306 .479 .784
2002 148 604 561 89 162 37 4 29 294 94 23 8 0 3 35 3 5 118 17 .289 .334 .524 .859
2003 154 642 581 83 145 31 4 26 262 102 6 7 0 6 50 7 5 106 15 .250 .312 .451 .762
2004 138 569 520 79 141 37 0 23 247 81 21 7 0 2 40 4 7 101 23 .271 .330 .475 .805
2005 98 416 372 63 100 24 1 14 168 56 23 7 0 4 34 3 6 65 8 .269 .337 .452 .788
2006 147 611 557 86 155 21 2 31 273 98 12 6 0 4 45 2 5 108 19 .278 .336 .490 .826
2007 160 650 600 94 172 45 1 28 303 107 18 9 0 5 40 10 5 101 17 .287 .334 .505 .839
2008 LAA 146 608 551 85 153 37 2 21 257 78 19 5 0 1 50 6 6 108 15 .278 .344 .466 .810
2009 119 506 451 74 135 26 1 22 229 90 18 4 0 5 47 4 3 92 9 .299 .366 .508 .873
2010 152 646 573 76 161 36 0 23 266 90 9 12 0 5 61 6 7 106 22 .281 .354 .464 .819
2011 156 649 580 80 152 24 2 23 249 82 5 7 0 3 62 2 4 125 24 .262 .336 .429 .765
2012 140 584 534 81 167 24 1 16 241 92 9 1 1 3 38 1 8 133 15 .313 .365 .451 .817
2013 DET 144 652 606 90 184 37 5 17 282 84 3 2 3 10 26 0 7 113 11 .304 .334 .465 .800
2014 142 586 549 71 157 33 2 17 245 83 4 3 0 7 23 0 7 89 18 .286 .319 .446 .765
2015 MIN 139 567 521 67 125 22 0 22 213 81 2 5 0 5 35 1 6 105 14 .240 .293 .409 .702
MLB：19年 2372 9692 8857 1296 2452 498 39 353 4087 1391 195 99 6 71 661 52 97 1741 262 .277 .331 .461 .793

年度別守備成績

[編集]
年
度		 球
団		 左翼（LF） 中堅（CF） 右翼（RF）
試

合		 刺

殺		 補

殺		 失

策		 併

殺		 守
備
率		 試

合		 刺

殺		 補

殺		 失

策		 併

殺		 守
備
率		 試

合		 刺

殺		 補

殺		 失

策		 併

殺		 守
備
率
1998 MIN - 6 8 0 0 0 1.000 -
1999 16 19 1 0 0 1.000 107 250 6 1 3 .996 14 15 0 0 0 1.000
2000 1 0 0 0 0 ---- 98 270 12 3 3 .989 -
2001 - 147 460 14 4 3 .992 -
2002 - 146 363 7 3 0 .992 -
2003 - 151 424 5 4 1 .991 -
2004 - 126 311 5 4 0 .988 -
2005 - 93 218 9 3 4 .987 -
2006 - 143 343 8 4 4 .989 -
2007 - 155 387 5 2 0 .995 -
2008 LAA - 137 350 4 0 0 1.000 -
2009 - 115 308 2 1 0 .997 -
2010 - 98 252 2 1 0 .996 46 106 2 2 0 .982
2011 - 1 4 0 0 0 1.000 136 260 15 3 2 .989
2012 - - 134 240 14 4 5 .984
2013 DET - - 143 223 9 3 3 .987
2014 - - 128 218 5 5 1 .978
2015 MIN - - 123 231 6 5 1 .979
MLB 17 19 1 0 0 1.000 1523 3948 79 30 18 .993 724 1293 51 22 12 .984

表彰

[編集]

記録

[編集]

背番号

[編集]
  • 48（1997年 - 2015年）

脚注

[編集]

注釈

[編集]

出典

[編集]
  1. ^ a b c d e “Torii Hunter Biography”. jockbio.com. 2010年9月22日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l スーパースター列伝㊵ トーリ・ハンター『月刊メジャー・リーグ12月号』ベースボールマガジン社、2004年、雑誌08625-12、28-33頁
  3. ^ 友成那智、村上雅則『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2009』廣済堂出版、2009年、197頁頁。ISBN 978-4-331-51370-5。 
  4. ^ この年からチーム名を変更した。
  5. ^ “Minnesota Twins at Baltimore Orioles Box Score, August 22, 1997” (英語). Baseball-Reference.com. 2020年8月14日閲覧。
  6. ^ “Minnesota Twins at Baltimore Orioles Box Score, May 1, 1998” (英語). Baseball-Reference.com. 2020年8月14日閲覧。
  7. ^ “Register Batting” (英語). Baseball-Reference.com. 2020年8月14日閲覧。
  8. ^ “Boston Red Sox at Minnesota Twins Box Score, April 26, 1999” (英語). Baseball-Reference.com. 2020年8月15日閲覧。
  9. ^ “Register Batting” (英語). Baseball-Reference.com. 2020年8月16日閲覧。
  10. ^ “Torii Hunter 2000 Career Highlights” (英語). 2008年4月14日閲覧。
  11. ^ “Months” (英語). Baseball-Reference.com. 2020年8月13日閲覧。
  12. ^ “Torii Hunter 2002 Career Highlights” (英語). 2008年4月14日閲覧。
  13. ^ a b “Postseason Batting” (英語). Baseball-Reference.com. 2020年8月13日閲覧。
  14. ^ “AL MVP Voting” (英語). Baseball-Reference.com. 2020年8月13日閲覧。
  15. ^ a b 「各球団マンスリー・リポート ミネソタ・ツインズ / 主砲が昨年の反省を踏まえ、ヤル気 ハンターのテーマは"リラックス"」『月刊メジャー・リーグ』2004年6月号、ベースボールマガジン社、2004年、雑誌 08625-3、53頁。
  16. ^ “Torii Hunter 2003 Career Highlights” (英語). 2008年4月14日閲覧。
  17. ^ “2003 American League Division Series (ALDS) Game 2, Twins at Yankees, October 2” (英語). Baseball-Reference.com. 2020年8月16日閲覧。
  18. ^ “Torii Hunter 2004 Career Highlights” (英語). 2008年4月14日閲覧。
  19. ^ 『月刊スラッガー』2004年12月号、日本スポーツ企画出版社、71頁
  20. ^ “Torii Hunter wins fourth Rawlings Gold Glove Award”. MLB.com Twins Press Release (2004年11月2日). 2014年12月15日閲覧。
  21. ^ Mark Sheldon (2005年7月31日). “Notes: Twins wait as deadline nears”. MLB.com. 2014年12月15日閲覧。
  22. ^ “Torii Hunter wins fifth Rawlings Gold Glove Award”. MLB.com Twins Press Release (2005年11月1日). 2014年12月15日閲覧。
  23. ^ “Torii Hunter placed on 15-day disabled list”. MLB.com Twins Press Release (2006年7月16日). 2014年12月15日閲覧。
  24. ^ 友成那智、村上雅則『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2007』廣済堂出版、2007年、118頁頁。ISBN 978-4-331-51213-5。 
  25. ^ “Team Game-by-Game Schedule” (英語). Baseball-Reference.com. 2021年5月20日閲覧。
  26. ^ “Twins pick up option on Torii Hunter”. MLB.com Twins Press Release (2006年10月10日). 2014年12月15日閲覧。
  27. ^ Kelly Thesier (2006年10月11日). “Twins pick up Hunter's 2007 option”. MLB.com. 2014年12月15日閲覧。
  28. ^ “Torii Hunter wins sixth consecutive Rawlings Gold Glove”. MLB.com Twins Press Release (2006年11月2日). 2014年12月15日閲覧。
  29. ^ “Torii Hunter and Johan Santana win 2007 Rawlings Gold Glove Awards”. MLB.com Twins Press Release (2007年11月6日). 2014年12月15日閲覧。
  30. ^ “Angels agree to terms on five-year contract with outfielder Torii Hunter”. MLB.com Angels Press Release (2007年11月22日). 2014年12月15日閲覧。
  31. ^ Lyle Spencer (2007年11月22日). “A marriage made in heaven”. MLB.com. 2014年12月15日閲覧。
  32. ^ Lyle Spencer (2008年9月11日). “Hunter will not appeal suspension”. MLB.com. 2014年12月15日閲覧。
  33. ^ “Angels' center fielder Torii Hunter honored with eighth consecutive Rawling Gold Glove Award”. MLB.com Angels Press Release (2008年11月6日). 2014年12月15日閲覧。
  34. ^ “Angels place Vladimir Guerrero and Torii Hunter on 15-day disabled list”. MLB.com Angels Press Release (2009年7月10日). 2014年12月15日閲覧。
  35. ^ “Angels' centerfielder Torri Hunter honored with ninth consecutive Rawlings Gold Glove Award®”. MLB.com Angels Press Release (2009年11月10日). 2014年12月15日閲覧。
  36. ^ “Angels' Torii Hunter receives Louisville Silver Slugger Award”. MLB.com Angels Press Release (2009年11月12日). 2014年12月15日閲覧。
  37. ^ Lyle Spencer (2010年8月8日). “Hunter levied with four-game suspension”. MLB.com. 2014年12月15日閲覧。
  38. ^ Alden Gonzalez (2012年5月15日). “Angels place Hunter on restricted list”. MLB.com. 2014年12月15日閲覧。
  39. ^ “Tigers agree to terms with Torii Hunter”. MLB.com Tigers Press Release (2012年11月16日). 2014年12月15日閲覧。
  40. ^ Jason Beck (2012年11月17日). “Hunter gets his team, Tigers get their man”. MLB.com. 2014年12月15日閲覧。
  41. ^ Jason Beck (2013年11月7日). “Miggy wins fifth Silver Slugger; Torii earns second”. MLB.com. 2014年12月15日閲覧。
  42. ^ Jason Beck (2014年11月15日). “Tigers, Torii prepared to part”. MLB.com. 2014年12月15日閲覧。
  43. ^ “Torii Hunter returns to Minnesota on one-year contract”. MLB.com Twins Press Release (2014年12月4日). 2014年12月15日閲覧。
  44. ^ Torii Hunter gets two-game suspension after jersey-tossing meltdown YAHOO! sports
  45. ^ “Play By Play” (英語). Baseball-Reference.com. 2021年5月19日閲覧。
  46. ^ Torii Hunter Statistics and History Baseball-Reference.com
  47. ^ Twins throw raucous dance party after home wins - led by Torii Hunter TwinCities.com
  48. ^ “Torii Hunter says it's time after his one-year encore with Twins” (英語). 2015年10月28日閲覧。
  49. ^ スカウティング・レポート『月刊スラッガー』2003年7月号、日本スポーツ企画出版社、雑誌15509-7、9-11頁。
  50. ^ 丹羽政善 『イチローとハンター 互いに意識し合う最高のセンター』 2007年8月16日付
  51. ^ “Ichiro Suzuki - Stats - Batting | FanGraphs Baseball”. www.fangraphs.com. 2022年1月30日閲覧。
  52. ^ Dave Cameron (2010-08-03), Torii Hunter, Right Fielder, FanGraphs Baseball(英語), 2010年11月20日閲覧
  53. ^ “Torii Hunter - Stats - Batting | FanGraphs Baseball”. www.fangraphs.com. 2022年1月30日閲覧。
  54. ^ 村上雅則監修　友成那智編著　『メジャー・リーグ完全データ選手名鑑2010』廣済堂出版、2010年、197ページ。
  55. ^ “Torii Hunter Jr. signs with Angels, will still play football at Notre Dame” (英語). ESPN (2016年6月26日). 2017年1月28日閲覧。

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]
ウィキメディア・コモンズには、トリー・ハンターに関連するカテゴリがあります。
 
業績
1980年代
1990年代
2000年代
2010年代
2020年代
1950年代
1960年代
1970年代
1980年代
1990年代
2000年代
2010年代
2020年代

※1957年のみ、両リーグ合同で選出。メイズはナショナルリーグ所属選手。

球団
歴代本拠地
文化
永久欠番
ツインズ球団殿堂
ワールドシリーズ優勝（3回）
ワールドシリーズ敗退（3回）
リーグ優勝（6回）
傘下マイナーチーム
「https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=トリー・ハンター&oldid=100555616」から取得