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『'''半島'''』(はんとう、原題:''{{lang|ko|반도}}''{{翻訳|半島}}、[[英語|英]]題:''Peninsula'')は、[[2020年の映画|2020年]]に公開された[[大韓民国|韓国]]の[[ゾンビ映画]]。『[[新感染 ファイナル・エクスプレス]]』の4年後を舞台としており、廃墟と化した国から脱出を試みる登場人物たちいた[[ポストアポカリプス]]となっている。監督は、前作に引き続き[[ヨン・サンホ]]が務める<ref name="satuei">{{Cite news|url=https://natalie.mu/eiga/news/351441|work=映画ナタリー|title=「新感染」続編、カン・ドンウォン主演「半島」撮影終了をイ・ジョンヒョンが報告|date=2019-10-13|accessdate=2019-12-10}}</ref>。
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== ストーリー ==
== ストーリー ==
{{不十分なあらすじ|date=2021-02-20}}
人を凶暴化させるウイルスの感染爆発によって韓国の国家機能が停止してから4年後。香港に逃げ延びていた元兵士のジョンソクは、とある任務を達成するために他の生存者と孤立した朝鮮半島へ上陸する。しかし任務の最中、ジョンソクたちは大量の感染者の襲撃と、感染こそしていないが本能の赴くまま暴れるようになった631部隊の妨害によって散り散りとなる。ジョンソクは辛くも生き残っていたミンジョン家族に助けられ、彼らと共に半島からの脱出を図る。
韓国は、人間を凶暴化させる謎のウイルスによるパンデミックが発生し、国家としての機能を失っていた。当初は安全と思われていた釜山も、実際にはウイルスに侵されていた。

パンデミック初日、主人公の元軍人ジョンソクは姉家族と共に自動車で港へ向かう途中で助けを求める一家に遭遇するが、父の胸元が血で染まっていたことから見捨てる。なんとか港にたどり着いたジョンソクは船に乗り込むが、そこには感染者の男性も居合わせていたため、まもなく凶暴化した彼によってジョンソクは姉と甥っ子を失ってしまう。その後、[[朝鮮半島]]は封鎖され、[[韓国人]]は難民と化して半島出身者は差別され、ジョンソクは香港で落ちぶれた生活を送ることとなった。

4年後。ジョンソクは3日以内に[[ソウル特別市|ソウル]]に乗り捨てられたトラックから2000万ドルの大金を回収する仕事を受け、義兄のチョルミンらとともに裏ルートで朝鮮半島へ上陸するが、凶暴化して久しい大勢の感染者たちや、傍若無人に振る舞う民兵集団631部隊に襲撃される。散り散りとなって危機に瀕したジョンソクは、荒れ果てた土地を生き抜いてきたミンジョン家族により、間一髪のところを助けられる。ジョンソクの任務を知ったミンジョンは、終末後の世界しか知らない2人の娘を半島から脱出させたいという思いから手を組むことを決意し、かくしてジョンソクたちは任務を遂行しつつ半島からの脱出を図る。


== キャスト ==
== キャスト ==
※括弧内は日本語吹替<ref>{{Cite web|和書|publisher=[[ギャガ]]|url=https://www.gaga.co.jp/dvd_blu_ray/新感染半島-ファイナル・ステージ/|title=新感染半島 ファイナル・ステージ|accessdate=2021-04-17}}</ref>。
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* ジョンソク - [[カン・ドンウォン]]
* ミンジョン - [[ジョヒョン]]
* ジョンソク - [[カンウォン]]([[野島裕史]])
* ミンジョン - [[イ・ジョンヒョン]]([[宮島依里]])
* ズンイ - イ・レ
* チョルミン - キム・ドゥユン([[三瓶雄樹]])
* ノイン - クォン・ヘヒョ
* ム - クォン・ヘヒョ([[中村浩太郎]])
* ファン・ズンサ - キム・ミンジェ
* ジュニ - イ・レ([[金子睦]])
* ソ・デウィ - ク・ギョファン
* ユジン - イ・イェオン([[山下音彩]])
* テクシ - ファン・ヨンフィ
* ファン軍曹 - キム・ミンジェ([[松川裕輝]])
* ソ大尉 - [[ク・ギョファン]]([[八代拓]])


== 製作・公開 ==
== 製作・公開 ==
2018年8月に『[[新感染 ファイナル・エクスプレス]]』の続編の準備にとりかかっていることがわかった。2019年からの撮影に向けて[[ヨン・サンホ]]が前作に引き続き、脚本を執筆中であることをもわかっている<ref>{{cite news|url= https://eiga.com/news/20180822/6/ |title= 「新感染」続編製作へ 2019年撮影開始|newspaper=映画.com|date=2018-8-22|accessdate=2020-3-23}}</ref>。2019年10月11日には本作の撮影を終了したことを[[イ・ジョンヒョン]]が[[Instagram]]で報告した。さらに、2020年夏を楽しみに待つようメッセージを添えている{{R|satuei}}。
2018年8月に『[[新感染 ファイナル・エクスプレス]]』の続編の準備にとりかかっていることがわかった。2019年からの撮影に向けて[[ヨン・サンホ]]が前作に引き続き、脚本を執筆中であることをもわかっている<ref>{{cite news|url= https://eiga.com/news/20180822/6/ |title= 「新感染」続編製作へ 2019年撮影開始|newspaper=映画.com|date=2018-08-22|accessdate=2020-03-23}}</ref>。2019年10月11日には本作の撮影を終了したことを[[イ・ジョンヒョン]]が[[Instagram]]で報告した。さらに、2020年夏を楽しみに待つようメッセージを添えている{{R|satuei}}。


2020年2月、本作のローンチビジュアルが公開された。さらに最新情報を発信するSNSも開設<ref>{{cite news|url= https://sportsseoulweb.jp/star_topic/id=10034 |title= 俳優カン・ドンウォン、ゾンビたちと激闘!映画『新感染』の続編がベールを脱いだ |newspaper=スポーツソウル|date=2020-2-28|accessdate=2020-3-23}}</ref>。本作の広報側は北米・香港・台湾・南米・ブラジル・フランス・マレーシアなど向けに海外ポスターを作って広報している。さらに「俳優の息のあったアクションにも期待してほしい」と伝えた<ref>{{cite news|url=https://s.japanese.joins.com/jarticle/263648|title=俳優カン・ドンウォン、映画『新感染』の監督の次期作『半島』でカムバック…ゾンビを跳ね除ける戦士役|newspaper=中央日報|date=2020-3-13|accessdate=2020-3-29}}</ref>。さらに、日本での配給権を[[ギャガ]]が獲得した<ref>{{cite news|url=https://www.slashfilm.com/train-to-busan-follow-up-peninsula/|title=‘Train to Busan’ Follow-Up ‘Peninsula’ is Not a Sequel, But is Set in the Same World|newspaper=/Film|date=2020-2-20|accessdate=2020-3-29}}</ref>。
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3月23日、本作の画像が公開された。ヨン・サンホ監督によると、『[[ランド・オブ・ザ・デッド]]』、『[[ザ・ロード]]』、『[[マッドマックス]]』、『[[怒りのデス・ロード]]』そして漫画『[[AKIRA (漫画)|AKIRA]]』と『[[ドラゴンヘッド]]』から影響を受けていると語っている<ref>{{cite news|url=https://www.screendaily.com/features/first-look-peninsula-yeon-sang-hos-follow-up-to-train-to-busan/5148374.article|title=First Look: ‘Peninsula’, Yeon Sang-ho’s follow-up to ‘Train To Busan’|newspaper=SCREEN DAILY|date=2020-3-23|accessdate=2020-3-29}}</ref>。4月2日、ティザー映像公開された<ref>{{cite news|url=https://natalie.mu/eiga/news/373832|title=「新感染」続編のティザー映像公開、カン・ドンウォンがゾンビと死闘を繰り広げる|newspaper=映画ナタリー|date=2020-3-13|accessdate=2020-4-2}}</ref>。
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== 脚注 ==
== 脚注 ==
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=== 注釈 ===
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=== 出典 ===
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== 外部リンク ==
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* [https://gaga.ne.jp/shin-kansen-hantou/ 映画『新 感染半島 ファイナル・ステージ』公式サイト]{{ja icon}}
* {{Twitter|PeninsulaMovie}}
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* {{Allcinema title|373333|新感染半島 ファイナル・ステージ}}
* {{IMDb title|tt8850222|Bando}}


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2024年6月1日 (土) 05:16時点における最新版

新感染半島 ファイナル・ステージ
반도
監督 ヨン・サンホ
脚本 リュ・ヨンゼ
ヨン・サンホ
製作 イ・ドンハ
キム・ヨンホ
出演者 カン・ドンウォン
イ・ジョンヒョン
キム・ドユン
クォン・ヘヒョ
イ・レ
イ・イェウォン
キム・ミンジェ
ク・ギョファン
配給 大韓民国の旗 ネクスト・エンターテインメント・ワールド
日本の旗 ギャガ
公開 大韓民国の旗 2020年7月15日
日本の旗 2021年1月1日
上映時間 116分
製作国 大韓民国の旗 韓国
言語 朝鮮語
製作費 $16 million
興行収入 日本の旗 3億7000万円[1]
前作 新感染 ファイナル・エクスプレス
テンプレートを表示
新感染半島 ファイナル・ステージ
各種表記
ハングル 반도
漢字 半島
発音 パンド
ローマ字 Bando
英語表記: Peninsula
テンプレートを表示

新感染半島 ファイナル・ステージ[注 1]』(しんかんせんはんとう ファイナル・ステージ、原題:반도題:Peninsula)は、2020年7月15日韓国で公開された同国のゾンビ映画2016年公開の映画『新感染 ファイナル・エクスプレス』の4年後を舞台としたポストアポカリプス作品であり、荒廃した国からの脱出を試みる登場人物たちが描かれる。監督は、前作に引き続きヨン・サンホが務める[2]第73回カンヌ国際映画祭オフィシャル・セレクション作品[3]

日本では2021年1月1日に劇場公開された[4]

ストーリー

[編集]

韓国は、人間を凶暴化させる謎のウイルスによるパンデミックが発生し、国家としての機能を失っていた。当初は安全と思われていた釜山も、実際にはウイルスに侵されていた。

パンデミック初日、主人公の元軍人ジョンソクは姉家族と共に自動車で港へ向かう途中で助けを求める一家に遭遇するが、父の胸元が血で染まっていたことから見捨てる。なんとか港にたどり着いたジョンソクは船に乗り込むが、そこには感染者の男性も居合わせていたため、まもなく凶暴化した彼によってジョンソクは姉と甥っ子を失ってしまう。その後、朝鮮半島は封鎖され、韓国人は難民と化して半島出身者は差別され、ジョンソクは香港で落ちぶれた生活を送ることとなった。

4年後。ジョンソクは3日以内にソウルに乗り捨てられたトラックから2000万ドルの大金を回収する仕事を受け、義兄のチョルミンらとともに裏ルートで朝鮮半島へ上陸するが、凶暴化して久しい大勢の感染者たちや、傍若無人に振る舞う民兵集団631部隊に襲撃される。散り散りとなって危機に瀕したジョンソクは、荒れ果てた土地を生き抜いてきたミンジョン家族により、間一髪のところを助けられる。ジョンソクの任務を知ったミンジョンは、終末後の世界しか知らない2人の娘を半島から脱出させたいという思いから手を組むことを決意し、かくしてジョンソクたちは任務を遂行しつつ半島からの脱出を図る。

キャスト

[編集]

※括弧内は日本語吹替[5]

製作・公開

[編集]

2018年8月に『新感染 ファイナル・エクスプレス』の続編の準備にとりかかっていることがわかった。2019年からの撮影に向けてヨン・サンホが前作に引き続き、脚本を執筆中であることをもわかっている[6]。2019年10月11日には本作の撮影を終了したことをイ・ジョンヒョンInstagramで報告した。さらに、2020年夏を楽しみに待つようメッセージを添えている[2]

2020年2月、本作のローンチビジュアルが公開され、最新情報を発信するSNSも開設された[7]。本作の広報側は北米・香港・台湾・南米・ブラジル・フランス・マレーシアなど向けに海外ポスターを作って広報している。さらに「俳優の息のあったアクションにも期待してほしい」と伝えた[8]。さらに、日本での配給権をギャガが獲得した[9]

2020年3月23日、本作の画像が公開された。ヨン・サンホ監督によると、『ランド・オブ・ザ・デッド』、『ザ・ロード』、『マッドマックス』、『怒りのデス・ロード』そして漫画『AKIRA』と『ドラゴンヘッド』から影響を受けていると語っている[10]

2020年4月2日、ティザー映像が公開された[11]

2020年7月15日、韓国にて封切り。新型コロナウイルス感染症の影響で座席数を減らしての興行だったが、オープニング動員数35万2千926人を記録した[12]

漫画

[編集]

日本公開に合わせ、本作と前作の空白期間(1年前)における登場人物を描いた『新感染半島 ファイナル・ステージ アナザーストーリー』(原題:반도 프리퀄 631)が、韓国のカカオページで2020年12月31日から、日本のピッコマで2021年1月1日からそれぞれ配信されている[13][14]。作者はヨン・サンホ、STUDIO&NEW、REDPETER FILMS。

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 公式サイトでのタイトル表記などでは「新 感染半島」と間に空白が入るほか、CMなどでのタイトル読み上げの際も「しん・かんせんはんとう」と一旦間を置くアクセントが付けられている。

出典

[編集]
  1. ^ キネマ旬報』 2022年3月下旬特別号 p.22
  2. ^ a b “「新感染」続編、カン・ドンウォン主演「半島」撮影終了をイ・ジョンヒョンが報告”. 映画ナタリー. (2019年10月13日). https://natalie.mu/eiga/news/351441 2019年12月10日閲覧。 
  3. ^ The films of the Official Selection 2020”. Cannes. 2020年10月28日閲覧。
  4. ^ “『新感染半島』で大注目カン・ドンウォン出演7作品を特集上映!幻のデビュー作も”. cinemacafe.net (イード). (2020年11月19日). https://www.cinemacafe.net/article/2020/11/19/70032.html 2020年11月23日閲覧。 
  5. ^ 新感染半島 ファイナル・ステージ”. ギャガ. 2021年4月17日閲覧。
  6. ^ “「新感染」続編製作へ 2019年撮影開始”. 映画.com. (2018年8月22日). https://eiga.com/news/20180822/6/ 2020年3月23日閲覧。 
  7. ^ “俳優カン・ドンウォン、ゾンビたちと激闘!映画『新感染』の続編がベールを脱いだ”. スポーツソウル. (2020年2月28日). https://sportsseoulweb.jp/star_topic/id=10034 2020年3月23日閲覧。 
  8. ^ “俳優カン・ドンウォン、映画『新感染』の監督の次期作『半島』でカムバック…ゾンビを跳ね除ける戦士役”. 中央日報. (2020年3月13日). https://s.japanese.joins.com/jarticle/263648 2020年3月29日閲覧。 
  9. ^ “‘Train to Busan’ Follow-Up ‘Peninsula’ is Not a Sequel, But is Set in the Same World”. /Film. (2020年2月20日). https://www.slashfilm.com/train-to-busan-follow-up-peninsula/ 2020年3月29日閲覧。 
  10. ^ “First Look: ‘Peninsula’, Yeon Sang-ho’s follow-up to ‘Train To Busan’”. SCREEN DAILY. (2020年3月23日). https://www.screendaily.com/features/first-look-peninsula-yeon-sang-hos-follow-up-to-train-to-busan/5148374.article 2020年3月29日閲覧。 
  11. ^ “「新感染」続編のティザー映像公開、カン・ドンウォンがゾンビと死闘を繰り広げる”. 映画ナタリー. (2020年3月13日). https://natalie.mu/eiga/news/373832 2020年4月2日閲覧。 
  12. ^ '반도' 개봉 첫날 35만명…싱가포르·대만서도 박스오피스 1위(종합)” (朝鮮語). YNA. 2020年7月22日閲覧。
  13. ^ “[공식] '부산행' '반도' 연상호 감독, 2021년 1월 1일 웹툰 '반도 프리퀄 631' 공개” (朝鮮語). 朝鮮日報. (2020年12月23日). https://www.chosun.com/entertainments/entertain_photo/2020/12/23/QQEDOLEMF6TFREQ7SAIOAS54NA/ 2021年1月1日閲覧。 
  14. ^ “韓国映画「新感染半島 ファイナル・ステージ」の前日譚をマンガ化、ピッコマで始動”. コミックナタリー (ナターシャ). (2021年1月1日). https://natalie.mu/comic/news/411086 2021年1月6日閲覧。 

外部リンク

[編集]