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* [[11月28日]] - [[イギリス]]では[[マーガレット・サッチャー]]が11年における政権から交代し、新たに[[ジョン・メージャー]]が[[イギリスの首相|首相]]となる。
* [[11月28日]] - [[イギリス]]では[[マーガレット・サッチャー]]が11年における政権から交代し、新たに[[ジョン・メージャー]]が[[イギリスの首相|首相]]となる。
* [[チリ]]民政復帰
* [[チリ]]民政復帰
* [[アメリカ合衆国|アメリカ]]で[[インターネット]]への加入制限が撤廃される([[インターネット]]の商用開放の始まり)<ref name=":0">{{Cite web |title=コラム 1 インターネットの歴史 : 平成11年版 通信白書 |url=https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h11/html/B1Z20000.htm |website=www.soumu.go.jp |access-date=2024-06-09}}</ref>。


=== 1991年 ===
=== 1991年 ===
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* [[12月25日]] - ゴルバチョフ・ソ連大統領が辞任。'''[[ソビエト連邦の崩壊|ソビエト連邦が崩壊]]'''。その後「ロシア連邦」へ。
* [[12月25日]] - ゴルバチョフ・ソ連大統領が辞任。'''[[ソビエト連邦の崩壊|ソビエト連邦が崩壊]]'''。その後「ロシア連邦」へ。
* [[ドイツ]]、[[ベルリン]]への首都移転決定。
* [[ドイツ]]、[[ベルリン]]への首都移転決定。
* 6月に[[ピナトゥボ山|ピナトゥボ火山]]噴火。地球が一時的に寒冷化する。
* 科学者の[[飯島澄男]]によって[[カーボンナノチューブ]]が発見される。
* 科学者の[[飯島澄男]]によって[[カーボンナノチューブ]]が発見される。
* [[ウォーリーをさがせ!]]ブームが起こる。
* [[ウォーリーをさがせ!]]ブームが起こる。
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* [[マーク・アンドリーセン]]ら、Webブラウザ[[NCSA Mosaic]]を公開。World Wide Webの普及が始まるきっかけとなった。
* [[マーク・アンドリーセン]]ら、Webブラウザ[[NCSA Mosaic]]を公開。World Wide Webの普及が始まるきっかけとなった。
* [[10月4日]] - [[ロシア]]で[[ボリス・エリツィン|エリツィン]]大統領と議会勢力の対立が激化し、[[10月政変]]が勃発。
* [[10月4日]] - [[ロシア]]で[[ボリス・エリツィン|エリツィン]]大統領と議会勢力の対立が激化し、[[10月政変]]が勃発。
* [[日本]]で[[インターネット]]の商用サービスが開始される<ref name=":0" />。


=== 1994年 ===
=== 1994年 ===
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* [[5月1日]] - [[アイルトン・セナ]]がレース中の事故で死去。
* [[5月1日]] - [[アイルトン・セナ]]がレース中の事故で死去。
* [[5月6日]] - [[英仏海峡トンネル]]開通。
* [[5月6日]] - [[英仏海峡トンネル]]開通。
* [[7月8日]] - [[朝鮮民主主義人民共和国|北朝鮮]]の[[国家主席]]である[[金日成]]が死去。
* [[7月8日]] - [[朝鮮民主主義人民共和国|北朝鮮]]の[[朝鮮民主主義人民共和国主席|国家主席]]である[[金日成]]が死去。
* [[1994 FIFAワールドカップ|FIFAワールドカップアメリカ大会]]開催。
* [[1994 FIFAワールドカップ|FIFAワールドカップアメリカ大会]]開催。
* [[8月12日]] - [[メジャーリーグベースボール]]が232日間に及ぶプロスポーツ史上最長の[[ストライキ]]に突入、[[1994年のワールドシリーズ]]も中止される(→[[1994年から1995年のMLBストライキ]])。
* [[8月12日]] - [[メジャーリーグベースボール]]が232日間に及ぶプロスポーツ史上最長の[[ストライキ]]に突入、[[1994年のワールドシリーズ]]も中止される(→[[1994年から1995年のMLBストライキ]])。
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{{Main|1995年}}
{{Main|1995年}}
* [[1月1日]] - [[世界貿易機関|WTO]]発足。
* [[1月1日]] - [[世界貿易機関|WTO]]発足。
* 1月17日 - [[阪神・淡路大震災]]発生。
* [[オーストリア]]、[[フィンランド]]、[[スウェーデン]]が[[欧州連合|EU]]へ加盟。
* [[オーストリア]]、[[フィンランド]]、[[スウェーデン]]が[[欧州連合|EU]]へ加盟。
* [[4月19日]] - [[アメリカ合衆国|アメリカ]]中南部[[オクラホマシティ]]で爆破テロ事件。
* [[4月19日]] - [[アメリカ合衆国|アメリカ]]中南部[[オクラホマシティ]]で爆破テロ事件。
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* [[フランス]]、[[ムルロア環礁]]で核実験強行。
* [[フランス]]、[[ムルロア環礁]]で核実験強行。
* [[メジャーリーグベースボール]]で[[野茂英雄]][[投手]]が日本人初の新人王獲得。
* [[メジャーリーグベースボール]]で[[野茂英雄]][[投手]]が日本人初の新人王獲得。
* [[Microsoft Windows 95|Windows 95]]発売。PC業界における一大ブームを巻き起こす。
* [[Microsoft Windows 95|Windows 95]]発売。比較的安価なパソコンでも操作性の高いGUIの利用を可能にしたため、PC業界における一大ブームを巻き起こす。[[Microsoft Plus!]]の追加インストールで[[ウェブブラウザ]]や[[インターネット]]接続機能を利用可能としたことで、[[インターネット]]本格普及の切っ掛けにもなった
* [[エキスパートシステム]]を中心とする第二次[[人工知能]]ブームが完全な終焉を迎え、[[人工知能]]分野が冬の時代に突入した<ref>{{Cite web |title=総務省|平成28年版 情報通信白書|人工知能(AI)研究の歴史 |url=https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h28/html/nc142120.html |website=www.soumu.go.jp |access-date=2024-06-08}}</ref>。
* [[11月4日]] - [[イスラエル]]の[[イツハク・ラビン|ラビン]]首相が暗殺される。
* [[11月4日]] - [[イスラエル]]の[[イツハク・ラビン|ラビン]]首相が暗殺される。
* [[アメリカ合衆国|アメリカ]]で[[全米科学財団ネットワーク|NSFNET]]が[[インターネットバックボーン]]としての[[システム運用|運用]]を停止したことで、[[インターネット]]の商用開放が完了する<ref>{{Cite web |url=https://hct.lab.gvm-jp.groupis-ex.ntt/panel/pdf/C-1-2.pdf |title=インターネットの誕生 |access-date=2024-06-09 |publisher=[[NTT技術史料館]]}}</ref><ref>{{Cite web |title=インターネットの歴史概要<通信の歴史<歴史<木暮仁 |url=https://www.kogures.com/hitoshi/history/internet/ |website=www.kogures.com |access-date=2024-06-09}}</ref>。


=== 1996年 ===
=== 1996年 ===
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* [[コロンビア・キンディオ地震]]が発生。犠牲者1000人以上。
* [[コロンビア・キンディオ地震]]が発生。犠牲者1000人以上。
* ヨーロッパ単一通貨[[ユーロ]]登場。
* ヨーロッパ単一通貨[[ユーロ]]登場。
* [[ヨルダン]]のフセイン国王死去。
* [[ヨルダン]]の[[フセイン国王]]死去。
* [[茨城県]][[東海村]]の[[原子力]]施設で[[東海村JCO臨界事故|臨界事故]]発生。
* [[茨城県]][[東海村]]の[[原子力]]施設で[[東海村JCO臨界事故|臨界事故]]発生。
* [[トルコ]]西部地震・[[921大地震|台湾大地震]]発生。
* [[トルコ]]西部地震・[[921大地震|台湾大地震]]発生。
* [[2000年問題]]騒動。
* [[2000年問題]](Y2K問題)騒動。
* [[ルノー]]、[[日産自動車]]へ資本参加。
* [[ルノー]]、[[日産自動車]]へ資本参加。
* [[マカオ]]、[[ポルトガル]]から[[中華人民共和国]]へ返還。
* [[マカオ]]、[[ポルトガル]]から[[中華人民共和国]]へ返還。
* [[パナマ運河]]、アメリカ合衆国から[[パナマ]]へ返還。
* [[パナマ運河]]、アメリカ合衆国から[[パナマ]]へ返還。
* 翌年の幕明けに向けて[[ミレニアム]]の[[カウントダウン]]が世界各地で催される。また、[[2000年問題]]の動向が注目される中の[[年越し]]。
* 西暦[[1000年代]]が終わり、翌年の幕明けに向けて[[ミレニアム]]の[[カウントダウン]]が世界各地で催される。また、上記の2000年問題の動向が注目される中の[[年越し]]。


== 世相 ==
== 世相 ==
1990年代は、[[21世紀]]の[[礎]]を作る革命的なできごとが多数起きたことで、以前と比較して日常生活における[[情報革命]]が強く意識されるようになった年代である。具体的には、[[2010年代]]になってようやく結実した技術や考え方の原型が数多く登場し、一過性のブームとなった年代である。

=== 社会 ===
=== 社会 ===
* 東西[[冷戦]]終結後、旧[[ソビエト連邦|ソ連]]、[[東ヨーロッパ|東欧]]地域を中心に[[民族主義]]による[[紛争]]が多発するようになった。
* 東西[[冷戦]]終結後、旧[[ソビエト連邦|ソ連]]、[[東ヨーロッパ|東欧]]地域を中心に[[民族主義]]による[[紛争]]が多発するようになった。
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* [[中華人民共和国]]沿海部・都市部の経済成長に伴い、農村出身の[[民工]]が大量に都市部へ流入([[盲流]])。国有企業改革に伴い、失業者が多数発生する。
* [[中華人民共和国]]沿海部・都市部の経済成長に伴い、農村出身の[[民工]]が大量に都市部へ流入([[盲流]])。国有企業改革に伴い、失業者が多数発生する。
* 各国で[[オープンスカイ協定|航空自由化]]が進み、[[格安航空会社]]が台頭する。
* 各国で[[オープンスカイ協定|航空自由化]]が進み、[[格安航空会社]]が台頭する。
* [[日本]]では[[バブル崩壊|バブルが崩壊]]し、[[就職氷河期]]が訪れた([[就職氷河期|就職氷河期世代]]の出現は[[21世紀]]においても[[日本|日本社会]]の大きな歪みの原因となった)。[[企業]]が新しい分野への[[投資]]を渋ったため、[[情報革命|IT革命]]への対応で大きく出遅れることになった。[[エンターテインメント|エンタメ]]では[[女子高生]]ブームが起き、[[若者文化]]の牽引役を、[[バブル経済|バブル期]]までの[[女子大生]]に替わって[[女子高生]]が担うようになった([[女子高生]]ブームの時代の女子高生のスタイルは[[21世紀]]の若者文化にも発展的に引き継がれている)<ref>{{Cite web |title=東京のストリートファッション・カルチャーの記録:1980 - 2017 |url=https://artsandculture.google.com/story/%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E3%81%AE%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%81%AE%E8%A8%98%E9%8C%B2%EF%BC%9A1980-2017/hQWBPmGdPtB7Iw |website=Google Arts & Culture |access-date=2024-06-08 |language=ja}}</ref>。


=== コンピュータとインターネット ===
=== コンピュータとインターネット ===
* 先進国で[[インターネット]]が爆発的普及。[[パーソナルコンピュータ]](パソコン)の普及率も大幅に増加した。
* 先進国で[[インターネット]]が爆発的普及。[[パーソナルコンピュータ]](パソコン)の普及率も大幅に増加した。
* [[マルチメディア]]ブーム。[[CD-ROM]]や[[ハードディスクドライブ]]など当時としては大容量のデジタル媒体が普及、パソコンのCPUは[[32ビット]]に移行し、[[QuickTime]]や[[Adobe Shockwave|Shockwave]]などで動画や音声を取り扱う環境が整った。また、[[解像度]]は低いものの[[動画]]や[[音声]]を多用した[[ゲーム]]が登場した。
* [[マルチメディア]]ブーム。[[CD-ROM]]や[[ハードディスクドライブ]]など当時としては大容量のデジタル媒体が普及、パソコンのCPUは[[32ビット]]に移行し、[[QuickTime]]や[[Adobe Shockwave|Shockwave]]などで動画や音声を取り扱う環境が整った。また、[[解像度]]は低いものの[[動画]]や[[音声]]を多用した[[ゲーム]]が登場した。前述の[[インターネット]]と連携して実験的なコンテンツ配信も行われるようになった。
* 当時としては写実的な[[3次元コンピュータグラフィックス|3DCG]]を高速に操作できる[[シリコングラフィックス]]の[[ワークステーション]]が登場して映画製作で活用されるようになり、特に予算が潤沢に用意できる大作映画において[[VFX]]が格段に進歩した([[ターミネーター2]],[[ジュラシック・パーク (映画)|ジュラシック・パーク]]が代表的)。
* [[Microsoft Windows 3.x|Windows 3.1]]や[[Microsoft Windows 95|Windows 95]]で現代的な[[グラフィカルユーザインタフェース|GUI]]が普及した。
* 比較的安価だが高解像度かつ色数の豊富なグラフィックを扱える[[Amiga]]や[[Mac (コンピュータ)|Macintosh]]がクリエイター向けに広く普及し、予算の少ない中小規模の制作会社でも商業レベルのデジタルコンテンツが制作できるようになった。
*[[コンピュータゲーム|ゲーム]]は[[2次元コンピュータグラフィックス|2D]]から[[3次元コンピュータグラフィックス|3D]]へ移行した(据え置き型[[ゲーム機]]第5世代)。
* [[Microsoft Windows 3.x|Windows 3.1]]や[[Microsoft Windows 95|Windows 95]]で現代的な[[グラフィカルユーザインタフェース|GUI]]が普及した。未だ高価ではあったが、一般家庭でも最低限導入できる水準のコンピュータ環境が整った。
*[[コンピュータゲーム|ゲーム]]は[[2次元コンピュータグラフィックス|2D]]から[[3次元コンピュータグラフィックス|3D]]へ移行した(据え置き型[[ゲーム機]]第5世代)。1990年代前半には[[バーチャル・リアリティ]]が一時的に流行したが、世の中の期待に機器の性能が追いつかず失望された(技術水準が向上した[[2010年代]]以降に[[エンターテインメント|エンタメ]]を中心とした用途で本格普及した)。


=== 通信 ===
=== 通信 ===
* 先進国で[[携帯電話]]の普及が始まる(主に[[第2世代移動通信システム]] (2G) に当たる[[GSM]]、[[PDC]]、[[D-AMPS]]方式を採用。1990年代後半に[[cdmaOne]]が登場した)。
* 先進国で[[携帯電話]]の普及が始まる(主に[[第2世代移動通信システム]] (2G) に当たる[[GSM]]、[[PDC]]、[[D-AMPS]]方式を採用。1990年代後半に[[cdmaOne]]が登場した)。
* 1990年代前半に[[無線呼び出し|ポケベル]]が[[在籍者 (学習者)|中高生]]にまで普及した。続いて1990年代後半に[[携帯電話]]や[[PHS]]が普及した。


== 文化と芸術 ==
== 文化と芸術 ==
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==== コンピュータゲーム ====
==== コンピュータゲーム ====
* [[テレビゲーム]]市場では1990年代の前半(''[[ゲーム機#第4世代|第4世代]]'')に[[任天堂]]の「[[スーパーファミコン#海外版|Super Nintendo Entertainment System]]」(SNES, 日本では「[[スーパーファミコン]]」として発売)が前世代機に引き続いて市場をリード([[北アメリカ|北米]]では[[セガ]]の「[[メガドライブ#北米市場|Sega Genesis]]」も互角以上のシェア争いを展開)していたが、後半(''[[ゲーム機#第5世代|第5世代]]'')になると[[ソニー・インタラクティブエンタテインメント|ソニー・コンピュータエンタテインメント]] (SCEI) の「[[PlayStation (ゲーム機)|PlayStation]]」が市場をリードし、任天堂の牙城を崩した。一方、[[携帯型ゲーム]]では任天堂の「[[ゲームボーイ]]」シリーズが世界的にヒットしており、1990年代の後半に発売された同ゲーム機のソフト『[[ポケットモンスター 赤・緑]]』は世界中で大ブーム([[ポケットモンスター|ポケモン]]ブーム)となった。
* [[テレビゲーム]]市場では1990年代の前半(''[[ゲーム機#第4世代|第4世代]]'')に[[任天堂]]の「[[スーパーファミコン#海外版|Super Nintendo Entertainment System]]」(SNES, 日本では「[[スーパーファミコン]]」として発売)が前世代機に引き続いて市場をリード([[北アメリカ|北米]]では[[セガ]]の「[[メガドライブ#北米市場|Sega Genesis]]」も互角以上のシェア争いを展開)していたが、後半(''[[ゲーム機#第5世代|第5世代]]'')になると[[ソニー・インタラクティブエンタテインメント|ソニー・コンピュータエンタテインメント]] (SCEI) の「[[PlayStation (ゲーム機)|PlayStation]]」が市場をリードし、任天堂の牙城を崩した。一方、[[携帯型ゲーム]]では任天堂の「[[ゲームボーイ]]」シリーズが世界的にヒットしており、1990年代の後半に発売された同ゲーム機のソフト『[[ポケットモンスター 赤・緑]]』は世界中で大ブーム([[ポケットモンスター|ポケモン]]ブーム)となった。
<gallery>
ファイル:Nintendo-Super-Famicom-Set-FL.png|スーパーファミコン
ファイル:SNES-Mod1-Console-Set.png|Super Nintendo Entertainment System
ファイル:Sega-Saturn-JP-Mk1-Console-Set.png|セガサターン
ファイル:PSX-Console-wController.png|PlayStation
ファイル:Game-Boy-FL.png|ゲームボーイ
ファイル:Nintendo-Game-Boy-Color-FL.png|ゲームボーイカラー
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== 人物 ==
== 人物 ==
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==== 思想と哲学 ====
==== 思想と哲学 ====
* [[サミュエル・P・ハンティントン|サミュエル・フィリップス・ハンティントン]]([[1927年]] - [[2008年]])
* [[サミュエル・P・ハンティントン|サミュエル・フィリップス・ハンティントン]]([[1927年]] - [[2008年]])
* [[エレーヌ・カレール=ダンコース|エレーヌ・カレール・ダンコース]]([[1929年]] - )
* [[エレーヌ・カレール・ダンコース]]([[1929年]] - [[2023年]]
* [[イアン・ハッキング]]([[1936年]] - )
* [[イアン・ハッキング]]([[1936年]] - [[2023年]]
* ドミニク・ジャニコー([[1937年]] - [[2002年]])
* ドミニク・ジャニコー([[1937年]] - [[2002年]])
* [[ジャレド・ダイアモンド]]([[1937年]] - )
* [[ジャレド・ダイアモンド]]([[1937年]] - )
194行目: 214行目:
* [[テリー・イーグルトン]]([[1943年]] - )
* [[テリー・イーグルトン]]([[1943年]] - )
* [[フリードリヒ・キットラー]]([[1943年]] - [[2011年]])
* [[フリードリヒ・キットラー]]([[1943年]] - [[2011年]])
* ジャンリュック・マリオン([[1947年]] - )
* [[ジャンリュック・マリオン]]([[1946年]] - )
* [[スラヴォイ・ジジェク]]([[1949年]] - )
* [[スラヴォイ・ジジェク]]([[1949年]] - )
* [[ヨアン・ペテル・クリアーノ]]([[1950年]] - [[1991年]])
* [[ヨアン・ペテル・クリアーノ]]([[1950年]] - [[1991年]])
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* [[イヴ・セジウィック]]([[1950年]] - [[2009年]])
* [[イヴ・セジウィック]]([[1950年]] - [[2009年]])
* [[フランシス・フクヤマ]]([[1952年]] - )
* [[フランシス・フクヤマ]]([[1952年]] - )
* ジャン・ブリクモン([[1952年]] - )
* [[ジャン・ブリクモン]]([[1952年]] - )
* [[ノルベルト・ボルツ]]([[1953年]] - )
* [[ノルベルト・ボルツ]]([[1953年]] - )
* [[アラン・ソーカル]]([[1955年]] - )
* [[アラン・ソーカル]]([[1955年]] - )
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==== 芸術 ====
==== 芸術 ====
* [[ロバート・ヴェンチューリ]]([[1925年]] - )
* [[ロバート・ヴェンチューリ]]([[1925年]] - [[2018年]]
* [[フランク・ゲーリー]]([[1929年]] - )
* [[フランク・ゲーリー]]([[1929年]] - )
* [[クリスチャン・ボルタンスキー]]([[1944年]] - [[2021年]])
* [[クリスチャン・ボルタンスキー]]([[1944年]] - [[2021年]])
* [[レム・コールハース]]([[1944年]] - )
* [[レム・コールハース]]([[1944年]] - )
* バーバラ・クルーガー([[1945年]] - )
* [[バーバラ・クルーガー]]([[1945年]] - )
* [[ミヒャエル・ゾーヴァ]]([[1945年]] - )
* [[ミヒャエル・ゾーヴァ]]([[1945年]] - )
* [[アントニー・ゴームリー]]([[1950年]] - )
* [[アントニー・ゴームリー]]([[1950年]] - )
* [[ザハ・ハディッド]]([[1950年]] - )
* [[ザハ・ハディッド]]([[1950年]] - )
* [[ビル・ヴィオラ]]([[1951年]] - )
* [[ビル・ヴィオラ]]([[1951年]] - )
* シンディ・シャーマン([[1954年]] - )
* [[シンディ・シャーマン]]([[1954年]] - )
* [[アニッシュ・カプーア]]([[1954年]] - )
* [[アニッシュ・カプーア]]([[1954年]] - )
* シュテファン・バルケンホール([[1957年]] - )
* シュテファン・バルケンホール([[1957年]] - )
240行目: 260行目:
* [[ダミアン・ハースト]]([[1965年]] - )
* [[ダミアン・ハースト]]([[1965年]] - )
* [[マシュー・バーニー]]([[1967年]] - )
* [[マシュー・バーニー]]([[1967年]] - )
* サム・テイラー・ウッド([[1967年]] - )
* [[サム・テイラー=ジョンソン|サム・テイラー・ウッド]]([[1967年]] - )


==== 音楽 ====
==== 音楽 ====
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==== ファッション ====
==== ファッション ====
* ミウッチャ・プラダ([[1949年]] - )
* [[ミウッチャ・プラダ]]([[1949年]] - )
* [[ドルチェ&ガッバーナ]]
* [[ドルチェ&ガッバーナ]]
** ドメニコ・ドルチェ([[1958年]] - )
** ドメニコ・ドルチェ([[1958年]] - )
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* [[アンソニー・ホプキンス]]([[1937年]] - )
* [[アンソニー・ホプキンス]]([[1937年]] - )
* [[クシシュトフ・キェシロフスキ]]([[1941年]] - [[1996年]])
* [[クシシュトフ・キェシロフスキ]]([[1941年]] - [[1996年]])
* [[トミ・リー・ジョーンズ]]([[1946年]] - )
* [[トミ・リー・ジョーンズ]]([[1946年]] - )
* [[スーザン・サランドン]]([[1946年]] - )
* [[スーザン・サランドン]]([[1946年]] - )
* [[パトリス・ルコント]]([[1947年]] - )
* [[パトリス・ルコント]]([[1947年]] - )
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==== 科学と技術 ====
==== 科学と技術 ====
* [[ジョン・ナッシュ]]([[1928年]] - )
* [[ジョン・ナッシュ]]([[1928年]] - [[2015年]]
* [[スチュアート・カウフマン]]([[1939年]] - )
* [[スチュアート・カウフマン]]([[1939年]] - )
* [[イアン・ウィルムット]]([[1939年]] - )
* [[イアン・ウィルムット]]([[1944年]] - )
* [[エドワード・ウィッテン]]([[1951年]] - )
* [[エドワード・ウィッテン]]([[1951年]] - )
* [[アンドリュー・ワイルズ]]([[1953年]] - )
* [[アンドリュー・ワイルズ]]([[1953年]] - )
* ケイス・キャンベル([[1954年]] - [[2012年]])
* [[キース・キャンベル (生物学者)|キース・キャンベル]]([[1954年]] - [[2012年]])
* [[ビル・ゲイツ]]([[1955年]] - )
* [[ビル・ゲイツ]]([[1955年]] - )
* [[リサ・ランドール]]([[1962年]] - )
* [[リサ・ランドール]]([[1962年]] - )
307行目: 327行目:
* [[アナトリー・ルキヤノフ]]([[1930年]] - [[2019年]])
* [[アナトリー・ルキヤノフ]]([[1930年]] - [[2019年]])
* [[ボリス・エリツィン]]([[1931年]] - [[2007年]])
* [[ボリス・エリツィン]]([[1931年]] - [[2007年]])
* [[レオニード・クラフチュク]]([[1934年]] - )
* [[レオニード・クラフチュク]]([[1934年]] - [[2022年]]
* [[スタニスラフ・シュシケビッチ]]([[1934年]] - )
* [[スタニスラフ・シュシケビッチ]]([[1934年]] - [[2022年]]
* [[ゲンナジー・ヤナーエフ]]([[1937年]] - [[2010年]])
* [[ゲンナジー・ヤナーエフ]]([[1937年]] - [[2010年]])
* [[ヌルスルタン・ナザルバエフ]]([[1940年]] - )
* [[ヌルスルタン・ナザルバエフ]]([[1940年]] - )
* [[サパルムラト・ニヤゾフ]]([[1940年]] - [[2006年]])
* [[サパルムラト・ニヤゾフ]]([[1940年]] - [[2006年]])
* [[スロボダン・ミロシェヴィッチ]]([[1941年]] - [[2006年]])
* [[スロボダン・ミロシェヴィッチ]]([[1941年]] - [[2006年]])
* [[ルスラン・ハズブラートフ]]([[1942年]] - )
* [[ルスラン・ハズブラートフ]]([[1942年]] - [[2023年]]
* [[ジョハル・ドゥダエフ]]([[1944年]] - [[1996年]])
* [[ジョハル・ドゥダエフ]][[1944年]] - [[1996年]])
* [[ニキータ・ミハルコフ]]([[1945年]] - )
* [[ニキータ・ミハルコフ]]([[1945年]] - )
* [[アレクサンドル・ルツコイ]]([[1947年]] - )
* [[アレクサンドル・ルツコイ]]([[1947年]] - )
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=== ラテンアメリカ ===
=== ラテンアメリカ ===
* [[アルベルト・フジモリ]]([[1938年]] - )
* [[アルベルト・フジモリ]]([[1938年]] - )
* [[ドゥンガ]]([[1963年]] - )
* [[ロマーリオ]]([[1966年]] - )


=== サハラ以南のアフリカ ===
=== サハラ以南のアフリカ ===
* [[ネルソン・マンデラ]]([[1918年]] - [[2013年]])
* [[ネルソン・マンデラ]]([[1918年]] - [[2013年]])
* [[ロバート・ムガベ]]([[1924年]] - )
* [[ロバート・ムガベ]]([[1924年]] - [[2019年]]
* [[フレデリック・ウィレム・デクラーク]]([[1936年]] - )
* [[フレデリック・ウィレム・デクラーク]]([[1936年]] - [[2021年]]
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* [[ハーシェミー・ラフサンジャーニー]]([[1934年]] - [[2017年]])
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* [[サッダーム・フセイン]]([[1937年]] - [[2006年]])
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* [[アッバス・キアロスタミ]]([[1940年]] - )
* [[アッバス・キアロスタミ]]([[1940年]] - [[2016年]]
* [[モハンマド・ハータミー]]([[1943年]] - )
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* [[ナラシンハ・ラーオ]]([[1921年]] - [[2004年]])
* [[ナラシンハ・ラーオ]]([[1921年]] - [[2004年]])
* [[コチェリル・ラーマン・ナラヤナン]]([[1921年]] - [[2005年]])
* [[コチェリル・ラーマン・ナラヤナン]]([[1921年]] - [[2005年]])
* [[アタル・ビハーリー・ヴァージペーイー]]([[1926年]] - )
* [[アタル・ビハーリー・ヴァージペーイー]]([[1926年]] - [[2018年]]
* [[サティヤ・サイ・ババ]]([[1926年]] - [[2011年]])
* [[サティヤ・サイ・ババ]]([[1926年]] - [[2011年]])
* [[アマルティア・セン]]([[1933年]] - )
* [[アマルティア・セン]]([[1933年]] - )
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=== 東南アジア ===
=== 東南アジア ===
* [[ル・]]([[1928年]] - )
* [[マハテル・ビン・ハマド]]([[1925年]] - )
* [[ユスフ・ハビビ]]([[1936年]] - )
* [[フィデルラモス]]([[1928年]] - [[2022年]]
* [[ユスフ・ハビビ]]([[1936年]] - [[2019年]])
* [[ジョセフ・エストラーダ]]([[1937年]] - )
* [[ジョセフ・エストラーダ]]([[1937年]] - )
* [[ゴー・チョクトン]]([[1941年]] - )
* [[ゴー・チョクトン]]([[1941年]] - )
* [[ノロドム・ラナリット]]([[1944年]] - )
* [[ノロドム・ラナリット]]([[1944年]] - [[2021年]]
* [[アウンサンスーチー]]([[1945年]] - )
* [[アウンサンスーチー]]([[1945年]] - )
* [[フン・セン]]([[1951年]] - )
* [[フン・セン]]([[1951年]] - )
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=== 中国 ===
=== 中国 ===
* [[鄧小平]]([[1904年]] - [[1997年]])
* [[鄧小平]]([[1904年]] - [[1997年]])
* [[江沢民]]([[1926年]] - )
* [[江沢民]]([[1926年]] - [[2022年]]
* [[李鵬]]([[1928年]] - [[2019年]])
* [[李鵬]]([[1928年]] - [[2019年]])
* [[朱鎔基]]([[1928年]] - )
* [[朱鎔基]]([[1928年]] - )
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* [[金大中]]([[1925年]] - [[2009年]])
* [[金大中]]([[1925年]] - [[2009年]])
* [[金泳三]]([[1927年]] - [[2015年]])
* [[金泳三]]([[1927年]] - [[2015年]])
* [[洪明甫]]([[1969年]] - )


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== 脚注 ==
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=== 出典 ===
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2024年6月9日 (日) 02:36時点における最新版

千年紀: 2千年紀
世紀: 19世紀 - 20世紀 - 21世紀
十年紀: 1960年代 1970年代 1980年代 - 1990年代 - 2000年代 2010年代 2020年代
: 1990年 1991年 1992年 1993年 1994年 1995年 1996年 1997年 1998年 1999年
ハッブル宇宙望遠鏡湾岸戦争オスロ合意World Wide Webソビエト連邦の崩壊ドリー (羊)ダイアナ (プリンセス・オブ・ウェールズ)ルワンダ虐殺
上段:(左)1990年に打ち上げられたハッブル宇宙望遠鏡。(右)1991年に起きた湾岸戦争の砂漠の嵐作戦で、炎上する油田の上空を飛行する米空軍のF-16F-15
中段:(左上)1994年に起きたルワンダ虐殺によって、数十万におよぶ人命が失われる。(左下)1997年9月6日のダイアナの王室国民葬の葬列。数百万のイギリス国民がその死を悼んだ。(右)1993年9月13日のオスロ合意
下段:(左) 1996年に誕生したドリーは、成体の体細胞からクローン技術で生み出された最初の哺乳類である。(中央)1991年の8月クーデターベールイ・ドーム(ロシア共和国最高会議ビル)前で演説するボリス・エリツィン。その後の12月26日にソビエト連邦が崩壊する(ソビエト連邦の崩壊)。(右)開始から10年の間に、World Wide Webが世界的に広がる。

1990年代(せんきゅうひゃくきゅうじゅうねんだい)は、西暦グレゴリオ暦1990年から1999年までの10年間を指す十年紀。この項目では、国際的な視点に基づいた1990年代について記載する。

できごと[編集]

1990年[編集]

1991年[編集]

1992年[編集]

1993年[編集]

1994年[編集]

1995年[編集]

1996年[編集]

1997年[編集]

1998年[編集]

1999年[編集]

世相[編集]

1990年代は、21世紀を作る革命的なできごとが多数起きたことで、以前と比較して日常生活における情報革命が強く意識されるようになった年代である。具体的には、2010年代になってようやく結実した技術や考え方の原型が数多く登場し、一過性のブームとなった年代である。

社会[編集]

コンピュータとインターネット[編集]

通信[編集]

文化と芸術[編集]

建築[編集]

超高層建築物・構築物

大衆文化[編集]

音楽[編集]

スポーツ[編集]

コンピュータゲーム[編集]

人物[編集]

アメリカ合衆国と東西ヨーロッパ[編集]

政治[編集]

思想と哲学[編集]

文学[編集]

芸術[編集]

音楽[編集]

ファッション[編集]

映画とエンターテイメント[編集]

科学と技術[編集]

旧ソ連諸国とロシア[編集]

ラテンアメリカ[編集]

サハラ以南のアフリカ[編集]

西アジア[編集]

南アジア[編集]

東南アジア[編集]

オセアニア[編集]

中国[編集]

台湾[編集]

韓国[編集]

フィクションのできごと[編集]

  • 前半 - コラプサー・ジャンプを用いて宇宙開拓を行っていた国連探検移民団の移民船のうち1隻が、アルデバラン星系で異星の宇宙船の攻撃を受け撃沈される。事件の発生地である牡牛座(トーラス)からこの異星人は「トーラン」と命名され、トーランから移民船を防衛すべく国連探検軍(UNEF)が創設される。(小説『終りなき戦い』)[6]
  • 中頃 - 地球公転軌道前方のトロヤ点に、光を完全に吸収する平均直径約1,400キロメートルの天体「トロヤ物体」が出現。IBM-ITTのスキップシップによる探査飛行によって、トロヤ物体内部には1万5千人の居住に適した人工的な環境を持つセルが1億以上存在することが判明する。(小説『アグネスとヘクトルたちの物語英語版』)[7]
  • 後半 - 宇宙船「シラノ」で火星に達し、シルチス陥没地5万年前の火星文明の遺跡を発掘していた学術調査隊が、大学だったと見られる建物の内部で初めて火星人の死体を発見。その1週間後には建物内で元素表が発見され、これを二言語併記資料として用いることで火星語の本格的な解読が可能になる。(小説『オムニリンガル英語版』)[8]
  • 199×年5月下旬 - カノープス近辺に母星がある異星人「円盤人」の飛行物体群が、地球人との接触を目的として世界各地の主要都市に着陸。各地域派遣隊の代表が、地球人に対し「音楽話法」によって友好的な挨拶を行う。(小説『うるさい!』)[9]
  • 199×年某月 - 東京湾海底地震を伴い、1万数千年前の遺跡がある東京湾新島が出現。それと同時に、後に「オーガ」と命名される巨大怪獣東京湾海底に現れ、29日に三浦半島沖で海底調査船「しんかい6500」や海上自衛隊の護衛艦隊などを全滅させた後、東京ディズニーランド付近から上陸し、東京を蹂躙した後に地中に消える。(漫画『神の獣』)[10]
  • 199X年 - 宇宙知的生命共同体の手によって、世界中の人間が突然記憶喪失症(アムネジア)を発症。これにより文明は崩壊する。(小説・アニメ『風の名はアムネジア』)[11]
  • 199X年 - 遠宇宙で発生した重力崩壊に伴う大爆発により、ダイヤモンドより硬い物質でできたブロック群「クォース」が発生。あらゆる物体を砕きつつ地球に迫るクォースに対し、形が四角形になると分子分解を起こすという性質を利用しクォースを消滅させるため、「ブロックピース」の発射装置を搭載した戦闘機が開発される。(ゲーム『クォース』)[12]
  • 199X年 - 東京シティに存在するメインコンピューター「ランドマスター」が、超エネルギー物質「フリーゾン」を狙い地球侵攻を目論む侵略星人「ワルダー軍団」について警告する星間メッセージを受信。これを受け、スーパーメカニック群の開発と地球防衛隊「ダイアクロン」の結成が決定される。(玩具『ダイアクロン』)[13]
  • 199X年 - 天王寺上空に存在する現世と異世界「DEEP大阪」の接点で、かつて聖徳太子によって行われた封印が限界を迎える。封印を破って異世界のエネルギーが放出され、周辺の物体をDEEP大阪へと吸い込み始める。(ゲーム『通天閣』)[14]
  • 地球と火星の間の軌道を周回する人工惑星「ケプラー4号」が、ふたご座の一角から放たれた複数の画像からなる人為的な電波信号を約3日間に渡って受信。それと同時に、月面コペルニクスのラインホルト天文台が、ふたご座の方角にある恒星の光に周期的なゆらぎが生じているのを観測する。(小説『銀河を呼ぶ声』)[15]
  • バーナードなどの近傍恒星系の探査を主目的とした、無人探査船「ダイダロス・シリーズ」7機による外宇宙探査計画が開始される。(小説『航空宇宙軍史』)[16][17]
  • ケンタウルス座方面から飛来した異星人「フィスプ(旅する群れ)」が、地球近傍に達すると同時に地球への攻撃を開始。北アメリカ大陸アフリカ大陸などの一部は降下してきたフィスプに占領される。その後、アメリカ軍はフィスプへの反撃手段として原子力宇宙戦艦「大天使(ミカエル)」の建造を開始する。(小説『降伏の儀式』)[18][19]
  • マルディヴ諸島沖・深度4000メートルの海底で、深海調査船が作業中にチタニウムセシウムの合金でできた全長3メートルの金属塊を発見。これはインドの国立科学センターと日本の国立冶金研究所によって調査され、2005年に地球外の生物の手によるものと判断される。(小説『たそがれに還る』)[20]
  • 太陽系第10番惑星の存在が宇宙望遠鏡によって確認され、「魔王星(ルシファー)」と名付けられる。(漫画『2001夜物語』)[21]
  • 有人宇宙船で火星に達した第一次探検隊が、文字が刻まれたダイヤモンド製の「井戸」と、その近くで砂に埋もれていた火星人のミイラなどを発見。隊員に水をかけられたミイラが爆発を起こしたことから、井戸は水で死体を分解する葬儀場であると推測される。(小説『ノウンスペース』シリーズ)[22]

脚注[編集]

出典[編集]

  1. ^ a b コラム 1 インターネットの歴史 : 平成11年版 通信白書”. www.soumu.go.jp. 2024年6月9日閲覧。
  2. ^ 総務省|平成28年版 情報通信白書|人工知能(AI)研究の歴史”. www.soumu.go.jp. 2024年6月8日閲覧。
  3. ^ インターネットの誕生”. NTT技術史料館. 2024年6月9日閲覧。
  4. ^ インターネットの歴史概要<通信の歴史<歴史<木暮仁”. www.kogures.com. 2024年6月9日閲覧。
  5. ^ 東京のストリートファッション・カルチャーの記録:1980 - 2017”. Google Arts & Culture. 2024年6月8日閲覧。
  6. ^ ジョー・ホールドマン『終りなき戦い』早川書房、1985年、21頁。ISBN 4-15-010634-7 
  7. ^ オースン・スコット・カード『無伴奏ソナタ〔新訳版〕』早川書房、2014年、271-276,278-281,283-292,299-307,319,322,330頁。ISBN 978-4-15-011940-9 
  8. ^ H・ビーム・パイパー「オムニリンガル」『S-Fマガジン 1968年 12月号』第9巻第13号、早川書房、1968年12月、45・46・55 - 59・71 - 78頁。 
  9. ^ 小松左京『虚空の足音』文藝春秋、1980年、79-88頁。ISBN 978-4-16-717607-5 
  10. ^ 巴啓祐『神の獣』講談社、1992年、3-15,28-40,48-69,81-117,132,135,254,255頁。ISBN 978-4-06-319329-9 
  11. ^ 菊地秀行『風の名はアムネジア』朝日ソノラマ、1983年、19,38-43,191,203-205頁。ISBN 978-4-257-76260-7 
  12. ^ ファミリーコンピュータ版『クォース』説明書 コナミ、1990年、3・4頁。
  13. ^ ストーリー - ダイアクロン オフィシャルサイト、2018年8月9日閲覧。
  14. ^ 『通天閣』取扱説明書 ソニー・ミュージックエンタテインメント、1995年、2頁。
  15. ^ 石原藤夫『画像文明』早川書房、1976年、239-247,251-253,258-261頁。ISBN 978-4-15-030076-0 
  16. ^ 谷甲州航空宇宙軍史 仮装巡洋艦バシリスク』早川書房、1985年、43-47頁。ISBN 978-4-15-030200-9 
  17. ^ 谷甲州『航空宇宙軍史 終わりなき索敵〔下〕』早川書房、1996年、345頁。ISBN 978-4-15-030570-3 
  18. ^ ラリー・ニーヴンジェリー・パーネル『降伏の儀式 上』東京創元社、1988年。ISBN 978-4-488-65404-7 
  19. ^ ラリー・ニーヴンジェリー・パーネル『降伏の儀式 下』東京創元社、1988年。ISBN 978-4-488-65405-4 
  20. ^ 光瀬龍『たそがれに還る』早川書房、1973年、206-208頁。ISBN 978-4-15-030003-6 
  21. ^ 星野之宣『2001夜物語【1】』双葉社、1995年、161頁。ISBN 978-4-575-72030-3 
  22. ^ ラリイ・ニーヴン『ノウンスペース・シリーズ 太陽系辺境空域』早川書房、1979年、63-76,86,148,363頁。ISBN 978-4-15-010348-4 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

  • ウィキメディア・コモンズには、1990年代に関するカテゴリがあります。