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「海南市コミュニティバス」の版間の差分

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'''海南市コミュニティバス'''は[[和歌山県]][[海南市]]地域を運行する[[コミュニティバス]]である。コミュニティバス等を名乗る乗合バス等は全国各地に見られ、その運行形態も様々であるが、海南市コミュニティバスは民間の一般乗合旅客自動車運送事業者(以下[[路線バス]]事業者と記述)が運行免許を取得のうえ運行を行い、海南市は運行により生じた欠損金を上限金額までの範囲で補助する形態をとる。なお、ここではその前身となる旧海南市りんかんコミュニティバスと旧[[海草郡]][[下津町]]に運行していた[[有田交通]]路線バスについても記述する。
'''海南市コミュニティバス'''(かいなんしコミュニティバス)は[[和歌山県]][[海南市]]を運行する[[コミュニティバス]]である。運行は[[大十バス]]が行っている。
<!-- コミュニティバス等を名乗る乗合バス等は全国各地に見られ、その運行形態も様々であるが、海南市コミュニティバスは民間の一般乗合旅客自動車運送事業者(以下路線バス事業者と記述)が運行免許を取得のうえ運行を行い、海南市は運行により生じた欠損金を上限金額までの範囲で補助する形態をとる。なお、ここではその前身となる旧海南市りんかんコミュニティバスと旧海草郡下津町に運行していた有田交通路線バスについても記述する。 -->
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== 用語の定義 ==
== 沿革 ==
2005年4月1日の合併前は、海南市がりんかんコミュニティバス(大十バスが運行し、市が補助金を支給)を、下津町が廃止路線代替バス(有田交通が運行し、町が補助金を支給)を運行していた。合併後もしばらく同じ状態が続いたが、2010年10月より、運行主体を各事業者から海南市地域公共交通協議会に移行した。
本論に入る前に用語を以下に定義し、全編に適用する。

;旧海南市:2005年(平成17年)4月1日に旧海草郡下津町との新設合併に際して廃止された地方自治体
2023年4月1日より下津エリア(旧[[下津町]])の運行を[[有田交通]]から[[大十バス]]に変更した。
;旧海草郡下津町(以下旧下津町と記述) : 2005年(平成17年)4月1日に旧海南市との新設合併に際して廃止された地方自治体

;海南市(現海南市): 2005年(平成17年)4月1日に旧海南市と旧海草郡下津町の区域をもって新設された地方自治体。新旧混在して紛らわしい場合にかぎり現海南市と記述。したがって海南市と現南市は同意
2024年4月1日より[[回数券]]の販売を開始した。
;海南市下津町:現海南市区域のうち、旧海草郡下津町区域に限定した区域

;海南市旧域:現海南市区域のうち、旧海南市区域に限定した区域
== 運行形態 ==
;一般乗合旅客自動車運送事業:以降路線バスと表記

* 海南エリア(KIP線を除く)は各路線ごとに週1-3日、1日2往復を運行。
* KIP線は平日運行。他の路線より本数が多い。
* 下津エリアは平日と土曜日運行。
* 日曜日、祝日、12月30日~1月3日は全路線運休。
* 一部地域で[[フリー乗降制|フリー乗降]]制度を導入している。
* [[和歌山バス]]の路線と重複しているため、[[海南医療センター]] - [[海南駅]]前間のみの利用はできない。

== 運賃 ==

* 運賃は大人100円。小児(小学生以下)は無料。
* 障害者手帳・運転経歴証明書の所持者は50円。
* 全エリア前払い。以前は海南エリアは後払いだった。
* 下津エリアの路線を相互に乗り継ぐ場合、または七山沖野々線と東畑線を乗り継ぐ場合、運転手から乗継券をもらうことで2乗車目の運賃が無料となる。

== 路線 ==

=== 海南エリア ===

==== 扱沢線 ====
月・火・木曜日運行。

* [[海南医療センター]] - [[海南駅]]前 - 市役所前 - とれたて広場 - 海南高原カントリー下

==== 東畑線・東畑野上新線 ====
臼岩を経由する路線が東畑野上新線で水曜日運行、経由しない路線が東畑線で火・木曜日運行。

* 海南医療センター - 海南駅前 - 市役所前 - 小野田グリーンランド - 住民センター前 - 東畑児童会館
* 海南医療センター - 海南駅前 - 市役所前 - 小野田グリーンランド - 住民センター前 - 臼岩 - 東畑児童会館

==== 七山線 ====
月・水・金曜日運行。

* 海南医療センター - 海南駅前 - 市役所前 - とれたて広場 - 住民センター前 - 下津野南 - 青葉台

==== 七山沖野々線 ====
火・木曜日運行。住民センター前で東畑線に乗り継ぎ、海南駅・海南医療センター方面に行くことができる。

* 住民センター前 - 北野上小学校前 - 青葉台

==== KIP線 ====
平日運行。「KIP」は海南市役所のある海南インテリジェントパークの略称。

* 海南駅前 - 市役所前

==== 亀川線 ====
月・水・金曜日運行。海南駅前 - 市役所前のルートが他の路線と異なる。

* 海南駅前 - 海南医療センター - 亀川 - 市役所前

=== 下津エリア ===
全路線平日と土曜日運行。

==== 鰈川線 ====

* 海南医療センター - 海南駅前 - [[道の駅海南サクアス|海南サクアス]] - [[加茂郷駅]]前 - [[下津駅]]前 - 鰈川
* 海南医療センター - 海南駅前 - 海南サクアス - 加茂郷駅前

==== 仁義線 ====

* 加茂郷駅前 - 海南サクアス - 仁義

==== 大崎線 ====

* 海南サクアス - 加茂郷駅前 - 大崎

==== 戸坂線 ====

* 加茂郷駅前 - 海南サクアス - 戸坂


== 前史 ==
== 前史 ==
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りんかんコミュニティバスの運行は野上電気鉄道の廃線とは直接何ら関係ないが、こうして旧海南市りんかんコミュニティバスの運行が具体性をおびて行く。
りんかんコミュニティバスの運行は野上電気鉄道の廃線とは直接何ら関係ないが、こうして旧海南市りんかんコミュニティバスの運行が具体性をおびて行く。


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=== 旧下津町有田交通路線バス ===
=== 旧下津町有田交通路線バス ===


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== 海南市コミュニティバス ==
== 海南市コミュニティバス ==
-->== 脚注 ==
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== 関連項目 ==

* [[日本のコミュニティバス一覧#和歌山県]]

== 外部リンク ==


* [https://www.city.kainan.lg.jp/kurashi/komyuniti/index.html コミュニティバス/海南市] - 海南市
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2024年6月11日 (火) 12:56時点における最新版

海南市コミュニティバス(かいなんしコミュニティバス)は和歌山県海南市を運行するコミュニティバスである。運行は大十バスが行っている。

沿革

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2005年4月1日の合併前は、海南市がりんかんコミュニティバス(大十バスが運行し、市が補助金を支給)を、下津町が廃止路線代替バス(有田交通が運行し、町が補助金を支給)を運行していた。合併後もしばらく同じ状態が続いたが、2010年10月より、運行主体を各事業者から海南市地域公共交通協議会に移行した。

2023年4月1日より下津エリア(旧下津町)の運行を有田交通から大十バスに変更した。

2024年4月1日より回数券の販売を開始した。

運行形態

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  • 海南エリア(KIP線を除く)は各路線ごとに週1-3日、1日2往復を運行。
  • KIP線は平日運行。他の路線より本数が多い。
  • 下津エリアは平日と土曜日運行。
  • 日曜日、祝日、12月30日~1月3日は全路線運休。
  • 一部地域でフリー乗降制度を導入している。
  • 和歌山バスの路線と重複しているため、海南医療センター - 海南駅前間のみの利用はできない。

運賃

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  • 運賃は大人100円。小児(小学生以下)は無料。
  • 障害者手帳・運転経歴証明書の所持者は50円。
  • 全エリア前払い。以前は海南エリアは後払いだった。
  • 下津エリアの路線を相互に乗り継ぐ場合、または七山沖野々線と東畑線を乗り継ぐ場合、運転手から乗継券をもらうことで2乗車目の運賃が無料となる。

路線

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海南エリア

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扱沢線

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月・火・木曜日運行。

東畑線・東畑野上新線

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臼岩を経由する路線が東畑野上新線で水曜日運行、経由しない路線が東畑線で火・木曜日運行。

  • 海南医療センター - 海南駅前 - 市役所前 - 小野田グリーンランド - 住民センター前 - 東畑児童会館
  • 海南医療センター - 海南駅前 - 市役所前 - 小野田グリーンランド - 住民センター前 - 臼岩 - 東畑児童会館

七山線

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月・水・金曜日運行。

  • 海南医療センター - 海南駅前 - 市役所前 - とれたて広場 - 住民センター前 - 下津野南 - 青葉台

七山沖野々線

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火・木曜日運行。住民センター前で東畑線に乗り継ぎ、海南駅・海南医療センター方面に行くことができる。

  • 住民センター前 - 北野上小学校前 - 青葉台

KIP線

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平日運行。「KIP」は海南市役所のある海南インテリジェントパークの略称。

  • 海南駅前 - 市役所前

亀川線

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月・水・金曜日運行。海南駅前 - 市役所前のルートが他の路線と異なる。

  • 海南駅前 - 海南医療センター - 亀川 - 市役所前

下津エリア

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全路線平日と土曜日運行。

鰈川線

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仁義線

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  • 加茂郷駅前 - 海南サクアス - 仁義

大崎線

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  • 海南サクアス - 加茂郷駅前 - 大崎

戸坂線

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  • 加茂郷駅前 - 海南サクアス - 戸坂

前史

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旧海南市りんかんコミュニティバス

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運行開始まで

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民間バス会社の路線バスが走らない、もしくは廃止された僻地での公共交通機関の確保は各地で問題となり、旧海南市でも議論は行われてきたが具体的な進展までには至らなかった。

事が動き出したのは野上電気鉄道株式会社の廃線問題が表面化してからで、同問題に対し旧海南市議会が出した結論は「鉄道の廃線はやむを得ない。旧線路に沿って路線バスを運行し将来は枝線も開設する。」であった(議事録からの該当部分要約)。

りんかんコミュニティバスの運行は野上電気鉄道の廃線とは直接何ら関係ないが、こうして旧海南市りんかんコミュニティバスの運行が具体性をおびて行く。

脚注

関連項目

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外部リンク

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