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「北方艦隊」の版間の差分

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{{出典の明記|date=2022年12月}}
{{軍隊資料
|名称 = 北方艦隊<br>Северный флот
|画像 = [[File:Great emblem of the Northern Fleet.svg|200px]]
|画像説明 =
|創設 = 1933年6月1日
|廃止 =
|再編成 =
|再廃止 =
|国籍 = {{RUS}}
|所属 = {{navy|RUS}}
|規模 =
|兵科 =
⚫
|兵種 = [[艦隊]]
|人員 =
|所在地 = [[ムルマンスク州]][[セヴェロモルスク]]
|編成地 =
|通称号 =
|愛称 = СФ
|標語 =
|補充担任 =
|上級部隊 =
|最終上級部隊 =
|担当地域 =
|最終位置 =
|主な戦歴 =
* [[日露戦争]]
* [[第一次世界大戦]]
* [[ロシア内戦]]
* [[冬戦争]]
* [[第二次世界大戦]]
* [[シリア内戦]]
* [[2022年ロシアのウクライナ侵攻|ウクライナ侵攻]]
}}
{{ロシア海軍}}
{{ロシア海軍}}
'''北方艦隊'''（ほっぽうかんたい、[[ロシア語]]:'''{{lang|ru|Северный флот}}''' <small>スィェーヴィェルヌィイ・フロート</small>、略称:'''{{lang|ru|СФ}}'''）は、[[ムルマンスク]]に司令部を置く[[ロシア海軍|ロシア連邦海軍]]の[[艦隊]]の一つ。[[白海]]や[[バレンツ海]]など[[北極海]]の防衛を担うほか、[[大西洋]]へも進出する<ref>[http://www.clearing.mod.go.jp/hakusho_data/2008/2008/html/kc121000.html （解説）ロシア軍による地中海・北大西洋方面での大規模演習の実施]『[[防衛白書]]』2008年版（[[防衛省]]）2021年5月12日閲覧</ref>。艦隊主力が駐留する[[軍港]]都市[[セヴェロモルスク]]は[[閉鎖都市]]となっている。
'''北方艦隊'''（ほっぽうかんたい、[[ロシア語]]:'''{{lang|ru|Северный флот}}''' <small>スィェーヴィェルヌィイ・フロート</small>、略称:'''{{lang|ru|СФ}}'''）は、[[ムルマンスク]]に司令部を置く[[ロシア海軍|ロシア連邦海軍]]の[[艦隊]]の一つ。[[白海]]や[[バレンツ海]]など[[北極海]]の防衛を担うほか、[[大西洋]]へも進出する<ref>[http://www.clearing.mod.go.jp/hakusho_data/2008/2008/html/kc121000.html （解説）ロシア軍による地中海・北大西洋方面での大規模演習の実施]『[[防衛白書]]』2008年版（[[防衛省]]）2021年5月12日閲覧</ref>。艦隊主力が駐留する[[軍港]]都市[[セヴェロモルスク]]は[[閉鎖都市]]となっている。
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== 概要 ==
== 概要 ==
[[Image:Sleeve Insignia of the Russian Northern Fleet.svg|200px|right|北方艦隊の徽章]]
[[Image:Sleeve Insignia of the Russian Northern Fleet.svg|200px|right|北方艦隊の徽章]]
北方艦隊は、ロシアでは最も新しい艦隊である。
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北方艦隊は、ロシアでは最も新しい艦隊である。設置されたのは[[1933年]]のことであり、当時は[[赤色海軍]]、のち[[ソ連海軍]]に所属した。[[ソビエト連邦|ソ連]]時代後半には多数の[[原子力潜水艦]]を擁したことで知られ、最大で200 隻の[[潜水艦]]が所属していた。また、[[航空母艦]]や大型の[[ミサイル巡洋艦]]も保有し、ソ連海軍の中でも特に有力な艦隊であった。

1933年6月1日、前身となるNorthern Flotillaが設置された<ref name=Hill66>"The birth of the soviet northern fleet 1937–42", p. 66</ref>。最初に配備されたのはNovik級駆逐艦「Uritskii」、「Rikov」などであった<ref name=Hill66/>。北方艦隊となったのは1937年5月11日のことである<ref name=Hill66/>。

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[[ソビエト連邦|ソ連]]時代後半には多数の[[原子力潜水艦]]を擁したことで知られ、最大で200 隻の[[潜水艦]]が所属していた。また、[[航空母艦]]や大型の[[ミサイル巡洋艦]]も保有し、ソ連海軍の中でも特に有力な艦隊であった。


しかし、[[ソビエト連邦の崩壊]]後には逆にこれらの大型艦が重荷となった。北方艦隊では原子力潜水艦や[[キーロフ級ミサイル巡洋艦|キーロフ級重原子力ミサイル巡洋艦]]の維持を優先したことから、有力な[[ソヴレメンヌイ級駆逐艦]]はじめ他の艦船の多くが活動不可能な状態に陥った。一部の艦船は整備を受けられないまま退役を余儀なくされ、北方艦隊の勢力は大きくそがれることとなった。
しかし、[[ソビエト連邦の崩壊]]後には逆にこれらの大型艦が重荷となった。北方艦隊では原子力潜水艦や[[キーロフ級ミサイル巡洋艦|キーロフ級重原子力ミサイル巡洋艦]]の維持を優先したことから、有力な[[ソヴレメンヌイ級駆逐艦]]はじめ他の艦船の多くが活動不可能な状態に陥った。一部の艦船は整備を受けられないまま退役を余儀なくされ、北方艦隊の勢力は大きくそがれることとなった。
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2007年11月27日、ロシア海軍総司令官ウラジーミル・ヴィソツキー大将は、北方艦隊基地へ出張中に「ロシア北方艦隊の行動海域は、大幅に拡大される」と発言した。
2007年11月27日、ロシア海軍総司令官ウラジーミル・ヴィソツキー大将は、北方艦隊基地へ出張中に「ロシア北方艦隊の行動海域は、大幅に拡大される」と発言した。


この発言は、海外では注目されなかったが、ヴィソツキー発言から8日後の12月5日、第43ロケット艦師団所属の[[アドミラル・クズネツォフ (空母)|重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」]]（実質的には[[空母]]）、第2対潜艦師団所属の大型[[対潜艦]][[ウダロイ級駆逐艦#同型艦|「アドミラル・レーフチェンコ」「アドミラル・チャバネンコ」]]、第16支援艦旅団所属の大型海上[[給油艦]][[ボリス・チリキン級補給艦#同型艦|セルゲイ・オシポフ]]、救助曳航艦ニコライ・チケルで構成される戦闘艦艇グループがセヴェロモルスクを抜錨、2ヶ月間の北東大西洋及び[[地中海]]への遠征へと出発した。戦闘艦艇グループは北方艦隊司令官ニコライ・マクシーモフ中将が率い、艦隊運用は第43ロケット艦師団司令官アレクサンドル・トゥリーリン少将が行った。
この発言は、海外では注目されなかったが、ヴィソツキー発言から8日後の12月5日、第43ロケット艦師団所属の重航空巡洋艦「[[アドミラル・クズネツォフ (空母)|アドミラル・クズネツォフ]]」（実質的には航空母艦）、第2対潜艦師団所属の大型[[対潜艦]][[ウダロイ級駆逐艦#同型艦|「アドミラル・レーフチェンコ」「アドミラル・チャバネンコ」]]、第16支援艦旅団所属の大型海上[[補給艦|給油艦]]「[[ボリス・チリキン級補給艦#同型艦|セルゲイ・オシポフ]]」、救助曳航艦「ニコライ・チケル」で構成される戦闘艦艇グループがセヴェロモルスクを抜錨、2ヶ月間の北東大西洋及び[[地中海]]への遠征へと出発した。戦闘艦艇グループは北方艦隊司令官ニコライ・マクシーモフ中将が率い、艦隊運用は第43ロケット艦師団司令官アレクサンドル・トゥリーリン少将が行った。


北方艦隊は2010年9月20日に発足した[[西部軍管区 (ロシア)|西部軍管区]]の傘下とされていたが、2014年12月1日には北極防衛の強化のため北方艦隊が新たに独立した作戦・戦略司令部（OSK）とされ、それまで西部軍管区に所属していた戦力の一部を含め統一指揮することとなった<ref>[http://wedge.ismedia.jp/articles/-/4562?page=1 急速に北極の防衛強化を進めるロシア あくまでも「既存の兵力の更新」を主張] [[WEDGE]] Infinity（2014年12月19日配信）2021年5月12日閲覧</ref>。
北方艦隊は2010年9月20日に発足した[[西部軍管区 (ロシア)|西部軍管区]]の傘下とされていたが、2014年12月1日には北極防衛の強化のため北方艦隊が新たに独立した作戦・戦略司令部（OSK）とされ、それまで西部軍管区に所属していた戦力の一部を含め統一指揮することとなった<ref>[http://wedge.ismedia.jp/articles/-/4562?page=1 急速に北極の防衛強化を進めるロシア あくまでも「既存の兵力の更新」を主張] [[WEDGE]] Infinity（2014年12月19日配信）2021年5月12日閲覧</ref>。


2021年には北方艦隊自体が独立した[[軍管区]]に昇格し、[[コミ共和国]]、[[アルハンゲリスク州]]、[[ムルマンスク州]]、[[ネネツ自治管区]]も管轄している<ref name="SANKEIBIZ20210115">[https://www.sankeibiz.jp/macro/news/210115/mcb2101150613004-n1.htm 「露北方艦隊、軍管区に昇格 北極圏実効支配へNATO牽制」][[フジサンケイビジネスアイ|SankeiBiz]]（2021年1月15日配信）2021年5月12日閲覧</ref>。
2021年には北方艦隊自体が独立した[[軍管区]]に昇格し、[[コミ共和国]]、[[アルハンゲリスク州]]、[[ムルマンスク州]]、[[ネネツ自治管区]]も管轄していた<ref name="SANKEIBIZ20210115">[https://web.archive.org/web/20210114212627/https://www.sankeibiz.jp/macro/news/210115/mcb2101150613004-n1.htm 「露北方艦隊、軍管区に昇格 北極圏実効支配へNATO牽制」][[フジサンケイビジネスアイ|SankeiBiz]]（2021年1月15日配信）2021年5月12日閲覧</ref>。

2024年には2010年当時の西部軍管区の領域は再度[[レニングラード軍管区]]と[[モスクワ軍管区]]に分割されたため、北方艦隊は独立した軍管区ではなくなった<ref>{{cite web|url=https://www.yomiuri.co.jp/world/20240227-OYT1T50155/|title=ロシアが欧州方面の軍管区を二分割、スウェーデン加盟で拡大したＮＡＴＯに対応か |publisher=讀賣新聞オンライン|date=2024年2月27日|access-date=2024年3月29日}}</ref>。また2024年現在では海軍の各艦隊は軍管区ではなく海軍総司令官の指揮下にある<ref name="mofa_russia_data">{{Cite web|和書|url=https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/russia/data.html |title=ロシア連邦　基礎データ　 |access-date=2024年06月13日 |publisher=外務省}}</ref>。

[[画像:Military districts of Russia 2016.svg|thumb|300px|left|{{legend|#78B3FF|北部軍管区の領域}}]]
{{-}}
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== 構成 ==
== 編制 ==
[[Image:Map of Northern Fleet bases ENG.svg|thumb|300px|Map of naval bases, shipyards and spent fuel storage sites operated by the Northern Fleet]]
[[Image:Map of Northern Fleet bases ENG.svg|thumb|300px|Map of naval bases, shipyards and spent fuel storage sites operated by the Northern Fleet]]
[[2021年]]時点、北方艦隊はロシア連邦海軍で最有力の艦隊であるとされている<ref name="SANKEIBIZ20210115"/>。
[[2021年]]時点、北方艦隊はロシア連邦海軍で最有力の艦隊であるとされている<ref name="SANKEIBIZ20210115"/>。


攻撃部隊は、[[原子力船|原子力]]あるいは[[ディーゼルエンジン|ディーゼル]]動力の潜水艦と航空母艦を主力に、[[巡洋艦]]、駆逐艦、[[大型対潜艦]]など一通りの水上戦闘艦艇を保有している。北方艦隊所属の重航空巡洋艦[[アドミラル・クズネツォフ_(空母)|アドミラル・クズネツォフ]]は、2021年現在ロシア海軍にとって唯一の航空母艦である。
攻撃部隊は、[[原子力船|原子力]]あるいは[[ディーゼルエンジン|ディーゼル]]動力の潜水艦と航空母艦を主力に、[[巡洋艦]]、駆逐艦、[[大型対潜艦]]など一通りの水上戦闘艦艇を保有している。北方艦隊所属の重航空巡洋艦「[[アドミラル・クズネツォフ_(空母)|アドミラル・クズネツォフ]]」は、2021年現在ロシア海軍にとって唯一の航空母艦である。


この他、北方艦隊には[[対潜哨戒機]]や[[ヘリコプター]]を中心とした[[ロシア海軍航空隊|海軍航空隊]]も所属し、これらは水上艦艇と協力して敵潜水艦や不審船の脅威から国土を守る任務についている。第61海軍歩兵旅団という[[ロシア海軍歩兵|陸戦部隊]]も所属し、複数の[[揚陸艦|大型揚陸艦]]からなる上陸部隊も構成されているが、規模はあまり大きくなく、輸送力は限られている。
この他、北方艦隊には[[対潜哨戒機]]や[[ヘリコプター]]を中心とした[[ロシア海軍航空隊|海軍航空隊]]も所属し、これらは水上艦艇と協力して敵潜水艦や不審船の脅威から国土を守る任務についている。第61海軍歩兵旅団という[[ロシア海軍歩兵|陸戦部隊]]も所属し、複数の[[揚陸艦|大型揚陸艦]]からなる上陸部隊も構成されているが、規模はあまり大きくなく、輸送力は限られている。
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=== 艦艇部隊 ===
=== 艦艇部隊 ===
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* 北方艦隊旗艦 [[キーロフ級ミサイル巡洋艦|11442&nbsp;「オルラーン」型重原子力ミサイル巡洋艦]]（キーロフ級）[[ピョートル・ヴェリーキイ_(重原子力ミサイル巡洋艦)|ピョートル・ヴェリーキイ]]

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* 北方艦隊旗艦 [[キーロフ級ミサイル巡洋艦|11442&nbsp;「オルラーン」設計重原子力ミサイル巡洋艦]]（キーロフ級）[[ピョートル・ヴェリーキイ_(重原子力ミサイル巡洋艦)|ピョートル・ヴェリーキイ]]
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*第43ミサイル艦師団：セヴェロモルスク
*第43ミサイル艦師団：セヴェロモルスク
**[[キーロフ級ミサイル巡洋艦|11442&nbsp;「オルラーン」設計重原子力ミサイル巡洋艦]]（キーロフ級）[[ピョートル・ヴェリーキイ_(重原子力ミサイル巡洋艦)|ピョートル・ヴェリーキイ]]、[[アドミラール・ナヒーモフ_(重原子力ミサイル巡洋艦)|アドミラル・ナヒーモフ]]（改装中）
**[[キーロフ級ミサイル巡洋艦|11442&nbsp;「オルラーン」型重原子力ミサイル巡洋艦]]（キーロフ級）[[ピョートル・ヴェリーキイ_(重原子力ミサイル巡洋艦)|ピョートル・ヴェリーキイ]]、[[アドミラール・ナヒーモフ_(重原子力ミサイル巡洋艦)|アドミラル・ナヒーモフ]]（改装中）
**1143.5型重航空巡洋艦（アドミラル・クズネツォフ級）[[アドミラル・クズネツォフ_(空母)|アドミラル・フロータ・ソヴェーツコヴォ・ソユーザ・クズネツォフ]]
**1143.5型重航空巡洋艦（アドミラル・クズネツォフ級）[[アドミラル・クズネツォフ_(空母)|アドミラル・フロータ・ソヴェーツコヴォ・ソユーザ・クズネツォフ]]
**[[スラヴァ級ミサイル巡洋艦|1164「アトラーント」型ミサイル巡洋艦]]（スラヴァ級）[[マールシャル・ウスチーノフ_(ミサイル巡洋艦)|マールシャル・ウスチーノフ]]
**[[スラヴァ級ミサイル巡洋艦|1164「アトラーント」型ミサイル巡洋艦]]（スラヴァ級）[[マーシャル・ウスチノフ (ミサイル巡洋艦)|マーシャル・ウスチノフ]]
**[[ソヴレメンヌイ級駆逐艦|956&nbsp;「サルィーチ」設計艦隊水雷艇]]（ソヴレメンヌイ級）[[アドミラール・ウシャコーフ_(駆逐艦)|アドミラル・ウシャコーフ]]、[[グレミャーシチイ_(駆逐艦・4代)|グレミャーシチイ(旧ベズーデルジュヌイ、2007年12月9日改名)]]
**[[ソヴレメンヌイ級駆逐艦|956&nbsp;「サルィーチ」型駆逐艦]]（ソヴレメンヌイ級）[[アドミラール・ウシャコーフ_(駆逐艦)|アドミラル・ウシャコーフ]]
**22350型フリゲート（[[アドミラル・ゴルシコフ級フリゲート|アドミラル・ゴルシコフ級]]）アドミラル・フロータ・ソヴィエツコヴォ・ソユーザ・ゴルシコフ、アドミラル・フロータ・カスタノフ
*第11潜水艦戦隊（原子力潜水艦）：ザオーゼルスク
**第7潜水艦師団：[[ヴィジャーエヴォ]]
*潜水艦部隊：ガジエヴォ
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**第11潜水艦師団：[[ザーパドナヤ・リッツァ海軍基地|ザーパドナヤ・リッツァ]]、ボリシャーヤ・ロパートカ湾
⚫
***[[シエラ級原子力潜水艦|945/945A型多目的原潜]]（シエラ型）B-276コストロマ（予備役）（945型）、B-336プスコーフ、B-534ニージュニイ・ノーヴゴロト（945A型）
***[[ヤーセン型原子力潜水艦|885型/885M型、ヤーセン型多目的原潜]]K-560セヴェロドヴィンスク、K-561カザン
***671RTM「シュチューカ」型多目的原潜（ヴィクターIII型）B-414ダニール・モスコーフスキイ（予備役）、B-448タンボフ
**第11潜水艦師団：ザオーゼルスク（[[ザーパドナヤ・リーツァ]]、ボリシャーヤ・ロパートカ湾）
***[[オスカー級原子力潜水艦|949A「アンテイ」型巡航ミサイル原潜]]（オスカーII型）K-119ヴォローネシ、K-266オリョール、K-410スモレンスク
***[[オスカー級原子力潜水艦|949A「アンテイ」型巡航ミサイル原潜]]（オスカーII型）K-119ヴォローネシ、K-266オリョール、K-410スモレンスク
***[[ヴィクター級原子力潜水艦|671RTM「シュチューカ」型多目的原潜]]（ヴィクターIII型）B-138オブニンスク、B-388ソスノーヴイ・ボール
***[[ヴィクター級原子力潜水艦|671RTM「シュチューカ」型多目的原潜]]（ヴィクターIII型）B-138オブニンスク、B-448タンボフ
⚫
**第18潜水艦師団：ザーパドナヤ・リッツァ、ネールピチヤ湾
*第12潜水戦隊（原子力潜水艦）：ガジエヴォ
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***[[タイフーン級原子力潜水艦|941「アクーラ」型戦略重ミサイル潜水巡洋艦]]（タイフーン型）TK-17アルハンゲリスク（予備役）、TK-20セヴェルスターリ（予備役）、TK-208ドミートリイ・ドンスコイ（退役）
⚫
**第18潜水艦師団：[[ザーパドナヤ・リッツァ海軍基地|ザーパドナヤ・リーツァ]]、ネールピチヤ湾
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***[[タイフーン級原子力潜水艦|941「アクーラ」型戦略重ミサイル潜水巡洋艦]]（タイフーン型）TK-17アルハンゲリスク（予備役）、TK-20セヴェルスターリ（予備役）、TK-208ドミートリイ・ドンスコイ
**第24潜水艦師団：ガジエヴォ、ヤーゲリナヤ湾
**第24潜水艦師団：ガジエヴォ、ヤーゲリナヤ湾
⚫
***[[シエラ級原子力潜水艦|945/945A型多目的原潜]]（シエラ型）B-276コストロマ（予備役）（945型）、B-336プスコーフ、B-534ニージュニイ・ノーヴゴロト（945A型）
***[[アクラ級原子力潜水艦|971「シュチューカB」型多目的原潜]]（アクラ型）K-154チーグル、K-157ヴェープリ、K-317パンテーラ、K-328レオパールト、K-335ゲパールト、K-461ヴォールク
***[[アクラ級原子力潜水艦|971「シュチューカB」型多目的原潜]]（アクラ型）K-154チーグル、K-157ヴェープリ、K-317パンテーラ、K-328レオパールト、K-335ゲパールト、K-461ヴォールク
**第31潜水艦師団：[[ガジエヴォ]]、ヤーゲリナヤ湾
**第31潜水艦師団：[[ガジエヴォ]]、ヤーゲリナヤ湾
***[[ボレイ型原子力潜水艦]]K-535ユーリイ・ドルゴルーキイ
***[[ボレイ型原子力潜水艦]]K-535ユーリイ・ドルゴルーキイ
***[[デルタ級原子力潜水艦|667BDRM「デリフィーン」型戦略重ミサイル潜水巡洋艦]]（デルタIV型）K-18カレーリヤ（修理中）、K-51ヴァルホトゥーリエ、K-84エカテリンブルク、K-114トゥーラ、K-117ブリャンスク、K-407ノヴォモスコーフスク
***[[デルタ級原子力潜水艦|667BDRM「デリフィーン」型戦略重ミサイル潜水巡洋艦]]（デルタIV型）K-18カレーリヤ（修理中）、K-51ヴァルホトゥーリエ、K-84エカテリンブルク、K-114トゥーラ、K-117ブリャンスク、K-407ノヴォモスコーフスク
*第29独立潜水艦旅団：ガジエヴォ、オレーニヤ湾
**第29潜水艦師団：ガジエヴォ、オレーニヤ湾<ref>[https://iz.ru/728383/nikolai-surkov-aleksei-ramm-evgenii-dmitriev/glubokovodnye-voiska　深海部隊]イズベスチヤ2018年4月10日</ref>
**[[ヴィクター級原子力潜水艦|1910「カシャロート」型特務原潜]]（ユニフォーム型）AS-13、AS-15、AS-33
***1910「カシャロート」型特務原潜（ユニフォーム型）AS-13、AS-15、AS-33
**1851型特殊任務原子力潜水艦AS-21、AS-23、AS-35
***1851型特殊任務原子力潜水艦AS-21、AS-23、AS-35
**[[パルタス級原子力潜水艦|1083.1型小型特務原潜]]（パルタス型）AS-12
***1083.1型小型特務原潜[[ロシャリク (AS-12)]]
**667BDR「カリマール」型特務原潜（デルタストレッチ型）KS-129
***667BDR「カリマール」型特務原潜（デルタストレッチ型）BS-136オレンブルク（予備役）
***667BDRM「デリフィーン」型特務原潜BS-64Podmoskovye
*コラ諸兵科連合小艦隊：[[ポリャールヌイ海軍基地|ポリャールヌイ]]
*コラ諸兵科連合小艦隊：[[ポリャールヌイ海軍基地|ポリャールヌイ]]
**第2対潜艦師団：ポリャールヌイ
**第2対潜艦師団：ポリャールヌイ
***[[ウダロイ級駆逐艦|1155「フレガート」型大型対潜艦]]（ウダロイ級）アドミラル・チャバネンコ、アドミラル・レーフチェンコ、アドミラル・ハルラーモフ（予備役）、セヴェロモルスク
***[[ウダロイ級駆逐艦|1155「フレガート」型大型対潜艦]]（ウダロイ級）アドミラル・チャバネンコ、アドミラル・レーフチェンコ、アドミラル・ハルラーモフ（予備役）、セヴェロモルスク
**第121揚陸艦旅団：ポリャールヌイ
**第121揚陸艦旅団：ポリャールヌイ
***[[イワン・グレン級揚陸艦|11711型大型揚陸艦]]イワン・グレン、ピョートル・モルグノフ<ref>[https://www.interfax.ru/russia/742631 Большой десантный корабль "Петр Моргунов" передали ВМФ России]INTERFAX 2020年12月23日</ref>
***[[775型大型揚陸艦]]（ロプチャ級）[[ゲオールギイ・ポベドノーセツ_(大型揚陸艦)|BDK-45ゲオールギイ・ポベドノーセツ]]、[[アドミラール・オトラコーフスキイ_(大型揚陸艦)|BDK-55アレクサンドル・オトラコーフスキイ]]、[[オレネゴールスキイ・ゴルニャーク_(大型揚陸艦)|BDK-91オレネゴールスキイ・ゴルニャーク]]、[[コーンドポガ_(大型揚陸艦)|BDK-182コーンドポガ]]
***[[ロプーチャ級揚陸艦|775型大型揚陸艦]]（ロプチャ級）[[ゲオールギイ・ポベドノーセツ_(大型揚陸艦)|BDK-45ゲオールギイ・ポベドノーセツ]]、[[アドミラール・オトラコーフスキイ_(大型揚陸艦)|BDK-55アレクサンドル・オトラコーフスキイ]]、[[オレネゴールスキイ・ゴルニャーク_(大型揚陸艦)|BDK-91オレネゴールスキイ・ゴルニャーク]]、[[コーンドポガ_(大型揚陸艦)|BDK-182コーンドポガ]]
**第161潜水艦旅団（通常動力潜水艦）：ポリャールヌイ
**第161潜水艦旅団（通常動力潜水艦）：ポリャールヌイ
***[[キロ級潜水艦|877「パールトゥス」型ディーゼル電池潜水艦]]（キロ型）B-177リペツク、B-401ノヴォシビールスク、B-402ヴォログダ、B-459ヴラジカフカース、B-471マグニトゴールスク、B-800カルーガ（修理中）、B-808ヤロスラーヴリ
***[[キロ級潜水艦|877「パールトゥス」型ディーゼル電池潜水艦]]（キロ型）B-177リペツク、B-401ノヴォシビールスク、B-402ヴォログダ、B-459ヴラジカフカース、B-471マグニトゴールスク、B-800カルーガ（修理中）、B-808ヤロスラーヴリ
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**第45国家中央海軍演習場：ネノクサ
**第45国家中央海軍演習場：ネノクサ


=== 海軍航空隊 ===
=== 航空部隊 ===
*[[第45航空・防空軍 (ロシア航空宇宙軍)|北方艦隊混成航空隊]]<ref name="izv23">{{cite web|author=Богдан Степовой, Андрей Рамм|title=Ледяной прием: Севморпуть прикрыл смешанный авиакорпус|url=https://iz.ru/1625671/bogdan-stepovoi-aleksei-ramm/ledianoi-priem-sevmorput-prikryl-smeshannyi-aviakorpus|publisher=Известия|date=25 декабря 2023|accessdate=2024-06-13|archiveurl=https://web.archive.org/web/20231225005058/https://iz.ru/1625671/bogdan-stepovoi-aleksei-ramm/ledianoi-priem-sevmorput-prikryl-smeshannyi-aviakorpus|archivedate=2023-12-25}}</ref>
*第924独立親衛海軍ミサイル搭載機航空連隊：[[オレネゴールスク]]、オレーニヤ湾。[[Tu-22M (航空機)|Tu-22M3]]
*第279独立艦載戦闘機航空連隊：セヴェロモルスク3。[[Su-25UTG (航空機)|Su-25UTG]]、[[Su-33 (航空機)|Su-33]]
**第100独立海軍戦闘航空連隊：セヴェロモルスク3。[[MiG-29K (航空機)|MiG-29K]]、MiG-29KUB
*第830独立艦載対潜ヘリ連隊：セヴェロモルスク1。[[Ka-27_(航空機)|Ka-27]]
**第279独立艦載戦闘機航空連隊：セヴェロモルスク3。[[Su-25UTG (航空機)|Su-25UTG]]、[[Su-33 (航空機)|Su-33]]
*第403独立混成航空連隊：セヴェロモルスク1。[[An-12 (航空機)|An-12]]、[[An-26 (航空機)|An-26]]、[[Il-38 (航空機)|Il-38]]、[[Tu-134 (航空機)|Tu-134]]
**第830独立艦載対潜ヘリ連隊：セヴェロモルスク1。[[Ka-27_(航空機)|Ka-27]]
**第403独立混成航空連隊：セヴェロモルスク1。[[An-12 (航空機)|An-12]]、[[An-26 (航空機)|An-26]]、[[Il-38 (航空機)|Il-38]]、[[Tu-134 (航空機)|Tu-134]]
*第73独立長距離対潜航空飛行隊：キペロヴォ。[[Tu-142 (航空機)|Tu-142MK、Tu-142MR]]
**第73独立長距離対潜航空飛行隊：キペロヴォ。[[Tu-142 (航空機)|Tu-142MK、Tu-142MR]]


=== 海軍歩兵・沿岸防衛部隊 ===
=== 海軍歩兵・沿岸防衛部隊 ===
* 第61独立海軍歩兵旅団：スプートニク町
* [[第61独立海軍歩兵旅団 (ロシア海軍)|第61独立海軍歩兵旅団]]：スプートニク
* 第536独立[[地対艦ミサイル|沿岸ミサイル]]・[[沿岸砲|砲兵]][[旅団]]：スニェジュノゴルスク
* 第536独立[[地対艦ミサイル|沿岸ミサイル]]・[[沿岸砲|砲兵]][[旅団]]：スニェジュノゴルスク
* 第215独立電波電子戦連隊：セヴェロモルスク
* 第215独立電波電子戦連隊：セヴェロモルスク


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== 脚注 ==
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=== 注釈 ===
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=== 出典 ===
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==参考文献==
*Alexander Hill, "The birth of the soviet northern fleet 1937–42", The Journal of Slavic Military Studies, 16(2003):2, pp. 65-82
== 関連項目 ==
== 関連項目 ==
* [[太平洋艦隊 (ロシア海軍)]]
* [[バルチック艦隊]]
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* [[黒海艦隊]]
* [[第二次世界大戦中の北極海における輸送船団]]
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== 脚注 ==
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== 外部リンク ==
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* [http://www.severnyflot.ru/ {{lang|ru|«Северный флот... Не подведёт!»}}] {{ru icon}}


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2024年6月12日 (水) 21:43時点における最新版

北方艦隊
Северный флот
創設 1933年6月1日
所属政体 ロシアの旗 ロシア
所属組織  ロシア海軍
兵種/任務/特性 艦隊
所在地 ムルマンスク州セヴェロモルスク
愛称 СФ
主な戦歴
テンプレートを表示
ロシア海軍
Военно-Морской Флот Российской Федерации

国防省
主要艦隊
他作戦部隊
歴史・伝統
その他

北方艦隊（ほっぽうかんたい、ロシア語:Северный флот スィェーヴィェルヌィイ・フロート、略称:СФ）は、ムルマンスクに司令部を置くロシア連邦海軍の艦隊の一つ。白海やバレンツ海など北極海の防衛を担うほか、大西洋へも進出する[1]。艦隊主力が駐留する軍港都市セヴェロモルスクは閉鎖都市となっている。

概要[編集]

北方艦隊の徽章
北方艦隊の徽章

北方艦隊は、ロシアでは最も新しい艦隊である。

1933年6月1日、前身となるNorthern Flotillaが設置された[2]。最初に配備されたのはNovik級駆逐艦「Uritskii」、「Rikov」などであった[2]。北方艦隊となったのは1937年5月11日のことである[2]。

ソ連時代後半には多数の原子力潜水艦を擁したことで知られ、最大で200 隻の潜水艦が所属していた。また、航空母艦や大型のミサイル巡洋艦も保有し、ソ連海軍の中でも特に有力な艦隊であった。

しかし、ソビエト連邦の崩壊後には逆にこれらの大型艦が重荷となった。北方艦隊では原子力潜水艦やキーロフ級重原子力ミサイル巡洋艦の維持を優先したことから、有力なソヴレメンヌイ級駆逐艦はじめ他の艦船の多くが活動不可能な状態に陥った。一部の艦船は整備を受けられないまま退役を余儀なくされ、北方艦隊の勢力は大きくそがれることとなった。

2000年代に入りロシア連邦の経済状況が改善する中でこうした危機的状況も徐々に改善しつつあり、活動を休止していた艦船も一部が戦列に復帰している。

2007年11月27日、ロシア海軍総司令官ウラジーミル・ヴィソツキー大将は、北方艦隊基地へ出張中に「ロシア北方艦隊の行動海域は、大幅に拡大される」と発言した。

この発言は、海外では注目されなかったが、ヴィソツキー発言から8日後の12月5日、第43ロケット艦師団所属の重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」（実質的には航空母艦）、第2対潜艦師団所属の大型対潜艦「アドミラル・レーフチェンコ」「アドミラル・チャバネンコ」、第16支援艦旅団所属の大型海上給油艦「セルゲイ・オシポフ」、救助曳航艦「ニコライ・チケル」で構成される戦闘艦艇グループがセヴェロモルスクを抜錨、2ヶ月間の北東大西洋及び地中海への遠征へと出発した。戦闘艦艇グループは北方艦隊司令官ニコライ・マクシーモフ中将が率い、艦隊運用は第43ロケット艦師団司令官アレクサンドル・トゥリーリン少将が行った。

北方艦隊は2010年9月20日に発足した西部軍管区の傘下とされていたが、2014年12月1日には北極防衛の強化のため北方艦隊が新たに独立した作戦・戦略司令部（OSK）とされ、それまで西部軍管区に所属していた戦力の一部を含め統一指揮することとなった[3]。

2021年には北方艦隊自体が独立した軍管区に昇格し、コミ共和国、アルハンゲリスク州、ムルマンスク州、ネネツ自治管区も管轄していた[4]。

2024年には2010年当時の西部軍管区の領域は再度レニングラード軍管区とモスクワ軍管区に分割されたため、北方艦隊は独立した軍管区ではなくなった[5]。また2024年現在では海軍の各艦隊は軍管区ではなく海軍総司令官の指揮下にある[6]。

  北部軍管区の領域

編制[編集]

Map of naval bases, shipyards and spent fuel storage sites operated by the Northern Fleet

2021年時点、北方艦隊はロシア連邦海軍で最有力の艦隊であるとされている[4]。

攻撃部隊は、原子力あるいはディーゼル動力の潜水艦と航空母艦を主力に、巡洋艦、駆逐艦、大型対潜艦など一通りの水上戦闘艦艇を保有している。北方艦隊所属の重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」は、2021年現在ロシア海軍にとって唯一の航空母艦である。

この他、北方艦隊には対潜哨戒機やヘリコプターを中心とした海軍航空隊も所属し、これらは水上艦艇と協力して敵潜水艦や不審船の脅威から国土を守る任務についている。第61海軍歩兵旅団という陸戦部隊も所属し、複数の大型揚陸艦からなる上陸部隊も構成されているが、規模はあまり大きくなく、輸送力は限られている。

なお、この他に北方艦隊の担当領域ではロシア国境軍の艦艇も活動している。これは海軍艦艇ではなく、北方艦隊とは別組織である。

艦艇部隊[編集]

航空部隊[編集]

海軍歩兵・沿岸防衛部隊[編集]

脚注[編集]

[脚注の使い方]

注釈[編集]

出典[編集]

  1. ^ （解説）ロシア軍による地中海・北大西洋方面での大規模演習の実施『防衛白書』2008年版（防衛省）2021年5月12日閲覧
  2. ^ a b c "The birth of the soviet northern fleet 1937–42", p. 66
  3. ^ 急速に北極の防衛強化を進めるロシア あくまでも「既存の兵力の更新」を主張 WEDGE Infinity（2014年12月19日配信）2021年5月12日閲覧
  4. ^ a b 「露北方艦隊、軍管区に昇格 北極圏実効支配へNATO牽制」SankeiBiz（2021年1月15日配信）2021年5月12日閲覧
  5. ^ “ロシアが欧州方面の軍管区を二分割、スウェーデン加盟で拡大したＮＡＴＯに対応か”. 讀賣新聞オンライン (2024年2月27日). 2024年3月29日閲覧。
  6. ^ “ロシア連邦　基礎データ　”. 外務省. 2024年6月13日閲覧。
  7. ^ 深海部隊イズベスチヤ2018年4月10日
  8. ^ Большой десантный корабль "Петр Моргунов" передали ВМФ РоссииINTERFAX 2020年12月23日
  9. ^ Богдан Степовой, Андрей Рамм (25 декабря 2023). “Ледяной прием: Севморпуть прикрыл смешанный авиакорпус”. Известия. 2023年12月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年6月13日閲覧。

参考文献[編集]

  • Alexander Hill, "The birth of the soviet northern fleet 1937–42", The Journal of Slavic Military Studies, 16(2003):2, pp. 65-82

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

指揮官
軍管区
2024年現在
過去
軍種
陸軍
海軍
航空宇宙軍
独立兵科
過去の組織
国防省の部門
参謀本部
装備
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