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{{表記揺れ案内|表記1=岩崎翔}} |
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{{画像提供依頼|[[中日ドラゴンズ]]時代 (2022-)|cat=人物|date=2024年6月|cat1=野球選手}} |
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{{Infobox baseball player |
{{Infobox baseball player |
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| 選手名 = 岩嵜 翔 |
| 選手名 = 岩嵜 翔 |
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| 所属球団 = 中日ドラゴンズ |
| 所属球団 = 中日ドラゴンズ |
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| 背番号 = 16 |
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| 画像 = HAWKS21-IWASAKI.jpg |
| 画像 = HAWKS21-IWASAKI.jpg |
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| 画像説明 = [[福岡ソフトバンクホークス]]時代<br/>（2013年4月14日 [[福岡ドーム|福岡ヤフオク!ドーム]]） |
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| 国籍 = {{JPN}} |
| 国籍 = {{JPN}} |
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| 出身地 = [[千葉県]][[船橋市]] |
| 出身地 = [[千葉県]][[船橋市]] |
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| 初出場 = 2008年7月23日 |
| 初出場 = 2008年7月23日 |
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| 最終出場 = |
| 最終出場 = |
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| 年俸 = 2800万円 |
| 年俸 = 2800万円（2024年）<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.nikkansports.com/baseball/professional/koukai/team/koukai-dragons.html |title=中日 - 契約更改 - プロ野球 |publisher=日刊スポーツ |date= |accessdate=2023-11-24}}</ref> |
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| 経歴 = |
| 経歴 = |
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* [[船橋市立船橋高等学校]] |
* [[船橋市立船橋高等学校]] |
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* [[アギラス・シバエーニャス]] (2013) |
* [[アギラス・シバエーニャス]] (2013) |
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'''岩嵜 翔'''（いわさき しょう、[[1989年]][[10月21日]] - ）は、[[千葉県]][[船橋市]]出身の[[プロ野球選手]]（[[投 |
'''岩嵜 翔'''（いわさき しょう、[[1989年]][[10月21日]] - ）は、[[千葉県]][[船橋市]]出身の[[プロ野球選手]]（[[投手]]）。右投右打。[[中日ドラゴンズ]]所属。 |
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「嵜」の字は「崎」の異体字であるため、常用漢字体で統一している報道機関では「'''岩崎'''」とも表記される{{R|nikkan140516}}。 |
「嵜」の字は「崎」の異体字であるため、常用漢字体で統一している報道機関では「'''岩崎'''」とも表記される{{R|nikkan140516}}。 |
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[[船橋市立高根小学校]]2年のとき「ホワイトビーストロング」で投手兼[[遊撃手]]として[[野球]]を始める。5年生で「宮本ビーバース」に、そして6年生で「海神スパローズ」に所属した。[[船橋市立高根中学校]]1年からは投手に専念。 |
[[船橋市立高根小学校]]2年のとき「ホワイトビーストロング」で投手兼[[遊撃手]]として[[野球]]を始める。5年生で「宮本ビーバース」に、そして6年生で「海神スパローズ」に所属した。[[船橋市立高根中学校]]1年からは投手に専念。 |
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[[船橋市立船橋高等学 |
[[船橋市立船橋高等学校]]では1年秋からベンチ入り。2年の夏は千葉大会準々決勝で[[千葉市立稲毛高等学校]]と対戦。2番手で登板も途中で降板し、チームも延長サヨナラ負け。翌年の3年は[[山崎正貴]]との二枚看板で活躍し、夏は千葉大会を制覇する。特に準々決勝の[[千葉県立鎌ヶ谷高等学校]]戦では7回コールドの参考記録ながら無安打無失点の好投を見せた。[[第89回全国高等学校野球選手権大会|第89回全国選手権]]初戦は[[佐藤祥万]]擁する[[文星芸術大学附属中学校・高等学校|文星芸術大学附属高等学校]]と対戦し、山崎のリリーフで登板するも敗退。現スポーツ報知記者の小島和之とバッテリーを組んでいた。 |
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{{By|2007年}}の[[2007年度新人選手選択会議 (日本プロ野球)|高校生ドラフト]]にて[[福岡ソフトバンクホークス]]と[[中日ドラゴンズ]]が外れ1位で競合し、ソフトバンクが交渉権を獲得。契約金7000万円、年俸700万円（いずれも推定）で仮契約し、入団。[[野球の背番号|背番号]]は'''41'''。 |
{{By|2007年}}の[[2007年度新人選手選択会議 (日本プロ野球)|高校生ドラフト]]にて[[福岡ソフトバンクホークス]]と[[中日ドラゴンズ]]が外れ1位で競合し、ソフトバンクが交渉権を獲得。契約金7000万円、年俸700万円（いずれも推定）で仮契約し、入団。[[野球の背番号|背番号]]は'''41'''。 |
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=== ソフトバンク時代 === |
=== ソフトバンク時代 === |
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'''{{By|2008年}}'''、7月23日に一軍に昇格すると、同日の対[[オリックス・バファローズ]]戦でプロ入り初登板・初先発を果たし、3回途中3失点で降板<ref>[https://www.softbankhawks.co.jp/gamelive/hero/2008072301/ 2008年7月23日（水）福岡ソフトバンク vs オリックス・バファローズ ゲームレポート] 福岡ソフトバンクホークスオフィシャルサイト</ref>。7月25日に二軍落ちとなり同年の一軍登板はこの1試合にとどまった。 |
'''{{By|2008年}}'''、7月23日に一軍に昇格すると、同日の対[[オリックス・バファローズ]]戦でプロ入り初登板・初先発を果たし、3回途中3失点で降板<ref>[https://www.softbankhawks.co.jp/gamelive/hero/2008072301/ 2008年7月23日（水）福岡ソフトバンク vs オリックス・バファローズ ゲームレポート] 福岡ソフトバンクホークスオフィシャルサイト</ref>。7月25日に二軍落ちとなり同年の一軍登板はこの1試合にとどまった。 |
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二軍では12試合で防御率1.93、先発9試合で5勝2敗という成績を残し<ref>{{Cite web |
二軍では12試合で防御率1.93、先発9試合で5勝2敗という成績を残し<ref>{{Cite web|和書|url=https://npb.jp/bis/2008/stats/idp2_h.html |title=2008年度 福岡ソフトバンクホークス 個人投手成績（ウエスタン・リーグ） |publisher=日本野球機構 |date= |accessdate=2017-12-23}}</ref>、[[ウエスタン・リーグ]]優勝に貢献してオフに優秀選手賞を受賞した<ref>{{Cite web|和書|title=ウエスタン・リーグ表彰 {{!}} 2008年 表彰選手 |url=http://npb.jp/award/2008/wl.html |website=NPB.jp |access-date=2023-04-20 |language=ja |publisher=一般社団法人日本野球機構}}</ref>。10月4日に[[長崎県営野球場]]で行われた[[ファーム日本選手権]]では[[東京ヤクルトスワローズ]]を相手に9回を5安打1失点に抑える完投勝利を挙げ胴上げ投手となり<ref>{{Cite web|和書|title=投手陣の秋季キャンプ～屈辱のシーズンからの飛躍～ |url=http://www.fbs.co.jp/yume/fsh_451652.html?ret=fsh_list_17.html |website=[[夢空間スポーツ]] |date=2008-11-02 |access-date=2023-04-20 |publisher=[[FBS福岡放送]] |archive-url=https://web.archive.org/web/20141213015120/http://www.fbs.co.jp/yume/fsh_451652.html?ret=fsh_list_17.html |archive-date=2014-12-13}}</ref>、同選手権の最優秀選手賞を獲得した<ref>{{Cite web|和書|date=2008-10-04 |url=https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2008/10/04/kiji/K20081004Z00000470.html |title=ソフトバンクが初Ｖ／ファーム日本選手権 |publisher=スポニチ Sponichi Annex |accessdate=2017-12-25}}</ref><ref>{{Cite web|和書|title=表彰選手 {{!}} 2008年プロ野球ファーム日本選手権 |url=http://npb.jp/farmchamp/2008/award.html |website=NPB.jp |access-date=2023-04-20 |language=ja |publisher=一般社団法人日本野球機構}}</ref>。高卒ルーキーでは{{By|1998年}}の[[五十嵐亮太]]（[[東京ヤクルトスワローズ|ヤクルトスワローズ]]）以来2人目となる受賞だった<ref>{{Cite web|和書|url=http://www.sponichi.co.jp/baseball/special/2008npb/hawks/KFullNormal20081005090.html |title=岩崎ＭＶＰ！ソフトバンクがファーム初Ｖ |publisher=スポニチ Sponichi Annex |date=2008-10-05 |accessdate=2017-12-25 |archiveurl=https://web.archive.org/web/20141213020543/http://www.sponichi.co.jp/baseball/special/2008npb/hawks/KFullNormal20081005090.html |archivedate=2014-12-13}}</ref>。 |
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'''{{By|2009年}}'''、9月30日に一軍へ昇格し、同日の対[[東北楽天ゴールデンイーグルス]]戦で先発し4回1/3で5失点で敗戦投手<ref>{{Cite web |
'''{{By|2009年}}'''、9月30日に一軍へ昇格し、同日の対[[東北楽天ゴールデンイーグルス]]戦で先発し4回1/3で5失点で敗戦投手<ref>{{Cite web|和書|title=2009年9月30日（水）福岡ソフトバンク vs 楽天イーグルス 一球速報（テキスト速報） |url=https://www.softbankhawks.co.jp/gamelive/live/2009093001/ |website=福岡ソフトバンクホークス |access-date=2023-04-20 |language=ja}}</ref>。10月1日に二軍降格となりシーズンを終えた。 |
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[[File:SH-Syo-Iwasaki-2.jpg|thumb|right|ビジターユニフォーム姿の岩嵜]] |
[[File:SH-Syo-Iwasaki-2.jpg|thumb|right|ビジターユニフォーム姿の岩嵜]] |
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'''{{By|2010年}}'''、3月30日に一軍登録されると、3月31日の対[[埼玉西武ライオンズ]]戦で7回4点ビハインドからプロ入り初の[[リリーフ#中継ぎ|中継ぎ投手]]として登板を果たし、7回は3者凡退に抑えたが、8回に先頭[[石井義人]]のライト前ヒットを[[多村仁志]]が取り損ねてエラーで二塁へ進塁させると、[[浅村栄斗]]の二塁打、[[栗山巧]]の安打で点差を広げてしまい、4月2日に二軍降格となった。5月3日の対オリックス戦で先発し、5回1点リードで降板したが、[[甲藤啓介]]が6回に同点に追いつかれた。最終的に一軍で5度先発したが0勝3敗と振るわなかった。二軍では防御率3.27（リーグ3位）、81奪三振（リーグ2位）と力を見せた<ref>{{Cite web |
'''{{By|2010年}}'''、3月30日に一軍登録されると、3月31日の対[[埼玉西武ライオンズ]]戦で7回4点ビハインドからプロ入り初の[[リリーフ#中継ぎ|中継ぎ投手]]として登板を果たし、7回は3者凡退に抑えたが、8回に先頭[[石井義人]]のライト前ヒットを[[多村仁志]]が取り損ねてエラーで二塁へ進塁させると、[[浅村栄斗]]の二塁打、[[栗山巧]]の安打で点差を広げてしまい、4月2日に二軍降格となった。5月3日の対オリックス戦で先発し、5回1点リードで降板したが、[[甲藤啓介]]が6回に同点に追いつかれた。最終的に一軍で5度先発したが0勝3敗と振るわなかった。二軍では防御率3.27（リーグ3位）、81奪三振（リーグ2位）と力を見せた<ref>{{Cite web|和書|url=https://npb.jp/bis/2010/stats/idp2_h.html |title=2010年度 福岡ソフトバンクホークス 個人投手成績（ウエスタン・リーグ） |publisher=日本野球機構 |date= |accessdate=2017-12-25}}</ref>。シーズンオフには[[大場翔太]]とともに[[プエルトリコ]]の[[ウィンターリーグ]]へ派遣され、10月27日から12月21日までの期間に10試合登板（先発9試合）して53回2/3を投げ、リーグ最多勝となる8勝1敗、防御率3.19、[[WHIP]]1.23だった[http://www.mlb.com/milb/stats/stats.jsp?t=t_ibp&sid=l133&y=2010&cid=686]。リーグ第4週には[[ESPN|ESPN Deportes]]の選出する週間MVPを受賞し<ref>{{Cite web |title=Gigante aportación de los japoneses en Criollos |url=https://espndeportes.espn.com/noticias/nota?s=beisbol/ligas-invernales&id=1197102&type=story |website=ESPNdeportes.com |date=2010-12-24 |access-date=2023-04-20 |language=es}}</ref>、レギュラーシーズン終了後には{{By|2001年}}の[[伊良部秀輝]]以来日本人史上2人目となる最優秀投手賞と右投手ベストナインを受賞した<ref>[http://www.primerahora.com/anuncianvaloresdelanodelbeisbolprofesionalenlaisla-460881.html Anuncian Valores del Año del béisbol profesional en la Isla]primera hora.com、2011年1月7日。</ref>。 |
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'''{{By|2011年}}'''は、開幕ローテーション6枚目に抜擢され4月17日対西武戦で先発し、5回まで1失点と好投、6回に先頭の[[中村剛也]]にレフトにソロ本塁打を打たれ、二死一・三塁としたところで4点リードで降板すると、後続が徐々に追いつかれ9回1点リードで[[馬原孝浩]]が[[佐藤友亮]]に同点のソロ本塁打を打たれまたも初白星とはならなかった。翌日4月18日に二軍へ降格、5月5日に再び一軍に戻り対楽天戦で先発し7回を3失点。翌週本拠地[[福岡ドーム|福岡 Yahoo! JAPANドーム]]で行われた5月13日の対西武戦に再び先発し、6回を2失点に抑えて苦節4年目で悲願のプロ入り初勝利となった<ref>{{Cite news |url=https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2011/05/14/kiji/K20110514000816800.html |title=ソフト岩崎、4年目で涙のプロ1勝「幸せです」 |newspaper=スポニチ Sponichi Annex |publisher=スポーツニッポン |date=2011-05-14 |accessdate=2013-04-18}}</ref>。5月23日[[セ・パ交流戦]]、対ヤクルト戦では5回降雨コールドながら無失点でプロ初完投を挙げた（勝敗は付かず）<ref>{{Cite web |
'''{{By|2011年}}'''は、開幕ローテーション6枚目に抜擢され4月17日対西武戦で先発し、5回まで1失点と好投、6回に先頭の[[中村剛也]]にレフトにソロ本塁打を打たれ、二死一・三塁としたところで4点リードで降板すると、後続が徐々に追いつかれ9回1点リードで[[馬原孝浩]]が[[佐藤友亮]]に同点のソロ本塁打を打たれまたも初白星とはならなかった。翌日4月18日に二軍へ降格、5月5日に再び一軍に戻り対楽天戦で先発し7回を3失点。翌週本拠地[[福岡ドーム|福岡 Yahoo! JAPANドーム]]で行われた5月13日の対西武戦に再び先発し、6回を2失点に抑えて苦節4年目で悲願のプロ入り初勝利となった<ref>{{Cite news |url=https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2011/05/14/kiji/K20110514000816800.html |title=ソフト岩崎、4年目で涙のプロ1勝「幸せです」 |newspaper=スポニチ Sponichi Annex |publisher=スポーツニッポン |date=2011-05-14 |accessdate=2013-04-18}}</ref>。5月23日[[セ・パ交流戦]]、対ヤクルト戦では5回降雨コールドながら無失点でプロ初完投を挙げた（勝敗は付かず）<ref>{{Cite web|和書|title=【ソフトＢ】岩崎プロ初完投！５回だけど - プロ野球ニュース |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/f-bb-tp0-20110523-780139.html |website=nikkansports.com |access-date=2023-04-20 |language=ja |date=2011-05-23}}</ref>。7月28日の対[[東北楽天ゴールデンイーグルス]]戦で先発し、9回を被安打8与四球2奪三振0で初完封勝利を挙げた。なお、奪三振ゼロでの完封勝利は、{{By|1995年}}7月4日の[[キップ・グロス]]（当時日本ハム）以来、16年ぶりであり、日本人では{{By|1956年}}5月3日の[[大脇照夫]]（当時国鉄・[[ノーヒットノーラン|無安打完封]]も達成）以来、55年ぶりである。 |
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チームが連覇を決めた10月1日の対西武戦では7回を3安打無失点に抑え、6回に福田のセンター前適時打、[[明石健志]]の適時三塁打で勝ち越すと、後を継いだ[[ブライアン・ファルケンボーグ]]、馬原孝浩が完封リレーで守り勝利投手になった<ref>{{Cite web |
チームが連覇を決めた10月1日の対西武戦では7回を3安打無失点に抑え、6回に福田のセンター前適時打、[[明石健志]]の適時三塁打で勝ち越すと、後を継いだ[[ブライアン・ファルケンボーグ]]、馬原孝浩が完封リレーで守り勝利投手になった<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2011/10/02/kiji/K20111002001740370.html |title=“強心臓”21歳 岩崎7回零封「楽しく投げられた」 |publisher=スポーツニッポン |date=2011-10-02 |accessdate=2022-01-06}}</ref>。[[2011年のパシフィック・リーグクライマックスシリーズ|CSファイナルステージ]]はベンチ入りできず、[[2011年の日本シリーズ|日本シリーズ]]では第1戦から第5戦までベンチ入りしたものの登板機会は無かった。11月25日から[[台湾]]で開催された[[2011年のアジアシリーズ|アジアシリーズ]]では11月27日に[[桃園国際野球場]]にて行われた対[[パース・ヒート]]戦で先発し、2回を2安打無失点に抑えたものの、決勝での登板を予定していた[[攝津正]]が肩の張りを訴えたため、代役に抜擢され31球で降板した<ref>{{Cite web|和書|title=岩崎 ２回無失点も決勝の先発に備え降板！ |url=https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2011/11/28/kiji/K20111128002123570.html |website=スポニチ Sponichi Annex |access-date=2023-04-20 |language=ja |date=2011-11-28}}</ref>。11月29日に迎えた[[台中インターコンチネンタル野球場]]での[[サムスン・ライオンズ]]との決勝戦に中1日で先発4回1/3で5失点（自責3）で敗戦投手となった<ref>{{Cite web|和書|title=ソフトバンク敗れる…日本勢の大会５連覇ならず |url=https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2011/11/29/kiji/K20111129002135950.html |website=スポニチ Sponichi Annex |access-date=2023-04-20 |language=ja |date=2011-11-29}}</ref>。 |
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'''{{By|2012年}}'''は、オープン戦絶好調で3試合に登板し、13イニングを無失点<ref>[https://www.tokyo-sports.co.jp/sports/19384/ "意味ある中継ぎ"岩崎翔が先発復帰][[東京スポーツ|東スポweb]]、2012年6月26日</ref>、3月31日の開幕第2戦の先発に抜擢されると、7試合連続で[[クオリティ・スタート]]を達成した。右肩手術の馬原孝浩の代理で守護神となっていたブライアン・ファルケンボーグが5月18日に強い右肩の張りを訴えて抹消<ref>{{Cite web |
'''{{By|2012年}}'''は、オープン戦絶好調で3試合に登板し、13イニングを無失点<ref>[https://web.archive.org/web/20120901003712/https://www.tokyo-sports.co.jp/sports/19384/ "意味ある中継ぎ"岩崎翔が先発復帰][[東京スポーツ|東スポweb]]、2012年6月26日</ref>、3月31日の開幕第2戦の先発に抜擢されると、7試合連続で[[クオリティ・スタート]]を達成した。右肩手術の馬原孝浩の代理で守護神となっていたブライアン・ファルケンボーグが5月18日に強い右肩の張りを訴えて抹消<ref>{{Cite web|和書|title=【ソフトＢ】守護神ファルが右肩痛で抹消 - プロ野球ニュース |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/f-bb-tp0-20120518-952992.html |website=nikkansports.com |access-date=2023-04-20 |language=ja |date=2012-05-18}}</ref>、され中継ぎの再編が行われたが、[[岡島秀樹]]、[[森福允彦]]へと繋ぐリリーフが定まらず、6月3日まで3勝6敗と勝ち運に恵まれず先発で3連続ノックアウトされていた岩嵜に白羽の矢が立った。6月10日のセ・パ交流戦、対[[阪神タイガース]]戦7回2点リードから登板すると、6者連続の凡退で2回無失点に抑え、プロ入り初[[ホールド]]を記録。6月13日のセ・パ交流戦、対[[中日ドラゴンズ]]戦も8回1点リードから3者凡退に抑え連続ホールドとなった。交流戦が終了すると6月26日に再び先発に戻され、4試合先発するが1勝2敗と負け越し再びリリーフ転向。8月10日から2度先発するも2連敗、9月18日の対西武戦、4四死球と不安定な先発[[二保旭]]に代わり4回2点リードから登板し、3イニングを無失点に抑えてプロ入り初の救援勝利を手にした。先発と中継ぎで登板しチーム4位となる120回1/3を投げシーズンを終えた。自己最多となる先発での16登板を果たしたが4勝10敗で防御率3.88、中継ぎでは13試合に登板し1勝0敗3ホールドで防御率0.36だった。[[2012年のパシフィック・リーグクライマックスシリーズ|クライマックスシリーズ]]ファーストステージは、10月14日第2戦に8回8点ビハインドから登板して1回無失点。10月15日第3戦は、6回1点リードから登板。2回を無失点に抑えてホールドを記録し、ファイナルステージ進出に貢献した。クライマックスシリーズ3登板で6回1/3を投げ3安打1失点、防御率1.42だった。 |
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'''{{By|2013年}}'''、[[千賀滉大]]と背番号を交換する形で、[[和田毅]]が着用していた'''21'''へ変更。開幕を一軍で迎え、7回を任される[[リリーフ#セットアッパー|セットアッパー]]として起用された。3月29日の開幕戦（対楽天戦）で7回1点リードから登板して三者連続三振で1ホールド目を記録すると、4月19日まで11試合連続無失点と好投。5月3日対西武戦9回1点リードで[[抑え|クローザー]]として初起用されたが同点適時打を打たれて初の[[セーブ]]失敗となった。続く10回は走者を出しながらも同点のまま踏ん張り、チームは延長11回に[[長谷川勇也]]の[[サヨナラゲーム|サヨナラ]]打で勝利した。先発が早いイニングに降板してしまう試合が多かったチーム事情から、4月途中から8回を任されていたが右肘痛を発症し、5月4日に一軍登録抹消<ref>{{Cite web |
'''{{By|2013年}}'''、[[千賀滉大]]と背番号を交換する形で、[[和田毅]]が着用していた'''21'''へ変更。開幕を一軍で迎え、7回を任される[[リリーフ#セットアッパー|セットアッパー]]として起用された。3月29日の開幕戦（対楽天戦）で7回1点リードから登板して三者連続三振で1ホールド目を記録すると、4月19日まで11試合連続無失点と好投。5月3日対西武戦9回1点リードで[[抑え|クローザー]]として初起用されたが同点適時打を打たれて初の[[セーブ]]失敗となった。続く10回は走者を出しながらも同点のまま踏ん張り、チームは延長11回に[[長谷川勇也]]の[[サヨナラゲーム|サヨナラ]]打で勝利した。先発が早いイニングに降板してしまう試合が多かったチーム事情から、4月途中から8回を任されていたが右肘痛を発症し、5月4日に一軍登録抹消<ref>{{Cite web|和書|date=2013-05-04 |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/f-bb-tp0-20130504-1122046.html |title=ソフトＢ】岩崎が右肘痛で登録抹消 |publisher=日刊スポーツ |accessdate=2017-12-25}}</ref>。5月29日[[東京ドーム]]で行われたセ・パ交流戦、対[[読売ジャイアンツ]]戦では、9回1点リードから登板し、3者凡退に抑えてプロ入り初セーブも記録した。6月5日に2セーブ目を挙げたものの、6月8日の対中日戦で、同点適時打によりセーブ失敗。勝ちパターンから外された。6月9日から6試合連続無失点を記録したものの、6月26日に救援失敗。続く7月1日も3失点を喫し、先発投手陣が不調だったことから、7月10日から8月11日まで5試合連続で再び先発起用されたが、0勝4敗で防御率6.85と振るわなかった<ref>『[[週刊ベースボール]]』2014年1月20日号 「記録の手帳」 50頁</ref>。8月13日から再び中継ぎに戻ると3試合連続で自責点を記録し、9月7日は一死も取れずに降板。シーズンオフには[[ドミニカ共和国]]のウィンターリーグへ派遣され、10月30日から12月12日までの期間に7試合先発登板して33回2/3を投げ、2勝1敗、防御率3.74、WHIP1.07だった<ref>[http://www.mlb.com/milb/stats/stats.jsp?t=t_ibp&sid=l131&cid=667&y=2013]</ref><ref>[http://www.softbankhawks.co.jp/farm/winterleague/2013/dominican.php]</ref>。 |
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'''{{By|2014年}}'''5月15日に一軍へ昇格すると、同日の[[千葉マリンスタジアム|QVCマリンフィールド]]で行われた対ロッテ戦で先発。8回7安打1失点と好投し、高校時代から一度も勝ったことのなかったライバル[[唐川侑己]]と対戦して初勝利を挙げる。これは故郷の[[千葉県]]での初勝利にもなった<ref name="nikkan140516">{{Cite web |
'''{{By|2014年}}'''5月15日に一軍へ昇格すると、同日の[[千葉マリンスタジアム|QVCマリンフィールド]]で行われた対ロッテ戦で先発。8回7安打1失点と好投し、高校時代から一度も勝ったことのなかったライバル[[唐川侑己]]と対戦して初勝利を挙げる。これは故郷の[[千葉県]]での初勝利にもなった<ref name="nikkan140516">{{Cite web|和書|title=岩崎８回１失点 地元でも唐川にも初勝利 - プロ野球ニュース |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/p-bb-tp0-20140516-1301784.html |website=nikkansports.com |access-date=2023-04-20 |language=ja |date=2014-05-16}}</ref>。8月の28日まで9試合先発し、4勝1敗、防御率3.83だったが、[[柳瀬明宏]]の右肘炎症による抹消や[[森福允彦]]、[[金無英]]の不調とも重なり、チーム事情から9月2日以降は僅差で登板する中継ぎへと配置転換された。10月4日のファーム選手権で6回1点リードで登板して3者凡退に抑えたが、続く7回先頭[[青松敬鎔]]のサードゴロを[[亀澤恭平]]がファンブルエラーし、二死一・二塁とした所で[[加藤翔平]]に同点適時打を打たれて救援失敗しチームは敗戦<ref>{{Cite web|和書|title=2014年度ファーム日本選手権 試合結果 |url=http://npb.jp/bis/scores/farmchampionship/boxscore2014.html |website=npb.jp |access-date=2023-04-20 |language=ja |publisher=一般社団法人日本野球機構}}</ref>。[[2014年のパシフィック・リーグクライマックスシリーズ|CSファイナルステージ]]では、10月16日、10月19日に登板。[[2014年の日本シリーズ|日本シリーズ]]では10月25日に登板し、いずれもビハインドからの中継ぎだったが3試合無失点だった。 |
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'''{{By|2015年}}'''、6月25日に一軍へ昇格し<ref>{{Cite web |
'''{{By|2015年}}'''、6月25日に一軍へ昇格し<ref>{{Cite web|和書|date=2015-06-25 |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/1497519.html |title=ソフトバンク 岩崎を１軍登録 |publisher=日刊スポーツ |accessdate=2017-12-25}}</ref>、同日の対西武戦で同年初先発を迎えるが、3回4失点と打ち込まれ<ref>{{Cite web|和書|date=2015-06-25 |url=https://www.softbankhawks.co.jp/gamelive/stats/2015062501/ |title=2015/06/25（木）第12回戦 埼玉西武 vs 福岡ソフトバンク |publisher=福岡ソフトバンクホークスオフィシャルサイト |accessdate=2017-12-25}}</ref>、6月28日に一軍出場選手登録を抹消される<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.softbankhawks.co.jp/news/announce/entry/201506/index.html |title=公示 出場選手登録・抹消 2015年6月 |publisher=福岡ソフトバンクホークスオフィシャルサイト |date= |accessdate=2017-12-25}}</ref>。ようやくシーズン終盤の9月2日に一軍へ再昇格し<ref>{{Cite web|和書|date=2015-09-02 |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/1532186.html |title=ソフトバンクが岩崎、カニザレスを登録、巽らを抹消 |publisher=日刊スポーツ |accessdate=2017-12-25}}</ref>、同日の対西武戦で6回から登板し、1イニングを投げホールドを挙げる<ref>{{Cite web|和書|date=2015-09-02 |url=https://www.softbankhawks.co.jp/gamelive/stats/2015090201/ |title=2015/09/02（水）第23回戦 埼玉西武 vs 福岡ソフトバンク |publisher=福岡ソフトバンクホークスオフィシャルサイト |accessdate=2017-12-25}}</ref>。9月6日の対楽天戦においては延長12回表に中継ぎ登板し、チームのサヨナラ勝ちで同年初勝利を果たすが<ref>{{Cite web|和書|date=2015-09-07 |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/1534613.html |title=ソフトバンク岩崎今季初勝利「よかった」 |publisher=日刊スポーツ |accessdate=2017-12-25}}</ref>、今シーズンは僅か8試合の一軍公式戦登板にとどまった。10月3日、ファーム日本一で2度目MVPに輝く<ref>{{Cite web|和書|title=水上2軍監督、MVP岩嵜投手が喜びを語る |url=https://www.softbankhawks.co.jp/news/detail/12573.html |website=福岡ソフトバンクホークス |access-date=2023-04-20 |language=ja |date=2005-10-04}}</ref>。 |
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11月14日、[[和田毅]]の復帰に伴い、'''17'''に背番号を変更した<ref>{{Cite web |
11月14日、[[和田毅]]の復帰に伴い、'''17'''に背番号を変更した<ref>{{Cite web|和書|title=背番号の変更について |url=https://www.softbankhawks.co.jp/news/detail/12711.html |website=福岡ソフトバンクホークス |access-date=2023-04-20 |language=ja |date=2015-11-14}}</ref>。 |
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'''{{By|2016年}}'''、5月8日に一軍へ昇格し<ref>{{Cite web |
'''{{By|2016年}}'''、5月8日に一軍へ昇格し<ref>{{Cite web|和書|title=ソフトバンク 岩崎を１軍登録、中田を抹消 - 公示 : 日刊スポーツ |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/1643958.html |website=nikkansports.com |access-date=2023-04-20 |language=ja |date=2016-05-08}}</ref>、先発、主に[[リリーフ]]として35試合に登板。87回2/3の投球回で、4勝2敗9ホールド1セーブ、防御率1.95の成績を収める。7月7日に[[大阪ドーム|京セラドーム大阪]]で行われた対オリックス戦において、2011年7月28日以来、5年ぶりに完封勝利した<ref>{{Cite web|和書|title=ソフトバンク岩崎「最後は気持ち」５年ぶり完封勝利 - 野球 : 日刊スポーツ |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/1674894.html |website=nikkansports.com |access-date=2023-04-20 |language=ja |date=2016-07-07}}</ref>。10月13日に行われた[[2016年のパシフィック・リーグクライマックスシリーズ|クライマックスシリーズ]]・ファイナルステージ第2戦において、7回二死満塁のピンチに登板し、後続を抑え、クライマックスシリーズでの初勝利を飾る<ref>{{Cite web|和書|title=ソフトバンク岩崎ＣＳ初勝利 ピンチも４人完全投球 - 野球 : 日刊スポーツ |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/1724135.html |website=nikkansports.com |access-date=2023-04-20 |language=ja |date=2016-10-14}}</ref>。 |
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'''{{By|2017年}}'''は、クローザー・[[デニス・サファテ]]を中心に、[[森唯斗]]、[[リバン・モイネロ]]、[[嘉弥真新也]]らとともに、中継ぎ投手陣の一角を担い、1年を通して[[リリーフ#セットアッパー|セットアッパー]]として8回を任され、リーグ最多となる72試合に登板し、6勝3敗、40ホールド、46ホールドポイント、2セーブを記録。72試合登板は、2010年の[[攝津正]]の71試合登板を、46ホールドポイントは、2014年の[[五十嵐亮太]]の45ホールドポイントを超える球団新記録を樹立<ref>{{Cite web |
'''{{By|2017年}}'''は、クローザー・[[デニス・サファテ]]を中心に、[[森唯斗]]、[[リバン・モイネロ]]、[[嘉弥真新也]]らとともに、中継ぎ投手陣の一角を担い、1年を通して[[リリーフ#セットアッパー|セットアッパー]]として8回を任され、リーグ最多となる72試合に登板し、6勝3敗、40ホールド、46ホールドポイント、2セーブを記録。72試合登板は、2010年の[[攝津正]]の71試合登板を、46ホールドポイントは、2014年の[[五十嵐亮太]]の45ホールドポイントを超える球団新記録を樹立<ref>{{Cite web|和書|date=2017-10-10 |url=https://full-count.jp/2017/10/10/post87348/ |title=最優秀中継ぎのホークス岩嵜、72登板で球団新46HP「まさかこんなに投げるとは」 |publisher=Full-Count |accessdate=2017-11-23}}</ref>。'''平成生まれ初'''の[[最優秀中継ぎ投手]]を受賞し、岩嵜を含む中継ぎ投手陣は、6回までにリードした展開では、76勝3敗、勝率.962という驚異的な数字を残し<ref>{{Cite web|和書|date=2017-10-18 |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/201710180000382.html |title=東浜は楽天戦防御率１・93／ソフトバンク見どころ |publisher=日刊スポーツ |accessdate=2017-11-23}}</ref>、チームの2年ぶりのリーグ優勝に大きく貢献した。[[ポストシーズン]]は、楽天との[[2017年のパシフィック・リーグクライマックスシリーズ|クライマックスシリーズ]]ファイナルステージにおいて、第1戦から第3戦までの3連投と、第5戦の登板でいずれも無失点の好投をみせ、第3戦では勝利投手となる。[[横浜DeNAベイスターズ]]との[[2017年の日本シリーズ|日本シリーズ]]で、第3戦、第5戦、第6戦に登板。いずれも1イニングを無失点の好投で、チームの2年ぶりの日本一奪還に貢献する。シーズンオフの12月23日、契約更改交渉に臨み、6800万円アップの年俸1億3000万円（金額は推定）でサインした<ref>{{Cite web|和書|date=2017-12-23 |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/201712230000305.html |title=ソフトバンク岩崎１・３億円「かなり高い評価」 |publisher=日刊スポーツ |accessdate=2017-12-25}}</ref>。 |
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'''{{By|2018年}}'''、開幕直後に右肘の違和感を訴え4月9日に出場選手登録を抹消され、4月12日に右肘鏡視下滑膜切除術・関節形成術を受けた<ref>{{Cite web |
'''{{By|2018年}}'''、開幕直後に右肘の違和感を訴え4月9日に出場選手登録を抹消され、4月12日に右肘鏡視下滑膜切除術・関節形成術を受けた<ref>{{Cite web|和書|title=ソフトバンク岩崎12日右ひじ手術 全治まで３カ月 - プロ野球 : 日刊スポーツ |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/201804110000137.html |website=nikkansports.com |access-date=2023-04-20 |language=ja |date=2018-04-11}}</ref>。9月24日の二軍戦で実戦復帰したものの<ref>{{Cite web|和書|title=ホークス岩嵜が実戦復帰 2軍戦で1回2K無失点、最速147キロをマーク |url=https://full-count.jp/2018/09/24/post211893/ |website=Full-Count（フルカウント） ― 野球ニュース・速報・コラム ― |date=2018-09-24 |access-date=2023-04-20 |language=ja}}</ref>、10月25日に再手術（右肘鏡視下関節形成術）を受けた<ref>{{Cite web|和書|title=ソフトバンク岩嵜が右肘を再手術 無事終了、復帰まで3か月と球団発表 |url=https://full-count.jp/2018/10/25/post235356/ |website=Full-Count（フルカウント） ― 野球ニュース・速報・コラム ― |date=2018-10-25 |access-date=2023-04-20 |language=ja}}</ref>。この年は2試合の登板に終わり、3500万円ダウンの年俸9500万円（金額は推定）で契約を更改した<ref>{{Cite web|和書|title=鷹・岩嵜は3500万円ダウン 右肘故障でわずか2試合登板「苦しい1年だった」 |url=https://full-count.jp/2018/12/21/post269952/ |website=Full-Count（フルカウント） ― 野球ニュース・速報・コラム ― |date=2018-12-21 |access-date=2023-04-20 |language=ja}}</ref>。 |
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'''{{By|2019年}}'''、前年に受けた右肘のリハビリもあり7月7日に10か月ぶりとなる実戦登板を果たすが<ref>{{Cite web |
'''{{By|2019年}}'''、前年に受けた右肘のリハビリもあり7月7日に10か月ぶりとなる実戦登板を果たすが<ref>{{Cite web|和書|date=2019-07-07 |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/201907070000343.html |title=ソフトバンク岩崎翔、10カ月ぶり実戦で１回無失点 |publisher=日刊スポーツ |accessdate=2020-03-01}}</ref>、この年も一軍での登板は2試合に終わった。シーズンオフに一般女性と結婚したことを公表した<ref>{{Cite web|和書|date=2019-12-21 |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/201912210000637.html |title=ソフトバンク岩崎が一般女性と結婚「支えてくれた」 |publisher=日刊スポーツ |accessdate=2020-03-01}}</ref>。12月25日、2000万円減となる推定年俸7500万円＋出来高払いで契約を更改し、[[馬原孝浩]]と専属トレーナー契約を結んだことを発表した<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/201912250000603.html |title=ソフトバンク岩崎、OB馬原孝浩氏とトレーナー契約 |publisher=日刊スポーツ |date=2019-12-25 |accessdate=2021-12-28}}</ref>。 |
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'''{{By|2020年}}'''、勝利の方程式を勝ち取るも6月26日（対西武・メットライフドーム）に[[木村文紀]]から、翌27日（対同・同）に[[山川穂高]]から連夜の逆転本塁打を打たれ敗戦投手となる<ref>{{Cite news |title=ソフトバンク岩崎に連日の悪夢…逆転満塁被弾の翌日、今度は逆転3ラン |newspaper=西日本スポーツ |date=2020-6-27 |url=https://www.nishinippon.co.jp/nsp/item/n/620895/ |accessdate=2021-12-28}}</ref>など不安定なピッチングが続き、7月9日に一軍登録を抹消された<ref>{{Cite news |title=ソフトバンク岩崎が抹消…6試合で防御率15・88 工藤監督「時間を空けて」 |newspaper=西日本スポーツ |date=2020-7-9 |url=https://www.nishinippon.co.jp/nsp/item/n/624637/ |accessdate=2021-12-28}}</ref>。8月27日に第1子となる女児が誕生したことを球団から発表された。10月2日に一軍に再昇格すると、10月7日の昇格後初登板（対西武・メットライフドーム）は、7回二死一・二塁1点リードという厳しい場面だったが、[[エルネスト・メヒア]]から三振を奪いピンチを切り抜けた<ref>{{Cite news |title=ソフトバンク岩崎が火消し成功！いきなり敵地西武戦ピンチで復帰登板 |newspaper=西日本スポーツ |date=2020-10-7 |url=https://www.nishinippon.co.jp/nsp/item/n/652184/ |accessdate=2021-12-28}}</ref>。ここから7試合連続無失点と好投を続けた。このシーズン、失点は西武・楽天からのみ{{Efn|対西武5回9失点・対楽天2回3失点・他3球団8回無失点}}という偏った結果を残した。ポストシーズンでは計3試合3回1安打無失点と好投し、チームの4連覇に貢献した。オフに、700万円減となる推定年俸6800万円で契約を更改した<ref>{{Cite web |
'''{{By|2020年}}'''、勝利の方程式を勝ち取るも6月26日（対西武・メットライフドーム）に[[木村文紀]]から、翌27日（対同・同）に[[山川穂高]]から連夜の逆転本塁打を打たれ敗戦投手となる<ref>{{Cite news |title=ソフトバンク岩崎に連日の悪夢…逆転満塁被弾の翌日、今度は逆転3ラン |newspaper=西日本スポーツ |date=2020-6-27 |url=https://www.nishinippon.co.jp/nsp/item/n/620895/ |accessdate=2021-12-28}}</ref>など不安定なピッチングが続き、7月9日に一軍登録を抹消された<ref>{{Cite news |title=ソフトバンク岩崎が抹消…6試合で防御率15・88 工藤監督「時間を空けて」 |newspaper=西日本スポーツ |date=2020-7-9 |url=https://www.nishinippon.co.jp/nsp/item/n/624637/ |accessdate=2021-12-28}}</ref>。8月27日に第1子となる女児が誕生したことを球団から発表された。10月2日に一軍に再昇格すると、10月7日の昇格後初登板（対西武・メットライフドーム）は、7回二死一・二塁1点リードという厳しい場面だったが、[[エルネスト・メヒア]]から三振を奪いピンチを切り抜けた<ref>{{Cite news |title=ソフトバンク岩崎が火消し成功！いきなり敵地西武戦ピンチで復帰登板 |newspaper=西日本スポーツ |date=2020-10-7 |url=https://www.nishinippon.co.jp/nsp/item/n/652184/ |accessdate=2021-12-28}}</ref>。ここから7試合連続無失点と好投を続けた。このシーズン、失点は西武・楽天からのみ{{Efn|対西武5回9失点・対楽天2回3失点・他3球団8回無失点}}という偏った結果を残した。ポストシーズンでは計3試合3回1安打無失点と好投し、チームの4連覇に貢献した。オフに、700万円減となる推定年俸6800万円で契約を更改した<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/202012230000716.html |title=ソフトバンク岩崎「クビも覚悟した」来季完全復活へ |publisher=日刊スポーツ |date=2020-12-23 |accessdate=2021-12-28}}</ref>。 |
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'''{{By|2021年}}'''、一時クローザーを任されるなど48試合に登板し、2勝5敗6セーブ14ホールド、防御率4.17の成績だった<ref name="nishinippon20211220">{{Cite news |title=岩崎は現状維持6800万円で更改 守護神再挑戦へ意欲「9回を目指したい」 |newspaper=西日本スポーツ |date=2021-12-20 |url=https://www.nishinippon.co.jp/nsp/item/n/850293/ |accessdate=2021-12-28}}</ref>。12月20日に、現状維持となる推定年俸6800万円で契約を更改した{{R|nishinippon20211220}}。 |
'''{{By|2021年}}'''、一時クローザーを任されるなど48試合に登板し、2勝5敗6セーブ14ホールド、防御率4.17の成績だった<ref name="nishinippon20211220">{{Cite news |title=岩崎は現状維持6800万円で更改 守護神再挑戦へ意欲「9回を目指したい」 |newspaper=西日本スポーツ |date=2021-12-20 |url=https://www.nishinippon.co.jp/nsp/item/n/850293/ |accessdate=2021-12-28}}</ref>。12月20日に、現状維持となる推定年俸6800万円で契約を更改した{{R|nishinippon20211220}}。 |
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=== 中日時代 === |
=== 中日時代 === |
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2021年12月27日、[[フリーエージェント (日本プロ野球)|FA]]で[[中日ドラゴンズ]]から福岡ソフトバンクホークスに移籍した[[又吉克樹]]の人的補償として中日に移籍することが発表された<ref>{{Cite news |title=中日 ソフトバンクFA移籍又吉克樹の人的補償で岩崎翔獲得 |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/202112270000865.html |newspaper=日刊スポーツ |date=2021-12-27 |agency=日刊スポーツNEWS |accessdate=2021-12-27}}</ref>。奇しくも高校生ドラフトで競合の末に交渉権を獲得できなかった中日に入団することになった。背番号は又吉がつけていた'''16'''となった<ref>{{Cite web |
2021年12月27日、[[フリーエージェント (日本プロ野球)|FA]]で[[中日ドラゴンズ]]から福岡ソフトバンクホークスに移籍した[[又吉克樹]]の人的補償として中日に移籍することが発表された<ref>{{Cite news |title=中日 ソフトバンクFA移籍又吉克樹の人的補償で岩崎翔獲得 |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/202112270000865.html |newspaper=日刊スポーツ |date=2021-12-27 |agency=日刊スポーツNEWS |accessdate=2021-12-27}}</ref>。奇しくも高校生ドラフトで競合の末に交渉権を獲得できなかった中日に入団することになった。背番号は又吉がつけていた'''16'''となった<ref>{{Cite web|和書|url=https://hochi.news/articles/20220106-OHT1T51088.html?page=1 |title=【中日】ソフトバンクから人的補償で加入の岩崎翔が入団会見「立浪監督を胴上げしたい」背番号は16 |publisher=スポーツ報知 |date=2022-01-06 |accessdate=2022-01-06}}</ref>。 |
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'''{{By|2022年}}'''3月26日、開幕2戦目の[[読売ジャイアンツ]]戦（[[東京ドーム]]）で移籍後初登板を果たしたが、先頭の[[グレゴリー・ポランコ]]にストレートの四球を与えたところで肘に違和感を感じ緊急降板<ref>{{Cite web |
'''{{By|2022年}}'''3月26日、開幕2戦目の[[読売ジャイアンツ]]戦（[[東京ドーム]]）で移籍後初登板を果たしたが、先頭の[[グレゴリー・ポランコ]]にストレートの四球を与えたところで肘に違和感を感じ緊急降板<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.sanspo.com/article/20220326-PGNXMLHE4RO4LO6WI6CLPPL5TQ/ |title=中日・岩崎翔が竜での公式戦デビューでアクシデント降板 落合ヘッド「試合中の出来事」 |publisher=サンケイスポーツ |date=2022-03-26 |accessdate=2022-03-28}}</ref>。27日に登録抹消されると、「右前腕屈筋損傷」と診断され、戦線離脱を余儀なくされる事となった<ref>{{Cite web|和書|url=https://hochi.news/articles/20220331-OHT1T51146.html?page=1 |title=【中日】岩崎翔は「右前腕屈筋損傷」と球団発表 今後は治療に専念…26日巨人戦で緊急降板|publisher=スポーツ報知 |date=2022-03-31|accessdate=2022-04-01}}</ref>。リハビリを続けていたが、9月26日に右肘[[トミー・ジョン手術|内側側副靱帯再建術]]、右肘関節内クリーニング術、前腕屈筋補強術を受けたことが発表された<ref>{{Cite web|和書|title=【中日】岩崎翔が右肘トミー・ジョン手術 今後は回復状態に合わせリハビリを行う予定 - プロ野球 : 日刊スポーツ |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/202209270000445.html |website=nikkansports.com |access-date=2022-09-27 |language=ja}}</ref>。10月18日、治療に専念するための[[育成選手制度 (日本プロ野球)|育成再契約]]を前提とした、[[戦力外通告]]を受けた<ref>{{Cite web|和書|title=【中日】岩崎翔、垣越建伸、加藤翼と来季支配下契約を結ばず 育成選手として再契約 - プロ野球 : 日刊スポーツ |url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/202210180000700.html |website=nikkansports.com |access-date=2022-10-18 |language=ja}}</ref>。11月15日に育成選手契約を結んだ<ref>{{Cite web|和書|title= 【中日】岩崎翔2800万円で育成再契約「パワーアップして戻らないと」９月右肘手術 |url= https://www.nikkansports.com/m/baseball/news/202211150000703_m.html |publisher=日刊スポーツ|date=2022-11-15|accessdate=2023-01-25}}</ref>。 |
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今年でクビ？ |
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'''{{By|2024年}}'''は2月22日の[[阪神タイガース (ファーム)|阪神タイガース]]との二軍練習試合で実戦復帰し、球速は最速152km/hを計測した<ref>{{Cite news ja|title=【中日】一昨年右肘手術の育成３４歳が６９８日ぶりの実戦復帰「開幕を狙える」手応え抜群|newspaper=スポーツ報知|date=2024-02-23|author=井之川昇平|url=https://hochi.news/articles/20240222-OHT1T51292.html?page=1|accessdate=2024-06-04}}</ref>。開幕後はファームで6月3日までに16試合に登板して防御率1.80を記録<ref>{{Cite news ja|title=中日・岩崎翔、支配下に復帰へ 22年9月トミー・ジョン手術、今季は2軍16試合で防御率1・80|newspaper=中日スポーツ|date=2024-06-04|url=https://www.chunichi.co.jp/article/908104|accessdate=2024-06-04}}</ref>。6月4日付けで支配下選手登録への復帰が公示され、背番号は移籍当初の'''16'''に戻った<ref>[https://npb.jp/announcement/2024/pn_registered.html 新規支配下選手登録] 日本野球機構（2024年6月4日閲覧）</ref><ref>{{Cite web|url=https://www.dragons.jp/news/2024/24060402.php|title=岩嵜翔投手支配下登録（背番号16）のお知らせ|website=中日ドラゴンズ|accessdate=2024年6月4日|date=2024年6月4日|language=日本語}}</ref>。同日、出場選手登録された<ref>{{Cite news ja|title=【中日】岩崎翔が支配下契約復帰会見「またここからスタート」背番号16 即1軍昇格|newspaper=日刊スポーツ|date=2024-06-04|url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/202406040000488.html|accessdate=2024-06-05}}</ref>。 |
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== 選手としての特徴 == |
== 選手としての特徴 == |
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[[スリークォーター]]からリリーフ時には平均球速146km/h<ref>{{Cite book |和書 |author= |year=2014 |title=2014 プロ野球オール写真選手名鑑 |publisher=日本スポーツ企画出版社 |pages=214頁 |id=ISBN 978-4-905411-17-8}}</ref>、最速157km/h<ref>{{Cite web |
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== 詳細情報 == |
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* 2023年度シーズン終了時 |
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* 各年度の'''太字'''はリーグ最高 |
* 各年度の'''太字'''はリーグ最高 |
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|300||35||83||3||5||.975 |
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* 2023年度シーズン終了時 |
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=== タイトル === |
=== タイトル === |
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* '''21'''（2013年 - 2015年） |
* '''21'''（2013年 - 2015年） |
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* '''17'''（2016年 - 2021年） |
* '''17'''（2016年 - 2021年） |
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* '''16'''（2022年） |
* '''16'''（2022年、2024年6月4日 - ） |
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* '''203'''（2023年 - ） |
* '''203'''（2023年 - 2024年6月3日） |
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=== 登場曲 === |
=== 登場曲 === |
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* 「[[足音 〜Be Strong]]」[[Mr.Children]]（2016年 - ） |
* 「[[足音 〜Be Strong]]」[[Mr.Children]]（2016年 - ） |
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* 「Who I am」[[miwa]]（2020年 - ） |
* 「Who I am」[[miwa]]（2020年 - ） |
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<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.softbankhawks.co.jp/team/music/index.html |title=チーム情報 球場使用曲一覧 |publisher=福岡ソフトバンクホークスオフィシャルサイト |date= |accessdate=2021-03-10}}</ref> |
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=== 代表歴 === |
=== 代表歴 === |
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2024年6月13日 (木) 18:13時点における最新版
| 中日ドラゴンズ #16 | |
|---|---|
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| 基本情報 | |
| 国籍 |
 日本 |
| 出身地 | 千葉県船橋市 |
| 生年月日 | 1989年10月21日（34歳） |
| 身長 体重 |
189 cm 90 kg |
| 選手情報 | |
| 投球・打席 | 右投右打 |
| ポジション | 投手 |
| プロ入り | 2007年 高校生ドラフト1巡目 |
| 初出場 | 2008年7月23日 |
| 年俸 | 2800万円（2024年）[1] |
| 経歴（括弧内はプロチーム在籍年度） | |
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派遣歴 | |
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この表について
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岩嵜 翔（いわさき しょう、1989年10月21日 - ）は、千葉県船橋市出身のプロ野球選手（投手）。右投右打。中日ドラゴンズ所属。
「嵜」の字は「崎」の異体字であるため、常用漢字体で統一している報道機関では「岩崎」とも表記される[2]。
経歴
[編集]プロ入り前
[編集]船橋市立高根小学校2年のとき「ホワイトビーストロング」で投手兼遊撃手として野球を始める。5年生で「宮本ビーバース」に、そして6年生で「海神スパローズ」に所属した。船橋市立高根中学校1年からは投手に専念。
船橋市立船橋高等学校では1年秋からベンチ入り。2年の夏は千葉大会準々決勝で千葉市立稲毛高等学校と対戦。2番手で登板も途中で降板し、チームも延長サヨナラ負け。翌年の3年は山崎正貴との二枚看板で活躍し、夏は千葉大会を制覇する。特に準々決勝の千葉県立鎌ヶ谷高等学校戦では7回コールドの参考記録ながら無安打無失点の好投を見せた。第89回全国選手権初戦は佐藤祥万擁する文星芸術大学附属高等学校と対戦し、山崎のリリーフで登板するも敗退。現スポーツ報知記者の小島和之とバッテリーを組んでいた。
2007年の高校生ドラフトにて福岡ソフトバンクホークスと中日ドラゴンズが外れ1位で競合し、ソフトバンクが交渉権を獲得。契約金7000万円、年俸700万円（いずれも推定）で仮契約し、入団。背番号は41。
ソフトバンク時代
[編集]2008年、7月23日に一軍に昇格すると、同日の対オリックス・バファローズ戦でプロ入り初登板・初先発を果たし、3回途中3失点で降板[3]。7月25日に二軍落ちとなり同年の一軍登板はこの1試合にとどまった。 二軍では12試合で防御率1.93、先発9試合で5勝2敗という成績を残し[4]、ウエスタン・リーグ優勝に貢献してオフに優秀選手賞を受賞した[5]。10月4日に長崎県営野球場で行われたファーム日本選手権では東京ヤクルトスワローズを相手に9回を5安打1失点に抑える完投勝利を挙げ胴上げ投手となり[6]、同選手権の最優秀選手賞を獲得した[7][8]。高卒ルーキーでは1998年の五十嵐亮太（ヤクルトスワローズ）以来2人目となる受賞だった[9]。
2009年、9月30日に一軍へ昇格し、同日の対東北楽天ゴールデンイーグルス戦で先発し4回1/3で5失点で敗戦投手[10]。10月1日に二軍降格となりシーズンを終えた。
2010年、3月30日に一軍登録されると、3月31日の対埼玉西武ライオンズ戦で7回4点ビハインドからプロ入り初の中継ぎ投手として登板を果たし、7回は3者凡退に抑えたが、8回に先頭石井義人のライト前ヒットを多村仁志が取り損ねてエラーで二塁へ進塁させると、浅村栄斗の二塁打、栗山巧の安打で点差を広げてしまい、4月2日に二軍降格となった。5月3日の対オリックス戦で先発し、5回1点リードで降板したが、甲藤啓介が6回に同点に追いつかれた。最終的に一軍で5度先発したが0勝3敗と振るわなかった。二軍では防御率3.27（リーグ3位）、81奪三振（リーグ2位）と力を見せた[11]。シーズンオフには大場翔太とともにプエルトリコのウィンターリーグへ派遣され、10月27日から12月21日までの期間に10試合登板（先発9試合）して53回2/3を投げ、リーグ最多勝となる8勝1敗、防御率3.19、WHIP1.23だった[3]。リーグ第4週にはESPN Deportesの選出する週間MVPを受賞し[12]、レギュラーシーズン終了後には2001年の伊良部秀輝以来日本人史上2人目となる最優秀投手賞と右投手ベストナインを受賞した[13]。
2011年は、開幕ローテーション6枚目に抜擢され4月17日対西武戦で先発し、5回まで1失点と好投、6回に先頭の中村剛也にレフトにソロ本塁打を打たれ、二死一・三塁としたところで4点リードで降板すると、後続が徐々に追いつかれ9回1点リードで馬原孝浩が佐藤友亮に同点のソロ本塁打を打たれまたも初白星とはならなかった。翌日4月18日に二軍へ降格、5月5日に再び一軍に戻り対楽天戦で先発し7回を3失点。翌週本拠地福岡 Yahoo! JAPANドームで行われた5月13日の対西武戦に再び先発し、6回を2失点に抑えて苦節4年目で悲願のプロ入り初勝利となった[14]。5月23日セ・パ交流戦、対ヤクルト戦では5回降雨コールドながら無失点でプロ初完投を挙げた（勝敗は付かず）[15]。7月28日の対東北楽天ゴールデンイーグルス戦で先発し、9回を被安打8与四球2奪三振0で初完封勝利を挙げた。なお、奪三振ゼロでの完封勝利は、1995年7月4日のキップ・グロス（当時日本ハム）以来、16年ぶりであり、日本人では1956年5月3日の大脇照夫（当時国鉄・無安打完封も達成）以来、55年ぶりである。 チームが連覇を決めた10月1日の対西武戦では7回を3安打無失点に抑え、6回に福田のセンター前適時打、明石健志の適時三塁打で勝ち越すと、後を継いだブライアン・ファルケンボーグ、馬原孝浩が完封リレーで守り勝利投手になった[16]。CSファイナルステージはベンチ入りできず、日本シリーズでは第1戦から第5戦までベンチ入りしたものの登板機会は無かった。11月25日から台湾で開催されたアジアシリーズでは11月27日に桃園国際野球場にて行われた対パース・ヒート戦で先発し、2回を2安打無失点に抑えたものの、決勝での登板を予定していた攝津正が肩の張りを訴えたため、代役に抜擢され31球で降板した[17]。11月29日に迎えた台中インターコンチネンタル野球場でのサムスン・ライオンズとの決勝戦に中1日で先発4回1/3で5失点（自責3）で敗戦投手となった[18]。
2012年は、オープン戦絶好調で3試合に登板し、13イニングを無失点[19]、3月31日の開幕第2戦の先発に抜擢されると、7試合連続でクオリティ・スタートを達成した。右肩手術の馬原孝浩の代理で守護神となっていたブライアン・ファルケンボーグが5月18日に強い右肩の張りを訴えて抹消[20]、され中継ぎの再編が行われたが、岡島秀樹、森福允彦へと繋ぐリリーフが定まらず、6月3日まで3勝6敗と勝ち運に恵まれず先発で3連続ノックアウトされていた岩嵜に白羽の矢が立った。6月10日のセ・パ交流戦、対阪神タイガース戦7回2点リードから登板すると、6者連続の凡退で2回無失点に抑え、プロ入り初ホールドを記録。6月13日のセ・パ交流戦、対中日ドラゴンズ戦も8回1点リードから3者凡退に抑え連続ホールドとなった。交流戦が終了すると6月26日に再び先発に戻され、4試合先発するが1勝2敗と負け越し再びリリーフ転向。8月10日から2度先発するも2連敗、9月18日の対西武戦、4四死球と不安定な先発二保旭に代わり4回2点リードから登板し、3イニングを無失点に抑えてプロ入り初の救援勝利を手にした。先発と中継ぎで登板しチーム4位となる120回1/3を投げシーズンを終えた。自己最多となる先発での16登板を果たしたが4勝10敗で防御率3.88、中継ぎでは13試合に登板し1勝0敗3ホールドで防御率0.36だった。クライマックスシリーズファーストステージは、10月14日第2戦に8回8点ビハインドから登板して1回無失点。10月15日第3戦は、6回1点リードから登板。2回を無失点に抑えてホールドを記録し、ファイナルステージ進出に貢献した。クライマックスシリーズ3登板で6回1/3を投げ3安打1失点、防御率1.42だった。
2013年、千賀滉大と背番号を交換する形で、和田毅が着用していた21へ変更。開幕を一軍で迎え、7回を任されるセットアッパーとして起用された。3月29日の開幕戦（対楽天戦）で7回1点リードから登板して三者連続三振で1ホールド目を記録すると、4月19日まで11試合連続無失点と好投。5月3日対西武戦9回1点リードでクローザーとして初起用されたが同点適時打を打たれて初のセーブ失敗となった。続く10回は走者を出しながらも同点のまま踏ん張り、チームは延長11回に長谷川勇也のサヨナラ打で勝利した。先発が早いイニングに降板してしまう試合が多かったチーム事情から、4月途中から8回を任されていたが右肘痛を発症し、5月4日に一軍登録抹消[21]。5月29日東京ドームで行われたセ・パ交流戦、対読売ジャイアンツ戦では、9回1点リードから登板し、3者凡退に抑えてプロ入り初セーブも記録した。6月5日に2セーブ目を挙げたものの、6月8日の対中日戦で、同点適時打によりセーブ失敗。勝ちパターンから外された。6月9日から6試合連続無失点を記録したものの、6月26日に救援失敗。続く7月1日も3失点を喫し、先発投手陣が不調だったことから、7月10日から8月11日まで5試合連続で再び先発起用されたが、0勝4敗で防御率6.85と振るわなかった[22]。8月13日から再び中継ぎに戻ると3試合連続で自責点を記録し、9月7日は一死も取れずに降板。シーズンオフにはドミニカ共和国のウィンターリーグへ派遣され、10月30日から12月12日までの期間に7試合先発登板して33回2/3を投げ、2勝1敗、防御率3.74、WHIP1.07だった[23][24]。
2014年5月15日に一軍へ昇格すると、同日のQVCマリンフィールドで行われた対ロッテ戦で先発。8回7安打1失点と好投し、高校時代から一度も勝ったことのなかったライバル唐川侑己と対戦して初勝利を挙げる。これは故郷の千葉県での初勝利にもなった[2]。8月の28日まで9試合先発し、4勝1敗、防御率3.83だったが、柳瀬明宏の右肘炎症による抹消や森福允彦、金無英の不調とも重なり、チーム事情から9月2日以降は僅差で登板する中継ぎへと配置転換された。10月4日のファーム選手権で6回1点リードで登板して3者凡退に抑えたが、続く7回先頭青松敬鎔のサードゴロを亀澤恭平がファンブルエラーし、二死一・二塁とした所で加藤翔平に同点適時打を打たれて救援失敗しチームは敗戦[25]。CSファイナルステージでは、10月16日、10月19日に登板。日本シリーズでは10月25日に登板し、いずれもビハインドからの中継ぎだったが3試合無失点だった。
2015年、6月25日に一軍へ昇格し[26]、同日の対西武戦で同年初先発を迎えるが、3回4失点と打ち込まれ[27]、6月28日に一軍出場選手登録を抹消される[28]。ようやくシーズン終盤の9月2日に一軍へ再昇格し[29]、同日の対西武戦で6回から登板し、1イニングを投げホールドを挙げる[30]。9月6日の対楽天戦においては延長12回表に中継ぎ登板し、チームのサヨナラ勝ちで同年初勝利を果たすが[31]、今シーズンは僅か8試合の一軍公式戦登板にとどまった。10月3日、ファーム日本一で2度目MVPに輝く[32]。 11月14日、和田毅の復帰に伴い、17に背番号を変更した[33]。
2016年、5月8日に一軍へ昇格し[34]、先発、主にリリーフとして35試合に登板。87回2/3の投球回で、4勝2敗9ホールド1セーブ、防御率1.95の成績を収める。7月7日に京セラドーム大阪で行われた対オリックス戦において、2011年7月28日以来、5年ぶりに完封勝利した[35]。10月13日に行われたクライマックスシリーズ・ファイナルステージ第2戦において、7回二死満塁のピンチに登板し、後続を抑え、クライマックスシリーズでの初勝利を飾る[36]。
2017年は、クローザー・デニス・サファテを中心に、森唯斗、リバン・モイネロ、嘉弥真新也らとともに、中継ぎ投手陣の一角を担い、1年を通してセットアッパーとして8回を任され、リーグ最多となる72試合に登板し、6勝3敗、40ホールド、46ホールドポイント、2セーブを記録。72試合登板は、2010年の攝津正の71試合登板を、46ホールドポイントは、2014年の五十嵐亮太の45ホールドポイントを超える球団新記録を樹立[37]。平成生まれ初の最優秀中継ぎ投手を受賞し、岩嵜を含む中継ぎ投手陣は、6回までにリードした展開では、76勝3敗、勝率.962という驚異的な数字を残し[38]、チームの2年ぶりのリーグ優勝に大きく貢献した。ポストシーズンは、楽天とのクライマックスシリーズファイナルステージにおいて、第1戦から第3戦までの3連投と、第5戦の登板でいずれも無失点の好投をみせ、第3戦では勝利投手となる。横浜DeNAベイスターズとの日本シリーズで、第3戦、第5戦、第6戦に登板。いずれも1イニングを無失点の好投で、チームの2年ぶりの日本一奪還に貢献する。シーズンオフの12月23日、契約更改交渉に臨み、6800万円アップの年俸1億3000万円（金額は推定）でサインした[39]。
2018年、開幕直後に右肘の違和感を訴え4月9日に出場選手登録を抹消され、4月12日に右肘鏡視下滑膜切除術・関節形成術を受けた[40]。9月24日の二軍戦で実戦復帰したものの[41]、10月25日に再手術（右肘鏡視下関節形成術）を受けた[42]。この年は2試合の登板に終わり、3500万円ダウンの年俸9500万円（金額は推定）で契約を更改した[43]。
2019年、前年に受けた右肘のリハビリもあり7月7日に10か月ぶりとなる実戦登板を果たすが[44]、この年も一軍での登板は2試合に終わった。シーズンオフに一般女性と結婚したことを公表した[45]。12月25日、2000万円減となる推定年俸7500万円＋出来高払いで契約を更改し、馬原孝浩と専属トレーナー契約を結んだことを発表した[46]。
2020年、勝利の方程式を勝ち取るも6月26日（対西武・メットライフドーム）に木村文紀から、翌27日（対同・同）に山川穂高から連夜の逆転本塁打を打たれ敗戦投手となる[47]など不安定なピッチングが続き、7月9日に一軍登録を抹消された[48]。8月27日に第1子となる女児が誕生したことを球団から発表された。10月2日に一軍に再昇格すると、10月7日の昇格後初登板（対西武・メットライフドーム）は、7回二死一・二塁1点リードという厳しい場面だったが、エルネスト・メヒアから三振を奪いピンチを切り抜けた[49]。ここから7試合連続無失点と好投を続けた。このシーズン、失点は西武・楽天からのみ[注釈 1]という偏った結果を残した。ポストシーズンでは計3試合3回1安打無失点と好投し、チームの4連覇に貢献した。オフに、700万円減となる推定年俸6800万円で契約を更改した[50]。
2021年、一時クローザーを任されるなど48試合に登板し、2勝5敗6セーブ14ホールド、防御率4.17の成績だった[51]。12月20日に、現状維持となる推定年俸6800万円で契約を更改した[51]。
中日時代
[編集]2021年12月27日、FAで中日ドラゴンズから福岡ソフトバンクホークスに移籍した又吉克樹の人的補償として中日に移籍することが発表された[52]。奇しくも高校生ドラフトで競合の末に交渉権を獲得できなかった中日に入団することになった。背番号は又吉がつけていた16となった[53]。
2022年3月26日、開幕2戦目の読売ジャイアンツ戦（東京ドーム）で移籍後初登板を果たしたが、先頭のグレゴリー・ポランコにストレートの四球を与えたところで肘に違和感を感じ緊急降板[54]。27日に登録抹消されると、「右前腕屈筋損傷」と診断され、戦線離脱を余儀なくされる事となった[55]。リハビリを続けていたが、9月26日に右肘内側側副靱帯再建術、右肘関節内クリーニング術、前腕屈筋補強術を受けたことが発表された[56]。10月18日、治療に専念するための育成再契約を前提とした、戦力外通告を受けた[57]。11月15日に育成選手契約を結んだ[58]。
2024年は2月22日の阪神タイガースとの二軍練習試合で実戦復帰し、球速は最速152km/hを計測した[59]。開幕後はファームで6月3日までに16試合に登板して防御率1.80を記録[60]。6月4日付けで支配下選手登録への復帰が公示され、背番号は移籍当初の16に戻った[61][62]。同日、出場選手登録された[63]。
選手としての特徴
[編集]スリークォーターからリリーフ時には平均球速146km/h[64]、最速157km/h[65]を記録した速球とスライダー、フォークを軸としスローカーブやチェンジアップも混ぜる。もともとはオーバースローであったが、高校入学後サイドスローに転向。高校3年春にスリークォーターに再転向すると球速が伸び、甲子園では最速150km/hを記録した。
詳細情報
[編集]年度別投手成績
[編集]| 年 度 |
球 団 |
登 板 |
先 発 |
完 投 |
完 封 |
無 四 球 |
勝 利 |
敗 戦 |
セ 丨 ブ |
ホ 丨 ル ド |
勝 率 |
打 者 |
投 球 回 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
与 四 球 |
敬 遠 |
与 死 球 |
奪 三 振 |
暴 投 |
ボ 丨 ク |
失 点 |
自 責 点 |
防 御 率 |
W H I P |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2008 | ソフトバンク | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- | 15 | 3.0 | 7 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 3 | 3 | 9.00 | 2.33 |
| 2009 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | .000 | 19 | 4.1 | 7 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 5 | 3 | 6.23 | 1.85 | |
| 2010 | 6 | 5 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | .000 | 105 | 22.1 | 30 | 2 | 9 | 0 | 1 | 9 | 0 | 0 | 21 | 20 | 8.06 | 1.75 | |
| 2011 | 13 | 13 | 2 | 1 | 0 | 6 | 2 | 0 | 0 | .750 | 326 | 79.1 | 70 | 4 | 22 | 0 | 5 | 33 | 4 | 0 | 27 | 24 | 2.72 | 1.16 | |
| 2012 | 29 | 16 | 2 | 0 | 0 | 5 | 10 | 0 | 3 | .333 | 498 | 120.1 | 113 | 5 | 27 | 0 | 3 | 77 | 1 | 0 | 46 | 42 | 3.14 | 1.16 | |
| 2013 | 47 | 5 | 0 | 0 | 0 | 1 | 4 | 2 | 14 | .200 | 297 | 68.2 | 79 | 9 | 14 | 0 | 3 | 54 | 2 | 0 | 39 | 33 | 4.33 | 1.35 | |
| 2014 | 18 | 9 | 0 | 0 | 0 | 4 | 1 | 0 | 3 | .800 | 266 | 62.0 | 64 | 10 | 15 | 0 | 4 | 37 | 0 | 0 | 32 | 28 | 4.06 | 1.27 | |
| 2015 | 8 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 2 | 1.000 | 46 | 10.2 | 11 | 3 | 4 | 0 | 0 | 5 | 1 | 0 | 8 | 8 | 6.75 | 1.41 | |
| 2016 | 35 | 7 | 1 | 1 | 0 | 4 | 2 | 1 | 9 | .667 | 347 | 87.2 | 77 | 6 | 17 | 0 | 0 | 61 | 3 | 0 | 22 | 19 | 1.95 | 1.07 | |
| 2017 | 72 | 0 | 0 | 0 | 0 | 6 | 3 | 2 | 40 | .667 | 289 | 72.1 | 55 | 8 | 16 | 1 | 2 | 66 | 1 | 0 | 16 | 16 | 1.99 | 0.98 | |
| 2018 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 1.000 | 5 | 2.0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0.00 | 0.00 | |
| 2019 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- | 8 | 2.0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 1 | 1 | 4.50 | 1.00 | |
| 2020 | 17 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 10 | .000 | 70 | 15.0 | 19 | 3 | 6 | 0 | 1 | 20 | 0 | 0 | 12 | 12 | 7.20 | 1.67 | |
| 2021 | 48 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 5 | 6 | 14 | .286 | 179 | 45.1 | 37 | 7 | 11 | 2 | 0 | 56 | 1 | 0 | 21 | 21 | 4.17 | 1.06 | |
| 2022 | 中日 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- | 1 | 0.0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | ---- | ---- |
| 通算：15年 | 300 | 58 | 5 | 2 | 0 | 30 | 33 | 11 | 96 | .476 | 2471 | 595.0 | 570 | 57 | 144 | 2 | 19 | 424 | 13 | 0 | 254 | 231 | 3.49 | 1.20 | |
- 2023年度シーズン終了時
- 各年度の太字はリーグ最高
年度別守備成績
[編集]| 年 度 |
球 団 |
投手 | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 | ||
| 2008 | ソフトバンク | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1.000 |
| 2009 | 1 | 0 | 2 | 0 | 1 | 1.000 | |
| 2010 | 6 | 1 | 2 | 0 | 0 | 1.000 | |
| 2011 | 13 | 3 | 10 | 0 | 0 | 1.000 | |
| 2012 | 29 | 8 | 17 | 1 | 0 | .962 | |
| 2013 | 47 | 2 | 11 | 1 | 1 | .929 | |
| 2014 | 18 | 7 | 12 | 0 | 0 | 1.000 | |
| 2015 | 8 | 1 | 2 | 0 | 0 | 1.000 | |
| 2016 | 35 | 6 | 10 | 0 | 2 | 1.000 | |
| 2017 | 72 | 4 | 8 | 1 | 0 | .923 | |
| 2018 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- | |
| 2019 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- | |
| 2020 | 17 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1.000 | |
| 2021 | 48 | 2 | 8 | 0 | 1 | 1.000 | |
| 2022 | 中日 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- |
| 通算 | 300 | 35 | 83 | 3 | 5 | .975 | |
- 2023年度シーズン終了時
タイトル
[編集]- 最優秀中継ぎ投手：1回（2017年）※平成生まれ初
表彰
[編集]- ファーム日本選手権MVP：2回（2008年、2015年）
記録
[編集]- 初記録
- 初登板・初先発登板：2008年7月23日、対オリックス・バファローズ14回戦（福岡Yahoo! JAPANドーム）、3回3失点
- 初奪三振：同上、2回表に小瀬浩之から空振り三振
- 初勝利・初先発勝利：2011年5月13日、対埼玉西武ライオンズ4回戦（福岡Yahoo! JAPANドーム）、6回2失点
- 初完投：2011年5月23日、対東京ヤクルトスワローズ2回戦（明治神宮野球場）、5回無失点（降雨コールド）
- 初完投勝利・初完封勝利：2011年7月28日、対東北楽天ゴールデンイーグルス15回戦（福岡Yahoo!JAPANドーム）
- 初ホールド：2012年6月10日、対阪神タイガース3回戦（阪神甲子園球場）、7回裏に2番手で救援登板、2回無失点
- 初セーブ：2013年5月29日、対読売ジャイアンツ2回戦（東京ドーム）、9回裏に5番手で救援登板・完了、1回無失点
- その他記録
- オールスターゲーム出場：1回（2013年）
背番号
[編集]- 41（2008年 - 2012年）
- 21（2013年 - 2015年）
- 17（2016年 - 2021年）
- 16（2022年、2024年6月4日 - ）
- 203（2023年 - 2024年6月3日）
登場曲
[編集]- 「Precious days」Yum!Yum!ORANGE
- 「Yeah 3X」Chris Brown
- 「HANDS UP」2PM
- 「IT'S SHOWTIME!!」B'z（ - 2013年）
- 「ふな ふな ふなっしー♪」ふなっしー（2014年）
- 「CRAYON」G-DRAGON（2015年）
- 「足音 〜Be Strong」Mr.Children（2016年 - ）
- 「Who I am」miwa（2020年 - ）
代表歴
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 対西武5回9失点・対楽天2回3失点・他3球団8回無失点
出典
[編集]- ^ “中日 - 契約更改 - プロ野球”. 日刊スポーツ. 2023年11月24日閲覧。
- ^ a b “岩崎８回１失点 地元でも唐川にも初勝利 - プロ野球ニュース”. nikkansports.com (2014年5月16日). 2023年4月20日閲覧。
- ^ 2008年7月23日（水）福岡ソフトバンク vs オリックス・バファローズ ゲームレポート 福岡ソフトバンクホークスオフィシャルサイト
- ^ “2008年度 福岡ソフトバンクホークス 個人投手成績（ウエスタン・リーグ）”. 日本野球機構. 2017年12月23日閲覧。
- ^ “ウエスタン・リーグ表彰 | 2008年 表彰選手”. NPB.jp. 一般社団法人日本野球機構. 2023年4月20日閲覧。
- ^ “投手陣の秋季キャンプ～屈辱のシーズンからの飛躍～”. 夢空間スポーツ. FBS福岡放送 (2008年11月2日). 2014年12月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年4月20日閲覧。
- ^ “ソフトバンクが初Ｖ／ファーム日本選手権”. スポニチ Sponichi Annex (2008年10月4日). 2017年12月25日閲覧。
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- ^ “岩崎ＭＶＰ！ソフトバンクがファーム初Ｖ”. スポニチ Sponichi Annex (2008年10月5日). 2014年12月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年12月25日閲覧。
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- ^ 『週刊ベースボール』2014年1月20日号 「記録の手帳」 50頁
- ^ [1]
- ^ [2]
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- ^ “ソフトバンク 岩崎を１軍登録、中田を抹消 - 公示 : 日刊スポーツ”. nikkansports.com (2016年5月8日). 2023年4月20日閲覧。
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- ^ “ソフトバンク岩崎１・３億円「かなり高い評価」”. 日刊スポーツ (2017年12月23日). 2017年12月25日閲覧。
- ^ “ソフトバンク岩崎12日右ひじ手術 全治まで３カ月 - プロ野球 : 日刊スポーツ”. nikkansports.com (2018年4月11日). 2023年4月20日閲覧。
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- ^ “ソフトバンク岩嵜が右肘を再手術 無事終了、復帰まで3か月と球団発表”. Full-Count（フルカウント） ― 野球ニュース・速報・コラム ― (2018年10月25日). 2023年4月20日閲覧。
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- ^ “ソフトバンク岩崎が火消し成功！いきなり敵地西武戦ピンチで復帰登板”. 西日本スポーツ. (2020年10月7日) 2021年12月28日閲覧。
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- ^ “【中日】ソフトバンクから人的補償で加入の岩崎翔が入団会見「立浪監督を胴上げしたい」背番号は16”. スポーツ報知 (2022年1月6日). 2022年1月6日閲覧。
- ^ “中日・岩崎翔が竜での公式戦デビューでアクシデント降板 落合ヘッド「試合中の出来事」”. サンケイスポーツ (2022年3月26日). 2022年3月28日閲覧。
- ^ “【中日】岩崎翔は「右前腕屈筋損傷」と球団発表 今後は治療に専念…26日巨人戦で緊急降板”. スポーツ報知 (2022年3月31日). 2022年4月1日閲覧。
- ^ “【中日】岩崎翔が右肘トミー・ジョン手術 今後は回復状態に合わせリハビリを行う予定 - プロ野球 : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2022年9月27日閲覧。
- ^ “【中日】岩崎翔、垣越建伸、加藤翼と来季支配下契約を結ばず 育成選手として再契約 - プロ野球 : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2022年10月18日閲覧。
- ^ “【中日】岩崎翔2800万円で育成再契約「パワーアップして戻らないと」９月右肘手術”. 日刊スポーツ (2022年11月15日). 2023年1月25日閲覧。
- ^ 井之川昇平「【中日】一昨年右肘手術の育成３４歳が６９８日ぶりの実戦復帰「開幕を狙える」手応え抜群」『スポーツ報知』2024年2月23日。2024年6月4日閲覧。
- ^ 「中日・岩崎翔、支配下に復帰へ 22年9月トミー・ジョン手術、今季は2軍16試合で防御率1・80」『中日スポーツ』2024年6月4日。2024年6月4日閲覧。
- ^ 新規支配下選手登録 日本野球機構（2024年6月4日閲覧）
- ^ “岩嵜翔投手支配下登録（背番号16）のお知らせ”. 中日ドラゴンズ (2024年6月4日). 2024年6月4日閲覧。
- ^ 「【中日】岩崎翔が支配下契約復帰会見「またここからスタート」背番号16 即1軍昇格」『日刊スポーツ』2024年6月4日。2024年6月5日閲覧。
- ^ 『2014 プロ野球オール写真選手名鑑』日本スポーツ企画出版社、2014年、214頁頁。ISBN 978-4-905411-17-8。
- ^ “ソフトバンク岩崎「みんなに助けられ」３年ぶり勝利”. 日刊スポーツ (2021年3月28日). 2021年3月28日閲覧。
- ^ “チーム情報 球場使用曲一覧”. 福岡ソフトバンクホークスオフィシャルサイト. 2021年3月10日閲覧。
関連項目
[編集]- 千葉県出身の人物一覧
- 福岡ソフトバンクホークスの選手一覧
- 中日ドラゴンズの選手一覧
- 加藤弘堅 - 市立船橋高校時代のクラスメイト。
- 上福元直人 - 同上。
外部リンク
[編集]- 個人年度別成績 岩嵜翔 - NPB.jp 日本野球機構
- 選手の各国通算成績 Baseball-Reference (Japan)、The Baseball Cube
- 203 岩嵜 翔 選手名鑑 - 中日ドラゴンズオフィシャルサイト
- 岩嵜翔 (@sho_4141) - X（旧Twitter）
- 岩嵜翔 (@iwasho17) - Instagram