「日米レスリングサミット」の版間の差分
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'''日米レスリングサミット'''(にちべいレスリングサミット)は、[[新日本プロレス]]、[[全日本プロレス]]、[[WWE|WWF]]の合同興行として開催した[[プロレス]][[興行]]。 |
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前年の[[1989年]]、単独で日本進出を狙っていたWWFの[[ビンス・マクマホン|ビンス・マクマホン・ジュニア]]と、それを制したい全日本プロレスの[[ジャイアント馬場]]が協議し、本興行の開催を決定。その後馬場は、新日本プロレスの[[坂口征二]]に参加を要請し、受諾したことから3団体共催となった。一方、WWFと新日本が共催して興行を実施することに、新日本と提携していたWWFのライバル団体である[[WCW]]が心証を害し、本興行の開催発表後、1990年2月に開催の新日本の東京ドーム大会「'90 スーパーファイト in 闘強導夢」への[[リック・フレアー]]派遣を中止した。目玉選手を失った新日本の坂口は、馬場に協力を要請し、「'90 スーパーファイト」に鶴田、ハンセンなどの全日本選手が参加している<ref>『G SPIRITS Vol.38』([[2015年]] [[辰巳出版]] ISBN 9784777816248 p94)</ref>。 |
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1990年4月13日 東京ドーム 観衆53,742人 |
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: 6人タッグマッチ20分1本勝負 |
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== エピソード == |
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* 当初メインはホーガンvs[[テリー・ゴディ]]のWWF選手権試合が予定されていた |
* 当初メインイベントはホーガンvs[[テリー・ゴディ]]の[[WWE王座|WWF世界ヘビー級王座]]選手権試合が予定されていた。直前の[[レッスルマニア#第6回大会(1990年)WrestleMania VI "The Ultimate Challenge"|レッスルマニア6]]で、ホーガンが[[アルティメット・ウォリアー]]に敗れ王座から陥落したためにノンタイトル戦として行われることになったが、これを不服としたゴディが出場をキャンセルした{{要出典|date=2010年5月}}。全日本はハンセンに出場を要請し、ハンセンがこれを了承してメインイベントの対戦カードが決定したとされているが、実際は前売りチケットの売り行きが芳しくないため、主催者が急遽対戦カードを変更したというのが真相とされている{{要出典|date=2010年5月}}。 |
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* ジャンボ鶴田のパートナーは当初、[[谷津嘉章]]と発表されたが、谷津の負傷欠場により、急遽全日本出身でもあるキング・ハクが務めることとなった。 |
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* 「3団体の合同興行」と謳われていたが、実際に団体同士の対抗戦はWWFと全日本だけであり、新日本は自団体の選手同士のカードを提供するに留まった。 |
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* 馬場とアンドレはこの日が初のタッグ結成で、以降1992年まで「[[大巨人コンビ]]」として全日本のリングで活躍することになる。 |
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2024年6月19日 (水) 12:25時点における最新版
日米レスリングサミット(にちべいレスリングサミット)は、新日本プロレス、全日本プロレス、WWFの合同興行として開催したプロレス興行。
概要[編集]
前年の1989年、単独で日本進出を狙っていたWWFのビンス・マクマホン・ジュニアと、それを制したい全日本プロレスのジャイアント馬場が協議し、本興行の開催を決定。その後馬場は、新日本プロレスの坂口征二に参加を要請し、受諾したことから3団体共催となった。一方、WWFと新日本が共催して興行を実施することに、新日本と提携していたWWFのライバル団体であるWCWが心証を害し、本興行の開催発表後、1990年2月に開催の新日本の東京ドーム大会「'90 スーパーファイト in 闘強導夢」へのリック・フレアー派遣を中止した。目玉選手を失った新日本の坂口は、馬場に協力を要請し、「'90 スーパーファイト」に鶴田、ハンセンなどの全日本選手が参加している[1]。
試合結果[編集]
- 日程
- 1990年4月13日
- 会場
- 東京ドーム
- 観衆
- 53,742人
- 第1試合
- 6人タッグマッチ20分1本勝負
- ダグ・ファーナス、ダニー・クロファット、ジョー・マレンコ vs 川田利明、サムソン冬木、北原辰巳
- ○クロファット(11分26秒・エビ固め)×北原
- 第2試合
- シングルマッチ20分1本勝負
- 獣神サンダー・ライガー vs 野上彰
- ○ライガー(8分37秒・片エビ固め)×野上
- 第3試合
- タッグマッチ20分1本勝負
- ジミー・スヌーカ、ティト・サンタナ vs 渕正信、小橋健太
- ○スヌーカ(8分28秒・片エビ固め)×渕
- 第4試合
- シングルマッチ20分1本勝負
- タイガーマスク vs ブレット・ハート
- タイガー(20分時間切れ引き分け)ブレット
- 第5試合
- シングルマッチ20分1本勝負
- ザ・グレート・カブキ vs グレッグ・バレンタイン
- ○カブキ(7分16秒・エビ固め)×バレンタイン
- 第6試合
- シングルマッチ20分1本勝負
- ジェイク・ロバーツ vs ビッグ・ボスマン
- ○ロバーツ(10分25秒・体固め)×ボスマン
- 第7試合
- IWGPタッグ選手権試合60分1本勝負
- マサ斎藤、橋本真也(チャンピオンチーム) vs 長州力、蝶野正洋(チャレンジャーチーム)
- ○橋本(13分0秒・片エビ固め)×蝶野
- 第8試合
- タッグマッチ60分1本勝負
- ジャンボ鶴田、キング・ハク vs リック・マーテル、カート・ヘニング
- ○鶴田(10分53秒・体固め)×マーテル
- 第9試合
- シングルマッチ60分1本勝負
- 天龍源一郎 vs ランディ・サベージ(w / センセーショナル・シェリー・マーテル)
- ○天龍(10分49秒・エビ固め)×サベージ
- 第10試合
- WWF世界ヘビー級選手権試合60分1本勝負
- アルティメット・ウォリアー(チャンピオン) vs テッド・デビアス(チャレンジャー)
- ○ウォリアー(6分12秒・体固め)×デビアス
- セミファイナル
- タッグマッチ60分1本勝負
- ジャイアント馬場、アンドレ・ザ・ジャイアント vs デモリッション(アックス&スマッシュ)
- ○アンドレ(6分39秒・体固め)×スマッシュ
- メインイベント
- シングルマッチ60分1本勝負
- ハルク・ホーガン vs スタン・ハンセン
- ○ホーガン(12分30秒・片エビ固め)×ハンセン
エピソード[編集]
- 当初メインイベントはホーガンvsテリー・ゴディのWWF世界ヘビー級王座選手権試合が予定されていた。直前のレッスルマニア6で、ホーガンがアルティメット・ウォリアーに敗れ王座から陥落したためにノンタイトル戦として行われることになったが、これを不服としたゴディが出場をキャンセルした[要出典]。全日本はハンセンに出場を要請し、ハンセンがこれを了承してメインイベントの対戦カードが決定したとされているが、実際は前売りチケットの売り行きが芳しくないため、主催者が急遽対戦カードを変更したというのが真相とされている[要出典]。
- ジャンボ鶴田のパートナーは当初、谷津嘉章と発表されたが、谷津の負傷欠場により、急遽全日本出身でもあるキング・ハクが務めることとなった。
- 全日本プロレス中継のメイン実況アナウンサーを担当してきた日本テレビの倉持隆夫は、この日のホーガンvsハンセン戦が最後のプロレス実況となった。
- 馬場とアンドレはこの日が初のタッグ結成で、以降1992年まで「大巨人コンビ」として全日本のリングで活躍することになる。
脚注[編集]
- ^ 『G SPIRITS Vol.38』(2015年 辰巳出版 ISBN 9784777816248 p94)