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「テスラ・モデルX」の版間の差分

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→‎安全性能: 明らかに虚偽である記載を削除(NTSBは公式HP等を見ても分かる通り航空を中心とした交通事故調査機関であり、殺人事件の捜査はFBI等警察機関が行います。PSA1771便事件のような航空機を用いた殺人事件では捜査に協力することはあるものの、単独で殺人事件の捜査をすることはありません。)
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フロントとリアの2か所にモーターを搭載しており、それぞれ異なる2種類のバリエーションがある。
フロントとリアの2か所にモーターを搭載しており、それぞれ異なる2種類のバリエーションがある。
フロントモーターはインダクションと永久磁石、リアモーターはレギュラーとハイ パフォーマンスの2種類<ref>{{Cite web
フロントモーターはインダクションと永久磁石、リアモーターはレギュラーとハイ パフォーマンスの2種類<ref>{{Cite web|和書
|url=https://www.tesla.com/sites/default/files/downloads/2016_Model_X_Emergency_Response_Guide_jp.pdf
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|title=2016+ MODEL X 緊急対応ガイド
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}}</ref>。可変リアスポイラーを装備しており空気抵抗係数 (Cd値)は0.25。
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SUVとして車高は相応に高いものの、重量物であるバッテリーをフロア下部に搭載しているため重心は低い。またエンジンやトランスミッションが無いことから駆動系統が占めるスペースが少なく、フロアトンネルがないほか、ボンネット下にはラゲッジルームもある。車種特有の外観の特徴として、「ファルコンウィングドア」と名付けられた[[ガルウィングドア]]を装備している。これは2・3列目シートへのアクセス性向上の為に採用された。ただしモデルXの場合はダブルヒンジによる中折れ機構付であるため、他のガルウイングドアとは違った動きをする。ドアにはセンサーが装備され、周囲の状況を監視しながら開くため狭い駐車スペースでも開閉することができる。標準では2列シート5人乗りだが、オプションによる追加で最大3列シート7名が乗車できる<ref>{{Cite web
SUVとして車高は相応に高いものの、重量物であるバッテリーをフロア下部に搭載しているため重心は低い。またエンジンやトランスミッションが無いことから駆動系統が占めるスペースが少なく、フロアトンネルがないほか、ボンネット下にはラゲッジルームもある。車種特有の外観の特徴として、「ファルコンウィングドア」と名付けられた[[ガルウィングドア]]を装備している。これは2・3列目シートへのアクセス性向上の為に採用された。ただしモデルXの場合はダブルヒンジによる中折れ機構付であるため、他のガルウイングドアとは違った動きをする。ドアにはセンサーが装備され、周囲の状況を監視しながら開くため狭い駐車スペースでも開閉することができる。標準では2列シート5人乗りだが、オプションによる追加で最大3列シート7名が乗車できる<ref>{{Cite web|和書
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|title=【グッドウッド16】テスラ モデルX、英国初公開へ…高性能仕様を展示
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「オートパイロット」と呼ばれる運転支援システムが全車標準装備となっており、Wi-Fi経由でのソフトウェアアップデートで機能の追加や改善も可能である。しかしこれは同一車線内でのハンドル操作、加速、ブレーキを自動的に行う装置で、既存のシステムは米国運輸省道路交通安全局 ([[:en:National Highway Traffic Safety Administration|NHTSA]]) の定義する[[自動運転車#自動運転の定義|自動運転レベル]]ではレベル2にとどまっている。
「オートパイロット」と呼ばれる運転支援システムが全車標準装備となっており、Wi-Fi経由でのソフトウェアアップデートで機能の追加や改善も可能である。しかしこれは同一車線内でのハンドル操作、加速、ブレーキを自動的に行う装置で、既存のシステムは米国運輸省道路交通安全局 ([[:en:National Highway Traffic Safety Administration|NHTSA]]) の定義する[[自動運転車#自動運転の定義|自動運転レベル]]ではレベル2にとどまっている。


2022年10月8日、 パワーステアリングシステムの不具合を理由に、米国でリコールを発表<ref>{{Cite web |title=テスラ、4万台リコール 米国、パワステに不具合 | 共同通信 |url=https://nordot.app/962707282703958016 |website=共同通信 |date=2022-11-08 |access-date=2022-11-09 |language=ja-JP |last=共同通信}}</ref>。対象は2017年から2022年までに生産された車両でソフトウェアを改修する。
2022年10月8日、 パワーステアリングシステムの不具合を理由に、米国でリコールを発表<ref>{{Cite web|和書|title=テスラ、4万台リコール 米国、パワステに不具合 | 共同通信 |url=https://nordot.app/962707282703958016 |website=共同通信 |date=2022-11-08 |access-date=2022-11-09 |language=ja-JP |last=共同通信}}</ref>。対象は2017年から2022年までに生産された車両でソフトウェアを改修する。


== 安全性能 ==
== 安全性能 ==
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== 関連項目 ==
== 関連項目 ==
* [[市川市]]
* [[電気自動車]]
* [[電気自動車]]
* [[テスラ・モデルS]] - 当車種のベースとなったモデル。
* [[テスラ・モデルS]] - 当車種のベースとなったモデル。

2024年6月27日 (木) 09:59時点における最新版

モデルXModel X)は、アメリカテスラが製造・販売しているクロスオーバーSUVタイプの電気自動車である。

テスラ・モデルX
概要
製造国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
販売期間 2015年-
ボディ
乗車定員 5-7名
ボディタイプ クロスオーバーSUV
駆動方式 4WD
パワートレイン
変速機 単速
エアサスペンション
エアサスペンション
車両寸法
ホイールベース 3,061mm
全長 5,004mm
全幅 2,038mm
全高 1,626mm
テンプレートを表示

概要[編集]

モデルSのEVパワートレインや車台をベースに開発されたSUV。2012年ジュネーヴモーターショーにて発表され、同年予約受付を開始。2015年9月29日から引き渡しが行われた。

フロントとリアの2か所にモーターを搭載しており、それぞれ異なる2種類のバリエーションがある。 フロントモーターはインダクションと永久磁石、リアモーターはレギュラーとハイ パフォーマンスの2種類[1]。可変リアスポイラーを装備しており空気抵抗係数 (Cd値)は0.25。

SUVとして車高は相応に高いものの、重量物であるバッテリーをフロア下部に搭載しているため重心は低い。またエンジンやトランスミッションが無いことから駆動系統が占めるスペースが少なく、フロアトンネルがないほか、ボンネット下にはラゲッジルームもある。車種特有の外観の特徴として、「ファルコンウィングドア」と名付けられたガルウィングドアを装備している。これは2・3列目シートへのアクセス性向上の為に採用された。ただしモデルXの場合はダブルヒンジによる中折れ機構付であるため、他のガルウイングドアとは違った動きをする。ドアにはセンサーが装備され、周囲の状況を監視しながら開くため狭い駐車スペースでも開閉することができる。標準では2列シート5人乗りだが、オプションによる追加で最大3列シート7名が乗車できる[2]

「オートパイロット」と呼ばれる運転支援システムが全車標準装備となっており、Wi-Fi経由でのソフトウェアアップデートで機能の追加や改善も可能である。しかしこれは同一車線内でのハンドル操作、加速、ブレーキを自動的に行う装置で、既存のシステムは米国運輸省道路交通安全局 (NHTSA) の定義する自動運転レベルではレベル2にとどまっている。

2022年10月8日、 パワーステアリングシステムの不具合を理由に、米国でリコールを発表[3]。対象は2017年から2022年までに生産された車両でソフトウェアを改修する。

安全性能[編集]

NHTSA side pole crash test of the 2017 Tesla Model X

2017年6月13日、米運輸省道路交通安全局(NHTSA)は同年に製造されたモデルXの衝突試験を実施し、すべての評価カテゴリーで5つ星評価を獲得したと発表した[4]。同車種の2019年モデルはユーロNCAPでも試験を受け、5つ星評価を獲得している[5]。 2020年2月11日、国家運輸安全委員会は2017年と2018年に起きたモデルXの死亡事故についての調査報告書を公開した。2017年に起きた事故では、オートパイロットを作動させた10秒後に前方を横切っていたトレーラーに突っ込み、運転手が死亡した[6]。2018年の事故で死亡したモデルXのオーナーはAppleに勤務するエンジニアで、事故以前より家族に「オートパイロットが柵に向かって旋回していく」など、オートパイロットの誤作動について複数回話していた[7]

映像外部リンク
Frontal crash - YouTube
Side crash - YouTube
Pole crash - YouTube

ギャラリー[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 2016+ MODEL X 緊急対応ガイド”. Tesla. 2020年4月22日閲覧。
  2. ^ 【グッドウッド16】テスラ モデルX、英国初公開へ…高性能仕様を展示”. Response. (2016年6月23日). 2020年4月21日閲覧。
  3. ^ 共同通信 (2022年11月8日). “テスラ、4万台リコール 米国、パワステに不具合 | 共同通信”. 共同通信. 2022年11月9日閲覧。
  4. ^ DeBord, Matthew. “The government says that the Tesla Model X is an extremely safe SUV” (英語). Business Insider. 2023年9月12日閲覧。
  5. ^ Official Tesla Model X 2019 safety rating” (英語). www.euroncap.com. 2023年9月12日閲覧。
  6. ^ Apple Engineer Killed in Tesla Crash Had Previously Complained About Autopilot” (英語). KQED (2020年2月11日). 2023年9月12日閲覧。
  7. ^ Safety Agency Orders Probe of Tesla Crash; Company Points to Freeway Hazard” (英語). KQED (2018年3月28日). 2023年9月12日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]