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{{存命人物の出典明記|date=2016年3月}} |
{{存命人物の出典明記|date=2016年3月}} |
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{{Infobox baseball player |
{{Infobox baseball player |
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|選手名 = パット・ミッシュ |
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|英語表記 = Pat Misch |
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|所属球団 = |
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|背番号 = |
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|選手写真ファイル名 = Pat_Misch_on_October_3,_2010.jpg |
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| 役職 = |
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|写真サイズ = 280 |
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|写真のコメント = ニューヨーク・メッツ時代<br>(2010年10月3日) |
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| 選手写真ファイル名 = |
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|国籍 = {{USA}} |
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|出身地 = [[イリノイ州]][[クック郡 (イリノイ州)|クック郡]][[ノースブルック (イリノイ州)|ノースブルック]] |
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| 写真のコメント = |
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|生年月日 = {{生年月日と年齢|1981|8|18}} |
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|没年月日 = |
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| 出身地 = [[イリノイ州]][[ノースブルック]] |
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|身長 = {{フィートとcm (身長用変換)|6|2}} |
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|体重 = {{ポンドとkg (体重用変換)|195}} |
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| 没年月日 = |
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|利き腕 = 左 |
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|打席 = 右 |
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|守備位置 = [[投手]] |
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|プロ入り年度 = 2003年 |
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|ドラフト順位 = MLBドラフト7巡目(全体213位)で[[サンフランシスコ・ジャイアンツ]]から指名 |
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| 守備位置 = [[投手]] |
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|初出場 = MLB / 2006年9月21日{{要出典|date=2016年5月}}<br />CPBL / 2015年8月15日{{要出典|date=2016年5月}}<br />NPB / 2016年4月9日 |
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| プロ入り年度 = [[2003年のMLBドラフト|2003年]] |
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|最終出場 = CPBL / 2015年10月12日<br/>NPB / 2016年7月11日 |
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| ドラフト順位 = ドラフト7巡目(全体213位)で[[サンフランシスコ・ジャイアンツ]]から指名 |
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|年俸 = |
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|経歴 = |
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* {{仮リンク|グレンブルック・ノース高等学校|en|Glenbrook North High School}} |
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| 年俸 = $550,000(2016年) |
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* [[西ミシガン大学]] |
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| 経歴 = |
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* グレンブルック・ノース高校 |
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* ウエスタン・ミシガン大学 |
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* [[サンフランシスコ・ジャイアンツ]] (2006 - 2009) |
* [[サンフランシスコ・ジャイアンツ]] (2006 - 2009) |
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* [[ニューヨーク・メッツ]] (2009 - 2011) |
* [[ニューヨーク・メッツ]] (2009 - 2011) |
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* [[ランカスター・バーンストーマーズ]] (2015) |
* [[ランカスター・バーンストーマーズ]] (2015) |
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* [[Lamigoモンキーズ]] (2015) |
* [[Lamigoモンキーズ]] (2015) |
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* [[オリックス・バファローズ]] (2016 |
* [[オリックス・バファローズ]] (2016) |
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* [[サザンメリーランド・ブルークラブス]] (2017) |
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| 派遣歴 = |
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|派遣歴 = |
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|経歴補足題 = |
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|経歴補足 = |
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|代表チーム = |
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|五輪 = |
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|WBC = |
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|プレミア12 = |
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|選出国 = |
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|選出年 = |
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|得票率 = |
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|選出方法 = |
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'''パトリック・セオドア・ジョゼフ・ミッシュ'''('''Patrick Theodore Joseph Misch''', [[1981年]][[8月18日]] - )は、[[アメリカ合衆国]][[イリノイ州]][[ノースブルック]]出身の[[プロ野球選手]]([[投手]])。 |
'''パトリック・セオドア・ジョゼフ・ミッシュ'''('''Patrick Theodore Joseph Misch''', [[1981年]][[8月18日]] - )は、[[アメリカ合衆国]]・[[イリノイ州]][[クック郡 (イリノイ州)|クック郡]][[ノースブルック (イリノイ州)|ノースブルック]]出身の[[プロ野球選手]]([[投手]])。左投右打。現在は、[[フリーエージェント (プロスポーツ)#メジャーリーグベースボール|フリーエージェント]](FA)。 |
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== 経歴 == |
== 経歴 == |
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=== プロ入り前 === |
=== プロ入り前 === |
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{{仮リンク|グレンブルック・ノース高等学校|en|Glenbrook North High School}}を経て[[西ミシガン大学]]に入学<ref name="buffaloes160223">[http://www.buffaloes.co.jp/news/detail/5148.html 新外国人選手獲得のお知らせ] オリックス・バファローズ オフィシャルサイト 2016年2月23日配信</ref>。{{by|2002年}}の[[2002年のMLBドラフト|MLBドラフト]]5巡目(全体161位)で[[ヒューストン・アストロズ]]から指名を受けたが契約を辞退し、翌{{by|2003年}}の[[2003年のMLBドラフト|MLBドラフト]]7巡目(全体213位)で[[サンフランシスコ・ジャイアンツ]]からで指名され、契約した<ref name="nikkan160220">[https://www.nikkansports.com/baseball/news/1606855.html オリックス、第6助っ人に技巧派左腕ミッシュ獲得へ] 日刊スポーツ 2016年2月20日紙面から</ref>。 |
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大学2年次の{{by|2002年}}に[[2002年のMLBドラフト|ドラフト]]5巡目(全体161位)で[[ヒューストン・アストロズ]]から指名されたが、契約をしなかった。 |
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=== 来日前 === |
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翌{{by|2003年}}に[[2003年のMLBドラフト|ドラフト]]7巡目(全体213位)で[[サンフランシスコ・ジャイアンツ]]から指名を受け、入団した<ref name="md1">{{Cite web|url=http://www.baseball-reference.com/register/player.cgi?id=misch-001pat|title=Pat Misch Register Statistics & History|work=Baseball-Reference.com|author=|date=2016-01-09|accessdate=2016-03-04}}</ref>。 |
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{{by|2006年}}にメジャーリーグに初昇格した<ref name="nikkan160220"/>。{{by|2009年}}の途中で[[ニューヨーク・メッツ]]に移籍、メッツでは{{by|2011年}}まで所属し、{{by|2012年}}は[[フィラデルフィア・フィリーズ]]傘下のAAA級[[リーハイバレー・アイアンピッグス]]、{{by|2013年}}は[[デトロイト・タイガース]]傘下のAAA級[[トレド・マッドヘンズ]]、無所属だった{{by|2014年}}を経て{{by|2015年}}は[[マイアミ・マーリンズ]]傘下のAAA級[[ニューオーリンズ・ベビーケークス|ニューオーリンズ・ゼファーズ]]に所属した。同年、[[独立リーグ]]・[[アトランティックリーグ]]の[[ランカスター・バーンストーマーズ]]を経て、8月2日に[[中華職業棒球大聯盟|台湾プロ野球(CPBL)]]の[[Lamigoモンキーズ]]に移籍<ref name="buffaloes160223"/>。10月、[[中信兄弟]]との[[台湾シリーズ]]第7戦において、同シリーズ史上初の[[ノーヒットノーラン]]を達成した<ref name="nikkan160220"/><ref>[https://www.nikkansports.com/baseball/news/1628642.html オリックス・ミッシュ1軍合流「いい投球をしたい」] 日刊スポーツ 2016年4月8日掲載</ref>。 |
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=== オリックス時代 === |
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{{by|2016年}}2月23日、[[オリックス・バファローズ]]が獲得を発表<ref name="buffaloes160223"/>。同日付で支配下選手登録され<ref>[http://npb.jp/announcement/2016/pn_registered.html 新規支配下選手登録 2016年度] NPB.jp 日本野球機構</ref>、翌24日に入団会見が行われた<ref>[http://www.buffaloes.co.jp/news/detail/5153.html 期待の新外国人左腕ミッシュ選手入団会見!!] オリックス・バファローズ オフィシャルサイト 2016年2月24日配信</ref>。なお、同年1月に[[ミルウォーキー・ブルワーズ]]とマイナー契約を結んでおり、メジャーのキャンプに招待されていたが、オリックス入団のため自由契約となった<ref name="nikkan160220"/>。 |
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{{by|2003年}}にA-級(ショートシーズン)でプロデビューし、先発投手として、7勝5敗、防御率2.18と好成績を残した。 |
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3月上旬、[[インフルエンザ]]に感染した<ref>[https://www.nikkansports.com/baseball/news/1612074.html 新外国人ミッシュも…オリックスのインフル感染拡大] 日刊スポーツ 2016年3月3日掲載</ref>。4月9日に出場選手登録され<ref>[http://www.buffaloes.co.jp/news/announce/entry/201604/ 公示(出場選手登録・抹消) 2016年4月] オリックス・バファローズ オフィシャルサイト</ref>、同日の対[[福岡ソフトバンクホークス]]戦の5回一死満塁の場面で2番手投手として来日初登板し、最初の打者・[[中村晃 (野球)|中村晃]]への初球が[[ボーク]]と判定されて1点を失い、さらにその中村には2点[[適時打]]を打たれた(ボークと適時打による3失点は先発投手の[[金子千尋]]に記録された)<ref>[https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2016/04/09/kiji/K20160409012372510.html オリ 新外国人左腕 日本デビューは0球で失点] スポニチ Sponichi Annex 2016年4月9日掲載</ref><ref>[http://www.buffaloes.co.jp/gamelive/stats/2016040901/ 2016年4月9日 福岡ソフトバンク 対 オリックス 成績詳細] オリックス・バファローズ オフィシャルサイト</ref>。7月11日の対[[北海道日本ハムファイターズ]]戦において来日初めて先発投手を務め、2回2/3を投げ2失点で敗戦投手になった<ref>[https://www.nikkansports.com/baseball/news/1677100.html オリックス福良監督「ベンチの失敗」采配ミス認める] 日刊スポーツ 2016年7月11日掲載</ref><ref>[http://www.buffaloes.co.jp/gamelive/stats/2016071101/ 2016年7月11日 オリックス 対 北海道日本ハム 成績詳細] オリックス・バファローズ オフィシャルサイト</ref>。12月2日、自由契約公示された<ref>{{Cite web|和書|url=http://npb.jp/announcement/2016/pn_released.html |title=自由契約選手|2016年度公示|publisher=NPB.jp 日本野球機構|date=2016-12-02|accessdate=2016-12-03}}</ref>。 |
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{{by|2004年}}はAA級で開幕を迎え、26先発、7勝6敗、防御率3.06、3完封を含む4完投をマーク。 |
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=== オリックス退団後 === |
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{{by|2005年}}年は、AAA級で開幕を迎えたが、3勝9敗、防御率6.35と炎上し、後半戦からAA級に降格された。降格後は、防御率3.52と持ち直したが、シーズン合計で、7勝11敗、防御率5.29で、163回1/3を投げて、198本もの安打を許した。 |
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{{by|2017年}}3月30日に独立リーグ・アトランティックリーグの[[サザンメリーランド・ブルークラブス]]と契約した<ref>{{Cite news|url=https://somdbluecrabs.wordpress.com/2017/03/30/crabs-add-misch-and-russo-to-pitching-staff-for-2017/ |title=CRABS ADD MISCH AND RUSSO TO PITCHING STAFF FOR 2017|work=somdbluecrabs.wordpress.com|author=|language=英語|date=2017-03-30|accessdate=2017-05-12}}</ref>。だが、3試合に先発登板して0勝2敗・防御率13.00と振るわず5月4日に自由契約となった。 |
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== 投球スタイル == |
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{{by|2006年}}はAA級で5勝4敗、防御率2.26と好投し、AAA級に再昇格した。[[9月21日]]、[[ミルウォーキー・ブルワーズ]]戦でメジャーデビューし、リリーフで2安打を許しながらも1回を無失点に抑えた。この年は、この1試合のみの出場だった。 |
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[[サイドスロー|サイドハンド]]気味の[[スリークォーター]]という変則左腕で、平均球速135km/hの[[速球#フォーシーム・ファストボール|フォーシーム]]、平均137km/hの[[速球#ツーシーム・ファストボール|シンカー]]の2種類の[[速球]]と、[[カーブ (球種)|カーブ]]、[[チェンジアップ]]を投げる。投球の4割近くが[[速球#ツーシーム・ファストボール|シンカー]]という、いわゆる「シンカーボーラー」で、ゴロを打たせて捕る[[グラウンドボールピッチャー]]である<ref name="md2">{{Cite web|url=http://www.thebaseballcube.com/players/profile.asp?P=Pat-Misch&Page=Analysis|title=Pat-Misch Pitch Type|work=The Baseball Cube|author=|date=2016-02-19|accessdate=2016-03-04}}</ref>。 |
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マイナーリーグの通算与四球率は2.2で、メジャー通算では2.6<ref name="md1">{{Cite web|url=http://www.baseball-reference.com/register/player.cgi?id=misch-001pat|title=Pat Misch Register Statistics & History|work=Baseball-Reference.com|author=|date=2016-01-09|accessdate=2016-03-04}}</ref>。 |
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{{by|2007年}}はAAA級で開幕を迎えるとリリーフに転向した。34試合の登板で、2勝5敗1セーブ、防御率2.30を記録した。例年、打たせて捕るピッチングで、奪三振率は5~6点台だったが、この年は9.99を記録した。7月にメジャー昇格し、18試合に登板して0勝4敗2ホールド、防御率4.24だった。 |
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{{by|2008年}}はAAA級で開幕したが、[[4月27日]]にメジャー昇格した。しかし、先発で起用されたが、炎上してマイナー降格された。降格後も炎上が続いたため、リリーフに再転向することになった。AAA級では20試合(うち先発13試合)で6勝5敗、防御率5.38という成績で、87回を投げて被本塁打を15本打たれた。9月にメジャー再昇格すると、リリーフとして起用された。この年は15試合(うち先発7試合)に登板して0勝3敗、防御率5.68を記録した。リリーフ登板した8試合のうち、6試合で敗戦処理のロングリリーフとして最終回まで投げ切り、6交代完了を記録した。AAA級と同じく被本塁打率が高く、52回を投げて11被弾した。 |
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{{by|2009年}}もAAA級で開幕し、リリーフで12試合に登板し、防御率2.00を記録。その後、メジャー昇格するが、4試合で防御率10.80という成績で、[[戦力外通告#メジャーリーグにおける戦力外通告|DFA]]となった。 |
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=== メッツ時代 === |
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{{by|2009年}}[[6月5日]]に[[ウェーバー]]で[[ニューヨーク・メッツ]]に移籍した。[[6月24日]]にはメジャー昇格し、7先発を含む22試合に登板し、3勝4敗、防御率4.12をマーク。メジャー初完投・初完封も達成した。 |
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{{by|2010年}}はAAA級で開幕を迎えると、先発に再転向した。23先発で1完封を含む11勝4敗、防御率3.23をマークし、与四球率1.43という驚異的な数字を残した。[[8月14日]]にこのシーズン、メジャー初昇格となったが4敗したため、ブルペンに移された。12試合(うち先発6試合)の登板で0勝4敗、防御率3.82、与四球率は0.96で、とうとう0点台にまで到達した。 |
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{{by|2011年}}は、[[4月16日]]にメジャー昇格。しかし、リリーフで6試合に登板したが防御率10.29と精彩を欠き、マイナー降格となった。AAA級では先発に再転向したが、同シーズンのメジャー再昇格はならなかった。オフに[[フリーエージェント (プロスポーツ)#メジャーリーグベースボール|FA]]となった。 |
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=== メッツ退団後 === |
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{{by|2011年}}[[11月29日]]に[[フィラデルフィア・フィリーズ]]とマイナー契約を結んだ。 |
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{{by|2012年}}はAAA級で21試合に先発し、7勝12敗、防御率4.98という成績で、メジャー昇格できなかった。オフに[[フリーエージェント (プロスポーツ)#メジャーリーグベースボール|FA]]となった。 |
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{{by|2013年}}[[1月10日]]に[[デトロイト・タイガース]]とマイナー契約を結んだ。AAA級で13先発して3勝7敗、防御率5.07という成績で、メジャー昇格は叶わず、オフに[[フリーエージェント (プロスポーツ)#メジャーリーグベースボール|FA]]となった。 |
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{{by|2014年}}は移籍先が見つからず、未所属のまま過ごした。オフには、[[プエルトリカン・ウインターリーグ]]に参加し、9先発で0勝1敗、防御率3.41だった。 |
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{{by|2015年}}[[1月8日]]に[[マイアミ・マーリンズ]]とマイナー契約で合意した。AAA級で16試合に登板し、5勝7敗、防御率3.25、1完封とまずまず好投したが、[[7月8日]]に解雇された。 |
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{{by|2015年}}[[7月18日]]に、アメリカ独立リーグ・[[アトランティック・リーグ]]の[[ランカスター・バーンストーマーズ]]に所属した。2試合に先発し、1勝0敗、防御率1.80と好投した。 |
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=== Lamigo時代 === |
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{{by|2015年}}[[7月23日]]に[[ランカスター・バーンストーマーズ|ランカスター]]を退団すると、[[中華職業棒球大聯盟|台湾プロ野球(CPBL)]]の[[Lamigoモンキーズ]]に移籍した。 |
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同僚には、[[陽岱鋼]]の実兄である[[陽耀勲]](この年から外野手に転向)、[[許銘傑]]、[[王溢正]]ら、日本プロ野球でプレー経験のある投手が主力として在籍し、ともに先発ローテーションを組んだ。10試合に登板し、6勝1敗、防御率2.96をマークした。 |
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[[10月25日]]、前期リーグ優勝した[[Lamigoモンキーズ]]と後期リーグ優勝した[[中信兄弟]]との[[台湾シリーズ]]の先発マウンドを任されると、元[[阪神タイガース]]の[[林威助]]を擁する[[中信兄弟]]打線を相手に無安打・無得点に抑え、[[台湾シリーズ]]史上初の[[ノーヒットノーラン]]達成となった。 |
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=== ブルワーズ傘下時代 === |
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{{by|2016年}}[[1月9日]]に[[ミルウォーキー・ブルワーズ]]とマイナー契約を結んだが、[[2月18日]]に放出された。 |
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=== オリックス時代 === |
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{{by|2016年}}[[2月23日]]、[[日本プロ野球]]の[[オリックス・バファローズ]]と契約した。 |
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== 選手としての特徴 == |
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サイドハンド気味のスリークォーターという変則左腕で、平均球速135km/hの[[速球#フォーシーム・ファストボール|フォーシーム]]、平均137km/hの[[速球#シンキング・ファストボール|シンカー]]の2種類の[[速球]]と、[[カーブ (球種)|カーブ]]、[[チェンジアップ]]を投げる。投球の4割近くが[[速球#シンキング・ファストボール|シンカー]]という、いわゆる「シンカーボーラー」で、ゴロを打たせて捕るグラウンドボーラーである<ref name="md2">{{Cite web|url=http://www.thebaseballcube.com/players/profile.asp?P=Pat-Misch&Page=Analysis|title=Pat-Misch Pitch Type|work=The Baseball Cube|author=|date=2016-02-19|accessdate=2016-03-04}}</ref>。 |
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制球力に長けていて、無駄に[[四球]]を出さない。マイナーリーグの通算与四球率は2.2で、メジャー通算でも2.6という平均以上の数字を残している。その反面、ボールが軽く、被打率、被本塁打率ともに高い<ref name="md1"></ref>。 |
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== 詳細情報 == |
== 詳細情報 == |
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|rowspan="1" style="text-align:center;"|[[Lamigoモンキーズ|Lamigo]] |
|rowspan="1" style="text-align:center;"|[[Lamigoモンキーズ|Lamigo]] |
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|10||9||0||0||0||6||1||0||0||.857||240||54.2||61||2||11||0||2||50||3||0||24||18||2.96||1.32 |
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|- |
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|style="text-align:center;"|{{by2|2016}} |
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|rowspan="1" style="text-align:center; white-space:nowrap;"|[[オリックス・バファローズ|オリックス]] |
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|3||1||0||0||0||0||1||0||0||.000||30||5.1||9||1||5||0||1||2||0||1||5||5||8.44||2.63 |
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!colspan="2"|[[メジャーリーグベースボール|MLB]]:6年 |
!colspan="2"|[[メジャーリーグベースボール|MLB]]:6年 |
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144行目: | 107行目: | ||
!colspan="2"|[[中華職業棒球大聯盟|CPBL]]:1年 |
!colspan="2"|[[中華職業棒球大聯盟|CPBL]]:1年 |
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!colspan="2"|[[日本プロ野球|NPB]]:1年 |
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|3||1||0||0||0||0||1||0||0||.000||30||5.1||9||1||5||0||1||2||0||1||5||5||8.44||2.63 |
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|} |
|} |
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* |
* 2016年度シーズン終了時 |
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=== 記録 === |
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;NPB |
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* 初登板:2016年4月9日、対[[福岡ソフトバンクホークス]]1回戦([[鹿児島県立鴨池野球場]])、5回裏に2番手で救援登板、2/3回無失点 |
|||
* 初奪三振:同上、5回裏に[[長谷川勇也]]から見逃し三振 |
|||
* 初先発:2016年7月11日、対[[北海道日本ハムファイターズ]]10回戦([[大阪ドーム|京セラドーム大阪]])、2回2/3を2失点で敗戦投手 |
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=== 背番号 === |
=== 背番号 === |
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* '''71''' |
* '''71'''(2006年 - 2007年) |
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* '''16''' |
* '''16'''(2008年 - 同年途中) |
||
* '''20''' |
* '''20'''(2008年途中 - 同年終了) |
||
* '''37''' |
* '''37'''(2009年 - 同年途中) |
||
* '''48''' |
* '''48'''(2009年途中 - 2011年) |
||
* '''5''' |
* '''5'''(2015年) |
||
* '''25''' |
* '''25'''(2016年) |
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== 脚注 == |
== 脚注 == |
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162行目: | 134行目: | ||
== 関連項目 == |
== 関連項目 == |
||
* [[メジャーリーグベースボールの選手一覧 M]] |
* [[メジャーリーグベースボールの選手一覧 M]] |
||
* [[北米・欧州出身の日本プロ野球外国人選手一覧]] |
|||
* [[オリックス・バファローズの選手一覧]] |
* [[オリックス・バファローズの選手一覧]] |
||
* [[北米・欧州出身の日本プロ野球外国人選手一覧#アメリカ合衆国]] |
|||
== 外部リンク == |
== 外部リンク == |
||
{{MLBstats|mlb=|espn=28621|br=m/mischpa01|fangraphs=5909|cube=Pat-Misch|brm=misch-001pat}} |
{{MLBstats|mlb=435619|espn=28621|br=m/mischpa01|fangraphs=5909|cube=Pat-Misch|brm=misch-001pat}} |
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|||
{{オリックス・バファローズ}} |
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{{DEFAULTSORT:みつしゆ はつと}} |
{{DEFAULTSORT:みつしゆ はつと}} |
||
[[Category:アメリカ合衆国の野球選手]] |
[[Category:アメリカ合衆国の野球選手]] |
||
[[Category:ドイツ系アメリカ人の野球選手]] |
[[Category:ドイツ系アメリカ人の野球選手]] |
||
[[Category:西ミシガン大学出身の野球選手]] |
|||
[[Category:サンフランシスコ・ジャイアンツの選手]] |
[[Category:サンフランシスコ・ジャイアンツの選手]] |
||
[[Category:ニューヨーク・メッツの選手]] |
[[Category:ニューヨーク・メッツの選手]] |
||
[[Category: |
[[Category:ランカスター・バーンストーマーズの選手]] |
||
[[Category:楽天モンキーズ及びその前身球団の選手]] |
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[[Category:オリックス・バファローズ及びその前身球団の選手]] |
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2024年6月29日 (土) 00:22時点における最新版
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![]() ニューヨーク・メッツ時代 (2010年10月3日) | |
基本情報 | |
---|---|
国籍 |
![]() |
出身地 | イリノイ州クック郡ノースブルック |
生年月日 | 1981年8月18日(42歳) |
身長 体重 |
6' 2" =約188 cm 195 lb =約88.5 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 左投右打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り | 2003年 MLBドラフト7巡目(全体213位)でサンフランシスコ・ジャイアンツから指名 |
初出場 |
MLB / 2006年9月21日[要出典] CPBL / 2015年8月15日[要出典] NPB / 2016年4月9日 |
最終出場 |
CPBL / 2015年10月12日 NPB / 2016年7月11日 |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
| |
この表について
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パトリック・セオドア・ジョゼフ・ミッシュ(Patrick Theodore Joseph Misch, 1981年8月18日 - )は、アメリカ合衆国・イリノイ州クック郡ノースブルック出身のプロ野球選手(投手)。左投右打。現在は、フリーエージェント(FA)。
経歴[編集]
プロ入り前[編集]
グレンブルック・ノース高等学校を経て西ミシガン大学に入学[1]。2002年のMLBドラフト5巡目(全体161位)でヒューストン・アストロズから指名を受けたが契約を辞退し、翌2003年のMLBドラフト7巡目(全体213位)でサンフランシスコ・ジャイアンツからで指名され、契約した[2]。
来日前[編集]
2006年にメジャーリーグに初昇格した[2]。2009年の途中でニューヨーク・メッツに移籍、メッツでは2011年まで所属し、2012年はフィラデルフィア・フィリーズ傘下のAAA級リーハイバレー・アイアンピッグス、2013年はデトロイト・タイガース傘下のAAA級トレド・マッドヘンズ、無所属だった2014年を経て2015年はマイアミ・マーリンズ傘下のAAA級ニューオーリンズ・ゼファーズに所属した。同年、独立リーグ・アトランティックリーグのランカスター・バーンストーマーズを経て、8月2日に台湾プロ野球(CPBL)のLamigoモンキーズに移籍[1]。10月、中信兄弟との台湾シリーズ第7戦において、同シリーズ史上初のノーヒットノーランを達成した[2][3]。
オリックス時代[編集]
2016年2月23日、オリックス・バファローズが獲得を発表[1]。同日付で支配下選手登録され[4]、翌24日に入団会見が行われた[5]。なお、同年1月にミルウォーキー・ブルワーズとマイナー契約を結んでおり、メジャーのキャンプに招待されていたが、オリックス入団のため自由契約となった[2]。
3月上旬、インフルエンザに感染した[6]。4月9日に出場選手登録され[7]、同日の対福岡ソフトバンクホークス戦の5回一死満塁の場面で2番手投手として来日初登板し、最初の打者・中村晃への初球がボークと判定されて1点を失い、さらにその中村には2点適時打を打たれた(ボークと適時打による3失点は先発投手の金子千尋に記録された)[8][9]。7月11日の対北海道日本ハムファイターズ戦において来日初めて先発投手を務め、2回2/3を投げ2失点で敗戦投手になった[10][11]。12月2日、自由契約公示された[12]。
オリックス退団後[編集]
2017年3月30日に独立リーグ・アトランティックリーグのサザンメリーランド・ブルークラブスと契約した[13]。だが、3試合に先発登板して0勝2敗・防御率13.00と振るわず5月4日に自由契約となった。
投球スタイル[編集]
サイドハンド気味のスリークォーターという変則左腕で、平均球速135km/hのフォーシーム、平均137km/hのシンカーの2種類の速球と、カーブ、チェンジアップを投げる。投球の4割近くがシンカーという、いわゆる「シンカーボーラー」で、ゴロを打たせて捕るグラウンドボールピッチャーである[14]。
マイナーリーグの通算与四球率は2.2で、メジャー通算では2.6[15]。
詳細情報[編集]
年度別投手成績[編集]
年 度 |
球 団 |
登 板 |
先 発 |
完 投 |
完 封 |
無 四 球 |
勝 利 |
敗 戦 |
セ 丨 ブ |
ホ 丨 ル ド |
勝 率 |
打 者 |
投 球 回 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
与 四 球 |
敬 遠 |
与 死 球 |
奪 三 振 |
暴 投 |
ボ 丨 ク |
失 点 |
自 責 点 |
防 御 率 |
W H I P |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2006 | SF | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- | 5 | 1.0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0.00 | 2.00 |
2007 | 18 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | 2 | .000 | 176 | 40.1 | 47 | 3 | 12 | 2 | 2 | 26 | 0 | 0 | 21 | 19 | 4.24 | 1.46 | |
2008 | 15 | 7 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | .000 | 230 | 52.1 | 56 | 11 | 15 | 2 | 3 | 38 | 1 | 1 | 34 | 33 | 5.68 | 1.36 | |
2009 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- | 19 | 3.1 | 6 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 4 | 10.80 | 2.70 | |
NYM | 22 | 7 | 1 | 1 | 0 | 3 | 4 | 0 | 0 | .429 | 251 | 59.0 | 62 | 9 | 19 | 2 | 2 | 23 | 1 | 0 | 27 | 27 | 4.12 | 1.37 | |
'09計 | 26 | 7 | 1 | 1 | 0 | 3 | 4 | 0 | 0 | .429 | 270 | 62.1 | 68 | 9 | 22 | 2 | 2 | 23 | 1 | 0 | 31 | 31 | 4.48 | 1.44 | |
2010 | 12 | 6 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 | .000 | 159 | 37.2 | 43 | 4 | 4 | 1 | 1 | 23 | 0 | 0 | 20 | 16 | 3.82 | 1.25 | |
2011 | 6 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1.000 | 37 | 7.0 | 11 | 1 | 4 | 0 | 1 | 5 | 0 | 0 | 8 | 8 | 10.29 | 2.14 | |
2015 | Lamigo | 10 | 9 | 0 | 0 | 0 | 6 | 1 | 0 | 0 | .857 | 240 | 54.2 | 61 | 2 | 11 | 0 | 2 | 50 | 3 | 0 | 24 | 18 | 2.96 | 1.32 |
2016 | オリックス | 3 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | .000 | 30 | 5.1 | 9 | 1 | 5 | 0 | 1 | 2 | 0 | 1 | 5 | 5 | 8.44 | 2.63 |
MLB:6年 | 78 | 24 | 1 | 1 | 0 | 4 | 15 | 0 | 2 | .211 | 877 | 200.2 | 227 | 28 | 57 | 7 | 9 | 116 | 2 | 1 | 114 | 107 | 4.80 | 1.42 | |
CPBL:1年 | 10 | 9 | 0 | 0 | 0 | 6 | 1 | 0 | 0 | .857 | 240 | 54.2 | 61 | 2 | 11 | 0 | 2 | 50 | 3 | 0 | 24 | 18 | 2.96 | 1.32 | |
NPB:1年 | 3 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | .000 | 30 | 5.1 | 9 | 1 | 5 | 0 | 1 | 2 | 0 | 1 | 5 | 5 | 8.44 | 2.63 |
- 2016年度シーズン終了時
記録[編集]
- NPB
- 初登板:2016年4月9日、対福岡ソフトバンクホークス1回戦(鹿児島県立鴨池野球場)、5回裏に2番手で救援登板、2/3回無失点
- 初奪三振:同上、5回裏に長谷川勇也から見逃し三振
- 初先発:2016年7月11日、対北海道日本ハムファイターズ10回戦(京セラドーム大阪)、2回2/3を2失点で敗戦投手
背番号[編集]
- 71(2006年 - 2007年)
- 16(2008年 - 同年途中)
- 20(2008年途中 - 同年終了)
- 37(2009年 - 同年途中)
- 48(2009年途中 - 2011年)
- 5(2015年)
- 25(2016年)
脚注[編集]
- ^ a b c 新外国人選手獲得のお知らせ オリックス・バファローズ オフィシャルサイト 2016年2月23日配信
- ^ a b c d オリックス、第6助っ人に技巧派左腕ミッシュ獲得へ 日刊スポーツ 2016年2月20日紙面から
- ^ オリックス・ミッシュ1軍合流「いい投球をしたい」 日刊スポーツ 2016年4月8日掲載
- ^ 新規支配下選手登録 2016年度 NPB.jp 日本野球機構
- ^ 期待の新外国人左腕ミッシュ選手入団会見!! オリックス・バファローズ オフィシャルサイト 2016年2月24日配信
- ^ 新外国人ミッシュも…オリックスのインフル感染拡大 日刊スポーツ 2016年3月3日掲載
- ^ 公示(出場選手登録・抹消) 2016年4月 オリックス・バファローズ オフィシャルサイト
- ^ オリ 新外国人左腕 日本デビューは0球で失点 スポニチ Sponichi Annex 2016年4月9日掲載
- ^ 2016年4月9日 福岡ソフトバンク 対 オリックス 成績詳細 オリックス・バファローズ オフィシャルサイト
- ^ オリックス福良監督「ベンチの失敗」采配ミス認める 日刊スポーツ 2016年7月11日掲載
- ^ 2016年7月11日 オリックス 対 北海道日本ハム 成績詳細 オリックス・バファローズ オフィシャルサイト
- ^ “自由契約選手|2016年度公示”. NPB.jp 日本野球機構 (2016年12月2日). 2016年12月3日閲覧。
- ^ “CRABS ADD MISCH AND RUSSO TO PITCHING STAFF FOR 2017” (英語). somdbluecrabs.wordpress.com. (2017年3月30日) 2017年5月12日閲覧。
- ^ “Pat-Misch Pitch Type”. The Baseball Cube (2016年2月19日). 2016年3月4日閲覧。
- ^ “Pat Misch Register Statistics & History”. Baseball-Reference.com (2016年1月9日). 2016年3月4日閲覧。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- 選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
- 選手の各国通算成績 CPBL
- 個人年度別成績 パット・ミッシュ - NPB.jp 日本野球機構