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「アーケードゲーム基板」の版間の差分

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'''アーケードゲーム基板'''(アーケードゲームきばん)とは、[[アーケードゲーム]]に使用する[[プリント基板]]、またはそれに各種電子部品を搭載した状態の、入出力装置を除いたアーケードゲームシステム一式のこと。ゲーム用語で単に「基板」と言った場合、多くはこのアーケードゲーム基板のことを指す。
'''アーケードゲーム基板'''(アーケードゲームきばん)とは、[[アーケードゲーム]]に使用する[[プリント基板]]、またはそれに各種電子部品を搭載した状態の、入出力装置を除いたアーケードゲームシステム一式のこと。ゲーム用語で単に「基板」と言った場合、多くはこのアーケードゲーム基板のことを指す。「基'''盤'''」とするのは誤字


== システム基板 ==
これらを指して「基'''盤'''」とするのは誤字。

==システム基板==
新しいゲームを作る度に基板を設計していてはコストがかかるので、多くの場合は主な回路を共通部分として使用し、ゲームによってプログラム[[Read Only Memory|ROM]]を差し替えるなどして効率化を図る。このとき、共通して使用するベースとなる基板を'''システム基板'''、または'''[[マザーボード]]'''と呼ぶ。[[家庭用ゲーム機]]で言えば、システム基板がゲーム機本体、ゲーム部分がカートリッジや[[CD-ROM]]にあたる。
新しいゲームを作る度に基板を設計していてはコストがかかるので、多くの場合は主な回路を共通部分として使用し、ゲームによってプログラム[[Read Only Memory|ROM]]を差し替えるなどして効率化を図る。このとき、共通して使用するベースとなる基板を'''システム基板'''、または'''[[マザーボード]]'''と呼ぶ。[[家庭用ゲーム機]]で言えば、システム基板がゲーム機本体、ゲーム部分がカートリッジや[[CD-ROM]]にあたる。


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ただし、人気作の場合は基板とセットでの発売日のほうが早く設定されるため、メリットがさほど受けられない場合も多い。また、システム基板で大ヒット作が出た場合、追加生産時のコストを抑えるため使用しない機能を省いた専用基板を作成し、原価を抑えることも行われる。
ただし、人気作の場合は基板とセットでの発売日のほうが早く設定されるため、メリットがさほど受けられない場合も多い。また、システム基板で大ヒット作が出た場合、追加生産時のコストを抑えるため使用しない機能を省いた専用基板を作成し、原価を抑えることも行われる。


もう一つの理由はゲーム交換の簡便さと低コストを売りにしたものであり、こちらは感覚的に[[家庭用ゲーム機]]に近いものであり、さほど高機能ではない場合もある。
もう一つの理由はゲーム交換の簡便さと低コストを売りにしたものである。こちらは感覚的に[[家庭用ゲーム機]]に近いものであり、さほど高機能ではない場合もある。


システム基板を使用することによって開発コストを抑えることができる、同時にシステム基板の性能以上を要求するゲームは開発できない。このため、コンピュータの性能上昇に伴って3~5年で新しいシステム基板を開発するケースが多い。また、新基板が開発された後でも、さほどスペックを要求しないゲームであれば旧基板のユーザーを対象に製作し、安価で販売することもある。また、無許可で複製するコピー業者が現れた場合に基板を変更する場合も多い
システム基板を使用することによって開発コストを抑えることができる一方で、同時にシステム基板の性能以上を要求するゲームは開発できない。このため、コンピュータの性能上昇に伴って3〜5年で新しいシステム基板を開発するケースが多い。また、無許可で複製するコピー業者が現れた場合に基板を変更する場合も多い。なお、新基板が開発された後でも、さほどスペックを要求しないゲームであれば旧基板のユーザーを対象に製作し、安価で販売することもある。


コピー対策の一つとして[[ドングル]]が採用されている。大型で設置に時間がかかるゲームの場合、筐体部分を稼働開始日より早くゲームセンターに到着するように発送し、ドングルのみを稼働開始日に到着するように発送するという手法が取られている。
コピー対策の一つとして[[ドングル]]が採用されている。大型で設置に時間がかかるゲームの場合、筐体部分を稼働開始日より早くゲームセンターに到着するように発送し、ドングルのみを稼働開始日に到着するように発送するという手法が取られている。


初期のシステム基板は、基板に搭載したROMを直接交換する方式をとっていたが、後年になりゲーム部分を'''サブボード'''として供給する方式が普及した。更に後年になるとロムカートリッジ、CD-ROM等で供給する方式も登場している。近年では[[DVD-ROM]]や[[ハードディスク]]で供給されるものも登場している。また、ハードディスクを採用してなおかつネットワークに接続しているゲームの場合は、ネットワークを介してゲームのアップデートを行う事が多い
初期のシステム基板は、基板に搭載したROMを直接交換する方式をとっていた後年になりゲーム部分を'''サブボード'''として供給する方式が普及した。更に後年になるとロムカートリッジ、CD-ROM等で供給する方式も登場している。


後述の互換基板以外の基板は単にプリントサーキットボード形式と呼ばれることもある。プリントサーキットボード形式の基板を採用したゲームは[[ケイブ]]の「[[怒首領蜂最大往生]]」が最後となっている<ref>[http://jp.ign.com/aka-to-blue-type-r/21803/interview/exa-arcadia アーケードビデオゲームの希望の光?新システム基板開発者「exA-Arcadia」独占インタビュー]IGN JAPAN 2018年2月8日</ref>。
2000年代以降は、セガ・サミー・ナムコ・タイトー・エスアイエレクトロニクス各社が販売を続けている。


== 互換基板 ==
==互換基板==
アーケードゲーム基板は、各メーカーの得意分野を生かすため、または家庭用ゲーム機との差別化のために、性能を重視した専用に近いハードを設計していた。それに対し互換基板では、家庭用ゲーム機の技術を応用し、基板の性能での差別化よりも価格面での有利さを生かすことに主眼を置いた。家庭用ゲーム機の性能が向上するにつれ、徐々に両者の性能差は小さなものとなっていった。
アーケードゲーム基板は、各メーカーの得意分野を生かすため、または家庭用ゲーム機との差別化のために、性能を重視した専用に近いハードを設計していた。それに対し互換基板では、家庭用ゲーム機の技術を応用し、基板の性能での差別化よりも価格面での有利さを生かすことに主眼を置いた。家庭用ゲーム機の性能が向上するにつれ、徐々に両者の性能差は小さなものとなっていった。


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[[1990年代]]前半以降、大手メーカー各社は独自の3DCG基板を開発するが、ハードウェアの複雑化、性能向上の困難さにより基板が大型化・高価格化し、大型筐体などでしか活用できないものになっていた。その打開策として、高性能と低価格を兼ね備えて成功していた当時の家庭用ゲーム機の3DCG技術を、業務用基板に応用する道を選んだ。双方でアーキテクチャが共通している場合が多いため、アーケードから家庭用への移植が簡単になった。ただし、これが災いしてプレイヤーのアーケード離れと、ゲームセンター運営者のビデオゲーム離れを招いた。このために見込み販売本数を従来よりも少なく見積もることとなり、基板のコストダウンの効果をさほど受けることが出来なくなった。このため、市場縮小に伴いメーカーの設定する基板価格は高騰する一方である。
[[1990年代]]前半以降、大手メーカー各社は独自の3DCG基板を開発するが、ハードウェアの複雑化、性能向上の困難さにより基板が大型化・高価格化し、大型筐体などでしか活用できないものになっていた。その打開策として、高性能と低価格を兼ね備えて成功していた当時の家庭用ゲーム機の3DCG技術を、業務用基板に応用する道を選んだ。双方でアーキテクチャが共通している場合が多いため、アーケードから家庭用への移植が簡単になった。ただし、これが災いしてプレイヤーのアーケード離れと、ゲームセンター運営者のビデオゲーム離れを招いた。このために見込み販売本数を従来よりも少なく見積もることとなり、基板のコストダウンの効果をさほど受けることが出来なくなった。このため、市場縮小に伴いメーカーの設定する基板価格は高騰する一方である。


2000年代以降は、基板を独自設計することにコスト的なメリットが完全に無くなっており、PC互換で汎用OS搭載のゲーム基板が各社から発売されるようになった。
2000年代以降は、基板を独自設計することにコスト的なメリットが完全に無くなっており、PC互換で汎用OS搭載のゲーム基板が各社から発売されるようになった。[[DVD-ROM]]や[[ハードディスク]]で供給されるものが主流となっており、ハードディスクを採用してなおかつネットワークに接続しているゲームの場合は、ネットワークを介してゲームのアップデートを行う事が多い


===主な互換アーキテクチャ===
===主な互換アーキテクチャ===
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:[[任天堂VS.システム]](任天堂)
:[[任天堂VS.システム]](任天堂)
;[[セガ・マークIII]]
;[[セガ・マークIII]]
:SYSTEM E(セガ)
:[[セガ・マークIII#セガ・システムE|SYSTEM E]](セガ)
;[[メガドライブ]]
;[[メガドライブ]]
:[[セガ・システムC|SYSTEM C]](セガ)
:[[セガ・システムC|SYSTEM C]](セガ)
:メガドライブ互換基(データイースト)、High Seas Havoc(邦題・キャプテンラング)のアーケード版に使用。基板にSEGAのカスタムチップ類が搭載されている。
:メガドライブ互換基(データイースト)、High Seas Havoc(邦題・キャプテンラング)のアーケード版に使用。基板にSEGAのカスタムチップ類が搭載されている。
;[[NEO-GEO]]
;[[NEO-GEO]]
:[[Multi Video System|MVS]]([[SNK (1978年設立の企業)|SNK]])<ref name="snk">2001年に倒産した旧社。現存の同名企業(旧社名:SNKプレイモア)とは異なる。</ref>
:[[Multi_Video_System|MVS]](SNK)
;[[PlayStation (ゲーム機)|プレイステーション]]
;[[PlayStation (ゲーム機)|プレイステーション]]
:[[SYSTEM10]] / [[SYSTEM11]] / [[SYSTEM12]](ナムコ)、[[ZN-1|ZN-1 / ZN-2]](ソニー/ソニー・コンピュータエンタテインメント)、[[GX700]](コナミ)、[[GV999]](コナミ)、TPSシステム(テクモ)、[[FXシステム|FXシステム / G-NETシステム]](タイトー)
:[[SYSTEM10]] / [[SYSTEM11]] / [[SYSTEM12]](ナムコ)、[[ZN-1|ZN-1 / ZN-2]](ソニー/ソニー・コンピュータエンタテインメント)、[[GX700]](コナミ)、[[GV999]](コナミ)、TPSシステム(テクモ)、[[FXシステム|FXシステム / G-NETシステム]](タイトー)
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;[[NINTENDO64]]
;[[NINTENDO64]]
:[[Aleck64]](セタ)
:[[Aleck64]](セタ)
:[[ミッドウェイ・ゲームズ]]のクルージンUSAやキラーインスティンクトなどで、NINTENDO64の海外向けの仮称だったULTRA64とNINTENDOのロゴがデモで表示されるが、実際には別のアーキテクチャ上で動作する<ref>クルージンUSAはV Unit基板([[:en:Texas Instruments TMS320|TMS320C31]]ベース)[http://mamedev.org/source/src/mame/drivers/midvunit.c.html]、キラーインスティンクトは[[R4600]]ベースの専用基板[http://mamedev.org/source/src/mame/drivers/kinst.c.html]を使用。</ref>。
:[[ミッドウェイ・ゲームズ]]のクルージンUSAやキラーインスティンクトなどで、NINTENDO64の海外向けの仮称だったULTRA64とNINTENDOのロゴがデモで表示されるが、実際には別のアーキテクチャ上で動作する<ref>クルージンUSAはV Unit基板[[:en:Texas Instruments TMS320|TMS320C31]]ベース[http://mamedev.org/source/src/mame/drivers/midvunit.c.html]、キラーインスティンクトは[[R4600]]ベースの専用基板[http://mamedev.org/source/src/mame/drivers/kinst.c.html]を使用。</ref>。
;[[PlayStation 2]]
;[[PlayStation 2]]
:[[SYSTEM246|SYSTEM246 / SYSTEM256 / SYSTEMスーパー256]](ソニー・コンピュータエンタテインメント/ナムコ)、年のコナミ品([[ポップンミュージック]]シリーズ、[[Dance Dance Revolution|ダンスダンスレボリューション]]などで採用 ※コナミは一部作品でPS2互換基板ではなく業務用に改造したPS2そのものを採用していた。
:[[SYSTEM246|SYSTEM246 / SYSTEM256 / SYSTEMスーパー256]](ソニー・コンピュータエンタテインメント/ナムコ)、2000のコナミ品([[ポップンミュージック]]シリーズ、[[Dance Dance Revolution|ダンスダンスレボリューション]]などで採用 ※コナミは一部作品でPS2互換基板ではなく業務用に改造したPS2そのものを採用していた。
;[[ドリームキャスト]]
;[[ドリームキャスト]]
:[[NAOMI|NAOMI / NAOMI2 / SYSTEMSP]](セガ)、[[ATOMISWAVE]](サミー)
:[[NAOMI|NAOMI / NAOMI2 / SYSTEMSP]](セガ)、[[ATOMISWAVE]](サミー)
;[[Xbox]]
;[[Xbox (ゲーム機)|Xbox]]
:[[Chihiro]](セガ)
:[[Chihiro]](セガ)
;[[ニンテンドーゲームキューブ]]
;[[ニンテンドーゲームキューブ]]
:[[トライフォース (アーケードゲーム基板)|トライフォース]](ナムコ・セガ・任天堂)
:[[トライフォース (アーケードゲーム基板)|トライフォース]](ナムコ・セガ・任天堂)
;[[パーソナルコンピュータ|PC]]
;[[PC/AT互換機]]([[パーソナルコンピュータ|パーソナルコンピューター]]
:[[WOLFシステム]]、[[Taito Type X|Taito Type X / Taito Type X+ Taito Type X2]](タイトー)、[[LINDBERGH]]、[[RING (アーケードゲーム基板)|RING]]、[[Nu (アーケードゲーム基板)|Nu]](セガ)、[[System N2]]、[[SYSTEM ES1]](ナムコ)、[[eX-BOARD]](エクサム)、[[SkoPRO]](AMI、サクセス、スコーネック)、近年のコナミ製品([[beatmaniaIIDX]]、[[クイズマジックアカデミー]]などで採用コナミの最近の製品についてはシステム基板アーキテクチャの称を定めていない)。Type X、RING、eX-BOARD、SkoPRO、コナミ基板は[[Microsoft Windows|Windows]]系OSLINDBERGH、System N2、SYSTEM ES1、AP-3は[[Linux]]を、WOLFシステムは[[MS-DOS]]をOSに採用。[[SYSTEM ES1|SYSTEM ES2PULS]]、ES3は[[Windows 7]]のOSを使用。
:[[WOLFシステム]]、[[Taito Type X|Taito Type X / Taito Type X+ Taito Type X2]](タイトー)、[[LINDBERGH]]、[[RING (アーケードゲーム基板)|RING]]、[[Nu (アーケードゲーム基板)|Nu]]、[[ALLS (アーケードゲーム基板)|ALLS]](セガ)、[[System N2]]、[[SYSTEM ES1]](ナムコ)、[[eX-BOARD]](エクサム)、[[SkoPRO]](AMI、サクセス、スコーネック)、現在のコナミ製品(PCを採用したコナミ製品にはシステム基板名定められていない)。Type X、RING、eX-BOARD、SkoPRO、コナミ基板は[[Microsoft Windows|Windows]]系OS、LINDBERGH(BLUEは除く)、System N2、SYSTEM ES1、AP-3は[[Linux]]を、WOLFシステムは[[MS-DOS]]を採用。LINDBERGH(BLUEのみ)、RINGは[[Windows XP]]を使用。[[SYSTEM ES1|SYSTEM ES2PLUS]]、ES3は[[Windows 7]]を、Nuは[[Windows 8]]のOSを、ALLSは[[Microsoft Windows 10|Windows 10]]を使用。
;[[PlayStation 3]]
;[[PlayStation 3]]
:[[SYSTEM357]](バンダイナムコゲームス)
:[[SYSTEM357]](バンダイナムコゲームス)
;[[Wii]]
;[[Wii]]
:Wii互換基板(カプコン) ※[[タツノコ VS. CAPCOM CROSS GENERATION OF HEROES|タツノコ VS. CAPCOM]]で使用<ref>{{cite news|url=http://news.dengeki.com/elem/000/000/234/234680/|title=前作でやれなかったことを 『タツノコ VS. CAPCOM UAS』開発者インタビュー|publisher=[[アスキー・メディアワークス|電撃オンライン]]|date=2010-02-10|accessdate=2010-02-10}}</ref>。
:Wii互換基板(カプコン) ※[[タツノコ VS. CAPCOM CROSS GENERATION OF HEROES|タツノコ VS. CAPCOM]]で使用<ref>{{Cite news|url=http://news.dengeki.com/elem/000/000/234/234680/|title=前作でやれなかったことを! 『タツノコ VS. CAPCOM UAS』開発者インタビュー|publisher=[[アスキー・メディアワークス|電撃オンライン]]|date=2010-02-10|accessdate=2010-02-10}}</ref>。
;[[PlayStation 4]]
:アーケード用にカスタマイズしたPlayStation 4本体を『[[ディシディア ファイナルファンタジー (アーケードゲーム)|ディシディア ファイナルファンタジー]]』([[スクウェア・エニックス]]、[[コーエーテクモゲームス]])に採用<ref name="inside-games">{{Cite web|和書|url=https://www.inside-games.jp/article/2015/04/10/86711.html |title=AC『ディシディアFF』開発はTeam NINJAで、コアシステムはPS4に…システム、ロケテ情報も |author=栗本 浩大 |website=インサイド |publisher=株式会社イード |date=2015-04-10 |accessdate=2023-07-14}}</ref><ref name="am-net">{{Cite tweet|user=amnet_official |author=am-net公式アカウント |number=1314138340401180677 |title=2020年10月8日 午後6:39(JST)のツイート |date=2020-10-08 |accessdate=2023-07-14}}</ref>。


==アーケードゲーム基板の一覧==
==アーケードゲーム基板の一覧==
;[[アイレムソフトウェアエンジニアリング|アイレム]](現・アイレムソフトウェアエンジニアリング)

;[[アイレム]](現アピエス)
*アイレムM62システム
*アイレムM62システム
*アイレムM72システム
*アイレムM72システム
*アイレムM82システム
*アイレムM82システム
*アイレムM92システム
*アイレムM92システム
;[[ユニバーサルエンターテインメント|アルゼ]](旧 ユニバーサル販売)

;[[ユニバーサルエンターテインメント|アルゼ]](旧ユニバーサル販売)
*AP-3
*AP-3
;[[アイマックス(ゲーム会社)|アイマックス]]
;[[アイマックス(ゲーム会社)|アイマックス]]
*MACSシステム
*MACSシステム

;[[IGS (台湾企業)|IGS]]
;[[IGS (台湾企業)|IGS]]
*PGMシステム
*PGMシステム
*PGM2
*PGM2
*PGM3
*PGM3

;[[アタリ (企業)|アタリ]]
;[[アタリ (企業)|アタリ]]
<div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em;">
<div style="float:left; vertical-align:top; white-space:nowrap; margin-right:1em">
*Atari System 1
*Atari System 1
*Atari System 2
*Atari System 2
88行目: 84行目:
*Cojag
*Cojag
*GT
*GT
</div><div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em;">
</div><div style="float:left; vertical-align:top; white-space:nowrap; margin-right:1em">
*Flagstaff
*Flagstaff
*Phoenix
*Phoenix
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*Vegas
*Vegas
*Denver
*Denver
</div>
</div><br style="clear: left;" />
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;[[exA-Arcadia]](エクサ・アルカディア)
*[[exA-Arcadia]]
;[[エクサム]]
*[[eX-BOARD]]
;[[タイトー]]
;[[タイトー]]

* [[SJシステム]]
* [[KMシステム]]
* [[Bシステム]]
* [[Cシステム]]

*[[Hシステム]]
*[[Hシステム]]
*[[Lシステム]]
*[[Lシステム]]
107行目: 113行目:
*[[WOLFシステム]]
*[[WOLFシステム]]
*[[Type-Zero]]
*[[Type-Zero]]
*[[Taito Type X|Taito Type X / Taito Type X+ / Taito Type X2]]
*[[Taito Type X|Taito Type X / Taito Type X+ / Taito Type X2 / Taito Type X Zero / Taito Type X3 / Taito Type X4]]
<!--*[[VEWLIX]](ビュウリックス)-->
<!--*[[VEWLIX]](ビュウリックス)-->
;[[ケイブ]]
*CV1000
;[[ソニー]]
;[[ソニー]]
*[[ZN-1|ZN-1 / ZN-2]]
*[[ZN-1|ZN-1 / ZN-2]]
;[[SNK (1978年設立の企業)|SNK]](旧社)<ref name="snk" />

;[[SNK]]
*[[Multi Video System]](MVS)
*[[Multi Video System]](MVS)
*[[ハイパーネオジオ64]]
*[[ハイパーネオジオ64]]

;[[セイブ開発]]
;[[セイブ開発]]
*SPIシステム
*SPIシステム

;[[セタ (企業)|セタ]]
;[[セタ (企業)|セタ]]
*[[SSV]](サミー・ビスコとの共同開発)
*SSV(サミー・ビスコとの共同開発)
*[[Aleck64]](Nintendo64互換)
*[[Aleck64]](Nintendo64互換)
;[[セガ]]

<div style="float:left; vertical-align:top; white-space:nowrap; margin-right:1em">
;セガ(現[[セガ・インタラクティブ]])
*[[セガ・システム1|セガ・システム1 / システム2]]
<div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em;">
*[[セガ・システム1]]
*[[セガ・マークIII#セガ・システムE|セガ・システムE]](セガマークIII互換)
*[[セガ・システム2]]
*[[セガ・システムC|セガ・システムC / システムC2]](メガドライブ互換)
*[[セガ・システムE]](セガマークIII互換)
*[[セガ・システム16]]
*[[セガ・システム16]]
*[[セガ・システム18]]
*[[セガ・システム18]]
134行目: 138行目:
*[[Y-BOARD]]
*[[Y-BOARD]]
*[[セガ・システム32]]
*[[セガ・システム32]]
</div><div style="float:left; vertical-align:top; white-space:nowrap; margin-right:1em">
*[[セガ・システムC|セガ・システムC / システムC2]](メガドライブ互換)

</div><div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em;">
*Sega Megatech(海外市場向け)
*Sega Megatech(海外市場向け)
*Sega Mega Play(海外市場向け)
*Sega Mega Play(海外市場向け)
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*[[RING (アーケードゲーム基板)|RINGWIDE / RINGEDGE / RINGEDGE2]]
*[[RING (アーケードゲーム基板)|RINGWIDE / RINGEDGE / RINGEDGE2]]
*[[Nu (アーケードゲーム基板)|Nu]]
*[[Nu (アーケードゲーム基板)|Nu]]
*[[ALLS (アーケードゲーム基板)|ALLS]]
</div><br style="clear: left;" />
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;[[サミー]]
;[[サミー]]
*SSV(セタ・ビスコとの共同開発)
*SSV(セタ・ビスコとの共同開発)
*[[ATOMISWAVE]]
*[[ATOMISWAVE]]
;[[テクモ]](現・[[コーエーテクモゲームス]])

;[[テクモ]]
*TPS
*TPS

;[[任天堂]]
;[[任天堂]]
*PlayChoice / PlayChoice 10(海外市場向け)
*PlayChoice / PlayChoice 10(海外市場向け)
*Nintendo Super System(海外市場向け)
*Nintendo Super System(海外市場向け)
*[[任天堂VS.システム|VS.システム]](ファミリーコンピュータ互換)
*[[任天堂VS.システム|VS.システム]](ファミリーコンピュータ互換)
;ナムコ(現[[バンダイナムコエンターテインメント]]→[[バンダイナムコアミューズメント]])

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;ナムコ(現[[バンダイナムコエンターテインメント]])
<div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em;">
*[[SYSTEM 86]]
*[[SYSTEM 86]]
*[[SYSTEM I]]
*[[SYSTEM I]]
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*[[ND-1]]
*[[ND-1]]
*[[SYSTEMFL]]
*[[SYSTEMFL]]
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*[[SYSTEM21|SYSTEM21 / SYSTEM21B / SYSTEM21C]]
*[[SYSTEM21|SYSTEM21 / SYSTEM21B / SYSTEM21C]]
*[[SYSTEM22|SYSTEM22 / SYSTEM SUPER22]]
*[[SYSTEM22|SYSTEM22 / SYSTEM SUPER22]]
184行目: 184行目:
*[[SYSTEM357]]
*[[SYSTEM357]]
*[[SYSTEM ES1]]
*[[SYSTEM ES1]]
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;コナミ(現[[コナミデジタルエンタテインメント]])
;[[コナミグループ|コナミ]](現[[コナミデジタルエンタテインメント]]→[[コナミアミューズメント]])
<div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em;">
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*[[バブルシステム]]
*[[バブルシステム]]
*ツイン16システム
*[[ツイン16システム]]
*GSAN1
*GSAN1
*COBRA
*COBRA
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*GQシステム
*GQシステム
*HORNET
*HORNET
*タランチュラ(M2基板)
*[[3DO M2#タランチュラ基板(FUP0882ZAM1)|タランチュラ]]([[3DO M2|M2]]基板)
*[[システム573]]
*[[システム573]]
</div><div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em;">
</div><div style="float:left; vertical-align:top; white-space:nowrap; margin-right:1em">
*[[DJ MAIN]]
*[[DJ MAIN]]
*[[Firebeat]]
*[[Firebeat]]
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*PS2 Based
*PS2 Based
*Bemani PC
*Bemani PC
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</div><br style="clear: left;" />
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;[[データイースト]]
;[[データイースト]]
*[[デコカセットシステム]]
*[[デコカセットシステム]]

;[[カネコ]]
;[[カネコ]]
*AXシステム
*AXシステム
*[[スーパーカネコノバシステム]]
*[[スーパーカネコノバシステム]]

;[[ジャレコ]]
;[[ジャレコ]]
*メガシステム(メガシステム1)
*メガシステム(メガシステム16)
*[[メガシステム32]]
*[[メガシステム32]]
;[[SNK (2001年設立の企業)|ブレッツァソフト]]

;[[ブレッツァソフト]]
*クリスタルシステム
*クリスタルシステム

;[[カプコン]]
;[[カプコン]]
*[[CPS-1]]
*[[CPシステム|CPS-1]]
*[[CPS-2]]
*[[CPシステムII|CPS-2]]
*[[CPS-3]]
*[[CPシステムIII|CPS-3]]

;[[ミッドウェイ・ゲームズ|ミッドウェイ]]
;[[ミッドウェイ・ゲームズ|ミッドウェイ]]
<div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em;">
<div style="float:left; vertical-align:top; white-space:nowrap; margin-right:1em">
* Astrocade
*Astrocade
* MCR
*MCR
* MCR II
*MCR II
* MCR III
*MCR III
* MCR-68
*MCR-68
* Y-Unit(1991-1992)
*Y-Unit(1991 - 1992)
</div><div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em;">
</div><div style="float:left; vertical-align:top; white-space:nowrap; margin-right:1em">
* T-Unit(1993)
*T-Unit(1993)
* X-Unit(1994; レボリューションXでのみ使用)
*X-Unit(1994 レボリューションXでのみ使用)
* Wolf Unit(1994-1996)
*Wolf Unit(1994 - 1996)
* V-Unit(1995-1996)
*V-Unit(1995 - 1996)
* Zeus
*Zeus
* Zeus II
*Zeus II
</div><div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em;">
</div><div style="float:left; vertical-align:top; white-space:nowrap; margin-right:1em">
* Seattle
*Seattle
* Vegas
*Vegas
</div>
</div><br style="clear: left;" />
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;[[エクサム]]
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*[[アイレムソフトウェアエンジニアリング|アイレム]]/[[データイースト]] M-10 , .. M-62 , M-107
共同開発基板
*[[アイレム]]/[[データイースト]] M-10 , .. M-62 , M-107
*[[トライフォース (アーケードゲーム基板)|トライフォース]](セガ、ナムコ、任天堂)(ニンテンドーゲームキューブ互換)
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*SSV([[セタ (企業)|セタ]]、[[サミー]]、[[ビスコ (ゲーム会社)|ビスコ]])
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*[[SkoPRO]]([[AMI]]、[[サクセス (ゲーム会社)|サクセス]]、[[スコーネック]])
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== 脚注 ==
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2024年6月29日 (土) 09:51時点における最新版

アーケードゲーム基板(アーケードゲームきばん)とは、アーケードゲームに使用するプリント基板、またはそれに各種電子部品を搭載した状態の、入出力装置を除いたアーケードゲームシステム一式のこと。ゲーム用語で単に「基板」と言った場合、多くはこのアーケードゲーム基板のことを指す。「基」とするのは誤字。

システム基板

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新しいゲームを作る度に基板を設計していてはコストがかかるので、多くの場合は主な回路を共通部分として使用し、ゲームによってプログラムROMを差し替えるなどして効率化を図る。このとき、共通して使用するベースとなる基板をシステム基板、またはマザーボードと呼ぶ。家庭用ゲーム機で言えば、システム基板がゲーム機本体、ゲーム部分がカートリッジやCD-ROMにあたる。

通常の基板が12万円から30万円程度なのに対して、ソフトのみの場合はおおよそ半額が相場であるため、基板部分が安価な場合は専用基板として販売したほうが利益率が高い。そのためシステム基板として販売される理由の1つとして、高機能な基板で導入コストは高いが、あとから高機能を生かしたソフトウェアを安価に供給するという宣伝がなされる。

ただし、人気作の場合は基板とセットでの発売日のほうが早く設定されるため、メリットがさほど受けられない場合も多い。また、システム基板で大ヒット作が出た場合、追加生産時のコストを抑えるため使用しない機能を省いた専用基板を作成し、原価を抑えることも行われる。

もう一つの理由はゲーム交換の簡便さと低コストを売りにしたものである。こちらは感覚的に家庭用ゲーム機に近いものであり、さほど高機能ではない場合もある。

システム基板を使用することによって開発コストを抑えることができる一方で、同時にシステム基板の性能以上を要求するゲームは開発できない。このため、コンピュータの性能上昇に伴って3〜5年で新しいシステム基板を開発するケースが多い。また、無許可で複製するコピー業者が現れた場合に基板を変更する場合も多い。なお、新基板が開発された後でも、さほどスペックを要求しないゲームであれば旧基板のユーザーを対象に製作し、安価で販売することもある。

コピー対策の一つとしてドングルが採用されている。大型で設置に時間がかかるゲームの場合、筐体部分を稼働開始日より早くゲームセンターに到着するように発送し、ドングルのみを稼働開始日に到着するように発送するという手法が取られている。

初期のシステム基板は、基板に搭載したROMを直接交換する方式をとっていた。後年になりゲーム部分をサブボードとして供給する方式が普及した。更に後年になるとロムカートリッジ、CD-ROM等で供給する方式も登場している。

後述の互換基板以外の基板は単にプリントサーキットボード形式と呼ばれることもある。プリントサーキットボード形式の基板を採用したゲームはケイブの「怒首領蜂最大往生」が最後となっている[1]

互換基板

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アーケードゲーム基板は、各メーカーの得意分野を生かすため、または家庭用ゲーム機との差別化のために、性能を重視した専用に近いハードを設計していた。それに対し互換基板では、家庭用ゲーム機の技術を応用し、基板の性能での差別化よりも価格面での有利さを生かすことに主眼を置いた。家庭用ゲーム機の性能が向上するにつれ、徐々に両者の性能差は小さなものとなっていった。

MVSとNEO-GEOは業務用と家庭用でハードウェアスペックが同一(初期の、メモリーカード対応タイトルではセーブデータも互換、ついで言えば初期タイトルにおいては業務用OP価格と家庭用の小売価格が同じ)という特殊な例である。

1990年代前半以降、大手メーカー各社は独自の3DCG基板を開発するが、ハードウェアの複雑化、性能向上の困難さにより基板が大型化・高価格化し、大型筐体などでしか活用できないものになっていた。その打開策として、高性能と低価格を兼ね備えて成功していた当時の家庭用ゲーム機の3DCG技術を、業務用基板に応用する道を選んだ。双方でアーキテクチャが共通している場合が多いため、アーケードから家庭用への移植が簡単になった。ただし、これが災いしてプレイヤーのアーケード離れと、ゲームセンター運営者のビデオゲーム離れを招いた。このために見込み販売本数を従来よりも少なく見積もることとなり、基板のコストダウンの効果をさほど受けることが出来なくなった。このため、市場縮小に伴いメーカーの設定する基板価格は高騰する一方である。

2000年代以降は、基板を独自設計することにコスト的なメリットが完全に無くなっており、PC互換で汎用OS搭載のゲーム基板が各社から発売されるようになった。DVD-ROMハードディスクで供給されるものが主流となっており、ハードディスクを採用してなおかつネットワークに接続しているゲームの場合は、ネットワークを介してゲームのアップデートを行う事が多い。

主な互換アーキテクチャ

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ファミリーコンピュータ
任天堂VS.システム(任天堂)
セガ・マークIII
SYSTEM E(セガ)
メガドライブ
SYSTEM C(セガ)
メガドライブ互換基板(データイースト)、High Seas Havoc(邦題・キャプテンラング)のアーケード版に使用。基板にSEGAのカスタムチップ類が搭載されている。
NEO-GEO
MVSSNK[2]
プレイステーション
SYSTEM10 / SYSTEM11 / SYSTEM12(ナムコ)、ZN-1 / ZN-2(ソニー/ソニー・コンピュータエンタテインメント)、GX700(コナミ)、GV999(コナミ)、TPSシステム(テクモ)、FXシステム / G-NETシステム(タイトー)
セガサターン
ST-V(セガ)
NINTENDO64
Aleck64(セタ)
ミッドウェイ・ゲームズのクルージンUSAやキラーインスティンクトなどで、NINTENDO64の海外向けの仮称だったULTRA64とNINTENDOのロゴがデモで表示されるが、実際には別のアーキテクチャ上で動作する[3]
PlayStation 2
SYSTEM246 / SYSTEM256 / SYSTEMスーパー256(ソニー・コンピュータエンタテインメント/ナムコ)、2000年代のコナミ作品(『ポップンミュージック』シリーズ、『ダンスダンスレボリューション』など)で採用。 ※コナミは一部作品でPS2互換基板ではなく業務用に改造したPS2そのものを採用していた。
ドリームキャスト
NAOMI / NAOMI2 / SYSTEMSP(セガ)、ATOMISWAVE(サミー)
Xbox
Chihiro(セガ)
ニンテンドーゲームキューブ
トライフォース(ナムコ・セガ・任天堂)
PC/AT互換機パーソナルコンピューター
WOLFシステムTaito Type X / Taito Type X+ Taito Type X2(タイトー)、LINDBERGHRINGNuALLS(セガ)、System N2SYSTEM ES1(ナムコ)、eX-BOARD(エクサム)、SkoPRO(AMI、サクセス、スコーネック)、現在のコナミ製品(PCを採用したコナミ製品にはシステム基板名が定められていない)。Type X、RING、eX-BOARD、SkoPRO、コナミ基板はWindows系OS、LINDBERGH(BLUEは除く)、System N2、SYSTEM ES1、AP-3はLinuxを、WOLFシステムはMS-DOSを採用。LINDBERGH(BLUEのみ)、RINGはWindows XPを使用。SYSTEM ES2PLUS、ES3はWindows 7を、NuはWindows 8のOSを、ALLSはWindows 10を使用。
PlayStation 3
SYSTEM357(バンダイナムコゲームス)
Wii
Wii互換基板(カプコン) ※『タツノコ VS. CAPCOM』で使用[4]
PlayStation 4
アーケード用にカスタマイズしたPlayStation 4本体を『ディシディア ファイナルファンタジー』(スクウェア・エニックスコーエーテクモゲームス)に採用[5][6]

アーケードゲーム基板の一覧

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アイレム(現・アイレムソフトウェアエンジニアリング)
  • アイレムM62システム
  • アイレムM72システム
  • アイレムM82システム
  • アイレムM92システム
アルゼ(旧 ユニバーサル販売)
  • AP-3
アイマックス
  • MACSシステム
IGS
  • PGMシステム
  • PGM2
  • PGM3
アタリ
  • Atari System 1
  • Atari System 2
  • G1
  • G42
  • GX2
  • Cojag
  • GT
  • Flagstaff
  • Phoenix
  • Seattle
  • Media GX
  • Vegas
  • Denver
exA-Arcadia(エクサ・アルカディア)
エクサム
タイトー
ケイブ
  • CV1000
ソニー
SNK(旧社)[2]
セイブ開発
  • SPIシステム
セタ
  • SSV(サミー・ビスコとの共同開発)
  • Aleck64(Nintendo64互換)
セガ
サミー
  • SSV(セタ・ビスコとの共同開発)
  • ATOMISWAVE
テクモ(現・コーエーテクモゲームス
  • TPS
任天堂
  • PlayChoice / PlayChoice 10(海外市場向け)
  • Nintendo Super System(海外市場向け)
  • VS.システム(ファミリーコンピュータ互換)
ナムコ(現・バンダイナムコエンターテインメントバンダイナムコアミューズメント
コナミ(現・コナミデジタルエンタテインメントコナミアミューズメント
データイースト
カネコ
ジャレコ
ブレッツァソフト
  • クリスタルシステム
カプコン
ミッドウェイ
  • Astrocade
  • MCR
  • MCR II
  • MCR III
  • MCR-68
  • Y-Unit(1991 - 1992)
  • T-Unit(1993)
  • X-Unit(1994 レボリューションXでのみ使用)
  • Wolf Unit(1994 - 1996)
  • V-Unit(1995 - 1996)
  • Zeus
  • Zeus II
  • Seattle
  • Vegas
ビデオシステム
エスアイエレクトロニクス
共同開発基板

脚注

[編集]
  1. ^ アーケードビデオゲームの希望の光?新システム基板開発者「exA-Arcadia」独占インタビューIGN JAPAN 2018年2月8日
  2. ^ a b 2001年に倒産した旧社。現存の同名企業(旧社名:SNKプレイモア)とは異なる。
  3. ^ クルージンUSAはV Unit基板(TMS320C31ベース)[1]、キラーインスティンクトはR4600ベースの専用基板[2]を使用。
  4. ^ “前作でやれなかったことを! 『タツノコ VS. CAPCOM UAS』開発者インタビュー”. 電撃オンライン. (2010年2月10日). http://news.dengeki.com/elem/000/000/234/234680/ 2010年2月10日閲覧。 
  5. ^ 栗本 浩大 (2015年4月10日). “AC『ディシディアFF』開発はTeam NINJAで、コアシステムはPS4に…システム、ロケテ情報も”. インサイド. 株式会社イード. 2023年7月14日閲覧。
  6. ^ am-net公式アカウント [@amnet_official] (2020年10月8日). "2020年10月8日 午後6:39(JST)のツイート". X(旧Twitter)より2023年7月14日閲覧

外部リンク

[編集]

ウィキメディア・コモンズには、アーケードゲーム基板に関するカテゴリがあります。