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「神戸須磨シーワールド」の版間の差分

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'''神戸須磨シーワールド'''(こうべすまシーワールド)は、[[兵庫県]][[神戸市]][[須磨区]]の[[須磨海浜公園]]内に建設中の[[水族館]]。[[2023年]]([[令和]]5年)[[5月31日]]で営業を終了した[[神戸市立須磨海浜水族園]]を替える形で、[[2024年]](令和6年)[[6月1日]]にオープン。
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== 概要 ==
== 概要 ==
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== 施設 ==
== 施設 ==
=== オルカスタディアム ===
=== オルカスタディアム ===
西日本唯一の[[シャチ]]の展示を行っており、シャチのパフォーマンスショーを鑑賞できるだけではなく、水槽の窓越しにシャチを観ながらお食事ができるレストランの「ブルーオーシャン オルカスタディアム」や世界初のシャチに関する教育ゾーン「オルカラボ」と「オルカホール」が併設される。
[[シャチ]]の展示を行っており、シャチのパフォーマンスショーを鑑賞できるだけではなく、水槽の窓越しにシャチを観ながらお食事ができるレストランの「ブルーオーシャン オルカスタディアム」や世界初のシャチに関する教育ゾーン「オルカラボ」と「オルカホール」が併設される。


=== ドルフィンスタディアム ===
=== ドルフィンスタディアム ===
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== 神戸須磨シーワールドホテル ==
== 神戸須磨シーワールドホテル ==
日本初となるイルカとふれ合える「ドルフィンラグーン」を常設したホテルであり、また、大型の水槽付プレミアムルームや、瀬戸内海の絶景を望むビューバスを備えた特別ルームを備えている<ref>[https://www.kobesuma-seaworld.jp/hotel/ 神戸須磨シーワールドホテル]</ref>。また、宿泊者はシーワールドの無料チケットがもらえる。
日本初となるイルカとふれ合える「ドルフィンラグーン」を常設したホテルであり、また、大型の水槽付プレミアムルームや、瀬戸内海の絶景を望むビューバスを備えた特別ルームを備えている<ref>[https://www.kobesuma-seaworld.jp/hotel/ 神戸須磨シーワールドホテル]</ref>。また、宿泊者はシーワールドの無料チケットがもらえる。

== 公式キャラクター ==
シャチをモチーフにしたキャラクターで、名称は「オルシー」<ref>{{Cite web|url=https://www.kobesuma-seaworld.jp/character/|title=公式キャラクター オルシー|date=2024-06-08|accessdate=2024-05-30}}</ref><!-- 2024-06-08 -->。
王様になったばかりの元気なシャチという設定。
サタケシュンスケによるデザイン<ref>{{Cite web|url=https://shunsukesatake.com/work/3503/|title=神戸須磨シーワールド水族館公式キャラクター - サタケシュンスケ / イラストレーター・キャラクターデザイナー|date=2024-06-07|accessdate=2024-06-07}}</ref><!-- 2024-06-07 -->。


==アクセス==
==アクセス==
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*[[山陽電気鉄道本線|山陽電鉄本線]] [[月見山駅]] 徒歩10分
*[[山陽電気鉄道本線|山陽電鉄本線]] [[月見山駅]] 徒歩10分
;バス
;バス
*[[神戸市営バス]] 須磨水族園停留所下車
*[[神戸市営バス]] 神戸須磨シーワールド停留所下車
*JR[[須磨駅]]または[[山陽須磨駅]]から81系統で約3分
*JR[[須磨駅]]または[[山陽須磨駅]]から81系統で約3分


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[[Category:2024年開設の博物館]]
[[Category:2024年開設の博物館]]
[[Category:須磨区の建築物]]
[[Category:須磨区の建築物]]
[[Category:サンケイビル]]

2024年7月2日 (火) 01:17時点における版

神戸須磨シーワールド
施設情報
前身 神戸市立須磨海浜水族園
専門分野 総合
事業主体 兵庫県神戸市
管理運営 グランビスタ ホテル&リゾート
開館 2024年6月1日
所在地 654-0049
兵庫県神戸市須磨区若宮町1-3-5
位置 北緯34度38分39秒 東経135度07分43秒 / 北緯34.64417度 東経135.12861度 / 34.64417; 135.12861座標: 北緯34度38分39秒 東経135度07分43秒 / 北緯34.64417度 東経135.12861度 / 34.64417; 135.12861
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神戸須磨シーワールド(こうべすまシーワールド)は、兵庫県神戸市須磨区須磨海浜公園内にある水族館2023年令和5年)5月31日で営業を終了した神戸市立須磨海浜水族園を民営化して、2024年(令和6年)6月1日にオープン。

概要

「すべてのいのちは、こんなに大きい。」をコンセプトに掲げ、3つのエリアとオフィシャルホテルで構成されている水族館[1]。 その1つである、「オルカスタディアム」では西日本唯一のシャチの展示を行っており、水槽の窓越しにシャチを観ながらお食事ができるレストランや世界初のシャチに関する教育ゾーン「オルカラボ」と「オルカホール」が併設される。また、将来的にベルーガの飼育施設を建設する予定である[2]

コンセプト

コンセプトである「すべてのいのちは、こんなに大きい。」とは、生物にふれ生命のぬくもりを感じ生命の大切さを心と体で感じられる水族館を目指し、また、水族館の社会に対して担うべき4つの役割である「リクリエーション」・「教育」・「保全」・「調査・研究」を軸に、学び「Education(エデュケーション)」遊び「Entertainment(エンターテインメント)」を融合した「つながるエデュテインメント水族館」として、大人も子どもも楽しみながら学べる機会を提供していく神戸須磨シーワールドの姿勢である。

沿革

神戸市は神戸市立須磨海浜水族園を民営化すると決定。再整備事業の優先交渉権者として、サンケイビル(代表企業、フジサンケイグループ)、グランビスタホテル&リゾートフジサンケイグループ、「鴨川シーワールド」(千葉県鴨川市)の運営会社)、阪神電気鉄道など7社で構成する企業グループに内定したと2019年9月12日に発表した。

平成21年度までは財団法人神戸国際観光コンベンション協会が管理運営を行っていたが、指定管理者制度の導入により管理者の公募が行われ、平成22年度から4年間の指定管理者としてウエスコ名鉄インプレス・アクアート特定業務共同事業体が選定された。園長を公募し、亀崎直樹が選ばれた。平成25年に前述3社と神戸国際観光コンベンション協会が共同で新たな共同事業体を設立し、運営を行ってきたが、令和2年度より、再整備事業の優先交渉権者であるグランビスタ ホテル&リゾートが指定管理者として運営を行っている。

2022年1月から着工され、一方須磨海浜水族園は2023年5月末の本館の営業終了後に解体が始まった[3][4][5]

2024年3月12日、指定管理者のグランビスタ ホテル&リゾートは、2024年6月1日に「神戸須磨シーワールド」ならびにオフィシャルホテル「神戸須磨シーワールドホテル」を開業することを発表[6]

施設

オルカスタディアム

シャチの展示を行っており、シャチのパフォーマンスショーを鑑賞できるだけではなく、水槽の窓越しにシャチを観ながらお食事ができるレストランの「ブルーオーシャン オルカスタディアム」や世界初のシャチに関する教育ゾーン「オルカラボ」と「オルカホール」が併設される。

ドルフィンスタディアム

ドルフィンスタディアムでは、イルカのスピーディな運動能力を紹介したり、併設されている「ドルフィンビーチ」では直接イルカとふれあえるプログラムの提供を行っている。 また、「ドルフィンホール」では、横幅10m以上の水槽の前でイルカを観察し、イルカと海を漂うような没入感を感じることができる非日常空間を創出している[7][8]

アクアライブ

4階建ての構造になっているアクアライブは六甲水系・瀬戸内海の原風景を巨大なアマモ場の展示などで再現する「ローカルライフ」、太平洋・サンゴ礁を旅する「コーラルライフ」からなる魚類展示エリアに加え、カリフォルニアアシカゴマフアザラシマゼランペンギンウミガメといった生きものたちの多様で豊かな行動を観ることができるゾーンの「ロッキーライフ」や、クラゲの幻想的な光景を鑑賞できる「クラゲライフ」で構成されている[9]。また、一般市民に開放された無料開放エリアである「須磨コレクション」ではロングノーズガーピラルクーロシアチョウザメ、パイユ、オーストラリアハイギョなどの淡水魚を観察できる[10]

神戸須磨シーワールドホテル

日本初となるイルカとふれ合える「ドルフィンラグーン」を常設したホテルであり、また、大型の水槽付プレミアムルームや、瀬戸内海の絶景を望むビューバスを備えた特別ルームを備えている[11]。また、宿泊者はシーワールドの無料チケットがもらえる。

公式キャラクター

シャチをモチーフにしたキャラクターで、名称は「オルシー」[12]。 王様になったばかりの元気なシャチという設定。 サタケシュンスケによるデザイン[13]

アクセス

鉄道
バス

問題点

  • 民営化後の利用料金が大幅に高額となることが明らかになり、市民らからは反発が出ているほか、神戸市議会からも懸念の声が出ている[14]

脚注

  1. ^ 神戸須磨シーワールドについて - 神戸須磨シーワールド
  2. ^ 須磨海浜水族園・海浜公園再整備事業認定公募設置等計画(概要) (PDF) - 神戸市
  3. ^ 神戸市、須磨水族園を民営化 24年春に改装開業予定”. 日本経済新聞 (2019年9月12日). 2019年9月24日閲覧。
  4. ^ サンケイビルJVに/須磨海浜水族園の事業者/神戸市パークPFI”. 日刊建設通信新聞(2019年9月17日作成). 2019年11月19日閲覧。
  5. ^ 第81期 報告書”. 株式会社フジ・メディア・ホールディングス. p. 11 (2022年6月28日). 2022年8月13日閲覧。
  6. ^ 神戸須磨シーワールド・神戸須磨シーワールドホテル 2024年6月1日(土)開業決定 - グランビスタ ホテル&リゾート(2024年3月12日)2024年3月13日閲覧。
  7. ^ 須磨海浜水族園・海浜公園再整備【水族館】についてのFAQ(よくあるお問い合わせ) - 神戸市(2023年10月19日最終更新)2024年3月13日閲覧。
  8. ^ 館内のご案内 DOLPHIN STADIUM - 神戸須磨シーワールド
  9. ^ 館内のご案内 AQUA LIVE - 神戸須磨シーワールド
  10. ^ 館内のご案内 SUMA COLLECTION - 神戸須磨シーワールド
  11. ^ 神戸須磨シーワールドホテル
  12. ^ 公式キャラクター オルシー” (2024年6月8日). 2024年5月30日閲覧。
  13. ^ 神戸須磨シーワールド水族館公式キャラクター - サタケシュンスケ / イラストレーター・キャラクターデザイナー” (2024年6月7日). 2024年6月7日閲覧。
  14. ^ “我が街の水族園、入場料2倍以上になったら…議会も懸念”. 朝日新聞. (2019年12月6日). https://www.asahi.com/articles/ASMD44G2RMD4PTIL00W.html?iref=pc_ss_date 2024年3月13日閲覧。 

周辺情報

関連項目

外部リンク