「くにびき号 (高速バス)」の版間の差分
表示
削除された内容 追加された内容
編集の要約なし |
Engine gory (会話 | 投稿記録) 編集の要約なし |
||
(65人の利用者による、間の167版が非表示) | |||
1行目: | 1行目: | ||
{{出典の明記|date=2019-01-06}} |
|||
'''くにびき号'''( - ごう)は[[大阪市]]と[[松江市]]・[[出雲市]]を結ぶ高速バスである。愛称は、[[出雲国風土記]]にある国引き神話から。 |
|||
[[ファイル:阪急バス 高速車 くにびき号 松江・出雲行き 1165号車.jpg|サムネイル|250x250ピクセル|くにびき号(阪急バス)]] |
|||
[[ファイル:一畑バス(8375).jpg|サムネイル|250x250ピクセル|くにびき号(一畑バス)]] |
|||
[[ファイル:ChuJR641-2951.jpg|サムネイル|250x250ピクセル|くにびき号(中国ジェイアールバス)]] |
|||
'''くにびき号'''(くにびきごう)は、[[大阪市]]と[[松江市]]・[[出雲市]]を結ぶ[[高速バス]]路線である。<!--愛称は、『[[出雲国風土記]]』にある[[国引き神話]]から。--> |
|||
[[阪急観光バス]]と[[一畑バス]]の共同運行路線である。2023年1月31日までは[[中国ジェイアールバス]]も運行していた。[[西日本ジェイアールバス|西日本JRバス]]担当便を有しないことから、大阪発着のJRバス運行便では[[大阪駅周辺バスのりば#大阪駅JR高速バスターミナル(西日本JRバス)|大阪駅JR高速バスターミナル]]ではなく、唯一[[阪急三番街高速バスターミナル]]で乗降扱いを行う路線であった。 |
|||
全便座席指定制のため、乗車には予約が必要。 |
全便座席指定制のため、乗車には予約が必要。 |
||
== 歴史 == |
|||
* [[1989年]]([[平成]]元年)[[4月20日]]:[[阪急バス]]・[[一畑電気鉄道]](当時)・[[中国ジェイアールバス|中国JRバス]]の3社により'''くにびき号'''(新大阪 - 出雲間)運行開始<ref>{{Cite news |title=2高速バス免許 新大阪-出雲市 熊本-長崎 来月20日から運行 運輸省 |newspaper=[[交通新聞]] |publisher=交通新聞社 |date=1989-03-23 |page=1 }}</ref>。 |
|||
* 1992年(平成4年)7月17日:大阪(梅田)乗り入れ開始。 |
|||
* [[1998年]](平成10年)[[3月9日]]:米子線廃止。 |
|||
* [[2000年]](平成12年)[[4月1日]]:分社化により、'''くにびき号'''の一畑電気鉄道担当便が[[一畑バス]]に移管された。 |
|||
* [[2008年]](平成20年)[[6月16日]]:飲料サービス(水・湯・茶)を廃止。ただしその後も阪急バス車のみ給湯装置付きの車両が使用されていた。 |
|||
* [[2010年]](平成22年)[[9月1日]]:[[斐川インターチェンジ|斐川インター]]バス停新設。[[西宮名塩サービスエリア|西宮名塩]]バス停廃止。 |
|||
* [[2017年]](平成29年)[[9月16日]]:ダイヤ改正により従来8往復を13往復に増便し、大阪梅田発の夜行便を出雲大社まで延長<ref name="kotsu20170818">{{Cite news |title=大阪-松江・出雲線増便・運賃変更 中国JRバスなど |newspaper=[[交通新聞]] |publisher=交通新聞社 |date=2017-08-18 |page=3 }}</ref>。あわせて運賃改定を行い、往復割引及び回数券を廃止するとともに、曜日別運賃と「早売5」を設定する。 |
|||
* [[2020年]]([[令和]]2年) |
|||
**[[4月8日]] - [[2019新型コロナウイルス|新型コロナウイルス]]感染拡大の影響により、この日より全便運休<ref>{{Cite web|和書|format=PDF|url=https://www.hankyubus.co.jp/news/images/20200407i.pdf|title=大阪~松江・出雲線の運休について|publisher=阪急高速バス|date=2020-04-07|accessdate=2020-11-03}}</ref>。 |
|||
**[[6月12日]] - 昼行5往復(一畑2往復・阪急2往復・中国JRバス1往復)で運行再開<ref>{{Cite web|和書|format=PDF|url=https://www.hankyubus.co.jp/highway/images/20200612i.pdf|title=大阪~松江・出雲線 一部便運行再開について|publisher=阪急高速バス|date=2020-06-12|accessdate=2020-11-03}}</ref>。 |
|||
**[[12月1日]] - 運行・運休便を一部変更<ref>{{Cite web|和書|format=PDF|url=https://www.hankyubus.co.jp/highway/images/20201201i.pdf|title=大阪~松江・出雲線 運航便の変更について|publisher=阪急高速バス|date=2020-12-01|accessdate=2020-11-03}}</ref>。 |
|||
**[[12月24日]] - 年末年始期間にかけて運行再開便を追加、昼行8往復(一畑3往復・阪急3往復・中国JRバス2往復)で運行(翌年1月10日まで)。ただし大阪発2本・出雲発1本は25日から運行再開。<ref>{{Cite web|和書|format=PDF|url=https://www.hankyubus.co.jp/highway/images/20201224i.pdf|title=大阪~松江・出雲線 運航便の変更について|publisher=阪急高速バス|date=2020-12-24|accessdate=2020-11-03}}</ref>。 |
|||
* [[2021年]](令和3年)[[4月28日]] - この日の出雲市発便から夜行便の運行を再開(大阪発便は翌29日から再開)。<ref>{{Cite web|和書|format=PDF|url=http://www.chugoku-jrbus.co.jp/pdf/20210428kunibiki_schedule.pdf|title=2021年4月28日~の時刻表|publisher=中国JRバス|date=2021-04-28|accessdate=2022-02-07}}</ref>。 |
|||
* [[2022年]](令和4年) |
|||
**[[7月1日]] - 阪急バスの高速バス事業が[[阪急観光バス]](法人としては前日までの[[大阪空港交通]])に移譲されたのに伴い、阪急バス運行便は阪急観光バスの運行となる<ref name="hankyubus220302">{{Cite web|和書| url=https://www.hankyubus.co.jp/news/images/20220301o.pdf | title=大阪空港交通と阪急観光バスの合併および阪急バスの高速路線の移管に関するお知らせ | format=PDF | publisher=阪急バス | date=2022-03-02 | accessdate=2022-04-03}}</ref>。 |
|||
**[[12月1日]] - 一部運行/運休便を変更、昼行7往復・夜行1往復(一畑3往復・阪急3往復・中国JRバス2往復)で運行。<ref name="hankyubus221028">{{Cite web|和書| url=https://www.hankyubus.co.jp/highway/news/pdf/20221028.pdf | title= |
|||
【12月1日(木)~】大阪~松江・出雲線 運行便の変更について | format=PDF | publisher=阪急バス | date=2022-10-28 | accessdate=2022-12-20}}</ref>。 |
|||
* 2023年(令和5年) |
|||
**[[2月1日]] - 中国ジェイアールバス担当便(3往復)が[[出雲エクスプレス京都号]]と統合し「出雲エクスプレス大阪京都号/出雲ドリーム大阪京都号」となり、くにびき号の運行から撤退。これによりくにびき号の夜行便は廃止となる。この日以降一部運行/運休便を変更、昼行8往復(一畑4往復・阪急4往復)で運行<ref name="chugoku-jrbus230201">{{Cite web|和書| url=http://www.chugoku-jrbus.co.jp/news/20230201izumoexposakakyoto_revision.pdf | title= |
|||
高速バス「出雲・松江~大阪線」及び「出雲・松江~京都線」の運行について | format=PDF | publisher=中国ジェイアールバス | date=2022-12-27 | accessdate=2023-02-04}}</ref>。販売料金に『早売り10』を追加。 |
|||
**[[7月14日]] - 一部運行/運休便を変更、昼行7往復(一畑4往復・阪急3往復)で運行<ref name="hankyubus230620">{{Cite web|和書| url=https://www.hankyubus.co.jp/highway/news/pdf/20230620_02.pdf | title= |
|||
【2023年7月14日(金)より】大阪~松江・出雲線 一部便の運休について | format=PDF | publisher=阪急バス | date=2023-06-20 | accessdate=2023-09-24}}</ref>。 |
|||
**[[9月1日]] - 一部運行/運休便を変更、昼行6往復(一畑3往復・阪急3往復)で運行<ref name="hankyubus230731">{{Cite web|和書| url=https://www.hankyubus.co.jp/highway/news/pdf/20230731_02.pdf | title= |
|||
【2023年9月1日(金)より】大阪~松江・出雲線 一部便の運休について | format=PDF | publisher=阪急バス | date=2023-07-31 | accessdate=2023-09-24}}</ref>。 |
|||
* [[2024年]](令和6年) |
|||
**[[3月1日]] - 一部運行/運休便を変更、昼行6往復(一畑4往復・阪急2往復)で運行<ref name="hankyu-kankobus240301">{{Cite web|和書| url=https://www.hankyu-kankobus.co.jp/highway/timetable/pdf/20240301i.pdf | title= |
|||
【2023年9月1日(金)より】大阪~松江・出雲線 一部便の運休について | format=PDF | publisher=阪急観光バス | date=2024-03-01 | accessdate=2024-07-04}}</ref>。 |
|||
== |
== 運行概況 == |
||
=== 運行会社 === |
|||
*[[1989年]][[4月20日]]:[[阪急バス]]・[[一畑電気鉄道]](当時)・[[中国ジェイアールバス]]の3社により運行開始。当初の計画では米子駅(当時、一畑電気鉄道は米子にも営業所を持っていた。)にも停車する計画であったが、[[日本交通 (鳥取)]]の反対で実現しなかった。 |
|||
; 昼行5往復を担当 |
|||
*なお、一時期、阪急バスは単独で姉妹路線の'''[[くにびき米子号]]'''(大阪~米子間)を運行していたことがある。米子側の予約・発券業務は一畑電気鉄道(当時)が担当していた。 |
|||
* [[阪急観光バス]] |
|||
*[[2000年]][[4月1日]]:分社化により、[[一畑電気鉄道]]担当便が[[一畑バス]]に移管された。 |
|||
** 担当営業所:[[阪急バス大阪営業所|大阪営業所]] |
|||
; 昼行5往復を担当 |
|||
==運行会社== |
|||
*[[ |
* [[一畑バス]] |
||
** |
** 担当営業所:出雲支社 |
||
*[[一畑バス]] |
|||
**出雲支社が昼行3往復を担当。 |
|||
*[[中国ジェイアールバス]] |
|||
**島根支店が昼行1往復・夜行1往復を担当。 |
|||
* 大阪での予約・発券業務は[[阪急観光バス]]営業所でも可能。 |
|||
==停車停留所== |
|||
*[[梅田駅|阪急梅田]]([[阪急三番街]]) |
|||
*[[新大阪駅|新大阪]](阪急バスセンター) |
|||
*[[千里ニュータウン]]([[桃山台駅]]) |
|||
*[[宝塚インターチェンジ|宝塚IC]](中国道) |
|||
*[[西宮名塩サービスエリア|西宮名塩]](中国道) |
|||
*[[西宮北インターチェンジ|西宮北IC]](中国道) |
|||
=== 過去の運行会社 === |
|||
*[[松江駅]] |
|||
; 昼行2往復、夜行1往復を担当 |
|||
*[[宍道湖サービスエリア|玉造]](山陰道) |
|||
* [[中国ジェイアールバス]] |
|||
*[[宍道バスストップ|宍道]](山陰道) |
|||
** 担当営業所:島根支店 |
|||
*[[出雲市駅]] |
|||
== 停車停留所 == |
|||
[[阪急三番街高速バスターミナル]] - [[新大阪駅#阪急高速バス新大阪ターミナル(北口)|阪急高速バス新大阪ターミナル]] - [[桃山台駅|千里ニュータウン高速バス停留所]] - [[宝塚インターチェンジ#バス停留所|宝塚インターチェンジ]] - [[西宮北インターチェンジ#バス停留所|西宮北インターチェンジ]] - [[松江駅]] - [[宍道湖サービスエリア#宍道湖バスストップ|玉造]] - [[宍道バスストップ|宍道]] - [[斐川インターチェンジ|斐川インター]] - [[出雲市駅]] |
|||
* 大阪府~兵庫県、島根県内のみの乗降は不可。 |
|||
* [[安富パーキングエリア|安富PA]]([[加西サービスエリア|加西SA]]・[[三木サービスエリア|三木SA]]の場合もある)・[[大山パーキングエリア|大山PA]]([[蒜山高原サービスエリア|蒜山高原SA]]の場合もある)で休憩する。 |
|||
==運行経路== |
=== 運行経路 === |
||
*大阪市内 - [[国道423号]] - [[大阪府道2号大阪中央環状線]] - [[中国池田インターチェンジ|中国池田IC]] - [[中国自動車道]] - [[米子自動車道]] - [[山陰自動車道]] - [[松江中央インターチェンジ|松江中央IC]] - 松江市内 - [[松江西インターチェンジ|松江西IC]] - 山陰自動車道 - [[ |
* 大阪市北区内(梅田) - 大阪市淀川区内(新大阪) - [[国道423号]] - [[大阪府道2号大阪中央環状線]] - [[中国池田インターチェンジ|中国池田IC]] - [[中国自動車道]] - [[米子自動車道]] - [[山陰自動車道]] - [[松江中央インターチェンジ|松江中央IC]] - 松江市内 - [[松江西インターチェンジ|松江西IC]] - 山陰自動車道 - [[斐川インターチェンジ|斐川IC]] - [[国道9号]] - [[国道184号]] - 出雲市内 |
||
=== 運行回数 === |
|||
* 1日10往復。ただし2024年7月1日時点では6往復の減便ダイヤで運行されている。2022年12月1日~2023年1月31日までは昼行便7往復、夜行便1往復となっていた。 |
|||
== |
== 運行車両 == |
||
[[阪急バス]]は[[日野・セレガ|日野セレガHD]]、[[一畑バス]]は[[いすゞ・ガーラ|新いすゞガーラHD]]・三菱[[三菱ふそう・エアロエース|エアロクィーン]]が使用される。 |
|||
阪急梅田~出雲市駅 |
|||
*昼行5時間30分 夜行8時間45分 |
|||
*片道5,650円 往復10,150円 4枚回数券20,000円 |
|||
阪急梅田~松江駅 |
|||
*昼行4時間40分 夜行7時間55分 |
|||
*片道5,100円 往復9,150円 4枚回数券18,000円 |
|||
== |
== 関連項目 == |
||
* [[ポートレイク号]] |
|||
*昼行7往復 |
|||
* [[出雲エクスプレス大阪京都号]] |
|||
*夜行1往復 |
|||
* [[WILLER EXPRESS]] - 2022年7月28日から当路線と競合する大阪 - 米子・松江・出雲線を開設(運行は[[帝産観光バス]]が担当)<ref>{{Cite web|和書|url=https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000127.000027749.html|title=WILLER EXPRESSが新路線&路線延伸で利便性拡大! 〜出雲大社や和倉温泉などへのアクセスが便利になります〜| author=WILLER株式会社|publisher=PR TIMES|date=2022-06-27|accessdate=2022-07-05}}</ref>。 |
|||
== 車内設備 == |
== 車内設備 == |
||
*3列シート( |
* 3列シート(ただし一畑バス車の最後列のみ4列の場合あり) |
||
*フットレスト |
* フットレスト |
||
*レッグレスト |
* レッグレスト |
||
* トイレ |
|||
*ビデオ ・マルチステレオ |
|||
* コンセント(一畑バス担当便には装備されない場合あり) |
|||
*トイレ |
|||
* USB電源端子(阪急・一畑バス担当便(一部)のみ) |
|||
*おしぼり |
|||
* シートヒーター(阪急バス担当便のみ) |
|||
*毛布 |
|||
*電話(阪急・JRの一部のみ) |
|||
== 脚注 == |
|||
*スリッパ(阪急・JRの一部のみ) |
|||
{{脚注ヘルプ}} |
|||
{{Reflist}} |
|||
== 外部リンク == |
|||
==運行車両== |
|||
* 「くにびき号」詳細案内ページ |
|||
*[[一畑バス]] |
|||
** [https://www.hankyu-kankobus.co.jp/highway/timetable/highway16/ 大阪⇔松江・出雲(阪急高速バス;路線概要)] |
|||
**[[いすゞ自動車|いすゞ]] [[いすゞ・ガーラ|ガーラSHD]] |
|||
** [http://www.ichibata.co.jp/bus/highway/osaka.html 大阪⇔松江・出雲線(一畑バス)] |
|||
***島根22き19-44 |
|||
***島根200か・・12 |
|||
***島根200か・・17 |
|||
***島根200か・・18 |
|||
***島根200か・・92(3・4列混合シート) |
|||
**[[三菱ふそうトラック・バス|三菱ふそう]] [[エアロバス]] |
|||
***島根200か・191 |
|||
***島根200か・232 |
|||
**[[三菱ふそうトラック・バス|三菱ふそう]] [[エアロバス|エアロクイーンI]] |
|||
***島根22き19-46 |
|||
*[[中国ジェイアールバス]] |
|||
**[[三菱ふそうトラック・バス|三菱ふそう]] [[エアロバス|エアロクイーンI]] |
|||
***島根22き19-14 |
|||
***島根22き19-15 |
|||
***島根200か・269 |
|||
****元・広島22く42-65→島根200か・・11→山口230あ42-65→岡山200か・450 |
|||
***島根22き19-68 |
|||
***島根200か・・41 |
|||
**[[いすゞ自動車|いすゞ]] [[いすゞ・ガーラ|ガーラSHD]] |
|||
***島根200か・245 |
|||
***島根200か・246 |
|||
*[[阪急バス]] |
|||
**[[三菱ふそうトラック・バス|三菱ふそう]] [[エアロバス|エアロクイーンI]]([[西日本車体工業|西工]]ネオロイヤルSD-II) |
|||
***大阪200か・225 |
|||
***大阪200か・226(4列シート) |
|||
***大阪200か・229 |
|||
***大阪200か・230 |
|||
***大阪200か・231 |
|||
{{bus-stub}} |
|||
[[Category:高速バス路線|くにびきごう]] |
|||
{{DEFAULTSORT:くにひきこう}} |
|||
[[Category:高速バス路線]] |
|||
[[Category:阪急バスの路線]] |
|||
[[Category:一畑電気鉄道]] |
|||
[[Category:中国ジェイアールバスの路線]] |
2024年7月4日 (木) 06:51時点における版
くにびき号(くにびきごう)は、大阪市と松江市・出雲市を結ぶ高速バス路線である。
阪急観光バスと一畑バスの共同運行路線である。2023年1月31日までは中国ジェイアールバスも運行していた。西日本JRバス担当便を有しないことから、大阪発着のJRバス運行便では大阪駅JR高速バスターミナルではなく、唯一阪急三番街高速バスターミナルで乗降扱いを行う路線であった。
全便座席指定制のため、乗車には予約が必要。
歴史
- 1989年(平成元年)4月20日:阪急バス・一畑電気鉄道(当時)・中国JRバスの3社によりくにびき号(新大阪 - 出雲間)運行開始[1]。
- 1992年(平成4年)7月17日:大阪(梅田)乗り入れ開始。
- 1998年(平成10年)3月9日:米子線廃止。
- 2000年(平成12年)4月1日:分社化により、くにびき号の一畑電気鉄道担当便が一畑バスに移管された。
- 2008年(平成20年)6月16日:飲料サービス(水・湯・茶)を廃止。ただしその後も阪急バス車のみ給湯装置付きの車両が使用されていた。
- 2010年(平成22年)9月1日:斐川インターバス停新設。西宮名塩バス停廃止。
- 2017年(平成29年)9月16日:ダイヤ改正により従来8往復を13往復に増便し、大阪梅田発の夜行便を出雲大社まで延長[2]。あわせて運賃改定を行い、往復割引及び回数券を廃止するとともに、曜日別運賃と「早売5」を設定する。
- 2020年(令和2年)
- 2021年(令和3年)4月28日 - この日の出雲市発便から夜行便の運行を再開(大阪発便は翌29日から再開)。[7]。
- 2022年(令和4年)
- 2023年(令和5年)
- 2024年(令和6年)
運行概況
運行会社
- 昼行5往復を担当
- 昼行5往復を担当
- 一畑バス
- 担当営業所:出雲支社
- 大阪での予約・発券業務は阪急観光バス営業所でも可能。
過去の運行会社
- 昼行2往復、夜行1往復を担当
- 中国ジェイアールバス
- 担当営業所:島根支店
停車停留所
阪急三番街高速バスターミナル - 阪急高速バス新大阪ターミナル - 千里ニュータウン高速バス停留所 - 宝塚インターチェンジ - 西宮北インターチェンジ - 松江駅 - 玉造 - 宍道 - 斐川インター - 出雲市駅
運行経路
- 大阪市北区内(梅田) - 大阪市淀川区内(新大阪) - 国道423号 - 大阪府道2号大阪中央環状線 - 中国池田IC - 中国自動車道 - 米子自動車道 - 山陰自動車道 - 松江中央IC - 松江市内 - 松江西IC - 山陰自動車道 - 斐川IC - 国道9号 - 国道184号 - 出雲市内
運行回数
- 1日10往復。ただし2024年7月1日時点では6往復の減便ダイヤで運行されている。2022年12月1日~2023年1月31日までは昼行便7往復、夜行便1往復となっていた。
運行車両
阪急バスは日野セレガHD、一畑バスは新いすゞガーラHD・三菱エアロクィーンが使用される。
関連項目
- ポートレイク号
- 出雲エクスプレス大阪京都号
- WILLER EXPRESS - 2022年7月28日から当路線と競合する大阪 - 米子・松江・出雲線を開設(運行は帝産観光バスが担当)[14]。
車内設備
- 3列シート(ただし一畑バス車の最後列のみ4列の場合あり)
- フットレスト
- レッグレスト
- トイレ
- コンセント(一畑バス担当便には装備されない場合あり)
- USB電源端子(阪急・一畑バス担当便(一部)のみ)
- シートヒーター(阪急バス担当便のみ)
脚注
- ^ “2高速バス免許 新大阪-出雲市 熊本-長崎 来月20日から運行 運輸省”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (1989年3月23日)
- ^ “大阪-松江・出雲線増便・運賃変更 中国JRバスなど”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 3. (2017年8月18日)
- ^ “大阪~松江・出雲線の運休について” (PDF). 阪急高速バス (2020年4月7日). 2020年11月3日閲覧。
- ^ “大阪~松江・出雲線 一部便運行再開について” (PDF). 阪急高速バス (2020年6月12日). 2020年11月3日閲覧。
- ^ “大阪~松江・出雲線 運航便の変更について” (PDF). 阪急高速バス (2020年12月1日). 2020年11月3日閲覧。
- ^ “大阪~松江・出雲線 運航便の変更について” (PDF). 阪急高速バス (2020年12月24日). 2020年11月3日閲覧。
- ^ “2021年4月28日~の時刻表” (PDF). 中国JRバス (2021年4月28日). 2022年2月7日閲覧。
- ^ “大阪空港交通と阪急観光バスの合併および阪急バスの高速路線の移管に関するお知らせ” (PDF). 阪急バス (2022年3月2日). 2022年4月3日閲覧。
- ^ “【12月1日(木)~】大阪~松江・出雲線 運行便の変更について” (PDF). 阪急バス (2022年10月28日). 2022年12月20日閲覧。
- ^ “高速バス「出雲・松江~大阪線」及び「出雲・松江~京都線」の運行について” (PDF). 中国ジェイアールバス (2022年12月27日). 2023年2月4日閲覧。
- ^ “【2023年7月14日(金)より】大阪~松江・出雲線 一部便の運休について” (PDF). 阪急バス (2023年6月20日). 2023年9月24日閲覧。
- ^ “【2023年9月1日(金)より】大阪~松江・出雲線 一部便の運休について” (PDF). 阪急バス (2023年7月31日). 2023年9月24日閲覧。
- ^ “【2023年9月1日(金)より】大阪~松江・出雲線 一部便の運休について” (PDF). 阪急観光バス (2024年3月1日). 2024年7月4日閲覧。
- ^ WILLER株式会社 (2022年6月27日). “WILLER EXPRESSが新路線&路線延伸で利便性拡大! 〜出雲大社や和倉温泉などへのアクセスが便利になります〜”. PR TIMES. 2022年7月5日閲覧。
外部リンク
- 「くにびき号」詳細案内ページ