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| 画像 = Akira Amari 20150917.jpg
| 画像 = Akira Amari 20150917.jpg
| 画像サイズ = 220px
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| 画像説明 = [[内閣広報室]]より公表された肖像 2015
| 画像説明 = [[内閣広報室]]より公表された肖像(2015
| 国略称 = {{JPN}}
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| 生年月日 = {{生年月日と年齢|1949|8|27}}
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| 出生地 = {{JPN1947}} [[神奈川県]][[厚木市]]
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| 死没地 =
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| 出身校 = [[慶應義塾大学大学院法学研究科・法学部|慶應義塾大学法学部]][[政治学|政治学科]]卒業
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| 前職 = [[ソニー]][[社員|従業員]]<br />[[日本の国会議員#衆議院議員|衆議院議員秘書]]
| 前職 = [[ソニー]][[社員|従業員]]<br />衆議院議員[[甘利正]]秘書
| 現職 =
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| 所属政党 = ([[新自由クラブ]]→)<br />[[自由民主党_(日本)|自由民主党]]([[政策科学研究所|旧渡辺派]]→[[近未来政治研究会|山崎派]]→[[さいこう日本|甘利G]]→[[志公会|麻生派]])
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| 退任日 = [[2016年]][[1月28日]]
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| 国旗2 = JPN
| 国旗2 = JPN
| 職名2 = [[内閣府特命担当大臣(規制改革担当)|内閣府特命担当大臣(規制改革)]]
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| 内閣2 = [[麻生内閣]]
| 内閣2 = [[麻生内閣]]
| 就任日2 = [[2008年]][[9月24日]]
| 就任日2 = [[2008年]][[9月24日]]
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| 退任日6 = 2021年[[11月4日]]
| 退任日6 = 2021年[[11月4日]]
| その他職歴2 = [[ファイル:Liberal Democratic Party (Japan) Emblem.jpg|20px]] 第36代 [[自由民主党税制調査会#歴代会長|自由民主党税制調査会長]]<br /> '''(総裁:[[安倍晋三]]・[[菅義偉]]・岸田文雄)''' '' ''
| その他職歴2 = [[ファイル:Liberal Democratic Party (Japan) Emblem.jpg|20px]] 第36代 [[自由民主党税制調査会#歴代会長|自由民主党税制調査会長]]<br /> '''(総裁:[[安倍晋三]]・[[菅義偉]]・岸田文雄)''' '' ''
| 就任日7 = [[2019年]][[9月17日]]<ref name="プロフィール">{{Cite web|url=https://amari-akira.com/04_profile/index.html|title=プロフィール|accessdate=2022-12-05|website=甘利明公式ホームページ|publisher=甘利明事務所}}</ref>
| 就任日7 = [[2019年]][[9月17日]]<ref name="プロフィール">{{Cite web|和書|url=https://amari-akira.com/04_profile/index.html|title=プロフィール|accessdate=2022-12-05|website=甘利明公式ホームページ|publisher=甘利明事務所}}</ref>
| 退任日7 = 2021年10月4日
| 退任日7 = 2021年10月4日
| その他職歴3 = [[ファイル:Liberal Democratic Party (Japan) Emblem.jpg|20px]] 第6代 [[自由民主党選挙対策委員長]]<br /> '''(総裁:安倍晋三)''' '' ''
| その他職歴3 = [[ファイル:Liberal Democratic Party (Japan) Emblem.jpg|20px]] 第6代 [[自由民主党選挙対策委員長]]<br /> '''(総裁:安倍晋三)''' '' ''
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'''甘利 明'''(あまり あきら、[[1949年]]〈[[昭和]]24年〉[[8月27日]] - )は、[[日本]]の[[政治家]]。[[自由民主党_(日本)|自由民主党]]所属の[[日本の国会議員#衆議院議員|衆議院議員]](13期)、[[さいこう日本]]代表。
'''甘利 明'''(あまり あきら、[[1949年]]〈[[昭和]]24年〉[[8月27日]] - )は、[[日本]]の[[政治家]]。[[自由民主党_(日本)|自由民主党]]所属の[[日本の国会議員#衆議院議員|衆議院議員]](13期)、[[さいこう日本]]代表。


[[労働省|労働大臣]]([[小渕内閣|第65代]])、[[経済産業大臣]](第[[第1次安倍内閣|7]]・[[福田康夫内閣|8]]代)、[[内閣府特命担当大臣(規制改革担当)|内閣府特命担当大臣(規制改革)]]、[[内閣府特命担当大臣(経済財政政策担当)|内閣府特命担当大臣(経済財政政策)]]、[[経済産業省|通商産業]][[政務次官]]([[宇野内閣]]・[[第1次海部内閣]])、[[衆議院]][[予算委員会|予算委員長]]、[[自由民主党政務調査会#政務調査会長|自由民主党政務調査会長]](第54代)、自由民主党財務委員長、[[自由民主党広報本部|自由民主党広報本部長]]、[[自由民主党行政改革推進本部#歴代の本部長|自由民主党行政改革推進本部長]]、[[自由民主党選挙対策委員長]](第6代)、[[自由民主党税制調査会]]長、[[自由民主党幹事長]](第54代)を歴任した。
[[労働省|労働大臣]]([[小渕内閣|第65代]])、[[経済産業大臣]](第[[第1次安倍内閣|7]]・[[福田康夫内閣|8]]代)、[[内閣府特命担当大臣(規制改革担当)|内閣府特命担当大臣(規制改革)]]、[[内閣府特命担当大臣(経済財政政策担当)|内閣府特命担当大臣(経済財政政策)]]、[[経済産業省|通商産業]][[政務次官]]([[宇野内閣]]・[[第1次海部内閣]])、[[衆議院]][[予算委員会|予算委員長]]、[[自由民主党政務調査会#政務調査会長|自由民主党政務調査会長]](第54代)、自由民主党財務委員長、[[自由民主党広報本部|自由民主党広報本部長]]、[[自由民主党行政改革推進本部#歴代の本部長|自由民主党行政改革推進本部長]]、[[自由民主党選挙対策委員長]](第6代)、[[自由民主党税制調査会]]長、[[自由民主党幹事長]](第54代)を歴任した。


元衆議院議員[[甘利正]]は父<ref name = "A">{{Cite web |url=https://amari-akira.com/04_profile/about_akira.html |title=プロフィール |accessdate=2021-10-25}}</ref>。
元衆議院議員[[甘利正]]は父<ref name = "A">{{Cite web|和書|url=https://amari-akira.com/04_profile/about_akira.html |title=プロフィール |accessdate=2021-10-25}}</ref>。


== 来歴 ==
== 来歴 ==
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=== 生い立ち ===
=== 生い立ち ===
[[神奈川県]][[厚木市]]生まれ(現住所は[[大和市]][[中央林間]]3丁目<ref>{{Cite web |date=2019-11-26 |url=https://www.pref.kanagawa.jp/osirase/9400/r11126/0060jiyuuminsyutou/96_211.pdf |title=自由民主党神奈川県支部連合会 政治資金収支報告書平成30年分定期公表) |format=PDF |publisher=神奈川県選挙管理委員会 |accessdate=2019-12-02 }}</ref>)。[[神奈川県立厚木高等学校]]、[[慶應義塾大学大学院法学研究科・法学部|慶應義塾大学法学部]][[政治学|政治学科]]卒業。
[[神奈川県]][[厚木市]]生まれ(現住所は[[大和市]][[中央林間]]3丁目<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.pref.kanagawa.jp/osirase/9400/r51128/0005jiyuuminsyutou/96_211.pdf |title=政治資金収支報告書 自由民主党神奈川県支部連合会(令和4年分 定期公表) |publisher=神奈川県選挙管理委員会 |date=2023-11-28 |accessdate=2023-12-20 }}</ref>)。[[神奈川県立厚木高等学校]]、[[慶應義塾大学大学院法学研究科・法学部|慶應義塾大学法学部]]政治学科卒業。


1972年、[[ソニー]]に入社したが1974年に退社し、父・[[甘利正]]の[[公設秘書|秘書]]に転じる。
1972年、[[ソニー]]に入社したが1974年に退社し、父・[[甘利正]]の[[公設秘書|秘書]]に転じる。
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2006年9月、[[第1次安倍内閣]]で[[経済産業大臣]]に任命された。組閣後の[[記者会見]]において、[[ロシア]]が8月30日に[[石油]]・[[天然ガス]]開発計画である 「[[サハリン2]]」の一部事業の中止を命じたことについて「日本側に過剰反応の面がある。ロシア側が指摘する環境破壊にどう対処するのか精査してから、反論を組み立てるべきだ」と述べた<ref name="sankei20060926">{{Cite news | url = | title = サハリン2事業中止「過剰反応せず反論検討」甘利経産相 | newspaper = [[産経新聞]] | publisher = [[産業経済新聞社]] | date = 2006-09-26 | accessdate = }}</ref>。また、日本と[[中華人民共和国|中国]]が対立している[[東シナ海]]の[[ガス田]]開発の件に関しては「日本と中国は共同で(開発に)取り組む方向で一致しており、粛々と取り組みたい」と発言した<ref name="sankei20060926"/>。
2006年9月、[[第1次安倍内閣]]で[[経済産業大臣]]に任命された。組閣後の[[記者会見]]において、[[ロシア]]が8月30日に[[石油]]・[[天然ガス]]開発計画である 「[[サハリン2]]」の一部事業の中止を命じたことについて「日本側に過剰反応の面がある。ロシア側が指摘する環境破壊にどう対処するのか精査してから、反論を組み立てるべきだ」と述べた<ref name="sankei20060926">{{Cite news | url = | title = サハリン2事業中止「過剰反応せず反論検討」甘利経産相 | newspaper = [[産経新聞]] | publisher = [[産業経済新聞社]] | date = 2006-09-26 | accessdate = }}</ref>。また、日本と[[中華人民共和国|中国]]が対立している[[東シナ海]]の[[ガス田]]開発の件に関しては「日本と中国は共同で(開発に)取り組む方向で一致しており、粛々と取り組みたい」と発言した<ref name="sankei20060926"/>。


2007年8月、[[第1次安倍内閣_(改造)|第1次安倍改造内閣]]で経済産業大臣に再任。同年9月3日、[[農林水産大臣]][[遠藤武彦]]の辞任を受けて、臨時代理を兼務。安倍の[[自由民主党総裁|総裁]]辞任に伴う[[2007年自由民主党総裁選挙|自由民主党総裁選挙]]においては、山崎派は[[福田康夫]]を支持する方針を決定したことに反し、劣勢が伝えられた[[麻生太郎]]への支持を表明<ref>[http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/071226/plc0712262033009-n2.htm 【政局検証】一気呵成の8派連合「激動2007 永田町メルトダウン(中)」 MSN産経ニュース 2007年12月26日]</ref>。[[福田康夫内閣]]でも経産相に留任した。
2007年8月、[[第1次安倍内閣_(改造)|第1次安倍改造内閣]]で経済産業大臣に再任。同年9月3日、[[農林水産大臣]][[遠藤武彦]]の辞任を受けて、臨時代理を兼務。安倍の[[自由民主党総裁|総裁]]辞任に伴う[[2007年自由民主党総裁選挙|自由民主党総裁選挙]]においては、山崎派は[[福田康夫]]を支持する方針を決定したことに反し、劣勢が伝えられた[[麻生太郎]]への支持を表明<ref>[https://web.archive.org/web/20071229161037/http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/071226/plc0712262033009-n2.htm 【政局検証】一気呵成の8派連合「激動2007 永田町メルトダウン(中)」 MSN産経ニュース 2007年12月26日]</ref>。[[福田康夫内閣]]でも経産相に留任した。


[[2008年自由民主党総裁選挙|2008年の自由民主党総裁選挙]]では、[[自由民主党幹事長]]であった麻生を支持し、麻生の推薦人に名を連ねる(麻生は[[与謝野馨]]ら4候補を破り、当選)。同年9月に発足した[[麻生内閣]]で[[内閣府特命担当大臣(規制改革担当)|内閣府特命担当大臣(規制改革)]]に任命され、また、[[内閣府特命担当大臣(行政刷新担当)|行政改革]]、[[国家公務員制度改革推進本部#歴代の公務員制度改革担当大臣|公務員制度改革]]を担当する国務大臣も兼務した。行革担当相在任中、麻生内閣が推進する公務員制度改革に対し、[[人事官|人事院総裁]](当時)の[[谷公士]]から強い反発を受け、2009年1月30日には、麻生が本部長を務める[[国家公務員制度改革推進本部]]の第3回目の会合が予定されていたが、流会。同日の記者会見において、甘利は流会の理由を、谷が欠席したためと説明した。同年2月の山崎派総会においてこの一連の騒動に言及し、谷について「内閣に指名された役人が、テレビで[[政権交代]]にまで言及した。極めて傲岸不遜で信じられない」と強い不快感を示した<ref>[http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090205-00000135-jij-pol 人事院総裁は「傲岸不遜」=甘利行革相 時事通信 2009年2月5日]</ref>。
[[2008年自由民主党総裁選挙|2008年の自由民主党総裁選挙]]では、[[自由民主党幹事長]]であった麻生を支持し、麻生の推薦人に名を連ねる(麻生は[[与謝野馨]]ら4候補を破り、当選)。同年9月に発足した[[麻生内閣]]で[[内閣府特命担当大臣(規制改革担当)|内閣府特命担当大臣(規制改革)]]に任命され、また、[[内閣府特命担当大臣(行政刷新担当)|行政改革]]、[[国家公務員制度改革推進本部#歴代の公務員制度改革担当大臣|公務員制度改革]]を担当する国務大臣も兼務した。行革担当相在任中、麻生内閣が推進する公務員制度改革に対し、[[人事官|人事院総裁]](当時)の[[谷公士]]から強い反発を受け、2009年1月30日には、麻生が本部長を務める[[国家公務員制度改革推進本部]]の第3回目の会合が予定されていたが、流会。同日の記者会見において、甘利は流会の理由を、谷が欠席したためと説明した。同年2月の山崎派総会においてこの一連の騒動に言及し、谷について「内閣に指名された役人が、テレビで[[政権交代]]にまで言及した。極めて傲岸不遜で信じられない」と強い不快感を示した<ref>[http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090205-00000135-jij-pol 人事院総裁は「傲岸不遜」=甘利行革相 時事通信 2009年2月5日]</ref>。
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2009年8月の[[第45回衆議院議員総選挙]]では、神奈川13区で[[民主党 (日本 1998-2016)|民主党]]公認の[[橘秀徳]]に1,960票差で敗れたが、重複立候補していた比例南関東ブロックで9選。
2009年8月の[[第45回衆議院議員総選挙]]では、神奈川13区で[[民主党 (日本 1998-2016)|民主党]]公認の[[橘秀徳]]に1,960票差で敗れたが、重複立候補していた比例南関東ブロックで9選。


2011年6月、派閥横断型の政策集団[[さいこう日本]]を立ち上げ、代表に就任。参加者の多くは山崎派の議員であったが、[[清和政策研究会|町村派]]の[[松野博一]]や[[高木毅]]、[[番町政策研究所|高村派]]の[[佐藤ゆかり]]も参加した<ref>{{Cite news|url=http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110623/stt11062300170000-n1.htm|title=甘利氏の「さいこう」発会式 自民党議員19人が参加|work=MSN産経ニュース|newspaper=[[産経新聞]]|date=2011-06-23|accessdate=2011-07-31}}{{リンク切れ|date=2012-11-01}}</ref>。同年10月、[[自由民主党広報本部|自民党広報本部長]]に就任し、11月からは、新設された自民党経済・財政・金融政策調査会長も兼務した。
2011年6月、派閥横断型の政策集団[[さいこう日本]]を立ち上げ、代表に就任。参加者の多くは山崎派の議員であったが、[[清和政策研究会|町村派]]の[[松野博一]]や[[高木毅]]、[[番町政策研究所|高村派]]の[[佐藤ゆかり]]も参加した<ref>{{Cite news|url=http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110623/stt11062300170000-n1.htm|title=甘利氏の「さいこう」発会式 自民党議員19人が参加|work=MSN産経ニュース|newspaper=[[産経新聞]]|date=2011-06-23|accessdate=2011-07-31}}{{リンク切れ|date=2012-11-01}}</ref>。同年10月、[[自由民主党広報本部|自民党広報本部長]]に就任し、10月からは、新設された自民党経済・財政・金融政策調査会長も兼務した。


[[2012年自由民主党総裁選挙]]では、同じ山崎派の[[石原伸晃]]が出馬する中、[[安倍晋三]]の選挙責任者を務めた。安倍の総裁再任後は[[自由民主党政務調査会|自由民主党政務調査会長]]に就任した(初の党三役入り)。同年12月の[[第46回衆議院議員総選挙]]では、神奈川13区で10選。選挙後、派閥を退会、無派閥となった。
[[2012年自由民主党総裁選挙]]では、同じ山崎派の[[石原伸晃]]が出馬する中、[[安倍晋三]]の選挙責任者を務めた。安倍の総裁再任後は[[自由民主党政務調査会|自由民主党政務調査会長]]に就任した(初の党三役入り)。同年12月の[[第46回衆議院議員総選挙]]では、神奈川13区で10選。選挙後、派閥を退会、無派閥となった。


=== 自民党政権奪還後 ===
=== 自民党政権奪還後 ===
[[ファイル:Akira Amari 20121226 press conference.jpg|サムネイル|入閣時の記者会見にて(2012年12月26日)]]
2012年、選挙後に発足した[[第2次安倍内閣]]では[[内閣府特命担当大臣(経済財政政策担当)|内閣府特命担当大臣(経済財政政策)]]に任命された。併せて[[経済再生担当大臣|経済再生担当]]、[[日本の福祉#社会保障制度改革|社会保障・税一体改革]]担当の国務大臣も務めた。また第2次安倍内閣が目標としている[[環太平洋パートナーシップ協定|環太平洋パートナーシップ協定(TPP)]]締結交渉に向けて、TPP担当の国務大臣に就任した<ref>[https://www.nikkei.com/article/DGXNASFL150TU_V10C13A3000000/ 甘利氏、TPP交渉参加「成長戦略実行の第1弾」] 日本経済新聞 2013年3月15日閲覧</ref>。
2012年、選挙後に発足した[[第2次安倍内閣]]では[[内閣府特命担当大臣(経済財政政策担当)|内閣府特命担当大臣(経済財政政策)]]に任命された。併せて[[経済再生担当大臣|経済再生担当]]、[[日本の福祉#社会保障制度改革|社会保障・税一体改革]]担当の国務大臣も務めた。また第2次安倍内閣が目標としている[[環太平洋パートナーシップ協定|環太平洋パートナーシップ協定(TPP)]]締結交渉に向けて、TPP担当の国務大臣に就任した<ref>[https://www.nikkei.com/article/DGXNASFL150TU_V10C13A3000000/ 甘利氏、TPP交渉参加「成長戦略実行の第1弾」] 日本経済新聞 2013年3月15日閲覧</ref>。


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2014年9月3日の[[第2次安倍内閣 (改造)|第2次安倍改造内閣]]では内閣府特命担当大臣(経済財政政策)などに加え、[[健康・医療戦略推進会議|健康・医療戦略]]担当の国務大臣に就任した<ref>[https://www.kantei.go.jp/jp/singi/kenkouiryou/suisinkaigi/dai8/sankou03.pdf 健康・医療戦略推進会議 構成員]</ref><ref>[https://globis.jp/article/2596 甘利大臣が語る 『日本再興』 第三の矢の実現に向け、経済人に期待すること] GLOBIS 知見録</ref>。同年12月の[[第47回衆議院議員総選挙]]では、神奈川13区で11選。その後[[第3次安倍内閣]]においても内閣府特命担当大臣(経済財政政策)に再任した。
2014年9月3日の[[第2次安倍内閣 (改造)|第2次安倍改造内閣]]では内閣府特命担当大臣(経済財政政策)などに加え、[[健康・医療戦略推進会議|健康・医療戦略]]担当の国務大臣に就任した<ref>[https://www.kantei.go.jp/jp/singi/kenkouiryou/suisinkaigi/dai8/sankou03.pdf 健康・医療戦略推進会議 構成員]</ref><ref>[https://globis.jp/article/2596 甘利大臣が語る 『日本再興』 第三の矢の実現に向け、経済人に期待すること] GLOBIS 知見録</ref>。同年12月の[[第47回衆議院議員総選挙]]では、神奈川13区で11選。その後[[第3次安倍内閣]]においても内閣府特命担当大臣(経済財政政策)に再任した。


2016年1月28日、[[週刊文春]]が報じた金銭授受疑惑の責任を取って内閣府特命担当大臣(経済財政政策)を辞任すると表明した<ref name="asahi20160128" />。これ以降、「[[睡眠障害]]」を理由に[[第190回国会]]を閉会まで欠席<ref name="asahi20160216">[http://www.asahi.com/articles/ASJ2J3SMMJ2JUTFK005.html 甘利氏、「睡眠障害」で1カ月休養 辞任以降、国会出ず] 朝日新聞2016年2月16日</ref><ref>[http://www.yomiuri.co.jp/politics/20160316-OYT1T50010.html 甘利氏、追加療養へ…「睡眠障害」で療養中] [[読売新聞]] 2016年3月16日</ref>。閉会直後の6月6日「主治医の許可が下りたので少しずつ」と人前に姿を見せた<ref>[http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/list/201606/CK2016061902000126.html <参院選>甘利氏お膝元に冷たい風 衆院13区「金銭授受問題」厳しい声次々] 東京新聞神奈川版 2016年6月19日</ref>。同年8月、自民党総務に就任<ref>[https://www.nikkei.com/article/DGXLASFS29H2Q_Z20C16A8PP8000/ 甘利氏、党総務に就任 野党はなお責任追及]</ref>。同年9月、自民党税制調査会のインナーのメンバーとなる<ref>[https://www.nikkei.com/article/DGXLASFS27H30_X20C16A9PP8000/ 自民税調「インナー」に甘利氏起用] Nikkei</ref>。
2016年1月28日、[[週刊文春]]が報じた金銭授受疑惑の責任を取って内閣府特命担当大臣(経済財政政策)を辞任すると表明した<ref name="asahi20160128" />。これ以降、「[[睡眠障害]]」を理由に[[第190回国会]]を閉会まで欠席<ref name="asahi20160216">[http://www.asahi.com/articles/ASJ2J3SMMJ2JUTFK005.html 甘利氏、「睡眠障害」で1カ月休養 辞任以降、国会出ず]{{リンク切れ|date=2023年6月}} 朝日新聞2016年2月16日</ref><ref>[https://web.archive.org/web/20160316083017/http://www.yomiuri.co.jp/politics/20160316-OYT1T50010.html 甘利氏、追加療養へ…「睡眠障害」で療養中] [[読売新聞]] 2016年3月16日</ref>。閉会直後の6月6日「主治医の許可が下りたので少しずつ」と人前に姿を見せた<ref>[http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/list/201606/CK2016061902000126.html <参院選>甘利氏お膝元に冷たい風 衆院13区「金銭授受問題」厳しい声次々] 東京新聞神奈川版 2016年6月19日</ref>。同年8月、自民党総務に就任<ref>[https://www.nikkei.com/article/DGXLASFS29H2Q_Z20C16A8PP8000/ 甘利氏、党総務に就任 野党はなお責任追及]</ref>。同年9月、自民党税制調査会のインナーのメンバーとなる<ref>[https://www.nikkei.com/article/DGXLASFS27H30_X20C16A9PP8000/ 自民税調「インナー」に甘利氏起用] Nikkei</ref>。


2017年2月、[[神奈川県]]を地盤とする側近の[[田中和徳]]、[[山際大志郎]]、[[福田峰之]]、[[中山展宏]]の4人の議員と共に[[志公会|為公会]](麻生派)に入会した<ref>{{Cite web |url=https://www.sankei.com/article/20170201-DG3QXGURQ5O2VARV2GJWS2MMY4/ |title=甘利明前経済再生相が麻生派へ、側近議員らも 麻生派は二階派を抜き党内第4派閥に |date=2017-02-01 |publisher=産経新聞 |accessdate=2017-08-12}}</ref>。
2017年2月、[[神奈川県]]を地盤とする側近の[[田中和徳]]、[[山際大志郎]]、[[福田峰之]]、[[中山展宏]]の4人の議員と共に[[志公会|為公会]](麻生派)に入会した<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.sankei.com/article/20170201-DG3QXGURQ5O2VARV2GJWS2MMY4/ |title=甘利明前経済再生相が麻生派へ、側近議員らも 麻生派は二階派を抜き党内第4派閥に |date=2017-02-01 |publisher=産経新聞 |accessdate=2017-08-12}}</ref>。


2017年10月、[[第48回衆議院議員総選挙]]で12選を果たす。
2017年10月、[[第48回衆議院議員総選挙]]で12選を果たす。


2017年11月2日、党の憲法改正推進本部長に就任した[[細田博之]]の後任として、党[[自由民主党行政改革推進本部#歴代の本部長|行政改革推進本部長]]に就任。併せて、知的財産戦略調査会長に就任<ref>[https://www.jiji.com/jc/article?k=2017110700818 サイバー本部長に高市氏=行革・知財は甘利氏-自民]時事ドットコムニュース</ref>。
2017年11月2日、党の憲法改正推進本部長に就任した[[細田博之]]の後任として、党[[自由民主党行政改革推進本部#歴代の本部長|行政改革推進本部長]]に就任。併せて、知的財産戦略調査会長に就任<ref>[https://web.archive.org/web/20171201040633/https://www.jiji.com/jc/article?k=2017110700818 サイバー本部長に高市氏=行革・知財は甘利氏-自民]時事ドットコムニュース</ref>。


2018年10月2日、安倍総裁の下、[[2018年自由民主党総裁選挙]]後の党役員人事にて[[自由民主党選挙対策委員長]]に就任<ref>[https://www.sankei.com/article/20181002-EZY6ANL5JJKX7KYG3GIAZ3DTSI甘利明選対委員長「安定的な運営に職責果たす」 過去の問題「刑事訴追なし」] 産経ニュース</ref>(知財調査会長兼務)。
2018年10月2日、安倍総裁の下、[[2018年自由民主党総裁選挙]]後の党役員人事にて[[自由民主党選挙対策委員長]]に就任<ref>[https://www.sankei.com/article/20181002-EZY6ANL5JJKX7KYG3GIAZ3DTSI甘利明選対委員長「安定的な運営に職責果たす」 過去の問題「刑事訴追なし」] 産経ニュース</ref>(知財調査会長兼務)。


2019年、[[自由民主党税制調査会|自由民主党税制調査会長]]に就任<ref>[https://www.nikkei.com/article/DGXMZO49662830R10C19A9MM0000/ 第4次安倍再改造内閣が発足 初入閣、最多の13人]</ref>。[[族議員#分類と名称|大蔵族]]、[[族議員#分類と名称|税制族]]ではない甘利の税調会長就任は異例の人事として注目された<ref>[https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191227/amp/k10012230301000.html 「税調」熱き冬の攻防(前編)“裏年”のはずが] [[NHKニュース]] 2019年12月27日</ref><ref>[https://r.nikkei.com/article/DGKKZO52327270Y9A111C1EN2000?s=4 甘利税調の見どころ] 日本経済新聞 2019年11月19日</ref><ref>[https://www.kyodo.co.jp/pol-news/2019-10-21_2318010/amp/ 果たして吉と出るか凶と出るか 安倍政権の内閣改造] 共同通信社 2019年10月21日</ref>。
2019年、[[自由民主党税制調査会|自由民主党税制調査会長]]に就任<ref>[https://www.nikkei.com/article/DGXMZO49662830R10C19A9MM0000/ 第4次安倍再改造内閣が発足 初入閣、最多の13人]</ref>。[[族議員#分類と名称|大蔵族]]、[[族議員#分類と名称|税制族]]ではない甘利の税調会長就任は異例の人事として注目された<ref>[https://web.archive.org/web/20191228154001/https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191227/amp/k10012230301000.html 「税調」熱き冬の攻防(前編)“裏年”のはずが] [[NHKニュース]] 2019年12月27日</ref><ref>[https://www.nikkei.com/article/DGKKZO52327270Y9A111C1EN2000/ 甘利税調の見どころ] 日本経済新聞 2019年11月19日</ref><ref>[https://www.kyodo.co.jp/pol-news/2019-10-21_2318010/amp/ 果たして吉と出るか凶と出るか 安倍政権の内閣改造] 共同通信社 2019年10月21日</ref>。


=== 自民党幹事長 ===
=== 自民党幹事長 ===
2021年9月、[[2021年自由民主党総裁選挙|自由民主党総裁選]]に出馬した[[岸田文雄]]の選挙対策本部の顧問に就任し、麻生派を束ねて岸田の勝利に貢献した。そして10月1日、自民党新総裁に就任した[[岸田文雄]]のもとで[[二階俊博]]に代わり[[自由民主党幹事長|幹事長]]に起用された。しかし経済再生担当大臣辞任時のスキャンダルを蒸し返されたことが影響して10月31日に行われた[[第49回衆議院議員総選挙]]において自身が出馬した神奈川13区で[[立憲民主党 (日本 2020)|立憲民主党]]の[[太栄志]]に敗れ、自由民主党立党以来初めてとなる現職幹事長の選挙区落選となったが、重複立候補していた比例南関東ブロックで復活当選し議員の座は死守した。<ref group="注">2021年の衆院選[[神奈川県第13区|神奈川13区]]における自治体ごとの得票数は以下のとおり。
2021年9月、[[2021年自由民主党総裁選挙|自由民主党総裁選]]に出馬した[[岸田文雄]]の選挙対策本部の顧問に就任し、麻生派のベテラン議員を束ねて岸田の勝利に貢献した。そして10月1日、自民党新総裁に就任した[[岸田文雄]]のもとで[[二階俊博]]に代わり[[自由民主党幹事長|幹事長]]に起用された。しかし経済再生担当大臣辞任時のスキャンダルを蒸し返されたことが影響して10月31日に行われた[[第49回衆議院議員総選挙]]において自身が出馬した神奈川13区で[[立憲民主党 (日本 2020)|立憲民主党]]の[[太栄志]]に敗れ、自由民主党立党以来初めてとなる現職幹事長の選挙区落選となったが、重複立候補していた比例南関東ブロックで復活当選し議員の座は死守した。<ref group="注">2021年の衆院選[[神奈川県第13区|神奈川13区]]における自治体ごとの得票数は以下のとおり。
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! 計 !! style="text-align:right;" | 130,124 !! style="text-align:right;" | 124,595
! 計 !! style="text-align:right;" | 130,124 !! style="text-align:right;" | 124,595
|}</ref><ref>{{cite web |url=https://www.nhk.or.jp/senkyo/database/shugiin/2021/14/ | title=衆議院選挙2021 神奈川(横浜・川崎など)開票速報・選挙結果 |website=衆議院選挙2021特設サイト | publisher=NHK | date= | accessdate=2021-11-1 }}</ref><ref>{{cite web |url=https://www.asahi.com/senkyo/shuinsen/2021/kaihyo/O04.html | title=【2021年 衆院選】南関東ブロック(比例区)開票速報 |website=衆議院選挙(2021年総選挙)特設サイト | publisher=朝日新聞社 | date= | accessdate=2021-11-18 }}</ref>。甘利はテレビの開票速報番組でのインタビューにおいて、自身が小選挙区で負けた場合には総裁に幹事長職の進退について判断を委ねる考えを示した<ref>[https://news.yahoo.co.jp/articles/dc90273065c0598121dba46ed5e9c88c7c667fbd 甘利明氏、小選挙区落選の場合は「総裁に身を預ける」。自民党幹事長の辞任について問われて【衆院選2021】] ハフポスト日本版 2021年10月31日</ref>。小選挙区での落選を受けて、同日深夜、幹事長を辞任する意向を固めた<ref>[https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211031/k10013329411000.html 自民 甘利幹事長 辞任の意向伝える 小選挙区で議席確保できず] NHK 2021年11月1日</ref>。在任期間は35日間(10月1日〜11月4日)で、宇野総裁時代の[[橋本龍太郎]]、河野総裁時代の[[三塚博]]を下回り、[[第1次安倍内閣 (改造)|第1次安倍改造内閣]][[内閣総辞職|総辞職]]に伴う約1か月の[[麻生太郎]]に次ぐ、歴代自民党幹事長で2番目に短い在任期間となった。ただし、麻生は[[福田康夫内閣 (改造)|福田康夫改造内閣]]で幹事長に再任され、この時は約50日間在任した。甘利の後任には[[茂木敏充]]が就任した。
|}</ref><ref>{{Cite web|和書|url=https://www.nhk.or.jp/senkyo/database/shugiin/2021/14/ | title=衆議院選挙2021 神奈川(横浜・川崎など)開票速報・選挙結果 |website=衆議院選挙2021特設サイト | publisher=NHK | date= | accessdate=2021-11-1 }}</ref><ref>{{Cite web|和書|url=https://www.asahi.com/senkyo/shuinsen/2021/kaihyo/O04.html | title=【2021年 衆院選】南関東ブロック(比例区)開票速報 |website=衆議院選挙(2021年総選挙)特設サイト | publisher=朝日新聞社 | date= | accessdate=2021-11-18 }}</ref>。甘利はテレビの開票速報番組でのインタビューにおいて、自身が小選挙区で負けた場合には総裁に幹事長職の進退について判断を委ねる考えを示した<ref>[https://news.yahoo.co.jp/articles/dc90273065c0598121dba46ed5e9c88c7c667fbd 甘利明氏、小選挙区落選の場合は「総裁に身を預ける」。自民党幹事長の辞任について問われて【衆院選2021】] ハフポスト日本版 2021年10月31日</ref>。小選挙区での落選を受けて、同日深夜、幹事長を辞任する意向を固めた<ref>[https://web.archive.org/web/20211031111022/https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211031/k10013329411000.html 自民 甘利幹事長 辞任の意向伝える 小選挙区で議席確保できず] NHK 2021年11月1日</ref>。在任期間は35日間(10月1日〜11月4日)で、[[宇野宗佑]]総裁時代の[[橋本龍太郎]]、[[河野洋平]]総裁時代の[[三塚博]]を下回り、[[第1次安倍内閣 (改造)|第1次安倍改造内閣]][[内閣総辞職|総辞職]]に伴う約1か月の[[麻生太郎]]に次ぐ、歴代自民党幹事長で2番目に短い在任期間となった。ただし、麻生は[[福田康夫内閣 (改造)|福田康夫改造内閣]]で幹事長に再任され、この時は約50日間在任した。甘利の後任には[[茂木敏充]]が就任した。


2022年12月23日、新設される[[神奈川県第20区|神奈川20区]]の支部長に決まった<ref>[https://mainichi.jp/articles/20221223/k00/00m/010/149000c 自民、次期衆院選72選挙区の公認予定者を決定 10増10減受け] 毎日新聞 2022年12月23日</ref>。
2022年12月23日、新設される[[神奈川県第20区|神奈川20区]]の支部長に決まった<ref>[https://mainichi.jp/articles/20221223/k00/00m/010/149000c 自民、次期衆院選72選挙区の公認予定者を決定 10増10減受け] 毎日新聞 2022年12月23日</ref>。
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== 政策・主張 ==
== 政策・主張 ==
=== 憲法 ===
=== 憲法 ===
* [[憲法改正論議|憲法改正]]について、2017年、2021年のアンケートで「賛成」と回答<ref name="asahi-todai2017">{{cite web |url=https://www.asahi.com/senkyo/senkyo2017/asahitodai/koho.html?k=ZZZZZ0EY | title=甘利明 |website=2017衆院選 候補者アンケート(朝日・東大谷口研究室共同調査) | publisher=朝日新聞社 | date= | accessdate=2021-10-22 }}</ref><ref name="asahi-todai2021">{{cite web |url=https://digital.asahi.com/senkyo/shuinsen/2021/asahitodai/koho/ZZZZZ0EY.html | title=甘利明 |website=朝日・東大谷口研究室共同調査 - 2021衆議院選挙 | publisher=朝日新聞社 | date= | accessdate=2021-10-22 }}</ref>。
* [[憲法改正論議|憲法改正]]について、2017年、2021年のアンケートで「賛成」と回答<ref name="asahi-todai2017">{{Cite web|和書|url=https://www.asahi.com/senkyo/senkyo2017/asahitodai/koho.html?k=ZZZZZ0EY | title=甘利明 |website=2017衆院選 候補者アンケート(朝日・東大谷口研究室共同調査) | publisher=朝日新聞社 | date= | accessdate=2021-10-22 }}</ref><ref name="asahi-todai2021">{{Cite web|和書|url=https://digital.asahi.com/senkyo/shuinsen/2021/asahitodai/koho/ZZZZZ0EY.html | title=甘利明 |website=朝日・東大谷口研究室共同調査 - 2021衆議院選挙 | publisher=朝日新聞社 | date= | accessdate=2021-10-22 }}</ref>。
* 改正すべき項目として、2021年の朝日新聞社のアンケートで「[[自衛隊]]の保持を明記する」「教育の充実に向けた環境整備を行う旨を明記する」「各都道府県から必ず1人は参議院議員を選出するよう明記する」「[[憲法裁判所]]を設置する」「憲法改正の発議要件を各院の過半数にする」「緊急事態に関する条項を新設する」と主張<ref>{{cite web |url=https://digital.asahi.com/senkyo/shuinsen/2021/asahitodai/ | title=憲法改正 改正すべき項目 |website=朝日・東大谷口研究室共同調査 - 2021衆議院選挙 | publisher=朝日新聞社 | date= | accessdate=2021-10-22 }}</ref>。
* 改正すべき項目として、2021年の朝日新聞社のアンケートで「[[自衛隊]]の保持を明記する」「教育の充実に向けた環境整備を行う旨を明記する」「各都道府県から必ず1人は参議院議員を選出するよう明記する」「[[憲法裁判所]]を設置する」「憲法改正の発議要件を各院の過半数にする」「緊急事態に関する条項を新設する」と主張<ref>{{Cite web|和書|url=https://digital.asahi.com/senkyo/shuinsen/2021/asahitodai/ | title=憲法改正 改正すべき項目 |website=朝日・東大谷口研究室共同調査 - 2021衆議院選挙 | publisher=朝日新聞社 | date= | accessdate=2021-10-22 }}</ref>。
* [[日本国憲法第9条|憲法9条]]への自衛隊の明記について、2021年のアンケートで「賛成」と回答<ref name="NHK2021"/>。
* [[日本国憲法第9条|憲法9条]]への自衛隊の明記について、2021年のアンケートで「賛成」と回答<ref name="NHK2021"/>。


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=== ジェンダー ===
=== ジェンダー ===
* 選択的[[夫婦別姓]]制度の導入について、2014年のアンケートでは「反対」と回答<ref>朝日新聞、2014年衆院選、朝日・東大谷口研究室共同調査、2014年。</ref>。2017年、2021年のアンケートでは「どちらとも言えない」と回答<ref name="asahi-todai2017"/><ref name="asahi-todai2021"/>。
* 選択的[[夫婦別姓]]制度の導入について、2014年のアンケートでは「反対」と回答<ref>朝日新聞、2014年衆院選、朝日・東大谷口研究室共同調査、2014年。</ref>。2017年、2021年のアンケートでは「どちらとも言えない」と回答<ref name="asahi-todai2017"/><ref name="asahi-todai2021"/>。
* [[同性結婚|同性婚]]を可能とする法改正について、2021年の朝日新聞社のアンケートで「どちらかといえば反対」と回答し<ref name="asahi-todai2021"/>、同年のNHKのアンケートで「反対」と回答<ref name="NHK2021">{{cite web |url=https://www.nhk.or.jp/senkyo/database/shugiin/2021/survey/47462.html | title=神奈川13区 | website=NHK 衆議院選挙2021 候補者アンケート | date= | accessdate=2021-10-21 }}</ref>。「同性婚を制度として認めるべきだと考るか」との2021年の毎日新聞社のアンケートに対し回答しなかった<ref name="mainichi2021"/>。
* [[同性結婚|同性婚]]を可能とする法改正について、2021年の朝日新聞社のアンケートで「どちらかといえば反対」と回答し<ref name="asahi-todai2021"/>、同年のNHKのアンケートで「反対」と回答<ref name="NHK2021">{{Cite web|和書|url=https://www.nhk.or.jp/senkyo/database/shugiin/2021/survey/47462.html | title=神奈川13区 | website=NHK 衆議院選挙2021 候補者アンケート | date= | accessdate=2021-10-21 }}</ref>。「同性婚を制度として認めるべきだと考るか」との2021年の毎日新聞社のアンケートに対し回答しなかった<ref name="mainichi2021"/>。
* 「[[LGBT]]など[[性的少数者]]をめぐる理解増進法案を早期に成立させるべきか」との問題提起に対し、「どちらかといえば賛成」と回答<ref name="asahi-todai2021"/>。
* 「[[LGBT]]など[[性的少数者]]をめぐる理解増進法案を早期に成立させるべきか」との問題提起に対し、「どちらかといえば賛成」と回答<ref name="asahi-todai2021"/>。
* [[クオータ制]]の導入について、2021年のアンケートで「どちらかといえば賛成」と回答<ref name="NHK2021"/>。
* [[クオータ制]]の導入について、2021年のアンケートで「どちらかといえば賛成」と回答<ref name="NHK2021"/>。


=== その他 ===
=== その他 ===
* [[森友学園問題|森友学園をる公文書改竄問題]]で、[[財務省]]が開示拒んでいた「赤木ファイル」が2021年6月22日、[[大阪地方裁判所|大阪地裁]]の命令よって公開された<ref>{{Cite news|title=森友問題「赤木ファイル」黒塗りで読み解けたこと、残った謎 安倍昭恵氏の削除は初日に指示|newspaper=[[東京新聞]]|date=2021-06-23|url=https://www.tokyo-np.co.jp/article/112153|accessdate=2021-09-21|author=原田晋也、皆川剛}}</ref>。国の対応をどう考えるかとの問いに対し、2021年の毎日新聞社のアンケート回答しなかった<ref name="mainichi2021">{{cite web |url=http://mainichi.jp/senkyo/49shu/meikan/?mid=A14013002002 | title=自民 神奈川13区 甘利明 |website=第49回衆院選 | publisher=毎日新聞社 | date= | accessdate=2022-6-7 }}</ref>。
* [[森友学園問題|森友学園への国有地売却めぐる公文書改竄問題]]で、2021年5月6日、国は「赤木ファイル」の存在初めて認め<ref>{{Cite web|和書| author= | url=https://www.tokyo-np.co.jp/article/102572 | title=「赤木ファイル」の存在、国側認める 森友文書改ざん訴訟 確認に1以上 | publisher=東京新聞 | date=2021-5-6 | accessdate=2023-5-8 }}</ref>。しかし513日、[[菅義偉]]首相はファイル存在を踏まえた再調査を行わない考えを報道各社書面で示した<ref>{{Cite web|和書| author=石井潤一郎 | url=https://www.asahi.com/articles/ASP5F61XXP5FUTFK007.html | title=菅首相、再調査を否定 「赤木ファイル」所在確認 | publisher=朝日新聞 | date=2021-5-13 | accessdate=2023-5-12 }}</ref>。[[2021年自由民主党総裁選挙|9月の自民党総裁選挙]]で総裁に選出された[[岸田文雄]]も10月11日、衆議院本会議の代表質問で再調査の実施を否定した<ref>{{Cite web|和書| author=皆川剛 | url=https://www.tokyo-np.co.jp/article/136218 | title=岸田首相、森友問題再調査を否定 赤木さん妻「再調査を期待していたので残念」| publisher=東京新聞 | date=2021-10-11 | accessdate=2023-5-12 }}</ref>。国の対応をどう考えるかとの年の毎日新聞社のアンケートに対し回答しなかった<ref name="mainichi2021">{{Cite web|和書|url=https://mainichi.jp/senkyo/49shu/meikan/?mid=A14013002002 | title=自民 神奈川13区 甘利明 |website=第49回衆院選 | publisher=毎日新聞社 | date= | accessdate=2022-6-7 }}</ref>。
* 労働大臣時代の1998年8月20日の参議院委員会で鴻池祥筆の質問に対して「かつて鴻池さんは青年会議所の会頭で、私はヒラの会員。いまは立場が逆転しました」と発言したことにより怒号で審議がストップする騒ぎがあった。
* 労働大臣時代の1998年8月20日の参議院委員会で鴻池祥筆の質問に対して「かつて鴻池さんは青年会議所の会頭で、私はヒラの会員。いまは立場が逆転しました」と発言したことにより怒号で審議がストップする騒ぎがあった。
* 男系天皇を中心に順位をつけたうえ、最終的な選択肢としては[[女系天皇]]も容認すべきだとしている<ref>[https://www.asahi.com/amp/articles/ASMCS454BMCSULFA004.html 皇位継承「女系も容認を」 自民・甘利氏、テレビ番組で] 朝日新聞 2019年11月24日。</ref>。
* 男系天皇を中心に順位をつけたうえ、最終的な選択肢としては[[女系天皇]]も容認すべきだとしている<ref>[https://www.asahi.com/amp/articles/ASMCS454BMCSULFA004.html 皇位継承「女系も容認を」 自民・甘利氏、テレビ番組で] 朝日新聞 2019年11月24日。</ref>。
* 「議員は[[政治資金]]のことで、朝から晩まで悩んでいる。集めにくくすれば、よい政治になるというのはおかしい」と述べ、[[政治資金#政治資金に関する主な規制|政治資金の規制]]の強化に関しては反対の姿勢をとっている<ref>『[頓挫・政治改革10年]第1部(3)政治とカネ(連載)』[[読売新聞]] 2003.5.5 東京朝刊 政治 4頁</ref>。
* 「議員は[[政治資金]]のことで、朝から晩まで悩んでいる。集めにくくすれば、よい政治になるというのはおかしい」と述べ、[[政治資金#政治資金に関する主な規制|政治資金の規制]]の強化に関しては反対の姿勢をとっている<ref>『[頓挫・政治改革10年]第1部(3)政治とカネ(連載)』[[読売新聞]] 2003.5.5 東京朝刊 政治 4頁</ref>。
* [[野党]]時代には[[民主党 (日本 1998-2016)#与党時代(2009年 - 2012年)|民主党政権]]の[[国家戦略会議]]について「かつての[[経済財政諮問会議]]を非難していたが、その開催頻度、透明性、内容、どれをとっても両者を比較することすらおこがましいものになった」「経済財政諮問会議はしっかりとした役割を担ってきたと思うが、今、国家戦略会議は何をしているのか」と指摘していた<ref>[https://kokkai.ndl.go.jp/txt/118105254X00220121031/16 第181回国会 衆議院 本会議 第2号]</ref>。
* 2014年3月6日の[[参議院]][[予算委員会]]では[[日本銀行|日銀]]の[[金融政策]]について「今のところは非常にうまくいっていると思います。」「金利が例を見ないほど低く抑えられていると、そういう中で[[経済成長]]も[[財政再建]]もうまくかみ合うと思います。」と述べている<ref>[https://kokkai.ndl.go.jp/#/detail?minId=118615261X00820140306&spkNum=172&current=7 第186回国会 参議院 予算委員会 第8号]</ref>。
* 2014年3月6日の[[参議院]][[予算委員会]]では[[日本銀行|日銀]]の[[金融政策]]について「今のところは非常にうまくいっていると思います。」「金利が例を見ないほど低く抑えられていると、そういう中で[[経済成長]]も[[財政再建]]もうまくかみ合うと思います。」と述べている<ref>[https://kokkai.ndl.go.jp/#/detail?minId=118615261X00820140306&spkNum=172&current=7 第186回国会 参議院 予算委員会 第8号]</ref>。
*「経済成長無くして財政再建無し」という立場を取り、財務省からは警戒されている<ref>{{Cite news|url = https://www.asahi.com/articles/ASMB774ZJMB7UTFK01R.html|title = 甘利税調会長が語る税制改正「成長なくして再建なし」|publisher = [[朝日新聞]] |date = 2019-10-08 |accessdate = 2020-09-20}}</ref>。「経済成長と無関係に[[歳出]]を縛るのは、論理矛盾だ」「単純な歳出カットをすれば[[デフレーション|デフレ]]に戻ってしまう」と主張している<ref>{{Cite news|url = https://www.sankeibiz.jp/macro/news/150515/mca1505152233013-n1.htm|title = 官邸「歳入増」VS財務省・自民「歳出削減」 財政健全化で綱引き (1/2ページ)|publisher = [[産経新聞]] |date = 2015-05-15 |accessdate = 2020-09-20}}</ref><ref>{{Cite news|url = https://jp.reuters.com/article/inada-interview-idJPKBN0OX14G20150617|title = インタビュー:為替の急激な変動はよくない=稲田・自民政調会長|publisher = [[ロイター]] |date = 2015-06-17 |accessdate = 2020-09-20}}</ref>。
*「経済成長無くして財政再建無し」という立場を取り、財務省からは警戒されている<ref>{{Cite news|url = https://www.asahi.com/articles/ASMB774ZJMB7UTFK01R.html|title = 甘利税調会長が語る税制改正「成長なくして再建なし」|publisher = [[朝日新聞]] |date = 2019-10-08 |accessdate = 2020-09-20}}</ref>。「経済成長と無関係に[[歳出]]を縛るのは、論理矛盾だ」「単純な歳出カットをすれば[[デフレーション|デフレ]]に戻ってしまう」と主張している<ref>{{Cite news|url = https://web.archive.org/web/20210731032944/https://www.sankeibiz.jp/macro/news/150515/mca1505152233013-n1.htm|title = 官邸「歳入増」VS財務省・自民「歳出削減」 財政健全化で綱引き (1/2ページ)|publisher = [[産経新聞]] |date = 2015-05-15 |accessdate = 2020-09-20}}</ref><ref>{{Cite news|url = https://jp.reuters.com/article/inada-interview-idJPKBN0OX14G20150617|title = インタビュー:為替の急激な変動はよくない=稲田・自民政調会長|publisher = [[ロイター]] |date = 2015-06-17 |accessdate = 2020-09-20}}</ref>。
* [[アベノミクス]]の物価名目2%の達成は厳しいと指摘し、個人的見解として「1%でも、デフレ脱却と言っていいのではないか」と述べている<ref>{{Cite news | url = https://jp.reuters.com/article/ldp-amari-idJPKBN1XL0BY |title = 物価目標2%達成厳しい、個人的には1%でもデフレ脱却=自民・甘利税調会長 | agency = [[ロイター]] | date = 2019-11-11 | accessdate = 2020-10-06 }}</ref>。
* [[アベノミクス]]の物価名目2%の達成は厳しいと指摘し、個人的見解として「1%でも、デフレ脱却と言っていいのではないか」と述べている<ref>{{Cite news | url = https://jp.reuters.com/article/ldp-amari-idJPKBN1XL0BY |title = 物価目標2%達成厳しい、個人的には1%でもデフレ脱却=自民・甘利税調会長 | agency = [[ロイター]] | date = 2019-11-11 | accessdate = 2020-10-06 }}</ref>。
* [[日本国債|国債]]発行については「どちらかと言えば抑制すべきだ」としている<ref name="asahi-todai2017"/>。
* [[日本国債|国債]]発行については「どちらかと言えば抑制すべきだ」としている<ref name="asahi-todai2017"/>。
* 日本の「[[世界都市#経済的特徴|国際金融都市]]」については海外の[[金融#狭義の金融(業としての金融)|金融業]]や人材を誘致しやすくするため諸外国に比べて高い相続税などを優遇する措置を「検討する余地はある」としている<ref>[https://www.sankeibiz.jp/macro/amp/201014/mca2010142050015-a.htm 「従来策はデジタル化遅らせる」 甘利・自民税調会長] [[フジサンケイ ビジネスアイ|SankeiBiz]] 2020/10/14 20:50</ref>。
* 日本の「[[世界都市#経済的特徴|国際金融都市]]」については海外の[[金融#狭義の金融(業としての金融)|金融業]]や人材を誘致しやすくするため諸外国に比べて高い相続税などを優遇する措置を「検討する余地はある」としている<ref>[https://web.archive.org/web/20210731030635/https://www.sankeibiz.jp/macro/amp/201014/mca2010142050015-a.htm 「従来策はデジタル化遅らせる」 甘利・自民税調会長] [[フジサンケイ ビジネスアイ|SankeiBiz]] 2020/10/14 20:50</ref>。


== 人物 ==
== 人物 ==
=== 統一教会との関係 ===
=== 統一教会との関係 ===
* 2022年春、統一教会(現・[[世界平和統一家庭連合]])の関連団体「Peace Roadひまわり」から講演の依頼があり、「経済安全保障とは何か」というテーマで講演した<ref name="kyodo202208311600-1">{{cite web |url=https://nordot.app/935026463345786880 | title=旧統一教会との接点、全国会議員712人に聞いてみた【全回答の一覧付き】FAXで回答 | publisher=共同通信 |date=2022-8-31 | accessdate=2022-8-31 }}</ref><ref name="kyodo202208311600-2">{{cite web |url=https://digital.kyodonews.jp/static/diet/questionnaire/list0.html | title=全国会議員712人アンケート 旧統一教会と政治の関係 | publisher=共同通信 |date=2022-8-31 | accessdate=2022-8-31 }}</ref><ref>{{Cite book|和書 |author=[[鈴木エイト]] |date=2022年9月26日 |title=自民党の統一教会汚染―追跡3000日 |publisher=[[小学館]] |pages=307-318 |isbn=978-4093801232}}</ref>。
* 2022年春、統一教会(現・[[世界平和統一家庭連合]])の関連団体「Peace Roadひまわり」から講演の依頼があり、「経済安全保障とは何か」というテーマで講演した<ref name="kyodo202208311600-1">{{Cite web|和書|url=https://nordot.app/935026463345786880 | title=旧統一教会との接点、全国会議員712人に聞いてみた【全回答の一覧付き】FAXで回答 | publisher=共同通信 |date=2022-8-31 | accessdate=2022-8-31 }}</ref><ref name="kyodo202208311600-2">{{Cite web|和書|url=https://digital.kyodonews.jp/static/diet/questionnaire/list0.html | title=全国会議員712人アンケート 旧統一教会と政治の関係 | publisher=共同通信 |date=2022-8-31 | accessdate=2022-8-31 }}</ref><ref>{{Cite book|和書 |author=[[鈴木エイト]] |date=2022年9月26日 |title=自民党の統一教会汚染―追跡3000日 |publisher=[[小学館]] |pages=307-318 |isbn=978-4093801232}}</ref>。


===その他===
===その他===
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* [[麻生太郎]]・[[菅義偉]]と並ぶ[[安倍晋三]]の盟友とされ、[[第2次安倍内閣|第2次]]~[[第4次安倍内閣 (第2次改造)|第4次安倍政権]]退陣までの約8年間にわたり政権を支え続けたことから、安倍を中心とした4人の政治的な同盟関係の呼称として「3A+S」と呼ばれる<ref>[https://special.sankei.com/a/politics/article/20200624/0001.html 【政界徒然草】8年ぶりに政局が動き出す? カギ握る「3A+S」 - 産経ニュース]</ref>。
* [[麻生太郎]]・[[菅義偉]]と並ぶ[[安倍晋三]]の盟友とされ、[[第2次安倍内閣|第2次]]~[[第4次安倍内閣 (第2次改造)|第4次安倍政権]]退陣までの約8年間にわたり政権を支え続けたことから、安倍を中心とした4人の政治的な同盟関係の呼称として「3A+S」と呼ばれる<ref>[https://special.sankei.com/a/politics/article/20200624/0001.html 【政界徒然草】8年ぶりに政局が動き出す? カギ握る「3A+S」 - 産経ニュース]</ref>。
* 日中国会議員書画展へ書画を提供している<ref>[http://www.syogaten.com/list/11.html 甘利明 作品] NPO法人 [[日中国会議員書画展実行委員会]]</ref>。
* 日中国会議員書画展へ書画を提供している<ref>[http://www.syogaten.com/list/11.html 甘利明 作品] NPO法人 [[日中国会議員書画展実行委員会]]</ref>。
* 骨董が趣味で、陶芸振興議員連盟の幹事長でもある<ref name="OldItem">{{Cite web |author= |date=|url=http://www.amari-akira.com/profile/amariakira_nb.html|title=プロフィール|publisher=衆議院議員 甘利明 公式サイト|accessdate=2016-01-25}}</ref>。『[[開運!なんでも鑑定団]]』を毎回録画するほど好んで見ている<ref name="OldItem2">{{Cite web |author= |date=|url=https://www.amari-akira.com/profile/about_akira.html|title=プロフィール|publisher=衆議院議員 甘利明 公式サイト|accessdate=2016-01-25}}</ref>。
* 骨董が趣味で、陶芸振興議員連盟の幹事長でもある<ref name="OldItem">{{Cite web|和書|author= |date=|url=http://www.amari-akira.com/profile/amariakira_nb.html|title=プロフィール|publisher=衆議院議員 甘利明 公式サイト|accessdate=2016-01-25}}</ref>。『[[開運!なんでも鑑定団]]』を毎回録画するほど好んで見ている<ref name="OldItem2">{{Cite web|和書|author= |date=|url=https://www.amari-akira.com/profile/about_akira.html|title=プロフィール|publisher=衆議院議員 甘利明 公式サイト|accessdate=2016-01-25}}</ref>。
* 好きな[[アニメ]]を聞かれた際に[[ドラゴンボール]]をあげており、連載が始まった頃から見続けてきたという<ref>[https://m.youtube.com/watch?feature=youtu.be&v=OUDWrbHof-c 【2017年】政治のこと教えて!甘利さん!番外編] 甘利明 [[YouTube]]</ref>。
* 好きな[[アニメ (日本のアニメーション作品)|アニメ]]を聞かれた際に[[ドラゴンボール]]をあげており、連載が始まった頃から見続けてきたという<ref>[https://m.youtube.com/watch?feature=youtu.be&v=OUDWrbHof-c 【2017年】政治のこと教えて!甘利さん!番外編] 甘利明 [[YouTube]]</ref>。
* 健康のために、事務所で懸垂を行っている<ref name=OldItem/>。
* 健康のために、事務所で懸垂を行っている<ref name=OldItem/>。
* 2010年5月12日、[[衆議院]][[内閣委員会]]の[[国家公務員法]]改正案審議中に[[民主党 (日本 1998-2016)|民主党]]の[[三宅雪子]]を転倒させたとして、民主党から[[懲罰事犯|懲罰動議]]が提出された。甘利は、「全く三宅さんには触れていない」「はめられた、と思った」と述べ、疑惑を全否定した。
* 2010年5月12日、[[衆議院]][[内閣委員会]]の[[国家公務員法]]改正案審議中に[[民主党 (日本 1998-2016)|民主党]]の[[三宅雪子]]を転倒させたとして、民主党から[[懲罰事犯|懲罰動議]]が提出された。甘利は、「全く三宅さんには触れていない」「はめられた、と思った」と述べ、疑惑を全否定した。
* 2014年、第27回[[日本メガネベストドレッサー賞]]・政界部門を受賞<ref>{{cite news|url=http://www.jiji.com/jc/c?g=etm_30&k=2014102000936|archiveurl=https://archive.fo/Vkvyu|archivedate=2014-11-03|title=「メガネベストドレッサー賞」に石原さとみら=AKB48はサングラス特別賞|agencyr=[[時事通信社]]|date=2014-10-20|accessdate=2014-10-21}}</ref>。
* 2014年、第27回[[日本メガネベストドレッサー賞]]・政界部門を受賞<ref>{{cite news|url=http://www.jiji.com/jc/c?g=etm_30&k=2014102000936|archiveurl=https://archive.fo/Vkvyu|archivedate=2014-11-03|title=「メガネベストドレッサー賞」に石原さとみら=AKB48はサングラス特別賞|agencyr=[[時事通信社]]|date=2014-10-20|accessdate=2014-10-21}}</ref>。
* 2015年5月26日、[[閣議 (日本)#日本国憲法下|閣議]]後の記者会見で、[[個人番号|マイナンバー制度]]をPRするために、自らロックバンド[[ゲスの極み乙女|ゲスの極み乙女。]]の楽曲「[[私以外私じゃないの]]」の替え歌を披露し、話題を集めた<ref name=MyNumberSong>{{Cite web |author=株式会社ネットネイティブ|date=2015-10-26|url=http://mdpr.jp/culture/detail/1536301|title=甘利明大臣、会見で『ゲスの極み乙女。』を歌った想い「PV全て視聴した」音楽&映画を語る<モデルプレス対談・中編>|publisher=モデルプレス|accessdate=2016-01-25}}</ref>。
* 2015年5月26日、[[閣議 (日本)#日本国憲法下|閣議]]後の記者会見で、[[個人番号|マイナンバー制度]]をPRするために、自らロックバンド[[ゲスの極み乙女|ゲスの極み乙女。]]の楽曲「[[私以外私じゃないの]]」の替え歌を披露し、話題を集めた<ref name=MyNumberSong>{{Cite web|和書|author=株式会社ネットネイティブ|date=2015-10-26|url=http://mdpr.jp/culture/detail/1536301|title=甘利明大臣、会見で『ゲスの極み乙女。』を歌った想い「PV全て視聴した」音楽&映画を語る<モデルプレス対談・中編>|publisher=モデルプレス|accessdate=2016-01-25}}</ref>。
*2018年、[[全日本空手道連盟錬武会]]会長に就任。
*2018年、[[全日本空手道連盟錬武会]]会長に就任。
*2022年11月7日、衆議院は、甘利が[[新型コロナウイルス感染症 (2019年)|新型コロナウイルス]]に感染したと発表した<ref>{{cite web |author= |url=https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA075MM0X01C22A1000000/ | title=自民党・甘利明前幹事長が新型コロナウイルスに感染 | publisher=日本経済新聞 |date=2022-11-7 | accessdate=2022-11-8 }}</ref>。
*2022年11月7日、衆議院は、甘利が[[新型コロナウイルス感染症 (2019年)|新型コロナウイルス]]に感染したと発表した<ref>{{Cite web|和書|author= |url=https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA075MM0X01C22A1000000/ | title=自民党・甘利明前幹事長が新型コロナウイルスに感染 | publisher=日本経済新聞 |date=2022-11-7 | accessdate=2022-11-8 }}</ref>。


== 政治資金 ==
== 政治資金 ==
{{雑多な内容の箇条書き|date=2017年10月11日 (水) 08:41 (UTC)}}
{{雑多な内容の箇条書き|date=2017年10月11日 (水) 08:41 (UTC)}}
* [[道路特定財源制度|道路特定財源]]を資金源とする[[道路運送経営研究会]](道路特定財源の一般財源化に反対している)から献金を受けている<ref>[https://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/b169030.htm 衆議院議員鈴木宗男君提出社団法人全日本トラック協会への補助金のあり方に関する質問に対する答弁書]</ref>。
* [[道路特定財源制度|道路特定財源]]を資金源とする[[道路運送経営研究会]](道路特定財源の一般財源化に反対している)から献金を受けている<ref>[https://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/b169030.htm 衆議院議員鈴木宗男君提出社団法人全日本トラック協会への補助金のあり方に関する質問に対する答弁書]</ref>。
* [[政治資金収支報告書]]の記載によれば2004年と2005年に[[全国貸金業政治連盟|全政連]]が甘利のパーティー券総額36万円を購入した<ref name=mikinagai>三木陽介、永井大介「貸金業規制:議員そっぽ パーティー券返金、政治献金は激減--蜜月、今は昔」毎日新聞2006年11月8日東京夕刊1ページ</ref>。甘利の事務所は2006年にこれを返金したと述べ<ref name=mikinagai/>「(全政連と)特別な関係はない」とした<ref>「貸金業界、政界への資金増やす 05~06年、規制見直しに向け」朝日新聞朝刊2006年9月20日3ページ</ref>。[[日本共産党]]の機関誌[[しんぶん赤旗]]によると、2003年に、[[消費者金融]]など[[貸金業]]界の政治団体「[[全国貸金業政治連盟]]」(全政連)がパーティー券購入の政治家リスト(自民67、公明2、民主5人)を作成しており、甘利もそのリストに含まれていた<ref>[http://www.jcp.or.jp/akahata/aik2/2003-09-12/14_01.html サラ金業界/パーティ券リストの面々/自民67、公明2、民主5人] しんぶん赤旗 2003年9月12日</ref>。
* [[政治資金収支報告書]]の記載によれば2004年と2005年に[[全国貸金業政治連盟|全政連]]が甘利のパーティー券総額36万円を購入した<ref name=mikinagai>三木陽介、永井大介「貸金業規制:議員そっぽ パーティー券返金、政治献金は激減--蜜月、今は昔」毎日新聞2006年11月8日東京夕刊1ページ</ref>。甘利の事務所は2006年にこれを返金したと述べ<ref name=mikinagai/>「(全政連と)特別な関係はない」とした<ref>「貸金業界、政界への資金増やす 05~06年、規制見直しに向け」朝日新聞朝刊2006年9月20日3ページ</ref>。[[日本共産党]]の機関誌[[しんぶん赤旗]]によると、2003年に、[[消費者金融]]など[[貸金業]]界の政治団体「[[全国貸金業政治連盟]]」(全政連)がパーティー券購入の政治家リスト(自民67、公明2、民主5人)を作成しており、甘利もそのリストに含まれていた<ref>[https://www.jcp.or.jp/akahata/aik2/2003-09-12/14_01.html サラ金業界/パーティ券リストの面々/自民67、公明2、民主5人] しんぶん赤旗 2003年9月12日</ref>。
* 政府より[[補助金]]を得ていた企業から2013年7月と2014年1月に計12万円の[[政治献金|献金]]を受けていたこを、[[野党]]が追及したと報じられた<ref>「補助金企業献金:野党、首相を追及 林・甘利氏も発覚」、毎日新聞 2015年3月3日</ref>。
* 政府より[[補助金]]を得ていた企業から2013年7月と2014年1月に計12万円の[[政治献金|献金]]を受けていたこを、[[野党]]が追及したと報じられた<ref>「補助金企業献金:野党、首相を追及 林・甘利氏も発覚」、毎日新聞 2015年3月3日</ref>。
* [[東京電力ホールディングス|東京電力]]や関連企業が[[政治資金パーティー|パーティー券]]購入額の目安として、東京電力が政治家の電力業界での重要度を査定しランク付けしていた上位10議員の内の1人であったことが報じられた。議員秘書等から依頼に応じパーティー券を購入し、一回あたりの購入額が[[政治資金収支報告書]]に記載義務のない20万円以下であったと報じられた<ref>{{Cite news | url = http://www.asahi.com/special/playback/TKY201201070496.html | title = 東電、10議員を「厚遇」 パーティー券を多額購入 | newspaper = [[朝日新聞]] | date = 2012-01-08 | accessdate = 2012-03-28 }}</ref>。2021年の幹事長就任後には、開発中の小型原発を日本でも新増設すべきとの持論を述べた。
* [[東京電力ホールディングス|東京電力]]や関連企業が[[政治資金パーティー|パーティー券]]購入額の目安として、東京電力が政治家の電力業界での重要度を査定しランク付けしていた上位10議員の内の1人であったことが報じられた。議員秘書等から依頼に応じパーティー券を購入し、一回あたりの購入額が[[政治資金収支報告書]]に記載義務のない20万円以下であったと報じられた<ref>{{Cite news | url = http://www.asahi.com/special/playback/TKY201201070496.html | title = 東電、10議員を「厚遇」 パーティー券を多額購入 | newspaper = [[朝日新聞]] | date = 2012-01-08 | accessdate = 2012-03-28 }}</ref>。2021年の幹事長就任後には、開発中の小型原発を日本でも新増設すべきとの持論を述べた。
* [[しんぶん赤旗]]は、[[パチンコ]]メーカーの[[三共 (パチンコ)|SANKYO]]が、7年間の間に150万円分のパーティー券を4度、計450万円を購入していると報じている<ref>[http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2014-03-02/2014030201_04_1.html 甘利経済再生相との“深い仲”/パチンコ業界 1400万円提供/電力各社 “覆面”献金] しんぶん赤旗 2014年3月2日</ref>。また同紙は、[[労働者派遣事業|労働者派遣法]]に対して[[規制緩和]]を陳情していた日本人材派遣協会に加盟する12社([[マンパワーグループ|マンパワー・ジャパン]]、オリファ、アデコキャリアスタッフ、[[テンプスタッフ・ピープル|ピープルスタッフ]]など)に含まれる企業のいずれかから、労働大臣を務めていた時期を含む6年間に70万9千円の献金を受けたことについて、国会で[[日本共産党]]の議員が追及したと報じた<ref>[http://www.jcp.or.jp/akahata/aik2/2003-04-17/15_01.html 甘利元労相らに献金/人材派遣協会 12社が900万円/大森議員追及] しんぶん赤旗 2003年4月17日</ref>。
* [[しんぶん赤旗]]は、[[パチンコ]]メーカーの[[三共 (パチンコ)|SANKYO]]が、7年間の間に150万円分のパーティー券を4度、計450万円を購入していると報じている<ref>[https://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2014-03-02/2014030201_04_1.html 甘利経済再生相との“深い仲”/パチンコ業界 1400万円提供/電力各社 “覆面”献金] しんぶん赤旗 2014年3月2日</ref>。また同紙は、[[労働者派遣事業|労働者派遣法]]に対して[[規制緩和]]を陳情していた日本人材派遣協会に加盟する12社([[マンパワーグループ|マンパワー・ジャパン]]、オリファ、アデコキャリアスタッフ、[[テンプスタッフ・ピープル|ピープルスタッフ]]など)に含まれる企業のいずれかから、労働大臣を務めていた時期を含む6年間に70万9千円の献金を受けたことについて、国会で[[日本共産党]]の議員が追及したと報じた<ref>[https://www.jcp.or.jp/akahata/aik2/2003-04-17/15_01.html 甘利元労相らに献金/人材派遣協会 12社が900万円/大森議員追及] しんぶん赤旗 2003年4月17日</ref>。
* 2013年、2014年の2年間で政治資金パーティーが1千万円を超えたケースが6度あった<ref name="chunichi20160315">{{Cite news | url = http://www.chunichi.co.jp/s/article/2016031501002059.html | title = 政治資金パーティー360回 安倍政権の閣僚ら2年で | publisher = [[中日新聞]] | date = 2016-03-15 | archiveurl = https://web.archive.org/web/20160320121728/http://www.chunichi.co.jp/s/article/2016031501002059.html| archivedate = 2016-03-20 | accessdate = 2016-04-18 }}</ref>。政府が閣議決定している大臣規範は「国民の疑惑を招きかねない大規模なパーティーは自粛する」としている<ref name="chunichi20160315"/>。
* 2013年、2014年の2年間で政治資金パーティーが1千万円を超えたケースが6度あった<ref name="chunichi20160315">{{Cite news | url = http://www.chunichi.co.jp/s/article/2016031501002059.html | title = 政治資金パーティー360回 安倍政権の閣僚ら2年で | publisher = [[中日新聞]] | date = 2016-03-15 | archiveurl = https://web.archive.org/web/20160320121728/http://www.chunichi.co.jp/s/article/2016031501002059.html| archivedate = 2016-03-20 | accessdate = 2016-04-18 }}</ref>。政府が閣議決定している大臣規範は「国民の疑惑を招きかねない大規模なパーティーは自粛する」としている<ref name="chunichi20160315"/>。


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2016年1月、千葉県の建設会社「薩摩興業」が2013年に道路建設をめぐり甘利側に[[都市再生機構]](UR都市機構)に対する口利きを依頼し、見返りに総額1200万円を[[現金]]や接待で甘利側に提供したと、週刊文春が報じた<ref>[https://www.nikkei.com/article/DGXLASFS21H3X_R20C16A1PP8000/ 甘利氏、曖昧答弁に終始 金銭授受疑惑 辞任は否定] 日本経済新聞 2016年1月22日</ref><ref>[https://www.nikkei.com/article/DGXLASDG20H96_Q6A120C1CC1000/ 「甘利氏側に1200万円」 千葉の建設業者、週刊文春報道] 日本経済新聞 2016年1月20日</ref><ref>[http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS21H3F_R20C16A1PP8000/ 野党は辞任要求、政権中枢を直撃 甘利氏の金銭授受疑惑] 日本経済新聞 2016年1月22日</ref><ref>[http://www.sankei.com/politics/news/160121/plt1601210039-n1.html 民主・蓮舫代表代行、事実なら「議員の立場も問われる」] 産経新聞 2016年1月21日</ref><ref>[https://archive.fo/Sxwe5 「この方が来られたことは覚えているが…」事務所で50万受領報道に歯切れ悪く] 産経新聞 2016年1月21日</ref><ref>[http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201601/CK2016012202000128.html 金銭授受疑惑の甘利氏「記憶と一部違う」 辞任は否定] 東京新聞 2016年1月22日朝刊</ref><ref>[http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20160122/plt1601220830001-n1.htm 政権激震 甘利大臣が建設会社から1200万円 授受詳細を記録] 夕刊フジ 2016年1月22日</ref><ref>[http://lite-ra.com/2016/01/post-1907.html 収賄疑惑を告発された甘利大臣の悪評!経産相時代、バンダイの御曹司に絵画を1500万円で売りつけ裏金づくりの疑惑も] Litera 2016年1月21日</ref><ref>[http://shukan.bunshun.jp/articles/-/5795 衝撃告発「私は甘利大臣に賄賂を渡した!」] 週刊文春 2016年1月20日</ref><ref>[http://www.sankei.com/photo/story/news/160409/sty1604090004-n1.html 甘利氏問題、UR強制捜査 元秘書を任意聴取] 産経新聞 2016年4月9日</ref>。甘利は「社長が大臣室を訪問したのは事実」と認めたが「何をしたかは記憶が曖昧だ」と述べた。
2016年1月、千葉県の建設会社「薩摩興業」が2013年に道路建設をめぐり甘利側に[[都市再生機構]](UR都市機構)に対する口利きを依頼し、見返りに総額1200万円を[[現金]]や接待で甘利側に提供したと、週刊文春が報じた<ref>[https://www.nikkei.com/article/DGXLASFS21H3X_R20C16A1PP8000/ 甘利氏、曖昧答弁に終始 金銭授受疑惑 辞任は否定] 日本経済新聞 2016年1月22日</ref><ref>[https://www.nikkei.com/article/DGXLASDG20H96_Q6A120C1CC1000/ 「甘利氏側に1200万円」 千葉の建設業者、週刊文春報道] 日本経済新聞 2016年1月20日</ref><ref>[http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS21H3F_R20C16A1PP8000/ 野党は辞任要求、政権中枢を直撃 甘利氏の金銭授受疑惑] 日本経済新聞 2016年1月22日</ref><ref>[http://www.sankei.com/politics/news/160121/plt1601210039-n1.html 民主・蓮舫代表代行、事実なら「議員の立場も問われる」] 産経新聞 2016年1月21日</ref><ref>[https://archive.fo/Sxwe5 「この方が来られたことは覚えているが…」事務所で50万受領報道に歯切れ悪く] 産経新聞 2016年1月21日</ref><ref>[http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201601/CK2016012202000128.html 金銭授受疑惑の甘利氏「記憶と一部違う」 辞任は否定] 東京新聞 2016年1月22日朝刊</ref><ref>[http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20160122/plt1601220830001-n1.htm 政権激震 甘利大臣が建設会社から1200万円 授受詳細を記録] 夕刊フジ 2016年1月22日</ref><ref>[http://lite-ra.com/2016/01/post-1907.html 収賄疑惑を告発された甘利大臣の悪評!経産相時代、バンダイの御曹司に絵画を1500万円で売りつけ裏金づくりの疑惑も] Litera 2016年1月21日</ref><ref>[http://shukan.bunshun.jp/articles/-/5795 衝撃告発「私は甘利大臣に賄賂を渡した!」] 週刊文春 2016年1月20日</ref><ref>[http://www.sankei.com/photo/story/news/160409/sty1604090004-n1.html 甘利氏問題、UR強制捜査 元秘書を任意聴取] 産経新聞 2016年4月9日</ref>。甘利は「社長が大臣室を訪問したのは事実」と認めたが「何をしたかは記憶が曖昧だ」と述べた。


同月28日の記者会見で、薩摩興業側から2013年11月に大臣室で50万円、2014年2月には大和市の地元事務所で50万円を2回に渡り受け取ったこを認め「秘書には政治資金収支報告書に記載するよう指示した記載されなかった」と述べ、500万円について「秘書に政治資金収支報告書記載するよ指示したが実際には200万しか記載せず、300万は秘書Aが無断で私的流用してい」と述べた<ref>[http://mainichi.jp/articles/20160129/k00/00m/010/017000c <甘利経済再生相>「秘書が菓子折りの中にのし袋と報告」] 毎日新聞 2016年1月29日</ref><ref>[https://archive.fo/XYZyR 現金授受問題 謝礼、献金かみ合わず 業者側「大臣ポケットに」 甘利氏「秘書に処理指示」] 西日本新聞 2016年2月1日</ref>。また、特命相を引責辞任する旨発表した<ref name="asahi20160128">[http://www.asahi.com/articles/ASJ1X5TSBJ1XUTFK011.html 甘利経済再生相が閣僚辞任 2度の現金授受認める] 朝日新聞 2016年1月28日</ref>。これ以降「[[睡眠障害]]」を理由に[[第190回国会]]を閉会まで欠席<ref name="asahi20160216"/><ref>[https://megalodon.jp/2016-0316-0635-13/www3.nhk.or.jp/news/html/20160316/k10010444731000.html 甘利前大臣 さらに2か月国会欠席 自民党に伝える] NHKニュース 2016年3月16日</ref><ref>[http://www.sankei.com/politics/news/160315/plt1603150030-n1.html 甘利氏、国会欠席を継続 自民「体調回復せず」] 産経新聞 2016年3月15日</ref>。
甘利は同月28日の記者会見で、甘利自身の問題について、薩摩興業側から2013年11月に大臣室で50万円、2014年2月には大和市の地元事務所で50万円を2回に渡り受け取り、第13区支部への寄付して処理するよう指示し、政治資金収支報告書に記載が確認できていると述べた。また事務所秘書の問題について「A秘書は500万円ついて、うち100万円を第13区支部への献金として受け取り政治資金収支報告書にもそのように記載、残り400万円は薩摩興業へ返そしたが応じてもらえず、うち100薩摩興業総務担当者と相談の上で薩摩興業から甘利の元秘書の県議代表を務める大和市第二支部への寄付とし、残り300万は無断で使したと話してい」と述べた<ref>[http://mainichi.jp/articles/20160129/k00/00m/010/017000c <甘利経済再生相>「秘書が菓子折りの中にのし袋と報告」] 毎日新聞 2016年1月29日</ref><ref>[https://archive.fo/XYZyR 現金授受問題 謝礼、献金かみ合わず 業者側「大臣ポケットに」 甘利氏「秘書に処理指示」] 西日本新聞 2016年2月1日</ref>。また、「(これらについて)選管などとも相談をした上で、全て返金するよう事務所に指示した」と述べた。口利きについては「A秘書は、薩摩興業からURとの間の補償交渉に関する陳情があったので、大和事務所のC秘書に調べるよう頼んだと話している」、「C秘書は、話し合いの進捗状況の確認のためにURに行ったが、何かお願いをした記憶はないと話している」と述べた。また、「A秘書とB秘書が、薩摩興業の総務担当者や社長から飲食や金銭授受などの接待を多数回にわたり受けている事実を認め、辞表を甘利に提出、それを受理した」と述べた。そして、甘利は特命相を引責辞任する旨発表した<ref name="asahi20160128">[http://www.asahi.com/articles/ASJ1X5TSBJ1XUTFK011.html 甘利経済再生相が閣僚辞任 2度の現金授受認める]{{リンク切れ|date=2023年6月}} 朝日新聞 2016年1月28日</ref>。これ以降「[[睡眠障害]]」を理由に[[第190回国会]]を閉会まで欠席<ref name="asahi20160216"/><ref>[https://megalodon.jp/2016-0316-0635-13/www3.nhk.or.jp/news/html/20160316/k10010444731000.html 甘利前大臣 さらに2か月国会欠席 自民党に伝える] NHKニュース 2016年3月16日</ref><ref>[http://www.sankei.com/politics/news/160315/plt1603150030-n1.html 甘利氏、国会欠席を継続 自民「体調回復せず」] 産経新聞 2016年3月15日</ref>。


2016年3月15日、弁護士グループ「社会文化法律センター」が<ref name="nhk20160316">[http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160316/k10010445181000.html 甘利前経済再生相と元秘書の告発状提出]NHK{{リンク切れ|date=2017-02}}</ref><ref>[http://mainichi.jp/articles/20160316/k00/00e/040/218000c 甘利氏:弁護士団体が刑事告発 あっせん利得容疑] 毎日新聞2016年3月16日{{リンク切れ|date=2017-02}}</ref><ref>[http://www.chibanippo.co.jp/news/national/311219 甘利氏らを刑事告発 金銭授受問題で弁護士団体] 千葉日報 2016年3月17日</ref>、また4月8日には「政治資金[[オンブズマン]]」が<ref>[http://www.asahi.com/articles/ASJ4761HZJ47UTIL050.html 甘利氏と元秘書を市民団体が告発 現金授受問題] 朝日新聞 2016年4月8日</ref>、それぞれ、[[東京地方検察庁]]に甘利とその元秘書を[[公職にある者等のあっせん行為による利得等の処罰に関する法律|あっせん利得処罰法]]違反で[[告訴・告発|刑事告発]]した。これに対し、甘利の事務所は容疑を否認している<ref name="nhk20160316"/>。[[特別捜査部]]は5月、全員について嫌疑不十分で[[起訴|不起訴処分]]<ref>[http://www.asahi.com/articles/ASJ50424PJ50UTIL01G.html 甘利氏と元秘書らを不起訴処分 現金授受問題で東京地検] 朝日新聞 2016年5月31日</ref>。両者は[[検察審査会]]への申し立てを行なったが、甘利については不起訴相当、秘書については不起訴不当。この不当議決を受けての[[捜査|再捜査]]の結果も嫌疑不十分で不起訴とされた<ref>[http://www.asahi.com/articles/ASJ8J4WN1J8JUTIL01V.html 甘利氏元秘書、再び不起訴 東京地検の捜査終結] 朝日新聞2016年8月16日</ref>。8月20日、告発可能な全ての事実について[[公訴時効]]成立。
2016年3月15日、弁護士グループ「社会文化法律センター」が<ref name="nhk20160316">[http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160316/k10010445181000.html 甘利前経済再生相と元秘書の告発状提出]NHK{{リンク切れ|date=2017-02}}</ref><ref>[http://mainichi.jp/articles/20160316/k00/00e/040/218000c 甘利氏:弁護士団体が刑事告発 あっせん利得容疑] 毎日新聞2016年3月16日{{リンク切れ|date=2017-02}}</ref><ref>[http://www.chibanippo.co.jp/news/national/311219 甘利氏らを刑事告発 金銭授受問題で弁護士団体] 千葉日報 2016年3月17日</ref>、また4月8日には「政治資金[[オンブズマン]]」が<ref>[http://www.asahi.com/articles/ASJ4761HZJ47UTIL050.html 甘利氏と元秘書を市民団体が告発 現金授受問題]{{リンク切れ|date=2023年6月}} 朝日新聞 2016年4月8日</ref>、それぞれ、[[東京地方検察庁]]に甘利とその元秘書を[[公職にある者等のあっせん行為による利得等の処罰に関する法律|あっせん利得処罰法]]違反で[[告訴・告発|刑事告発]]した。これに対し、甘利の事務所は容疑を否認している<ref name="nhk20160316"/>。[[特別捜査部]]は5月、全員について嫌疑不十分で[[起訴|不起訴処分]]<ref>[http://www.asahi.com/articles/ASJ50424PJ50UTIL01G.html 甘利氏と元秘書らを不起訴処分 現金授受問題で東京地検]{{リンク切れ|date=2023年6月}} 朝日新聞 2016年5月31日</ref>。両者は[[検察審査会]]へ審査の申し立てをした。検察審査会は審査を行な、甘利については不起訴相当、秘書については不起訴不当議決た<ref>{{Cite news
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| title = 検察審査会、甘利氏を「不起訴相当」に 金銭授受問題
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| accessdate = 2023-06-21
}}</ref>。これで甘利は不起訴が確定した。そして、秘書について不起訴不当との議決を受けて[[捜査|再捜査]]した検察は、再び嫌疑不十分で不起訴処分とした。これで秘書も不起訴が確定した<ref>[http://www.asahi.com/articles/ASJ8J4WN1J8JUTIL01V.html 甘利氏元秘書、再び不起訴 東京地検の捜査終結]{{リンク切れ|date=2023年6月}} 朝日新聞2016年8月16日</ref>。{{要検証範囲|8月20日、告発可能な全ての事実について[[公訴時効]]成立。|date=2023年6月}}


辞任会見の際、疑惑について「調査を進め、然るべきタイミングで公表する機会を持たせて頂く」と述べたが<ref>{{Cite web |date=2016-01-28 |url=https://www.cao.go.jp/minister/1510_a_amari/kaiken/2016/0128kaiken.html |title=甘利内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成28年1月28日|publisher=内閣府 |accessdate=2021-09-30 }}</ref>、未だに釈明は行われていない。そればかりか、2021年10月の自民党幹事長就任会見では「私自身のことは記者会見で質問が尽きるまであらゆる質問に答え、書面の質問にも答えてきた。私としては説明責任を含め、責務を果たし終えたと考えている」と発言した<ref>[https://www.nhk.or.jp/politics/articles/lastweek/69311.html 野党が検証チーム“甘利氏の政治とカネ問題”][[NHK]]政治マガジン2021年10月5日</ref>。
1月28日の辞任会見の際、事務所秘書への疑惑について「調査を進め、然るべきタイミングで公表する機会を持たせて頂く」と述べたが<ref>{{Cite web|和書|date=2016-01-28 |url=https://www.cao.go.jp/minister/1510_a_amari/kaiken/2016/0128kaiken.html |title=甘利内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成28年1月28日|publisher=内閣府 |accessdate=2021-09-30 }}</ref>、未だに釈明は行われていない。また、2021年10月の自民党幹事長就任会見では「私自身のことは記者会見で質問が尽きるまであらゆる質問に答え、書面の質問にも答えてきた。私としては説明責任を含め、責務を果たし終えたと考えている」と発言した<ref>[https://www.nhk.or.jp/politics/articles/lastweek/69311.html 野党が検証チーム“甘利氏の政治とカネ問題”][[NHK]]政治マガジン2021年10月5日</ref>。


===学術会議の「千人計画」めぐるブログ修正===
===学術会議の「千人計画」めぐるブログ修正===
2020年8月6日付のブログ「国会リポート第410号」で、[[日本学術会議]]が中国の軍事研究につながる[[千人計画]]に「'''積極的に協力しています'''」<ref>{{Cite web|url=https://amari-akira.com/01_parliament/2020/410.html|title=国会リポート 第410号|accessdate=2020-10-12|author=甘利明|date=2020-08-06|archiveurl=https://web.archive.org/web/20201002191615/https://amari-akira.com/01_parliament/2020/410.html|archivedate=2020-10-02}}</ref>と記したが、「誤った情報だ」との指摘が相次ぎ、同年10月12日に「'''間接的に協力しているように映ります'''」と修正した<ref>{{Cite web|url=https://amari-akira.com/01_parliament/2020/410.html|title=国会リポート 第410号|accessdate=2020-10-12|author=甘利明|date=2020-08-06|archiveurl=https://web.archive.org/web/20201012085525/https://amari-akira.com/01_parliament/2020/410.html|archivedate=2020-10-12}}</ref><ref name="asahi047">{{Cite web |url=https://www.asahi.com/articles/ASNBG6HLXNBGUTIL047.html |title=「学術会議は千人計画に協力」甘利氏修正 誤り指摘受け |publisher =朝日新聞 |date=2020-10-14 |accessdate=2023-01-01}}</ref><ref name="buzz-2">[https://www.buzzfeed.com/jp/kotahatachi/thousand-talents-plan-2 学術会議が「中国の千人計画に積極的に協力」とした自民・甘利氏、ブログをひっそり修正] Buzzfeed</ref>。ブログの書き換えについて、注釈・訂正文などは添えられていなかった<ref name="buzz-2" />。その後、12日夜に公開したブログ「国会リポート第413号」で「二ヶ月前の国会リポートで日本学術会議に関し私が言いたかった趣旨」として、学術会議について自身が問題であるとする点を列挙した上で、「日本の公的機関でありながら対日本と対中国との対応の落差を指摘したかった訳です」「『積極的に協力』と云う表現が適切でないとしたら『間接的に協力していることになりはしないか』と改めさせて頂きます」などと述べた<ref>{{Cite web|url=https://amari-akira.com/01_parliament/2020/413.html|title=国会リポート 第413号|accessdate=2020-10-14|author=甘利明|date=2023-01-01|archiveurl=|archivedate=}}</ref><ref name="buzz-3">{{Cite web|url=https://www.buzzfeed.com/jp/kotahatachi/thousand-talents-plan-3|title=「適切でないとしたら…」自民・甘利議員、学術会議の「千人計画」めぐるブログ書き換えを釈明|accessdate=2020-10-17|author=籏智広太|date=2020-10-13|publisher=BuzzFeed Japan}}</ref>。
2020年8月6日付のブログ「国会リポート第410号」で、[[日本学術会議]]が中国の軍事研究につながる[[千人計画]]に「'''積極的に協力しています'''」<ref>{{Cite web|和書|url=https://amari-akira.com/01_parliament/2020/410.html|title=国会リポート 第410号|accessdate=2020-10-12|author=甘利明|date=2020-08-06|archiveurl=https://web.archive.org/web/20201002191615/https://amari-akira.com/01_parliament/2020/410.html|archivedate=2020-10-02}}</ref>と記したが、「誤った情報だ」との指摘が相次ぎ、同年10月12日に「'''間接的に協力しているように映ります'''」と修正した<ref>{{Cite web|和書|url=https://amari-akira.com/01_parliament/2020/410.html|title=国会リポート 第410号|accessdate=2020-10-12|author=甘利明|date=2020-08-06|archiveurl=https://web.archive.org/web/20201012085525/https://amari-akira.com/01_parliament/2020/410.html|archivedate=2020-10-12}}</ref><ref name="asahi047">{{Cite web|和書|url=https://www.asahi.com/articles/ASNBG6HLXNBGUTIL047.html |title=「学術会議は千人計画に協力」甘利氏修正 誤り指摘受け |publisher =朝日新聞 |date=2020-10-14 |accessdate=2023-01-01}}</ref><ref name="buzz-2">[https://www.buzzfeed.com/jp/kotahatachi/thousand-talents-plan-2 学術会議が「中国の千人計画に積極的に協力」とした自民・甘利氏、ブログをひっそり修正] Buzzfeed</ref>。ブログの書き換えについて、注釈・訂正文などは添えられていなかった<ref name="buzz-2" />。その後、12日夜に公開したブログ「国会リポート第413号」で「二ヶ月前の国会リポートで日本学術会議に関し私が言いたかった趣旨」として、学術会議について自身が問題であるとする点を列挙した上で、「日本の公的機関でありながら対日本と対中国との対応の落差を指摘したかった訳です」「『積極的に協力』と云う表現が適切でないとしたら『間接的に協力していることになりはしないか』と改めさせて頂きます」などと述べた<ref>{{Cite web|和書|url=https://amari-akira.com/01_parliament/2020/413.html|title=国会リポート 第413号|accessdate=2020-10-14|author=甘利明|date=2023-01-01|archiveurl=|archivedate=}}</ref><ref name="buzz-3">{{Cite web|和書|url=https://www.buzzfeed.com/jp/kotahatachi/thousand-talents-plan-3|title=「適切でないとしたら…」自民・甘利議員、学術会議の「千人計画」めぐるブログ書き換えを釈明|accessdate=2020-10-17|author=籏智広太|date=2020-10-13|publisher=BuzzFeed Japan}}</ref>。


ブログの修正前に、保守系のまとめサイト「[[まとめサイト|アノニマスポスト]]」や複数のメディア記事がこのブログを「根拠」として拡散し、「反日組織」「中国に情報を流している」など学術会議を批判するコメントが相次いだ<ref name="buzz-3" /><ref name="bungei30a44">{{Cite web |url=https://bungeishunju.com/n/n931de5c30a44 |title=政治家のSNSが酷すぎる 日本学術会議と中国「千人計画」デマに踊る国会議員たち |publisher =文藝春秋digital |date=2020-11-12 |accessdate=2023-01-01}}</ref><ref name="asahi047" />。10月15日、学術会議の元会長は対中協力に関して「悪質なデマ」と断言し、内閣府も「関わりありません」と明確に否定した<ref name="reuters20201015">{{Cite web |url=https://www.reuters.com/article/idJP2020101501001648 |title=学術会議元会長、対中協力を否定 |publisher =reuters |date=2021-06-03 |accessdate=2023-01-01}}</ref><ref>{{Cite web |url=https://mainichi.jp/articles/20201015/k00/00m/010/252000c |title=“千人計画協力”は「悪質なデマ」 学術会議元会長や内閣府が否定 野党ヒアリング詳報 |publisher =毎日新聞 |date=2020-10-15 |accessdate=2023-01-01}}</ref>。ブログの修正後も、「学術会議が中国の軍事に深く関与している」と断定する甘利氏の言説はネット上で拡散され、影響力の大きさが指摘された<ref name="tokyo62281">{{Cite web |url=https://www.tokyo-np.co.jp/article/62281 |title=学術会議が千人計画に協力は「悪質なデマ」 甘利氏がブログ訂正も誤情報が拡散 |publisher =東京新聞 |date=2020-10-16 |accessdate=2023-01-01}}</ref>。
ブログの修正前に、保守系のまとめサイト「[[まとめサイト|アノニマスポスト]]」や複数のメディア記事がこのブログを「根拠」として拡散し、「反日組織」「中国に情報を流している」など学術会議を批判するコメントが相次いだ<ref name="buzz-3" /><ref name="bungei30a44">{{Cite web|和書|url=https://bungeishunju.com/n/n931de5c30a44 |title=政治家のSNSが酷すぎる 日本学術会議と中国「千人計画」デマに踊る国会議員たち |publisher =文藝春秋digital |date=2020-11-12 |accessdate=2023-01-01}}</ref><ref name="asahi047" />。10月15日、学術会議の元会長は対中協力に関して「悪質なデマ」と断言し、内閣府も「関わりありません」と明確に否定した<ref name="reuters20201015">{{Cite web|和書|url=https://www.reuters.com/article/idJP2020101501001648 |title=学術会議元会長、対中協力を否定 |publisher =reuters |date=2021-06-03 |accessdate=2023-01-01}}</ref><ref>{{Cite web|和書|url=https://mainichi.jp/articles/20201015/k00/00m/010/252000c |title=“千人計画協力”は「悪質なデマ」 学術会議元会長や内閣府が否定 野党ヒアリング詳報 |publisher =毎日新聞 |date=2020-10-15 |accessdate=2023-01-01}}</ref>。ブログの修正後も、「学術会議が中国の軍事に深く関与している」と断定する甘利氏の言説はネット上で拡散され、影響力の大きさが指摘された<ref name="tokyo62281">{{Cite web|和書|url=https://www.tokyo-np.co.jp/article/62281 |title=学術会議が千人計画に協力は「悪質なデマ」 甘利氏がブログ訂正も誤情報が拡散 |publisher =東京新聞 |date=2020-10-16 |accessdate=2023-01-01}}</ref>。


===2021年の衆議院選での絶叫演説===
===2021年の衆議院選での絶叫演説===
2021年10月29日、現金授受問題を抱えた[[第49回衆議院議員総選挙]]での街頭演説において、話題が経済安全保障になった際「私は未来を見通せる。その私がいなくなれば大変なことになる。未来は変わっちゃう。私の手の中には日本の未来が入っている。私の妨害をしたら、これは国家の行く末を妨害しているのと同じことなのであります!」と絶叫演説した<ref>[https://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/20211029-OYT1T50499/ [衆院選2021・発言録]「私がいなければ日本は立ちゆかない。経済界は全員わかっている」]読売新聞2021年10月29日</ref><ref>[https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/296790 甘利幹事長まさかの落選危機で錯乱状態!「私がいなくなれば大変なことになる」と絶叫演説] 日刊ゲンダイ(全3ページ)</ref><ref name="bunshun20211102">{{Cite web |url=https://bunshun.jp/articles/-/49773 |title=甘利明の“絶叫演説”、平井卓也の“孤独なパレード”、そのとき小川淳也は…「香川1区」に潜入!《衆院選ルポ》 |publisher =文春オンライン |date=2021-11-02 |accessdate=2023-01-01}}</ref><ref>{{Cite web |url=https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/296980 |title=甘利さんのオカルトじみた絶叫演説…ただのヤバイ人じゃん |publisher =日刊ゲンダイ |date=2021-11-05 |accessdate=2023-03-02}}</ref>。10月30日、現職[[幹事長]]として初めて小選挙区で落選し、比例復活した<ref name="bunshun20211102" /><ref>{{Cite web |url=https://www.asahi.com/articles/ASPDV6VHZPDNULOB01P.html |title=政治とカネ問題「幹事長になってたたかれた」 小選挙区落選の甘利氏 |publisher =朝日新聞 |date=2021-12-27 |accessdate=2023-01-01}}</ref><ref>{{Cite web |url=https://president.jp/articles/-/51505?page=1 |title=そもそも苦戦必至だった甘利氏を、なぜ幹事長という重職に起用してしまったのか |publisher =president |date=2021-11-02 |accessdate=2023-03-02}}</ref>。
2021年10月29日、現金授受問題を抱えた[[第49回衆議院議員総選挙]]での街頭演説において、話題が経済安全保障になった際「私は未来を見通せる。その私がいなくなれば大変なことになる。未来は変わっちゃう。私の手の中には日本の未来が入っている。私の妨害をしたら、これは国家の行く末を妨害しているのと同じことなのであります!」と絶叫演説した<ref>[https://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/20211029-OYT1T50499/ [衆院選2021・発言録]「私がいなければ日本は立ちゆかない。経済界は全員わかっている」]読売新聞2021年10月29日</ref><ref>[https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/296790 甘利幹事長まさかの落選危機で錯乱状態!「私がいなくなれば大変なことになる」と絶叫演説] 日刊ゲンダイ(全3ページ)</ref><ref name="bunshun20211102">{{Cite web|和書|url=https://bunshun.jp/articles/-/49773 |title=甘利明の“絶叫演説”、平井卓也の“孤独なパレード”、そのとき小川淳也は…「香川1区」に潜入!《衆院選ルポ》 |publisher =文春オンライン |date=2021-11-02 |accessdate=2023-01-01}}</ref><ref>{{Cite web|和書|url=https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/296980 |title=甘利さんのオカルトじみた絶叫演説…ただのヤバイ人じゃん |publisher =日刊ゲンダイ |date=2021-11-05 |accessdate=2023-03-02}}</ref>。10月30日、現職[[幹事長]]として初めて小選挙区で落選し、比例復活した<ref name="bunshun20211102" /><ref>{{Cite web|和書|url=https://www.asahi.com/articles/ASPDV6VHZPDNULOB01P.html |title=政治とカネ問題「幹事長になってたたかれた」 小選挙区落選の甘利氏 |publisher =朝日新聞 |date=2021-12-27 |accessdate=2023-01-01}}</ref><ref>{{Cite web|和書|url=https://president.jp/articles/-/51505?page=1 |title=そもそも苦戦必至だった甘利氏を、なぜ幹事長という重職に起用してしまったのか |publisher =president |date=2021-11-02 |accessdate=2023-03-02}}</ref>。


===審査前の医薬品を後押し===
===審査前の医薬品を後押し===
{{see also|エンシトレルビル#承認プロセスの妥当性}}
{{see also|エンシトレルビル#承認プロセスの妥当性}}
2022年2月4日、自身のツイッターに「[[塩野義製薬]]が開発中のワクチンと治療薬([[エンシトレルビル|ゾコーバ]])の治験報告に来た。日本人対象の治験で副作用は既存薬より極めて少なく効能は他を圧している。外国承認をアリバイに石橋を叩いても渡らない厚労省を督促中だ」とツイートし、承認前の医薬品の広告禁止を定めた[[薬機法]]に違反するという声や、[[薬事承認]]を巡り厚労省が不当な政治圧力を受けかねないとして炎上した<ref name="bionikkei20220208">{{Cite web |url=https://bio.nikkeibp.co.jp/atcl/news/p1/22/02/07/09135/ |title=塩野義の手代木社長、甘利氏ツイート念頭に「政治など外部の影響を受けることはない」 |publisher =日経バイオテク |date=2022-02-08 |accessdate=2022-11-30}}</ref><ref>{{Cite web |url=https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/301007 |title=自民・甘利明氏 コロナ治療薬めぐる“手柄アピール”ツイートが大炎上! 違法性はないのか |publisher =日刊ゲンダイ |date=2022-02-07 |accessdate=2022-11-30}}</ref><ref>{{Cite web |url=https://diamond.jp/articles/-/307733 |title=塩野義製薬のコロナ飲み薬が「袋だたき」に遭った理由、緊急承認再び見送りに |publisher =ダイヤモンド社 |date=2022-08-11 |accessdate=2022-12-01}}</ref>。
2022年2月4日、自身のツイッターに「[[塩野義製薬]]が開発中のワクチンと治療薬([[エンシトレルビル|ゾコーバ]])の治験報告に来た。日本人対象の治験で副作用は既存薬より極めて少なく効能は他を圧している。外国承認をアリバイに石橋を叩いても渡らない厚労省を督促中だ」とツイートし、承認前の医薬品の広告禁止を定めた[[薬機法]]に違反するという声や、[[薬事承認]]を巡り厚労省が不当な政治圧力を受けかねないとして炎上した<ref name="bionikkei20220208">{{Cite web|和書|url=https://bio.nikkeibp.co.jp/atcl/news/p1/22/02/07/09135/ |title=塩野義の手代木社長、甘利氏ツイート念頭に「政治など外部の影響を受けることはない」 |publisher =日経バイオテク |date=2022-02-08 |accessdate=2022-11-30}}</ref><ref>{{Cite web|和書|url=https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/301007 |title=自民・甘利明氏 コロナ治療薬めぐる“手柄アピール”ツイートが大炎上! 違法性はないのか |publisher =日刊ゲンダイ |date=2022-02-07 |accessdate=2022-11-30}}</ref><ref>{{Cite web|和書|url=https://diamond.jp/articles/-/307733 |title=塩野義製薬のコロナ飲み薬が「袋だたき」に遭った理由、緊急承認再び見送りに |publisher =ダイヤモンド社 |date=2022-08-11 |accessdate=2022-12-01}}</ref>。


===少子化対策の財源をめぐる発言===
===少子化対策の財源をめぐる発言===
2023年1月5日、[[BSテレビ東京]]の「[[日経ニュースプラス9]]」で、[[岸田文雄]]首相が年頭に述べた「異次元の少子化対策」の財源論をめぐり、「子育ては全国民に関わり、幅広く支えていく体制を取らなければならず、将来の[[消費税]](増税)も含めて少し地に足をつけた議論をしなければならない」と発言した<ref>{{Cite web |url=https://www.sankei.com/article/20230106-O5P4ZIFFIZMEDMNNPCOTOH6I6M/ |title=少子化対策財源、消費増税も検討対象 自民税調幹部の甘利氏 |publisher =産経新聞 |date=2023-01-06 |accessdate=2023-01-23}}</ref><ref>{{Cite web |url=https://txbiz.tv-tokyo.co.jp/nms/news/post_265920 |title=少子化対策の財源 自民 甘利氏 消費税増税も検討対象 |publisher =テレビ東京 |date=2023-01-06 |accessdate=2023-01-23}}</ref><ref>{{Cite web |url=https://www.tokyo-np.co.jp/article/223807 |title=甘利氏、少子化対策で消費増税も 自民税調幹部 |publisher =東京新聞 |date=2023-01-06 |accessdate=2023-01-23}}</ref>。この発言をメディアは一斉に報じ、[[自民党]]内部からも否定されるなど大きな反発が起きた<ref>{{Cite web |url=https://www.sankei.com/article/20230106-YPJFPKHA2VJYPKCZJF2LU7HA7Q/ |title=木原氏、当面の消費増税を否定 少子化対策巡る甘利氏発言で |publisher =産経新聞 |date=2023-01-06 |accessdate=2023-01-23}}</ref><ref>{{Cite web |url=https://www.asahi.com/articles/ASR1641DNR16ULFA008.html |title=少子化対策で消費増税? 官房長官「考えていない」 甘利氏発言うけ |publisher =朝日新聞 |date=2023-01-06 |accessdate=2023-01-23}}</ref><ref>{{Cite web |url=https://www.tokyo-np.co.jp/article/223913 |title=「異次元の少子化対策」熱を帯びる財源論議 甘利氏が消費税増税発言、関係閣僚は火消しに躍起 |publisher =東京新聞 |date=2023-01-07 |accessdate=2023-01-23}}</ref>。報道に対し甘利は「真意を伝えず断片的事実を繋ぎ合わせる報道は[[情報操作|ミスリード]]」であると批判し、地元の[[神奈川新聞]]のインタビューでも同様に反論した<ref>{{Cite web |url=https://www.nhk.or.jp/politics/articles/statement/94153.html |title=自民 甘利氏“少子化対策の財源 消費税率引き上げも検討対象” |publisher =NHK |date=2023-01-06 |accessdate=2023-01-23}}</ref><ref>{{Cite web |url=https://www.kanaloco.jp/news/government/article-962851.html |title=甘利明・自民党前幹事長 当面の消費税増税には慎重な考え |publisher =神奈川新聞 |date=2023-01-17 |accessdate=2023-01-23}}</ref><ref name="sponichi20230107">{{Cite web |url=https://www.sponichi.co.jp/society/news/2023/01/07/kiji/20230107s00042000393000c.html |title=甘利明氏 少子化対策の消費増税案に「報道はミスリードです」テレビ番組での発言のやり取りを紹介 |publisher =スポニチアネックス |date=2023-01-07 |accessdate=2023-01-23}}</ref><ref>{{Cite web |url=https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/317381 |title=自民・甘利明氏が消費増税発言を地元紙で“火消し”…《何をいまさら?》と国民の怒り再燃! |publisher =日刊ゲンダイ |date=2023-01-17 |accessdate=2023-01-23}}</ref>。甘利は、批判の根拠として番組の公式[[YouTube]]動画とやりとりの「要旨」を自身の[[Twitter]]に掲載し、「総理は消費税をひき上げる積もりはない」と発言したと主張した<ref>{{Cite web |url=https://twitter.com/akira_amari/status/1611657838656618497 |title=甘利 明 - Twitter |publisher = |date=2023-01-07 |accessdate=2023-01-23}}</ref><ref name="buzz20230123" />。しかし、番組動画にはこのような発言はなく、またテレビ局側は「放送した内容が全て」としており、「要旨」には発言していない内容が記されていることが[[ファクトチェック (検証行為)|ファクトチェック]]で[[検証|確認]]された<ref>{{Cite web |url=https://www.buzzfeed.com/jp/kotahatachi/amari-consumptiontax-factcheck |title=自民・甘利氏「消費増税に関する報道はミスリード」と公開のやりとり→存在せず。少子化対策めぐる発言で“根拠不明“の批判 |publisher =BuzzFeed |date=2023-01-20 |accessdate=2023-01-23}}</ref><ref name="buzz20230123">{{Cite web |url=https://www.buzzfeed.com/jp/kotahatachi/amari-consumptiontax-factcheck-p |title=「総理は消費税をひき上げるつもりはない」自民・甘利氏、自らの発言めぐりメディアに反論→存在しない“要旨”を公表【ファクトチェック】 |publisher =BuzzFeed |date=2023-01-23 |accessdate=2023-01-23}}</ref>。
2023年1月5日、[[BSテレビ東京]]の「[[日経ニュースプラス9]]」で、[[岸田文雄]]首相が年頭に述べた「異次元の少子化対策」の財源論をめぐり、「子育ては全国民に関わり、幅広く支えていく体制を取らなければならず、将来の[[消費税]](増税)も含めて少し地に足をつけた議論をしなければならない」と発言した<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.sankei.com/article/20230106-O5P4ZIFFIZMEDMNNPCOTOH6I6M/ |title=少子化対策財源、消費増税も検討対象 自民税調幹部の甘利氏 |publisher =産経新聞 |date=2023-01-06 |accessdate=2023-01-23}}</ref><ref>{{Cite web|和書|url=https://txbiz.tv-tokyo.co.jp/nms/news/post_265920 |title=少子化対策の財源 自民 甘利氏 消費税増税も検討対象 |publisher =テレビ東京 |date=2023-01-06 |accessdate=2023-01-23}}</ref><ref>{{Cite web|和書|url=https://www.tokyo-np.co.jp/article/223807 |title=甘利氏、少子化対策で消費増税も 自民税調幹部 |publisher =東京新聞 |date=2023-01-06 |accessdate=2023-01-23}}</ref>。この発言をメディアは一斉に報じ、[[自由民主党 (日本)|自民党]]内部からも否定されるなど大きな反発が起きた<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.sankei.com/article/20230106-YPJFPKHA2VJYPKCZJF2LU7HA7Q/ |title=木原氏、当面の消費増税を否定 少子化対策巡る甘利氏発言で |publisher =産経新聞 |date=2023-01-06 |accessdate=2023-01-23}}</ref><ref>{{Cite web|和書|url=https://www.asahi.com/articles/ASR1641DNR16ULFA008.html |title=少子化対策で消費増税? 官房長官「考えていない」 甘利氏発言うけ |publisher =朝日新聞 |date=2023-01-06 |accessdate=2023-01-23}}</ref><ref>{{Cite web|和書|url=https://www.tokyo-np.co.jp/article/223913 |title=「異次元の少子化対策」熱を帯びる財源論議 甘利氏が消費税増税発言、関係閣僚は火消しに躍起 |publisher =東京新聞 |date=2023-01-07 |accessdate=2023-01-23}}</ref>。報道に対し甘利は「真意を伝えず断片的事実を繋ぎ合わせる報道は[[情報操作|ミスリード]]」であると批判し、地元の[[神奈川新聞]]のインタビューでも同様に反論した<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.nhk.or.jp/politics/articles/statement/94153.html |title=自民 甘利氏“少子化対策の財源 消費税率引き上げも検討対象” |publisher =NHK |date=2023-01-06 |accessdate=2023-01-23}}</ref><ref>{{Cite web|和書|url=https://www.kanaloco.jp/news/government/article-962851.html |title=甘利明・自民党前幹事長 当面の消費税増税には慎重な考え |publisher =神奈川新聞 |date=2023-01-17 |accessdate=2023-01-23}}</ref><ref name="sponichi20230107">{{Cite web|和書|url=https://www.sponichi.co.jp/society/news/2023/01/07/kiji/20230107s00042000393000c.html |title=甘利明氏 少子化対策の消費増税案に「報道はミスリードです」テレビ番組での発言のやり取りを紹介 |publisher =スポニチアネックス |date=2023-01-07 |accessdate=2023-01-23}}</ref><ref>{{Cite web|和書|url=https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/317381 |title=自民・甘利明氏が消費増税発言を地元紙で“火消し”…《何をいまさら?》と国民の怒り再燃! |publisher =日刊ゲンダイ |date=2023-01-17 |accessdate=2023-01-23}}</ref>。甘利は、批判の根拠として番組の公式[[YouTube]]動画とやりとりの「要旨」を自身の[[Twitter]]に掲載し、「総理は消費税をひき上げる積もりはない」と発言したと主張した<ref>{{Cite web|和書|url=https://twitter.com/akira_amari/status/1611657838656618497 |title=甘利 明 - Twitter |publisher = |date=2023-01-07 |accessdate=2023-01-23}}</ref><ref name="buzz20230123" />。しかし、番組動画にはこのような発言はなく、またテレビ局側は「放送した内容が全て」としており、「要旨」には発言していない内容が記されていることが[[ファクトチェック]]で[[検証|確認]]された<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.buzzfeed.com/jp/kotahatachi/amari-consumptiontax-factcheck |title=自民・甘利氏「消費増税に関する報道はミスリード」と公開のやりとり→存在せず。少子化対策めぐる発言で“根拠不明“の批判 |publisher =BuzzFeed |date=2023-01-20 |accessdate=2023-01-23}}</ref><ref name="buzz20230123">{{Cite web|和書|url=https://www.buzzfeed.com/jp/kotahatachi/amari-consumptiontax-factcheck-p |title=「総理は消費税をひき上げるつもりはない」自民・甘利氏、自らの発言めぐりメディアに反論→存在しない“要旨”を公表【ファクトチェック】 |publisher =BuzzFeed |date=2023-01-23 |accessdate=2023-01-23}}</ref>。


==略歴==
==略歴==
*1972年{{0}}3月 &mdash; [[慶應義塾大学大学院法学研究科・法学部|慶應義塾大学法学部]]政治学科卒業。
*1972年{{0}}3月 - [[慶應義塾大学大学院法学研究科・法学部|慶應義塾大学法学部]]政治学科卒業。
*1972年{{0}}4月 &mdash; [[ソニー]]に入社。
*1972年{{0}}4月 - [[ソニー]]に入社。
*1974年{{0}}9月 &mdash; ソニー退社。父・[[甘利正]][[秘書]]。
*1974年{{0}}9月 - ソニー退社。父・[[甘利正]][[秘書]]。
*1983年12月 &mdash; [[第37回衆議院議員総選挙]]で初当選。
*1983年12月 - [[第37回衆議院議員総選挙]]で初当選。
*1983年12月 &mdash; [[衆議院]][[議院運営委員会]]院内の警察及び秩序に関する小委員会に所属。
*1983年12月 - [[衆議院]][[議院運営委員会]]院内の警察及び秩序に関する小委員会に所属。
*1984年{{0}}2月 &mdash; [[衆議院]][[経済産業委員会|商工委員会]]に所属。
*1984年{{0}}2月 - [[衆議院]][[経済産業委員会|商工委員会]]に所属。
*1986年{{0}}1月 &mdash; 新自由クラブ遊説委員長に就任。
*1986年{{0}}1月 - 新自由クラブ遊説委員長に就任。
*1986年{{0}}7月 &mdash; [[第38回衆議院議員総選挙]]で再選。
*1986年{{0}}7月 - [[第38回衆議院議員総選挙]]で再選。
*1989年{{0}}6月 &mdash; [[宇野内閣]]で[[経済産業省|通商産業]][[政務次官]]に就任。
*1989年{{0}}6月 - [[宇野内閣]]で[[経済産業省|通商産業]][[政務次官]]に就任。
*1989年{{0}}8月 &mdash; [[第1次海部内閣]]で[[経済産業省|通商産業]][[政務次官]]に再任。
*1989年{{0}}8月 - [[第1次海部内閣]]で[[経済産業省|通商産業]][[政務次官]]に再任。
*1990年{{0}}2月 &mdash; [[第39回衆議院議員総選挙]]で3選。
*1990年{{0}}2月 - [[第39回衆議院議員総選挙]]で3選。
*1993年{{0}}7月 &mdash; [[第40回衆議院議員総選挙]]で4選。
*1993年{{0}}7月 - [[第40回衆議院議員総選挙]]で4選。
*1993年{{0}}7月 &mdash; 自由民主党商工部会長に就任。
*1993年{{0}}7月 - 自由民主党商工部会長に就任。
*1993年{{0}}8月 &mdash; [[衆議院]][[経済産業委員会|商工委員会]]理事に就任。
*1993年{{0}}8月 - [[衆議院]][[経済産業委員会|商工委員会]]理事に就任。
*1995年{{0}}9月 &mdash; [[衆議院]][[経済産業委員会|商工委員長]]に就任。
*1995年{{0}}9月 - [[衆議院]][[経済産業委員会|商工委員長]]に就任。
*1996年10月 &mdash; [[第41回衆議院議員総選挙]]で5選。
*1996年10月 - [[第41回衆議院議員総選挙]]で5選。
*1997年{{0}}9月 &mdash; [[衆議院]]財政構造改革の推進等に関する特別委員会理事に就任。
*1997年{{0}}9月 - [[衆議院]]財政構造改革の推進等に関する特別委員会理事に就任。
*1998年{{0}}7月 &mdash; [[小渕内閣]]で[[労働省|労働大臣]]に就任。年金問題を担当する国務大臣も兼務。
*1998年{{0}}7月 - [[小渕内閣]]で[[労働省|労働大臣]]に就任。年金問題を担当する国務大臣も兼務。
*1999年{{0}}1月 &mdash; [[小渕内閣 (第1次改造)|小渕第1次改造内閣]]で[[労働省|労働大臣]]に留任。年金問題を担当する国務大臣も引き続き兼務。
*1999年{{0}}1月 - [[小渕内閣 (第1次改造)|小渕第1次改造内閣]]で[[労働省|労働大臣]]に留任。年金問題を担当する国務大臣も引き続き兼務。
*1999年10月 &mdash; [[衆議院]][[行政改革に関する特別委員会]]筆頭理事に就任。
*1999年10月 - [[衆議院]][[行政改革に関する特別委員会]]筆頭理事に就任。
*2000年{{0}}6月 &mdash; [[第42回衆議院議員総選挙]]で6選。
*2000年{{0}}6月 - [[第42回衆議院議員総選挙]]で6選。
*2000年{{0}}7月 &mdash; 自由民主党[[財務]]委員長に就任。
*2000年{{0}}7月 - 自由民主党[[財務]]委員長に就任。
*2001年{{0}}5月 &mdash; [[自由民主党幹事長|自由民主党筆頭副幹事長]]に就任。
*2001年{{0}}5月 - [[自由民主党幹事長|自由民主党筆頭副幹事長]]に就任。
*2002年{{0}}2月 &mdash; [[自由民主党行政改革推進本部]][[独立行政法人]]化小委員長に就任。
*2002年{{0}}2月 - [[自由民主党行政改革推進本部]][[独立行政法人]]化小委員長に就任。
*2003年11月 &mdash; [[第43回衆議院議員総選挙]]で7選。
*2003年11月 - [[第43回衆議院議員総選挙]]で7選。
*2004年{{0}}9月 &mdash; [[衆議院]][[予算委員会|予算委員長]]に就任。
*2004年{{0}}9月 - [[衆議院]][[予算委員会|予算委員長]]に就任。
*2005年{{0}}9月 &mdash; [[第44回衆議院議員総選挙]]で8選。
*2005年{{0}}9月 - [[第44回衆議院議員総選挙]]で8選。
*2006年{{0}}9月 &mdash; [[第1次安倍内閣]]にて[[経済産業大臣]]に就任。
*2006年{{0}}9月 - [[第1次安倍内閣]]にて[[経済産業大臣]]に就任。
*2007年{{0}}8月 &mdash; [[第1次安倍内閣 (改造)|第1次安倍改造内閣]]で[[経済産業大臣]]に留任。
*2007年{{0}}8月 - [[第1次安倍内閣 (改造)|第1次安倍改造内閣]]で[[経済産業大臣]]に留任。
*2007年{{0}}9月 &mdash; [[農林水産大臣]]臨時代理の職務を兼務。
*2007年{{0}}9月 - [[農林水産大臣]]臨時代理の職務を兼務。
*2007年{{0}}9月 &mdash; [[福田康夫内閣]]で[[経済産業大臣]]に再任。
*2007年{{0}}9月 - [[福田康夫内閣]]で[[経済産業大臣]]に再任。
*2008年{{0}}9月 &mdash; [[麻生内閣]]で[[内閣府特命担当大臣]][[内閣府特命担当大臣(規制改革担当|規制改革]]に就任。 [[内閣府特命担当大臣(行政刷新担当)|行政改革]]、[[国家公務員制度改革推進本部#歴代の公務員制度改革担当大臣|公務員制度改革]]を担当する国務大臣も兼務。
*2008年{{0}}9月 - [[麻生内閣]]で[[内閣府特命担当大臣(規制改革担当)|内閣府特命担当大臣(規制改革)]]に就任。 [[内閣府特命担当大臣(行政刷新担当)|行政改革]]、[[国家公務員制度改革推進本部#歴代の公務員制度改革担当大臣|公務員制度改革]]を担当する国務大臣も兼務。
*2009年{{0}}8月 &mdash; [[第45回衆議院議員総選挙]]で9選(比例)。
*2009年{{0}}8月 - [[第45回衆議院議員総選挙]]で9選(比例)。
*2010年{{0}}9月 &mdash; 自由民主党[[政治倫理審査会|政治倫理審査会長]]に就任。
*2010年{{0}}9月 - 自由民主党[[政治倫理審査会|政治倫理審査会長]]に就任。
*2011年10月 &mdash; [[自由民主党広報本部|自由民主党広報本部長]]に就任。
*2011年10月 - [[自由民主党広報本部|自由民主党広報本部長]]に就任。
*2011年11&mdash; 自由民主党経済・財政・金融政策調査会長に就任。
*2011年10- 自由民主党経済・財政・金融政策調査会長に就任。
*2012年{{0}}9月 &mdash; [[自由民主党政務調査会|自由民主党政務調査会長]]に就任。
*2012年{{0}}9月 - [[自由民主党政務調査会|自由民主党政務調査会長]]に就任。
*2012年12月 &mdash; [[第46回衆議院議員総選挙]]で10選。
*2012年12月 - [[第46回衆議院議員総選挙]]で10選。
*2012年12月 &mdash; [[第2次安倍内閣]]で[[内閣府特命担当大臣]][[内閣府特命担当大臣(経済財政政策担当|経済財政政策]]に就任。[[経済再生担当大臣|経済再生担当]]、[[日本の福祉#社会保障制度改革|社会保障・税一体改革]]担当の国務大臣も務める。
*2012年12月 - [[第2次安倍内閣]]で[[内閣府特命担当大臣(経済財政政策担当)|内閣府特命担当大臣(経済財政政策)]]に就任。[[経済再生担当大臣|経済再生担当]]、[[日本の福祉#社会保障制度改革|社会保障・税一体改革]]担当の国務大臣も務める。
*2013年{{0}}4月 &mdash; [[TPP政府対策本部]]の設置によりTPP政府対策本部長として[[環太平洋パートナーシップ協定]](TPP)を担当する<ref>制度上、TPP政府対策本部長には経済再生担当大臣が充てられるとなっており、環太平洋経済連携協定担当大臣の指名をされたのではない。</ref>。
*2013年{{0}}4月 - [[TPP政府対策本部]]の設置によりTPP政府対策本部長として[[環太平洋パートナーシップ協定]](TPP)を担当する<ref>制度上、TPP政府対策本部長には経済再生担当大臣が充てられるとなっており、環太平洋経済連携協定担当大臣の指名をされたのではない。</ref>。
*2014年{{0}}9月 &mdash; [[第2次安倍内閣 (改造)|第2次安倍改造内閣]]で[[内閣府特命担当大臣]]([[内閣府特命担当大臣(経済財政政策担当)|経済財政政策]])に留任。[[健康・医療戦略推進会議|健康・医療戦略]]担当の国務大臣に就任したほか、[[経済再生担当大臣|経済再生担当]][[日本の福祉#社会保障制度改革|社会保障・税一体改革]]担当、[[環太平洋パートナーシップ協定|環太平洋経済連携協定(TPP)]]担当の国務大臣を引き続き兼務。
*2014年{{0}}9月 - [[第2次安倍内閣 (改造)|第2次安倍改造内閣]]で内閣府特命担当大臣(経済財政政策)に留任。[[健康・医療戦略推進会議|健康・医療戦略]]担当の国務大臣に就任したほか、経済再生担当、社会保障・税一体改革担当、環太平洋経済連携協定(TPP)担当の国務大臣を引き続き兼務。
*2014年12月 &mdash; [[第47回衆議院議員総選挙]]で11選。
*2014年12月 - [[第47回衆議院議員総選挙]]で11選。
*2014年12月 &mdash; [[第3次安倍内閣]]で[[内閣府特命担当大臣]]([[内閣府特命担当大臣(経済財政政策担当)|経済財政政策]])に再任。[[経済再生担当大臣|経済再生担当]][[日本の福祉#社会保障制度改革|社会保障・税一体改革]]担当、[[環太平洋パートナーシップ協定|環太平洋経済連携協定(TPP)]]担当、[[健康・医療戦略推進会議|健康・医療戦略]]担当の国務大臣も引き続き兼務。
*2014年12月 - [[第3次安倍内閣]]で内閣府特命担当大臣(経済財政政策)に再任。経済再生担当、社会保障・税一体改革担当、環太平洋経済連携協定(TPP)担当、健康・医療戦略担当の国務大臣も引き続き兼務。
*2015年10月 &mdash; [[第3次安倍内閣 (第1次改造)|第3次安倍第1次改造内閣]]で[[内閣府特命担当大臣]]([[内閣府特命担当大臣(経済財政政策担当)|経済財政政策]])に留任。[[経済再生担当大臣|経済再生担当]][[日本の福祉#社会保障制度改革|社会保障・税一体改革]]担当、[[環太平洋パートナーシップ協定|環太平洋経済連携協定(TPP)]]担当、[[健康・医療戦略推進会議|健康・医療戦略]]担当の国務大臣も引き続き兼務。
*2015年10月 - [[第3次安倍内閣 (第1次改造)|第3次安倍第1次改造内閣]]で内閣府特命担当大臣(経済財政政策)に留任。経済再生担当、社会保障・税一体改革担当、環太平洋経済連携協定(TPP)担当、健康・医療戦略担当の国務大臣も引き続き兼務。
*2017年10月 &mdash; [[第48回衆議院議員総選挙]]で12選。
*2017年10月 - [[第48回衆議院議員総選挙]]で12選。
*2017年11月 &mdash; [[自由民主党行政改革推進本部#歴代の本部長|自由民主党行政改革推進本部長]]に就任。
*2017年11月 - [[自由民主党行政改革推進本部#歴代の本部長|自由民主党行政改革推進本部長]]に就任。
*2018年10月 &mdash; [[自由民主党選挙対策委員長]]に就任。
*2018年10月 - [[自由民主党選挙対策委員長]]に就任。
*2019年{{0}}9月 &mdash; [[自由民主党税制調査会|自由民主党税制調査会長]]に就任。
*2019年{{0}}9月 &mdash; [[自由民主党税制調査会|自由民主党税制調査会長]]に就任。
*2021年10月 &mdash; [[自由民主党幹事長]]に就任。
*2021年10月 - [[自由民主党幹事長]]に就任。
*2021年10月 &mdash; [[第49回衆議院議員総選挙]]で13選([[比例南関東ブロック#第49回(2021年)|比例代表区]]。[[神奈川県第13区|小選挙区]]では落選)。
*2021年10月 - [[第49回衆議院議員総選挙]]で13選([[比例南関東ブロック#第49回(2021年)|比例代表区]]。[[神奈川県第13区|小選挙区]]では落選)。


== 選挙歴 ==
== 選挙歴 ==
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!colspan="13"|当選回数13回 (衆議院議員13)
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== 栄典 ==
* {{ITA}}:[[イタリア共和国功労勲章]]カヴァリエーレ・ディ・グラン・クローチェ - [[File:ITA OMRI 2001 GC BAR.svg|55x55ピクセル]](2008年)
* {{AZE}}: ドストラグ勲章 - [[File:AZ Dostlug Order ribbon (type 2).svg|55x55ピクセル]](2023年)


== 所属団体・議員連盟 ==
== 所属団体・議員連盟 ==
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* FCV(燃料電池自動車)を中心とした水素社会実現を促進する研究会(最高顧問)* FCV(燃料電池自動車)を中心とした水素社会実現を促進する研究会(会長)<ref>[https://ja-jp.facebook.com/pages/Fcv%E7%87%83%E6%96%99%E9%9B%BB%E6%B1%A0%E8%87%AA%E5%8B%95%E8%BB%8A%E3%82%92%E4%B8%AD%E5%BF%83%E3%81%A8%E3%81%97%E3%81%9F%E6%B0%B4%E7%B4%A0%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E5%AE%9F%E7%8F%BE%E3%82%92%E4%BF%83%E9%80%B2%E3%81%99%E3%82%8B%E7%A0%94%E7%A9%B6%E4%BC%9A/436257543147869 Fcv(燃料電池自動車)を中心とした水素社会実現を促進する研究会]</ref>
* FCV(燃料電池自動車)を中心とした水素社会実現を促進する研究会(最高顧問)* FCV(燃料電池自動車)を中心とした水素社会実現を促進する研究会(会長)<ref>[https://ja-jp.facebook.com/pages/Fcv%E7%87%83%E6%96%99%E9%9B%BB%E6%B1%A0%E8%87%AA%E5%8B%95%E8%BB%8A%E3%82%92%E4%B8%AD%E5%BF%83%E3%81%A8%E3%81%97%E3%81%9F%E6%B0%B4%E7%B4%A0%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E5%AE%9F%E7%8F%BE%E3%82%92%E4%BF%83%E9%80%B2%E3%81%99%E3%82%8B%E7%A0%94%E7%A9%B6%E4%BC%9A/436257543147869 Fcv(燃料電池自動車)を中心とした水素社会実現を促進する研究会]</ref>
* [[全日本空手道連盟錬武会]](会長)
* [[全日本空手道連盟錬武会]](会長)
* [[多摩大学]]ルール形成戦略研究所(所長:國分俊史)顧問<ref>{{Cite web |url=https://times.sanpou-s.net/detail/pid-6419/ |title=[多摩大学]多摩大学ルール形成戦略研究所(所長 國分俊史)の顧問に、自由民主党の甘利 明 氏が12月14日付けで就任 |publisher =多摩大学 |date=2016-12-20 |accessdate=2023-01-01}}</ref><ref>{{Cite web |url=https://crs-japan.org/experts/amar-akira-jpn/ |title=甘利 明 シニアフェロー |publisher =ルール形成戦略研究所 |accessdate=2023-01-01}}</ref>
* [[多摩大学]]ルール形成戦略研究所(所長:國分俊史)顧問<ref>{{Cite web|和書|url=https://times.sanpou-s.net/detail/pid-6419/ |title=[多摩大学]多摩大学ルール形成戦略研究所(所長 國分俊史)の顧問に、自由民主党の甘利 明 氏が12月14日付けで就任 |publisher =多摩大学 |date=2016-12-20 |accessdate=2023-01-01}}</ref><ref>{{Cite web|和書|url=https://crs-japan.org/experts/amar-akira-jpn/ |title=甘利 明 シニアフェロー |publisher =ルール形成戦略研究所 |accessdate=2023-01-01}}</ref>
* 神奈川県ボディビル・フィットネス連盟(会長)


== 著書 ==
== 著書 ==
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[[Category:平成時代の閣僚]]
[[Category:平成時代の閣僚]]
[[Category:自由民主党幹事長]]
[[Category:自由民主党幹事長]]
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[[Category:自由民主党政務調査会長]]
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[[Category:自由民主党の衆議院議員]]
[[Category:自由民主党の衆議院議員]]

2024年7月4日 (木) 13:58時点における最新版

甘利 明
あまり あきら
内閣広報室より公表された肖像(2015年)
生年月日 (1949-08-27) 1949年8月27日(74歳)
出生地 日本の旗 日本 神奈川県厚木市
出身校 慶應義塾大学法学部政治学科卒業
前職 ソニー従業員
衆議院議員甘利正秘書
所属政党新自由クラブ→)
自由民主党旧渡辺派山崎派甘利G麻生派
称号 法学士慶應義塾大学・1972年)
親族 父・甘利正(元衆議院議員
義理甥は神奈川県議会議員
公式サイト 衆議院議員 甘利明

内閣 第2次安倍内閣
第2次安倍改造内閣
第3次安倍内閣
第3次安倍第1次改造内閣
在任期間 2012年12月26日 - 2016年1月28日

内閣 麻生内閣
在任期間 2008年9月24日 - 2009年9月16日

内閣 第1次安倍内閣
第1次安倍改造内閣
福田康夫内閣
在任期間 2006年9月26日 - 2008年8月2日

日本の旗 第65代 労働大臣
内閣 小渕内閣
小渕第1次改造内閣
在任期間 1998年7月30日 - 1999年10月5日

選挙区旧神奈川3区→)
比例南関東ブロック→)
神奈川13区→)
(比例南関東ブロック→)
(神奈川13区→)
比例南関東ブロック
当選回数 13回
在任期間 1983年12月19日 - 現職

その他の職歴
第54代 自由民主党幹事長
(総裁:岸田文雄
2021年10月4日[1] - 2021年11月4日
第36代 自由民主党税制調査会長
(総裁:安倍晋三菅義偉・岸田文雄)
2019年9月17日[1] - 2021年10月4日)
第6代 自由民主党選挙対策委員長
(総裁:安倍晋三)
2018年10月2日 - 2019年9月17日)
第54代 自由民主党政務調査会長
(総裁:安倍晋三)
2012年9月28日 - 2012年12月25日
自由民主党広報本部
(総裁:谷垣禎一
2011年9月30日 - 2012年9月28日)
テンプレートを表示

甘利 明(あまり あきら、1949年昭和24年〉8月27日 - )は、日本政治家自由民主党所属の衆議院議員(13期)、さいこう日本代表。

労働大臣第65代)、経済産業大臣(第78代)、内閣府特命担当大臣(規制改革)内閣府特命担当大臣(経済財政政策)通商産業政務次官宇野内閣第1次海部内閣)、衆議院予算委員長自由民主党政務調査会長(第54代)、自由民主党財務委員長、自由民主党広報本部長自由民主党行政改革推進本部長自由民主党選挙対策委員長(第6代)、自由民主党税制調査会長、自由民主党幹事長(第54代)を歴任した。

元衆議院議員甘利正は父[2]

来歴

[編集]
世界経済フォーラム年次総会にて欧州委員会委員(通商担当)ピーター・マンデルソン(奥左)、スイス連邦参事会参事(連邦経済省担当)ドリス・ロイトハルト(奥右)と(2007年1月28日)
5か国エネルギー相会合にてアメリカ合衆国エネルギー長官サミュエル・ボドマン(右)と(2008年6月7日)

生い立ち

[編集]

神奈川県厚木市生まれ(現住所は大和市中央林間3丁目[3])。神奈川県立厚木高等学校慶應義塾大学法学部政治学科卒業。

1972年、ソニーに入社したが1974年に退社し、父・甘利正秘書に転じる。

1983年、正が政界引退を表明したため、代わって第37回衆議院議員総選挙旧神奈川3区から、父の地盤を引き継いで新自由クラブ公認で出馬し、初当選。

1986年、新自由クラブの解党に伴って同党の所属議員の多くが自民党に復党し、甘利も自民党に入党した。自民党入党後、中曽根派に入会。1989年、通商産業政務次官に就任。

1996年の第41回衆議院議員総選挙では、小選挙区比例代表並立制の導入に伴い神奈川13区から自民党公認で出馬。選挙区では新進党新人の冨沢篤紘に1,751票差で敗れたが、重複立候補していた比例南関東ブロックで復活した。

1998年、小渕内閣労働大臣として初入閣し、また、年金問題を担当する国務大臣も兼務した[注 1]。同年、それまで所属していた旧渡辺派を退会し、山崎派の結成に参加。

2000年、党財務委員長に就任。2004年、衆議院予算委員長に就任。2005年、党政務調査会長代理に就任。

2006年9月、第1次安倍内閣経済産業大臣に任命された。組閣後の記者会見において、ロシアが8月30日に石油天然ガス開発計画である 「サハリン2」の一部事業の中止を命じたことについて「日本側に過剰反応の面がある。ロシア側が指摘する環境破壊にどう対処するのか精査してから、反論を組み立てるべきだ」と述べた[4]。また、日本と中国が対立している東シナ海ガス田開発の件に関しては「日本と中国は共同で(開発に)取り組む方向で一致しており、粛々と取り組みたい」と発言した[4]

2007年8月、第1次安倍改造内閣で経済産業大臣に再任。同年9月3日、農林水産大臣遠藤武彦の辞任を受けて、臨時代理を兼務。安倍の総裁辞任に伴う自由民主党総裁選挙においては、山崎派は福田康夫を支持する方針を決定したことに反し、劣勢が伝えられた麻生太郎への支持を表明[5]福田康夫内閣でも経産相に留任した。

2008年の自由民主党総裁選挙では、自由民主党幹事長であった麻生を支持し、麻生の推薦人に名を連ねる(麻生は与謝野馨ら4候補を破り、当選)。同年9月に発足した麻生内閣内閣府特命担当大臣(規制改革)に任命され、また、行政改革公務員制度改革を担当する国務大臣も兼務した。行革担当相在任中、麻生内閣が推進する公務員制度改革に対し、人事院総裁(当時)の谷公士から強い反発を受け、2009年1月30日には、麻生が本部長を務める国家公務員制度改革推進本部の第3回目の会合が予定されていたが、流会。同日の記者会見において、甘利は流会の理由を、谷が欠席したためと説明した。同年2月の山崎派総会においてこの一連の騒動に言及し、谷について「内閣に指名された役人が、テレビで政権交代にまで言及した。極めて傲岸不遜で信じられない」と強い不快感を示した[6]

2009年8月の第45回衆議院議員総選挙では、神奈川13区で民主党公認の橘秀徳に1,960票差で敗れたが、重複立候補していた比例南関東ブロックで9選。

2011年6月、派閥横断型の政策集団さいこう日本を立ち上げ、代表に就任。参加者の多くは山崎派の議員であったが、町村派松野博一高木毅高村派佐藤ゆかりも参加した[7]。同年10月、自民党広報本部長に就任し、10月からは、新設された自民党経済・財政・金融政策調査会長も兼務した。

2012年自由民主党総裁選挙では、同じ山崎派の石原伸晃が出馬する中、安倍晋三の選挙責任者を務めた。安倍の総裁再任後は自由民主党政務調査会長に就任した(初の党三役入り)。同年12月の第46回衆議院議員総選挙では、神奈川13区で10選。選挙後、派閥を退会、無派閥となった。

自民党政権奪還後

[編集]
入閣時の記者会見にて(2012年12月26日)

2012年、選挙後に発足した第2次安倍内閣では内閣府特命担当大臣(経済財政政策)に任命された。併せて経済再生担当社会保障・税一体改革担当の国務大臣も務めた。また第2次安倍内閣が目標としている環太平洋パートナーシップ協定(TPP)締結交渉に向けて、TPP担当の国務大臣に就任した[8]

2013年12月2日、体調不良のため検査入院[9]。5日の記者会見で、「早期の舌癌」であることを公表[10]。これを理由に首相に辞任を申し出たが、慰留されたとして続投と休養を表明[11]。翌週に手術を受け、26日に公務に復帰した[12]

2014年9月3日の第2次安倍改造内閣では内閣府特命担当大臣(経済財政政策)などに加え、健康・医療戦略担当の国務大臣に就任した[13][14]。同年12月の第47回衆議院議員総選挙では、神奈川13区で11選。その後第3次安倍内閣においても内閣府特命担当大臣(経済財政政策)に再任した。

2016年1月28日、週刊文春が報じた金銭授受疑惑の責任を取って内閣府特命担当大臣(経済財政政策)を辞任すると表明した[15]。これ以降、「睡眠障害」を理由に第190回国会を閉会まで欠席[16][17]。閉会直後の6月6日「主治医の許可が下りたので少しずつ」と人前に姿を見せた[18]。同年8月、自民党総務に就任[19]。同年9月、自民党税制調査会のインナーのメンバーとなる[20]

2017年2月、神奈川県を地盤とする側近の田中和徳山際大志郎福田峰之中山展宏の4人の議員と共に為公会(麻生派)に入会した[21]

2017年10月、第48回衆議院議員総選挙で12選を果たす。

2017年11月2日、党の憲法改正推進本部長に就任した細田博之の後任として、党行政改革推進本部長に就任。併せて、知的財産戦略調査会長に就任[22]

2018年10月2日、安倍総裁の下、2018年自由民主党総裁選挙後の党役員人事にて自由民主党選挙対策委員長に就任[23](知財調査会長兼務)。

2019年、自由民主党税制調査会長に就任[24]大蔵族税制族ではない甘利の税調会長就任は異例の人事として注目された[25][26][27]

自民党幹事長

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2021年9月、自由民主党総裁選に出馬した岸田文雄の選挙対策本部の顧問に就任し、麻生派のベテラン議員を束ねて岸田の勝利に貢献した。そして10月1日、自民党新総裁に就任した岸田文雄のもとで二階俊博に代わり幹事長に起用された。しかし経済再生担当大臣辞任時のスキャンダルを蒸し返されたことが影響して10月31日に行われた第49回衆議院議員総選挙において自身が出馬した神奈川13区で立憲民主党太栄志に敗れ、自由民主党立党以来初めてとなる現職幹事長の選挙区落選となったが、重複立候補していた比例南関東ブロックで復活当選し議員の座は死守した。[注 2][28][29]。甘利はテレビの開票速報番組でのインタビューにおいて、自身が小選挙区で負けた場合には総裁に幹事長職の進退について判断を委ねる考えを示した[30]。小選挙区での落選を受けて、同日深夜、幹事長を辞任する意向を固めた[31]。在任期間は35日間(10月1日〜11月4日)で、宇野宗佑総裁時代の橋本龍太郎河野洋平総裁時代の三塚博を下回り、第1次安倍改造内閣総辞職に伴う約1か月の麻生太郎に次ぐ、歴代自民党幹事長で2番目に短い在任期間となった。ただし、麻生は福田康夫改造内閣で幹事長に再任され、この時は約50日間在任した。甘利の後任には茂木敏充が就任した。

2022年12月23日、新設される神奈川20区の支部長に決まった[32]

政策・主張

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憲法

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  • 憲法改正について、2017年、2021年のアンケートで「賛成」と回答[33][34]
  • 改正すべき項目として、2021年の朝日新聞社のアンケートで「自衛隊の保持を明記する」「教育の充実に向けた環境整備を行う旨を明記する」「各都道府県から必ず1人は参議院議員を選出するよう明記する」「憲法裁判所を設置する」「憲法改正の発議要件を各院の過半数にする」「緊急事態に関する条項を新設する」と主張[35]
  • 憲法9条への自衛隊の明記について、2021年のアンケートで「賛成」と回答[36]

外交・安全保障

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  • 「他国からの攻撃が予想される場合には敵基地攻撃もためらうべきではない」との問題提起に対し、2021年のアンケートで「どちらかといえば賛成」と回答[34]
  • 北朝鮮に対しては対話よりも圧力を優先すべきだ」との問題提起に対し、2021年のアンケートで「賛成」と回答[34]

ジェンダー

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  • 選択的夫婦別姓制度の導入について、2014年のアンケートでは「反対」と回答[37]。2017年、2021年のアンケートでは「どちらとも言えない」と回答[33][34]
  • 同性婚を可能とする法改正について、2021年の朝日新聞社のアンケートで「どちらかといえば反対」と回答し[34]、同年のNHKのアンケートで「反対」と回答[36]。「同性婚を制度として認めるべきだと考るか」との2021年の毎日新聞社のアンケートに対し回答しなかった[38]
  • LGBTなど性的少数者をめぐる理解増進法案を早期に成立させるべきか」との問題提起に対し、「どちらかといえば賛成」と回答[34]
  • クオータ制の導入について、2021年のアンケートで「どちらかといえば賛成」と回答[36]

その他

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  • 森友学園への国有地売却をめぐる公文書改竄問題で、2021年5月6日、国は「赤木ファイル」の存在を初めて認めた[39]。しかし5月13日、菅義偉首相はファイルの存在を踏まえた再調査を行わない考えを報道各社に書面で示した[40]9月の自民党総裁選挙で総裁に選出された岸田文雄も10月11日、衆議院本会議の代表質問で再調査の実施を否定した[41]。国の対応をどう考えるかとの同年の毎日新聞社のアンケートに対し回答しなかった[38]
  • 労働大臣時代の1998年8月20日の参議院委員会で鴻池祥筆の質問に対して「かつて鴻池さんは青年会議所の会頭で、私はヒラの会員。いまは立場が逆転しました」と発言したことにより怒号で審議がストップする騒ぎがあった。
  • 男系天皇を中心に順位をつけたうえ、最終的な選択肢としては女系天皇も容認すべきだとしている[42]
  • 「議員は政治資金のことで、朝から晩まで悩んでいる。集めにくくすれば、よい政治になるというのはおかしい」と述べ、政治資金の規制の強化に関しては反対の姿勢をとっている[43]
  • 野党時代には民主党政権国家戦略会議について「かつての経済財政諮問会議を非難していたが、その開催頻度、透明性、内容、どれをとっても両者を比較することすらおこがましいものになった」「経済財政諮問会議はしっかりとした役割を担ってきたと思うが、今、国家戦略会議は何をしているのか」と指摘していた[44]
  • 2014年3月6日の参議院予算委員会では日銀金融政策について「今のところは非常にうまくいっていると思います。」「金利が例を見ないほど低く抑えられていると、そういう中で経済成長財政再建もうまくかみ合うと思います。」と述べている[45]
  • 「経済成長無くして財政再建無し」という立場を取り、財務省からは警戒されている[46]。「経済成長と無関係に歳出を縛るのは、論理矛盾だ」「単純な歳出カットをすればデフレに戻ってしまう」と主張している[47][48]
  • アベノミクスの物価名目2%の達成は厳しいと指摘し、個人的見解として「1%でも、デフレ脱却と言っていいのではないか」と述べている[49]
  • 国債発行については「どちらかと言えば抑制すべきだ」としている[33]
  • 日本の「国際金融都市」については海外の金融業や人材を誘致しやすくするため諸外国に比べて高い相続税などを優遇する措置を「検討する余地はある」としている[50]

人物

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統一教会との関係

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  • 2022年春、統一教会(現・世界平和統一家庭連合)の関連団体「Peace Roadひまわり」から講演の依頼があり、「経済安全保障とは何か」というテーマで講演した[51][52][53]

その他

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右から安倍、麻生、甘利、菅の「3A+S」(2016年1月、衆議院本会議にて)

政治資金

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  • 道路特定財源を資金源とする道路運送経営研究会(道路特定財源の一般財源化に反対している)から献金を受けている[64]
  • 政治資金収支報告書の記載によれば2004年と2005年に全政連が甘利のパーティー券総額36万円を購入した[65]。甘利の事務所は2006年にこれを返金したと述べ[65]「(全政連と)特別な関係はない」とした[66]日本共産党の機関誌しんぶん赤旗によると、2003年に、消費者金融など貸金業界の政治団体「全国貸金業政治連盟」(全政連)がパーティー券購入の政治家リスト(自民67、公明2、民主5人)を作成しており、甘利もそのリストに含まれていた[67]
  • 政府より補助金を得ていた企業から2013年7月と2014年1月に計12万円の献金を受けていたこを、野党が追及したと報じられた[68]
  • 東京電力や関連企業がパーティー券購入額の目安として、東京電力が政治家の電力業界での重要度を査定しランク付けしていた上位10議員の内の1人であったことが報じられた。議員秘書等から依頼に応じパーティー券を購入し、一回あたりの購入額が政治資金収支報告書に記載義務のない20万円以下であったと報じられた[69]。2021年の幹事長就任後には、開発中の小型原発を日本でも新増設すべきとの持論を述べた。
  • しんぶん赤旗は、パチンコメーカーのSANKYOが、7年間の間に150万円分のパーティー券を4度、計450万円を購入していると報じている[70]。また同紙は、労働者派遣法に対して規制緩和を陳情していた日本人材派遣協会に加盟する12社(マンパワー・ジャパン、オリファ、アデコキャリアスタッフ、ピープルスタッフなど)に含まれる企業のいずれかから、労働大臣を務めていた時期を含む6年間に70万9千円の献金を受けたことについて、国会で日本共産党の議員が追及したと報じた[71]
  • 2013年、2014年の2年間で政治資金パーティーが1千万円を超えたケースが6度あった[72]。政府が閣議決定している大臣規範は「国民の疑惑を招きかねない大規模なパーティーは自粛する」としている[72]

不祥事、批判

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国民年金保険料未納

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2004年、政治家の年金未納問題が注目された際に国民年金保険料の未納が発覚したと報じられた(1986年4月から15年11か月間)[73]。甘利は、議員年金国民年金の両方に入らなければならないことに気付かなかったとして陳謝しつつも、社会保険庁から督促が来なかったとも述べている[73]

労働保険未加入

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2009年1月、甘利の資金管理団体「甘山会」が、勤務するスタッフに対する労働保険に未加入のまま長期間放置していたことが発覚したと報じられた[74]

労働保険の中でも労働者災害補償保険は、雇用者がいれば加入義務があると労働者災害補償保険法により定められており、未加入でスタッフを雇用するのは違法行為である。甘利の事務所は「アルバイトは加入の必要がないと誤解していた」と説明しており、「甘山会」は2009年1月に労働保険に加入し、2006年度分まで遡及して支払った。なお、2004年12月頃の時点で、自由民主党本部は関係する各団体に対し社会保険や労働保険に適切に加入するよう指導した、と指摘されている[75]。なお、甘利は労働大臣経験者でもある。

URをめぐる口利き疑惑

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2016年1月、千葉県の建設会社「薩摩興業」が2013年に道路建設をめぐり甘利側に都市再生機構(UR都市機構)に対する口利きを依頼し、見返りに総額1200万円を現金や接待で甘利側に提供したと、週刊文春が報じた[76][77][78][79][80][81][82][83][84][85]。甘利は「社長が大臣室を訪問したのは事実」と認めたが「何をしたかは記憶が曖昧だ」と述べた。

甘利は同月28日の記者会見で、甘利自身の問題について、薩摩興業側から2013年11月に大臣室で50万円、2014年2月には大和市の地元事務所で50万円を2回に渡り受け取り、第13区支部への寄付として処理するよう指示し、政治資金収支報告書にも記載が確認できていると述べた。また、事務所秘書の問題について「A秘書は500万円について、うち100万円を第13区支部への献金として受け取り政治資金収支報告書にもそのように記載、残り400万円は薩摩興業へ返そうとしたが応じてもらえず、うち100万円は薩摩興業総務担当者と相談の上で薩摩興業から甘利の元秘書の県議が代表を務める大和市第二支部への寄付とし、残り300万は無断で使用したと話している」と述べた[86][87]。また、「(これらについて)選管などとも相談をした上で、全て返金するよう事務所に指示した」と述べた。口利きについては「A秘書は、薩摩興業からURとの間の補償交渉に関する陳情があったので、大和事務所のC秘書に調べるよう頼んだと話している」、「C秘書は、話し合いの進捗状況の確認のためにURに行ったが、何かお願いをした記憶はないと話している」と述べた。また、「A秘書とB秘書が、薩摩興業の総務担当者や社長から飲食や金銭授受などの接待を多数回にわたり受けている事実を認め、辞表を甘利に提出、それを受理した」と述べた。そして、甘利は特命相を引責辞任する旨発表した[15]。これ以降「睡眠障害」を理由に第190回国会を閉会まで欠席[16][88][89]

2016年3月15日、弁護士グループ「社会文化法律センター」が[90][91][92]、また4月8日には「政治資金オンブズマン」が[93]、それぞれ、東京地方検察庁に甘利とその元秘書をあっせん利得処罰法違反で刑事告発した。これに対し、甘利の事務所は容疑を否認している[90]特別捜査部は5月、全員について嫌疑不十分で不起訴処分[94]。両者は検察審査会へ審査の申し立てをした。検察審査会は審査を行ない、甘利については不起訴相当、秘書については不起訴不当と議決した[95]。これで甘利は不起訴が確定した。そして、秘書について不起訴不当との議決を受けて再捜査した検察は、再び嫌疑不十分で不起訴処分とした。これで秘書も不起訴が確定した[96]8月20日、告発可能な全ての事実について公訴時効成立。[要検証]

1月28日の辞任会見の際、事務所秘書への疑惑については「調査を進め、然るべきタイミングで公表する機会を持たせて頂く」と述べたが[97]、未だに釈明は行われていない。また、2021年10月の自民党幹事長就任会見では「私自身のことは記者会見で質問が尽きるまであらゆる質問に答え、書面の質問にも答えてきた。私としては説明責任を含め、責務を果たし終えたと考えている」と発言した[98]

学術会議の「千人計画」めぐるブログ修正

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2020年8月6日付のブログ「国会リポート第410号」で、日本学術会議が中国の軍事研究につながる千人計画に「積極的に協力しています[99]と記したが、「誤った情報だ」との指摘が相次ぎ、同年10月12日に「間接的に協力しているように映ります」と修正した[100][101][102]。ブログの書き換えについて、注釈・訂正文などは添えられていなかった[102]。その後、12日夜に公開したブログ「国会リポート第413号」で「二ヶ月前の国会リポートで日本学術会議に関し私が言いたかった趣旨」として、学術会議について自身が問題であるとする点を列挙した上で、「日本の公的機関でありながら対日本と対中国との対応の落差を指摘したかった訳です」「『積極的に協力』と云う表現が適切でないとしたら『間接的に協力していることになりはしないか』と改めさせて頂きます」などと述べた[103][104]

ブログの修正前に、保守系のまとめサイト「アノニマスポスト」や複数のメディア記事がこのブログを「根拠」として拡散し、「反日組織」「中国に情報を流している」など学術会議を批判するコメントが相次いだ[104][105][101]。10月15日、学術会議の元会長は対中協力に関して「悪質なデマ」と断言し、内閣府も「関わりありません」と明確に否定した[106][107]。ブログの修正後も、「学術会議が中国の軍事に深く関与している」と断定する甘利氏の言説はネット上で拡散され、影響力の大きさが指摘された[108]

2021年の衆議院選での絶叫演説

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2021年10月29日、現金授受問題を抱えた第49回衆議院議員総選挙での街頭演説において、話題が経済安全保障になった際「私は未来を見通せる。その私がいなくなれば大変なことになる。未来は変わっちゃう。私の手の中には日本の未来が入っている。私の妨害をしたら、これは国家の行く末を妨害しているのと同じことなのであります!」と絶叫演説した[109][110][111][112]。10月30日、現職幹事長として初めて小選挙区で落選し、比例復活した[111][113][114]

審査前の医薬品を後押し

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2022年2月4日、自身のツイッターに「塩野義製薬が開発中のワクチンと治療薬(ゾコーバ)の治験報告に来た。日本人対象の治験で副作用は既存薬より極めて少なく効能は他を圧している。外国承認をアリバイに石橋を叩いても渡らない厚労省を督促中だ」とツイートし、承認前の医薬品の広告禁止を定めた薬機法に違反するという声や、薬事承認を巡り厚労省が不当な政治圧力を受けかねないとして炎上した[115][116][117]

少子化対策の財源をめぐる発言

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2023年1月5日、BSテレビ東京の「日経ニュースプラス9」で、岸田文雄首相が年頭に述べた「異次元の少子化対策」の財源論をめぐり、「子育ては全国民に関わり、幅広く支えていく体制を取らなければならず、将来の消費税(増税)も含めて少し地に足をつけた議論をしなければならない」と発言した[118][119][120]。この発言をメディアは一斉に報じ、自民党内部からも否定されるなど大きな反発が起きた[121][122][123]。報道に対し甘利は「真意を伝えず断片的事実を繋ぎ合わせる報道はミスリード」であると批判し、地元の神奈川新聞のインタビューでも同様に反論した[124][125][126][127]。甘利は、批判の根拠として番組の公式YouTube動画とやりとりの「要旨」を自身のTwitterに掲載し、「総理は消費税をひき上げる積もりはない」と発言したと主張した[128][129]。しかし、番組動画にはこのような発言はなく、またテレビ局側は「放送した内容が全て」としており、「要旨」には発言していない内容が記されていることがファクトチェック確認された[130][129]

略歴

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選挙歴

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当落 選挙 施行日 選挙区 政党 得票数 得票率
(%)
得票順位
/候補者数
定数 票差
(と次点者)
惜敗率
(%)
比例区
順位
政党当選者数
/政党候補者数
第37回衆議院議員総選挙 1983年12月18日 旧神奈川3区 新自由クラブ 125,939 21.67 3/6 3 1,173 - - -
第38回衆議院議員総選挙 1986年07月06日 旧神奈川3区 新自由クラブ 125,563 18.55 3/6 4 30,232 - - -
第39回衆議院議員総選挙 1990年02月18日 旧神奈川3区 自由民主党 124,931 15.81 3/7 4 18,419 - - -
第40回衆議院議員総選挙 1993年07月18日 旧神奈川3区 自由民主党 129,149 16.29 2/9 5 35,065 - - -
比当 第41回衆議院議員総選挙 1996年10月20日 比例南関東(神奈川13区) 自由民主党 72,022 33.22 2/6 23 - 97.63 4 7/16
第42回衆議院議員総選挙 2000年06月25日 神奈川13区 自由民主党 114,351 45.78 1/5 1 27,472 - - -
第43回衆議院議員総選挙 2003年11月09日 神奈川13区 自由民主党 139,239 56.85 1/3 1 52,983 - - -
第44回衆議院議員総選挙 2005年09月11日 神奈川13区 自由民主党 174,361 61.07 1/3 1 86,191 - - -
比当 第45回衆議院議員総選挙 2009年08月30日 比例南関東(神奈川県第13区) 自由民主党 136,164 45.45 2/4 22 - 98.60 1 6/31
第46回衆議院議員総選挙 2012年12月16日 神奈川13区 自由民主党 111,733 42.96 1/5 1 60,907 - - -
第47回衆議院議員総選挙 2014年12月14日 神奈川13区 自由民主党 142,201 60.47 1/3 1 83,260 - - -
第48回衆議院議員総選挙 2017年10月22日 神奈川13区 自由民主党 127,214 56.14 1/3 1 64,435 - - -
比当 第49回衆議院議員総選挙 2021年10月31日 比例南関東(神奈川13区) 自由民主党 124,595 48.91 2/2 22 - 95.75 2 9/16
当選回数13回 (衆議院議員13)

栄典 

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所属団体・議員連盟

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著書

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単著

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  • 『われら知財派 ―知財国富論―』ニューメディア、2004年。ISBN 978-4931188303 

編著

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脚注

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注釈

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  1. ^ 「年金制度の改革及び年金行政の一元化を円滑に推進するため行政各部の所管する事務の調整を担当させる」
  2. ^ 2021年の衆院選神奈川13区における自治体ごとの得票数は以下のとおり。
    太栄志 甘利明
    大和市 56,580 49,769
    海老名市 33,597 32,624
    座間市 24,059 23,197
    綾瀬市 15,888 19,005
    130,124 124,595

出典

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関連項目

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外部リンク

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公職
先代
前原誠司
日本の旗 特命担当大臣経済財政政策
第19・20代:2012年 - 2016年
次代
石原伸晃
先代
与謝野馨
日本の旗 特命担当大臣規制改革
第13代:2008年 - 2009年
次代
一時廃止 → 稲田朋美
先代
二階俊博
日本の旗 経済産業大臣
第7・8代:2006年 - 2008年
次代
二階俊博
先代
伊吹文明
日本の旗 労働大臣
第65代:1998年 - 1999年
次代
牧野隆守
議会
先代
笹川堯
日本の旗 衆議院予算委員長
2004年 - 2005年
次代
大島理森
先代
白川勝彦
日本の旗 衆議院商工委員長
1995年 - 1996年
次代
武部勤
党職
先代
二階俊博
自由民主党幹事長
第49代:2021年
次代
茂木敏充
先代
塩谷立
自由民主党選挙対策委員長
第6代:2018年 - 2019年
次代
下村博文
先代
茂木敏充
自由民主党政務調査会長
第54代:2012年
次代
高市早苗
先代
茂木敏充
自由民主党広報本部長
2011年
次代
高市早苗
先代
宮澤洋一
自由民主党税制調査会長
第36代:2019年 - 2021年
次代
宮澤洋一
先代
細田博之
自由民主党行政改革推進本部長
2017年 - 2018年
次代
塩崎恭久