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[[File:Oigawa Railway E101 Electric Locomotive in Shin-Kanaya Station 20180203.jpg|thumb|ホーム(2018年2月)]]
'''新金谷駅'''(しんかなやえき)は、[[静岡県]][[島田市]]金谷東2丁目にある[[大井川鐵道]][[大井川鐵道大井川本線|大井川本線]]の[[鉄道駅|駅]]である。
[[File:新金谷駅転車台.jpg|thumb|right|転車台とC11 190]]

'''新金谷駅'''(しんかなやえき)は、[[静岡県]][[島田市]]金谷東2丁目にある[[大井川鐵道]][[大井川鐵道大井川本線|大井川本線]]の[[鉄道駅|駅]]である。
== 歴史 ==
* [[1927年]]([[昭和]]2年)[[6月10日]]開業。


== 駅構造 ==
== 駅構造 ==
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島式1面2線の[[プラットホーム|ホーム]]をもつ。ホームにアナウンスの装置はなく、列車の到着時には駅員が乗客を誘導する。当駅には[[停車場#側線|側線]]・[[留置線|電留線]]があり、使用しない機関車や客車などが留置されている。
[[プラットホーム#島式ホーム|島式ホーム]]1面2線有する[[地上駅]]。[[木造駅舎]]を有する。駅舎とホームの間は[[踏切#構内踏切|構内踏切]]で連絡している。ホームにアナウンスの装置はなく、列車の到着時には駅員が乗客を誘導する。当駅には[[停車場#側線|側線]]・[[留置線|電留線]]があり、使用しない機関車や客車などが留置されている。


駅構内には[[蒸気機関車]] (SL) を含む大井川本線の車両の整備を行っている'''[[新金谷車両区]]'''が併設されている。ここがSLの実質的な発着場所であり、SL出発式が行われ<ref>[https://www.nikkei.com/article/DGXMZO46658790X20C19A6L61000/ 【鉄道 地域と走る】大井川鉄道、ホテル会社傘下の再建 じわり効果]『[[日本経済新聞]]』電子版(2019年6月28日)2020年1月9日閲覧</ref>、運用を終えたSLはここへ戻ってくる。過去に存在した[[転車台]]は[[1970年]]([[昭和]]45年)[[9月28日]]に撤去されたため、SLの方向転換ができない状態となり、長い間[[千頭駅|千頭]]発のSLは原則的にバック運転([[逆機]]で[[客車]]を牽引していた。しかし、転車台を再設置することが[[2010年]]([[平成]]22年)11月に決定され、[[2011年]](平成23年)6月ごろに工事を開始、同年[[10月7日]](SLフェスタ2011の初日)に使用を開始した<ref>{{Cite web|url= http://www.oigawa-railway.co.jp/20111008turntable.html |title= 新金谷駅構内に転車台が設置されます。 |website= 大井川鐵道株式会社 公式ホームページ |accessdate= 2020-04-09 |archiveurl= https://web.archive.org/web/20111005163611/http://www.oigawa-railway.co.jp/20111008turntable.html |archivedate= 2011-10-05}}</ref>。島田市の観光政策の一環でもあった<ref>[http://web.archive.org/web/20160829012546/http://www.pref.shizuoka.jp/kikaku/ki-530/sl-tensyadai.html 大井川鐵道(株)新金谷駅でSL転車台お披露目] - 静岡県公式サイト、2011年10月14日。</ref>。車両区西側・SLの留置場北側に設置され、通常は電動だが手押しで動かすことも可能である。
駅構内には[[蒸気機関車]] (SL) を含む大井川本線の車両の整備を行っている'''[[新金谷車両区]]'''が併設されている。ここがSLの実質的な発着場所であり、SL出発式が行われ<ref>[https://www.nikkei.com/article/DGXMZO46658790X20C19A6L61000/ 【鉄道 地域と走る】大井川鉄道、ホテル会社傘下の再建 じわり効果]『[[日本経済新聞]]』電子版(2019年6月28日)2020年1月9日閲覧</ref>、運用を終えたSLはここへ戻ってくる。過去に存在した[[転車台]]は[[1970年]](昭和45年)[[9月28日]]に撤去されたため、SLの方向転換ができない状態となり、長い間[[千頭駅|千頭]]発のSLは原則的に[[逆機]]で[[客車]]を牽引していた。しかし、転車台を再設置することが[[2010年]]([[平成]]22年)11月に決定され、[[2011年]](平成23年[[10月7日]](SLフェスタ2011の初日)に使用を開始した<ref>{{Cite web|和書|url= http://www.oigawa-railway.co.jp/20111008turntable.html |title= 新金谷駅構内に転車台が設置されます。 |website= 大井川鐵道株式会社 公式ホームページ |accessdate= 2020-04-09 |archiveurl= https://web.archive.org/web/20111005163611/http://www.oigawa-railway.co.jp/20111008turntable.html |archivedate= 2011-10-05}}</ref>。島田市の観光政策の一環でもあった<ref>[https://web.archive.org/web/20160829012546/http://www.pref.shizuoka.jp/kikaku/ki-530/sl-tensyadai.html 大井川鐵道(株)新金谷駅でSL転車台お披露目] - 静岡県公式サイト、2011年10月14日。</ref>。車両区西側・SLの留置場北側に設置され、通常は電動だが手押しで動かすことも可能である。


また当駅の金谷駅側の外れ、新金谷車両区の脇から南東方向にれて伸びる側線がある。終端部に[[廃車 (鉄道)|廃車]]となった車両や貨車が留置されているが、廃車となった車両の解体作業や車両の搬入、搬出、資材の積み込みにも使われている。挟む形となっている[[大井川]]の[[支流]]から「'''大代川側線'''」と通称されている。
また当駅の金谷駅側の外れ、新金谷車両区の脇から南東方向に分かれて伸びる側線がある。終端部に[[廃車 (鉄道)|廃車]]となった車両や貨車が留置されているが、廃車となった車両の解体作業や車両の搬入、搬出、資材の積み込みにも使われている。挟む形となっている[[大井川]]の[[支流]]から「'''大代川側線'''」と通称されている。[[2018年]](平成30年)秋からは、同側線末端に検修設備が設けられている。


駅舎は大井川鐵道の本社事務所となっている<ref>[http://oigawa-railway.co.jp/location 大井川鐵道・ロケーションサービス](2020年1月9日閲覧)</ref>。また駅舎内には[[喫茶店]]「This is cafe 新金谷駅店」が営業している<ref>[http://www.this-is-cafe.com/shinkanaya/s_access.html 新金谷のカフェ "This is Cafe"] This is Cafe公式サイト、2015年3月25日閲覧</ref>。
駅舎は大井川鐵道の本社事務所となっている<ref>[http://oigawa-railway.co.jp/location 大井川鐵道・ロケーションサービス](2020年1月9日閲覧)</ref>。また駅舎内には[[喫茶店]]「This is cafe 新金谷駅店」が営業している<ref>[http://www.this-is-cafe.com/shinkanaya/s_access.html 新金谷のカフェ "This is Cafe"] This is Cafe公式サイト、2015年3月25日閲覧</ref>。


[[2018年]](平成30年)11月2日の『[[官報]]』[[号外]]第242号「文化財を登録文化財に登録する件」([[文部科学省]]告示第二百十四号)により、駅舎が[[登録有形文化財]]に登録された<ref>{{Cite journal |和書 |title=文化財を登録文化財に登録する件(文部科学省告示第二百十四号) |journal=官報 |publisher=国立印刷局 |date=2018年11月2日 |issue=号外第242号|url=https://kanpou.npb.go.jp/20181102/20181102g00242/20181102g002420005f.html |accessdate=2018年11月22日}}{{リンク切れ|date=2020年1月}}</ref><ref>{{Cite press release |title=新金谷駅 駅舎が「登録有形文化財」となりました。 |publisher=大井川鐵道 |date=2018年11月13日 |url=http://oigawa-railway.co.jp/archives/18229 |accessdate=2018年11月21日 |archiveurl=https://web.archive.org/web/20181115005604/http://oigawa-railway.co.jp/archives/18229 |archivedate=2018年11月15日}}</ref><ref>{{Cite web |website=鉄道チャンネルニュース |date=20181114 |url=https://tetsudo-ch.com/2348770.html |title=大井川鐵道 新金谷駅舎が登録有形文化財に |publisher=[[エキスプレス (制作プロダクション)]] |accessdate=20181121|archiveurl=https://web.archive.org/web/20181121081513/https://tetsudo-ch.com/2348770.html |archivedate=20181121 |deadlinkdate=}}</ref>。
2018年(平成30年)11月2日の『[[官報]]』[[号外]]第242号「文化財を登録文化財に登録する件」([[文部科学省]]告示第二百十四号)により、駅舎が[[登録有形文化財]]に登録された<ref>{{Cite journal |和書 |title=文化財を登録文化財に登録する件(文部科学省告示第二百十四号) |journal=官報 |publisher=国立印刷局 |date=2018年11月2日 |issue=号外第242号|url=https://kanpou.npb.go.jp/20181102/20181102g00242/20181102g002420005f.html |accessdate=2018年11月22日}}{{リンク切れ|date=2020年1月}}</ref><ref>{{Cite press release|和書|title=新金谷駅 駅舎が「登録有形文化財」となりました。 |publisher=大井川鐵道 |date=2018年11月13日 |url=http://oigawa-railway.co.jp/archives/18229 |accessdate=2018年11月21日 |archiveurl=https://web.archive.org/web/20181115005604/http://oigawa-railway.co.jp/archives/18229 |archivedate=2018年11月15日}}</ref><ref>{{Cite web|和書|website=鉄道チャンネルニュース |date=2018-11-14 |url=https://tetsudo-ch.com/2348770.html |title=大井川鐵道 新金谷駅舎が登録有形文化財に |publisher=[[エキスプレス (制作プロダクション)]] |accessdate=2018-11-21|archiveurl=https://web.archive.org/web/20181121081513/https://tetsudo-ch.com/2348770.html |archivedate=2018-11-21 }}</ref>。

当駅から金谷駅まではスタフ閉塞となっており、1列車しか入線できない。金谷駅に出入りする列車のために運転扱いを兼ねて終日駅員が配置されている。

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Oigawa Railway E101 Electric Locomotive in Shin-Kanaya Station 20180203.jpg|ホーム(2018年2月)
新金谷駅転車台.jpg|転車台とC11 190
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== 利用状況 ==
== 利用状況 ==
* 2007年度の1日平均乗車人員は468人(『静岡県統計年鑑』による)。
* 2007年度の1日平均乗車人員は468人(『静岡県統計年鑑』による)。
* 2011年10月1日から、蒸気機関車牽引の全列車が当駅始発となった。
* 大井川鐵道を含む観光ツアーでは当駅から、もしくは当駅まで[[SL急行 (大井川鐵道)|SL急行]]に乗り、[[観光バス]]に乗り換えるケースが多い。
* 2011年10月1日から、SL急行の全列車が当駅始発となった。


== 駅周辺 ==
== 駅周辺 ==
<!-- 特筆性のない施設と解説および所在地の住所は記載しないこと(※チェーン店や個人商店も含む)。 -->
* プラザロコ - 元[[ヤオハン]]の建物を改装して、[[1997年]](平成9年)[[4月27日]]にオープンした施設<ref name="交通970514">{{Cite news |title=「プラザロコ」誕生 |newspaper=[[交通新聞]] |publisher=交通新聞社 |date=1997-05-14 |page=4 }}</ref>。館内には、SL急行券の販売窓口や売店、ロコミュージアムなどがある{{R|交通970514}}。
* プラザロコ - 元[[ヤオハン]]の建物を改装して、[[1997年]](平成9年)[[4月27日]]にオープンした施設<ref name="交通970514">{{Cite news |title=「プラザロコ」誕生 |newspaper=[[交通新聞]] |publisher=交通新聞社 |date=1997-05-14 |page=4 }}</ref>。館内には、SL急行券の販売窓口や売店、ロコミュージアムなどがある{{R|交通970514}}。
* 宅円庵 - [[日本左衛門]][[首塚]]
* 宅円庵 - [[日本左衛門]][[首塚]]
* 沼津熔銅株式会社<ref>[https://www.google.co.jp/maps/place/%E6%B2%BC%E6%B4%A5%E7%86%94%E9%8A%85/@34.8226203,138.1370176,17z/data=!3m1!4b1!4m5!3m4!1s0x601a5716176feb3f:0xcfcf5f55a830b46f!8m2!3d34.8226203!4d138.1392063 沼津熔銅][[Google マップ]](2020年1月9日閲覧)</ref>
* 沼津熔銅株式会社<ref>[https://www.google.co.jp/maps/place/%E6%B2%BC%E6%B4%A5%E7%86%94%E9%8A%85/@34.8226203,138.1370176,17z/data=!3m1!4b1!4m5!3m4!1s0x601a5716176feb3f:0xcfcf5f55a830b46f!8m2!3d34.8226203!4d138.1392063 沼津熔銅][[Google マップ]](2020年1月9日閲覧)</ref>


* [[2019年]]([[令和]]元年)[[7月20日]]より、[[静岡空港]] - [[東海旅客鉄道|JR]][[金谷駅]]・新金谷駅間においてバス実証運行を1年間の予定で開始されている<ref>{{Citeweb|title=富士山静岡空港とJR金谷駅・大井川鐵道新金谷駅間のバス、実証運行開始 7月20日から|url=https://www.traicy.com/20190626-fszkanaya|publisher=Traicy|date=2019-06-26|accessdate=2019-06-28}}</ref><ref>{{Citeweb|title=富士山静岡空港〜JR金谷駅・大鉄新金谷駅間 路線バス実証運行を開始|url=http://www.mtfuji-shizuokaairport.jp/information/20190626/|work=富士山静岡空港|accessdate=2019-08-09}}</ref>。
* [[2019年]]([[令和]]元年)[[7月20日]]より、[[静岡空港]] - [[東海旅客鉄道|JR]][[金谷駅]]・新金谷駅間においてバス路線が実証運行として開始され<ref>{{Cite web|和書|title=富士山静岡空港とJR金谷駅・大井川鐵道新金谷駅間のバス、実証運行開始 7月20日から|url=https://www.traicy.com/20190626-fszkanaya|publisher=Traicy|date=2019-06-26|accessdate=2019-06-28}}</ref><ref>{{Cite web|和書|title=富士山静岡空港〜JR金谷駅・大鉄新金谷駅間 路線バス実証運行を開始|url=http://www.mtfuji-shizuokaairport.jp/information/20190626/|work=富士山静岡空港|accessdate=2019-08-09}}</ref>、2022年3月27日より[[蓬萊橋 (大井川)|蓬莱橋]]まで延伸された<ref>{{Cite web|和書|date=2022-03-24 |title=富士山静岡空港~JR・大鉄金谷駅・大鉄新金谷駅 アクセスバスを蓬莱橋まで延伸 就航先~富士山静岡空港から島田市主要観光スポットへのアクセス向上・交流人口増をめざします |url=https://www.mtfuji-shizuokaairport.jp/media/220324KanayaLINEHOURAIBASHI.pdf |work=富士山静岡空港 |access-date=2022-07-28 }}</ref>。

== 歴史 ==
* [[1927年]](昭和2年)[[6月10日]] - 開業。


== 隣の駅 ==
== 隣の駅 ==
; 大井川鐵道
; 大井川鐵道
: 大井川本線
: {{Color|blue|■}}大井川本線
:: {{Color|#00a1e9|■}}[[きかんしゃトーマス号|特急]]
:: [[金谷駅]] - '''新金谷駅''' - [[代官町駅]]
::: '''新金谷駅''' → [[川根温泉笹間渡駅]](折返し駅、乗降不可) → [[家山駅]]

:: {{Color|#e72c1e|■}}[[かわね路号|SL急行]](下りのみ)
== 関連項目 ==
::: '''新金谷駅''' → 家山駅
{{commonscat|Shin-Kanaya Station}}
:: {{Color|#503b8b|■}}[[かわね路号|EL急行]](上りのみ)・{{Color|#f39400|■}}[[快速急行]](上りのみ)
* [[日本の鉄道駅一覧]]
::: [[金谷駅]] ← '''新金谷駅''' ← 家山駅
:: {{Color|#0b65af|■}}準急
::: [[金谷駅]] - '''新金谷駅''' - [[合格駅]]
:: {{Color|#079a3e|■}}区間急行・{{Color|#b2b3b3|■}}普通
::: 金谷駅 - '''新金谷駅''' - [[代官町駅]]


== 脚注 ==
== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
{{脚注ヘルプ}}
<!--=== 注釈 ===
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{{Reflist|group="注釈"}}
=== 出典 ===-->
{{Reflist|2}}

== 関連項目 ==
{{commonscat}}
* [[日本の鉄道駅一覧]]


== 外部リンク ==
== 外部リンク ==
* {{国指定文化財等データベース|101|00012545|大井川鉄道新金谷駅舎}}
* [http://www.oigawa-railway.co.jp/ 大井川鐵道]
* [https://www2.nhk.or.jp/archives/movies/?id=D0004030124_00000 動画で見るニッポンみちしる 新金谷駅] - NHKアーカイブス


{{大井川鐵道大井川本線}}
{{大井川鐵道大井川本線}}
87行目: 106行目:
[[Category:大井川鐵道の鉄道駅]]
[[Category:大井川鐵道の鉄道駅]]
[[Category:1927年開業の鉄道駅]]
[[Category:1927年開業の鉄道駅]]
[[Category:静岡県の登録有形文化財|しんかなやえき]]
[[Category:1927年竣工の日本の建築物|しんかなやえき]]

2024年7月6日 (土) 06:36時点における最新版

新金谷駅
駅舎(2010年6月)
しんかなや
SHIN-KANAYA
金谷 (2.3 km)
(1.5 km) 代官町
地図
所在地 静岡県島田市金谷東2丁目1112-2
北緯34度49分34.26秒 東経138度8分13.20秒 / 北緯34.8261833度 東経138.1370000度 / 34.8261833; 138.1370000座標: 北緯34度49分34.26秒 東経138度8分13.20秒 / 北緯34.8261833度 東経138.1370000度 / 34.8261833; 138.1370000
所属事業者 大井川鐵道
所属路線 大井川本線
キロ程 2.3 km(金谷起点)
駅構造 地上駅
ホーム 島式 1面2線
乗車人員
-統計年度-
365人/日(降車客含まず)
-2019年-
乗降人員
-統計年度-
684人/日
-2019年-
開業年月日 1927年昭和2年)6月10日
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新金谷駅(しんかなやえき)は、静岡県島田市金谷東2丁目にある、大井川鐵道大井川本線である。

歴史

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駅構造

[編集]
島式ホーム(単線・一線通過型)
島式ホーム(単線・一線通過型)

島式ホーム1面2線を有する地上駅木造駅舎を有する。駅舎とホームの間は構内踏切で連絡している。ホームにアナウンスの装置はなく、列車の到着時には駅員が乗客を誘導する。当駅には側線電留線があり、使用しない機関車や客車などが留置されている。

駅構内には蒸気機関車 (SL) を含む大井川本線の車両の整備を行っている新金谷車両区が併設されている。ここがSLの実質的な発着場所であり、SL出発式が行われ[1]、運用を終えたSLはここへ戻ってくる。過去に存在した転車台1970年(昭和45年)9月28日に撤去されたため、SLの方向転換ができない状態となり、長い間千頭発のSLは原則的に逆機客車を牽引していた。しかし、転車台を再設置することが2010年平成22年)11月に決定され、2011年(平成23年)10月7日(SLフェスタ2011の初日)に使用を開始した[2]。島田市の観光政策の一環でもあった[3]。車両区西側・SLの留置場北側に設置され、通常は電動だが手押しで動かすことも可能である。

また当駅の金谷駅側の外れ、新金谷車両区の脇から南東方向に分かれて伸びる側線がある。終端部に廃車となった車両や貨車が留置されているが、廃車となった車両の解体作業や車両の搬入、搬出、資材の積み込みにも使われている。挟む形となっている大井川支流から「大代川側線」と通称されている。2018年(平成30年)秋からは、同側線末端に検修設備が設けられている。

駅舎は大井川鐵道の本社事務所となっている[4]。また駅舎内には喫茶店「This is cafe 新金谷駅店」が営業している[5]

2018年(平成30年)11月2日の『官報号外第242号「文化財を登録文化財に登録する件」(文部科学省告示第二百十四号)により、駅舎が登録有形文化財に登録された[6][7][8]

当駅から金谷駅まではスタフ閉塞となっており、1列車しか入線できない。金谷駅に出入りする列車のために運転扱いを兼ねて終日駅員が配置されている。

利用状況

[編集]
  • 2007年度の1日平均乗車人員は468人(『静岡県統計年鑑』による)。
  • 2011年10月1日から、蒸気機関車牽引の全列車が当駅始発となった。

駅周辺

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隣の駅

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大井川鐵道
大井川本線
特急
新金谷駅川根温泉笹間渡駅(折返し駅、乗降不可) → 家山駅
SL急行(下りのみ)
新金谷駅 → 家山駅
EL急行(上りのみ)・快速急行(上りのみ)
金谷駅新金谷駅 ← 家山駅
準急
金谷駅 - 新金谷駅 - 合格駅
区間急行・普通
金谷駅 - 新金谷駅 - 代官町駅

脚注

[編集]
  1. ^ 【鉄道 地域と走る】大井川鉄道、ホテル会社傘下の再建 じわり効果日本経済新聞』電子版(2019年6月28日)2020年1月9日閲覧
  2. ^ 新金谷駅構内に転車台が設置されます。”. 大井川鐵道株式会社 公式ホームページ. 2011年10月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年4月9日閲覧。
  3. ^ 大井川鐵道(株)新金谷駅でSL転車台お披露目 - 静岡県公式サイト、2011年10月14日。
  4. ^ 大井川鐵道・ロケーションサービス(2020年1月9日閲覧)
  5. ^ 新金谷のカフェ "This is Cafe" This is Cafe公式サイト、2015年3月25日閲覧
  6. ^ 文化財を登録文化財に登録する件(文部科学省告示第二百十四号)」『官報』号外第242号、国立印刷局、2018年11月2日、2018年11月22日閲覧 [リンク切れ]
  7. ^ 新金谷駅 駅舎が「登録有形文化財」となりました。』(プレスリリース)大井川鐵道、2018年11月13日。オリジナルの2018年11月15日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20181115005604/http://oigawa-railway.co.jp/archives/182292018年11月21日閲覧 
  8. ^ 大井川鐵道 新金谷駅舎が登録有形文化財に”. 鉄道チャンネルニュース. エキスプレス (制作プロダクション) (2018年11月14日). 2018年11月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年11月21日閲覧。
  9. ^ a b “「プラザロコ」誕生”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 4. (1997年5月14日) 
  10. ^ 沼津熔銅Google マップ(2020年1月9日閲覧)
  11. ^ 富士山静岡空港とJR金谷駅・大井川鐵道新金谷駅間のバス、実証運行開始 7月20日から”. Traicy (2019年6月26日). 2019年6月28日閲覧。
  12. ^ 富士山静岡空港〜JR金谷駅・大鉄新金谷駅間 路線バス実証運行を開始”. 富士山静岡空港. 2019年8月9日閲覧。
  13. ^ 富士山静岡空港~JR・大鉄金谷駅・大鉄新金谷駅 アクセスバスを蓬莱橋まで延伸 就航先~富士山静岡空港から島田市主要観光スポットへのアクセス向上・交流人口増をめざします”. 富士山静岡空港 (2022年3月24日). 2022年7月28日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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