「日本のダービーマッチ」の版間の差分
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== 変遷 == |
== 変遷 == |
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日本国内では、[[日本プロサッカーリーグ]] |
日本国内では、[[日本プロサッカーリーグ]](Jリーグ)発足以前の[[日本サッカーリーグ]](JSL)でも、'''「○○決戦」'''という表現が「ダービーマッチ」に近い性格を帯びて用いられてきた。JSLでこのような呼び方をされていたものは以下のものがある。 |
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当時、こうした「○○決戦」では観衆数は少ないものの、そのほとんどが選手の家族や会社関係者だったため、「天竜川決戦」のように会社自体がライバル関係にあった「決戦」は盛り上がりを見せた。同時に「天竜川決戦」はダービーマッチが本来持っている地域性を内包しており、これを日本の「ローカルダービー」の一つの原型とみなすこともできる。 |
当時、こうした「○○決戦」では観衆数は少ないものの、そのほとんどが選手の家族や会社関係者だったため、「天竜川決戦」のように会社自体がライバル関係にあった「決戦」は盛り上がりを見せた。同時に「天竜川決戦」はダービーマッチが本来持っている地域性を内包しており、これを日本の「ローカルダービー」の一つの原型とみなすこともできる。 |
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現在のように、従来の「○○決戦」に代わり、日本で「ダービー」という言葉・表現が用いられるようになったのは1993年のJリーグ開幕後のことである。発足初年こそ、「ダービーマッチ」と呼ばれたのはローカルダービーの[[横浜ダービー]] |
現在のように、従来の「○○決戦」に代わり、日本で「ダービー」という言葉・表現が用いられるようになったのは1993年のJリーグ開幕後のことである。発足初年こそ、「ダービーマッチ」と呼ばれたのはローカルダービーの[[横浜ダービー]]([[横浜F・マリノス|横浜マリノス]]×[[横浜フリューゲルス]])とナショナルダービー([[東京ヴェルディ1969|ヴェルディ川崎]]×横浜マリノス)の2つしかなかった。 |
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現在では、サッカーが盛んな地域性などから[[静岡ダービー]]・[[さいたまダービー]]・[[大阪ダービー]]が日本で最も盛り上がりを見せる典型的なダービーマッチといえる。 |
現在では、サッカーが盛んな地域性などから[[静岡ダービー]]・[[さいたまダービー]]・[[大阪ダービー]]が日本で最も盛り上がりを見せる典型的なダービーマッチといえる。 |
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日本における[[ダービーマッチ]]の具体的な特徴として、歴史上の因縁や地域の共通点をからめるなど本来のダービーマッチが持っている地域性による試合以外にも「ダービー」と呼ぶ傾向が見られる点にある。例えば、「川中島ダービー (平成の川中島合戦)」や「天地人ダービー」などがこれに当たり、これらは従来用いられてきた「○○対決」の延長上にあるもので、容易にその言い換えが可能であるためである。 |
日本における[[ダービーマッチ]]の具体的な特徴として、歴史上の因縁や地域の共通点をからめるなど本来のダービーマッチが持っている地域性による試合以外にも「ダービー」と呼ぶ傾向が見られる点にある。例えば、「川中島ダービー (平成の川中島合戦)」や「天地人ダービー」などがこれに当たり、これらは従来用いられてきた「○○対決」の延長上にあるもので、容易にその言い換えが可能であるためである。 |
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このような狭義の「ダービー」とは異なる用法がされる理由としては以下の点が挙げられるが、実際にローカルダービーとして盛り上がりを見せるのは、本拠地が同一都道府県、または本拠地が隣接する府県にある場合くらいである。 |
このような狭義の「ダービー」とは異なる用法がされる理由としては以下の点が挙げられるが、実際にローカルダービーとして盛り上がりを見せるのは、本拠地が同一都道府県、または本拠地が隣接する府県にある場合くらいである。異なった用法によって作られたダービーマッチの中には観客動員増加など、一定の成功を収めているカードもあるものの、本来のダービーマッチに比べサポーターの意識は低く、盛り上がりに欠ける傾向にある。また、天地人ダービーのように、ダービーが定着せず、クラブ公式でもその名称を用いなくなる事例も存在する。 |
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# 本来の意味を知らずに起こった誤用または拡大解釈。 |
# 本来の意味を知らずに起こった誤用または拡大解釈。 |
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=== Jリーグ === |
=== Jリーグ === |
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==== ナショナルダービー ==== |
==== ナショナルダービー ==== |
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[[日本プロサッカーリーグ|Jリーグ]]を代表する2チームによる決戦をナショナルダービーと呼称することがある。 |
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*[[東京ヴェルディ1969|東京ヴェルディ]]対[[横浜F・マリノス]]([[読売サッカークラブ]]対[[日産自動車サッカー部]]→ヴェルディ川崎対横浜マリノス) |
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*ガンバ大阪対[[サンフレッチェ広島]] |
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==== ローカルダービー ==== |
==== ローカルダービー ==== |
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|[[千葉ダービー]]||[[ジェフユナイテッド市原・千葉]]×[[柏レイソル]] |
|[[千葉ダービー]]||[[ジェフユナイテッド市原・千葉]]×[[柏レイソル]] |
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|[[東京ダービー (サッカー)|東京ダービー]]||[[FC東京]]×[[東京ヴェルディ1969]] |
|[[東京ダービー (サッカー)|東京ダービー]]||[[FC東京]]×[[東京ヴェルディ1969]] |
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|[[東京ダービー (サッカー)|東京クラシック]]||[[東京ヴェルディ1969]]×FC町田ゼルビア |
|[[東京ダービー (サッカー)|東京クラシック]]||[[東京ヴェルディ1969]]×FC町田ゼルビア |
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|[[福岡ダービー]]||[[アビスパ福岡]]×[[ギラヴァンツ北九州]] |
|[[福岡ダービー]]||[[アビスパ福岡]]×[[ギラヴァンツ北九州]] |
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| rowspan="21" |地域||rowspan="6" align="center" |東北||[[東北ダービー]]||[[ヴァンラーレ八戸]]×[[ブラウブリッツ秋田]]×[[いわてグルージャ盛岡]]×[[モンテディオ山形]]×[[ベガルタ仙台]]×福島ユナイテッドFC / いわきFC<ref>[http://yamagata-np.jp/news/201109/06/kj_2011090601258.php J1仙台の社長、モンテに謝罪 東北ダービーで不適切行為] ([[山形新聞]] 2011年9月6日)</ref><ref>[https://web.archive.org/web/20140310033213/http://hochi.yomiuri.co.jp/soccer/jleague/news/20140309-OHT1T00140.htm 【福島】JFL王者・長野に完敗 シュートわずか3本] (スポーツ報知 2014年3月10日)</ref> |
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|[[南部ダービー]]||ヴァンラーレ八戸×いわてグルージャ盛岡 |
|[[南部ダービー]]||ヴァンラーレ八戸×いわてグルージャ盛岡 |
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|[[みちのくダービー]]||ベガルタ仙台×モンテディオ山形 |
|[[みちのくダービー]]||ベガルタ仙台×モンテディオ山形 |
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|[[奥州合戦 (サッカー)|奥州合戦]]||いわてグルージャ盛岡×ブラウブリッツ秋田×モンテディオ山形 |
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|北東北ダービー||いわてグルージャ盛岡×ブラウブリッツ秋田×ヴァンラーレ八戸 |
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|[[奥州合戦 (サッカー)]]||いわてグルージャ盛岡×ブラウブリッツ秋田×モンテディオ山形 |
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|[[北東北ダービー]]||いわてグルージャ盛岡×ブラウブリッツ秋田×ヴァンラーレ八戸 |
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|[[奥羽本戦]]||モンテディオ山形×ブラウブリッツ秋田<ref>{{Cite web|和書|url=https://kahoku.news/articles/20210414khn000051.html|publisher=河北新報|title= 初の「奥羽本戦」、ユニホーム着用権懸け17日対決|date=2021-04-14|accessdate=2021-04-17}}</ref> |
|[[奥羽本戦]]||モンテディオ山形×ブラウブリッツ秋田<ref>{{Cite web|和書|url=https://kahoku.news/articles/20210414khn000051.html|publisher=河北新報|title= 初の「奥羽本戦」、ユニホーム着用権懸け17日対決|date=2021-04-14|accessdate=2021-04-17}}</ref> |
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| align="center" rowspan="2" |甲信越||[[甲信ダービー]]||[[ヴァンフォーレ甲府]]×[[松本山雅FC]] |
| align="center" rowspan="2" |甲信越||[[甲信ダービー]]||[[ヴァンフォーレ甲府]]×[[松本山雅FC]] |
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|信越ダービー||松本山雅FC / AC長野パルセイロ×[[アルビレックス新潟]] |
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|align="center" |北陸||北陸ダービー||[[カターレ富山]]×[[ツエーゲン金沢]] |
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| rowspan="2" align="center" |東海||東海ダービー||清水エスパルス / ジュビロ磐田 / 藤枝MYFC / アスルクラロ沼津×[[名古屋グランパスエイト]] |
| rowspan="2" align="center" |東海||東海ダービー||清水エスパルス / ジュビロ磐田 / 藤枝MYFC / アスルクラロ沼津×[[名古屋グランパスエイト]] |
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||北四国クラシコ||[[カマタマーレ讃岐]]×愛媛FC / FC今治 |
||北四国クラシコ||[[カマタマーレ讃岐]]×愛媛FC / FC今治 |
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| align="center" |九州||[[九州ダービー]]||アビスパ福岡 / ギラヴァンツ北九州×[[サガン鳥栖]]×[[大分トリニータ]]×[[ロアッソ熊本]]×[[V・ファーレン長崎]]×[[テゲバジャーロ宮崎]]×[[鹿児島ユナイテッドFC]]×[[FC琉球]] |
| align="center" |九州||[[九州ダービー]]||アビスパ福岡 / ギラヴァンツ北九州×[[サガン鳥栖]]×[[大分トリニータ]]×[[ロアッソ熊本]]×[[V・ファーレン長崎]]×[[テゲバジャーロ宮崎]]×[[鹿児島ユナイテッドFC]]×[[FC琉球OKINAWA|FC琉球]] |
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|} |
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*さいたまダービー:同一自治体([[さいたま市]])内で異なる本拠地を持つクラブ(浦和は[[埼玉スタジアム2002]]、大宮は[[さいたま市大宮公園サッカー場]])によるダービーマッチである。また、本拠地のほか、同一の自治体内でありながら地域名が異なるのは日本で唯一である<ref group="注">[[2000年]]はJ2で対戦していたが、旧浦和市・旧大宮市などの合併によるさいたま市発足前であり、県名の「埼玉ダービー」としていた。またさいたま市発足後も、チーム名称は旧市名をそのまま継承しているため。</ref><ref group="注" name="日本のダービーマッチ1">Jリーグに於いて、同一自治体で本拠地が異なるのはさいたま市と横浜市だけ。</ref><ref group="注" name="日本のダービーマッチ3">なお、2005年 - 2007年は浦和主催だけでなく、大宮の主催分についても埼玉スタジアムを使用した(当時大宮は大宮サッカー場が改修中だったため、暫定的に[[さいたま市駒場スタジアム]]をメイン本拠とし、浦和戦など集客力の特に期待できる試合だけ埼スタを使っていた)。</ref>。2001年 - 2004年・2015年・2018年 - は大宮がJ2在籍のため、リーグ戦においては開催されない<ref>{{Cite news |title=“オレンジ神話”崩壊 11年ぶりにさいたまダービーが消滅 |newspaper=スポニチ Sponichi Annex |date=2014-12-6 |url= |
* さいたまダービー:同一自治体([[さいたま市]])内で異なる本拠地を持つクラブ(浦和は[[埼玉スタジアム2002]]、大宮は[[さいたま市大宮公園サッカー場]])によるダービーマッチである。また、本拠地のほか、同一の自治体内でありながら地域名が異なるのは日本で唯一である<ref group="注">[[2000年]]はJ2で対戦していたが、旧浦和市・旧大宮市などの合併によるさいたま市発足前であり、県名の「埼玉ダービー」としていた。またさいたま市発足後も、チーム名称は旧市名をそのまま継承しているため。</ref><ref group="注" name="日本のダービーマッチ1">Jリーグに於いて、同一自治体で本拠地が異なるのはさいたま市と横浜市だけ。</ref><ref group="注" name="日本のダービーマッチ3">なお、2005年 - 2007年は浦和主催だけでなく、大宮の主催分についても埼玉スタジアムを使用した(当時大宮は大宮サッカー場が改修中だったため、暫定的に[[さいたま市駒場スタジアム]]をメイン本拠とし、浦和戦など集客力の特に期待できる試合だけ埼スタを使っていた)。</ref>。2001年 - 2004年・2015年・2018年 - は大宮がJ2もしくはJ3在籍のため、リーグ戦においては開催されない<ref>{{Cite news |title=“オレンジ神話”崩壊 11年ぶりにさいたまダービーが消滅 |newspaper=スポニチ Sponichi Annex |date=2014-12-6 |url=http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2014/12/06/kiji/K20141206009412980.html |accessdate=2015-5-28 |publisher=[[スポーツニッポン]] }}</ref>。 |
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*千葉ダービー:[[1995年]]から開催されている、[[ジェフユナイテッド市原・千葉]]と[[柏レイソル]]との対戦。毎年[[プレシーズンマッチ]]として、[[ちばぎんカップ]]が開催されている(会場:柏のホーム[[日立柏サッカー場]](or [[柏の葉公園総合競技場]])、千葉のホーム[[フクダ電子アリーナ]] ([[市原緑地運動公園臨海競技場]]は2005年を最後に開催されていない)。 |
* 千葉ダービー:[[1995年]]から開催されている、[[ジェフユナイテッド市原・千葉]]と[[柏レイソル]]との対戦。毎年[[プレシーズンマッチ]]として、[[ちばぎんカップ]]が開催されている(会場:柏のホーム[[日立柏サッカー場]](or [[柏の葉公園総合競技場]])、千葉のホーム[[フクダ電子アリーナ]] ([[市原緑地運動公園臨海競技場]]は2005年を最後に開催されていない)。 |
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*東京ダービー:2012年に町田がJ2昇格(2013年はJFL降格・2014年はJ3所属)した際、東京Vとの対戦は「'''東京クラシック'''」の名が付けられている。 |
* 東京ダービー:2012年に町田がJ2昇格(2013年はJFL降格・2014年はJ3所属)した際、東京Vとの対戦は「'''東京クラシック'''」の名が付けられている。 |
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*神奈川ダービー:[[2023年]]の横浜 |
* 神奈川ダービー:[[2023年]]の横浜FM対川崎戦で、直近6年間(2017-22)でこの2クラブのみがリーグ優勝していることから、イングランドの「[[ビッグロンドン・ダービー]]」になぞらえて、「'''ビッグ神奈川県ダービー'''」<ref>[http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2023/07/03/kiji/20230703s00002179237000c.html 「BIG神奈川ダービー」定着なるか 過去6年で優勝分け合ってきた横浜と川崎Fが7・15に激突 2023年7月3日 09:10 ](スポーツニッポン)</ref> と称された。 |
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*甲信ダービー:山梨県と長野県の隣県で、戦国時代より「甲州」「信州」と呼ばれ、総称して[[甲信地方]]と呼ばれている。2012年に甲府がJ2降格、松本がJ2昇格で対戦が実現した。2013年 - 2014年にかけての2年間は甲府がJ1、松本がJ2にそれぞれ所属するため開催されなかったが、2015年に松本のJ1昇格に伴いJ1で初開催された。 |
* 甲信ダービー:山梨県と長野県の隣県で、戦国時代より「甲州」「信州」と呼ばれ、総称して[[甲信地方]]と呼ばれている。2012年に甲府がJ2降格、松本がJ2昇格で対戦が実現した。2013年 - 2014年にかけての2年間は甲府がJ1、松本がJ2にそれぞれ所属するため開催されなかったが、2015年に松本のJ1昇格に伴いJ1で初開催された。 |
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*大阪ダービー:2016年 - 2020年はJ3リーグにおいて解禁されたセカンドチーム(U-23)の加盟により、「U-23版大阪ダービー」も行われていた。 |
* 大阪ダービー:2016年 - 2020年はJ3リーグにおいて解禁されたセカンドチーム(U-23)の加盟により、「U-23版大阪ダービー」も行われていた。 |
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*九州ダービー:福岡ダービーを含む九州勢同士の対決は2010年から「バトルオブ九州」と名付けられている<ref name="バトル オブ 九州2010特集">{{Cite web|和書|url=http://www.jsgoal.jp/special/2010kyushu/|title= バトル オブ 九州2010特集|publisher=J's GOAL|accessdate=2014年8月3日}}</ref>。 |
* 九州ダービー:福岡ダービーを含む九州勢同士の対決は2010年から「バトルオブ九州」と名付けられている<ref name="バトル オブ 九州2010特集">{{Cite web|和書|url=http://www.jsgoal.jp/special/2010kyushu/|title= バトル オブ 九州2010特集|publisher=J's GOAL|accessdate=2014年8月3日}}</ref>。 |
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:※なお、関東勢の直接対決で多摩川クラシコ、北関東決戦などごく一部を除いた、他の都県をまたいだチーム間の対戦ではほとんど「関東ダービー」と紹介されることはない。 |
: ※なお、関東勢の直接対決で多摩川クラシコ、北関東決戦などごく一部を除いた、他の都県をまたいだチーム間の対戦ではほとんど「関東ダービー」と紹介されることはない。 |
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==== 交流のある地域同士の対戦 ==== |
==== 交流のある地域同士の対戦 ==== |
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===== 地域同士が近接している対戦 ===== |
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*海峡ダービー: [[鳴門海峡]]を挟んで隣県同士の[[兵庫県]]と[[徳島県]]をホームタウンとする両クラブの対戦。徳島がJリーグ昇格後、初対戦となった2006年に「海峡ダービー」の名がメディアに登場した。2014年にはJ1での対戦が実現している。 |
*海峡ダービー: [[鳴門海峡]]を挟んで隣県同士の[[兵庫県]]と[[徳島県]]をホームタウンとする両クラブの対戦。徳島がJリーグ昇格後、初対戦となった2006年に「海峡ダービー」の名がメディアに登場した。2014年にはJ1での対戦が実現している。 |
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*関門海峡ダービー: [[関門海峡]]を挟んで隣県同士の[[山口県]]と[[福岡県]]の[[北九州市]]をホームタウンとする両クラブの対戦。2016年に山口がJ2に昇格して実現した<ref>[http://mainichi.jp/articles/20160301/ddl/k40/050/620000c サッカー 次節は関門海峡ダービー 6日、J2昇格のレノファ山口と] 毎日新聞 2016.3.1</ref>。2017年は北九州のJ3降格に伴い開催されなかったが、2020年に北九州がJ2に再昇格したことにより再開された。 |
*関門海峡ダービー: [[関門海峡]]を挟んで隣県同士の[[山口県]]と[[福岡県]]の[[北九州市]]をホームタウンとする両クラブの対戦。2016年に山口がJ2に昇格して実現した<ref>[http://mainichi.jp/articles/20160301/ddl/k40/050/620000c サッカー 次節は関門海峡ダービー 6日、J2昇格のレノファ山口と] 毎日新聞 2016.3.1</ref>。2017年は北九州のJ3降格に伴い開催されなかったが、2020年に北九州がJ2に再昇格したことにより再開された。 |
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===== 地域同士が近接していない対戦===== |
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!ダービー名!!対戦クラブ |
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|[[薩長ダービー]] |
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|レノファ山口FC、鹿児島ユナイテッドFC |
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|[[ラブライブ!シリーズ|ラブライブ!]]ダービー |
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|アスルクラロ沼津、ツエーゲン金沢 |
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*薩長ダービー:[[薩長同盟]]にちなんだ、鹿児島県・山口県の両Jクラブによるダービーマッチ<ref>{{Cite web|和書|title=【山口県PR本部長ちょるるオフィシャルサイト|鹿児島で「薩長ダービー」対決!!レノファ山口を応援したよ】|url=https://choruru.jp/archives/nikki/1618|website=choruru.jp|accessdate=2020-09-23|language=ja}}</ref><ref>{{Cite web|和書|title=10/20(日)vs.鹿児島は、令和最初の薩長ダービー!! {{!}} レノファ山口FC|url=https://www.renofa.com/archives/51543/|website=www.renofa.com|accessdate=2020-09-23}}</ref><ref>{{Cite web|和書|title=10月20日(日)2019明治安田生命J2リーグ第37節 レノファ山口FC戦 試合イベント情報 » 鹿児島ユナイテッドFC オフィシャルサイト|url=http://www.kufc.co.jp/information/46846/|website=www.kufc.co.jp|accessdate=2020-09-23}}</ref>。2014年にJFLで、2019年にJ2で実現した。 |
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*ラブライブ!ダービー:[[ラブライブ!シリーズ]]の[[ラブライブ!サンシャイン!!]]と[[ラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ]]の両舞台にちなんだ、沼津市と金沢市の両Jクラブによるダービーマッチ<ref>{{Cite web|和書|title=ツエーゲン金沢×アスルクラロ沼津 ラブライブ!ダービー2024開催のお知らせ |url=https://www.lovelive-anime.jp/news/01_3119.html |website=ラブライブ!シリーズ公式サイト|date=2024-02-06|accessdate=2024-02-08|language=ja}}</ref>。2023年に当時J2だった金沢に蓮ノ空が誕生したのち、2024年にJ3で実現した。 |
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====ダービーマッチ的な要素を持つ対戦企画==== |
====ダービーマッチ的な要素を持つ対戦企画==== |
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224行目: | 204行目: | ||
|[[宮城ダービー]]||ソニー仙台、コバルトーレ女川 |
|[[宮城ダービー]]||ソニー仙台、コバルトーレ女川 |
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|rowspan="8" align=center|関東||'''東京ダービー'''||'''[[クリアソン新宿]]'''、[[佐川急便東京サッカー部]] (SC) 、'''[[東京武蔵野シティFC]]'''(旧横河武蔵野フットボールクラブ)、[[国士舘大学サッカー部]] |
|rowspan="8" align=center|関東||'''東京ダービー'''||'''[[クリアソン新宿]]'''、[[佐川急便東京サッカー部]] (SC) 、'''[[横河武蔵野FC|東京武蔵野シティFC]]'''(旧横河武蔵野フットボールクラブ)、[[国士舘大学サッカー部]] |
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|[[南北多摩合戦]]||[[FC町田ゼルビア|町田ゼルビア]]、横河武蔵野FC |
|[[南北多摩合戦]]||[[FC町田ゼルビア|町田ゼルビア]]、横河武蔵野FC |
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276行目: | 256行目: | ||
|[[中国ダービー]]||[[ファジアーノ岡山ネクスト]]、[[レノファ山口FC]] |
|[[中国ダービー]]||[[ファジアーノ岡山ネクスト]]、[[レノファ山口FC]] |
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|rowspan="3" align=center|九州||旧九州ダービー||[[日本電信電話公社熊本サッカー部|アルエット熊本]] ([[ロアッソ熊本|ロッソ熊本]])、[[エストレーラ宮崎|プロフェソール宮崎]]、[[ミネベアミツミFC|ホンダロックSC]]、<br/>[[FC琉球]]、[[ギラヴァンツ北九州|ニューウェーブ北九州]]、[[V・ファーレン長崎]]、[[鹿児島ユナイテッドFC]] |
|rowspan="3" align=center|九州||旧九州ダービー||[[日本電信電話公社熊本サッカー部|アルエット熊本]] ([[ロアッソ熊本|ロッソ熊本]])、[[エストレーラ宮崎|プロフェソール宮崎]]、[[ミネベアミツミFC|ホンダロックSC]]、<br/>[[FC琉球OKINAWA|FC琉球]]、[[ギラヴァンツ北九州|ニューウェーブ北九州]]、[[V・ファーレン長崎]]、[[鹿児島ユナイテッドFC]] |
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|'''[[九州ダービー]]'''||'''[[ヴェルスパ大分]]''' (旧HOYO大分)、'''[[ミネベアミツミFC]]'''(旧ホンダロックSC) |
|'''[[九州ダービー]]'''||'''[[ヴェルスパ大分]]''' (旧HOYO大分)、'''[[ミネベアミツミFC]]'''(旧ホンダロックSC) |
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327行目: | 307行目: | ||
|福島ダービー||[[FCプリメーロ]]、[[福島ユナイテッドFC]]、[[バンディッツいわきFC]]、[[いわきFC]] |
|福島ダービー||[[FCプリメーロ]]、[[福島ユナイテッドFC]]、[[バンディッツいわきFC]]、[[いわきFC]] |
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|埼玉ダービー||[[アヴェントゥーラ川口]]、[[COEDO KAWAGOE F.C|COEDO川越FC]] |
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<!-- |[[白子]]ダービー<ref group="注">各チームが本拠地とする[[藤枝市]]、[[鈴鹿市]]に「白子」という地名があることから。</ref>||[[藤枝MYFC]]、[[藤枝市役所サッカー部]]、[[アトレチコ鈴鹿クラブ|鈴鹿ポイントゲッターズ]] --> |
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|三重ダービー||[[ヴィアティン三重]]、[[アトレチコ鈴鹿クラブ|鈴鹿アンリミテッドFC]]、[[FC.ISE-SHIMA]] |
|三重ダービー||[[ヴィアティン三重]]、[[アトレチコ鈴鹿クラブ|鈴鹿アンリミテッドFC]]、[[FC.ISE-SHIMA]] |
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369行目: | 349行目: | ||
== ラグビー == |
== ラグビー == |
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=== JAPAN RUGBY LEAGUE ONE === |
=== JAPAN RUGBY LEAGUE ONE === |
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[[ |
[[ジャパンラグビーリーグワン]](旧・[[ジャパンラグビートップリーグ|トップリーグ]])におけるダービーマッチ。社会人チームで構成されていることから、会社の業種での競合関係でのライバル対決をダービーと称することが多い。 |
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*府中ダービー:[[東芝ブレイブルーパス東京]] vs [[東京サントリーサンゴリアス]] |
*府中ダービー:[[東芝ブレイブルーパス東京]] vs [[東京サントリーサンゴリアス]] |
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395行目: | 375行目: | ||
;ダービーマッチ的な要素を持つ対戦 |
;ダービーマッチ的な要素を持つ対戦 |
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*[[関西ダービー (日本プロ野球)|関西ダービー(阪神なんば線シリーズ)]]:[[阪神タイガース]] vs [[オリックス・バファローズ]] |
*[[関西ダービー (日本プロ野球)|関西ダービー(阪神なんば線シリーズ)]]:[[阪神タイガース]] vs [[オリックス・バファローズ]] |
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*:関西勢同士の対戦<ref>[https://bunshun.jp/articles/-/63040 阪神対オリックス戦で大問題が…アナウンサーが語る“関西ダービー”ウラ話]</ref>。[[プロ野球再編問題 (2004年)|2004年のプロ野球再編問題]]にて、大阪を本拠地とする[[大阪近鉄バファローズ|近鉄]]が神戸を本拠地とする[[オリックス・バファローズ|オリックス]]に合併したため、関西勢の対戦が[[セ・パ交流戦]]での同カードのみとなった。なお、[[2023年の日本シリーズ]]で対戦するまでどちらもリーグ優勝経験を有していながら前身球団を含めて日本シリーズでの対戦は無かった。 両チームの本拠地([[阪神甲子園球場]]・[[大阪ドーム|京セラドーム大阪]])を結んでいる鉄道路線から「[[阪神なんば線]]シリーズ」と呼称されることもある<ref>[https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202210/0015720277.shtml 野球好きの悲願!「なんば線シリーズ」実現は? 58年ぶり、日本シリーズ「関西決戦」が求められる理由]</ref>。 |
*:関西勢同士の対戦<ref>[https://bunshun.jp/articles/-/63040 阪神対オリックス戦で大問題が…アナウンサーが語る“関西ダービー”ウラ話]</ref>。[[プロ野球再編問題 (2004年)|2004年のプロ野球再編問題]]にて、大阪を本拠地とする[[大阪近鉄バファローズ|近鉄]]が神戸を本拠地とする[[オリックス・バファローズ|オリックス]]に合併したため、関西勢の対戦が[[セ・パ交流戦]]での同カードのみとなった。なお、[[2023年の日本シリーズ]]で対戦するまでどちらもリーグ優勝経験を有していながら、前身球団を含めて日本シリーズでの対戦は無かった。 両チームの本拠地([[阪神甲子園球場]]・[[大阪ドーム|京セラドーム大阪]])を結んでいる鉄道路線から「[[阪神なんば線]]シリーズ」と呼称されることもある<ref>[https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202210/0015720277.shtml 野球好きの悲願!「なんば線シリーズ」実現は? 58年ぶり、日本シリーズ「関西決戦」が求められる理由]</ref><ref group="注">ただし厳密には、阪神甲子園球場の最寄駅である[[甲子園駅]]は阪神なんば線ではなく[[阪神本線]]の駅である。</ref>。 |
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*[[TOKYOシリーズ]]:[[東京ヤクルトスワローズ]] vs [[読売ジャイアンツ]] |
*[[TOKYOシリーズ]]:[[東京ヤクルトスワローズ]] vs [[読売ジャイアンツ]] |
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*: [[セントラル・リーグ]]発足以降、東京を本拠地としている球団同士の対戦。企画は2015年から開始され、両チームともに胸のロゴを「TOKYO」としたユニフォームで対戦する<ref>[http://www.yakult-swallows.co.jp/pages/info/event/tokyo_series TOKYOシリーズ開催!「TOKYO」の誇りを胸に東京ヤクルトと巨人が「対決」 (東京ヤクルトスワローズ公式サイト)]</ref><ref>[http://www.giants.jp/G/gnews/news_399335.html 「TOKYOシリーズ」開催が決定! (読売巨人軍公式サイト)]</ref>。 |
*: [[セントラル・リーグ]]発足以降、東京を本拠地としている球団同士の対戦。企画は2015年から開始され、両チームともに胸のロゴを「TOKYO」としたユニフォームで対戦する<ref>[http://www.yakult-swallows.co.jp/pages/info/event/tokyo_series TOKYOシリーズ開催!「TOKYO」の誇りを胸に東京ヤクルトと巨人が「対決」 (東京ヤクルトスワローズ公式サイト)]</ref><ref>[http://www.giants.jp/G/gnews/news_399335.html 「TOKYOシリーズ」開催が決定! (読売巨人軍公式サイト)]</ref>。 |
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;日本シリーズにおける同ー地域での対戦 |
;日本シリーズにおける同ー地域での対戦 |
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*[[1964年の日本シリーズ|御堂筋シリーズ]]:[[阪神タイガース]] vs [[福岡ソフトバンクホークス|南海ホークス]] |
*[[1964年の日本シリーズ|御堂筋シリーズ]]:[[阪神タイガース]] vs [[福岡ソフトバンクホークス|南海ホークス]] |
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*: [[1964年]]の[[日本選手権シリーズ]]で実現。史上初の関西対決。阪神電鉄のターミナルが梅田、南海電鉄のターミナルが難波であり、その2拠点を結ぶ幹線道路からこの名がつけられた<ref>[http://www.sankei.com/west/news/141025/wst1410250030-n1.html 半世紀前の御堂筋シリーズ] (産経WEST公式サイト 2014/10/25)</ref><ref group="注">その後2009年に阪神電気鉄道は南海電気鉄道のターミナルがある[[難波駅 (南海)|難波駅]]付近に位置する[[大阪難波駅]]([[近畿日本鉄道|近鉄]]が管理する共同使用駅)へと乗り入れを開始したものの、この時は既に南海ホークスと大阪球場ともに消滅していた。一方、南海電気鉄道側でも梅田進出の計画が具体化しており、[[大阪梅田駅 (阪神)|大阪梅田駅]]の徒歩圏内に[[大阪駅]]([[西日本旅客鉄道|JR西日本]]が管理する共同使用駅)の設置も予定されているため、南海電気鉄道の梅田進出が実現した時点で、駅名および駅の位置はそれぞれで異なるものの、阪神電気鉄道と南海電気鉄道は両社ともに難波(阪神では大阪難波駅。南海では難波駅および仮称南海新難波駅)と梅田(阪神では大阪梅田駅。南海では大阪駅)の両方にターミナル駅を有することとなる。</ref>。 |
*: [[1964年]]の[[日本選手権シリーズ]]で実現。史上初の関西対決。阪神電鉄のターミナルが梅田、南海電鉄のターミナルが難波であり、その2拠点を結ぶ幹線道路からこの名がつけられた<ref>[https://web.archive.org/web/20141028042253/http://www.sankei.com/west/news/141025/wst1410250030-n1.html 半世紀前の御堂筋シリーズ] (産経WEST公式サイト 2014/10/25)</ref><ref group="注">その後2009年に阪神電気鉄道は南海電気鉄道のターミナルがある[[難波駅 (南海)|難波駅]]付近に位置する[[大阪難波駅]]([[近畿日本鉄道|近鉄]]が管理する共同使用駅)へと乗り入れを開始したものの、この時は既に南海ホークスと大阪球場ともに消滅していた。一方、南海電気鉄道側でも梅田進出の計画が具体化しており、[[大阪梅田駅 (阪神)|大阪梅田駅]]の徒歩圏内に[[大阪駅]]([[西日本旅客鉄道|JR西日本]]が管理する共同使用駅)の設置も予定されているため、南海電気鉄道の梅田進出が実現した時点で、駅名および駅の位置はそれぞれで異なるものの、阪神電気鉄道と南海電気鉄道は両社ともに難波(阪神では大阪難波駅。南海では難波駅および仮称南海新難波駅)と梅田(阪神では大阪梅田駅。南海では大阪駅)の両方にターミナル駅を有することとなる。</ref>。 |
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*[[1970年の日本シリーズ|東京シリーズ (GOシリーズ)]]<ref>2019年5月29日にベースボール・マガジン社より発売された「ロッテ70年史 1950-2019」掲載の記事「SPECIAL CROSS TALK 有藤通世×山崎裕之『24年ぶり日本一の記憶』内pp.19で[[山崎裕之]]が「東京シリーズと呼ばれた」とコメントしている。</ref>:読売ジャイアンツ vs [[千葉ロッテマリーンズ|ロッテオリオンズ]] |
*[[1970年の日本シリーズ|東京シリーズ (GOシリーズ)]]<ref>2019年5月29日にベースボール・マガジン社より発売された「ロッテ70年史 1950-2019」掲載の記事「SPECIAL CROSS TALK 有藤通世×山崎裕之『24年ぶり日本一の記憶』内pp.19で[[山崎裕之]]が「東京シリーズと呼ばれた」とコメントしている。</ref>:読売ジャイアンツ vs [[千葉ロッテマリーンズ|ロッテオリオンズ]] |
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*: [[1970年]]の[[日本選手権シリーズ]]で実現。当時読売が[[文京区]]の後楽園球場、ロッテは[[荒川区]]の[[東京スタジアム (野球場)|東京スタジアム]]を本拠地としていたため、史上初の同一都道府県内での日本シリーズ開催となった。「GOシリーズ」とも称された。 |
*: [[1970年]]の[[日本選手権シリーズ]]で実現。当時読売が[[文京区]]の後楽園球場、ロッテは[[荒川区]]の[[東京スタジアム (野球場)|東京スタジアム]]を本拠地としていたため、史上初の同一都道府県内での日本シリーズ開催となった。「GOシリーズ」とも称された。 |
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*渋谷ダービー:[[アルバルク東京]] vs [[サンロッカーズ渋谷]] |
*渋谷ダービー:[[アルバルク東京]] vs [[サンロッカーズ渋谷]] |
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*: リーグ再編でB.LEAGUE発足決定時に本拠地を東京都渋谷区へ移転し現在に至るB1チーム同士の対戦<ref group="注">A東京はトヨタ自動車時代まで[[府中市 (東京都)|府中市]]、SR渋谷は日立時代まで[[東京都区部|都区部]]と[[千葉県]][[柏市]]をそれぞれ本拠地としていた。</ref>。共に[[バスケットボール日本リーグ|日本リーグ]]時代からの歴史を重ねてきた対戦である。A東京は代々木第二体育館、SR渋谷は[[青山学院大学|青山学院体育館]]をホームコートとすることから、渋谷ダービーと名付けられた<ref>[http://www.jsports.co.jp/press/article/N2017032112244409.html 席数を増やして行われた渋谷ダービーは成功] (J SPORTS 公式サイト 2017/3/21)</ref>。 |
*: リーグ再編でB.LEAGUE発足決定時に本拠地を東京都渋谷区へ移転し現在に至るB1チーム同士の対戦<ref group="注">A東京はトヨタ自動車時代まで[[府中市 (東京都)|府中市]]、SR渋谷は日立時代まで[[東京都区部|都区部]]と[[千葉県]][[柏市]]をそれぞれ本拠地としていた。</ref>。共に[[バスケットボール日本リーグ|日本リーグ]]時代からの歴史を重ねてきた対戦である。A東京は代々木第二体育館、SR渋谷は[[青山学院大学|青山学院体育館]]をホームコートとすることから、渋谷ダービーと名付けられた<ref>[http://www.jsports.co.jp/press/article/N2017032112244409.html 席数を増やして行われた渋谷ダービーは成功] (J SPORTS 公式サイト 2017/3/21)</ref>。 |
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*東京ダービー:[[東京ユナイテッドバスケットボールクラブ]]、[[しながわシティバスケットボールクラブ]]、[[アースフレンズ東京Z]] |
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*: 東京都を本拠地とするB3チーム同士の対戦。 |
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* 多摩ダービー:[[立川ダイス]]、[[東京八王子ビートレインズ]] |
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*: 多摩地域に本拠地を置く立川と八王子の対戦は多摩ダービーと呼ばれる。 |
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*神奈川ダービー:[[川崎ブレイブサンダース]] vs [[横浜ビー・コルセアーズ]] |
*神奈川ダービー:[[川崎ブレイブサンダース]] vs [[横浜ビー・コルセアーズ]] |
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*: 神奈川県を本拠地とするB1チーム同士の対戦。川崎は前身の東芝時代にリーグ優勝6度を数えた強豪。横浜はbjリーグ2012-13シーズンを制した実績をもつ。両チームともに市内のスポーツ団体と連携組織の一員となり([[川崎市ホームタウンスポーツ推進パートナー|かわさきスポーツパートナー]]・[[横浜熱闘倶楽部]])、活動を行っている。<ref>[http://www.jsports.co.jp/press/article/N2016110412322609.html 日本代表選手を多く有する川崎がホーム開幕節で同郷・横浜と激突!注目の神奈川ダービーから目が離せない!] (J SPORTS 公式サイト 2016/11/4)</ref> |
*: 神奈川県を本拠地とするB1チーム同士の対戦。川崎は前身の東芝時代にリーグ優勝6度を数えた強豪。横浜はbjリーグ2012-13シーズンを制した実績をもつ。両チームともに市内のスポーツ団体と連携組織の一員となり([[川崎市ホームタウンスポーツ推進パートナー|かわさきスポーツパートナー]]・[[横浜熱闘倶楽部]])、活動を行っている。<ref>[http://www.jsports.co.jp/press/article/N2016110412322609.html 日本代表選手を多く有する川崎がホーム開幕節で同郷・横浜と激突!注目の神奈川ダービーから目が離せない!] (J SPORTS 公式サイト 2016/11/4)</ref> |
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*仙山戦:[[仙台89ERS]] vs [[パスラボ山形ワイヴァンズ|山形ワイヴァンズ]] |
*仙山戦:[[仙台89ERS]] vs [[パスラボ山形ワイヴァンズ|山形ワイヴァンズ]] |
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*: 南東北を本拠地とするB2チーム同士の対戦。2018年より仙山戦の名前を両チームが使用し、共同企画を実施している。<ref>{{Cite web|和書|title=バスケも仙山対決は熱い!山形ワイヴァンズ VS 仙台89ERS 2018-19シーズン全3節コラボ企画「仙山戦」開催! 熱狂×熱狂で東北のスポーツを盛り上げる!|url=https://www.wyverns.jp/news/detail/id=13924|website=山形ワイヴァンズ|accessdate=2019-03-22|language=ja}}</ref> |
*: 南東北を本拠地とするB2チーム同士の対戦。2018年より仙山戦の名前を両チームが使用し、共同企画を実施している。<ref>{{Cite web|和書|title=バスケも仙山対決は熱い!山形ワイヴァンズ VS 仙台89ERS 2018-19シーズン全3節コラボ企画「仙山戦」開催! 熱狂×熱狂で東北のスポーツを盛り上げる!|url=https://www.wyverns.jp/news/detail/id=13924|website=山形ワイヴァンズ|accessdate=2019-03-22|language=ja}}</ref> |
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*東北ダービー:仙台89ERS、山形ワイヴァンズ、[[青森ワッツ]]、[[福島ファイヤーボンズ]] |
*東北ダービー:仙台89ERS、[[岩手ビッグブルズ]]、[[秋田ノーザンハピネッツ]]、山形ワイヴァンズ、[[青森ワッツ]]、[[福島ファイヤーボンズ]] |
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*:東北を本拠地とするB2チーム同士の対決。 |
*:東北を本拠地とするB1・B2チーム同士の対決。 |
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*北陸ダービー:[[富山グラウジーズ]]、[[金沢武士団]]、[[福井ブローウィンズ]] |
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*関西ダービー:[[京都ハンナリーズ]]、[[大阪エヴェッサ]] (B1) / [[滋賀レイクス]]、[[神戸ストークス]]、[[バンビシャス奈良]] (B2) |
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*京滋ダービー、滋京ダービー:滋賀レイクス、[[京都ハンナリーズ]] |
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*:関西を本拠地とするB1、B2チーム同士の対決。京都と滋賀の対戦に関しては京滋ダービー、滋京ダービーと呼ばれている。 |
*:関西を本拠地とするB1、B2チーム同士の対決。京都と滋賀の対戦に関しては京滋ダービー、滋京ダービーと呼ばれている。 |
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*中国ダービー:[[島根スサノオマジック]] vs [[広島ドラゴンフライズ]] |
*中国ダービー:[[島根スサノオマジック]] vs [[広島ドラゴンフライズ]] |
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*: 中国地方を本拠地とするB1チーム同士の対戦。島根はbjリーグに在籍。広島はNBLに在籍していた。地元住民を中心に'''陰陽ダービー'''とも呼ばれる。 |
*: 中国地方を本拠地とするB1チーム同士の対戦。島根はbjリーグに在籍。広島はNBLに在籍していた。地元住民を中心に'''陰陽ダービー'''とも呼ばれる。 |
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*四国ダービー:[[香川ファイブアローズ]] |
*四国ダービー:[[徳島ガンバロウズ]]、[[香川ファイブアローズ]]、[[愛媛オレンジバイキングス]] |
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*: 四国地方を本拠地とする |
*: 四国地方を本拠地とするBリーグチーム同士の対戦。愛媛の前身は[[大分県]]を本拠地とする「大分ヒートデビルズ」<ref>2015-16シーズンは大分と愛媛のダブルフランチャイズ制で「大分・愛媛ヒートデビルズ」</ref> だったが、B.LEAGUE2016-17シーズンから愛媛県への移転と現チーム名への改名をし、ダービーが実現した。 |
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*九州ダービー:[[ライジングゼファー |
*九州ダービー:[[ライジングゼファー福岡]]、[[佐賀バルーナーズ]]、[[長崎ヴェルカ]]、[[熊本ヴォルターズ]] |
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*:九州を本拠地とするB2同士の対決。 |
*:九州を本拠地とするB2同士の対決。2023-24シーズンに佐賀と長崎がB1に昇格したことで、B1でも開催されるようになった。 |
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=== bjリーグ === |
=== bjリーグ === |
2024年7月10日 (水) 00:16時点における最新版
この項に新たにダービーマッチを追加する場合はノートを参照のうえ、基準に合致するか確認してから追加願います。 |
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日本のダービーマッチ (にほんのダービーマッチ)は、日本における「ダービーマッチ」と称される試合の事をいう。
変遷
[編集]日本国内では、日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)発足以前の日本サッカーリーグ(JSL)でも、「○○決戦」という表現が「ダービーマッチ」に近い性格を帯びて用いられてきた。JSLでこのような呼び方をされていたものは以下のものがある。
対戦クラブ | |
---|---|
天竜川決戦 | ヤマハ発動機×本田技研工業[1] |
当時、こうした「○○決戦」では観衆数は少ないものの、そのほとんどが選手の家族や会社関係者だったため、「天竜川決戦」のように会社自体がライバル関係にあった「決戦」は盛り上がりを見せた。同時に「天竜川決戦」はダービーマッチが本来持っている地域性を内包しており、これを日本の「ローカルダービー」の一つの原型とみなすこともできる。
現在のように、従来の「○○決戦」に代わり、日本で「ダービー」という言葉・表現が用いられるようになったのは1993年のJリーグ開幕後のことである。発足初年こそ、「ダービーマッチ」と呼ばれたのはローカルダービーの横浜ダービー(横浜マリノス×横浜フリューゲルス)とナショナルダービー(ヴェルディ川崎×横浜マリノス)の2つしかなかった。 現在では、サッカーが盛んな地域性などから静岡ダービー・さいたまダービー・大阪ダービーが日本で最も盛り上がりを見せる典型的なダービーマッチといえる。
なお、元々の「ダービー」という語源は英国発祥のフットボール競技から由来しているため、その流れから考えれば主にサッカーやラグビーなどにおいて用いられてきた言葉であった。しかし、近年の日本国内ではプロ野球などといった英国以外から発祥した競技スポーツでも頻繁に使用されている。
現状
[編集]日本におけるダービーマッチの具体的な特徴として、歴史上の因縁や地域の共通点をからめるなど本来のダービーマッチが持っている地域性による試合以外にも「ダービー」と呼ぶ傾向が見られる点にある。例えば、「川中島ダービー (平成の川中島合戦)」や「天地人ダービー」などがこれに当たり、これらは従来用いられてきた「○○対決」の延長上にあるもので、容易にその言い換えが可能であるためである。
このような狭義の「ダービー」とは異なる用法がされる理由としては以下の点が挙げられるが、実際にローカルダービーとして盛り上がりを見せるのは、本拠地が同一都道府県、または本拠地が隣接する府県にある場合くらいである。異なった用法によって作られたダービーマッチの中には観客動員増加など、一定の成功を収めているカードもあるものの、本来のダービーマッチに比べサポーターの意識は低く、盛り上がりに欠ける傾向にある。また、天地人ダービーのように、ダービーが定着せず、クラブ公式でもその名称を用いなくなる事例も存在する。
- 本来の意味を知らずに起こった誤用または拡大解釈。
- クラブの商業的な戦略。
- サポーターがいわゆる「ネタ」として広めたもの。
サッカー
[編集]Jリーグ
[編集]ナショナルダービー
[編集]Jリーグを代表する2チームによる決戦をナショナルダービーと呼称することがある。
過去いくつか存在したが、現在呼ばれるものは1993年のJリーグ開幕戦カードである東京ヴェルディ×横浜F・マリノスの1カードのみである。
【過去例】
ローカルダービー
[編集]- さいたまダービー:同一自治体(さいたま市)内で異なる本拠地を持つクラブ(浦和は埼玉スタジアム2002、大宮はさいたま市大宮公園サッカー場)によるダービーマッチである。また、本拠地のほか、同一の自治体内でありながら地域名が異なるのは日本で唯一である[注 1][注 2][注 3]。2001年 - 2004年・2015年・2018年 - は大宮がJ2もしくはJ3在籍のため、リーグ戦においては開催されない[11]。
- 千葉ダービー:1995年から開催されている、ジェフユナイテッド市原・千葉と柏レイソルとの対戦。毎年プレシーズンマッチとして、ちばぎんカップが開催されている(会場:柏のホーム日立柏サッカー場(or 柏の葉公園総合競技場)、千葉のホームフクダ電子アリーナ (市原緑地運動公園臨海競技場は2005年を最後に開催されていない)。
- 東京ダービー:2012年に町田がJ2昇格(2013年はJFL降格・2014年はJ3所属)した際、東京Vとの対戦は「東京クラシック」の名が付けられている。
- 神奈川ダービー:2023年の横浜FM対川崎戦で、直近6年間(2017-22)でこの2クラブのみがリーグ優勝していることから、イングランドの「ビッグロンドン・ダービー」になぞらえて、「ビッグ神奈川県ダービー」[12] と称された。
- 甲信ダービー:山梨県と長野県の隣県で、戦国時代より「甲州」「信州」と呼ばれ、総称して甲信地方と呼ばれている。2012年に甲府がJ2降格、松本がJ2昇格で対戦が実現した。2013年 - 2014年にかけての2年間は甲府がJ1、松本がJ2にそれぞれ所属するため開催されなかったが、2015年に松本のJ1昇格に伴いJ1で初開催された。
- 大阪ダービー:2016年 - 2020年はJ3リーグにおいて解禁されたセカンドチーム(U-23)の加盟により、「U-23版大阪ダービー」も行われていた。
- 九州ダービー:福岡ダービーを含む九州勢同士の対決は2010年から「バトルオブ九州」と名付けられている[13]。
- ※なお、関東勢の直接対決で多摩川クラシコ、北関東決戦などごく一部を除いた、他の都県をまたいだチーム間の対戦ではほとんど「関東ダービー」と紹介されることはない。
交流のある地域同士の対戦
[編集]ダービー名 | 対戦クラブ |
---|---|
常磐線ダービー | 水戸ホーリーホック、いわきFC |
川中島ダービー | ヴァンフォーレ甲府、アルビレックス新潟 |
天地人ダービー | モンテディオ山形、アルビレックス新潟 |
白山ダービー | ツエーゲン金沢、FC岐阜 |
富士山ダービー | 清水エスパルス、ヴァンフォーレ甲府 |
瀬戸大橋ダービー | ファジアーノ岡山、カマタマーレ讃岐 |
海峡ダービー | ヴィッセル神戸、徳島ヴォルティス |
関門海峡ダービー | ギラヴァンツ北九州、レノファ山口FC |
- 常磐線ダービー: 両者のホームタウンである水戸といわきが常磐線で結ばれていることにちなんだダービーマッチ[14]。2023年のいわきのJ2初昇格によって実現した[15]。ただし、同じく常磐線沿線にホームタウンがある柏は常磐線ダービーには含まれない。
- 川中島ダービー: 両ホームタウン出身の戦国大名武田信玄と上杉謙信に因んだダービーマッチ。由来となった川中島の戦いでは両大名が一騎討ちを行っている。両チームの対戦はJFL所属の1998年からであるが、2003年に「平成の川中島合戦」としてこの名が付けられた。2003年および2006年は戦いの舞台であった長野県(松本アルウィン)で対戦している。
- 天地人ダービー: 両チームのホームがある山形県と新潟県が県境を接していること、また、NHK大河ドラマ『天地人』で両県が主要舞台(1595年ごろまでは新潟県、関ヶ原の戦い以後は山形県米沢市。いずれも戦国大名上杉氏の本拠地である)となっていることから命名された[16][17]。
- 白山ダービー: 白山を挟んで隣接する石川県・岐阜県の両Jクラブによるダービーマッチ。両クラブの対戦自体は2015年に金沢がJ2に昇格して以来行われているが、白山ダービーと銘打たれたのは白山開山1,300年となる2017年。
- 富士山ダービー: 両者のホームタウンから見える富士山から。記念グッズも発売されている。なお、この両クラブは業務提携を結んでいたこともあり(ヴァンフォーレ甲府の2002年の項なども参照)、近しい関係となっている。2006年の甲府のJ1昇格時、リーグ開幕戦で初めて実現した。[18][19]
- 瀬戸大橋ダービー: 瀬戸大橋で結ばれている岡山県と香川県をホームタウンとする両クラブの対戦。2014年に讃岐がJ2昇格して実現した。なお岡山県と香川県は民放テレビの放送エリアが同一[20]。
- 海峡ダービー: 鳴門海峡を挟んで隣県同士の兵庫県と徳島県をホームタウンとする両クラブの対戦。徳島がJリーグ昇格後、初対戦となった2006年に「海峡ダービー」の名がメディアに登場した。2014年にはJ1での対戦が実現している。
- 関門海峡ダービー: 関門海峡を挟んで隣県同士の山口県と福岡県の北九州市をホームタウンとする両クラブの対戦。2016年に山口がJ2に昇格して実現した[21]。2017年は北九州のJ3降格に伴い開催されなかったが、2020年に北九州がJ2に再昇格したことにより再開された。
ダービーマッチ的な要素を持つ対戦企画
[編集]- PRIDE OF 中四国:中国四国地区のクラブ同士の対戦
- 当時J2に所属していた岡山・徳島・愛媛に加え鳥取のJ2参入により中国地方、四国地方のJ2クラブが4クラブになったことに伴い、それぞれのクラブの地域の観光や物産を全面PRし、サポーターが楽しめる対戦企画として2011年より実施。バトルの名称は公募を基に決定した。[22]
- バトルオブ九州:九州地区のJクラブ同士の対戦
- 2010年から「バトルオブ九州」と名付けられている[13]。
- プライド オブ 北アルプス
- J3に所属しているFC岐阜、カターレ富山、AC長野パルセイロの3チームのホームタウンをまたぐ北アルプスを舞台に各チームが頂上を目指し、尚且つ地域交流も深めていく。企画として2020年より実施。
現在は行われていない対戦企画
[編集]- MICHINOKU MITSUDOMOE:東北地区のJ3クラブ同士の対戦。
- SKYシリーズ:神奈川県所属のクラブ同士の対戦。
- 2013年にJ1所属していた3クラブ(湘南ベルマーレ、川崎フロンターレ、横浜F・マリノス)の頭文字から付けられた。[23]
- 東海北陸ダービー(2009年-2011年):FC岐阜×カターレ富山
- TOP OF 北アルプス(2012年-2014年):FC岐阜×カターレ富山×松本山雅FC
- 中部日本横断シリーズ(2015年):アルビレックス新潟×ヴァンフォーレ甲府×松本山雅FC×清水エスパルス[24]
- バトルオブ上信越:上野信濃越中地区のクラブ同士の対戦
- J3に所属している富山・長野・群馬の3クラブで試合と地域を盛り上げている。また、Jリーグクラブを有効活用し、サポーター同士が地域間交流を行うことで、3県の観光PRの場として、各県の観光経済のアップにも役立てることを目的としている。企画として2019年に実施。[25]
- 首都圏バトル5 -王の帰還-:大宮アルディージャ×ジェフユナイテッド市原・千葉×東京ヴェルディ1969×FC町田ゼルビア×横浜FC
- 南関東のJ2クラブによる合同企画で、マスコット対決とアウェイ入場者数で勝敗を決定する。またオリジナルグッズの販売や出張グルメ等も行っている。 2015年には当時J3に所属していた町田ゼルビアを除く4クラブで「首都圏バトル4~じゃない4の逆襲」が行われた。また、2018年は「首都圏バトル5~新たなる希望」というタイトルで行われた。2019年も開催されるが、柏レイソルはオファーしたものの辞退されたと、この企画のスポンサーであるGenkiの公式Twitterで発表されている。[26][27]
クラブの移転または合併により消滅した対戦
[編集]- 川崎ダービー:川崎フロンターレvsヴェルディ川崎(2000年)
- 同一本拠地のクラブ同士の対戦。リーグ戦では川崎フロンターレが昇格した2000年に開催。2001年のヴェルディの東京移転に伴い消滅。
- 横浜ダービー:横浜マリノスvs横浜フリューゲルス(1993年-1998年)
- Jリーグ発足当初から存在した同一本拠地のクラブ同士の対戦。1998年シーズン終了後、両チームの合併(現・横浜F・マリノス)に伴い消滅。
JFL・旧JFL
[編集]同一都道府県・同一地域
[編集]ダービー名の太字は2023年シーズンに行われるダービーマッチ、クラブ名の太字は同シーズンに対戦が予定されているクラブ
- 旧東京ダービー:1999年-2006年。佐川東京は2001年から参加、国士舘は2004年脱退、佐川東京は佐川大阪と合併のため2006年まで。
- 北関東ダービー:2004年-、 草津は2005年にJ2参加、アルテ高崎は2004年まで「群馬FCホリコシ」、2005年は「FCホリコシ」として出場。流通経済大学は2005年から参加、栃木SCは2009年にJ2参加。2009年からはアルテ高崎と流通経済大学の対決となった。2010年からは栃木ウーヴァがJFLに昇格して3チームによる対決となる。2011年はアルテ高崎と栃木ウーヴァとの対決になったが、アルテ高崎がJFLより脱退したためこの年限りとなった。
- 境川ダービー:2013年。[31]町田市と相模原市を流れる「境川」にちなむもの。2014年は両チームともJ3に所属する為JFLにおける境川ダービーはこの年限りとなった。
- 群馬ダービー:2004年のみ、FCホリコシの1勝1分だった。
- 旧川崎(神奈川)ダービー:1992年は上記の3チームが対戦したが、1993年はNKKがJ2(現在のJFL相当)に降格→そのまま休部となったため、2チームのみとなった。その後1996年に東芝がコンサドーレ札幌として札幌市に本拠地を移したため、JFLにおける川崎ダービーは1995年が最後となった。
- 富山ダービー:2001年-2007年、両者がJFLに上がる前の北信越フットボールリーグ時代から続く長いライバル関係にあり、現JFLのダービーマッチの中では屈指の好カードだった。順位はYKK APが上位にいるが、ダービーに関してほぼ互角である。天皇杯の富山県代表争いも毎年この2クラブに絞られており争いは激しかったが、両クラブが2008年よりJリーグを目指す統合クラブ(カターレ富山)となったため、富山ダービーは2007年限りで消滅した。
- 旧静岡ダービー:1997年-2003年。1997年-1999年と2003年はHonda FC 対 ジヤトコFC。
- 旧東海ダービー:旧JFL、1992-1997年。3クラブが直接対戦したのは1996年のみ。1992-1995年はコスモ四日市と西濃運輸の対戦。(1997年はデンソーと西濃運輸の対戦)
- 東海ダービー:デンソーを前身とするFC刈谷と、西濃運輸サッカー部解散後に結成されたFC岐阜によるダービーマッチで、FC岐阜のJFL昇格により復活したものの、FC岐阜のJ2昇格のためこれも1年だけで一旦消滅となった。2007年のみ。
- 三重ダービー: 2019年シーズンに実現。過去には東海社会人サッカーリーグで対戦したほか、全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2016・決勝ラウンド最終戦で「勝った方がJFL昇格」という状況下で対戦が行われたことがあった(ヴィアティン三重が勝利、一足早くJFL昇格を決めた)。
- 旧関西ダービー:佐川印刷SC、佐川急便SCに関しては「佐川ダービー」を参照。2003年のみ。
- 岡山ダービー:2008年のJFLで実現したが、2009年にファジアーノ岡山がJ2昇格、三菱水島も同年度に予算難のためJFLから脱退したため、当面リーグ戦での対決は消滅
- 旧九州ダービー:アルエット熊本とプロフェソール宮崎は2002年。ロッソ熊本とホンダロックサッカー部は2006年-2007年。ロッソ熊本とFC琉球は2007年。FC琉球とニューウェーブ北九州は2008年。ニューウェーブ北九州、V・ファーレン長崎、ホンダロックサッカー部、FC琉球は2009年。V・ファーレン長崎、ホンダロックサッカー部、FC琉球は2010年-2011年。
- 滋賀ダービー:MIOびわこ滋賀が2008年にJFLに昇格して実現したが、SAGAWA SHIGA FCが2012年限りで活動休止となり、この年で終了となった。
その他
[編集]ダービー名 | 対戦クラブ |
---|---|
佐川ダービー | 佐川急便東京SC、佐川急便大阪SC、佐川印刷SC |
ホンダ・ダービー | Honda FC、ホンダロックSC |
瀬戸内ダービー | 三菱自動車水島FC、愛媛FC |
- 佐川ダービー:系列に同じ佐川急便グループを持つクラブ同士の直接対決。社内的には東京 対 大阪のみが重要視され、関連会社である佐川印刷戦は盛り上がらない。事実、佐川大阪社員応援団が登場するのは長居で行われる佐川東京戦のみで、この試合はJFLの観客動員の平均を10倍は上回る4,000人以上を動員した。佐川東京・大阪の合併により、2007年から佐川急便(現佐川滋賀)、佐川印刷の戦いとなり同時に関西ダービーも兼ねる。
- ホンダ・ダービー:両クラブはいずれも本田技研工業の系列で、前者がホンダ本体のサッカー部、後者は自動車関連部品を扱っている関連企業である。それなりに社員動員はあり、都田・宮崎ともども1,000人以上動員する。2009年、ホンダロックのJFL復帰によりダービーが復活。
- 瀬戸内ダービー:瀬戸内海を面した、岡山県(三菱水島FC)と愛媛県(愛媛FC)の対戦となった。2005年のみ。
地域リーグ
[編集]ダービー名 | 対戦クラブ |
---|---|
旧青森ダービー | アステール青森FC、ヴァンラーレ八戸 |
津軽ダービー | ラインメール青森FC、ブランデュー弘前 |
盛岡ダービー (盛岡クラシコ) |
盛岡ゼブラ、いわてグルージャ盛岡、FCガンジュ岩手 |
福島ダービー | FCプリメーロ、福島ユナイテッドFC、バンディッツいわきFC、いわきFC |
埼玉ダービー | アヴェントゥーラ川口、COEDO川越FC |
三重ダービー | ヴィアティン三重、鈴鹿アンリミテッドFC、FC.ISE-SHIMA |
島根ダービー | デッツォーラ島根E.C、FC神楽しまね、SC松江 |
山口ダービー | レノファ山口FC、FC宇部ヤーマン |
鹿児島ダービー | ヴォルカ鹿児島、FC KAGOSHIMA |
- 旧青森ダービー:アステール青森FCとヴァンラーレ八戸は2006年のみ。
- なお鹿児島の2チームは2014年に将来のJ3リーグ昇格を念頭に置いて「鹿児島ユナイテッドFC」としてチーム統合を行っている。
- 福島ダービー(2019年):2016年以降、3年連続で天皇杯福島県予選決勝戦のカードが福島ユナイテッドFC(J3)対いわきFC(福島県リーグ→東北社会人リーグ)となり、ダービーマッチの様相を見せていた。そのような中、2019年2月24日に福島第一原発事故により使用できなくなっていたナショナルトレーニングセンター、Jヴィレッジの一部再開を記念し福島ユナイテッドFCといわきFCの特別試合が「Jヴィレッジ再開記念 福島ダービーマッチ」と銘打たれ開催された[32]。
WEリーグ
[編集]フットサル
[編集]Fリーグ
[編集]2007年に発足したフットサルのFリーグにおけるダービーマッチ。
- 境川決戦:ペスカドーラ町田 vs 湘南ベルマーレ
- 関西ダービー:シュライカー大阪 vs デウソン神戸
- Fリーグ発足当初から参加しているチーム同士の対戦。[36] 2018 - 19シーズンは神戸がF2に所属するため開催されない。
- 東京ダービー:ペスカドーラ町田、府中アスレティック、フウガドールすみだ 間の対戦
- 発足当初は町田のみであったが、府中およびすみだの加入により都内を本拠地にする3チーム間の対戦が実現した。[37]
- 神奈川ダービー:湘南ベルマーレ vs Y.S.C.C.横浜
- 発足当初は湘南のみであったが、Y.S.C.C.加入に伴い実現した。
- 北信越ダービー:ボアルース長野 vs ヴィンセドール白山
- 中国ダービー:広島エフ・ドゥ vs ポルセイド浜田
- Fリーグ2部制移行に伴い開始される一戦。
ラグビー
[編集]JAPAN RUGBY LEAGUE ONE
[編集]ジャパンラグビーリーグワン(旧・トップリーグ)におけるダービーマッチ。社会人チームで構成されていることから、会社の業種での競合関係でのライバル対決をダービーと称することが多い。
- 府中ダービー:東芝ブレイブルーパス東京 vs 東京サントリーサンゴリアス
- NTTダービー:NTTコミュニケーションズ シャイニングアークス東京ベイ浦安 vs NTTドコモレッドハリケーンズ大阪
- トヨタダービー:トヨタヴェルブリッツ vs 豊田自動織機シャトルズ愛知
- トヨタダービー:豊田自動織機シャトルズ愛知 vs 日野レッドドルフィンズ
- トヨタグループ2社の対戦。日野自動車も豊田自動織機同様トヨタグループの一員であり、トップリーグに初昇格した2018年9月8日に2つ目のトヨタグループ同士の対戦が実現した。なおこの2チームはNECグリーンロケッツ東葛と共に所属するレッドカンファレンスの中では史上初のベスト16に進出したラグビーワールドカップ2019 日本代表を送り込んでいない。
- トヨタダービー:トヨタヴェルブリッツ vs 日野レッドドルフィンズ
- トヨタグループ2社の対戦。日野自動車にとっては前の週に続いて2018年9月15日にトヨタグループ同士の初対戦が実現した。なおこの2チームは共にトップリーグ2018-2019に残留している。
- 複写機ダービー:横浜キヤノンイーグルス vs リコーブラックラムズ東京
- 福岡ダービー:コカ・コーラレッドスパークス vs 宗像サニックスブルース
- 電力ダービー:中国電力レッドレグリオンズ vs 九州電力キューデンヴォルテクス
野球
[編集]NPB
[編集]21世紀に入り、プロ野球の東京ヤクルトスワローズと読売ジャイアンツの「東京ダービー」などの様に、当該球団の営業サイドや一部マスコミが称している場合もあり、特に2005年のセ・パ交流戦が開催されるようになった辺りから「○○ダービー」といわれる試合が多く存在するようになった。ただし、ダービーマッチ的な対戦企画を打ち出しても、定着せず数年で終了する企画が多い。
なお、野球用語にあるハーラーダービーやホームランダービーは競馬のダービーに由来しており、「ダービーマッチ」とは由来がまったく異なる。また、日本ではサッカーの影響から「ダービー」という語を用いる様になったが、元々は「伝統の一戦」や「○○決戦」、「××対決」、野球発祥の地であるアメリカのMLBの様に「○×シリーズ」等と呼んできた。
- ダービーマッチ的な要素を持つ対戦
- 日本シリーズにおける同ー地域での対戦
- 御堂筋シリーズ:阪神タイガース vs 南海ホークス
- 東京シリーズ (GOシリーズ)[50]:読売ジャイアンツ vs ロッテオリオンズ
- 後楽園シリーズ:読売ジャイアンツ vs 日本ハムファイターズ
※いずれも現在では実現不可能な対戦である。
- 現在は行われていない企画
- 東横シリーズ:東京ヤクルトスワローズ vs 横浜ベイスターズ
- 東急電鉄広報誌「Salus」による企画。同紙持参でチケット割引などの特典を受けられる。2007年から開始されたが、2012年以降は企画が行われていない。[51]
- GSDBプロジェクト:東京ヤクルトスワローズ、読売ジャイアンツ、横浜DeNAベイスターズ間の対戦
- 首都圏に本拠地を持つセントラル・リーグ3球団による合同企画。スタンプラリーなど企画された。2012年から2014年まで開催
- 首都圏シリーズ:横浜DeNAベイスターズと埼玉西武ライオンズおよび千葉ロッテマリーンズとの対戦
- 埼玉vs.千葉シリーズ:埼玉西武ライオンズ vs 千葉ロッテマリーンズ
- パシフィック・リーグにおいて関東に本拠地を有する球団同士の対戦。西武の黄金期に捕手を務めた伊東勤が千葉ロッテの監督に就任した2013年に「ライバルシリーズ」として企画され、それぞれ県名を記したユニフォームを着用して対戦する[54][55]。2016年まで実施。
バスケットボール
[編集]B.LEAGUE
[編集]B.LEAGUEにおけるダービーマッチの一覧である。
- 渋谷ダービー:アルバルク東京 vs サンロッカーズ渋谷
- 東京ダービー:東京ユナイテッドバスケットボールクラブ、しながわシティバスケットボールクラブ、アースフレンズ東京Z
- 東京都を本拠地とするB3チーム同士の対戦。
- 多摩ダービー:立川ダイス、東京八王子ビートレインズ
- 多摩地域に本拠地を置く立川と八王子の対戦は多摩ダービーと呼ばれる。
- 神奈川ダービー:川崎ブレイブサンダース vs 横浜ビー・コルセアーズ
- 神奈川県を本拠地とするB1チーム同士の対戦。川崎は前身の東芝時代にリーグ優勝6度を数えた強豪。横浜はbjリーグ2012-13シーズンを制した実績をもつ。両チームともに市内のスポーツ団体と連携組織の一員となり(かわさきスポーツパートナー・横浜熱闘倶楽部)、活動を行っている。[57]
- 北関東ダービー:茨城ロボッツ、宇都宮ブレックス、群馬クレインサンダーズ
- 北関東を本拠地とするB1チーム同士の対決
- 愛知ダービー:シーホース三河、三遠ネオフェニックス、名古屋ダイヤモンドドルフィンズ、ファイティングイーグルス名古屋における対戦試合
- 愛知県を本拠地とするB1チーム同士の対戦。三河は愛知県のほぼ中心にある刈谷市に本拠地を置く。三遠は前身のOSG時代にJBLからbjリーグへ移籍、浜松を主会場としていたがB.LEAGUE発足を期に本拠地を豊橋市とした[58]。 三河対三遠の試合は三河ダービーとも呼ばれる。2022-23シーズンより、以前よりB1に所属していた名古屋ダイヤモンドドルフィンズと同じ名古屋市に本拠地があるファイティングイーグルス名古屋がB1昇格を果たしたことにより、名古屋ダービーも実現することになった。
- また、三河(アイシン)、FE名古屋(豊田通商)、さらに東京を本拠地とするA東京(トヨタ自動車本社)の3チームが絡む試合は、「トヨタ同門対決(トヨタ・ダービー)」[59] ともいわれている。
- 仙山戦:仙台89ERS vs 山形ワイヴァンズ
- 南東北を本拠地とするB2チーム同士の対戦。2018年より仙山戦の名前を両チームが使用し、共同企画を実施している。[60]
- 東北ダービー:仙台89ERS、岩手ビッグブルズ、秋田ノーザンハピネッツ、山形ワイヴァンズ、青森ワッツ、福島ファイヤーボンズ
- 東北を本拠地とするB1・B2チーム同士の対決。
- 北陸ダービー:富山グラウジーズ、金沢武士団、福井ブローウィンズ
- 関西ダービー:京都ハンナリーズ、大阪エヴェッサ (B1) / 滋賀レイクス、神戸ストークス、バンビシャス奈良 (B2)
- 京滋ダービー、滋京ダービー:滋賀レイクス、京都ハンナリーズ
- 関西を本拠地とするB1、B2チーム同士の対決。京都と滋賀の対戦に関しては京滋ダービー、滋京ダービーと呼ばれている。
- 中国ダービー:島根スサノオマジック vs 広島ドラゴンフライズ
- 中国地方を本拠地とするB1チーム同士の対戦。島根はbjリーグに在籍。広島はNBLに在籍していた。地元住民を中心に陰陽ダービーとも呼ばれる。
- 四国ダービー:徳島ガンバロウズ、香川ファイブアローズ、愛媛オレンジバイキングス
- 九州ダービー:ライジングゼファー福岡、佐賀バルーナーズ、長崎ヴェルカ、熊本ヴォルターズ
- 九州を本拠地とするB2同士の対決。2023-24シーズンに佐賀と長崎がB1に昇格したことで、B1でも開催されるようになった。
bjリーグ
[編集]ターキッシュエアラインズbjリーグにおける対戦カード。bjリーグでは本拠地は重複しないが、九州や東北などの広義の地域間、または普段から交流の多い隣県を本拠地とするチームの対決を、ダービーと称している。
- 首都圏ダービー:埼玉ブロンコスvs東京アパッチ
- 京浜ダービー:横浜ビー・コルセアーズvs東京サンレーヴス
- 2011-2012シーズン加入の横浜ビー・コルセアーズと、2012-2013シーズン加入の東京サンレーヴスの対戦。東京の主催試合に横浜のチアリーディングチームが参加するなど交流がある。[63]
- 東北ダービー:仙台89ers、秋田ノーザンハピネッツ、岩手ビッグブルズ、青森ワッツ、福島ファイヤーボンズ 間の対戦
- 北陸ダービー:富山グラウジーズvs金沢武士団
- 2015-2016シーズンに金沢武士団が加入、カンファレンス交流戦で初めて石川vs富山が実現した。[65]
- 関西ダービー:大阪エヴェッサ、京都ハンナリーズ、滋賀レイクスターズ間の対戦
- 2010-2011シーズン、隣接する大阪・京都・滋賀のチーム間での合同企画。アウェイゲーム観戦チケットの相互販売を実施した。[66]
- 古都ダービー:京都ハンナリーズvsバンビシャス奈良
- 古代より日本文化の中心地であった平城京 (奈良)と平安京 (京都)の対戦。[67]
- 阪奈ダービー:大阪エヴェッサvsバンビシャス奈良
- 関西で最も新しいチーム (奈良)と最古参のチーム (大阪)の対戦。[68]
- 九州ダービー:大分ヒートデビルズvsライジング福岡
- 2007-2008シーズンに福岡が加入、発足時から参加している大分との隣県対戦を称した。なお、2010-2011シーズンから2013-2014シーズンまでは宮崎も参加、九州に本拠地をおく3チームによる対戦を指した。[69]
NBL
[編集]1967年に創設された日本リーグは全て実業団チームで構成され、ホーム&アウェイという概念のない状況で試合が開催されていた。2001年発足のスーパーリーグではチーム愛称の付与、2007年発足のJBLではホームタウン制の採用、2013年発足のNBLでは地域名をチーム名に付与するなど取り組んできたが、マスコミ等でのチーム名の呼称は企業名のままであり、地域との関わりはbjリーグと比較すると希薄である。
- 東京ダービー:日立サンロッカーズ東京 vs トヨタ自動車アルバルク東京
- 1935年に日立本社として創部され、これまで全国タイトルを20回獲得している日立と、1948年に創部され、全国タイトルを17回獲得しているトヨタ自動車の対戦[70]。
- 愛知ダービー:三菱電機ダイヤモンドドルフィンズ名古屋 vs アイシンシーホース三河
- ともに日本リーグ時代から愛知県を本拠地として活動を続けてきた強豪同士の対戦。[71]
- 関西ダービー:和歌山トライアンズ vs 兵庫ストークス
- 北関東ダービー:リンク栃木ブレックス vs つくばロボッツ
- 北関東に本拠地をおく隣県チーム同士の対戦。[74]
NBDL
[編集]- 東京ダービー:東京エクセレンス / アースフレンズ東京Z / 東京八王子トレインズ 間の対戦
Wリーグ
[編集]- 愛知ダービー:トヨタ自動車アンテロープス、三菱電機コアラーズ、アイシン・エィ・ダブリュ ウィングス、デンソーアイリスの4チームによる直接対決。
バレーボール
[編集]Vリーグ、V.LEAGUE
[編集]2003年にホームゲーム制を導入。集客によりチームへの収益が上がる仕組みが出来上がったことから、各チームが積極的にホームゲームを開催するようになっている。
- 東京ダービー:FC東京 vs 東京ヴェルディ
- 北陸ダービー:KUROBEアクアフェアリーズ vs PFUブルーキャッツ
- 女子の部における同一地域間での対戦。
- プレシーズンマッチとして、ホームアンドアウェイで2試合行われる[81]。
アメリカンフットボール
[編集]Xリーグ
[編集]- 千葉ダービー:オービックシーガルズ vs IBM Big Blue
- 川崎ダービー:富士通フロンティアーズ vs アサヒビールシルバースター
アイスホッケー
[編集]アジアリーグアイスホッケー
[編集]- 北海道ダービー:レッドイーグルス北海道 vs ひがし北海道クレインズ
卓球
[編集]Tリーグ
[編集]- 関東ダービー:木下マイスター東京対T.T彩たま
- 男子チームにおける同一地域間での対戦。Tリーグ開幕戦で実現した。
- 大阪ダービー:日本生命レッドエルフ対日本ペイントマレッツ
- 女子チームにおける同一都道府県間での対戦。
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 2000年はJ2で対戦していたが、旧浦和市・旧大宮市などの合併によるさいたま市発足前であり、県名の「埼玉ダービー」としていた。またさいたま市発足後も、チーム名称は旧市名をそのまま継承しているため。
- ^ Jリーグに於いて、同一自治体で本拠地が異なるのはさいたま市と横浜市だけ。
- ^ なお、2005年 - 2007年は浦和主催だけでなく、大宮の主催分についても埼玉スタジアムを使用した(当時大宮は大宮サッカー場が改修中だったため、暫定的にさいたま市駒場スタジアムをメイン本拠とし、浦和戦など集客力の特に期待できる試合だけ埼スタを使っていた)。
- ^ ただし厳密には、阪神甲子園球場の最寄駅である甲子園駅は阪神なんば線ではなく阪神本線の駅である。
- ^ その後2009年に阪神電気鉄道は南海電気鉄道のターミナルがある難波駅付近に位置する大阪難波駅(近鉄が管理する共同使用駅)へと乗り入れを開始したものの、この時は既に南海ホークスと大阪球場ともに消滅していた。一方、南海電気鉄道側でも梅田進出の計画が具体化しており、大阪梅田駅の徒歩圏内に大阪駅(JR西日本が管理する共同使用駅)の設置も予定されているため、南海電気鉄道の梅田進出が実現した時点で、駅名および駅の位置はそれぞれで異なるものの、阪神電気鉄道と南海電気鉄道は両社ともに難波(阪神では大阪難波駅。南海では難波駅および仮称南海新難波駅)と梅田(阪神では大阪梅田駅。南海では大阪駅)の両方にターミナル駅を有することとなる。
- ^ A東京はトヨタ自動車時代まで府中市、SR渋谷は日立時代まで都区部と千葉県柏市をそれぞれ本拠地としていた。
出典
[編集]- ^ 青山知雄 (2012年10月2日). “【静岡ダービー直前企画】山本昌邦 (元磐田)×長谷川健太 (元清水)「静岡ダービーを再び日本の頂上決戦に」”. サッカーキング. 2014年8月3日閲覧。
- ^ 【FXSC】G大阪か、それとも浦和か。因縁深きナショナルダービー
- ^ 飯竹友彦 磐田対清水:勝ち点差1で迎える白熱の静岡ダービー Goal.com 2012.10付記事、2014.2.1 00:41 (UTC) 閲覧
- ^ J League News No. 59 Jリーグ公式サイト 2014.2.1 00:43 (UTC) 閲覧 (オリジナル: 1999年)
- ^ J1仙台の社長、モンテに謝罪 東北ダービーで不適切行為 (山形新聞 2011年9月6日)
- ^ 【福島】JFL王者・長野に完敗 シュートわずか3本 (スポーツ報知 2014年3月10日)
- ^ “初の「奥羽本戦」、ユニホーム着用権懸け17日対決”. 河北新報 (2021年4月14日). 2021年4月17日閲覧。
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- ^ PRIDE OF 中四国:陰陽 (いんやん)ダービー発表会見 - J's GOAL、2011年8月29日
- ^ 新たな戦い!!『東四国クラシコ』
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- ^ 湘南ベルマーレ、川崎フロンターレ、横浜F・マリノスの県内J3クラブが協力「SKYシリーズ開催」のお知らせ 2013.3.6付 神奈川県サッカー協会
- ^ 甲府・松本・新潟・清水が合同企画「2015中部日本横断シリーズ」を実施 2015.2.20付Jリーグ公式サイト
- ^ カターレ富山・AC長野パルセイロ・ザスパクサツ群馬 合同企画 「バトル オブ 上信越」実施のお知らせ 2019.2.24付 Jリーグ公式サイト
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- ^ 『首都圏シリーズ ~横浜×千葉×埼玉対決を制覇せよ!~』第1弾情報 スペシャルチケット発売のお知らせ (横浜DeNAベイスターズ公式サイト
- ^ 『首都圏シリーズ2014 ~横浜×千葉×埼玉 対決を制覇せよ!~』第1弾情報 レアな体験!対戦カード両チームOBと一緒に試合観戦!! (横浜DeNAベイスターズ公式サイト
- ^ 球界初!埼玉県 千葉県による共同企画「埼玉vs.千葉ライバルシリーズ」開催決定!! (西武ライオンズ球団公式サイト)
- ^ 埼玉県職員、ユニホーム姿で応援 「埼玉VS千葉シリーズ」25、26日開催 (産経新聞)
- ^ 席数を増やして行われた渋谷ダービーは成功 (J SPORTS 公式サイト 2017/3/21)
- ^ 日本代表選手を多く有する川崎がホーム開幕節で同郷・横浜と激突!注目の神奈川ダービーから目が離せない! (J SPORTS 公式サイト 2016/11/4)
- ^ B1リーグ戦 【第22節】 vs.名古屋D@豊橋市総合体育館 (三遠ネオフェニックス公式サイト 2017/2/18)
- ^ 赤と青のライバル対決! 男子バスケのトヨタグループダービーをOBが解説(トヨタイムズ)
- ^ “バスケも仙山対決は熱い!山形ワイヴァンズ VS 仙台89ERS 2018-19シーズン全3節コラボ企画「仙山戦」開催! 熱狂×熱狂で東北のスポーツを盛り上げる!”. 山形ワイヴァンズ. 2019年3月22日閲覧。
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- ^ 速報◆千葉ダービー IBMに46-10で勝利し2ndステージ進出決定 (オービックシーガルズ公式サイト 2011/10/09)
- ^ 1st Stage Week4 vs. オービックシーガルズ (IBM BIG BLUE 公式サイト 2011/10/10)
- ^ 川崎ダービー (富士通スタジアム川崎公式ブログ 2016/6/8)
- ^ 盟主の座を争う戦い! (「語りべ」通信 LOVE HOCKEY 2010/11/19)
- ^ 製紙業界の行方 (共同通信47NEWS 2015/6/24)