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「焼き氷」の版間の差分

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'''焼き氷'''(やきごおり)は[[冷菓|氷菓]]一つ
'''焼き氷'''(やきごおり)は、明治時代喫茶店で提供されていたとされる幻のメニューである

==概要==
==概要==
[[明治時代]]後期頃から、[[東京都|東京]]や[[大阪府|大阪]]などで食べられるようになった。その後しばらく食べられることも減り、知名度が下がっが、[[2013年]][[大阪市]][[新世界 (大阪)|新世界]]の[[通天閣]]が100周年を迎えた際、新世界の喫茶ストラン「[[グリルDEN・EN]]」に提供が始まり再び知上がった<ref name="abeno">[http://www.abeno.keizai.biz/headline/501/ 新世界の喫茶店「グリルDENEN」、100年前に存在した「焼氷」復活](べの経済新聞2012年7月5日)]</ref>[[連続テレビ小説]]・[[ごちそうさん (2013年のテレビドラマ)|ごちそうさん]]でも登場した<ref>
[[明治時代]]後期頃から、[[東京都|東京]]や[[大阪府|大阪]]などで食べられるようになったとされるだし当時の[[レシピ]]は残されおらず文献にその前など記されている以外、材料製法などは不明で

当時のレシピは残されておらずどのように作られていたのか詳細は不明。現在のは文献などに残されていた客の感想などを頼りに再現したものである。焦げた状態を表現するため、当時は珍しかったカラメルソースをかけたものではないかという説があるが、他に手を加えるのか否かなど不明。
{{Quotation|焼氷は一種特別の製作に係り頗る珍味なるものにして評判殊に宣し|大阪新名所新世界寫眞帖 1913年刊}}
[http://abeno.keizai.biz/headline/1074/ 新世界の喫茶レストラン、朝ドラ「ごちそうさん」の「焼氷」で再び脚光](あべの経済新聞2013年11月29日)</ref>。

長らくその存在を忘れられていたが、初代通天閣関連の写真集「大阪新名所新世界寫眞帖」に残されていた喫茶店「白雨亭」の看板に「焼氷」の文字があったことから、通天閣100周年記念として2012年に新世界の喫茶レストラン「グリルDEN・EN」にて「平成の焼氷」として提供が始まる<ref name="abeno20120705">[https://abeno.keizai.biz/headline/501/ 新世界の喫茶店「グリルDEN・EN」、100年前に存在した「焼氷」復活](あべの経済新聞2012年7月5日)</ref>。オーナーは[[かき氷]]に焦げた状態を表現するため、当時は珍しかった[[カラメルソース]]をかけたものだと推測した<ref name="abeno20131129">[http://abeno.keizai.biz/headline/1074/ 新世界の喫茶レストラン、朝ドラ「ごちそうさん」の「焼氷」で再び脚光](あべの経済新聞 2013年11月29日)</ref>。

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==作り方==
==作り方==
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==脚注==
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==関連項目==
*[[かき氷]]
*[[冷菓]]
==出典==
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[[Category:氷菓]]
[[Category:日本の食文化]]
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[[カテゴリ:日本の菓子]]

2024年7月15日 (月) 01:49時点における最新版

焼き氷(やきごおり)は、明治時代の喫茶店で提供されていたとされる幻のメニューである。

概要

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明治時代後期頃から、東京大阪などで食べられるようになったとされる。ただし当時のレシピは残されておらず、文献にその名前などが記されている以外、材料・製法などは不明である。

焼氷は一種特別の製作に係り頗る珍味なるものにして評判殊に宣し — 大阪新名所新世界寫眞帖 1913年刊

長らくその存在を忘れられていたが、初代通天閣関連の写真集「大阪新名所新世界寫眞帖」に残されていた喫茶店「白雨亭」の看板に「焼氷」の文字があったことから、通天閣100周年記念として2012年に新世界の喫茶レストラン「グリルDEN・EN」にて「平成の焼氷」として提供が始まる[1]。オーナーはかき氷に焦げた状態を表現するため、当時は珍しかったカラメルソースをかけたものだと推測した[2]

2013年10月開始のNHK連続テレビ小説ごちそうさん』でも登場し、コーヒーシロップメレンゲなどを使用したドラマオリジナルのレシピではあったが[3]、注目を集めた[2]

作り方

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以下は、「グリルDEN・EN」で提供されている「平成の焼氷」の製法である。最後に火をつけるのは現代の顧客のニーズに合わせるための判断による[1]

かき氷にカラメルソースをかけ、刻んだイチゴパイナップルなどの果物をのせる。その上にアイスクリームをのせ、食べる直前にをかけて火をつける[1]

脚注

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