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「梵輔天」の版間の差分

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'''梵輔天'''(ぼんほてん 梵:Brahmapurohītā)は、[[三界]]のうち、[[色界]]18天の下位から数えて第2番目の天。色界第一禅(初禅)の第2番目の天。
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'''梵輔天'''(ぼんほてんは、[[三界]]のうち、[[色界]]18天の下位から数えて第2番目の天。色界第一禅(初禅)の第2番目の天。


『[[順正理論]]』は、「於大梵前、行列侍衛、故名梵輔。」(梵天の手前の天には、護衛たちが居並んでいる。そのため梵輔天と言う。)と説明する。
この天は、[[梵天|大梵天王]]の輔相の臣であるので、梵輔天と名づく。梵天は中央の高処に居住しているが、行幸する時はこれらの天衆が常に必ず前行をなし、その利益を念ずという。天衆の身長は1由旬、寿命は1劫という。上部の[[大梵天]]と下部の[[梵衆天]]の間に位置する天

梵天は中央の高処に居住しているが、行幸する時はこれらの天衆が常に必ず前行をなし、その利益を念ずという。
『雑阿毘曇心論』『彰所知論』は、この天での[[天部]]の身長が1[[由旬]]、寿命が1[[劫]]とする。また『仏説立世阿毘曇論』は、寿命を40小劫とする。

上部の[[大梵天]]と下部の[[梵衆天]]の間に位置する天。


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2015年10月15日 (木) 00:22時点における最新版

梵輔天(ぼんほてん 梵:Brahmapurohītā)は、三界のうち、色界18天の下位から数えて第2番目の天。色界第一禅(初禅)の第2番目の天。

順正理論』は、「於大梵前、行列侍衛、故名梵輔。」(梵天の手前の天には、護衛たちが居並んでいる。そのため梵輔天と言う。)と説明する。

梵天は中央の高処に居住しているが、行幸する時はこれらの天衆が常に必ず前行をなし、その利益を念ずという。 『雑阿毘曇心論』『彰所知論』は、この天での天部の身長が1由旬、寿命が1とする。また『仏説立世阿毘曇論』は、寿命を40小劫とする。

上部の大梵天と下部の梵衆天の間に位置する天。