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[[2015年の日本プロ野球|2015年]]5月1日に一軍初出場を果たすが、この時は代走のみの起用で、1試合の出場のみでニ軍降格となった。シーズン終盤に再度一軍登録され、9月25日の[[北海道日本ハムファイターズ|日本ハム]]戦で初の捕手起用・先発出場を果たし、その後計4試合先発マスクを被った<ref name="ベースボールチャンネル">{{Cite web |url=http://www.baseballchannel.jp/npb/14658/ |title=福良監督も評価。オリックス若月、目指すは「未来」ではなく「現在」の正捕手 |publisher=ベースボールチャンネル |accessdate=2016-10-02}}</ref>。この期間にプロ初安打も記録した。 |
[[2015年の日本プロ野球|2015年]]5月1日に一軍初出場を果たすが、この時は代走のみの起用で、1試合の出場のみでニ軍降格となった。シーズン終盤に再度一軍登録され、9月25日の[[北海道日本ハムファイターズ|日本ハム]]戦で初の捕手起用・先発出場を果たし、その後計4試合先発マスクを被った<ref name="ベースボールチャンネル">{{Cite web |url=http://www.baseballchannel.jp/npb/14658/ |title=福良監督も評価。オリックス若月、目指すは「未来」ではなく「現在」の正捕手 |publisher=ベースボールチャンネル |accessdate=2016-10-02}}</ref>。この期間にプロ初安打も記録した。 |
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[[2016年の日本プロ野球|2016年]]シーズンに当たり、前シーズンに正捕手を決めきれなかったオリックスでは、[[福良淳一]]監督が捕手全員を横一線で競争させると明言<ref name="ベースボールチャンネル"></ref>(しかし、実際には競争させる気はない)。開幕当初は[[伊藤光]]と[[山崎勝己]]の併用が続いていたが、6月3日にシーズン2度目の一軍登録を果たした若月は徐々に出場機会を増やし、7月以降は伊藤がマスクを被る[[金子千尋]]の先発試合以外はほぼ先発マスクを任されるようになった。最終的にチームの捕手では最多の85試合に出場した。なお、この年のオリックスは若月、伊藤、山崎、[[伏見寅威]]、[[齋藤俊雄]]、[[田中大輔 (野球)|田中大輔]]の捕手6名で、日本プロ野球史上初の「シーズンチーム捕逸0」の記録を達成した<ref name="デイリー2">{{Cite web |url=http://www.daily.co.jp/baseball/2016/10/02/0009545063.shtml |title=オリックス、シーズン捕逸0のプロ野球記録達成 |publisher=デイリースポーツ |accessdate=2016-10-02}}</ref>。 |
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== 選手としての特徴・人物 == |
== 選手としての特徴・人物 == |
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根拠のあるリードが売り。体も強く、努力家である点もプロ入りに際し評価された<ref name="埼玉2">{{Cite web |url=http://www.saitama-np.co.jp/news/2013/11/06/01.html |title=オリックスが若月(花咲徳栄)に指名あいさつ「正捕手取れる素材」 |publisher=埼玉新聞 |accessdate=2014-4-2}}</ref>。しかし、キャッチングと2塁への送球、打撃とバントが課題である。 |
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若月のリードについて、オリックス入団直後からバッテリーコーチとして指導する[[鈴木郁洋]]は、「バッターの反応もよく見れるし、もともとバッターを抑える感覚を持っている」「何回教えてもできない子もいるそういう感覚を、あいつはプロに入ってきた時から持っていた」と評する<ref name="Number"></ref>。 |
若月のリードについて、オリックス入団直後からバッテリーコーチとして指導する[[鈴木郁洋]]は、「バッターの反応もよく見れるし、もともとバッターを抑える感覚を持っている」「何回教えてもできない子もいるそういう感覚を、あいつはプロに入ってきた時から持っていた」「解禁です。新しい金子がみられるかもね。」と評する<ref name="Number">{{Cite web|url=http://number.bunshun.jp/articles/-/826304|title=「初回はノーアウト満塁でもいい」オリ・若月健矢に同居する強気と繊細。|accessdate=2016-10-02|publisher=Number Web}}</ref>。 |
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趣味は[[漫画]]を読むこと<ref name="産経"></ref><ref name="大坂日日">{{Cite web |url=http://www.nnn.co.jp/dainichi/rensai/orix/150329/20150329056.html |title=月刊オリックス・バファローズ通信 球団きってのホープ 若月健矢捕手 |publisher=大坂日日新聞 |accessdate=2016-10-2}}</ref>。 |
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*「[[DAN DAN 心魅かれてく]]」[[FIELD OF VIEW]](2015年) |
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*「[[回帰線 (尾崎豊のアルバム)|シェリー]]」[[尾崎豊]](2016年) |
*「[[回帰線 (尾崎豊のアルバム)|シェリー]]」[[尾崎豊]](2016年) |
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*「[[僕が僕であるために (曲)|僕が僕であるために]]」尾崎豊(2016年)<ref name="デイリー"></ref> |
*「[[僕が僕であるために (曲)|僕が僕であるために]]」尾崎豊(2016年)<ref name="デイリー">{{Cite web|url=http://www.daily.co.jp/opinion-d/2016/08/14/0009384962.shtml|title=【野球】オリックス支える若月は昭和な男 強肩強打の20歳|accessdate=2016-10-02|publisher=デイリースポーツ}}</ref> |
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== 脚注 == |
== 脚注 == |
2017年5月14日 (日) 13:53時点における版
オリックス・バファローズ #37 | |
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2016年3月20日 阪神鳴尾浜球場にて | |
基本情報 | |
国籍 |
![]() |
出身地 | 埼玉県加須市 |
生年月日 | 1995年10月4日(28歳) |
身長 体重 |
179 cm 85 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 捕手 |
プロ入り | 2013年 ドラフト3位 |
初出場 | 2015年5月1日 |
年俸 | 1,500万円(2017年)[1] |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
| |
この表について
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若月 健矢(わかつき けんや、1995年10月4日 - )は、オリックス・バファローズに所属するプロ野球選手(捕手)。
経歴
プロ入り前
小学1年から大桑ジャイアンツで野球を始める[2]。捕手となったきっかけは、入部時に空いていたポジションが捕手だったことにあるという[3]。加須平成中時代に加須シニアで全国8強入り[4]。
花咲徳栄高では1年秋から捕手でレギュラーを獲得。2年生時に監督の助言でプロ入りを志すようになった[3][4]。4番・捕手として3年春の第85回記念選抜高等学校野球大会に出場し自身は本塁打を放つも1回戦敗退。夏の甲子園は出場を逃したものの、同大会終了後、高校日本代表に選出され、18U野球ワールドカップ準優勝を経験した。高校通算28本塁打[5]。
2013年度ドラフト会議でオリックス・バファローズから3位指名を受けた[5]。
プロ入り後
ルーキーイヤーの2014年は、一軍出場こそなかったものの、シーズン終了後にU-21日本代表に選出され、国際舞台の経験を得た[6]。
2015年5月1日に一軍初出場を果たすが、この時は代走のみの起用で、1試合の出場のみでニ軍降格となった。シーズン終盤に再度一軍登録され、9月25日の日本ハム戦で初の捕手起用・先発出場を果たし、その後計4試合先発マスクを被った[7]。この期間にプロ初安打も記録した。
2016年シーズンに当たり、前シーズンに正捕手を決めきれなかったオリックスでは、福良淳一監督が捕手全員を横一線で競争させると明言[7](しかし、実際には競争させる気はない)。開幕当初は伊藤光と山崎勝己の併用が続いていたが、6月3日にシーズン2度目の一軍登録を果たした若月は徐々に出場機会を増やし、7月以降は伊藤がマスクを被る金子千尋の先発試合以外はほぼ先発マスクを任されるようになった。最終的にチームの捕手では最多の85試合に出場した。なお、この年のオリックスは若月、伊藤、山崎、伏見寅威、齋藤俊雄、田中大輔の捕手6名で、日本プロ野球史上初の「シーズンチーム捕逸0」の記録を達成した[8]。
選手としての特徴・人物
根拠のあるリードが売り。体も強く、努力家である点もプロ入りに際し評価された[9]。しかし、キャッチングと2塁への送球、打撃とバントが課題である。
若月のリードについて、オリックス入団直後からバッテリーコーチとして指導する鈴木郁洋は、「バッターの反応もよく見れるし、もともとバッターを抑える感覚を持っている」「何回教えてもできない子もいるそういう感覚を、あいつはプロに入ってきた時から持っていた」「解禁です。新しい金子がみられるかもね。」と評する[10]。
詳細情報
年度別打撃成績
年 度 |
球 団 |
試 合 |
打 席 |
打 数 |
得 点 |
安 打 |
二 塁 打 |
三 塁 打 |
本 塁 打 |
塁 打 |
打 点 |
盗 塁 |
盗 塁 死 |
犠 打 |
犠 飛 |
四 球 |
敬 遠 |
死 球 |
三 振 |
併 殺 打 |
打 率 |
出 塁 率 |
長 打 率 |
O P S |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2015 | オリックス | 5 | 11 | 11 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 | .091 | .091 | .091 | .182 |
2016 | 85 | 262 | 229 | 22 | 52 | 13 | 0 | 0 | 65 | 20 | 0 | 0 | 23 | 0 | 4 | 1 | 6 | 42 | 5 | .227 | .259 | .284 | .543 | |
NPB:2年 | 90 | 273 | 240 | 22 | 53 | 13 | 0 | 0 | 66 | 20 | 0 | 0 | 23 | 0 | 4 | 1 | 6 | 44 | 6 | .221 | .252 | .275 | .527 |
- 2016年度シーズン終了時
年度別守備成績
年 度 |
捕手 | ||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
試合 | 刺殺 | 補殺 | 失策 | 併殺 | 捕逸 | 守備率 | 企図数 | 許盗塁 | 盗塁刺 | 阻止率 | |
2015 | 4 | 28 | 2 | 0 | 0 | 0 | 1.000 | 1 | 1 | 0 | .000 |
2016 | 84 | 503 | 56 | 3 | 4 | 0 | .995 | 60 | 43 | 17 | .283 |
通算 | 88 | 531 | 58 | 3 | 4 | 0 | .995 | 61 | 44 | 17 | .279 |
- 2016年度シーズン終了時
記録
- 初出場:2015年5月1日、対福岡ソフトバンクホークス7回戦(京セラドーム大阪)、10回裏に平野恵一の代走で出場
- 初先発出場:2015年9月25日、対北海道日本ハムファイターズ23回戦(京セラドーム大阪)、9番・捕手で先発出場
- 初打席:同上、3回裏に斎藤佑樹から空振り三振
- 初安打:2015年9月28日、対東北楽天ゴールデンイーグルス25回戦(京セラドーム大阪)、3回裏に戸村健次から左前安打
- 初打点:2016年6月19日、対東北楽天ゴールデンイーグルス11回戦(沖縄セルラースタジアム那覇)、4回裏に釜田佳直から中前適時打
背番号
- 37 (2014年 - )
登場曲
- 「DAN DAN 心魅かれてく」FIELD OF VIEW(2015年)
- 「シェリー」尾崎豊(2016年)
- 「僕が僕であるために」尾崎豊(2016年)[12]
脚注
- ^ オリックス - 契約更改 - プロ野球.日刊スポーツ.2016年12月1日閲覧
- ^ “2013年プロ野球ドラフト 若月健矢”. スポニチ Sponichi Annex. 2014年4月2日閲覧。
- ^ a b c “【若きアスリートの誓い】空いていたポジションが人生決めた! オリックス入団の若月健矢さん(18)”. msn産経ニュース. 2014年4月2日閲覧。
- ^ a b “オリックス若月、「一心不乱」夢かなえる 目標は「生涯捕手」”. 埼玉新聞. 2014年4月2日閲覧。
- ^ a b “2013年度ドラフト会議 契約交渉権獲得選手”. オリックス・バファローズオフィシャルサイト. 2014年3月31日閲覧。
- ^ “全世代侍ジャパン選手リスト 若月健矢”. 野球日本代表 侍ジャパンオフィシャルサイト. 2016年10月2日閲覧。
- ^ a b “福良監督も評価。オリックス若月、目指すは「未来」ではなく「現在」の正捕手”. ベースボールチャンネル. 2016年10月2日閲覧。
- ^ “オリックス、シーズン捕逸0のプロ野球記録達成”. デイリースポーツ. 2016年10月2日閲覧。
- ^ “オリックスが若月(花咲徳栄)に指名あいさつ「正捕手取れる素材」”. 埼玉新聞. 2014年4月2日閲覧。
- ^ “「初回はノーアウト満塁でもいい」オリ・若月健矢に同居する強気と繊細。”. Number Web. 2016年10月2日閲覧。
- ^ “月刊オリックス・バファローズ通信 球団きってのホープ 若月健矢捕手”. 大坂日日新聞. 2016年10月2日閲覧。
- ^ “【野球】オリックス支える若月は昭和な男 強肩強打の20歳”. デイリースポーツ. 2016年10月2日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 個人年度別成績 若月健矢 - NPB.jp 日本野球機構
- 若月健矢 (@bs37ht2) - X(旧Twitter)