「仮面ライダーカブト」の版間の差分
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=== 仮面ライダーカブト === |
=== 仮面ライダーカブト === |
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擬態日下部総司が変身するマスクドライダー。モチーフは[[カブトムシ]](マスクドフォームは蛹)。基本カラーは[[赤]]、複眼の色は[[黄色]](ハイパーフォーム時は[[茶色]])。綴りは「KABUTO」。 |
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誕生の詳細を知る者からは「'''光を支配せし太陽の神'''」と呼ばれる。ライダーベルトを手に入れてから7年間身体を鍛えて来た |
誕生の詳細を知る者からは「'''光を支配せし太陽の神'''」と呼ばれる。ライダーベルトを手に入れてから7年間身体を鍛えて来た擬態日下部総司の天才的な身体能力により、華麗で無駄が無く、他のライダー・ワームの追随を許さない程の戦闘能力を発揮する。 |
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; フォーム |
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=== 仮面ライダーガタック === |
=== 仮面ライダーガタック === |
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加賀美新が変身するマスクドライダー。モチーフは[[クワガタムシ]](マスクドフォームは蛹)。基本カラーは |
加賀美新が変身するマスクドライダー。モチーフは[[クワガタムシ]](マスクドフォームは蛹)。基本カラーは黒、複眼の色は緑。綴りは「GATACK」。 |
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カブトと同様にマスクドライダー計画でも重要な存在であり、計画書・誕生の詳細を知る者からは「'''戦いの神'''」と呼ばれる。加賀美自身の身体能力を活かした力強い戦闘スタイルを主体とし、カブトとも互角に渡り合う程の戦闘能力を発揮する。 |
カブトと同様にマスクドライダー計画でも重要な存在であり、計画書・誕生の詳細を知る者からは「'''戦いの神'''」と呼ばれる。加賀美自身の身体能力を活かした力強い戦闘スタイルを主体とし、カブトとも互角に渡り合う程の戦闘能力を発揮する。 |
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==== 仮面ライダーキックホッパー ==== |
==== 仮面ライダーキックホッパー ==== |
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矢車想が変身するマスクドライダー。基本カラーは |
矢車想が変身するマスクドライダー。基本カラーは茶色、複眼の色は白。変身直後に「Change Kick Hopper」の電子音声が発声される。ネーミングは[[仮面ライダー|初代仮面ライダー]]の仮題である「仮面ライダーホッパーキング」からである。綴りは「KICK HOPPER」。 |
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左脚側面にはゼクターと連動して力の解放を助長するバッタの脚の形をした特殊兵装・'''アンカージャッキ'''が装備されており、キック力に関して全マスクドライダーシステムの中でも非常に高く、名称通りの多彩な蹴り技を主体とする格闘戦を得意とする。 |
左脚側面にはゼクターと連動して力の解放を助長するバッタの脚の形をした特殊兵装・'''アンカージャッキ'''が装備されており、キック力に関して全マスクドライダーシステムの中でも非常に高く、名称通りの多彩な蹴り技を主体とする格闘戦を得意とする。 |
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==== 仮面ライダーパンチホッパー ==== |
==== 仮面ライダーパンチホッパー ==== |
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影山瞬が変身するマスクドライダー。基本カラーは |
影山瞬が変身するマスクドライダー。基本カラーは緑、複眼の色は[[赤]]。変身直後に「Change Punch Hopper」の電子音声が発声される。綴りは「PUNCH HOPPER」。 |
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右腕側面にはキックホッパーの物と同型のアンカージャッキが装備されており、大振りのパンチを主体とする格闘戦を得意とする。 |
右腕側面にはキックホッパーの物と同型のアンカージャッキが装備されており、大振りのパンチを主体とする格闘戦を得意とする。 |
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=== 仮面ライダーダークカブト === |
=== 仮面ライダーダークカブト === |
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青柳和良が変身するマスクドライダー。カブトとそっくりに製作された試作型でもある{{Sfn|超全集|2007|p=29}}。モチーフは[[カブトムシ]](マスクドフォームは蛹)。基本カラーは紫、複眼の色は緑。綴りは「DARK KABUTO」。 |
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姿形・戦闘スペックはカブトと同様だが、 |
姿形・戦闘スペックはカブトと同様だが、青柳和良の闘争心に由来してカブトと互角かそれ以上の戦闘能力を発揮し、カブトと同様の戦法を得意とする。 |
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:: ダークカブトの第1形態。複眼以外のカラーリングはカブトと同様。 |
:: ダークカブトの第1形態。複眼以外のカラーリングはカブトと同様。 |
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:; ライダーフォーム |
:; ライダーフォーム |
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:: ダークカブトの第2形態にして基本形態。造型はカブトと同型だが、基本カラーが異なる上に頭部・上半身装甲に基板のような |
:: ダークカブトの第2形態にして基本形態。造型はカブトと同型だが、基本カラーが異なる上に頭部・上半身装甲に基板のような青い模様がある。 |
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:: 『ディケイド』ではマスクドフォームを経ずに直接変身する。 |
:: 『ディケイド』ではマスクドフォームを経ずに直接変身する。 |
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:; スペック |
:; スペック |
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; 専用ビークル |
; 専用ビークル |
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:; ダークエクステンダー |
:; ダークエクステンダー |
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:: ダークカブト専用特殊強化バイク。劇中未使用で、PS2版のOPにのみ登場。造型はカブトエクステンダーと同一だが色は |
:: ダークカブト専用特殊強化バイク。劇中未使用で、PS2版のOPにのみ登場。造型はカブトエクステンダーと同一だが色は水色が基調。 |
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== ワーム == |
== ワーム == |
2017年6月4日 (日) 04:44時点における版
![]() | クレジットなどで確認できないスーツアクターの役柄を記載する場合には、必ず信頼可能な情報源からの出典を示してください。出典の無い情報については、Wikipedia:独自研究は載せないに基づき一定期間ののち除去されるおそれがあります(プロジェクト:特撮/スーツアクターの役名記載についてでの議論に基づく) |
平成仮面ライダーシリーズ | ||
第6作 | 仮面ライダー響鬼 | 2005年1月 - 2006年1月 |
第7作 | 仮面ライダーカブト | 2006年1月 - 2007年1月 |
第8作 | 仮面ライダー電王 | 2007年1月 - 2008年1月 |
仮面ライダーカブト | |
---|---|
ジャンル | 特撮テレビドラマ |
原作 | 石ノ森章太郎 |
脚本 | 米村正二 他 |
監督 | 石田秀範 他 |
出演者 |
水嶋ヒロ 佐藤祐基 里中唯 永田杏奈 徳山秀典 山本裕典 内山眞人 加藤和樹 手嶋ゆか 神崎愛瑠 奥村夏未 三輪ひとみ 坂口拓 弓削智久 小林正寛 西牟田恵 山口祥行 梅野泰靖 本田博太郎 |
オープニング |
「NEXT LEVEL」 歌:YU-KI (TRF) |
製作 | |
プロデュース |
梶淳(テレビ朝日) 白倉伸一郎・武部直美(東映) |
制作 | テレビ朝日 |
放送 | |
放送国・地域 | ![]() |
放送期間 | 2006年1月29日 - 2007年1月21日(全49話) |
放送時間 | 日曜 8:00 - 8:30(30分) |
『仮面ライダーカブト』(かめんライダーカブト)は、2006年(平成18年)1月29日から2007年(平成19年)1月21日までテレビ朝日系列で毎週日曜8:00 - 8:30(JST)に放映された特撮テレビドラマ作品、および作中で主人公が変身するヒーローの名称である。ハイビジョン制作(アナログ放送ではレターボックス放送)。
「平成仮面ライダーシリーズ」第7作目に当たる。キャッチコピーは「天の道を往き、総てを司る!」、「俺が正義」。
概要
仮面ライダー生誕35周年記念作品。制作コンセプトは「最強の仮面ライダー」[1]。
前作『仮面ライダー響鬼』とは打って変わり、モチーフに昆虫の採用[注 1]、「変身」のかけ声の復活、バイクの常用、キックの必殺技、仮面ライダー自身による必殺技名の発声などの昭和仮面ライダーシリーズの要素[2]、一般人の姿・怪人の姿を持つ敵、組織化されたヒーロー、ライダー装着者の交代劇など、これまでの平成仮面ライダーシリーズの要素が盛り込まれている。同時にプロデューサーの梶淳は制作発表の場で「原点回帰ではなく、仮面ライダーの限界・頂点に挑む」と述べており、企画書には「いい物は焼き直しと言われようと取り込み、不要なものは斬新そうでも容赦なく切り捨てる」と記されている。
これまでのシリーズ作品でもよく登場していた「料理」が特に大きくクローズアップされており、主人公を始めとした数多くの登場人物が料理を作って嗜む描写が多数採り入れられたほか、公式サイトでも「まかない」というコーナーを設け、本編で登場した料理の実際のレシピが紹介された。コメディの比重も高く、暗く重くなりがちなストーリーを和らげ、少しでも作品全体のムードを明るくすることが心掛けられた。特に『カブト』においては、天然キャラによるものの他、不条理でシュールな展開といった、従来のシリアスな平成仮面ライダー作品ではあまり見られなかったコメディ手法が多かった。このコメディ要素はその後の作品にも引き継がれていき、特に次作『仮面ライダー電王』や『仮面ライダーW』では、更に比重が置かれる様になる。
技術面では、『555』以降それまでの平成仮面ライダーシリーズでも実験的に使用されてきた映像の画質が、本作品より従来の本シリーズの特徴でもあったビデオ収録映像特有のクリアで透明感のあるものから、シネライクガンマ処理による画像エフェクトからもたらされるフィルム的な粒子感の有る画質へと本格的に変化している。これは地上デジタルハイビジョン放送時代への対応を目的として『アギト』以降の劇場版で使用されているHD24P撮影システムを使用し始めたためだが[2]、詳細なノウハウは非公表となっている。また、『響鬼』で鬼のスーツ素材に使用されたマジョーラは、本作品でもライダーのプロテクター部分に使用されている。白倉曰く「今回は応用編」であり、前作での反省点も活かした使用がなされた。
特撮演出
本作品の戦闘演出の中で代表的なのが「クロックアップ」である。ライダーの超高速移動は、『仮面ライダー龍騎』のアクセルベント、『555』のアクセルフォーム、『剣』のマッハジャガーなど、過去作でも取り組まれてきた。しかし本作品が過去作と大きく異なるのは、過去作で「必殺技としての高速移動」が設定されていたのに対し、本作品のクロックアップは敵味方双方が不可視かつ高速で動く事により、「常人には入り込めない世界」を作り出す点に主眼が置かれている。クロックアップの発想は『龍騎』のミラーワールドに近く、戦いの原則として設定されている。
プロデューサーの白倉は、特撮誌のインタビューにおいて、「『気付いていないだけで、実は自分のすぐそばで仮面ライダーが戦っているかもしれない』という感じを出したかった」と語っている。クロックアップの演出の例については、#クロックアップを参照。
評価
玩具売上げは年間総売上71億円を記録[3]。目標数値の75億円[4]には届かなかったものの、前作『響鬼』の65億円からは向上した。
昆虫をモチーフとしたデザインの評価は高く、特に終盤に登場し「ライダーキック」「ライダーパンチ」を必殺技とする仮面ライダーキックホッパーとパンチホッパーは、石森プロが「こういうこと言うのは珍しいんですけど、初めて文句なくマスクが格好いいと思いました」とデザイナーに電話をかけたほどである[5]。
あらすじ
西暦1999年10月19日、地球に飛来し日本・シブヤに落下した巨大隕石によりその周辺地域は壊滅した。そして7年後の西暦2006年、人間を殺害しその人間に擬態する宇宙生命体・ワームが出現。ワームに対抗するため、人類は秘密組織ZECTを結成し、ワームに対抗するためマスクドライダーシステムを開発した。そんなある日、ZECTの見習い隊員・加賀美新は、自らを「天の道を往き、総てを司る男」と称する妙な男・天道総司と出会う。その頃ワームが出没し、追い詰められていくZECT隊員たちを見た加賀美はライダーになって戦うことを決意する。しかしカブトゼクターは加賀美ではなく、天道の手中に納まった。天道は何故か持っていたライダーベルトにカブトゼクターをセットして変身、仮面ライダーカブトとなり戦うのであった。
登場人物
マスクドライダー
「仮面ライダー」に相当し、ゼクターが選んだマスクドライダーシステム(後述)によって変身した資格者。劇中ではマスクドライダー[注 2]またはライダーと呼ばれるが、1度だけ地獄兄弟(正確には矢車)がドレイクを「仮面ライダードレイク」と呼んでいる。序盤でザビーの資格者(加賀美・影山)のみ、胸にザビーの形状のマークが浮かび上がるシーンがある。
資格者がゼクターと対になる端末または変身ツールを身に付けた状態でゼクターが変身ツールと合体することで、ゼクターから「Henshin」の電子音声が発声されマスクドライダーに変身する。
共通機能
マスクドライダーシステム
「マスクドライダー」に変身するために必要な特殊戦闘システムの総称。ZECTによって開発された。ワーム戦には不可欠なキャストオフとクロックアップを有する。
資格者やシステムその物にまつわる謎や秘密を多々有しる、物語の根幹に密接に関わる。主な謎・秘密としては、天道がシステム完成以前にライダーベルトを所持していたこと、ザビーやガタック以外の資格者がゼクターを入手した経緯、ワーム襲来よりも前の35年前(1971年の4月3日)[注 3]から計画が始動していたこと、その時に生まれてもいない加賀美がガタックの資格者として選定されていたこと、カブトとガタックのシステムに本人の意思に関係なくワームを完全撃滅する“暴走スイッチ”が密かに仕込まれていたことなどがある。しかしこの大半は劇中では明かされていない[注 4]。
- マスクドフォーム
- 変身直後であるパワー重視の重装甲形態。未知の金属・ヒヒイロノカネで製造されたマスクドアーマーが全身を覆っており、ファンデルワールス力によってライダーアーマーと結合している。
- ホッパータイプ・劇場版のみ登場のライダー達は直接ライダーフォームへと変身する。
- ライダーフォーム
- キャストオフを経て変身する事実上の基本形態。クロックアップと必殺技が使用可能。必殺技の攻撃パターンはそれぞれ異なるが、共通項として技の名称の先頭に「ライダー」が付く事が挙げられる。
- ハイパーフォーム
- カブトがハイパーゼクターを使用してハイパーキャストオフした最強形態。能力の向上に加え、ハイパークロックアップが使用可能となる。バトルDVDではガタックも変身する。
変身ツール
- ゼクター
- ライダーへの変身に必要なツールで、自己判断能力を持つ昆虫型コア。外見はそのゼクターによって変身するライダーのモチーフとなる生物に準ずる。資格者の基準は各ゼクターによって異なる。有事の際にはその資格者の元へジョウントで移動し、資格者が身に付けた変身ツールと合体することで、資格者をライダーへと変身させる。召喚時にはゼクター自ら敵を攻撃することもある。自由意志が高く、料理を手伝ったり野球を応援に来たりする場面もある。ゼクター自身の意思で装着者から離れると強制的に変身解除される。再生能力も備え、プレス機で押し潰されても僅かな時間で元通りに修復される。
- ザビー・ドレイク・サソードの3つのゼクターは、ユニットの一部になっているパーフェクトゼクターからの召喚命令を現行の資格者よりも優先する様になっている。実態はネイティブが対ワーム用に技術提供した兵器である。そのためZECTが反ネイティブ対策を視野に開発したゼクター以外は、ネイティブからの命令も受理する。
- ネイティブが変身することもでき、『仮面ライダーカブト超全集』ではネイティブを資格者として認識する機能も備わっていたのではないかと推測している[6]。
キャストオフ・プットオン
- キャストオフ
- マスクドフォームからライダーフォームへと二段変身する工程。これは昆虫の脱皮に相当し、キャストオフとは「脱ぎ捨てる」の意。
- 各ゼクターにある二段変身スイッチを操作することで、ゼクターから「Cast Off」の電子音声が発声されると共にマスクドアーマーが弾け飛び、最後にゼクターから「Change - 」( - の部分は各ライダーのモチーフの英語名)の電子音声が発声され、ライダーフォームへの移行が完了する[注 5]。
- 物語序盤ではこの時飛散するマスクドアーマーでサナギ体を撃破することもあった。このシステムはカブトエクステンダーなどにも応用される。
- ハイパーキャストオフ
- ライダーがハイパーゼクターを使用してハイパーフォームに強化変身する工程。ハイパーゼクターのゼクターホーンを倒すことで、「Hyper Cast Off」の電子音声と共に強化変身する。キャストオフとは異なり、新たなパーツが発生する。
- プットオン
- キャストオフとは逆の工程を踏む(各々のゼクターの二段変身スイッチを逆の順序で操作する)ことで、ライダーフォームからマスクドフォームへ戻る工程。その際ゼクターからは「Put On」と発声され、マスクドアーマーが再構成される。マスクドアーマーの再構成はアーマー全体から任意の一部分のみまで可能。主に防御力を高めるために使用されるが、ガタックは遠距離攻撃(ガタックバルカン)のために使用することもある。
- ゼクトマイザー
- 各マスクドライダー共通の支援武器(カブト・ドレイク以外は未使用)。中央部を基点に4基の射出砲を展開し、中央上部のボタンを押すことで自立飛行破片手榴弾・マイザーボマーを射出する。
仮面ライダーカブト
擬態日下部総司が変身するマスクドライダー。モチーフはカブトムシ(マスクドフォームは蛹)。基本カラーは赤、複眼の色は黄色(ハイパーフォーム時は茶色)。綴りは「KABUTO」。
誕生の詳細を知る者からは「光を支配せし太陽の神」と呼ばれる。ライダーベルトを手に入れてから7年間身体を鍛えて来た擬態日下部総司の天才的な身体能力により、華麗で無駄が無く、他のライダー・ワームの追随を許さない程の戦闘能力を発揮する。
- フォーム
-
- マスクドフォーム
- カブトの第1形態。カブトクナイガン・ガンモードとアックスモードを使用する、高いパワー・防御力を活かした近接格闘戦を得意とする。
- ライダーフォーム
- カブトの第2形態にして基本形態。変身時はマスクドアーマーの飛散後、顎を基点にカブトホーンが起立して顔面の定位置に収まり、「Change Beetle」の電子音声が発声される。持ち前の格闘術やカブトクナイガン・クナイモードを使用し、的確に重い一撃を叩き込むスピーディーな格闘戦を得意とする。
- 『超バトルDVD』でのみマスクドフォームを介さずに直接変身した。
- ハイパーフォーム
- カブトの第3形態にして最強形態。通称ハイパーカブト。カブトホーンが大型化し、全身のアーマーが以前の2倍以上の強度を誇るカブテクターへと再構成されている。変身直後には「Change Hyper Beetle」の電子音声が発声される。
- 通常形態の他に、カブテクターを展開したハイパークロックアップ形態がある。背部からのジェット噴射で空中・宇宙空間を自由に飛行可能で、従来のクロックアップ以上のスピードでの移動や現在・過去・未来・異空間を自由に行き来できるハイパークロックアップを使用可能。
- 天道自身の天才的な身体能力が相まって、通常時では敵わなかったワームを圧倒する程の全ライダー中最強の戦闘能力を発揮し、通常時以上の重い一撃を叩き込むスピーディーな格闘戦や専用武器・パーフェクトゼクターを使用する遠近距離戦を得意とする。さらにハイパークロックアップによる高速移動攻撃・ハイパークロックアップ形態での空中戦や宇宙空間での戦闘も可能。
- スペック
名称 身長 体重 パンチ力 キック力 ジャンプ力(ひと跳び) 走力(100m) マスクドフォーム 190cm 132kg 8t 10t 20m 8.9秒 ライダーフォーム 195cm 95kg 3t 7t 37m 5.8秒 ハイパーフォーム 198cm 102kg 10t 15t 50m 4.2秒
- ツール
-
- カブトゼクター
- カブトムシ型昆虫コア。背部の羽・ゼクターウィングを展開し、内蔵されたイオンエンジンを噴射して飛行する。頭部先端の角・ゼクターホーンは全身を回転させることで地中を掘り進むためのドリルにもなる。さらに料理を手伝ったり複数の重い買い物袋を持ち上げたりするなど、器用で力も強い。腰部に装着したライダーベルトにセットすることで変身し、その状態からゼクターホーンを右側に展開することでキャストオフする。
- 35年前、マスクドライダー計画が始動した時から天道総司(日下部総司)の父・日下部総一によって既に資格者が決定されていた。
- 『超バトルDVD』では饒舌に喋っている。
- ライダーベルト
- カブトの変身ベルト。ZECTによって開発された物だが、天道が所有するベルトはTVシリーズ本編では日下部総一に擬態したネイティブから、パラレルワールドの劇場版では未来からやって来たカブトから妹であるひよりを守るためにそれぞれ託された。変身時の出現・装着過程は不明。第9話でザビーのパンチを受けてヒビが入ったが、シシーラワームであるひよりが手に取った瞬間に彼女の特殊能力で修復された。
- カブトクナイガン
- カブトの専用武器。銃型のガンモード・斧型のアックスモード・クナイ型のクナイモードの3形態を取る。出現過程は不明。
- ガンモード
- 通常時の銃形態。3点式照準機によって夜間でも正確に狙撃可能。側面のセレクターでセミオート射撃・フルオート射撃の切替が可能。ジョウントによって無限に送られる電子エネルギーを高エネルギーイオンビームに変換し、「アバランチシュート」を放つ。このエネルギーは他のモード時には刃先に伝えられる。
- アックスモード
- ガンモードを持ち替えた斧形態。主にマスクドフォーム時に使用する。ガンモードのグリップエンド部に装備された刃をエネルギー電子によって超高温化し、触れる物全てを裂断する「アバランチブレイク」を放つ。
- クナイモード
- クナイフレームを取り去ったクナイ形態。主にライダーフォーム時に使用する。刀身からイオンビーム刃を展開し、10m圏内のあらゆる物を切り刻む「アバランチスラッシュ」を放つ。
- ゼクトマイザー
- 田所の指示で加賀美から渡された各マスクドライダー共通の支援武器(カブト・ドレイク以外は未使用)。カブトの物はカブトムシ型のカブトボマーで、順次ジョウントによって補充され無制限に射出・連続攻撃が可能。
- ハイパーゼクター
- カブトムシ型昆虫コア。自らの意思・強大な力を持ち、ジョウント時間移動能力を駆使して自力で様々な時空を行き来可能。カブトゼクターと同様にスラスターからのイオンエンジン噴射による移動方法をとる。先端のゼクターホーンは武器としても使用可能で、両目に当たる部分で画像の記憶・映写も可能。ライダーベルト左側に装着してホーンを倒すことでハイパーキャストオフし、下部のスイッチを叩くことでハイパークロップアップ形態となる。現代においてZECTが作ったハイパーゼクターは三島の手によって起爆装置で破壊されたため、カブトが使用するハイパーゼクターは未来から転送される物である。カブトの意志とは無関係に転送されることもある。
- パーフェクトゼクター
- ハイパーフォームの専用武器[注 6]。剣型のソードモード・銃型のガンモードの2形態をとる。ジョウント移動によってカブトの下に来る。ソードモードからガンモードへの移行の他に、刀身を発光させることで召喚したザビー・ドレイク・サソードの各ゼクターと合体し、鍔のスイッチを押すことで各々の電子音声が発声され、それぞれカブト・ザビー・ドレイク・サソードパワーを行使可能。
- カブトパワーはパーフェクトゼクター単体、ザビー・ドレイク・サソードパワーは対応する各ゼクターを合体させることで、各ゼクターの特性を活かした攻撃が可能となる。この時合体した各ゼクターはパーフェクトモードとなる。上記の全ゼクターを合体させると、「All Zector Combine」の電子音声と共にパーフェクトゼクターがパーフェクトモードとなる。技の使用時にはそれぞれの技名が発声される。
- ザビー・ドレイク・サソードが既に変身している場合は、パーフェクトゼクターからの召喚指令が優先されるため各ライダーは強制変身解除される。
- ハイパーフォームが変身解除すると他のゼクターとは異なり、ライダーのスーツ・アーマーと同様に粒子状に分解される。最終話でグリラスワームに力負けして破壊された。
- ソードモード
- 剣形態。第37~39話では他のゼクターを合体させずに単体でも使用している。
- ガンモード
- 銃形態。鍔を折り畳み、グリップを折り曲げて移行する。他のゼクターを合体させずに単体では使用されなかった。
- 必殺技
- 括弧内は使用フォーム。
- ライダーキック(ライダー)
- 波動に変換したタキオン粒子を右足に収束し、敵を蹴り付ける。カブトゼクター上部の脚3本それぞれに内蔵されたスイッチを「1,2,3」の順に押し、ゼクターホーンを一旦マスクドフォーム時の位置に戻して再び倒し、「Rider Kick」の電子音声と共に発動する。主に回し蹴りを使用し、背後からの敵の接近を誘い、振り向き様のカウンターとして放たれる。他にも跳び蹴り・横蹴りなども使用している。破壊力は19t。
- エクステンダーキック(ライダー)
- カブトエクステンダー・エクスモードから飛び出して跳び回し蹴りを叩き込む。破壊力は19t。
- ハイパーライダーキック(ハイパー)
- ハイパークロックアップした状態で飛行し、ハイパーゼクターで強化されたタキオン粒子を右足に収束して跳び蹴りを叩き込む。ハイパーゼクターのゼクターホーンを倒し、「Maximum Rider Power」の電子音声と共にカブトゼクターにマキシマムライダーパワーが送り込まれた後、「ライダーキック」と同様の手順で発動する。劇中では「ハイパーキック」と呼称している[注 7]。破壊力は30t。
- ハイパーブレイド(ハイパー)
- パーフェクトゼクター・ソードモード時にカブトパワーで発動する。巨大な光子の刃を放ち、敵を一刀両断する。
- ハイパースティング(ハイパー)
- パーフェクトゼクター・ソードモード時にザビーパワーで発動する。ゼクターニードルからタキオン粒子を槍状に噴出して敵を貫く。
- ハイパーアックス(ハイパー)[7]
- 劇中未使用。パーフェクトゼクター・ソードモード時にドレイクパワーで発動する。
- ハイパースラッシュ(ハイパー)
- パーフェクトゼクター・ソードモード時にサソードパワーで発動する。高濃度のポイズンブラッドを生成し光子に変換して送り込み、ゼクターの切れ味を倍化させて敵を斬り裂く。
- マキシマムハイパータイフーン(ハイパー)
- パーフェクトゼクター・ソードモード時にパーフェクトモードで発動する。カブトホーンを模した超巨大な光子の刃で敵を一刀両断する。
- ハイパーキャノン(ハイパー)[7]
- 劇中未使用。パーフェクトゼクター・ガンモード時にカブトパワーで発動する。
- ハイパーレイザー(ハイパー)[7]
- 劇中未使用。パーフェクトゼクター・ガンモード時にザビーパワーで発動する。
- ハイパーシューティング(ハイパー)
- パーフェクトゼクター・ガンモード時にドレイクパワーで発動する。分散して敵を自動追尾する高威力の赤いイオン光弾を放つ。
- ハイパーウェイブ(ハイパー)[7]
- 劇中未使用。パーフェクトゼクター・ガンモード時にサソードパワーで発動する。
- マキシマムハイパーサイクロン(ハイパー)
- パーフェクトゼクター・ガンモード時にパーフェクトモードで発動する。竜巻状の超巨大エネルギー波を放つ。使用時は反動を相殺するためカブテクターが自動的に展開する[注 8]。
- 専用ビークル
-
- カブトエクステンダー
-
- ベース車種:ホンダ・CBR1000RR[要出典]
- カブト専用の特殊強化バイク。元々はZECTが選んだ資格者に用意した物だが、後に天道の愛車となる[注 9]。通常時はガソリン走行だが、緊急時はECR放電におけるプラズマ生成でイオン加速による超スピード走行・カブトの意思による無人での自動走行も可能。第2・3話では「ライダーバイク」と呼称され、岬・加賀美も運転した。
- マスクドモード
- カブトエクステンダーの第1形態。ライダーのマスクドフォームに相当する。ハンドル付近に出現するコンソールを操作することでキャストオフする(同時にカブトもキャストオフが可能)。
- エクスモード
- カブトエクステンダーの第2形態。コンソールを操作してキャストオフすることでフロントカウルが排除され、ファンデルワールス力によって分子結合していた前輪が展開され、車体中央部からはヒヒイロノカネ製のエクスアンカーと呼ばれる巨大な錨型のパーツがせり出し、車体全体がやや前方向に倒れる。
- マスクドモードを越える高速走行の他、カブトに連動してクロックアップが可能。エクスアンカーは本体から射出して敵を串刺しにすることが可能で、光子ビームライトから高エネルギーのパルスビームを放つ。さらに空中飛行・宇宙空間での走行も可能な他、異空間へ突入することも可能。
- スペック
名称 全長 全幅 全高 最高時速 乗車定員 マスクドモード 2020mm 700mm 1170mm 410km/h 2名 エクスモード 3090mm 900km/h(通常時間時)
仮面ライダーザビー
本部直属の精鋭部隊・シャドウの指揮官が変身するマスクドライダー。モチーフはスズメバチ(マスクドフォームは蜂の巣)。基本カラーは黄色、複眼の色は黒。綴りは「THEBEE」。
ザビーのタキオン粒子の色は緑だが、加賀美変身時にはガタックと同じ黄色になっている。
- フォーム
-
- マスクドフォーム
- ザビーの第1形態。他のライダーと異なり専用武器を持たないため、格闘戦主体である。
- ライダーフォーム
- ザビーの第2形態にして基本形態。変身直後に「Change Wasp」の電子音声が発声される。ザビーゼクターから伸びる針・ゼクターニードルを武器とする[注 10]。
- スペック
名称 身長 体重 パンチ力 キック力 ジャンプ力(ひと跳び) 走力(100m) マスクドフォーム 192cm 127kg 8t 9t 21m 8.6秒 ライダーフォーム 92kg 3t 6t 39m 5.6秒
- ツール
- 設定上は専用のゼクトマイザーを持つが劇中未使用[6]。マイザーボマーはハチ型のザビーボマーで、食品玩具バンダイキャンディートイにて登場。
- ザビーゼクター
- スズメバチ型昆虫コア。背部のゼクターウィングを展開して飛行し、尾部のゼクターニードルは変身前から敵を突き刺す武器となる。高度な社会性を持つ昆虫である蜂をモチーフとするため、集団の統率者に相応しい人物を資格者に選ぶ。一度資格者として選定した者でも、自分の意にそぐわない方向に向かえば容赦無く見捨てる。そのため他のゼクターに比べて資格者の変遷が激しく、最終的には資格者が不在となる[注 11]。左手首に装着したライダーブレスにセットすることで変身し、その状態からゼクターウィングを上げて内側に回転させることで前後を展開してキャストオフする。
- ライダーブレス
- ザビーのブレスレット型変身ツール。ZECTによって開発された。
- 必殺技
-
- ライダースティング
- 波動に変換したタキオン粒子を収束したゼクターニードルで敵を突き刺す。ゼクター上部のスイッチを押すことで、「Rider Sting」の電子音声と共に発動する。資格者によって攻撃方法が異なり、複数の敵を一度に連続で突き刺すことも可能。破壊力は17t。
- 専用ビークル
-
- マシンゼクトロン
-
- 全長:2070mm
- 全幅:740mm
- 全高:1160mm
- 最高時速:400km/h(通常時)
- ベース車種:ホンダ・CBR1000RR[要出典]
- 各マスクドライダー共通の量産型バイク。フロントカウルにはそれぞれのライダーの紋章がプリントされており、ザビー仕様にはマスクドフォームの左肩部にもあるザビーの紋章がプリントされている。基本設計はカブトエクステンダーと同様だが、キャストオフ機能は無い。
- フロントカウル部の牙は白兵戦用の武器となり、電磁波照射による分子振動で標的を粉砕する。背部のコンテナにはそれぞれのライダーのモチーフの昆虫型ロケットが搭載されており、これによって偵察・攻撃を行う。
- 矢車は資格者の頃に数回、加賀美は第10話のみそれぞれ使用したが、影山は一度も乗車していない。
ザビー資格者の変遷
以下にその変遷・各資格者・戦闘スタイル・資格喪失の要因を記述する。ザビー資格者は全員ZECTのメンバーであり、原則としてシャドウのチームリーダーを兼ねる[注 12]。
- 初代:矢車想
- やや低めの姿勢で構え、敵の攻撃をかわしながらパンチだけでなくキックも放つヒット・アンド・アウェイな戦闘スタイル。矢車がカブト抹殺に執着し、“完全調和”の信念を見失ったため資格を剥奪される。影山の後、ザビーゼクターはキックホッパーになった矢車を再び資格者に選定するが、彼はこれを拒否する。
- 2代目:加賀美新
- 力任せ気味に暴れる戦闘スタイル。加賀美が天道=カブト抹殺の任務を嫌い、自ら資格放棄の意志を示したため資格を剥奪される。加賀美の父曰く「蜂は刺すもの。刺さない蜂(加賀美が変身したザビー)に勝ち(価値)は無い」らしい。
- 3代目:影山瞬
- ボクサーのように拳を握った両腕で前方をガードしながら構え、パンチのみでひたすら攻撃する[注 13]戦闘スタイル。第33話でウカワーム・ワームのサナギ体と協力し、カブトにライダースティングを決めるもその後現れたキックホッパーに敗北し、ザビーゼクターをカブトに奪われ、シャドウ隊長の座も追われる。後に再びザビーゼクターを手にするが、ガタックと連携を合わせようとせず敗北したため、ザビーゼクターは完全に資格を剥奪する。そしてこれ以降ザビーに変身する人間は二度と現われなかった。
- 特殊:三島正人
- ワームに苦戦する影山に戦いを教えるため、ザビーゼクターを無理矢理捕らえて強制的に変身する。空手のように重い正拳突きを主体とする戦闘スタイル。パンチの連打のみでワームを倒した後、ザビーゼクターは三島を資格者に選ぼうとしたが彼自身にその気は無く、片手で追い払う。
- ザビーの資格者となった人物は、三島以外の全員がその後他のライダーの資格者になっている。
- 矢車…後のキックホッパー
- 加賀美…後のガタック
- 影山…後のパンチホッパー
仮面ライダードレイク
風間大介が変身するマスクドライダー。モチーフはトンボ(マスクドフォームはヤゴ)。基本カラーは水色。綴りは「DRAKE」。
ドレイクゼクターを使用する銃撃戦を得意とし、その戦法を想定した設計思想から利き腕側となる右側に各機能が集中しており、外観は左右非対称である[注 14]。当初は近接格闘戦が不得意で苦戦することが多く、攻撃方法もドレイクゼクターに頼りがちだったが、中盤以降は実戦経験を積んでいったことでドレイクゼクターによる銃撃・体術を組み合わせた戦法を取るようになった。
他にもワームが擬態した風間大介・ネイティブの立川大吾[注 15]が変身した。
- フォーム
-
- マスクドフォーム
- ドレイクの第1形態。ヤゴの能力を持つため水中戦が可能。また全ライダーのマスクドフォーム中最も高い防御力・ジャンプ力を誇る。
- ライダーフォーム
- ドレイクの第2形態にして基本形態。変身直後には「Change Dragonfly」の電子音声が発声される。
- スペック
名称 身長 体重 パンチ力 キック力 ジャンプ力(ひと跳び) 走力(100m) マスクドフォーム 191cm 125kg 7t 9t 23m 8.4秒 ライダーフォーム 189cm 91kg 3t 6t 39m 5.5秒
- ツール
-
- ドレイクゼクター
- トンボ型昆虫コア。背部のゼクターウィングを展開して飛行し、ウィングはタキオン粒子を放射して敵を斬る刃にもなる。ドレイクグリップをかざすことで自発的に結合して変身し、尾部のレバーを引き出し、グリップのトリガーを引くことでキャストオフする。
- 変身後はそのまま銃身となり、単発での射撃・マシンガンのような連射の他、水中での射撃・ビームへの切り替えも可能。ゼクターの羽からタキオン粒子を放出することで近接武器としても使用可能。ウィングを折り畳むことで必殺技を放つライダーシューティングモードへ変形し、ポインターから発するレーザーによって標的を捕捉する。
- ドレイクグリップ
- ドレイクのグリップ型変身ツール。トリガーを引くことで飛来したドレイクゼクターを呼び寄せてセットする。具体的な入手経路は不明。
- ゼクトマイザー
- ライダー共通の支援武器。マイザーボマーはトンボ型のドレイクボマー。第15話で使用。
- 必殺技
-
- ライダーシューティング
- 銃口に波動に変換したタキオン粒子を収束し、水色の光弾を放つ。ドレイクゼクター・ライダーシューティングモードのレバーを引くことで、「Rider Shooting」の電子音声と共に発動する。光弾は別のタキオン粒子によって軌道を変えることが可能で、カブトが「ライダーキック」で跳ね返してザビーに命中させたこともある。また一発目が着弾する前にクロックアップして再度放ち、前後から敵を挟み撃つパターンも存在する。
- 専用ビークル
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- マシンゼクトロン
- ドレイク仕様のマシンゼクトロン。フロントカウルにマスクドフォームの左肩部にもあるドレイクの紋章がプリントされている。基本スペックは他の物と同様で、テールコンテナにはトンボ型ミサイルを搭載。第14・15・18話で使用。
仮面ライダーサソード
神代剣が変身するマスクドライダー。モチーフはサソリ(マスクドフォームは昆虫の蛹)。基本カラーは紫、複眼の色は緑。綴りは「SASWORD」。本作品に登場するライダーの中で唯一昆虫モチーフではない(サソリは昆虫綱ではなくクモ綱)。
サソードヤイバーを使用し、剣自身のフェンシングのスキルを活かした剣術戦を得意とする。装着者の体内酸素濃度を上昇させるクロロトキシンを含むナノ粒子構造体・ポイズンブラッドを生成し、装着者を活性化させる。フォームを問わず、クロックアップをしていない状態でも高速で移動する相手を確認することが可能。
他にもネイティブの立川大吾が変身し、剣亡き後は装着者が不在となった。『仮面ライダーカブト超全集』ではスコルピオワームの擬態である剣が装着者に選ばれていたのは、サソードゼクターが剣の装着者としての資質の高さを優先していたからではないかと推測している[6]。
- フォーム
-
- マスクドフォーム
- サソードの第1形態。ポイズンブラッドを全身に循環させるオレンジ色のチューブ・ブラッドベセルが体中に走るため、特異なシルエットを作る。武装面ではサソードヤイバーの他に、伸ばして触手のように敵を捕縛するブラッドベセル・自在に動かし先端部を敵に突き刺すことが可能な額部のサソードアンテナ(ライダーフォーム時にも使用可能)が装備されている。他のライダーのマスクドフォームにはライダーの紋章があるが、サソードには無い。
- ライダーフォーム
- サソードの第2形態にして基本形態。変身直後に「Change Scorpion」の電子音声が発声される。アーマーの飛散によって両肩のブレードが露出しており、波動に変換したタキオン粒子を肩の刃先に送り込むことでショルダータックルを使用可能。
- スペック
名称 身長 体重 パンチ力 キック力 ジャンプ力(ひと跳び) 走力(100m) マスクドフォーム 197cm 137kg 8t 9t 19m 9秒 ライダーフォーム 98kg 3.5t 6t 36m 5.4秒
- ツール
- 設定上は専用のゼクトマイザー・マシンゼクトロンを持つが劇中未使用[8]。マシンゼクトロンはPS2版のOPにのみ登場。マイザーボマーはサソリ型のサソードボマーで、食品玩具バンダイキャンディートイにて登場。
- サソードゼクター
- サソリ型コア。他のゼクターとは異なり飛行せず、前部左右の爪で地中を掘り進んで土中から出現する。ジャンプして空中を跳ぶことも可能。サソードヤイバーにセットして変身し、その状態から尾部を倒してその先端部にある針・サソードニードルをヤイバーに押し込むことでキャストオフする。
- サソードヤイバー
- サソードの刀型変身ツール。ZECTによって開発された。サソードゼクター召喚時に「Standby」の電子音声が発声される。変身前でも武器として使用可能だが、実際に生身で使用した描写は少ない。セットされたサソードゼクターが生成するタキオン粒子の力によってありとあらゆる物を斬り裂く切れ味を発揮する。変身時の出現過程は不明だが、地獄義兄弟入りしてカッシスワームと対峙した際に、所持していたステッキと手品のように入れ替えて出現させたこともある。
- 必殺技
-
- ライダースラッシュ
- サソードゼクター内のポイズンブラッド・タキオン粒子を混ぜ合わせて光子に変換し、サソードヤイバーの刃先に集約させて光刃を形成し、衝撃波として放つか連続で直接斬り裂く。サソードニードルを一旦マスクドフォーム時の位置に戻し、再びサソードヤイバーに押し込むことで、「Rider Slash」の電子音声と共に発動する。
仮面ライダーガタック
加賀美新が変身するマスクドライダー。モチーフはクワガタムシ(マスクドフォームは蛹)。基本カラーは黒、複眼の色は緑。綴りは「GATACK」。
カブトと同様にマスクドライダー計画でも重要な存在であり、計画書・誕生の詳細を知る者からは「戦いの神」と呼ばれる。加賀美自身の身体能力を活かした力強い戦闘スタイルを主体とし、カブトとも互角に渡り合う程の戦闘能力を発揮する。
- フォーム
-
- マスクドフォーム
- ガタックの第1形態。両肩に大口径火器・ガタックバルカンが2門装備されており、サナギ体程度なら一掃可能な程の高い火力を誇る。
- ライダーフォーム
- ガタックの第2形態にして基本形態。変身時はマスクドアーマーの飛散後、頭部左右に倒れていたガタックホーンが起立して側頭部の定位置に収まり、「Change Stag Beetle」の電子音声が発声される。力任せ気味に暴れる格闘戦や両肩に装備されている一対の曲剣・ガタックダブルカリバーを使用する二刀流での剣術戦を得意とする。
- ハイパーフォーム
- 『超バトルDVD』・PS2版に登場。ガタックの第3形態にして最強形態。ガタックホーンが大型化し、胸部のアーマーが以前の2倍以上の強度を誇るガタックプロテクターへと再構成されている。カブトと同様に通常形態・ガタックプロテクターを展開したハイパークロックアップ形態がある。
- スペック
名称 身長 体重 パンチ力 キック力 ジャンプ力(ひと跳び) 走力(100m) マスクドフォーム 190cm 134kg 8t 9t 19m 8.9秒 ライダーフォーム 194cm 97kg 3t 7t 36m 5.8秒 ハイパーフォーム 197cm 104kg 10t 15t 49m 4.2秒
- ツール
- 設定上は専用のゼクトマイザーを持つが本編未使用[6]。
- ガタックゼクター
- クワガタムシ型昆虫コア。「戦いの神」と呼ばれ、その名前が示す通り好戦的な性格。資格者を認めにくく、自らが資格者と認めない者には頭部先端のゼクターホーンで容赦無く攻撃を仕掛け排除するが、カブトと同様に35年前に既に資格者は決定されていた。後部のゼクターウィングを展開し、内蔵されたイオンエンジンを噴射して飛行する。腹部に装着したライダーベルトにセットすることで変身し、その状態からゼクターホーンを倒すことでキャストオフする。他のゼクターと異なり音声が高めかつ若干エコーがかかる。
- 『超バトルDVD』ではカブトゼクターと同様に饒舌に喋っている。
- ライダーベルト
- ガタックの変身ベルト。カブトの物と同型だが一部の配色が異なる。変身時の出現・装着過程は不明。
- ガタックダブルカリバー
- ライダー・ハイパーフォームの専用武器。右肩に装着された右手用のプラスカリバー・左肩に装着された左手用のマイナスカリバーの2本で構成されている。マスクドフォーム時にはガタックバルカン内部に格納されており、キャストオフ時にライダーフォームの両肩に装着される形で出現する。最終話ではグリラスワームに対してブーメランのように投げ付け、逆転のチャンスを作った。
- ハイパーゼクター
- カブトが使用している物と同型。『超バトルDVD』にてカブトのハイパーゼクターが未来から呼び寄せた。
- 必殺技
- 括弧内は使用フォーム。
- ライダーキック(ライダー)
- 波動に変換したタキオン粒子を右足に収束し、敵を蹴り付ける。ガタックゼクター後部に内蔵されたスイッチを3連続で押し、ゼクターホーンを一旦マスクドフォーム時の位置に戻して再び倒し、「Rider Kick」の電子発声と共に発動する。主に跳び回し蹴りを使用し、他に跳び蹴り・回し蹴りなども使用している。主に右足で放つが、最終話のみ左足で跳び蹴りを放っている。破壊力は19t。
- エクステンドライダー落とし(ライダー)
- 空中から後述のガタックエクステンダーもろとも跳び蹴りを叩き込む。破壊力は19t。
- ライダーカッティング(ライダー)
- ガタックダブルカリバーの刃先からイオンエネルギーを生成し、敵を切り裂く。ガタックダブルカリバーを鋏のように重ね、「Rider Cutting」の電子発声と共に発動する。敵を挟み込んで直接切断するパターン・エネルギー波を放出して周囲の物体を切断するパターンの2種類が存在する。後者は「ライダーキック」との併用も可能。
- ハイパーライダーキック(ハイパー)
- ハイパークロックアップした状態で飛行し、ハイパーゼクターで強化されたタキオン粒子を右足に収束して跳び回し蹴りを叩き込む。ハイパーゼクターのゼクターホーンを倒し、「Maximum Rider Power」の電子発声と共にガタックゼクターにマキシマムライダーパワーが送り込まれた後、「ライダーキック」と同様の手順で発動する。カブトと同様に劇中では「ハイパーキック」と呼称している。破壊力は30t。
- 専用ビークル
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- ガタックエクステンダー
-
- ベース車種:ホンダXR250 モタード[要出典]
- ガタック専用の特殊強化バイク。加賀美がガタックの資格者となった後、ZECTの使者によって送られ彼の愛車となる[注 16]。
- マスクドモード
- ガタックエクステンダーの第1形態。他のライダーのバイクと異なりオフロードタイプである。性能・機構はカブトエクステンダーと同様。マスクドモードの両ハンドルを内側から押し上げることでキャストオフする(同時にガタックもキャストオフが可能)。
- エクスモード
- ガタックエクステンダーの第2形態。ファンデルワールス力によって分子結合していた本体が中央部から展開し、ヒヒイロノカネ製の挟撃棒・エクスアームが車体内部から突き出る。ガタックに連動してクロックアップ可能。飛行能力を持ち、サーフボードに乗るような形で搭乗したガタックの意思を電気信号で知覚して操縦される。
- スペック
名称 全長 全幅 全高 最高時速 乗車定員 マスクドモード 2100mm 770mm 1350mm 410km/h 2名 エクスモード 3230mm 1850mm 610mm 700km/h(通常時間時)
ホッパータイプ
- 身長:192cm
- 体重:93kg
- パンチ力:3t
- キック力:6.5t
- ジャンプ力:ひと跳び39m(ライダージャンプ時)
- 走力:100mを5.6秒
地獄兄弟(矢車想〈キックホッパー〉、影山瞬〈パンチホッパー〉)が変身するマスクドライダー。モチーフはショウリョウバッタ。ホッパータイプの名称は『仮面ライダーカブト超全集』より[6]。
このシステムは極秘裏に開発され、当初はZECTのトップに次ぐ地位である三島さえも存在を知らなかった。マスクドフォームを持たず、変身すると最初からライダーフォームの状態となる他、1つのゼクターによって1人の装着者がパンチ・キックどちらの戦闘形態にも選択的に変身可能なリバーシブルの変身機構となっている[注 17]など、他のライダーシステムとは異なる部分が多く存在する。劇中でクロックアップを使用することは無いが、設定上は使用可能で[9]、PS2版・クライマックスヒーローズシリーズで使用可能 。 矢車が2機所持していたが、誰に渡されたのか・どこで手に入れたのかについて劇中では描かれていない。カブト・ガタックに秘密裏に搭載された「赤い靴」とは別系統の対ネイティブの極秘兵器という説が超全集で紹介され[6]、設定では加賀美陸に渡されたことになっている。また他のゼクターをネイティブがコントロール可能なことから、ホッパーゼクターは人間の資格者にしか従わないようになっている。
- ツール
- 設定上は専用のマシンゼクトロンを持つが劇中未使用[10]。
- ホッパーゼクター
- バッタ型昆虫コア。イオンエンジンを噴射して跳躍移動し、ジョウントも可能。電子音声はガタックゼクターよりもエコーが強い。同型の物が2機存在し、緑・茶色の2つの面のどちらを表にするかで異なる形態となるリバーシブル構造となっている。緑色面を表にした場合はキックホッパーに、茶色面を表にした場合はパンチホッパーに変身する。
- ゼクトバックル
- キックホッパー・パンチホッパーの変身ツール。ザビー・ドレイク・サソードが装着している物と同型であるがホッパーの場合は最初から実体化しており、バックル部を展開させてホッパーゼクターを乗せるようにセットすることで変身する。ライダーベルトと同様に出現・装着過程は不明。
仮面ライダーキックホッパー
矢車想が変身するマスクドライダー。基本カラーは茶色、複眼の色は白。変身直後に「Change Kick Hopper」の電子音声が発声される。ネーミングは初代仮面ライダーの仮題である「仮面ライダーホッパーキング」からである。綴りは「KICK HOPPER」。
左脚側面にはゼクターと連動して力の解放を助長するバッタの脚の形をした特殊兵装・アンカージャッキが装備されており、キック力に関して全マスクドライダーシステムの中でも非常に高く、名称通りの多彩な蹴り技を主体とする格闘戦を得意とする。
- 必殺技
-
- ライダーキック
- 波動に変換したタキオン粒子を左足に収束して前蹴りを叩き込む。ホッパーゼクターの脚部を倒し、「Rider Jump」の電子音声と共に空中高く跳躍する「ライダージャンプ」を発動後、再び元の位置に戻すことで発動する。他に複数のワームに対して蹴りを叩き込んだ反動を利用して跳躍を繰り返し次々と蹴り続けるパターン・上記のライダージャンプの跳躍力を逆に利用して敵を上空に蹴り飛ばし、落ちて来た所に横蹴りを叩き込むパターンも存在する。破壊力は20t。
仮面ライダーパンチホッパー
影山瞬が変身するマスクドライダー。基本カラーは緑、複眼の色は赤。変身直後に「Change Punch Hopper」の電子音声が発声される。綴りは「PUNCH HOPPER」。
右腕側面にはキックホッパーの物と同型のアンカージャッキが装備されており、大振りのパンチを主体とする格闘戦を得意とする。
- 必殺技
-
- ライダーパンチ
- 波動に変換したタキオン粒子を右腕に収束してパンチを叩き込む。手順はキックホッパーと同様。破壊力は19t。
仮面ライダーダークカブト
青柳和良が変身するマスクドライダー。カブトとそっくりに製作された試作型でもある[11]。モチーフはカブトムシ(マスクドフォームは蛹)。基本カラーは紫、複眼の色は緑。綴りは「DARK KABUTO」。
姿形・戦闘スペックはカブトと同様だが、青柳和良の闘争心に由来してカブトと互角かそれ以上の戦闘能力を発揮し、カブトと同様の戦法を得意とする。
- フォーム
-
- マスクドフォーム
- ダークカブトの第1形態。複眼以外のカラーリングはカブトと同様。
- ライダーフォーム
- ダークカブトの第2形態にして基本形態。造型はカブトと同型だが、基本カラーが異なる上に頭部・上半身装甲に基板のような青い模様がある。
- 『ディケイド』ではマスクドフォームを経ずに直接変身する。
- スペック
名称 身長 体重 パンチ力 キック力 ジャンプ力(ひと跳び) 走力(100m) マスクドフォーム 190cm 132kg 8t 10t 20m 8.9秒 ライダーフォーム 195cm 95kg 3t 7t 37m 5.8秒
- ツール
-
- ダークカブトゼクター
- カブトムシ型昆虫コア。造型はカブトゼクターと同一だが配色が異なる。
- ライダーベルト
- ダークカブトの変身ツール。カブト・ガタックの物と同様だが配色が異なる。出現・装着過程は不明。
- ゼクトクナイガン
- ダークカブトが標準携行している万能武器。劇場版でケタロス・ヘラクスが使用する物と同機種。出現過程は不明。
- 必殺技
-
- ダークライダーキック
- 手順・破壊力共にカブトの「ライダーキック」と同様。バリエーションとして、跳び蹴り・回し蹴り・かかと落としからの踏み付け(PS2版)などがある。
- 専用ビークル
-
- ダークエクステンダー
- ダークカブト専用特殊強化バイク。劇中未使用で、PS2版のOPにのみ登場。造型はカブトエクステンダーと同一だが色は水色が基調。
ワーム
隕石に内包されて地球に飛来した地球外生命体であり、地球上に棲息する虫・甲殻類に似た外観・特性を持つ。高度な知性と後述する特殊な形態・能力を駆使し、密かに人間を殺害しながら繁殖し続けている。
渋谷隕石に内包されて地球に侵入したワームは基本的には組織ではなく個体の寄り集まりに過ぎず、各々が人間社会に潜り込むため好き勝手に人間を殺戮している。しかし中にはワーム全体の繁栄のため、多数のワームを従えグループを形成し活動する者も存在する。劇中ではウカワーム(間宮麗奈)やカッシスワーム(乃木怜治)がワーム軍団を率いていた。余談だが、生物学的な分類を絞ったため、ライダーシリーズとして本作品で初めて採用されたモチーフの生物も多い[注 18]。
能力
- 擬態(ドッペルゲンガー)能力
- 姿を人間そっくりに変えることで人間に擬態する。相手を視認するだけで衣服や所持品、記憶までも引き継ぐことが可能で、怪しまれることなく元の人間と入れ替わることができる。
- 人間態とワーム態は自分の意思で使い分けることが可能で、意思や性格については大抵はオリジナルのそれを装うが、ワーム本来の性格を表出させる場合もある。また、スコルピオワームの様に擬態の際に自分がワームであることを忘れ人間だと信じ込む者もいる。
- 極度のダメージを受けると擬態を維持することが困難になるほか、ZECTが開発したアンチミミック弾の煙幕を吸うと一時的に擬態が解ける。
- 超高速移動(クロックアップ)能力
- 脱皮して成虫体となったワームはクロックアップが可能となる。クロックアップ状態に入った存在はタキオン粒子の流れる目でなければ視認不能となり、超高速で人間を襲うため、マスクドライダーシステムを装着した者でなければ倒すことは極めて困難である。
その他、対ワーム以外の端末は誤作動を起こし[12]、当初は擬態したワームの体温が人間より低かったためサーモグラフィーで擬態を見破れたが[13]中盤からはZECTであってもアンチミミック弾が無ければ看破出来なくなっている[14]。
形態
- サナギ体
-
- 身長:212 - cm / 体重:124 - kg
- 第1形態。通常兵器でも倒すことは可能。体色は緑色(成虫体になる直前は茶色)の通常種の他、『ミューテーションサリス』[15] と呼ばれる通常種よりも外殻が固くクロックアップした物体を視認可能な白い突然変異体が少数存在する[16][注 19]。ゼクトルーパー程度は一撃で倒す。脱皮時には384ケルビン(110.85℃)以上の熱や重力変動を発生させる[21]。
- 作品中では従来のライダーシリーズでの「戦闘員」に近い存在として扱われることが多い。
- デザイン画などでは「SALIS」(サリス)と呼称される[注 20]。
- 『仮面ライダーオーズ/OOO』第28話(ライダーシリーズ通算1000回記念話)では元ショッカー戦闘員・千堂院の欲望から生み出された戦闘員軍団に混じって登場した。正体はヤミー(『オーズ』の怪人)。
- 成虫体
- サナギ体から脱皮した第2形態。サナギ体と違い体色や形状は多彩。戦闘の際には護衛役としてサナギ体の群れを従えることもある。一部は酸や毒霧、エネルギー攻撃や触手などの飛び道具を備えるが、殆どの場合はクロックアップ(後述)で翻弄した相手に外骨格が肥大化した両腕を叩きつける格闘戦を行う者が多く、ジオフィリドワームを除けば武器を手持ちで戦う怪人は登場しなかった。
- 体のどこかに髑髏の意匠を持つ。これはデザイナー曰く「擬態する人間の遺伝子情報がエラーとして現出された」感の表現である。ただし、これは公式な設定では無く、また同時に「本当はドクロ好きなだけです」とも述べている[15]。ちなみに、平成ライダーシリーズの恒例事項として古いエピソードに登場した怪人のスーツを改造して新たな怪人用に再塗装することが多々あるが、今回はこの『カブト』に限定されず、一部は同じクリーチャーデザイナーが2年前に手がけた『仮面ライダー剣』のアンデッドの使い回しもあり、一部の具体的な素体はイラストワークスで述べている。
- 主なワーム
-
- スコルピオワーム
- ウカワーム
- カッシスワーム
- 「仮面ライダーカブトの登場人物」を参照
ネイティブ
- 身長:242 - cm / 体重:132 - kg
35年前に隕石に内包されて地球に侵入した別種のワーム。渋谷隕石に内包されて侵入したワームとは敵対関係にあり、命を狙われている。
地球に到達した当時、近い未来に敵対するワームが地球に侵入することを予期したネイティブは人類と接触。自分達の身を守るため人類と手を組み、彼らと共にZECTを結成。キャストオフやクロックアップといった自らの生体構造を提供してマスクドライダーシステムの開発を促す代わりに、システムを装着した人間に自分達を守ってもらうという契約を交わした。人類との共存を望む者もいるが、根岸ら上層部の者達は人間に成り代わり自分達が地球の支配種となるべく、地球到達時より密かに計画を練り遂行していた。ZECT結成後、長らく公には姿を見せなくなるが、この間にも人工的に人間をネイティブに変貌させる研究や、武装の開発を行っていた。成虫体はひよりことシシーラワームと三島がワーム化したグリラスワームのみ確認できる。
- シシーラワーム
- グリラスワーム
劇場版では、このネイティブと同じ頭部に巨大なツノが生えている形状をしたものが隕石に内包されて現れた敵であり、「ワーム」として扱われる。
クロックアップ
全身を駆け巡るタキオン粒子によって、時間流を自在に行動可能になる[22]超高速の特殊移動方法。各ライダーフォーム・ワーム成虫体が持つ能力である。ライダーの場合は腰部のベルトにあるスイッチに触れる事で、ワームの場合は自らの意思で発動する。スイッチはバックル中心部の両脇にあり、ライダーベルトのカブト・ガタック・ダークカブトはプッシュ式のスラップスイッチ、ゼクトバックルの他ライダーはスライド式のトレーススイッチである。
クロックアップの特徴
- タキオン粒子の流れる目でなければ視認する事は不可能[23]。
- ライダー・ワーム側から見れば、クロップアップ中は自分達以外の時間がほぼ止まっているに等しい。
- 長時間のクロックアップは装着者に負担が掛かるため、ゼクターが自動的にあるいはライダー自ら解除する(数秒 - 約1分)。ライダー・カブトエクステンダーはクロックアップ発動時には「Clock Up」、解除時には「Clock Over」の電子音声が発声される[注 21]。
- クロックアップが解除された後に再度クロックアップを発動する事で、連続してクロックアップ可能。
長時間のクロックアップが装着者にどの様な負担を掛けるのかは説明されていない。
カッシスワームは事実上時を止める程に素早いクロックアップ・「フリーズ」を発動可能。「フリーズ」を使用した存在にとっては、クロックアップ・ハイパークロックアップした存在も停止しているのと全く変わらない。
また『仮面ライダーディケイド』及び『仮面ライダーウィザード』第52話においては、類似能力である『仮面ライダー555』のファイズ アクセルフォームと拮抗する描写で演出された。ただし、『仮面ライダーディケイド』は「リ・イマジネーション」として構築されており、オリジナルシリーズの再現ではないと梶淳プロデューサーが述べている[24]。
クロックアップの演出
- クロックアップの演出の例
- 降り注ぐ雨の中 → 空中に漂う水滴の中を移動するとその場所だけ水滴が弾き飛ばされる。
- 走行中の車の上 → 止まっている車の上の様に戦える。
- 発射された銃弾の移動速度が瞬間的に落ちる。
- クロックオーバー後の描写
- クロックアップ前に転がったボウリングのボール → クロックオーバーした瞬間にストライク
- クロックアップ中になぎ倒された林 → クロックオーバー後に一気に倒れる
- クロックアップ中に破壊されたブロック → クロックオーバー後に崩れ落ちる
また本編ではコメディ部分に使用される事が無かったが、番組終了後のミニドラマでは天道がババ抜きで加賀美の手札を見るためだけに使用している。なおプロデューサーは「(美しそうだから)炎の中でのクロックアップが見たい」と希望しており、それに絡んで隕石・ロケットといった宇宙的要素を含め劇場版の基盤も出来たが、そのシチュエーションで戦うシーンは作られなかった。
ハイパークロックアップ
ハイパーフォーム・ハイパークロックアップ形態時に使用可能な、クロックアップの数十倍のスピードで移動・活動可能な特殊移動方法。速さでは「フリーズ」に及ばないが、現在・過去・未来・異空間を自由・思いのままに行き来する事も可能。ハイパーゼクターのスラップスイッチを押す事で発動する。
クロックアップと同様に制限時間があり、発動時には「Hyper Clock Up」、解除時には「Hyper Clock Over」とそれぞれ発声される。ハイパークロックアップした視点からは、クロックアップした物体もスローで視認される。
ZECT(ゼクト)
ワームから人類を守るための組織。ネイティブをワームから守るための組織でもある。物語開始から35年前、ネイティブにワームの襲来を予言された加賀美陸により設立された。超法規的な権限を持つ。ゼクターやライダーベルトなどはこの組織が開発している。
隊員は任務や出動要請がない際は一般人と同様の生活をしており、表向きの役職とZECTとしての勤務を両立した日々を過ごしている。無論、臨時に備えての装備も支給されており、ペン型銃身とライター型マガジン・グリップを組み合わせて用いる小型自動拳銃ZECTガンもその一つである。
組織の全容は徹底的な秘密主義により秘匿されており、ZECTメンバーでさえ全貌を把握することができない。これはZECT内部に擬態したワームが侵入することを防止するため」とされる(実際に劇中ではワームの侵入により犠牲者を出すことがある)。また、人事面では実力主義を採用しており、実力を評価されれば一般隊員はもちろん、入隊して日の浅い者でもすぐ高い地位に立つことが可能である。代わりに任務の失敗が積み重なると降格・追放される他、地位相応の力がないと判断された上官は、部下に見限られることもある。表向きは「ワーム根絶・人類保護」を掲げているが、実際は人命はあまり重視されず、ワーム一掃のためなら人質を用いて脅迫したり、犠牲者が出ることを前提とした作戦を行うこともある。
組織構成は名目上のトップは陸だが、それより上に評議会という最高意思決定集団が存在し、組織の最終決定は彼らにより下される。評議会のメンバーは全員ネイティブである。この他、陸を補佐する三島正人と実際にワームを調査・掃討する複数のチームなどで構成される。また、本部の決定を絶対視する反面、各チームが自由裁量で活動するケースも多く見られ、結果的にチームごとの連携が悪くなることもある。登場したチームは田所が指揮をとる田所チーム、東省吾が指揮を執る東チーム、ザビー資格者が指揮を執る精鋭ゼクトルーパー部隊シャドウ、天道がリーダーで副官を高鳥蓮華が務めた天道チーム。
ゼクトルーパー
- 身長:170 - 190cm / 体重:70 - 90kg
ZECTの汎用戦闘員(またはこれらの総称)。黒ずくめのヘルメット・フルフェイスヘルムとユニフォームのBDU(バトルドレスユニフォーム)を纏い集団で行動する。モチーフは蟻。
- 外装
- 額のメカニカルアンテナやポインターにより自分の位置を知らせ、各部隊長やZECT指令車からの指示を受ける。ボディアーマーには鋼鉄の10倍の強度を持ち、刃物・ライフル・鉄鋼弾に対処できるスペクトラプレートを採用している。
- その後スーツは次作『仮面ライダー電王』のレオソルジャーに改造された。
- ツール
-
- マシンガンブレード
- ゼクトルーパーの共通携行武器で、装弾数3000発のホローポイント弾を内装するマズル銃。重量は9.8kg。右腕に装着して使用する。
- トリガーを引く際に任意で発射弾数を変える可変バースト機能を備えており、通常の発射速度は600発 / 分。最大射程は2000mを誇り、徹甲・炸裂・焼夷弾を装填選択することも可能。白兵戦時には、先端に内蔵された厚さ30mmの鉄板を切り裂くことができるウーツ鋼鉄製の格闘専用ブレードを展開する。劇場版では集団での一斉掃射により、ドレイクを倒す程の威力を見せた。
- 強化型マシンガンブレード[25]
- 劇中未登場。銀色になり先端に伸びるノズル部分やブレード部分が大型化している。
- ロケットランチャー
- 劇中では発煙弾や閃光弾、ワームの擬態能力を一時的に奪うアンチミミック弾を発射した。
- アントロイド[6][25]
- 劇中未登場[注 22]。特殊装備のパワーアームユニット・ガトリングユニット・フライトユニット・シールドユニットを組み合わせることで完成するアリ型のメカ。
- ガトリングユニットとシールドユニットを組み合わせることでガトリングシールドになる。劇場版にはシールドユニットが登場している。
- シャドウゼクトルーパー(ゲーム版より呼称)
- 本部直属の精鋭部隊。スーツは金色のラインが入っている。影山や潜入した天道が装着して戦闘した事もある。
- ブライトルーパー(本編では未呼称)
- ゼクトルーパー訓練生。標準カラーは白。高鳥蓮華が装着してワイヤーを使用した事もある。
作中用語
- エリアX
- 巨大隕石落下により壊滅したかつて東京渋谷区だった地帯。封鎖されており、一般人は容易に入ることはできない。その最深部はZECTとワーム双方の勢力が厳重に擬態天道総司(鉄仮面の男)を守っている。日下部ひより(シシーラワーム)が訪れた際、時空の歪みが発生し、彼女と擬態天道総司を飲み込む。
- ジョウント
- ゼクターおよびマイザーボマーが行うことのできる特殊移動方法。時空を寸断することにより、密閉空間で無い限りどこにいても資格者の意思に呼応して駆けつける。
- 出典はアルフレッド・ベスターのSF小説『虎よ、虎よ!』に登場する「ジョウント効果」。
- エリアZ
- マスクドライダー計画の中枢と呼ばれる地帯。劇中では乃木怜治(カッシスワーム)率いるワーム軍団の襲撃を受ける。田所修一に語られたのみで詳細は不明。
キャスト
レギュラー・準レギュラー
- 天道総司(日下部総司) / 仮面ライダーカブト(声)、擬態天道総司 / 仮面ライダーダークカブト(声) / ネイティブ(声) - 水嶋ヒロ
- 加賀美新 / 仮面ライダーザビー(二代目、声) / 仮面ライダーガタック(声) - 佐藤祐基
- 日下部ひより / シシーラワーム(声) - 里中唯 (1 - 33, 38, 43 - 49)
- 岬祐月 - 永田杏奈
- 天道樹花 - 奥村夏未
- 田所修一 / ネイティブ(声) - 山口祥行
- 竹宮弓子 - 西牟田恵 (3 - 49)
- 高鳥蓮華 - 手嶋ゆか(33 - 49)
- 三島正人 / 仮面ライダーザビー(声)/ グリラスワーム(声) - 弓削智久
- 加賀美陸 - 本田博太郎
- 矢車想 / 仮面ライダーザビー(初代、声) / 仮面ライダーキックホッパー(声) - 徳山秀典(7 - 13,33 - 48)
- 影山瞬 / 仮面ライダーザビー(三代目、声) / 仮面ライダーパンチホッパー(声) / ネイティブ(声) - 内山眞人(7 - 48)
- 風間大介 / 仮面ライダードレイク(声) - 加藤和樹(11 - 18,25 - 28,39,40,49)
- ゴン(高山百合子) - 神崎愛瑠(10 - 18,27,28,33,39 ,40,49)
- 神代剣(本物)、 神代剣(擬態) / 仮面ライダーサソード(声) / スコルピオワーム(声) - 山本裕典(19 - 46)
- じいや - 梅野泰靖(19 - 46)
- 間宮麗奈 / ウカワーム(声) - 三輪ひとみ(25 - 40)
- 日下部総一 - 鳴海剛 (25, 31 - 33, 47)
- 日下部さとみ - 浅野香織 (25, 31 - 33, 47)
- 乃木怜治 / カッシスワーム・ディミディウス(声) / カッシスワーム・グラディウス(声)/ カッシスワーム・クリペウス(声) - 坂口拓(41 - 46)
- 根岸 / ネイティブ(声) - 小林正寛(45 - 49)
- 7年前の天道 - ショーン・ウィーグ
- 7年前のひより - 藤井玲奈
声の出演
ゲスト
括弧内の数字は出演回
- 若い警備員 - 原田孝司(1)
- 中年の刑事 - 田村円(1)
- 青年の刑事 - 下塚恭平(1)
- ひったくり - 大林勝(1)
- カブトの資格者 - 清水友範(1,2)
- 玉井ユキ - 菊地美香(3)
- IT社長・ウエムラ - 村上幸平(3)
- 警察官 - 木内さとし(3)
- 警察官 - 城戸光晴(3)
- 加賀美亮 - 佐々木和徳(3,4)
- 添野幹男(本物)、添野幹男(擬態) / サナギ - 山田強(5,6)
- ニット帽子の男 - 堀田茂々(5)
- フード服の女性OL - 絵梨華(5)
- 警備員 - 大久保運(6)
- 新郎 - 枝川吉範(7)
- 豆腐屋の親父 - 岡田正(7,8,42)
- 医師 - 山素由湖(9)
- 合コンメンバー - 今井友香、野間れい、高木里奈、山田美由希(11)
- 奥様 - 吉川まりな(11)
- ピザ屋配達員(シャドウ隊員) - 加藤義宗(13)
- ジョギングする男(シャドウ隊員) - 高木裕喜(13)
- 本郷猛 - 黄川田将也(友情出演)(14)
- 井口浩二 - 菊地謙三郎(14)
- 若林龍宏 - モロ師岡(15,16)
- 屋台のおやじ - 湯沢勉(15,16)
- 高山順子 - 中村綾(17,18)
- ZECTの職員 - 末野卓磨、沖田裕樹(18)
- 神代美香 - 細野佑美子(19,20,26,45)
- 白バイ隊員 - 木川淳一(19)
- 警官 - 河野安郎(19)
- 宏子 - 馬場梨里杏(20)
- 主婦 - 奥田由美(20)
- 工員(マコトの父親) - 小野孝弘(21)
- アナウンサー - 下平さやか(テレビ朝日アナウンサー)(24)
- 主任刑事 - 向井恭介(25)
- デカ長 - 加藤忠可(25)
- マネージャー - 石井苗子(27)
- 相良和彦 - 松本博之(27)
- 通行人 - 芹澤興人(27)
- 亜美 - 大宮司愛磨(29)
- 料理人 - えんじ則之、垂柳敦志、田中登志哉(29)
- 田所の弟 - 勝矢(30)
- 京料理屋の大将 - 小林清秀(30)
- 江戸前鮨の大将 - 高塚玄(30)
- 大臣 - 小倉馨、津野哲郎(30)
- シャドウ - 肥野竜也(33,34)
- 樹花の友達 - 由良有里紗(34)
- 古着店 - 小島康志(34)
- 駄菓子店 - かねちくけんじ(34)
- 立川大吾 / ネイティブ / 仮面ライダードレイク(声) / 仮面ライダーサソード(声) - 中泉英雄(35,36)
- サルの客 - 後藤陽子、中村このみ(35)
- 青田 / ワーム - 椿直(37,38)
- 小林恵子 / ワーム - 鈴木かすみ(37,38)
- カスミ - 池田彩(37,38)
- 樹花の担任 - 池田花桜(37)
- 黒装束の女 - 小出ミカ(37)
- 理事長 - 角田篤(38)
- 戸塚 - 阿南健治(39,40)
- 岡村京子 - 竹中絵里(39,40)
- ネイティブ - 服部紘平(41)
- 井上 - 迫田孝也(45)
- 剣の部下 - 小川功治朗(45)
- 隊長 - 児玉貴志(47)
- ワーム - 舘昌美(48)
- 母親 - 松本朋子(48)
- ヤマト - 虎牙光揮(友情出演)(49)
- オダ - 小林且弥(友情出演)(49)
- フランス人 - Mekdachi Khalil(49)
- 女の子 - 乾真菜美(49)
- カブトゼクター(声) - 関智一(超バトルDVD)
- ガタックゼクター(声) - 遊佐浩二(超バトルDVD)
スーツアクター
- 仮面ライダーカブト[26][27]、仮面ライダーダークカブト[26] - 高岩成二
- 仮面ライダーザビー[26][28]、仮面ライダーガタック[26][29] - 伊藤慎
- 仮面ライダードレイク[26][30] - 押川善文
- 仮面ライダーサソード[26][31]、仮面ライダーダークカブト[32] - 渡辺淳
- 仮面ライダーキックホッパー[26][33][34]大岩永徳
- 仮面ライダーパンチホッパー[26][35]、ワーム[27] - 永瀬尚希
スタッフ
東映側プロデューサーに『仮面ライダーアギト』から『仮面ライダー555』を手がけた白倉伸一郎と武部直美のコンビが3年ぶりに復帰した。メインライターは、同じ白倉・武部作品の『Sh15uya』を手がけ、前作『仮面ライダー響鬼』の後半から平成ライダーシリーズに参加し、シリーズ初のメインライターとなる米村正二が務めた[36]。その他、音楽を手掛ける蓜島邦明、『555』以来のライダー復帰となる田﨑竜太や『剣』以来の長石多可男など、平成ライダーや『Sh15uya』共通のキャスト・スタッフが多数参加している[36]。
白倉プロデュース作品の多くに参加している井上敏樹をメインライターにしなかったことについて、白倉は「井上と一緒に作ると、お互いの言いたいことが解ってしまい、今までと大差ないものになりそうだから」と語っている(全体の3分の1にあたる16回は井上が担当している)。
ひよりのイラスト担当として『555』で海堂直也役を演じた唐橋充が、田﨑から直接のオファーにより起用されている[37]。
- 原作 - 石ノ森章太郎
- 連載 - テレビマガジン、てれびくん、幼稚園、めばえ、たのしい幼稚園、おともだち
- スーパーバイザー - 小野寺章(石森プロ)
- プロデュース - 梶淳(テレビ朝日)、白倉伸一郎・武部直美(東映)
- 脚本 - 米村正二、井上敏樹
- 監督 - 石田秀範、田村直己(テレビ朝日)、長石多可男、田﨑竜太、鈴村展弘、柴﨑貴行
- 音楽 - 蓜島邦明
- アクション監督 - 宮崎剛(ジャパンアクションエンタープライズ)
- 特撮監督 - 佛田洋(特撮研究所)
- 撮影 - いのくままさお、倉田幸治
- 助監督 - 柴﨑貴行、伊藤良一、山口恭平、杉原輝昭ほか
- プロデュース補 - 和佐野健一
- タイトルバック演出 - 田﨑竜太
- クリーチャーデザイン - 韮沢靖
- キャラクターデザイン - 早瀬マサト、PLEX
- 妖精デザイン - 唐橋充
- 編集 - 長田直樹
- VFXスーパーバイザー - 沖満
- 技術協力 - オーエイギャザリング → アップサイド、東映ラボ・テック、KYORITZ
- 制作協力 - 石森プロダクション(ノンクレジット)
- 制作 - テレビ朝日、東映、ADK
主題歌・挿入歌
本作品のために制作されたボーカル楽曲は劇場版含めて4曲しかなく、平成仮面ライダーシリーズ中最も少ない。
- 主題歌
-
- 「NEXT LEVEL」
- 作詞 - 藤林聖子 / 作曲・編曲 - 渡部チェル / 歌 - YU-KI (TRF)
- 最終回を除く全話においてオープニングテーマとして使用。オープニングの役名クレジットではシリーズとしては珍しく「天道総司(改行)仮面ライダーカブト」と、素顔の役名とライダーの名称とが併記されていた。
- 挿入歌
- 本作品では明確なEDテーマは存在せず、主に戦闘シーンに使われる挿入歌がEDテーマ扱いとなる。最終回でのスタッフロールではBGMが使用された。
- 「FULL FORCE」
- 作詞 - 藤林聖子 / 作曲 - nishi-ken / 編曲 - RIDER CHIPS・渡部チェル / 歌 - RIDER CHIPS
- 2話 -32話 。
- 「LORD OF THE SPEED」
- 作詞 - 藤林聖子 / 作曲 - 渡部チェル / 編曲 - RIDER CHIPS・渡部チェル / 歌 - RIDER CHIPS featuring 加賀美新(佐藤祐基)
- 33話 -46話 。
放送日程
各回にサブタイトルはなく、ここで「サブタイトル」としているものはいずれも新聞のテレビ番組欄やテレビ番組情報誌などにて表記されたものである。
登場ワームのリンク先はモチーフとなった生物である。モチーフとなった生物はテレビ朝日内公式サイトの記述[38]による。
各話終了時、映像にカブトムシの羽が交差し、映像が数枚の植物の葉により埋まる。
放送日 | 放送回 | サブタイトル | 登場ワーム | 脚本 | 監督 |
---|---|---|---|---|---|
2006年 | 1月29日1 | 最強男 |
|
米村正二 | 石田秀範 |
2月 | 5日2 | 初2段変身 | |||
2月12日 | 3 | 俺が正義!! | 田村直己 | ||
2月19日 | 4 | 愛を説く!! | |||
2月26日 | 5 | 捕獲指令!! |
|
長石多可男 | |
3月 | 5日6 | オレ様の花 | |||
3月12日 | 7 | 2号新登場 |
|
石田秀範 | |
3月19日 | 8 | 怒れる豆腐 | |||
3月26日 | 9 | 蜂の乱心!! | 田村直己 | ||
4月 | 2日10 | 友じゃねぇ | |||
4月 | 9日11 | 合コン燃ゆ | 井上敏樹 | 田﨑竜太 | |
4月16日 | 12 | 化粧千人斬 | |||
4月23日 | 13 | チーム解散 |
|
米村正二 | 長石多可男 |
4月30日 | 14 | 裏の裏の裏 |
| ||
5月 | 7日15 | 怪人名医!? |
|
井上敏樹 | 鈴村展弘 |
5月14日 | 16 | まさかの嵐 | |||
5月21日 | 17 | 甦る記憶!! |
|
田﨑竜太 | |
5月28日 | 18 | さらばゴン | |||
6月 | 4日19 | さそり富豪 |
|
長石多可男 | |
6月11日 | 20 | ねぇじいや | |||
[注 24]6月25日 | 21 | VSクワガタ | 米村正二 | 田﨑竜太 | |
7月 | 2日22 | 誕生特別編 | |||
7月 | 9日23 | 謎+謎=X |
|
田村直己 | |
7月16日| | 24 | ラーメン道 | |||
7月23日 | 25 | 驕る捜査線 |
|
長石多可男 | |
7月30日 | 26 | 激震する愛 | |||
[注 25]8月 6日 | 27 | 俺!?殺人犯 |
|
井上敏樹 | 田﨑竜太 |
8月13日 | 28 | なぜ!?絶命 |
| ||
8月20日 | 29 | 闇キッチン | 石田秀範 | ||
8月27日 | 30 | 味噌汁昇天 | |||
9月 | 3日31 | 衝撃の事実 |
|
米村正二 | 長石多可男 |
9月10日 | 32 | 解ける謎!! | |||
9月17日 | 33 | 萌える副官 |
|
田﨑竜太 | |
9月24日 | 34 | 砕け超進化 | |||
10月 | 1日35 | 地獄の兄弟 |
|
石田秀範 | |
10月 | 8日36 | 赤い靴暴走 | |||
10月15日 | 37 | 学校の怪談 |
|
長石多可男 | |
10月22日 | 38 | あぶない妹 | |||
10月29日 | 39 | 強敵黒カブ |
|
井上敏樹 | 田﨑竜太 |
[注 26]11月12日 | 40 | 最大の哀戦 | |||
11月19日 | 41 | 敗れる最強 |
|
米村正二 | 石田秀範 |
11月26日 | 42 | 最凶VS.最恐 | |||
12月 | 3日43 | 俺を狙う俺 |
|
柴﨑貴行 | |
12月10日 | 44 | 生きるとは | |||
12月17日 | 45 | Xマス激震 |
|
井上敏樹 | 長石多可男 |
12月24日 | 46 | さらば剣!! | |||
2007年 [注 27] |
1月 7日47 | 最終章突入 | ― | 米村正二 | 石田秀範 |
1月14日 | 48 | 天道死す!! |
| ||
1月21日 | 49 (FINAL) |
天の道 |
他媒体展開
映像ソフト化
- DVD
- 2006年8月4日 - 2007年7月21日にかけて、TVシリーズのDVDが東映ビデオより発売された。全12巻で各巻4話(Vol.12のみ5話)収録。本作品よりソフト販売がDVDのみの展開に一本化されたほか、それまで映像ソフト化の際にカットされていた、提供クレジットの背景映像がカットされずに収録されるようになったが、本放送で劇場版のタイアップ映像が使用された際は省略されることもある。なお、「Vol.3」の第12話のAパートのチャプター位置がずれているというミスがある[39]。
- この他、2008年7月21日発売の「石ノ森章太郎 生誕70周年 DVD-BOX」および2009年12月11日発売の「仮面ライダーディケイドVol.6」の初回生産限定版の特典として第1話が収録されている。
- Blu-ray Disc
- 2015年1月9日、3月13日、5月13日にそれぞれBOX1、BOX2、BOX3が順次発売。BOX1には「超バトルDVD 誕生!ガタックハイパーフォーム!!」が新規映像特典として収録。封入特典は3巻共通でブックレット(16P)であり、BOX1のみ初回限定特典として全巻収納BOXを同梱。
他テレビシリーズ
- 『仮面ライダーディケイド』
- 仮面ライダーカブト、ザビー、ガタック、ワームのほか、矢車想/仮面ライダーキックホッパーと影山瞬/仮面ライダーパンチホッパーが登場。
- 『仮面ライダーウィザード』
- 仮面ライダーカブトが登場。
テレビスペシャル
- 『仮面ライダーG』
- 仮面ライダーカブト、ワームが登場。
映画作品
- 『劇場版 仮面ライダーカブト GOD SPEED LOVE』
- 本作品の映画作品。2006年8月5日公開。
- 『劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー』
- 『仮面ライダーディケイド』の映画作品。仮面ライダーカブト、矢車想/仮面ライダーキックホッパー、仮面ライダーパンチホッパー、ワームが登場。
- 『仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010』
- 『仮面ライダーW』と『仮面ライダーディケイド』の映画作品。仮面ライダーカブト、ワームが登場。
- 『オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー』
- 『仮面ライダーオーズ/OOO』と『仮面ライダー電王』の映画作品。仮面ライダーカブトをはじめとする本作品の仮面ライダーとワームが登場。
- 『仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦』
- 仮面ライダーシリーズとスーパー戦隊シリーズの映画作品。仮面ライダーカブト、ワームが登場。
- 『仮面ライダー×スーパー戦隊×宇宙刑事 スーパーヒーロー大戦Z』
- 仮面ライダーシリーズとスーパー戦隊シリーズ、メタルヒーローシリーズの映画作品。仮面ライダーカブトが登場。
- 『平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊』
- 仮面ライダーシリーズとスーパー戦隊シリーズの映画作品。仮面ライダーカブトが登場。
- 『スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号』
- 仮面ライダーシリーズとスーパー戦隊シリーズの映画作品。仮面ライダーカブトが登場。
- 『仮面ライダー×スーパー戦隊 超スーパーヒーロー大戦』
- 仮面ライダーシリーズとスーパー戦隊シリーズの映画作品。仮面ライダーガタックが登場。
Webドラマ
- 『dビデオスペシャル 仮面ライダー4号』
- dビデオで配信される上記の『スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号』のスピンオフ作品。仮面ライダーサソードが登場。
オリジナルDVD
- 『仮面ライダーカブト超バトルDVD 誕生!ガタックハイパーフォーム!!』
- てれびくん応募特典DVD。DVDのみのオリジナルフォームであるガタックハイパーフォームが登場する。また本編と違い、カブトゼクターとガタックゼクターが言葉を発している。カブトとガタック以外のライダーもカブトゼクターの回想シーンに登場するが、パンチホッパーのみ登場しない。
- 構成 - 武部直美
- 監督 - 柴﨑貴行
- 『仮面ライダーディケイド 超アドベンチャーDVD 守れ!〈てれびくんの世界〉』
- 『仮面ライダーディケイド』のオリジナルDVD。仮面ライダーカブトが登場。
ネット配信
- 2012年1月16日から7月1日まで、YouTubeの「東映特撮 YouTube Official」にて全49話が配信された。
- 2013年2月17日から2014年1月19日まで、ニコニコ動画の「東映特撮ニコニコおふぃしゃる」にて配信が行われた。
小説
- 『世界の果てで君と出会う』
- DVDセル版の毎巻初回プレス限定特典として付属したライナーカードに連載された、米村正二書き下ろしの連続短編小説。
- 最終回後を舞台に、タイへと旅立ったひよりの行方を加賀美の視点で追う物語となっている。また劇場版DVDのライナーカードには、渋谷隕石の直撃当時を天道の視点で描いた短編が掲載された。
- 小説が執筆された時期に構想された最終回と、実際の最終回の内容が異なるため、一部矛盾する描写がある。
- HERO SAGA『MASKED RIDER KABUTO EDITION -since 1986-』
- 『S.I.C. HERO SAGA vol.3』の書下ろし作品。本作品以前のライダーシステム開発の経緯を描いた作品。
- HERO SAGA 『MASKED RIDER DECADE EDITION -ストロンガーの世界-』
- 『仮面ライダーディケイド』の小説作品。仮面ライダーカブトが登場。
- 『小説 仮面ライダーカブト』
- 講談社キャラクター文庫、2012年11月30日発売
- 著:米村正二 ISBN 978-4063148572
- 『世界の果てで君と出会う』(TV版・劇場版)の再録に加え、TV本編第1話と終盤のノベライズを間に挟んでいる。
- 『小説 仮面ライダーディケイド 門矢士の世界 ~レンズの中の箱庭~』
- 『仮面ライダーディケイド』の小説作品。天道総司/仮面ライダーカブトをはじめ本作品のキャラクターが登場。
ゲーム版
- 『仮面ライダーカブト』
- バンダイナムコゲームス・バンダイレーベルより2006年11月30日にPlayStation 2用の格闘アクションゲームとして発売。平成仮面ライダーシリーズは『仮面ライダークウガ』以降、番組のタイトルを冠したコンシューマーゲームが発売されるのが慣例となっていたが、ブランクを挟んで2009年に発売された『仮面ライダー クライマックスヒーローズ』以降は番組の枠を超えたライダーが集合するクロスオーバー作品にシフトしたため、単独の番組のみをテーマにした作品は発売されていない。開発は、『龍騎』以降のライダー作品ゲームを開発してきたdIGIFLOYD。販売本数は約3万本。
- テレビシリーズと劇場版に登場する全ライダー(コーカサスおよびケタロスの声は別人が担当)に加え、ガタック ハイパーフォームや一部ワームも使用可能キャラクターとして登場する。また、前作『響鬼』までとは異なり、PlayStation版『仮面ライダー』『仮面ライダーV3』におけるショッカーやゲルショッカーの戦闘員との戦闘パートと同様に3D対戦ゲームとなっており、数人同時に入り乱れての殺陣を再現している。
備考
![]() | この節に雑多な内容が羅列されています。 |
本作品に登場する天道邸の外観・玄関・廊下・階段はコルディアーレ麻布のものが利用されている。なお、リビング・キッチン・ダイニングルームは別である。
- 平成仮面ライダーシリーズを宮崎県内で放送している宮崎放送では、ローカルセールスとなった『ウルトラマンメビウス』(中部日本放送制作・TBS系列)の放送枠を確保するため、本作品のみ放送されなかった。他には、富山県と高知県で未放送である。これにより、平成仮面ライダーシリーズ内でもっとも放映ネット局の少ない作品となっている(なお最多は、これら3県でも放映された『龍騎』)。
関連項目
- オロナミンCドリンク - 『剣』より実施されたタイアップを本作品でも継続。『響鬼』と同様に本番組内でしか流れないCMも放送された。
- 鈴鹿8時間耐久ロードレース - 車両提供のホンダが『555』以降から実施しているタイアップエントリーが本作品でも実施され、「仮面ライダーカブト Honda DREAM RT」チームとして2006年夏に参加、総合6位入賞となった。
- ステーキのどん・フォルクス - 2006年12月頃から数ヶ月間にわたり、同社とのタイアップが実施され、加賀美・ガタック・カブトがCMに登場。関西/福岡地区限定で『スーパーヒーロータイム』のCM枠を中心に放送された[注 28]。
- 人生が変わる1分間の深イイ話 - 同番組の2009年5月25日放送分内にて、「子供のしつけに役立つ」として本作品の「天道語録」が紹介された。
脚注
注釈
- ^ ライダーを統一したのは某昆虫カードゲームの影響であるとデザイナーは語っている。カブトムシモチーフなのは『仮面ライダー剣』と同じであるがブレイドはヘラクレスオオカブト、カブトは甲虫と正確には異なる。なお、後述の通り厳密にはサソードのみ昆虫モチーフではない(サソリは節足動物)。
- ^ 『カブト』放送時の仮面ライダーの英語表記は「Masked Rider(マスクド・ライダー)」であった。2009年放送の『仮面ライダーW』から「Kamen Rider(カメン・ライダー)」に改められる。
- ^ 1971年4月3日は『仮面ライダー』の第1回放送日である。
- ^ 天道がライダーベルトを所持していた理由については『劇場版 仮面ライダーカブト GOD SPEED LOVE』にて秘密が明かされている。
- ^ 『仮面ライダーディケイド』で本作品のライダーがキャストオフを発動した際には「Change - 」の電子音声が発声されなかった。
- ^ 『スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号』ではライダーフォームの状態で使用。
- ^ 最終話のみ通常時と同様に「ライダーキック」と呼称している。
- ^ 『仮面ライダーディケイド』に登場するカブトは展開しない。
- ^ それ以前に天道はホンダ・CBR1000RRを愛車としていた。
- ^ 『仮面ライダーディケイド』ではゼクターニードルを連射する攻撃を披露している。
- ^ その設定ゆえに出演者からも「男を簡単に乗り換える悪女」などと評された。[要出典]
- ^ 『仮面ライダーカブト超全集』では、ZECT隊員のみを資格対象とする機能が組み込まれていたのではないかと推測している[6]。
- ^ 第18話のみ跳び蹴りも使用した。
- ^ ただし擬態大介・立川大吾は左手でドレイクゼクターを使いこなしている。
- ^ ドレイクゼクターはドレイクグリップと結合した状態で飛来した。
- ^ それ以前まで加賀美はホンダXR400 モタードを愛車としていた。
- ^ ただし劇中では1人が両形態を使い分けて戦うことは無かった。
- ^ むしろ蝶など、メジャーなモチーフをデザイナーが比較的避けていたことも要因である。
- ^ 固有名はなく、媒体によっては白いワーム[17]、白ワーム[18]、ワームサナギ体(白の変種)[19]、サリス変異体[20]などと表記されている。
- ^ 元はデザイナーが「月刊ホビージャパン」において造形した「クリサリス」という作品にアレンジを加えたものであり、眼に手を入れたような顔はその名残り。なお「クリサリス」の実物写真は、このサリスの誕生秘話とともに原画集『GITAI』に収録されているが、『平成仮面ライダー怪人伝』では眼ではなく「頬に手を当てて恐怖を体現している」と説明されている。
- ^ 『仮面ライダーディケイド』で本作品のライダーがクロックアップを発動・解除した際には電子音声が発声されなかったが、例外的に『仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010』の『仮面ライダーディケイド 完結編』の冒頭でカブトが発動した際には発声されていた。
- ^ 元々はCOR(キャストオフライダー)シリーズの「COR6 ゼクトルーパー」に付属した商品。
- ^ スーツの3体は『仮面ライダー剣』に登場したダークローチの改造、その後再び『仮面ライダーディケイド』に登場したダークローチに戻された。
- ^ 6月18日は「第106回全米オープンゴルフ選手権大会」3日目放送のため休止。
- ^ 広島ホームテレビのみ、広島平和記念式典中継のため別日に振替放送。
- ^ 11月5日は「第38回全日本大学駅伝」中継のため休止。
- ^ 2006年12月31日は「やじうまプラス号外版」放送のため休止。
- ^ 内容は「ステーキのどん」でバイトをする加賀美の姿が見られる。CMは4パターン作られ、未放送地域でも特設webサイトで視聴可能だった。2007年1月より、webサイトで続編3パターン中最も視聴数の多かった「おい、カブト!篇」がTV第2弾CMとして放送された。他の2パターンも放送希望が多かったため、放送数を限定して放送した。このCMは元は加賀美役の佐藤祐基に本作品とは関係なくオファーが来たものを、「せっかくなのでカブトとガタックも出演して頂きたい」というスポンサーの意向が東映サイドにも了承され実現した。
出典
- ^ 超全集 2007, p. 2, 小野寺章「『仮面ライダーカブト』に寄せて」.
- ^ a b 宇宙船YB 2007, pp. 10、55.
- ^ “株式会社バンダイナムコホールディングス 2007年3月期(平成19年3月期)決算短信 補足資料” (PDF) (2007年5月9日). 2013年1月19日閲覧。
- ^ “株式会社バンダイナムコホールディングス 2006年3月期(平成18年3月期) 決算短信 補足資料” (PDF) (2006年5月11日). 2013年1月19日閲覧。
- ^ 株式会社ワールドフォトプレス 『フィギュア王 No.108』
- ^ a b c d e f g h 超全集 2007, p. 64.
- ^ a b c d 超全集 2007, p. 61.
- ^ 超全集 2007, pp. 35,64.
- ^ 超全集 2007, p. 62.
- ^ 超全集 2007, p. 35.
- ^ 超全集 2007, p. 29.
- ^ 第1話、第21話
- ^ 第5話、エピラクナワーム
- ^ 第28話
- ^ a b 韮澤靖『仮面ライダーカブト韮沢靖ワームワークスGITAI』メディアファクトリー、2007年。ISBN 978-4-8401-2071-5。
- ^ 第14話
- ^ “テレビ朝日 仮面ライダーカブト ワームファイル”. 2013年11月17日閲覧。
- ^ 超全集 2007, p. 37.
- ^ 超全集 2007, p. 66.
- ^ 宇宙船YB 2007, p. 13.
- ^ 第1話
- ^ マスクドライダーデータブック ライダーフォーム ライダーフォーム
- ^ マスクドライダーデータブック ライダーフォーム コンパウンドアイ
- ^ “目指すは100年紀!平成仮面ライダー10周年記念番組『仮面ライダーディケイド』制作発表! | 東映[テレビ]”. 2015年3月22日閲覧。
- ^ a b 『小学館スペシャル11月号増刊 THE仮面ライダーAUTUMN』、2013年10月17日、P.77
- ^ a b c d e f g h 超全集 2007, p. 66
- ^ a b “スーツアクター・高岩成二さん”. 仮面ライダーカブト(東映公式) (2006年2月12日). 2011年4月29日閲覧。
- ^ “徳山秀典さんミニインタビュー”. 仮面ライダーカブト(東映公式) (2006年3月26日). 2011年4月29日閲覧。
- ^ 東映公式「雑誌発売情報」
- ^ “押川《ドレイク》善文さんの悲哀?”. 仮面ライダーカブト(東映公式) (2006年4月30日). 2011年4月29日閲覧。
- ^ “KABUTO Interview「第19回 山本裕典(仮面ライダーサソード・神代剣役)」”. 東映ヒーローネット (2006年). 2011年4月29日閲覧。
- ^ 『ネット版 仮面ライダーディケイド オールライダー超スピンオフ』第16話「どれだ! 渡辺淳 チャイルドXの正体は?」より。
- ^ 「LIST OF WORKS 永徳」『JAE NAKED HERO』太田出版、2010年3月8日、93頁頁。ISBN 978-4-7783-1210-7。
- ^ “人気急上昇?! キックホッパースーツアクター・JAE大岩永徳さんに聞いてみました”. 仮面ライダーカブト(東映公式) (2006年10月8日). 2011年4月29日閲覧。
- ^ アニカンコラム「永瀬尚希profile
- ^ a b 宇宙船YB 2007, p. 55
- ^ 超全集 2007, p. 3.
- ^ テレビ朝日内公式サイト
- ^ “DVD 仮面ライダーカブト 特集”. 2014年9月9日閲覧。
参考文献
- 丸澤滋・中門努(てれびくん編集部)編『仮面ライダーカブト超全集』小学館〈てれびくんデラックス愛蔵版〉、2007年。ISBN 978-4-09-105115-8。
- 『宇宙船YEAR BOOK 2007』朝日ソノラマ〈ソノラマMOOK〉、2007年4月20日。ISBN 978-4-257-13096-3。
外部リンク
- テレビ朝日内公式サイト - ウェイバックマシン(2009年3月16日アーカイブ分)
- 東映内公式サイト - ウェイバックマシン(2008年4月2日アーカイブ分)
- ゲーム版公式サイト
- DVD 仮面ライダーカブト特集 - 東映ビデオ内のページ - ウェイバックマシン(2007年8月16日アーカイブ分)
テレビ朝日系列 日曜8:00 - 8:30 (スーパーヒーロータイム第2枠) |
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