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[[化学発光]]の演示実験で、蛍光発光剤として用いられる。
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テトラセンは[[有機半導体]]のひとつで、有機[[電界効果トランジスタ]] (OFET)、[[有機エレクトロルミネッセンス]] (OLED) の材料として利用される。OLEDの場合には発光させるための色素として微量ドープされるまた初の単層で光る発光性薄膜有機トランジスタの活性層として使われた
テトラセンは[[有機半導体]]のひとつで、有機[[電界効果トランジスタ]] (OFET)、[[有機エレクトロルミネッセンス]] (OLED) の材料として利用される。OLEDの場合には発光させるための色素として微量ドープされるまた初の単層で光る発光性薄膜有機トランジスタの活性層として使われた

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2021年3月13日 (土) 07:12時点における最新版

テトラセン
tetracene
テトラセン
IUPAC名テトラセン(許容慣用名)
別名ナフタセン
分子式C18H12
分子量228.29
CAS登録番号92-24-0
形状淡黄色固体
密度1.35 g/cm3, 固体
融点357 °C
SMILESc34cc2cc1ccccc1cc2cc3cccc4

テトラセン (tetracene) は、有機化合物の一種。ベンゼン環が直線上に縮合して連なった構造を持つ芳香族炭化水素アセン類のひとつで、テトラセンは4環からなる。淡黄色の固体。

化学発光の演示実験で、蛍光発光剤として用いられる。

テトラセンは有機半導体のひとつで、有機電界効果トランジスタ (OFET)、有機エレクトロルミネッセンス (OLED) の材料として利用される。OLEDの場合には発光させるための色素として微量ドープされる。また、初の単層で光る発光性薄膜有機トランジスタの活性層として使われた。