「八専」の版間の差分
表示
削除された内容 追加された内容
編集の要約なし |
タグ: Refタグつき記述の除去 |
||
(3人の利用者による、間の8版が非表示) | |||
1行目: | 1行目: | ||
'''八専'''(はっせん)とは、[[選日]]の一つ。 |
|||
⚫ | |||
⚫ | 日の[[干支]]が[[壬子]]([[甲子]]から数えて49番目)から[[癸亥]](同60番目)の間の12日間の中に干支共に同じ五行となる物が壬子、甲寅、乙卯、丁巳、己未、庚申、辛酉、癸亥と、8日あるために八専と総称されている。[[十干]]と[[十二支]]に[[五行思想|五行]]を割り当てると、干支の気が重なる日が全部で12日ある。そのうち8日が壬子から癸亥までの12日間に集中している<ref>残る4日は[[戊辰]](甲子から数えて5番目、土土)、[[己丑]](同26番目、土土)、[[戊戌]](同35番目、土土)、[[丙午]](同43番目、火火)である。</ref>ため、この期間は特別な期間であると考えられるようになった。同気が重なることを「専一」と言い、それが8日あることから「八専」と言う。八専の期間には同気の重ならない日が4日あり、これを「八専の'''間日'''(まび)」と言う。八専のうち間日を除く8日間は同気が重なる([[五行思想#比和(ひわ)|比和]])ことから吉はますます吉となり、凶はますます凶となるとされた。しかしその後、凶の性質のみが強調されるようになった。現在では何事も上手く行かない凶日とされている。間日は[[十方暮]]とは異なり、八専の影響は受けないとされている。 |
||
{| class="wikitable" |
{| class="wikitable" |
||
64行目: | 66行目: | ||
== 脚注 == |
== 脚注 == |
||
{{脚注ヘルプ}} |
|||
<references /> |
|||
{{Reflist}} |
|||
==参考文献== |
==参考文献== |
||
*{{Cite book|和書 |
*{{Cite book|和書 |
||
|author = 岡田芳朗 |
|author = [[岡田芳朗]]、[[阿久根末忠]] |
||
|year = 1993 |
|year = 1993 |
||
|title = 現代こよみ読み解き事典 |
|title = 現代こよみ読み解き事典 |
||
75行目: | 78行目: | ||
}} |
}} |
||
{{Normdaten}} |
|||
⚫ | |||
{{DEFAULTSORT:はつせん}} |
|||
[[Category:名数8|せん]] |
[[Category:名数8|せん]] |
||
[[Category:暦法]] |
|||
[[Category:占星術]] |
|||
[[Category:占い]] |
|||
[[Category:術数学]] |
|||
[[Category:陰陽道]] |
|||
⚫ |
2021年12月3日 (金) 10:32時点における最新版
八専(はっせん)とは、選日の一つ。
日の干支が壬子(甲子から数えて49番目)から癸亥(同60番目)の間の12日間の中に干支共に同じ五行となる物が壬子、甲寅、乙卯、丁巳、己未、庚申、辛酉、癸亥と、8日あるために八専と総称されている。十干と十二支に五行を割り当てると、干支の気が重なる日が全部で12日ある。そのうち8日が壬子から癸亥までの12日間に集中している[1]ため、この期間は特別な期間であると考えられるようになった。同気が重なることを「専一」と言い、それが8日あることから「八専」と言う。八専の期間には同気の重ならない日が4日あり、これを「八専の間日(まび)」と言う。八専のうち間日を除く8日間は同気が重なる(比和)ことから吉はますます吉となり、凶はますます凶となるとされた。しかしその後、凶の性質のみが強調されるようになった。現在では何事も上手く行かない凶日とされている。間日は十方暮とは異なり、八専の影響は受けないとされている。
49 | 壬子 | 水水 | |
50 | 癸丑 | 水土 | 間日 |
51 | 甲寅 | 木木 | |
52 | 乙卯 | 木木 | |
53 | 丙辰 | 火土 | 間日 |
54 | 丁巳 | 火火 | |
55 | 戊午 | 土火 | 間日 |
56 | 己未 | 土土 | |
57 | 庚申 | 金金 | |
58 | 辛酉 | 金金 | |
59 | 壬戌 | 水土 | 間日 |
60 | 癸亥 | 水水 |
脚注[編集]
参考文献[編集]
- 岡田芳朗、阿久根末忠『現代こよみ読み解き事典』柏書房、1993年。ISBN 4-7601-0951-X。