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「国鉄ホラ1形貨車」の版間の差分

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== 概要 ==
== 概要 ==
本形式は、[[1960年]](昭和35年)1月30日に、[[日本車輌製造]]にて18両(ホラ1 - ホラ18)が製造された[[セメント]]専用の 17[[トン|t]] 積の[[私有貨車]]である。
本形式は、[[1960年]](昭和35年)1月30日に、[[日本車輌製造]]にて18両(ホラ1 - ホラ18)が製造された[[セメント]]専用の 17 [[トン|t]] 積の[[私有貨車]]である。


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私有貨車で「ホラ」(積載重量 17 t - 19 t のホッパ車)を名のる形式は本形式のみで、国鉄貨車を含めても他に[[国鉄ホラ100形貨車|ホラ100形]]があるのみである。


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外観は[[国鉄セラ1形貨車|セラ1形]]に屋根を取り付けたものであり、荷役方式は上入れ・底開き式下出しである。
外観は[[国鉄セラ1形貨車|セラ1形]]に屋根を取り付けたものであり、荷役方式は上入れ・底開き式下出しである。


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== 関連項目 ==
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2022年1月22日 (土) 09:24時点における最新版

国鉄ホラ1形貨車
基本情報
車種 ホッパ車
運用者 日本国有鉄道
所有者 麻生産業→麻生セメント→三井鉱山
製造所 日本車輌製造
製造年 1960年(昭和35年)
製造数 18両
消滅 1981年(昭和56年)
常備駅 船尾駅
主要諸元
車体色 +黄1号
専用種別 セメント
化成品分類番号 なし
軌間 1,067 mm
全長 6,300 mm
全幅 2,557 mm
全高 3,210 mm
ホッパ材質 普通鋼一般構造用圧延鋼材
荷重 17 t
実容積 14.2 m3
自重 9.7 t
換算両数 積車 2.6
換算両数 空車 1.0
走り装置 一段リンク式
車輪径 860 mm
軸距 3,600 mm
最高速度 65 km/h
テンプレートを表示

国鉄ホラ1形貨車(こくてつホラ1がたかしゃ)は、かつて日本国有鉄道(国鉄)に在籍したホッパ車である。

概要

[編集]

本形式は、1960年(昭和35年)1月30日に、日本車輌製造にて18両(ホラ1 - ホラ18)が製造されたセメント専用の 17 t 積の私有貨車である。

私有貨車で「ホラ」(積載重量 17 t - 19 t のホッパ車)を名のる形式は本形式のみで、国鉄貨車を含めても他にホラ100形があるのみである。

所有者は麻生産業の1社のみであり、船尾駅を常備駅として北九州地区にて運用された。社名はその後麻生セメントに変わり、1967年(昭和42年)2月4日に名義変更された。

車体塗色はで、1968年(昭和43年)10月1日ダイヤ改正では高速化不適格車とされて、速度指定65 km/hの「ロ」車となり記号は「ホラ」と標記され、識別のため黄色(黄1号)の帯を巻いた。

1974年(昭和49年)5月14日に、18両全車が三井鉱山へ名義変更された。

外観はセラ1形に屋根を取り付けたものであり、荷役方式は上入れ・底開き式下出しである。

全長は6,300 mm、全幅は2,557 mm、全高は3,210 mm、軸距は3,600 mm、実容積は14.2 m3、自重は9.7 tで、換算両数は積車2.6、空車1.0である。

1981年(昭和56年)1月26日に、18両全車が一斉に廃車となり形式消滅した。廃車後、三井鉱山三池港務所にて使用されていた。

参考文献

[編集]
  • 鉄道公報
  • 『日本の貨車-技術発達史-』(貨車技術発達史編纂委員会編著、社団法人 日本鉄道車輌工業会刊、2008年)
  • 吉岡心平『RM LIBRARY 140 有蓋ホッパ車のすべて(上)』(ネコ・パブリッシング、2011年)ISBN 978-4-7770-5306-3

関連項目

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