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'''ショーン・マイケル・マーカム'''(Shaun Michael Marcum, [[1981年]][[12月14日]] - )は、[[アメリカ合衆国]][[ミズーリ州]][[カンザスシティ (ミズーリ州)|カンザスシティ]]出身の[[野球選手]]。[[投手]]、右投右打。[[メジャーリーグベースボール|MLB]][[ニューヨーク・メッツ]]に所属している
'''ショーン・ミカル・マーカム'''('''Shaun Michal Marcum''', [[1981年]][[12月14日]] - )は、[[アメリカ合衆国]][[ミズーリ州]][[カンザスシティ (ミズーリ州)|カンザスシティ]]出身の[[プロ野球選手]]。[[投手]]、右投右打。


== 経歴 ==
== 経歴 ==
=== ント・ブルージェイズ ===
=== 入りとブルージェイズ時代 ===
{{by|2003年}}に[[ドラフト会議 (MLB)|ドラフト]]3巡目(全体80位)で[[トロント・ブルージェイズ]]から指名され入。{{by|2005年}}9月6日メジャーデビュー。翌{{by|2006年}}は[[先発ローテーション]]の穴埋め的な存在ながら21試合に登板(14先発)。シーズン終盤に好投した。
{{by|2003年}}に[[2003年のMLBドラフト|MLBドラフト]]で[[トロント・ブルージェイズ]]から3巡目(全体80位)指名され、プロ。{{by|2005年}}[[9月6日]]の[[ボルチモア・オリオールズ]]戦でメジャーデビュー。翌{{by|2006年}}は[[先発ローテーション]]の穴埋め的な存在ながら21試合に登板(14先発)。シーズン終盤に好投した。


{{by|2007年}}シーズン当初は[[リリーフ]]だったが、先発投手陣の相次ぐ故障や不調から先発に回り、12勝を挙げる活躍を見せた。{{by|2008年}}も開幕からローテーションの一員として活躍していたが、8月に不振に陥りマイナー降格。9月に復帰するが、シーズン終了後に左肘の[[トミー・ジョン手術]]を受けた。
{{by|2007年}}シーズン当初は[[リリーフ]]だったが、先発投手陣の相次ぐ故障や不調から先発に回り、12勝を挙げる活躍を見せた。{{by|2008年}}も開幕からローテーションの一員として活躍していたが、8月に不振に陥りマイナー降格。9月に復帰するが、シーズン終了後に左肘の[[トミー・ジョン手術]]を受けた。


{{by|2009年}}は開幕からリハビリに専念していたが、7月にAdv-A級[[ダニーデン・ブルージェイズ|ダニーデン]]で実戦復帰を果たした。当初は8月以降のメジャー復帰を目指しているとされたが、チームが地区4位と低迷したこともあり、球団[[ゼネラルマネージャー|GM]]の[[J.P.リッチアーディ]]はマーカムに無理をさせず、2010年の復帰に向けてじっくり調整させる方針を固めたため、マイナー5試合に調整登板した時点でシーズンを終えた<ref>Jordan Bastian/MLB.com[http://mlb.mlb.com/news/article.jsp?ymd=20090811&content_id=6370650&vkey=news_mlb&fext=.jsp&c_id=mlb Marcum could finish season in Minors],bluejays.com(英語),2009年9月4日閲覧</ref>。
{{by|2009年}}は開幕からリハビリに専念していたが、7月にA+級[[ダニーデン・ブルージェイズ]]で実戦復帰を果たした。当初は8月以降のメジャー復帰を目指しているとされたが、チームが地区4位と低迷したこともあり、球団[[ゼネラルマネージャー|GM]]の[[JPリッチアーディ]]はマーカムに無理をさせず、2010年の復帰に向けてじっくり調整させる方針を固めたため、マイナー5試合に調整登板した時点でシーズンを終えた<ref>Jordan Bastian/MLB.com[http://mlb.mlb.com/news/article.jsp?ymd=20090811&content_id=6370650&vkey=news_mlb&fext=.jsp&c_id=mlb Marcum could finish season in Minors],bluejays.com(英語),2009年9月4日閲覧</ref>。


{{by|2010年}}はそれまでブルージェイズのエースを担ってきた[[ロイ・ハラデイ]]が移籍したため、彼に代わる[[開幕投手]]に指名される。好投するもなかなか勝ち星に恵まれない状況にあったが、5月2日の[[オークランド・アスレチックス|アスレチックス]]戦で7回1失点の好投で勝ち投手となり、2008年9月以来となる公式戦での勝利投手となった。最終的に自己最多の13勝を挙げ、先発登板数・投球回数・[[三振|奪三振]]・[[WHIP]]でも自己最高を更新した。
{{by|2010年}}はそれまでブルージェイズのエースを担ってきた[[ロイ・ハラデイ]]が移籍したため、彼に代わる[[開幕投手]]に指名される。好投するもなかなか勝ち星に恵まれない状況にあったが、[[5月2日]]の[[オークランド・アスレチックス]]戦で7回1失点の好投で勝ち投手となり、2008年9月以来となる公式戦での勝利投手となった。最終的に自己最多の13勝を挙げ、先発登板数・投球回数・[[三振|奪三振]]・[[WHIP]]でも自己最高を更新した。


=== ミルウォーキー・ブルワーズ ===
=== ブルワーズ時代 ===
[[File:Shaun Marcum at Miller Park, Milwaukee, Wisconsin - 20110612.jpg|thumb|ミルウォーキー・ブルワーズ時代<br />(2011年6月12日)]]
2010年シーズン終了後の12月6日、[[ブレット・ロウリー]]との[[トレード]]でミルウォーキー・ブルワーズに移籍<ref>Gregor Chisholm / MLB.com, "[http://mlb.mlb.com/news/article.jsp?ymd=20101206&content_id=16263712&c_id=mlb Blue Jays exchange Marcum for top prospect / Toronto completes deal with Brewers to acquire Lawrie]," ''MLB.com'', December 6, 2010. 2011年7月7日閲覧。</ref>。ブルワーズは主砲[[プリンス・フィルダー]]が[[フリーエージェント (プロスポーツ)|FA]]まであと1年という状況で、契約延長は予算的にほぼ不可能だったため、彼をトレードで放出するかどうか注目を集めていた。しかしブルワーズはフィルダーを放出せず、若手有望株のロウリーを放出して弱点の先発投手陣を強化したことで、{{by|2011年}}シーズンを勝ちにいく姿勢を明確にした。さらに同月19日には、[[ザック・グレインキー]]もトレードでブルワーズへ。優勝争いできるチームへの移籍を望んでいたグレインキーは当初、2010年に77勝85敗と負け越したブルワーズを移籍拒否リストに入れていたが、フィルダーを残留させマーカムを獲得したブルワーズの姿勢に考えを改め、移籍を承諾したという<ref>[[城ノ井道人]] 「グレインキーらを獲得したブルワーズの目論み 『勝算あり』」 『[[スラッガー (雑誌)|月刊スラッガー]]』2011年3月号、[[日本スポーツ企画出版社]]、2011年、[[雑誌コード|雑誌]]15509-3、36-39頁。</ref>。
2010年シーズン終了後の[[12月6日]]、[[ブレット・ロウリー]]との[[トレード]]でミルウォーキー・ブルワーズに移籍<ref>Gregor Chisholm / MLB.com, "[http://mlb.mlb.com/news/article.jsp?ymd=20101206&content_id=16263712&c_id=mlb Blue Jays exchange Marcum for top prospect / Toronto completes deal with Brewers to acquire Lawrie]," ''MLB.com'', December 6, 2010. 2011年7月7日閲覧。</ref>。ブルワーズは主砲[[プリンス・フィルダー]]が[[フリーエージェント (プロスポーツ)|FA]]まであと1年という状況で、契約延長は予算的にほぼ不可能だったため、彼をトレードで放出するかどうか注目を集めていた。しかしブルワーズはフィルダーを放出せず、若手有望株のロウリーを放出して弱点の先発投手陣を強化したことで、{{by|2011年}}シーズンを勝ちにいく姿勢を明確にした。さらに同月19日には、[[ザック・グレインキー]]もトレードでブルワーズへ。優勝争いできるチームへの移籍を望んでいたグレインキーは当初、2010年に77勝85敗と負け越したブルワーズを移籍拒否リストに入れていたが、フィルダーを残留させマーカムを獲得したブルワーズの姿勢に考えを改め、移籍を承諾したという<ref>[[城ノ井道人]] 「グレインキーらを獲得したブルワーズの目論み 『勝算あり』」 『[[スラッガー (雑誌)|月刊スラッガー]]』2011年3月号、[[日本スポーツ企画出版社]]、2011年、[[雑誌コード|雑誌]]15509-3、36-39頁。</ref>。
2011年はレギュラーシーズン33試合に登板、自身最多投球回数となる200回1/3を投げ、13勝7敗、防御率3.54で、ブルワーズ地区優勝に貢献。しかし、ポストシーズンでは先発した3試合(ディヴィジョンシリーズ1試合、リーグチャンピオンシップシリーズ2試合)でいずれも打ち込まれ、0勝3敗防御率14.90といいところが無く<ref>[http://www.baseball-reference.com/players/m/marcush01.shtml]2012年10月5日閲覧</ref>、チームも[[セントルイス・カージナルス|カージナルス]]に敗れ[[2011年のワールドシリーズ|ワールドシリーズ]]出場を逃した。
2011年はレギュラーシーズン33試合に登板、自身最多投球回数となる200回1/3を投げ、13勝7敗、防御率3.54で、ブルワーズ地区優勝に貢献。しかし、ポストシーズンでは先発した3試合(ディヴィジョンシリーズ1試合、リーグチャンピオンシップシリーズ2試合)でいずれも打ち込まれ、0勝3敗防御率14.90といいところが無く<ref>[http://www.baseball-reference.com/players/m/marcush01.shtml]2012年10月5日閲覧</ref>、チームも[[セントルイス・カージナルス]]に敗れ[[2011年のワールドシリーズ|ワールドシリーズ]]出場を逃した。


{{by|2012年}}[[10月29日]]にFAとなった。
== 投手としての特徴 ==

=== メッツ時代 ===
{{by|2013年}}[[1月30日]]に[[ニューヨーク・メッツ]]と1年400万ドルで契約<ref>[http://mlb.mlb.com/news/article.jsp?ymd=20130130&content_id=41262316&vkey=news_mlb&c_id=mlb Marcum ready to seize opportunity given by Mets]</ref>。シーズンでは14試合に登板して1勝10敗・防御率5.29で、[[7月23日]]に放出された。

=== インディアンス時代 ===
2013年[[12月16日]]に[[クリーブランド・ガーディアンズ|クリーブランド・インディアンス]]とマイナー契約を結んだ<ref>[http://www.cbssports.com/mlb/eye-on-baseball/24378179/report-indians-sign-shaun-marcum-to-minorleague-deal Indians sign Shaun Marcum to minor-league deal] CBS Sports</ref>。

{{by|2014年}}はメジャーでの登板は無く、傘下のAAA級[[コロンバス・クリッパーズ]]で8試合に登板して1勝0敗・防御率2.35だった。[[11月18日]]にマイナー契約で再契約した。

{{by|2015年}}は[[4月12日]]にメジャー昇格した<ref>{{cite news|last1=Hoynes|first1=Paul|title=Cleveland Indians put Yan Gomes on DL, promote Shaun Marcum, Austin Adams (photos)|url=http://www.cleveland.com/tribe/index.ssf/2015/04/cleveland_indians_put_yan_gome.html|accessdate=May 27, 2015|work=The Plain Dealer|date=April 12, 2015}}</ref>が、14日に[[戦力外通告#メジャーリーグ|DFA]]となった<ref>{{cite news|title=Indians bring up catcher Brett Hayes from minors|url=http://sports.espn.go.com/espn/wire?section=mlb&id=12690013|accessdate=May 27, 2015|agency=Associated Press|publisher=ESPN.com|date=April 14, 2015}}</ref>。その後、[[5月20日]]に再昇格した<ref>{{cite web|title=Indians promote RHP Shaun Marcum from Columbus; option INF Zach Walters to Columbus|url=http://m.indians.mlb.com/news/article/125553498/indians-promote-marcum-option-walters|accessdate=2015-05-27|date=2015-05-20}}</ref>。[[6月18日]]に再びDFAとなり、20日にAAA級コロンバスに配属された。

== 投球スタイル ==
{{節スタブ}}
{{節スタブ}}
直球は最速で90マイル(約145km/h)に届く程度だが、[[チェンジアップ]]、[[カーブ (球種)|カーブ]]、[[スライダー (球種)|スライダー]]、[[カット・ファスト・ボール|カッター]]を駆使する技巧派。決め球はチェンジアップ<ref>Jordan Bastian / MLB.com,[http://toronto.bluejays.mlb.com/news/article.jsp?ymd=20100311&content_id=8762558&vkey=news_tor&fext=.jsp&c_id=tor Marcum could start Opening Day],bluejays.com(英語),2010/03/12閲覧</ref>。
直球は最速で90マイル(約145km/h)に届く程度だが、[[チェンジアップ]]、[[カーブ (球種)|カーブ]]、[[スライダー (球種)|スライダー]]、[[カット・ファスト・ボール|カッター]]を駆使する技巧派。決め球はチェンジアップ<ref>Jordan Bastian / MLB.com,[http://toronto.bluejays.mlb.com/news/article.jsp?ymd=20100311&content_id=8762558&vkey=news_tor&fext=.jsp&c_id=tor Marcum could start Opening Day],bluejays.com(英語),2010/03/12閲覧</ref>。
球速の割に三振がとれ、四球も少ないためK/BBの値は高水準で、2010年のK/BBはアリーグの先発投手の中で3番目にい値と記録している。その一方でフライボーラーであるため被本塁打が多くなる傾向にあるのが課題である。
球速の割に三振がとれ、四球も少ないためK/BBの値は高水準で、2010年のK/BBはアリーグの先発投手の中で3番目にい値と記録している。その一方でフライボーラーであるため被本塁打が多くなる傾向にあるのが課題である。


== 年度別投手成績 ==
== 詳細情報 ==
=== 年度別投手成績 ===
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|-
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|}
|}
* 「-」は記録なし
* 2011年度シーズン終了時

=== 背番号 ===
* '''28''' (2005年 - 2010年)
* '''18''' (2011年 - 2012年)
* '''38''' (2013年、2015年)


== 脚注 ==
== 脚注 ==
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== 外部リンク ==
== 関連項目 ==
* [[メジャーリーグベースボールの選手一覧]]
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== 外部リンク ==
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2022年2月26日 (土) 14:19時点における最新版

ショーン・マーカム
Shaun Marcum
ニューヨーク・メッツでの現役時代
(2013年4月27日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 ミズーリ州カンザスシティ
生年月日 (1981-12-14) 1981年12月14日(42歳)
身長
体重
6' 0" =約182.9 cm
195 lb =約88.5 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2003年 ドラフト3巡目(全体80位)でトロント・ブルージェイズから指名
初出場 2005年9月6日 ボルチモア・オリオールズ
最終出場 2015年6月17日 シカゴ・カブス
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

ショーン・ミカル・マーカムShaun Michal Marcum, 1981年12月14日 - )は、アメリカ合衆国ミズーリ州カンザスシティ出身の元プロ野球選手投手、右投右打。

経歴[編集]

プロ入りとブルージェイズ時代[編集]

2003年MLBドラフトトロント・ブルージェイズから3巡目(全体80位)指名され、プロ入り。2005年9月6日ボルチモア・オリオールズ戦でメジャーデビュー。翌2006年先発ローテーションの穴埋め的な存在ながら21試合に登板(14先発)。シーズン終盤に好投した。

2007年シーズン当初はリリーフだったが、先発投手陣の相次ぐ故障や不調から先発に回り、12勝を挙げる活躍を見せた。2008年も開幕からローテーションの一員として活躍していたが、8月に不振に陥りマイナー降格。9月に復帰するが、シーズン終了後に左肘のトミー・ジョン手術を受けた。

2009年は開幕からリハビリに専念していたが、7月にA+級ダニーデン・ブルージェイズで実戦復帰を果たした。当初は8月以降のメジャー復帰を目指しているとされたが、チームが地区4位と低迷したこともあり、球団GMJ・P・リッチアーディはマーカムに無理をさせず、2010年の復帰に向けてじっくり調整させる方針を固めたため、マイナー5試合に調整登板した時点でシーズンを終えた[1]

2010年はそれまでブルージェイズのエースを担ってきたロイ・ハラデイが移籍したため、彼に代わる開幕投手に指名される。好投するもなかなか勝ち星に恵まれない状況にあったが、5月2日オークランド・アスレチックス戦で7回1失点の好投で勝ち投手となり、2008年9月以来となる公式戦での勝利投手となった。最終的に自己最多の13勝を挙げ、先発登板数・投球回数・奪三振WHIPでも自己最高を更新した。

ブルワーズ時代[編集]

ミルウォーキー・ブルワーズ時代
(2011年6月12日)

2010年シーズン終了後の12月6日ブレット・ロウリーとのトレードでミルウォーキー・ブルワーズに移籍[2]。ブルワーズは主砲プリンス・フィルダーFAまであと1年という状況で、契約延長は予算的にほぼ不可能だったため、彼をトレードで放出するかどうか注目を集めていた。しかしブルワーズはフィルダーを放出せず、若手有望株のロウリーを放出して弱点の先発投手陣を強化したことで、2011年シーズンを勝ちにいく姿勢を明確にした。さらに同月19日には、ザック・グレインキーもトレードでブルワーズへ。優勝争いできるチームへの移籍を望んでいたグレインキーは当初、2010年に77勝85敗と負け越したブルワーズを移籍拒否リストに入れていたが、フィルダーを残留させマーカムを獲得したブルワーズの姿勢に考えを改め、移籍を承諾したという[3]。 2011年はレギュラーシーズン33試合に登板、自身最多投球回数となる200回1/3を投げ、13勝7敗、防御率3.54で、ブルワーズ地区優勝に貢献。しかし、ポストシーズンでは先発した3試合(ディヴィジョンシリーズ1試合、リーグチャンピオンシップシリーズ2試合)でいずれも打ち込まれ、0勝3敗・防御率14.90といいところが無く[4]、チームもセントルイス・カージナルスに敗れワールドシリーズ出場を逃した。

2012年10月29日にFAとなった。

メッツ時代[編集]

2013年1月30日ニューヨーク・メッツと1年400万ドルで契約[5]。シーズンでは14試合に登板して1勝10敗・防御率5.29で、7月23日に放出された。

インディアンス時代[編集]

2013年12月16日クリーブランド・インディアンスとマイナー契約を結んだ[6]

2014年はメジャーでの登板は無く、傘下のAAA級コロンバス・クリッパーズで8試合に登板して1勝0敗・防御率2.35だった。11月18日にマイナー契約で再契約した。

2015年4月12日にメジャー昇格した[7]が、14日にDFAとなった[8]。その後、5月20日に再昇格した[9]6月18日に再びDFAとなり、20日にAAA級コロンバスに配属された。

投球スタイル[編集]

直球は最速で90マイル(約145km/h)に届く程度だが、チェンジアップカーブスライダーカッターを駆使する技巧派。決め球はチェンジアップ[10]。 球速の割に三振がとれ、四球も少ないためK/BBの値は高水準で、2010年のK/BBはアリーグの先発投手の中で3番目に良い値と記録している。その一方でフライボーラーであるため被本塁打が多くなる傾向にあるのが課題である。

詳細情報[編集]

年度別投手成績[編集]





















































W
H
I
P
2005 TOR 5 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 32 8.0 6 0 4 0 0 4 0 0 0 0 0.00 1.25
2006 21 14 0 0 0 3 4 0 0 .429 357 78.1 87 14 38 3 4 65 1 0 44 44 5.06 1.60
2007 38 25 0 0 0 12 6 1 1 .667 660 159.0 149 27 49 1 5 122 1 0 76 73 4.13 1.25
2008 25 25 0 0 0 9 7 0 0 .563 630 151.1 126 21 50 2 8 123 3 0 60 57 3.39 1.16
2010 31 31 1 0 0 13 8 0 0 .619 800 195.1 181 24 43 3 6 165 3 0 84 79 3.64 1.15
2011 MIL 33 33 0 0 0 13 7 0 0 .650 823 200.2 175 22 57 3 0 158 6 0 84 79 3.54 1.16
2012 21 21 0 0 0 7 4 0 0 .636 527 124.0 116 16 41 2 4 109 3 2 57 51 3.70 1.27
2013 NYM 14 12 0 0 0 1 10 0 0 .091 334 78.1 85 7 21 2 4 60 2 0 48 46 5.29 1.35
2015 CLE 7 6 0 0 0 3 2 0 0 .600 142 35.0 32 9 11 3 1 30 2 0 21 21 5.40 1.23
通算:9年 195 167 1 0 0 61 48 1 1 .560 4305 1030.0 957 140 314 19 32 836 21 2 474 450 3.93 1.23
  • 「-」は記録なし

背番号[編集]

  • 28 (2005年 - 2010年)
  • 18 (2011年 - 2012年)
  • 38 (2013年、2015年)

脚注[編集]

  1. ^ Jordan Bastian/MLB.comMarcum could finish season in Minors,bluejays.com(英語),2009年9月4日閲覧
  2. ^ Gregor Chisholm / MLB.com, "Blue Jays exchange Marcum for top prospect / Toronto completes deal with Brewers to acquire Lawrie," MLB.com, December 6, 2010. 2011年7月7日閲覧。
  3. ^ 城ノ井道人 「グレインキーらを獲得したブルワーズの目論み 『勝算あり』」 『月刊スラッガー』2011年3月号、日本スポーツ企画出版社、2011年、雑誌15509-3、36-39頁。
  4. ^ [1]2012年10月5日閲覧
  5. ^ Marcum ready to seize opportunity given by Mets
  6. ^ Indians sign Shaun Marcum to minor-league deal CBS Sports
  7. ^ Hoynes, Paul (2015年4月12日). “Cleveland Indians put Yan Gomes on DL, promote Shaun Marcum, Austin Adams (photos)”. The Plain Dealer. http://www.cleveland.com/tribe/index.ssf/2015/04/cleveland_indians_put_yan_gome.html 2015年5月27日閲覧。 
  8. ^ “Indians bring up catcher Brett Hayes from minors”. Associated Press. ESPN.com. (2015年4月14日). http://sports.espn.go.com/espn/wire?section=mlb&id=12690013 2015年5月27日閲覧。 
  9. ^ Indians promote RHP Shaun Marcum from Columbus; option INF Zach Walters to Columbus” (2015年5月20日). 2015年5月27日閲覧。
  10. ^ Jordan Bastian / MLB.com,Marcum could start Opening Day,bluejays.com(英語),2010/03/12閲覧

関連項目[編集]

外部リンク[編集]