コンテンツにスキップ

「汚れた血」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
新しいページ: ''''汚れた血'''(Mauvais sang)は1986年フランス映画レオス・カラックスが、近未来を舞台に撮ったSF系[[ノワ...'
 
外部リンク修正
 
(30人の利用者による、間の46版が非表示)
1行目: 1行目:
{{出典の明記|date=2015-09-06}}
'''汚れた血'''(Mauvais sang)は[[1986年]]の[[フランス映画]]。
{{Infobox Film
| 作品名 = 汚れた血
| 原題 = Mauvais Sang
| 画像 =
| 画像サイズ =
| 画像解説 =
| 監督 = [[レオス・カラックス]]
| 製作総指揮 =
| 製作 = アラン・ダーン、フィリップ・ディアス
| 脚本 = レオス・カラックス
| 出演者 =
| 音楽 = [[ベンジャミン・ブリテン]]
| 主題歌 = [[デヴィッド・ボウイ]] <br />『Modern Love』
| 撮影 = [[ジャン=イヴ・エスコフィエ]]
| 編集 = ネリー・ケティエ
| 配給 = {{flagicon|JPN}} [[エンターブレイン|ベストロン映画]]
| 公開 = {{flagicon|FRA}} [[1986年]]11月26日<br/>{{flagicon|JPN}} [[1988年の日本公開映画#2月|1988年]]2月6日
| 上映時間 = 116分
| 製作国 = {{FRA}}
| 言語 = [[フランス語]]
| 制作費 =
| 興行収入 =
| 前作 =
| 次作 =
}}
'''汚れた血'''』(よごれたち、''Mauvais sang'')[[1986年の映画|1986年]]の[[フランスの映画|フランス映画]]。


== 概説 ==
[[レオス・カラックス]]が、近未来を舞台に撮ったSF系[[ノワール]]風青春[[メロドラマ]]の一編。'''アレックス'''3部作の第2弾。
[[レオス・カラックス]]監督が近未来を舞台に撮った[[SF映画|SF]]系[[フィルム・ノワール]]と、主に[[メロドラマ]]を絡めた[[青春映画]]。『[[ボーイ・ミーツ・ガール (映画)|ボーイ・ミーツ・ガール]]』からはじまり『[[ポンヌフの恋人]]』へとつづく'''アレックス'''3部作の第2弾。カラックスにとっては長編では初のカラー作品。思春期の痛みや孤独、そして自由への無限大の渇望を、愛の疾走感の中に刻み付けるように強く描いた作品である。


== ストーリー ==
== スタッフ ==
* 監督・脚本:[[レオス・カラックス]]
愛の無いセックスで感染する奇病STBOが蔓延するパリ。最近虚無感と少し苛立ちを感じてるアレックス(ラヴァン)は彼女であるリーズ(デルピー)と居てても虚しさは同じだった。今の生活に嫌気がさし違う土地に行って人生をやり直したいと思ってた。そんな矢先、亡き父親の友人の中年男マルク(ピッコリ)を通してアンナ(ビノシュ)に出会うが・・・。
* 製作:アラン・ダーン、フィリップ・ディアス
* 撮影:[[ジャン=イヴ・エスコフィエ]]
* 音楽:[[ベンジャミン・ブリテン]]
* 主題歌:[[デヴィッド・ボウイ]]『[[:en:Modern Love (song)|Modern Love]]』
* 挿入歌:[[セルゲイ・プロコフィエフ]]、[[シャルル・アズナヴール]]、デヴィッド・ボウイ、[[セルジュ・レジアニ]]


== キャスト ==
* [[ドニ・ラヴァン]]:アレックス
* [[ジュリエット・ビノシュ]]:アンナ
* [[ジュリー・デルピー]]:リーズ
* [[ミシェル・ピッコリ]]:マルク
* [[セルジュ・レジアニ]]
* ミレーユ・ペリエ


== スタッフ ==
== ストーリー ==
[[愛]]の無い[[性行為|セックス]]で[[感染]]する[[レトロウイルス]]が原因の奇病「STBO」が蔓延する[[パリ]]。幼少の頃から虚無感や孤独感に生きてきた青年'''アレックス'''は、恋人'''リーズ'''といる時も虚しさは同じだった。原因不明の腹痛にも襲われながら、[[カードマジック]]で日銭を稼ぐ生活に嫌気がさしたアレックスは、人生を何とかして変えなければと考え続けていた。そんな矢先、行方知れずの父親が[[地下鉄]]の列車に轢かれ死んでしまう。アレックスの父親の友人'''マルク'''は、彼の多大な借金を背負うこととなり、STBOの[[ワクチン]]を盗み密売する作戦を考える。その作戦に必要な人材として、アレックスを見つけ出す。当初は作戦参加を渋るアレックスだったが、マルクの恋人である'''アンナ'''と出会ったことによりかつてない運命を感じ、物語は動き始める。
*監督・脚本:レオス・カラックス


== その他 ==
*製作アラン・ダーン、フィリップ・ディアス
先述の通りカラックスにとって長編初のカラーフィルム作品であり、夜のパリの色彩表現を徹底するため、名カメラマンであるエスコフィエとの緻密なテストが繰り返し行われた。本編の多くがナイトショットから構成されており、斬新な彫琢を加えている。そのため、大変な準備期間を余儀なくされた経緯がある。
*撮影[[ジャン=イヴ・エスコフィエ]]
*音楽[[ベンジャミン・ブリテン]]


== 関連項目 ==
挿入歌:[[セルゲイ・プロコフィエフ]]
* [[ポンヌフの恋人]]
*[[シャルル・アズナヴール]]
*[[デヴィッド・ボウイ]]
*セ[[ルジュ・レジアニ]]


== キャスト ==
== 外部リンク ==
* {{Allcinema title|24305}}
*[[ドニ・ラヴァン]]
* {{Kinejun title|11952}}
*[[ジュリエット・ビノシュ]]
* {{Movie Walker|mv11882}}
*[[ジュリー・デルピー]]
* {{Amg movie|132653}}
*[[ミシェル・ピッコリ]]
* {{IMDb title|0091497}}
*[[セルジュ・レジアニ]]
*[[ミレーユ・ペリエ]]


{{レオス・カラックス}}
== 関連リンク ==
{{DEFAULTSORT:よこれたち}}
{{movie-stub}}
[[Category:1986年の映画]]
[[Category:フランスのドラマ映画]]
[[Category:フランスの青春映画]]
[[Category:フランスの恋愛映画]]
[[Category:フランスの犯罪映画]]
[[Category:フィルム・ノワール]]
[[Category:レオス・カラックスの監督映画]]
[[Category:パリを舞台とした映画作品]]
[[Category:ウイルスを題材とした映画作品]]

2022年8月23日 (火) 01:00時点における最新版

汚れた血
Mauvais Sang
監督 レオス・カラックス
脚本 レオス・カラックス
製作 アラン・ダーン、フィリップ・ディアス
音楽 ベンジャミン・ブリテン
主題歌 デヴィッド・ボウイ
『Modern Love』
撮影 ジャン=イヴ・エスコフィエ
編集 ネリー・ケティエ
配給 日本の旗 ベストロン映画
公開 フランスの旗 1986年11月26日
日本の旗 1988年2月6日
上映時間 116分
製作国 フランスの旗 フランス
言語 フランス語
テンプレートを表示

汚れた血』(よごれたち、Mauvais sang)は、1986年フランス映画

概説

[編集]

レオス・カラックス監督が近未来を舞台に撮ったSFフィルム・ノワールと、主にメロドラマを絡めた青春映画。『ボーイ・ミーツ・ガール』からはじまり『ポンヌフの恋人』へとつづくアレックス3部作の第2弾。カラックスにとっては長編では初のカラー作品。思春期の痛みや孤独、そして自由への無限大の渇望を、愛の疾走感の中に刻み付けるように強く描いた作品である。

スタッフ

[編集]

キャスト

[編集]

ストーリー

[編集]

の無いセックス感染するレトロウイルスが原因の奇病「STBO」が蔓延するパリ。幼少の頃から虚無感や孤独感に生きてきた青年アレックスは、恋人リーズといる時も虚しさは同じだった。原因不明の腹痛にも襲われながら、カードマジックで日銭を稼ぐ生活に嫌気がさしたアレックスは、人生を何とかして変えなければと考え続けていた。そんな矢先、行方知れずの父親が地下鉄の列車に轢かれ死んでしまう。アレックスの父親の友人マルクは、彼の多大な借金を背負うこととなり、STBOのワクチンを盗み密売する作戦を考える。その作戦に必要な人材として、アレックスを見つけ出す。当初は作戦参加を渋るアレックスだったが、マルクの恋人であるアンナと出会ったことによりかつてない運命を感じ、物語は動き始める。

その他

[編集]

先述の通りカラックスにとって長編初のカラーフィルム作品であり、夜のパリの色彩表現を徹底するため、名カメラマンであるエスコフィエとの緻密なテストが繰り返し行われた。本編の多くがナイトショットから構成されており、斬新な彫琢を加えている。そのため、大変な準備期間を余儀なくされた経緯がある。

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]