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'''山梨県立県民文化ホール'''(やまなしけんりつけんみんぶんかホール)は、[[山梨県]][[甲府市]]寿町にある[[多目的ホール]]。アドブレーン・共立・NTT-F共同事業体が[[指定管理者]]として運営管理にあたっている<ref>[http://www.pref.yamanashi.jp/gyoukaku/shiteikanri/ichiran.html 指定管理者の導入施設一覧について]</ref>。通称・'''YCC県民文化ホール'''
'''山梨県立県民文化ホール'''(やまなしけんりつけんみんぶんかホール)は、[[山梨県]][[甲府市]]寿町にある[[多目的ホール]]。通称・'''YCC県民文化ホール'''。2009年4月1日から「アドブレーン・共立・NTT-F共同事業体が[[指定管理者]]として運営管理にあたっている<ref>[https://www.yamanashi-kbh.jp/manager.php 管理者の紹介|YCC県民文化ホール(山梨県立県民文化ホール)]</ref>


2011年4月1日から2019年3月31日までの8年間、甲府市に本社を置く宝石貴金属製造業・販売業の[https://www.colany.co.jp/ コラニー株式会社]が[[命名権]]を取得して「コラニー文化ホール」の呼称を用いた後、翌日の2019年4月1日以降は甲府市に本社を置く情報処理サービス業の[https://www.ycc.co.jp/ 株式会社 ワイ・シー・シー]が命名権を取得し「YCC県民文化ホール」の愛称が使用されている<ref name="ycc">{{Cite news|url=https://www.sankei.com/politics/news/181207/plt1812070048-n1.html|title=「コラニー」から「YCC 山梨県民文化ホールが名称変更|publisher=産経ニュース|date=2018-12-07|accessdate=2019-05-15}}</ref>。なお、YCCの命名権は2024年3月31日までの5年契約の予定で、年間スポンサー料は1,000万円とされている<ref name="ycc" />。
2011年4月1日から2019年3月31日までの8年間、甲府市に本社を置く宝石貴金属製造業・販売業の[https://www.colany.co.jp/ コラニー株式会社]が[[命名権]]を取得して「コラニー文化ホール」の呼称を用いた後、翌日の2019年4月1日以降は甲府市に本社を置く情報処理サービス業の[https://www.ycc.co.jp/ 株式会社ワイ・シー・シー]が命名権を取得し「YCC県民文化ホール」の愛称が使用されている<ref name="ycc">{{Cite news|url=https://www.sankei.com/article/20181207-ZGEKEIGT2RPQ5JU2YAJIB5HIJ4/|title=「コラニー」から「YCC 山梨県民文化ホールが名称変更|publisher=産経ニュース|date=2018-12-07|accessdate=2019-05-15}}</ref>。YCCの命名権は2024年3月31日までの5年契約の予定で、年間スポンサー料は1,000万円とされている<ref name="ycc" />。


==概要==
==概要==
山梨県はこれまで代表する文化ホールとして[[山梨県民会館]]公会堂があったが、時代の流れと共に陳腐化が進み、新たな文化ホールの建設が叫ばれるようになる。
山梨県はこれまで代表する文化ホールとして[[山梨県民会館]]公会堂があったが、時代の流れと共に陳腐化が進み、新たな文化ホールの建設が叫ばれるようになる。


1970年代に入ると[[田邊圀男]]知事による公共文化施設の整備が進み、[[山梨県立美術館]]と共に県民がさまざまな芸術に触れることのできる文化ホールの建設が本格化した。田邊知事の構想では[[甲府駅]]北口の県有地に建設される予定であったが、計画途中田邊知事県知事選挙に敗れ、代わりに[[望月幸明]]が知事にると一旦白紙とし、その後下飯田へ移転した山梨県立第二高等学校(現在の[[山梨県立甲府西高等学校]])跡地に建設することが決まり<ref name="#1">「昭和の名建築・山梨県県民会館の記憶」(地域資料デジタル化研究会)</ref>、[[1982年]]11月23日に竣工された<ref>『[[山梨日日新聞社]]編』 山梨の20世紀 165ページ 1982年(昭和57年)11月24日付紙面『県民文化ホール開館』 2000年8月10日第一刷発行 ISBN 4-89710-696-6</ref><ref name="#1"/>。なお、当初の建設予定地は長らく空き地となっていたが、[[2012年]]に[[山梨県立図書館]]が建てられた
1970年代に入ると[[田邊圀男]]知事による公共文化施設の整備が進み、[[山梨県立美術館]]と共に県民がさまざまな芸術に触れることのできる文化ホールの建設計画が本格化した。田邊知事の構想では[[甲府駅]]北口の県有地に建設される予定であったが、計画途中の1979年、田邊が[[1979年山梨県知事選挙|県知事選挙]]に敗れ、代わって[[望月幸明]]が知事に就任すると一旦白紙となった。その後下飯田へ移転した山梨県立第二高等学校(現在の[[山梨県立甲府西高等学校]])跡地に建設することが決まり<ref name="#1">「昭和の名建築・山梨県県民会館の記憶」(地域資料デジタル化研究会)</ref>、[[1982年]]11月23日に竣工た<ref>『[[山梨日日新聞社]]編』 山梨の20世紀 165ページ 1982年(昭和57年)11月24日付紙面『県民文化ホール開館』 2000年8月10日第一刷発行 ISBN 4-89710-696-6</ref><ref name="#1"/>。


なお、当初の建設予定地は長らく空き地となっていたが、2012年に[[山梨県立図書館]]が建てられた。
同ホールは山梨県内で随一各種公演設備を有している。大ホールは残響時間1.8秒の音響、1000平方メートルをえる舞台を確保した本格的なホールで、[[歌舞伎]]公演から[[コンサート]]まで幅広く使われている。小ホール舞台の大きさは大ホールとほぼ同じ大きさで、多様な催しに対応できる設計となっている。

同ホールは山梨県内で随一各種公演設備を有している。大ホールは残響時間1.8秒の音響、1000平方メートルをえる舞台を確保した本格的なホールで<ref name="大ホール"/>、[[歌舞伎]]公演から[[演奏会|コンサート]]まで幅広く使われている。小ホール舞台の大きさは大ホールとほぼ同じで、多様な催しに対応できる<ref name="小ホール"/>設計となっている。


==施設==
==施設==
*大ホール:1,989席 (1階1,342席、2階632席)
*大ホール<ref name="大ホール"/>:1,989席(1階1,357席、2階632席
**ステージ:間口20m、奥行き21m、高さ10m (プロセアムから)
**ステージ:間口20m、奥行き21m、高さ10m([[プロセアム・アーチ|プロセニアム]]から
**舞台設備:オケピット迫り、小迫り、すっぽん、音響反射板、各種幕類、昇降装置等
**舞台設備:オケピット迫り、小迫り、[[迫|すっぽん]]、音響反射板、各種幕類、昇降装置等
**残響時間:1.8秒 (満席時)
**残響時間:1.8秒満席時
**大ホール用楽屋 (8)
**大ホール用楽屋(8
**大ホール調光室ぶゆゆむ
**大ホール調光室
*小ホール:700席
*小ホール<ref name="小ホール"/>:700席
**ステージ:間口16m、奥行き21m、高さ8m (プロセミアムから)
**ステージ:間口16m、奥行き21m、高さ8m(プロセミアムから
**舞台設備:オケピット迫り、すっぽん、音響反射板、各種幕類、昇降装置等
**舞台設備:オケピット迫り、すっぽん、音響反射板、各種幕類、昇降装置等
**残響時間:1.3秒 (満席時)
**残響時間:1.3秒満席時
**小ホール用楽屋 (5)
**小ホール用楽屋(5
**小ホール調光室
**小ホール調光室
*リハーサル室
*リハーサル室
*練習室 (5)
*練習室(5
*会議場
*会議場


==交通アクセス==
==交通アクセス==
*JR[[甲府駅]]南口より徒歩20分、または[[甲府駅バスターミナル|甲府駅南口]]1番乗り場より発車する[[山梨交通]]バス(53系統:南湖経由鰍沢営業所行きを除く)に乗車、いずれも「県民文化ホール」バス停下車
*JR[[甲府駅]]南口より徒歩20分、または[[甲府駅バスターミナル|甲府駅南口]]1番乗り場より発車する[[山梨交通]]バス(53系統:南湖経由鰍沢営業所行きを除く)に乗車、いずれも「県民文化ホール」バス停下車
*JR[[竜王駅]]より[[山梨交通]]バス03系統(昇仙峡口行)、04系統(グリーンライン経由 昇仙峡滝上行)に乗車、「県民文化ホール」バス停下車
*JR[[竜王駅]]より山梨交通バス03系統昇仙峡口行、04系統グリーンライン経由 昇仙峡滝上行に乗車、「県民文化ホール」バス停下車
*JR[[韮崎駅]]より35系統(大草経由 甲府駅行)に乗車、「県民文化ホール」バス停下車
*JR[[韮崎駅]]より山梨交通バス35系統大草経由 甲府駅行に乗車、「県民文化ホール」バス停下車
*[[中央自動車道]][[甲府昭和インターチェンジ]]より車で10分
*[[中央自動車道]][[甲府昭和インターチェンジ]]より車で10分


==関連項目==
==関連項目==
*[[笑点]]-地方収録の際、当ホールが使用された。
*[[うたコン]]-公開生放送の際、当ホールが使用された。


==脚注==
==脚注==
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== 外部リンク ==
== 外部リンク ==
*[http://www.yamanashi-kbh.jp/ 山梨県民文化ホール]
* [https://www.yamanashi-kbh.jp/ YCC県民文化ホール(山梨県立県民文化ホール]


{{山梨県施設一覧}}
{{山梨県施設一覧}}

2022年10月22日 (土) 12:04時点における最新版

山梨県立県民文化ホール
(YCC県民文化ホール)


外観 (2007年6月撮影)

地図
情報
通称 YCC県民文化ホール
正式名称 山梨県立県民文化ホール[1]
完成 1982年11月23日
収容人員 2,689人
客席数 (大ホール)1階1,357席、2階632席[2]/(小ホール)1階700席[3]
設備 照明設備、音響設備
用途 各種公演、コンサート
運営 アドブレーン・共立・NTT-F共同事業体(指定管理者
所在地 山梨県甲府市寿町26-1
位置 北緯35度39分29.5秒 東経138度33分40.9秒 / 北緯35.658194度 東経138.561361度 / 35.658194; 138.561361座標: 北緯35度39分29.5秒 東経138度33分40.9秒 / 北緯35.658194度 東経138.561361度 / 35.658194; 138.561361
アクセス JR甲府駅南口より徒歩20分
山梨交通バス「県民文化ホール」バス停下車
外部リンク YCC県民文化ホール(山梨県立県民文化ホール)
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山梨県立県民文化ホール(やまなしけんりつけんみんぶんかホール)は、山梨県甲府市寿町にある多目的ホール。通称・YCC県民文化ホール。2009年4月1日から「アドブレーン・共立・NTT-F共同事業体」が指定管理者として運営管理にあたっている[4]

2011年4月1日から2019年3月31日までの8年間、甲府市に本社を置く宝石貴金属製造業・販売業の「コラニー株式会社」が命名権を取得して「コラニー文化ホール」の呼称を用いた後、翌日の2019年4月1日以降は甲府市に本社を置く情報処理サービス業の「株式会社ワイ・シー・シー」が命名権を取得し「YCC県民文化ホール」の愛称が使用されている[5]。YCCの命名権は2024年3月31日までの5年契約の予定で、年間スポンサー料は1,000万円とされている[5]

概要[編集]

山梨県にはこれまで代表する文化ホールとして山梨県民会館公会堂があったが、時代の流れと共に陳腐化が進み、新たな文化ホールの建設が叫ばれるようになる。

1970年代に入ると田邊圀男知事による公共文化施設の整備が進み、山梨県立美術館と共に県民がさまざまな芸術に触れることのできる文化ホールの建設計画が本格化した。田邊知事の構想では甲府駅北口の県有地に建設される予定であったが、計画途中の1979年、田邊が県知事選挙に敗れ、代わって望月幸明が知事に就任すると一旦白紙となった。その後下飯田へ移転した山梨県立第二高等学校(現在の山梨県立甲府西高等学校)跡地に建設することが決まり[6]1982年11月23日に竣工した[7][6]

なお、当初の建設予定地は長らく空き地となっていたが、2012年に山梨県立図書館が建てられた。

同ホールは山梨県内で随一の各種公演設備を有している。大ホールは残響時間1.8秒の音響、1000平方メートルを超える舞台を確保した本格的なホールで[2]歌舞伎公演からコンサートまで幅広く使われている。小ホールの舞台の大きさは大ホールとほぼ同じで、多様な催しに対応できる[3]設計となっている。

施設[編集]

  • 大ホール[2]:1,989席(1階1,357席、2階632席)
    • ステージ:間口20m、奥行き21m、高さ10m(プロセニアムから)
    • 舞台設備:オケピット迫り、小迫り、すっぽん、音響反射板、各種幕類、昇降装置等
    • 残響時間:1.8秒(満席時)
    • 大ホール用楽屋(8室)
    • 大ホール調光室
  • 小ホール[3]:700席
    • ステージ:間口16m、奥行き21m、高さ8m(プロセミアムから)
    • 舞台設備:オケピット迫り、すっぽん、音響反射板、各種幕類、昇降装置等
    • 残響時間:1.3秒(満席時)
    • 小ホール用楽屋(5室)
    • 小ホール調光室
  • リハーサル室
  • 練習室(5室)
  • 会議場

交通アクセス[編集]

  • JR甲府駅南口より徒歩20分、または甲府駅南口1番乗り場より発車する山梨交通バス(53系統:南湖経由鰍沢営業所行きを除く)に乗車、いずれも「県民文化ホール」バス停下車
  • JR竜王駅より山梨交通バス03系統(昇仙峡口行)、04系統(グリーンライン経由 昇仙峡滝上行)に乗車、「県民文化ホール」バス停下車
  • JR韮崎駅より山梨交通バス35系統(大草経由 甲府駅行)に乗車、「県民文化ホール」バス停下車
  • 中央自動車道甲府昭和インターチェンジより車で10分

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 山梨県立県民文化ホール設置及び管理条例山梨県.2022年10月15日閲覧。
  2. ^ a b c 大ホール|YCC県民文化ホール(山梨県立県民文化ホール)
  3. ^ a b c 小ホール|YCC県民文化ホール(山梨県立県民文化ホール)
  4. ^ 管理者の紹介|YCC県民文化ホール(山梨県立県民文化ホール)
  5. ^ a b “「コラニー」から「YCC」 山梨県民文化ホールが名称変更”. 産経ニュース. (2018年12月7日). https://www.sankei.com/article/20181207-ZGEKEIGT2RPQ5JU2YAJIB5HIJ4/ 2019年5月15日閲覧。 
  6. ^ a b 「昭和の名建築・山梨県県民会館の記憶」(地域資料デジタル化研究会)
  7. ^ 山梨日日新聞社編』 山梨の20世紀 165ページ 1982年(昭和57年)11月24日付紙面『県民文化ホール開館』 2000年8月10日第一刷発行 ISBN 4-89710-696-6

外部リンク[編集]