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「Were」の版間の差分

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[[民間伝承]]と[[ファンタジー]]・[[フィクション]]では、''were-'' はしばしば[[動物]]に[[変身]]する者を示す[[接頭辞]]として使われる(例:"were-[[イノシシ|boar]]")。この用法は[[逆成]]として見る事ができ、''werewolf'' ([[人狼]]、文字通りに訳すと男[[オオカミ]]) に対応する ''wifewolf'' はない。更なる逆成で ''[[w:polywere|polywere]]'' (複数の動物に化ける者) という語は完全に[[語源]]を無視している。
[[民間伝承]]と[[ファンタジー]]・[[フィクション]]では、''were-'' はしばしば[[動物]]に[[変身]]する者を示す[[接頭辞]]として使われる(例:"were-[[イノシシ|boar]]")。この用法は[[逆成]]として見る事ができ、''werewolf'' ([[人狼]]、文字通りに訳すと男[[オオカミ]]) に対応する ''wifewolf'' はない。更なる逆成で ''[[w:polywere|polywere]]'' (複数の動物に化ける者) という語は完全に[[語源]]を無視している。


これに関して[[欧米]]の[[獣人]][[サブカルチャー]]の構成員により ''were'' という語が自己識別に使用されているが、近年この用法はその語源(動物の[[接尾辞]]ではなく単に「男性」を意味すること)に気づいたために使われなくなり、現在は ''therian'' がより共通して使用されている。
これに関して[[欧米]]の[[獣人]][[サブカルチャー]]の構成員により ''were'' という語が自己識別に使用されているが、近年この用法はその語源(動物の[[接尾辞]]ではなく単に「男性」を意味すること)に気づいたために使われなくなり、現在は ''therian'' がより共通して使用されている。また、"were-woman"([[:en:Werewoman|英語版]])という表現も存在するが、女性の人狼を指したり、[[TSF (ジャンル)|TSF]]における女性に変身する者を指したりと、複数の意味合いで用いられる表現である。


Were は[[ラテン語]]からの[[借用語]]である ''[[wikt:virile|virile]]'' と ''[[wikt:virtue|virtue]]'' と共に「男性」または「英雄」という意味の ''vir'' から派生したものである。
Were は[[ラテン語]]からの[[借用語]]である ''[[wikt:virile|virile]]'' と ''[[wikt:virtue|virtue]]'' と共に「男性」または「英雄」という意味の ''vir'' から派生したものである。

==関連項目==
==関連項目==
*[[マンナズ]] (mannaz)
*[[マンナズ]] (mannaz)
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[[Category:英語の語句]]
[[Category:英語の語句]]

[[en:Were]]

2022年10月24日 (月) 08:09時点における最新版

Were または wer (ワー) は成人男性を意味する英語の古語で、よく "were and wife" と頭韻を踏んで用いられる。他のこのような古い英語での対語に "groom and girl" がある。wife とは元々全てのを意味する語であり、bride は本来、結婚した女性を意味している。

World という単語は weryld (一生;英語のoldと同源) に由来し、直訳すると「男性の一生」になる。

民間伝承ファンタジーフィクションでは、were- はしばしば動物変身する者を示す接頭辞として使われる(例:"were-boar")。この用法は逆成として見る事ができ、werewolf (人狼、文字通りに訳すと男オオカミ) に対応する wifewolf はない。更なる逆成で polywere (複数の動物に化ける者) という語は完全に語源を無視している。

これに関して欧米獣人サブカルチャーの構成員により were という語が自己識別に使用されているが、近年この用法はその語源(動物の接尾辞ではなく単に「男性」を意味すること)に気づいたために使われなくなり、現在は therian がより共通して使用されている。また、"were-woman"(英語版)という表現も存在するが、女性の人狼を指したり、TSFにおける女性に変身する者を指したりと、複数の意味合いで用いられる表現である。

Were はラテン語からの借用語である virilevirtue と共に「男性」または「英雄」という意味の vir から派生したものである。

関連項目

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