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'''マト・ボナー'''('''Matthew Robert Bonner'''、[[1980年]][[4月5日]] - )は[[ニューハンプシャー州]][[コンコード (ニューハンプシャー州)|コンコード]]出身の[[バスケットボール]]選手。[[NBA]]の[[サンアントニオ・スパーズ]]所属。ポジションは[[パワーフォワード]]/[[センター (バスケットボール)|センター]]。
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==経歴==
==経歴==
===ハイスクール===
[[フロリダ大学]]在学中、ボナーは通算1,570得点、778リバウンドを記録し、165本の[[スリーポイントフィールドゴール]]を決めて6つのカテゴリーで大学歴代トップ10に入る活躍を見せた。学業においても非常に優秀で[[GPA]]は3.96。[[2002年]]と[[2003年]]のアカデミック・オールアメリカンチームに選出されている。


[[ニューハンプシャー州]][[コンコード (ニューハンプシャー州)|コンコード]]で生まれ、コンコード高校に入学し、学業で優秀な成績を残すとともに、アスリートとしては、バスケットボールチームを3州チャンピオンに導く活躍をした<ref>{{cite news |title=Matt Bonner |url=http://www.newhampshire.com/apps/pbcs.dll/article?AID=/99999999/NEWHAMPSHIRE09/110429407 |work=NewHampshire.com |date=February 14, 2014 |accessdate=June 15, 2014}}</ref>。
大学卒業後、[[2003年のNBAドラフト]]で[[シカゴ・ブルズ]]より2巡目45位で指名されてNBA入り。ドラフト直後に[[トロント・ラプターズ]]に交渉権が移動した。トロント首脳陣はボナーの才能を認めながらも、当時チームのロスター枠にボナーを入れられるゆとりはなく、イタリアリーグの[[シチリア・メッシーナ]]に送りこんで若きボナーを育てることにした。シチリアでは[[サルモネラ菌]](のちにチームの掛り付け歯科医が感染源と判明した)に感染して40度を超える高熱を出したり、住居のアパートではお湯が出なかったり、チームが倒産して給与が支給されず、選手が次々とチームを離れていくなどの苦労の中で平均19.2得点、9.3リバウンドの大活躍を見せた。
===カレッジ===
[[フロリダ大学]]在学中、ボナーは通算1,570得点、778リバウンドを記録し、165本の[[スリーポイントフィールドゴール]]を決めて6つのカテゴリーで大学歴代トップ10に入る活躍を見せた。学業においても非常に優秀で[[GPA]]は3.96。[[2002年]]と[[2003年]]のアカデミック・オールアメリカンチームに選出されている<ref>{{cite news |title=Bio – Matt Bonner| url=http://www.gatorzone.com/basketball/men/bios.php?year=2002&bio=bonner.html| work=GatorZone.com |accessdate=June 15, 2014}}</ref>
===プロ===
====イタリア====


大学卒業後、[[2003年のNBAドラフト]]で[[シカゴ・ブルズ]]より2巡目45位で指名されてNBA入り。ドラフト直後に[[トロント・ラプターズ]]に交渉権が移動した。トロント首脳陣はボナーの才能を認めながらも、当時チームのロスター枠にボナーを入れられるゆとりはなく、イタリアリーグのシチリア・メッシーナに送りこんで若きボナーを育てることにした。シチリアでは[[サルモネラ菌]](のちにチームの掛り付け歯科医が感染源と判明した)に感染して40度を超える高熱を出したり、住居のアパートではお湯が出なかったり、チームが倒産して給与が支給されず、選手が次々とチームを離れていくなどの苦労の中で平均19.2得点、9.3リバウンドの大活躍を見せた。
[[2004年]]、[[トロント・ラプターズ]]と契約したボナーは控え選手として全82試合に出場。平均7.2得点をあげ、彼の頭髪の色と、[[トロント交通局]]の[[公共交通機関]]をよく利用していたことから、'''[[レッド・ロケット]]'''の愛称で呼ばれるようになった。
====トロント・ラプターズ====


[[2005年]]は78試合に出場。平均7.5得点、3.6リバウンドフィールドゴール成功率44.8%。3ポイン成功率はNBA全体で14位にランクされ、ラプターズの中でも3ポイントの名手としてられるようになった。
[[2004年]]、[[トロント・ラプターズ]]と契約したボナー控え選手として全82試合に出場。平均7.2得点をあげ彼の頭髪の色と[[ント交通局]][[公共交通機関]]をよく利用していたことか、''レッド・ロケット''の愛称で呼ばれるようになった。


[[2005年]]は78試合に出場。平均7.5得点、3.6リバウンド、フィールドゴール成功率44.8%。3ポイント成功率はNBA全体で14位にランクされ、ラプターズの中でも3ポイントの名手として知られるようになった。
====サンアントニオ・スパーズ====
[[2006年]][[6月21日]]、[[エリック・ウィリアムズ]]、[[ラドスラフ・ネステロヴィッチ]]の2巡目指名権、現金とのトレードにより[[サンアントニオ・スパーズ]]に移籍。[[2006-2007シーズンのNBA|2006-2007シーズン]]は56試合に出場し、平均プレイタイムは11.7分ながら4.9得点をマークし、スパーズの[[NBAファイナル]]優勝に貢献した。
[[2006年]][[6月21日]]、[[エリック・ウィリアムズ]]、[[ラドスラフ・ネステロヴィッチ]]の2巡目指名権、現金とのトレードにより[[サンアントニオ・スパーズ]]に移籍。[[2006-2007シーズンのNBA|2006-2007シーズン]]は56試合に出場し、平均プレイタイムは11.7分ながら4.9得点をマークし、スパーズの[[NBAファイナル]]優勝に貢献した。


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その後は、[[ティアゴ・スプリッター]]の成長や、[[ボリス・ディアウ]]の加入などで出場時間が減少していたが、2013-2014シーズンは、プレーオフ自身最高の22試合に出場し、自身2度目のNBA優勝を経験した。
その後は、[[ティアゴ・スプリッター]]の成長や、[[ボリス・ディアウ]]の加入などで出場時間が減少していたが、2013-2014シーズンは、プレーオフ自身最高の22試合に出場し、自身2度目のNBA優勝を経験した。

2015年7月1日、フリーエージェントとなり、15日に再契約を結んだ<ref>{{cite web|url=http://www.nba.com/spurs/spurs-re-sign-matt-bonner |title=SPURS RE-SIGN MATT BONNER |publisher=NBA.com |date=2015-07- |accessdate=2015-07- }}</ref>。
====現役引退へ====
[[2015-2016シーズンのNBA|2016年]]夏、[[フリーエージェント (プロスポーツ)|FA]]となり、スパーズとの再契約を望んだボナーだったが、希望が叶わず、2017年1月6日、バスケットボール界からの引退を表明した<ref>[http://www.sportando.com/m/en/usa/nba/222335/matt-bonner-retired-from-basketball-and-did-it-in-a-hilarious-way.html Matt Bonner retired from basketball and did it in a hilarious way]</ref>。


==プレイスタイル==
==プレイスタイル==
ロングレンジを得意とするピュアシューター。ゴール下のディフェンダーを外郭まで誘い出す[[ストレッチ・フォー]]。パス回しの中継点を確実にこなし、ターンオーバーも少ない。ディフェンスでは、スクリーンへの対応の確実さや、ファウルの少なさが特徴である。一方で運動能力は並以下でインサイドのリバウンド争いには弱い。
ロングレンジを得意とするピュアシューター。ゴール下のディフェンダーを外郭まで誘い出す[[ストレッチ・フォー]]。パス回しの中継点を確実にこなし、[[ターンオーバー]]も少ない。ディフェンスでは、スクリーンへの対応の確実さや、ファウルの少なさが特徴である。一方で運動能力は並以下でインサイドのリバウンド争いには弱い。


==その他==
==その他==
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==個人成績==
==個人成績==
{{NBA player statistics legend|#000|white|70%}}
{{バスケットボール選手個人成績表の略称説明}}

===NBAレギュラーシーズン===
===NBAレギュラーシーズン===
{{バスケットボール選手個人成績表}}
{{バスケットボール選手個人成績表}}
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| 56 || 0 || 11.7 || .447 || .383 || .711 || 2.8 || .4 || .3 || .2 || .4 || 4.9
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| 68 || 3 || 12.5 || .416 || .336 || '''.864''' || 2.8 || .5 || .2 || .2 || .6 || 4.8
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| 81 || '''67''' || '''23.8''' || .496 || .440 || .739 || '''4.8''' || '''1.0''' || '''.6''' || .3 || .5 || '''8.2'''
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| 66 || 1 || 21.7 || .464 ||style="background:#CFECEC;"| '''.457''' || .744 || 3.6 || .9 || .4 || .3 || .4 || 7.3
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{{バスケットボール選手個人成績表}}
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==外部リンク==
==外部リンク==
*{{NBAstats|id=R|nba=2588|bbr=b/bonnema01|yah=3748|esp=1996/matt-bonner|rgm=Matt-Bonner/Summary/271}}
*[http://www.nba.com/playerfile/matt_bonner/index.html?nav=page Matt Bonner NBA.com (英語)]
*[http://sports.espn.go.com/nba/players/profile?statsId=3748 Matt Bonner ESPN.com(英語)]
*[http://sports.espn.go.com/nba/players/profile?statsId=3748 Matt Bonner ESPN.com(英語)]
*[http://sportsillustrated.cnn.com/basketball/nba/players/3748/ Matt Bonner SI.com(英語)]
*[http://sportsillustrated.cnn.com/basketball/nba/players/3748/ Matt Bonner SI.com(英語)]
*[http://sports.yahoo.com/nba/players/3748 Matt Bonner Yahoo Sports(英語)]
*[http://sports.yahoo.com/nba/players/3748 Matt Bonner Yahoo Sports(英語)]
*[http://www.basketball-reference.com/players/b/bonnema01.html Matt Bonner Basketball-reference.com(英語)]
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2023年1月10日 (火) 09:11時点における最新版

マット・ボナー
Matt Bonner
サンアントニオ・スパーズでのボナー (2010年)
引退
ポジション PF/C
役職 サンアントニオ・スパーズ専属コメンテーター
シュート 右手
基本情報
愛称 Red Rocket
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
生年月日 (1980-04-05) 1980年4月5日(44歳)
出身地 ニューハンプシャー州の旗 ニューハンプシャー州コンコード
身長(現役時) 208cm (6 ft 10 in)
体重(現役時) 112kg (247 lb)
ウィングスパン(現役時) 205cm  (6 ft 9 in)
キャリア情報
出身 フロリダ大学
ドラフト 2003年 2巡目 45位  CHI 
選手経歴
2003-2004
2004-2006
2006-2016
イタリアの旗 シチリア・メッシーナ
トロント・ラプターズ
サンアントニオ・スパーズ
受賞歴
Stats ウィキデータを編集 Basketball-Reference.com
Stats ウィキデータを編集 NBA.com 選手情報 NBA.Rakuten

マシュー・ロバート・ボナーMatthew Robert Bonner1980年4月5日 - )はニューハンプシャー州コンコード出身の元バスケットボール選手。NBAサンアントニオ・スパーズで2007年、2014年の優勝メンバーだった。ポジションはパワーフォワード/センター

経歴

[編集]

ハイスクール

[編集]

ニューハンプシャー州コンコードで生まれ、コンコード高校に入学し、学業で優秀な成績を残すとともに、アスリートとしては、バスケットボールチームを3州チャンピオンに導く活躍をした[1]

カレッジ

[編集]

フロリダ大学在学中、ボナーは通算1,570得点、778リバウンドを記録し、165本のスリーポイントフィールドゴールを決めて6つのカテゴリーで大学歴代トップ10に入る活躍を見せた。学業においても非常に優秀でGPAは3.96。2002年2003年のアカデミック・オールアメリカンチームに選出されている[2]

プロ

[編集]

イタリア

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大学卒業後、2003年のNBAドラフトシカゴ・ブルズより2巡目45位で指名されてNBA入り。ドラフト直後にトロント・ラプターズに交渉権が移動した。トロント首脳陣はボナーの才能を認めながらも、当時チームのロスター枠にボナーを入れられるゆとりはなく、イタリアリーグのシチリア・メッシーナに送りこんで若きボナーを育てることにした。シチリアではサルモネラ菌(のちにチームの掛り付け歯科医が感染源と判明した)に感染して40度を超える高熱を出したり、住居のアパートではお湯が出なかったり、チームが倒産して給与が支給されず、選手が次々とチームを離れていくなどの苦労の中で平均19.2得点、9.3リバウンドの大活躍を見せた。

トロント・ラプターズ

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2004年トロント・ラプターズと契約したボナーは控え選手として全82試合に出場。平均7.2得点をあげ、彼の頭髪の色と、トロント交通局公共交通機関をよく利用していたことから、レッド・ロケットの愛称で呼ばれるようになった。

2005年は78試合に出場。平均7.5得点、3.6リバウンド、フィールドゴール成功率44.8%。3ポイント成功率はNBA全体で14位にランクされ、ラプターズの中でも3ポイントの名手として知られるようになった。

サンアントニオ・スパーズ

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2006年6月21日エリック・ウィリアムズラドスラフ・ネステロヴィッチの2巡目指名権、現金とのトレードによりサンアントニオ・スパーズに移籍。2006-2007シーズンは56試合に出場し、平均プレイタイムは11.7分ながら4.9得点をマークし、スパーズのNBAファイナル優勝に貢献した。

2008年、チームはロバート・オーリーと契約更新せずファブリシオ・オベルトを怪我で欠き、更にマヌ・ジノビリトニー・パーカーらのエースガードが相次いで戦線を離脱したことで、得点力のあるボナーに先発の座が回ってきた。シーズンを通しての3ポイント成功率.440はキャリア最高の成績であった。

2010-2011シーズンは66試合に出場。3ポイント成功率45.7%(105/230)はNBA全体で1位にランクされ、初の個人スタッツリーダーとなった。[3]

その後は、ティアゴ・スプリッターの成長や、ボリス・ディアウの加入などで出場時間が減少していたが、2013-2014シーズンは、プレーオフ自身最高の22試合に出場し、自身2度目のNBA優勝を経験した。

2015年7月1日、フリーエージェントとなり、15日に再契約を結んだ[4]

現役引退へ

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2016年夏、FAとなり、スパーズとの再契約を望んだボナーだったが、希望が叶わず、2017年1月6日、バスケットボール界からの引退を表明した[5]

プレイスタイル

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ロングレンジを得意とするピュアシューター。ゴール下のディフェンダーを外郭まで誘い出すストレッチ・フォー。パス回しの中継点を確実にこなし、ターンオーバーも少ない。ディフェンスでは、スクリーンへの対応の確実さや、ファウルの少なさが特徴である。一方で運動能力は並以下でインサイドのリバウンド争いには弱い。

その他

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  • ニューバランス製のシューズを使用している。本人によると「今までコンバースをメインで使ってきたからコンバースと契約できればよかったが、オファーがなかった。その後ニューバランスに話をしたらすぐにシューズを用意してくれた。」とのこと。(なお、2010年12月18日のメンフィス・グリズリーズ戦では、試合中にシューズの底が剥がれるというアクシデントが発生している。)
  • チームのウェブサイトに独自のコンテンツを公開することがある。各地のサンドウィッチをレポートした「サンドウィッチ・ハンター」[6]やジョークビデオクリップ「コーチB」[7]があり、その中で、ティム・ダンカンに自分の事をミディアム・ファンダメンタルと呼ばせている。
  • ブログで、自分が他のチームメートより他チームファンから野次られるのが多い理由を、ニューバランスのシューズを履いている。名前が他の単語に似ている。髪が赤毛である。肌が白い。ジャンプ力がない。と語っている。[8] その中で、NBAへのスポンサーを降りたニューバランスのシューズが残り4~5足になっており、ニューバランスに追加供給を願い出たが断られたこと、ネットオークションで自分のサイズのものを見つけ非常に気に入ったが、紫色であったためグレッグ・ポポビッチに却下されたと語っている。
  • 2014年1月24日にアディダスとシューズ契約を結んだ。同年2月26日の試合でチームメイトのエマニュエル・ジノビリのシューズ(ナイキ製)が壊れるハプニングがあった際には「僕の場合はプロトタイプだったから」と述べ、ジノビリに対して「アディダスにかえれば?」と伝えたという。[9]

個人成績

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略称説明
  GP 出場試合数   GS  先発出場試合数  MPG  平均出場時間
 FG%  フィールドゴール成功率  3P%  スリーポイント成功率  FT%  フリースロー成功率
 RPG  平均リバウンド  APG  平均アシスト  SPG  平均スティール
 BPG  平均ブロック  PPG  平均得点  太字  キャリアハイ

NBAレギュラーシーズン

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シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG TO PPG
2004–05 TOR 82 0 18.9 .533 .424 .789 3.5 .6 .5 .2 .5 7.2
2005–06 TOR 78 6 21.9 .448 .420 .829 3.6 .7 .6 .4 .4 7.5
2006–07 SAS 56 0 11.7 .447 .383 .711 2.8 .4 .3 .2 .4 4.9
2007–08 SAS 68 3 12.5 .416 .336 .864 2.8 .5 .2 .2 .6 4.8
2008–09 SAS 81 67 23.8 .496 .440 .739 4.8 1.0 .6 .3 .5 8.2
2009–10 SAS 65 8 17.9 .446 .390 .729 3.3 1.0 .5 .4 .6 7.0
2010–11 SAS 66 1 21.7 .464 .457 .744 3.6 .9 .4 .3 .4 7.3
2011–12 SAS 65 2 20.4 .440 .420 .762 3.3 .9 .2 .3 .2 6.6
2012–13 SAS 68 4 13.4 .487 .442 .733 1.9 .5 .3 .3 .2 4.2
2013–14 SAS 61 0 11.3 .445 .429 .750 2.1 .5 .2 .2 .3 3.2
2014–15 SAS 72 19 13.0 .409 .365 .810 1.6 .7 .1 .2 .2 3.2
2015–16 SAS 30 2 6.9 .509 .441 .750 .9 .3 .2 .0 .1 2.5
Career 792 112 16.9 .464 .414 .780 3.0 .7 .4 .3 .4 5.8

NBAプレーオフ

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シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG TO PPG
2006–07 SAS 9 0 2.8 .286 .250 1.000 .3 .0 .2 .0 .3 .8
2007–08 SAS 2 0 4.5 .667 .000 .000 1.0 1.0 .0 .0 .0 2.0
2008–09 SAS 5 5 20.0 .217 .231 1.000 3.2 .0 .6 .4 .4 3.0
2009-10 SAS 10 0 17.3 .432 .370 1.000 3.2 .4 .1 .3 .7 5.0
2010-11 SAS 6 0 20.5 .480 .333 0.800 3.2 .3 .2 .2 .2 6.3
2011-12 SAS 13 0 12.7 .313 .348 .600 1.9 .7 .2 .3 .2 2.4
2012-13 SAS 20 1 13.4 .475 .469 .833 2.0 .3 .3 .3 .1 4.1
2013-14 SAS 22 2 6.1 .476 .333 .750 .7 .4 .1 .0 .1 1.3
2014-15 SAS 7 0 5.1 .200 .222 - .9 .1 .0 .1 .1 .9
Career 94 8 11.0 .402 .355 .811 1.7 .4 .2 .2 .2 3.5

脚注

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外部リンク

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関連項目

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警告: 既定のソートキー「ほなあ まつと」が、その前に書かれている既定のソートキー「NBAすりいほいんと」を上書きしています。