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「カーク・ハインリック」の版間の差分

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クリス
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{{バスケットボール選手
{{バスケットボール選手
|名前=カーク・ハインリック
| 名前 = カーク・ハインリック
|画像=Kirk Hinrich-crop.jpg
| アルファベット表記 = Kirk Hinrich
| 画像 = Kirk Hinrich-crop.jpg
|画像サイズ=230px
|画像説明=[[シカゴ・ブルズ]]時代のハインリック
| 画像サイズ =
| 画像説明 = [[シカゴ・ブルズ]]時代のハインリック (2008年)
| 愛称 = キャプテン・カーク
|本名=Kirk James Hinrich
| 国 = {{USA}}
|愛称=キャプテン・カーク
| 誕生日 = {{生年月日と年齢|1981|1|2}}
|カタカナ表記=カーク・ハインリック
| 出身地 = [[アイオワ州]][[スーシティ (アイオワ州)|スーシティ]]
|アルファベット表記=Kirk Hinrich
| 身長 = 193cm
|原語名=
| 体重 = 86kg
|原語表記=
| ウィングスパン = 198cm
|国={{USA}}
| 高校 = {{ill|ウェスト高等学校 (アイオワ州スーシティ)|en|West High School (Sioux City, Iowa)|label=ウェスト高等学校}}
|誕生日={{生年月日と年齢|1981|1|2}}
| 大学 = [[カンザス・ジェイホークス|カンザス大学]] (1999-2003)
|出身地=[[アイオワ州]][[スーシティ (アイオワ州)|スーシティ]]
| ドラフト年 = 2003
|出身=[[カンザス大学]]
| 巡目 = 1
|身長=193cm
| 指名順 = 7
|体重=86kg
| 指名チーム = [[シカゴ・ブルズ]]
|ウィングスパン=198cm
| プロ開始年 = 2003年
|血液型=
| プロ引退年 = 2016年
|足のサイズ=
| ポジション歴 = [[コンボガード|PG / SG]]
|シューズ=[[アディダス]]
| 背番号歴 = 12, 6
|所属チーム名=フリーエージェント
| 所属年1 = {{nbay|2003|start}}–{{nbay|2009|end}}
|ポジション=[[コンボガード|PG/SG]]
| 所属1 = [[シカゴ・ブルズ]]
|背番号=
| 所属年2 = {{nbay|2010|full=y}}
|垂直飛び=
| 所属2 = [[ワシントン・ウィザーズ]]
|最高到達点=
| 所属年3 = {{nbay|2010|end}}–{{nbay|2011|end}}
|CAP数={{Flagicon|USA}} 2005-2006
| 所属3 = [[アトランタ・ホークス]]
|ドラフト=[[2003年のNBAドラフト|2003年]] 7位
| 所属年4 = {{nbay|2012|start}}–{{nbay|2015|end}}
|賞歴=*[[NBAオールディフェンシブチーム]]
| 所属4 = シカゴ・ブルズ
**2ndチーム : 2007
| 所属年5 = {{nbay|2015|end}}
*[[NBAオールルーキーチーム]] 1stチーム : 2004
| 所属5 = アトランタ・ホークス
|経歴=[[シカゴ・ブルズ]]<br />[[ワシントン・ウィザーズ]]<br />[[アトランタ・ホークス]]<br />[[シカゴ・ブルズ]]<br>[[アトランタ・ホークス]]
| 賞歴=
|経歴年=2003-2010<br />2010-2011<br />2011-2012<br />2012-2016<br>2016
* [[NBAオールディフェンシブ・セカンドチーム]] (2007)
* [[NBAオールルーキー・ファーストチーム]] (2004)
* 2× [[NCAA男子バスケットボールオールアメリカン|オールアメリカン]]・サードチーム - [[全米バスケットボールコーチ協会|NABC]], [[スポーティングニュース|SN]] (2002, 2003)
* オールアメリカン・サードチーム - [[AP通信|AP]] (2003)
* No. 10 [[カンザス・ジェイホークス#男子バスケットボール永久欠番|カンザス・ジェイホークス永久欠番]]
| stats_league = NBA
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== 経歴 ==
== 経歴 ==
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2012年7月23日、古巣の[[シカゴ・ブルズ]]に2年契約で移籍した。
2012年7月23日、古巣の[[シカゴ・ブルズ]]に2年契約で移籍した。

2016年2月18日、[[ユタ・ジャズ]]も絡んだ3チーム間トレードにより、古巣である[[アトランタ・ホークス]]に復帰する事になった。

== プレースタイル ==
大学時代は[[シューティングガード]]を専門にしていただけあり、高得点を記録できるオフェンス能力を携えている。毎年、コンスタントに100本以上の成功数を誇る3Pシュートのような長距離シュートも得意とする。彼がNBA入りする前年、新人として好成績を残していた[[ポイントガード]]の[[ジェイ・ウィリアムス]]がバイク事故によって戦線離脱。ブルズに指名された後、ポイントガードにコンバートされた。大学時代は通算で平均4.7アシストだったが、ブルズ加入後はキャリア平均6アシスト以上を記録している。今日でも主にポイントガードをこなすが、状況に応じてポジションを使い分ける器用さを持ち合わす(ガードポジションを2つこなすことができる[[コンボガード]]([[:en:Tweener (basketball)|Combo guard]])である)。近年は司令塔として、またチームリーダーの1人として期待が掛かっている。


==個人成績==
==個人成績==
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===NBA===
===NBA===

==== レギュラーシーズン ====
==== レギュラーシーズン ====
{{バスケットボール選手個人成績表}}
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==== プレオフ ====
==== プレオフ ====
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== プレイスタイル ==
大学時代は[[シューティングガード]]を専門にしていただけあり、高得点を記録できるオフェンス能力を携えている。毎年、コンスタントに100本以上の成功数を誇る3Pシュートのような長距離シュートも得意とする。彼がNBA入りする前年、新人として好成績を残していた[[ポイントガード]]の[[ジェイ・ウィリアムス]]がバイク事故によって戦線離脱。ブルズに指名された後、ポイントガードにコンバートされた。大学時代は通算で平均4.7アシストだったが、ブルズ加入後はキャリア平均6アシスト以上を記録している。今日でも主にポイントガードをこなすが、状況に応じてポジションを使い分ける器用さを持ち合わす(ガードポジションを2つこなすことができる[[コンボガード]]([[:en:Tweener (basketball)|Combo guard]])である)。近年は司令塔として、またチームリーダーの1人として期待が掛かっている。


== 脚注 ==
== 脚注 ==
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== 外部リンク ==
== 外部リンク ==
*{{NBAdraft|nbad=|dex=Kirk-Hinrich-2836}}
{{Commons category|Kirk Hinrich}}
*{{NBAstats|id=|nba=kirk_hinric|bbr=h/hinriki01}}
*{{NBAstats|id=R|nba=2550|bbr=h/hinriki01|yah=3710}}
*{{NBAdraft|id=n|nbad=|dex=Kirk-Hinrich-2836}}
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[[Category:存命人物]]
[[Category:存命人物]]

2023年1月10日 (火) 09:11時点における最新版

カーク・ハインリック
Kirk Hinrich
シカゴ・ブルズ時代のハインリック (2008年)
基本情報
愛称 キャプテン・カーク
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
生年月日 (1981-01-02) 1981年1月2日(43歳)
出身地 アイオワ州スーシティ
身長 193cm (6 ft 4 in)
体重 86kg (190 lb)
ウィングスパン 198cm  (6 ft 6 in)
キャリア情報
高校 ウェスト高等学校英語版
大学 カンザス大学 (1999-2003)
NBAドラフト 2003年 / 1巡目 / 全体7位[1]
プロ選手期間 2003年–2016年
ポジション PG / SG
背番号歴 12, 6
経歴
20032010シカゴ・ブルズ
2010–2011ワシントン・ウィザーズ
20112012アトランタ・ホークス
20122016シカゴ・ブルズ
2016アトランタ・ホークス
受賞歴
NBA通算成績
得点数 9,594 (10.9 ppg)
リバウンド数 2,576 (2.9 rpg)
アシスト数 4,245 (4.8 apg)
Stats ウィキデータを編集 Basketball-Reference.com
Stats ウィキデータを編集 NBA.com 選手情報 NBA.Rakuten
代表歴
キャップ アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 2005-2006

カーク・ハインリックKirk James Hinrich, [ˈhnrɪk] HYNE-rik; 1981年1月2日 - )は、アメリカ合衆国アイオワ州スーシティー出身の元プロバスケットボール選手。NBAシカゴ・ブルズなどに所属していた。ポジションはポイントガードシューティングガードを兼任するコンボガード。タフなディフェンスと長距離シュートが武器。愛称はその高いキャプテンシーから「キャプテン・カーク」(スター・トレックシリーズ登場人物のジェームズ・カークと掛けている)と呼ばれる。

経歴

[編集]

学生時代

[編集]

大学はカンザス大学に進学。NCAAビッグ12に所属するカンザス大では、1年生のときからアシストを量産するなどして活躍した。翌年は成績も上昇し、年間アシスト数は、既に国内8位の成績を誇った。また、Big 12の年間優秀チームの2ndチームにも選出された。3年生のときにはチームがファイナル・フォー(ベスト4)に進出した。

NBA

[編集]

カンザス大学卒業後、NBAドラフトでブルズから全体7位指名を受けNBA入り。新人ながらチームの司令塔としてプレー。1試合平均12.0得点、6.8アシスト、3ポイントシュート成功率39.0%を記録し、オールルーキーファーストチーム(その年に活躍した5人の新人選手)に選出された。

翌04-05シーズンには新加入のベン・ゴードンルオル・デンらと共にブルズをプレーオフに導く。ファーストラウンドでワシントン・ウィザーズに敗れたものの、チームはハインリックを中心に大きな前進を果たした。

続く05-06シーズンにはチームの連敗が重なり、プレーオフ進出は一時絶望視されたが、ステップアップしたアンドレ・ノシオーニらの活躍もあり、滑り込みで2年連続にプレーオフ進出を果たした。

2006年に日本で行なわれたバスケットボール世界選手権のアメリカ代表となり、何試合かは先発出場も果たし、銅メダルを獲得した。

06-07シーズンはシュート力が向上。FG成功率、3P成功率が共に上昇、チームの勝ち星も50勝まで伸び、翌07-08シーズンには更なる飛躍が期待されたが、シーズン序盤から不振に陥ってしまい、シーズン毎に上昇していた成績は初めて後退し、チームもプレーオフ進出を逃した。

2010年7月8日、ケビン・セラフィンと共にワシントン・ウィザーズウラジミール・ヴェレミエンコ2006年のNBAドラフト2巡48位でウィザーズから指名された)との交渉権とトレードされた[1]

2011年2月23日、ヒルトン・アームストロングと共にアトランタ・ホークスマイク・ビビージョーダン・クロフォードモーリス・エバンス、ドラフト1巡指名権との引き換えで移籍した[2]

2012年7月23日、古巣のシカゴ・ブルズに2年契約で移籍した。

2016年2月18日、ユタ・ジャズも絡んだ3チーム間トレードにより、古巣であるアトランタ・ホークスに復帰する事になった。

プレースタイル

[編集]

大学時代はシューティングガードを専門にしていただけあり、高得点を記録できるオフェンス能力を携えている。毎年、コンスタントに100本以上の成功数を誇る3Pシュートのような長距離シュートも得意とする。彼がNBA入りする前年、新人として好成績を残していたポイントガードジェイ・ウィリアムスがバイク事故によって戦線離脱。ブルズに指名された後、ポイントガードにコンバートされた。大学時代は通算で平均4.7アシストだったが、ブルズ加入後はキャリア平均6アシスト以上を記録している。今日でも主にポイントガードをこなすが、状況に応じてポジションを使い分ける器用さを持ち合わす(ガードポジションを2つこなすことができるコンボガードCombo guard)である)。近年は司令塔として、またチームリーダーの1人として期待が掛かっている。

個人成績

[編集]
略称説明
  GP 出場試合数   GS  先発出場試合数  MPG  平均出場時間
 FG%  フィールドゴール成功率  3P%  スリーポイント成功率  FT%  フリースロー成功率
 RPG  平均リバウンド  APG  平均アシスト  SPG  平均スティール
 BPG  平均ブロック   TO  平均ターンオーバー  PPG  平均得点
 太字  キャリアハイ  *  リーグリーダー  †  優勝シーズン

NBA

[編集]

レギュラーシーズン

[編集]
シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG TO PPG
2003–04 CHI 76 66 35.6 .386 .390 .804 3.4 6.8 1.3 .3 2.7 12.0
2004–05 CHI 77 77 36.4 .397 .355 .792 3.9 6.4 1.6 .3 2.3 15.7
2005–06 CHI 81 81 36.5 .418 .370 .815 3.6 6.3 1.2 .3 2.3 15.9
2006–07 CHI 80 80 35.5 .448 .415 .835 3.4 6.3 1.3 .3 2.4 16.6
2007–08 CHI 75 72 31.7 .414 .350 .831 3.3 6.0 1.2 .3 2.1 11.5
2008–09 CHI 51 4 26.3 .437 .408 .791 2.4 3.9 1.3 .4 1.7 9.9
2009–10 CHI 74 53 33.5 .409 .371 .752 3.5 4.5 1.1 .3 1.5 10.9
2010–11 WAS 48 29 30.6 .452 .384 .876 2.7 4.4 1.2 .2 1.8 11.1
2010–11 ATL 24 22 28.6 .432 .421 .667 2.2 3.3 .8 .3 1.5 8.6
2011–12 ATL 48 31 25.8 .414 .346 .781 2.1 2.8 .8 .2 1.2 6.6
2012–13 CHI 60 60 29.4 .377 .390 .714 2.6 5.2 1.1 .4 1.7 7.7
2013–14 CHI 73 61 29.0 .393 .351 .760 2.6 3.9 1.1 .4 1.6 9.1
2014–15 CHI 66 22 24.4 .373 .345 .700 1.8 2.2 .7 .2 1.1 5.7
2015–16 CHI 35 7 15.9 .398 .411 .938 1.7 1.7 .4 .0 .8 3.8
2015–16 ATL 11 0 6.9 .182 .167 .000 1.1 1.3 .2 .1 .3 .5
通算 879 665 30.7 .411 .375 .800 2.9 4.9 1.1 .3 1.8 10.9

プレーオフ

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シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG TO PPG
2005 CHI 6 6 35.5 .450 .515 .690 3.7 5.8 2.0 .7 2.3 21.2
2006 CHI 6 6 39.0 .415 .346 .857 3.3 7.7 1.3 .3 4.0 20.5
2007 CHI 10 10 36.2 .376 .302 .769 4.2 7.5 .9 .3 2.3 12.1
2009 CHI 7 0 30.0 .468 .433 .680 2.7 2.9 1.7 .4 1.1 12.6
2010 CHI 5 5 39.2 .423 .500 .714 4.4 4.0 1.4 .0 0.4 12.4
2011 ATL 6 6 28.8 .500 .421 1.000 2.3 2.7 1.2 .3 0.7 10.2
2012 ATL 6 4 23.5 .433 .375 1.000 2.0 1.0 .7 .0 .3 5.7
2013 CHI 4 4 40.5 .432 .364 .643 2.8 5.8 2.0 .3 2.0 11.3
2014 CHI 5 5 33.4 .411 .368 .500 3.0 4.4 .8 .2 2.2 11.0
2015 CHI 10 0 12.6 .474 .600 .667 0.5 1.1 .3 .1 .1 2.6
2016 ATL 6 0 4.5 .286 .333 .000 .7 .5 .0 .0 .0 .8
通算 71 46 28.3 .428 .407 .744 2.6 3.9 1.0 .2 1.4 10.5

脚注

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  1. ^ Wizards Acquire Kirk Hinrich and Draft Rights to Kevin Seraphin From Chicago”. nba.com (2010年7月8日). 2012年7月1日閲覧。
  2. ^ Hawks add Kirk Hinrich, deal Mike Bibby”. ESPN (2011年2月25日). 2012年7月1日閲覧。

外部リンク

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