「ホールド・ミー・タイト」の版間の差分
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{{Pathnav|ビートルズ|[[ビートルズの曲名一覧|曲名リスト]]|frame=1}} |
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{{Infobox Song| |
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{{Infobox Song |
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| Name = ホールド・ミー・タイト |
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| Name = ホールド・ミー・タイト |
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| Artist = [[ビートルズ]] |
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| English_title = {{Lang|en|Hold Me Tight}} |
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| from Album = [[ウィズ・ザ・ビートルズ]] |
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| Artist = [[ビートルズ]] |
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| from Album = [[ウィズ・ザ・ビートルズ]] |
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| track_no = 9 |
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| Released = 1963年11月22日 |
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| Recorded = {{Plainlist| |
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| Genre = [[ロック (音楽)|ロック]] |
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* 1963年9月11日 - 12日 |
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| Length = 2分34秒 <small>(monaural version)</small><br />2分31秒 <small>(stereo version)</small> |
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* [[EMIレコーディング・スタジオ]] |
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| Writer = [[レノン=マッカートニー]] |
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}} |
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| Label = [[パーロフォン]] |
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| Genre = ロックンロール{{Sfn|Womack|2014|p=71}} |
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| Producer = [[ジョージ・マーティン]] |
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| Length = 2分32秒 |
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| Misc = {{Extra track listing |
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| Label = [[パーロフォン]] |
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| Writer = [[レノン=マッカートニー]] |
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| Type = studio |
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| Composer = レノン=マッカートニー |
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| Tracks = ;A面 |
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| Producer = [[ジョージ・マーティン]] |
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# 「[[イット・ウォント・ビー・ロング]]」 |
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| Misc = {{Extra track listing |
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# 「[[オール・アイヴ・ゴット・トゥ・ドゥ]]」 |
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| Album = [[ウィズ・ザ・ビートルズ]] |
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# 「[[オール・マイ・ラヴィング]]」 |
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| Type = studio |
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# 「[[ドント・バザー・ミー]]」 |
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| prev_track = [[ロール・オーバー・ベートーヴェン#ビートルズによるカバー|ロール・オーバー・ベートーヴェン]] |
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# 「[[ティル・ゼア・ウォズ・ユー]]」 |
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| this_track = '''ホールド・ミー・タイト''' |
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| track_no = B-2 |
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;B面 |
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| next_track = [[ユーヴ・リアリー・ゴッタ・ホールド・オン・ミー#ビートルズによるカバー|ユー・リアリー・ゴッタ・ホールド・オン・ミー]] |
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| next_no = B-3 |
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# 「'''ホールド・ミー・タイト'''」 |
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}} |
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# 「[[ユーヴ・リアリー・ゴッタ・ホールド・オン・ミー|ユー・リアリー・ゴッタ・ホールド・オン・ミー]]」 |
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}} |
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# 「[[アイ・ウォナ・ビー・ユア・マン|彼氏になりたい]]」 |
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{{After float}} |
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# 「[[デヴィル・イン・ヒズ・ハート|デヴィル・イン・ハー・ハート]]」 |
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「'''ホールド・ミー・タイト'''」({{Lang|en|''Hold Me Tight''}})は、[[ビートルズ]]の楽曲である。1963年に発売された2作目のイギリス盤公式オリジナル・アルバム『[[ウィズ・ザ・ビートルズ]]』に収録され、アメリカでは1964年に発売された[[キャピトル・レコード|キャピトル]]編集盤『[[ミート・ザ・ビートルズ]]』に収録された。[[レノン=マッカートニー]]名義となっているが、主に[[ポール・マッカートニー]]によって書かれた楽曲。アルバム『[[プリーズ・プリーズ・ミー (アルバム)|プリーズ・プリーズ・ミー]]』のセッションで初めて録音されたが、最終的に同作には収録されることはなかった{{Sfn|Lewisohn|1988|p=24}}。 |
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# 「[[ナット・ア・セカンド・タイム]]」 |
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# 「[[マネー]]」}}}} |
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== 背景・レコーディング == |
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'''ホールド・ミー・タイト''' ('''Hold Me Tight''') は、[[ビートルズ]]の楽曲である。 |
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「ホールド・ミー・タイト」は、1961年にマッカートニーが中心となって作曲された楽曲で、1963年までライブのレパートリーに含まれていた{{Sfn|Harry|2000|pp=524-525}}{{Sfn|MacDonald|2005|p=71}}。1963年2月11日に行なわれたアルバム『プリーズ・プリーズ・ミー』のためのセッションで録音されたが、最終的に同作への収録は見送られた{{Sfn|Guesdon|Margotin|2014|p=14}}。その後、9月12日に9テイクで再録音された{{Sfn|Rowley|2013|p=75}}。 |
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マッカートニーとレノンは、本作に対して低く評価している。1980年代に行なわれた{{仮リンク|マーク・ルイソン|en|Mark Lewisohn}}とのインタビューで、マッカートニーは「あの曲のことはあまり覚えてないな。ただ『仕事』として書いた曲はあまり記憶に残ってないんだ」{{Sfn|Lewisohn|1988|p=10}}と語っており、1997年に出版された『{{Lang|en|Paul McCartney: Many Years from Now}}』では「失敗作。アルバムの曲数稼ぎにしかならなかった」{{Sfn|Miles|1997|p=83}}と語っている。レノンは、1980年に行なわれた |
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== 解説 == |
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『[[プレイボーイ (雑誌)|プレイボーイ]]』誌のインタビューで、「ポールの曲。僕も少しだけ手伝ったかもしれないけど…覚えてないな。本当につまらない曲で、どちらにせよ全然興味がなかった」と語っている{{Sfn|Sheff|2000|p=171}}。 |
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本作は2作目の[[ビートルズの作品#英国盤公式オリジナル・アルバム|イギリス盤公式オリジナル・アルバム]]『[[ウィズ・ザ・ビートルズ]]』の9曲目(当時のLP[[レコード]]ではB面2曲目)に収録されているオリジナル曲である。 |
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マッカートニーは、後に同名の異なる楽曲を書いており、この楽曲は『[[レッド・ローズ・スピードウェイ]]』にメドレー曲の1つとして発売された{{Sfn|Benitez|2010|p=47}}。 |
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[[レノン=マッカートニー]]の作。事実上の作者は[[ポール・マッカートニー|マッカートニー]]である。[[ボーカル|ヴォーカル]]はポール・マッカートニー。 |
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== 評価 == |
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この曲は元々、ファースト・アルバム『[[プリーズ・プリーズ・ミー (アルバム)|プリーズ・プリーズ・ミー]]』の[[レコーディング]]時に録音されていたが、選曲から漏れたため本作で改めてレコーディングされている。全編に手拍子がフィーチャーされており、前曲の「[[ロール・オーバー・ベートーヴェン|ロール・オーヴァー・ベートーヴェン]]」に共通するアレンジとなっている。 |
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「ホールド・ミー・タイト」について、音楽評論家から低い評価を受けている{{Sfn|MacDonald|2005|p=72}}。ロイ・カーとトニー・タイラーは、共同で出版した著書『{{Lang|en|The Beatles: An Illustrated Record}}』で、本作をアルバムの中で最も貧弱な曲として挙げ、「曲の完成度に対するマッカートニーのビジョンが明らかに欠けていたから失敗した」と述べており、マッカートニーのボーカルについて「音程が外れている」と主張している{{Sfn|Carr|Tyler|1975|p=24}}。一方で、{{仮リンク|イアン・マクドナルド (音楽評論家)|label=イアン・マクドナルド|en|Ian MacDonald}}は著書『Revolution in the Head』で、一部の悪評は不当とし、「低音を強調して大音量で再生すれば、バンドのライブ・サウンドを色濃く反映した圧倒的なモータリック・ロッカーになる」と述べている{{Sfn|MacDonald|2005|p=72}}。 |
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『[[ローリング・ストーン]]』誌に寄稿した{{仮リンク|ロブ・シェフィールド|en|Rob Sheffield}}は、本作について「ぞっとさせる」と評している<ref>{{Cite web |title=The Beatles: Album Guide |url=https://www.rollingstone.com/music/artists/the-beatles/albumguide |publisher=[[ローリング・ストーン|Rolling Stone]] |archiveurl=https://web.archive.org/web/20110920032458/http://www.rollingstone.com/music/artists/the-beatles/albumguide |archivedate=2011-09-20 |accessdate=2021-07-30 }}</ref>。 |
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後にポールは、ビートルズ解散後の[[ウイングス]]のアルバム『[[レッド・ローズ・スピードウェイ]]』([[1973年]])のなかで、同名異曲の「ホールド・ミー・タイト」(〜「レイジー・ダイナマイト」〜「ハンズ・オブ・ラヴ」〜「パワー・カット」とのメドレー形式)を発表している。 |
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== クレジット == |
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※出典{{Sfn|MacDonald|2005|p=71}} |
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ステレオ・ヴァージョンは手拍子がエンディング直前で止まる。 |
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* [[ポール・マッカートニー]] - [[ボーカル]]、[[エレクトリックベース|ベース]]、{{仮リンク|手拍子|label=ハンドクラップ|en|Clapping}} |
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* [[ジョン・レノン]] - [[コーラス (ポピュラー音楽)|ハーモニー・ボーカル]]、[[リズムギター]]、ハンドクラップ |
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* [[ジョージ・ハリスン]] - [[コーラス (ポピュラー音楽)|バッキング・ボーカル]]、[[リードギター]]、ハンドクラップ |
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* [[リンゴ・スター]] - [[ドラムセット|ドラム]]、ハンドクラップ |
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* [[ジョージ・マーティン]] - [[音楽プロデューサー|プロデュース]] |
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* [[ノーマン・スミス]] - [[レコーディング・エンジニア|エンジニア]] |
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== カバー・バージョン == |
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* ザ・トレジャーズ - 1963年に{{仮リンク|フィルズ・レコード|en|Philles Records}}よりシングル盤として発売<ref>{{Cite web |first=Martin |last=Rovang |title=In and Out of the Shadows |url=http://www.ready-steady-go.org.uk/spectortwo.htm |accessdate=2021-07-30 |archiveurl=https://web.archive.org/web/20060929025657/http://www.ready-steady-go.org.uk/spectortwo.htm |archivedate=2006-09-29 }}</ref>。 |
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* [[ウィズ・ザ・ビートルズ]] |
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* [[トッド・ラングレン]] - 1998年に発売されたアルバム『Somewhere, Anywhere: The Unreleased Tracks』に収録<ref>{{AllMusic |first=Greg |last=Prato |title=Somewhere, Anywhere: The Unreleased Tracks - Todd Rundgren {{!}} Songs, Reviews, Credits |class=album |id=mw0000738435 |accessdate=2021-07-30 }}</ref>。 |
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* [[ミート・ザ・ビートルズ]] |
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* [[エヴァン・レイチェル・ウッド]] - 2007年に発売された映画『[[アクロス・ザ・ユニバース (映画)|アクロス・ザ・ユニバース]]』のサウンドトラック・アルバムに収録<ref>{{Cite web |first=Stephen Thomas |last=Erlewine |authorlink=スティーヴン・トマス・アールワイン |title=Across the Universe <nowiki>[Original Soundtrack]</nowiki> - Various Artists {{!}} Songs, Reviews, Credits |url={{AllMusic|album|mw0000490695|pure_url=yes}} |website=[[オールミュージック|AllMusic]] |publisher=All Media Network |accessdate=2021-07-30 }}</ref>。 |
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== 脚注 == |
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{{DEFAULTSORT:ほおるとみいたいと}} |
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{{脚注ヘルプ}} |
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=== 出典 === |
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{{Reflist|35em}} |
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== 参考文献 == |
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* {{Cite book |first=Vincent Perez |last=Benitez |title=The Words and Music of Paul McCartney: The Solo Years |publisher=Praeger |year=2010 |isbn=0-3133-4969-X |ref=harv }} |
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* {{Cite book |first1=Roy |last1=Carr |first2=Tony |last2=Tyler |title=The Beatles: An Illustrated Record |location=New York |publisher=Harmony Books |year=1975 |isbn=0-5175-2045-1 |ref=harv }} |
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* {{Cite book |first1=Jean-Michel |last1=Guesdon |first2=Philippe |last2=Margotin |title=All The Songs: The Story Behind Every Beatles Release |publisher=Running Press |year=2014 |isbn=1-6037-6371-6 |ref=harv }} |
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* {{Cite book |first=Bill |last=Harry |authorlink=:en:Bill Harry |title=The Beatles Encyclopedia: Revised and Updated |location=London |publisher=Virgin Publishing |year=2000 |isbn=0-7535-0481-2 |ref=harv }} |
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* {{Cite book |first=Mark |last=Lewisohn |authorlink=:en:Mark Lewisohn |title=The Beatles Recording Sessions |location=New York |publisher=Harmony Books |year=1988 |isbn=0-5175-7066-1 |ref=harv }} |
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* {{Cite book |first=Ian |last=MacDonald |authorlink=:en:Ian MacDonald |title=Revolution in the Head: The Beatles' Records and the Sixties |edition=2nd Revised |location=London |publisher=Pimlico (Rand) |year=2005 |isbn=1-8441-3828-3 |ref=harv }} |
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* {{Cite book |first=David |last=Rowley |title=All Together Now: The Abc of the Beatles Songs and Albums |year=2013 |isbn=1-7808-8440-0 |ref=harv }} |
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* {{Cite book |first=David |last=Sheff |authorlink=デヴィッド・シェフ |title=All We Are Saying: The Last Major Interview with John Lennon and Yoko Ono |publisher=St Martin's Griffin |year=2000 |isbn=0-3122-5464-4 |ref=harv }} |
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* {{Cite book |first=Kenneth |last=Womack |authorlink=:en:Kenneth Womack |title=Long and Winding Roads: The Evolving Artistry of the Beatles |publisher=Bloomsbury Publishing |year=2014 |isbn=1-6289-2515-9 |ref=harv }} |
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== 外部リンク == |
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* {{URL|1=https://www.thebeatles.com/hold-me-tight|2=Hold Me Tight}} - The Beatles |
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2023年1月11日 (水) 13:52時点における最新版
「ホールド・ミー・タイト」 | ||||||||||
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ビートルズの楽曲 | ||||||||||
収録アルバム | 『ウィズ・ザ・ビートルズ』 | |||||||||
英語名 | Hold Me Tight | |||||||||
リリース | 1963年11月22日 | |||||||||
録音 |
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ジャンル | ロックンロール[1] | |||||||||
時間 | 2分32秒 | |||||||||
レーベル | パーロフォン | |||||||||
作詞者 | レノン=マッカートニー | |||||||||
作曲者 | レノン=マッカートニー | |||||||||
プロデュース | ジョージ・マーティン | |||||||||
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「ホールド・ミー・タイト」(Hold Me Tight)は、ビートルズの楽曲である。1963年に発売された2作目のイギリス盤公式オリジナル・アルバム『ウィズ・ザ・ビートルズ』に収録され、アメリカでは1964年に発売されたキャピトル編集盤『ミート・ザ・ビートルズ』に収録された。レノン=マッカートニー名義となっているが、主にポール・マッカートニーによって書かれた楽曲。アルバム『プリーズ・プリーズ・ミー』のセッションで初めて録音されたが、最終的に同作には収録されることはなかった[2]。
背景・レコーディング
[編集]「ホールド・ミー・タイト」は、1961年にマッカートニーが中心となって作曲された楽曲で、1963年までライブのレパートリーに含まれていた[3][4]。1963年2月11日に行なわれたアルバム『プリーズ・プリーズ・ミー』のためのセッションで録音されたが、最終的に同作への収録は見送られた[5]。その後、9月12日に9テイクで再録音された[6]。
マッカートニーとレノンは、本作に対して低く評価している。1980年代に行なわれたマーク・ルイソンとのインタビューで、マッカートニーは「あの曲のことはあまり覚えてないな。ただ『仕事』として書いた曲はあまり記憶に残ってないんだ」[7]と語っており、1997年に出版された『Paul McCartney: Many Years from Now』では「失敗作。アルバムの曲数稼ぎにしかならなかった」[8]と語っている。レノンは、1980年に行なわれた 『プレイボーイ』誌のインタビューで、「ポールの曲。僕も少しだけ手伝ったかもしれないけど…覚えてないな。本当につまらない曲で、どちらにせよ全然興味がなかった」と語っている[9]。
マッカートニーは、後に同名の異なる楽曲を書いており、この楽曲は『レッド・ローズ・スピードウェイ』にメドレー曲の1つとして発売された[10]。
評価
[編集]「ホールド・ミー・タイト」について、音楽評論家から低い評価を受けている[11]。ロイ・カーとトニー・タイラーは、共同で出版した著書『The Beatles: An Illustrated Record』で、本作をアルバムの中で最も貧弱な曲として挙げ、「曲の完成度に対するマッカートニーのビジョンが明らかに欠けていたから失敗した」と述べており、マッカートニーのボーカルについて「音程が外れている」と主張している[12]。一方で、イアン・マクドナルドは著書『Revolution in the Head』で、一部の悪評は不当とし、「低音を強調して大音量で再生すれば、バンドのライブ・サウンドを色濃く反映した圧倒的なモータリック・ロッカーになる」と述べている[11]。
『ローリング・ストーン』誌に寄稿したロブ・シェフィールドは、本作について「ぞっとさせる」と評している[13]。
クレジット
[編集]※出典[4]
- ポール・マッカートニー - ボーカル、ベース、ハンドクラップ
- ジョン・レノン - ハーモニー・ボーカル、リズムギター、ハンドクラップ
- ジョージ・ハリスン - バッキング・ボーカル、リードギター、ハンドクラップ
- リンゴ・スター - ドラム、ハンドクラップ
- ジョージ・マーティン - プロデュース
- ノーマン・スミス - エンジニア
カバー・バージョン
[編集]- ザ・トレジャーズ - 1963年にフィルズ・レコードよりシングル盤として発売[14]。
- トッド・ラングレン - 1998年に発売されたアルバム『Somewhere, Anywhere: The Unreleased Tracks』に収録[15]。
- エヴァン・レイチェル・ウッド - 2007年に発売された映画『アクロス・ザ・ユニバース』のサウンドトラック・アルバムに収録[16]。
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ Womack 2014, p. 71.
- ^ Lewisohn 1988, p. 24.
- ^ Harry 2000, pp. 524–525.
- ^ a b MacDonald 2005, p. 71.
- ^ Guesdon & Margotin 2014, p. 14.
- ^ Rowley 2013, p. 75.
- ^ Lewisohn 1988, p. 10.
- ^ Miles 1997, p. 83.
- ^ Sheff 2000, p. 171.
- ^ Benitez 2010, p. 47.
- ^ a b MacDonald 2005, p. 72.
- ^ Carr & Tyler 1975, p. 24.
- ^ “The Beatles: Album Guide”. Rolling Stone. 2011年9月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年7月30日閲覧。
- ^ Rovang, Martin. “In and Out of the Shadows”. 2006年9月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年7月30日閲覧。
- ^ Prato, Greg. Somewhere, Anywhere: The Unreleased Tracks - Todd Rundgren | Songs, Reviews, Credits - オールミュージック. 2021年7月30日閲覧。
- ^ Erlewine, Stephen Thomas. “Across the Universe [Original Soundtrack] - Various Artists | Songs, Reviews, Credits”. AllMusic. All Media Network. 2021年7月30日閲覧。
参考文献
[編集]- Benitez, Vincent Perez (2010). The Words and Music of Paul McCartney: The Solo Years. Praeger. ISBN 0-3133-4969-X
- Carr, Roy; Tyler, Tony (1975). The Beatles: An Illustrated Record. New York: Harmony Books. ISBN 0-5175-2045-1
- Guesdon, Jean-Michel; Margotin, Philippe (2014). All The Songs: The Story Behind Every Beatles Release. Running Press. ISBN 1-6037-6371-6
- Harry, Bill (2000). The Beatles Encyclopedia: Revised and Updated. London: Virgin Publishing. ISBN 0-7535-0481-2
- Lewisohn, Mark (1988). The Beatles Recording Sessions. New York: Harmony Books. ISBN 0-5175-7066-1
- MacDonald, Ian (2005). Revolution in the Head: The Beatles' Records and the Sixties (2nd Revised ed.). London: Pimlico (Rand). ISBN 1-8441-3828-3
- Rowley, David (2013). All Together Now: The Abc of the Beatles Songs and Albums. ISBN 1-7808-8440-0
- Sheff, David (2000). All We Are Saying: The Last Major Interview with John Lennon and Yoko Ono. St Martin's Griffin. ISBN 0-3122-5464-4
- Womack, Kenneth (2014). Long and Winding Roads: The Evolving Artistry of the Beatles. Bloomsbury Publishing. ISBN 1-6289-2515-9
外部リンク
[編集]- Hold Me Tight - The Beatles