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'''トム・ヒルデ'''(Tom André Hilde、[[1987年]][[9月22日]] - )は[[ノルウェー]]、[[アーケシュフース県]][[バールム]]出身の[[スキージャンプ]]選手。兄の[[テリエ・ヒルデ]]もスキージャンプ選手。


== プロフィール ==
== 経歴 ==
7歳でジャンプを始める。2004年夏の[[:w:de:Liste der Norwegischen Meister im Skispringen|ノルウェー選手権]]で17歳ながらノーマルヒルで優勝し注目された。2004/05シーズンは主にNorges Cupで活躍、ノルウェージュニア選手権ではラージヒル2位、ノーマルヒル4位となりノルディックスキージュニア世界選手権では団体6位となった。
7歳のときジャンプを始める。
2004年夏の[[:w:de:Liste der Norwegischen Meister im Skispringen|ノルウェー選手権]]で17歳ながらノーマルヒルで優勝し注目された。
2004-2005シーズンは主にNorges Cupで活躍、ノルウェージュニア選手権ではラージヒル2位、ノーマルヒル4位となりノルディックスキージュニア世界選手権では団体6位となった。


2005-2006シーズンは主に[[スキージャンプ・コンチネンタルカップ]]を転戦し総合23位となった。シーズン後半の3月10日に[[リレハンメル]]で[[スキージャンプ・ワールドカップ]]にデビュー、19位となった。
2005/06シーズンは主に[[スキージャンプ・コンチネンタルカップ|コンチネンタルカップ]]を転戦し総合23位となった。シーズン後半の3月10日に[[リレハンメル]]で[[スキージャンプ・ワールドカップ|ワールドカップ]]にデビュー、19位となった。


2006-2007シーズンはヘッドコーチの[[ミカ・コヨンコスキ]]に認められてナショナルAチーム入りし、[[札幌]]での[[2007年ノルディックスキー世界選手権札幌大会|世界選手権]]で団体銀メダルを獲得。ワールドカップ総合20位となった。
2006/07シーズンはヘッドコーチの[[ミカ・コヨンコスキ]]に認められてナショナルAチーム入りし、札幌での[[2007年ノルディックスキー世界選手権札幌大会|世界選手権]]で団体銀メダルを獲得。ワールドカップ総合20位となった。


2007-2008シーズンはさらに飛躍した。開幕戦の[[クーサモ]]([[フィンランド]])で自身初の表彰台(3位)を皮切りに桁順位を続け、1月12日の[[ヴァル・ディ・フィエンメ]]で初優勝、翌日も連勝した。[[スキーフライング世界選手権]]の団体で銅メダルを獲得、[[ノルディックトーナメント]]総合2位となるなど活躍し、シーズン総合4位となった。ノルウェー選手権でもノーマルヒル金、ラージヒル銀メダルを獲得した。
2007/08シーズンはさらに飛躍した。開幕戦の[[クーサモ]]([[フィンランド]])で自身初の表彰台(3位)を皮切りに1桁順位を続け、1月12日の[[ヴァル・ディ・フィエンメ]]で初優勝、翌日も連勝した。[[スキーフライング世界選手権]]の団体で銅メダルを獲得、[[ノルディックトーナメント]]総合2位となるなど活躍し、シーズン総合4位となった。ノルウェー選手権でもノーマルヒル金、ラージヒル銀メダルを獲得した。


2008-2009シーズンは一転して調子を落とし、表彰台に上ることもなく総合24位に終わった。
2008/09シーズンは一転して調子を落とし、表彰台に上ることもなく総合24位に終わった。[[2009年ノルディックスキー世界選手権|世界選手権]]では団体銀メダルのメンバーとなった。


2009-2010シーズンもあまり成績は上がらず、オリンピックまでのワールドカップで10位以内に入ったのは2度だけだった。。
2009/10シーズンもあまり成績は上がらず、オリンピックまでのワールドカップで10位以内に入ったのは2度だけだった。[[2010年バンクーバーオリンピックのスキージャンプ競技|2010年バンクーバーオリンピック]]ノーマルヒル12位、ラージヒル11位、団体では[[アンデシュ・バーダル]]、[[ヨハン・レメン・エベンセン]]、[[アンデシュ・ヤコブセン]]とともに銅メダルを獲得した。しかしオリンピック後も調子は上がらず、このシーズンのワールドカップ総合は26位、スキーフライング世界選手権も29位に終わった
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しかしオリンピック後も調子は上がらず、このシーズンのワールドカップ総合は26位、スキーフライング世界選手権も29位に終わった。


2010-2011シーズンは調子を取り戻し、2011年1月6日の[[ビショフスホーフェン]]で3シーズン振りの勝利を挙げて[[スキージャンプ週間|ジャンプ週間]]総合3位に食い込むなど、好成績を残している
2010/11シーズンは調子を取り戻し、2011年1月6日の[[ビショフスホーフェン]]で3シーズン振りの勝利を挙げて[[スキージャンプ週間|ジャンプ週間]]総合3位に食い込むなど、6度の表彰台登壇で総合5位となった。地元オスロで開催された[[2011年ノルディックスキー世界選手権|世界選手権]]では団体2種目で銀メダルのメンバーとなった


2011/12シーズンは12月30日の[[オーベルストドルフ]]で着地時の転倒により脊椎を骨折、脊髄に異常はなかったもののシーズン絶望の可能性が報じられた。しかし驚異的な回復力で2012年1月6日にはトレーニングを再開している。
== 外部リンク ==

*[http://www.fis-ski.com/uk/604/613.html?sector=JP&competitorid=108891&type=result FIS公式記録(英語版)]
2012/13シーズンは札幌大会1日目で2位となり、これがワールドカップ最後の表彰台となった。その後はコンチネンタルカップとワールドカップを行き来した。
*[http://www.sports-reference.com/olympics/athletes/hi/tom-hilde-1.html Sports-reference.com profile:Tom Hilde]

*[http://www.asker-skiklubb.net/index.php?cat=288 Asker Skiklubb Hopp]{{no icon}}
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== 脚注 ==
== 脚注 ==
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{{Reflist}}
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== 外部リンク ==
* {{FIS|S=JP}}
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*[http://www.asker-skiklubb.net/index.php?cat=288 Asker Skiklubb Hopp]{{no icon}}

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トム・ヒルデ
基本情報
フルネーム Tom André Hilde
愛称 Tommy-gun Tommern
誕生日 (1987-09-22) 1987年9月22日(36歳)
出身地  ノルウェー
アーケシュフース県バールム
身長 179cm[1]
選手情報
クラブ Asker Skiklubb/Kollenhopp
使用メーカー Atomic
最高記録 223.5m(2011 Vikersund)
ワールドカップ
シーズン 2006 - 2018年
優勝回数 3回
他の表彰台 12回
表彰台獲得数 15回
獲得メダル
男子 スキージャンプ
オリンピック
2010 バンクーバー 団体ラージヒル
ノルディックスキー世界選手権
2007 Sapporo 団体ラージヒル
2009 Liberec 団体ラージヒル
2011 Oslo 団体ノーマルヒル
2011 Oslo 団体ラージヒル
スキーフライング世界選手権
2008 Oberstdorf 団体
最終更新日:2021年4月10日
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トム・ヒルデ(Tom André Hilde、1987年9月22日 - )は、ノルウェーアーケシュフース県バールム出身のスキージャンプ選手。兄のテリエ・ヒルデもスキージャンプ選手。

経歴

[編集]

7歳でジャンプを始める。2004年夏のノルウェー選手権で17歳ながらノーマルヒルで優勝し注目された。2004/05シーズンは主にNorges Cupで活躍、ノルウェージュニア選手権ではラージヒル2位、ノーマルヒル4位となりノルディックスキージュニア世界選手権では団体6位となった。

2005/06シーズンは主にコンチネンタルカップを転戦し総合23位となった。シーズン後半の3月10日にリレハンメルワールドカップにデビュー、19位となった。

2006/07シーズンはヘッドコーチのミカ・コヨンコスキに認められてナショナルAチーム入りし、札幌での世界選手権で団体銀メダルを獲得。ワールドカップ総合20位となった。

2007/08シーズンはさらに飛躍した。開幕戦のクーサモフィンランド)で自身初の表彰台(3位)を皮切りに1桁順位を続け、1月12日のヴァル・ディ・フィエンメで初優勝、翌日も連勝した。スキーフライング世界選手権の団体で銅メダルを獲得、ノルディックトーナメント総合2位となるなど活躍し、シーズン総合4位となった。ノルウェー選手権でもノーマルヒル金、ラージヒル銀メダルを獲得した。

2008/09シーズンは一転して調子を落とし、表彰台に上ることもなく総合24位に終わった。世界選手権では団体銀メダルのメンバーとなった。

2009/10シーズンもあまり成績は上がらず、オリンピックまでのワールドカップで10位以内に入ったのは2度だけだった。2010年バンクーバーオリンピックノーマルヒル12位、ラージヒル11位、団体ではアンデシュ・バーダルヨハン・レメン・エベンセンアンデシュ・ヤコブセンとともに銅メダルを獲得した。しかしオリンピック後も調子は上がらず、このシーズンのワールドカップ総合は26位、スキーフライング世界選手権も29位に終わった。

2010/11シーズンは調子を取り戻し、2011年1月6日のビショフスホーフェンで3シーズン振りの勝利を挙げてジャンプ週間総合3位に食い込むなど、6度の表彰台登壇で総合5位となった。地元オスロで開催された世界選手権では団体2種目で銀メダルのメンバーとなった。

2011/12シーズンは12月30日のオーベルストドルフで着地時の転倒により脊椎を骨折、脊髄に異常はなかったもののシーズン絶望の可能性が報じられた。しかし驚異的な回復力で2012年1月6日にはトレーニングを再開している。

2012/13シーズンは札幌大会1日目で2位となり、これがワールドカップ最後の表彰台となった。その後はコンチネンタルカップとワールドカップを行き来した。

2018年3月、引退を発表した[2]

脚注

[編集]
  1. ^ http://www.tom-hilde.com/?page_id=20 公式ウェブサイトのプロフィール
  2. ^ FIS. “Tom Hilde has decided to end his his career” (英語). www.fis-ski.com. 2021年4月10日閲覧。

外部リンク

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