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{{基礎情報 非営利団体 |
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[[Image:アールビル新宿.jpg|thumb|rigtht|250px|入居するビル外観]] |
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|名称 = ラヂオプレス<br /><small>{{Lang|en|Radiopress, Inc.}}</small> |
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'''一般財団法人ラヂオプレス'''(ラジオプレス、{{lang-en-short|Radiopress, Inc.}}<ref>{{PDFlink|[http://www.koueki.jp/disclosure/ra/radio/0.pdf 一般財団法人ラヂオプレス定款]}}</ref>、略称:RP)は、日本国外(主に旧[[共産主義|共産]]圏)の[[ラジオ]]や[[テレビ]]放送を聴取・視聴し、その情報を元に翻訳・作成した記事を、[[報道機関]]や[[中央官庁]]に配信する[[日本]]の[[通信社]]である。元[[外務省]]所管。 |
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|ロゴ = |
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|画像 = Image:アールビル新宿.jpg |
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|画像サイズ = 250px |
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|画像説明 = ラヂオプレスが入居するアール・ビル新宿 |
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|創立者 = |
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|団体種類 = [[財団法人#一般財団法人|一般財団法人]] |
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|設立 = 1946年(昭和21年)1月21日 |
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|所在地 = [[東京都]][[新宿区]][[若松町 (新宿区)|若松町]]33番8号<br />アール・ビル新宿 |
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|緯度度 = 35|緯度分 = 42|緯度秒 = 2.67 |
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|経度度 = 139|経度分 = 43|経度秒 = 13.35 |
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|地図国コード = JP |
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|起源 = 外務省ラヂオ室 |
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|主要人物 = 理事長 本村忠大 |
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|活動地域 = {{JPN}} |
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|製品 = |
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|主眼 = 海外の無線放送、衛星放送等公開情報のモニタリング並びに海外情報を利用した情報、資料の提供等により、広く日本国民に外国事情を紹介し、各国に関する十分な理解の達成に寄与し、もって民主主義及び国際親善、国際相互理解、平和の精神を助成強化すること |
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|活動内容 = 海外公開情報のモニタリング並びに海外情報の収録、翻訳、速報、報道 他 |
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|活動手段 = |
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|特記事項 = |
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'''一般財団法人ラヂオプレス'''(ラジオプレス、{{lang-en-short|Radiopress, Inc.}}<ref>{{PDFlink|[https://koueki.jp/d/wp-content/uploads/2021/12/21radio-3.pdf 一般財団法人ラヂオプレス定款]}}</ref>、略称: RP)は、主に旧[[共産圏]]の[[ラジオ]]や[[テレビ]]放送を聴取・視聴し([[メディアモニタリング]])、その情報を元に翻訳・作成した記事を[[日本国政府]]や[[報道機関]]などに配信する[[日本]]の[[通信社]]である<ref name="毎日20220106">[https://mainichi.jp/articles/20220106/ddm/003/040/108000c 【オシント新時代 荒れる情報の海】省庁縦割り 人材不足/内調幹部 出向ポスト]『[[毎日新聞]]』朝刊2022年1月6日3面(2022年1月10日閲覧)</ref>。 |
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== 概要 == |
== 概要 == |
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電話帳<ref>{{ |
電話帳<ref>{{Cite book|和書|editor=NTT番号情報|editor-link=NTTタウンページ|title=デイリータウンページ 渋谷・新宿区版|date=2012-03|publisher=[[東日本電信電話]]|page=417}}</ref>や過去の出版物では'''ラヂオプレス通信社'''とも記載されている。現所在地は[[東京都]][[新宿区]][[若松町 (新宿区)|若松町]]33-8アール・ビル新宿。100名程度の職員が3交代24時間体制で、35カ国・地域の放送や通信社の配信を聴取している<ref name="毎日20220106"/>。 |
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===外務省ラヂオ室からラヂオプレスへ=== |
=== 外務省ラヂオ室からラヂオプレスへ === |
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前身は |
前身は[[1941年]]([[昭和]]16年)[[12月1日]]([[太平洋戦争]]の直前)、日本[[外務省]]情報部調査第三課の[[事務官]]で[[アマチュア無線]]家でもあった樺山資英<ref group="注釈">[[大正]]時代に[[第2次山本内閣]]で[[内閣書記官長]]のポストに就いた[[樺山資英]]とは[[同姓同名]]の'''別人'''</ref>が、同部に創設させた外務省「ラヂオ室」である<ref group="注釈">創設には1938年頃とする説もある。またこのときの名前を引き継いで、外務省からの独立時もラ'''ヂ'''オプレスという表記を用いた。出典:『[[朝日新聞]]』朝刊2015年2月5日10面。</ref>。日本は[[アメリカ合衆国]]や[[イギリス]]などと対立を深めて情報が入りにくくなり、[[短波放送]]の傍受を情報収集・分析に役立てる狙いがあった<ref name="毎日20220106"/>。 |
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[[1946年]](昭和21年)[[1月21日]]に認可を得て独立し外務省所管の[[財団法人]]になった。この事情から外務省の外郭団体として機能することになり、[[冷戦]]時代は一貫して[[西側諸国|西側]][[反共主義|反共]]陣営に付いた、[[日本国政府]]の共産圏諸国に対する諜報機能を引き受けてきた。独立後は当時[[河田町]]にあった[[フジテレビジョン]]社内に移転。 |
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戦後の[[1946年]](昭和21年)[[1月21日]]に認可を得て独立し外務省所管の[[財団法人]]になった。この事情から外務省の外郭団体として機能することになり、[[冷戦]]時代は一貫して[[西側諸国]]の一員である日本の組織として、[[ソビエト連邦]]や[[中華人民共和国]]、[[朝鮮民主主義人民共和国]](北朝鮮)など[[東側諸国]]を中心に公開情報の収集・分析([[オープン・ソース・インテリジェンス]])を担った<ref name="毎日20220106"/>。 |
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独立後は[[#RPN|本社]]は東京都[[中央区 (東京都)|中央区]]銀座2-2の越後屋ビル5階とされていたが、後に東京都[[新宿区]][[河田町|市谷河田町]](現・[[河田町ガーデン]])にあった[[フジテレビジョン]]旧本社内に移転した。 |
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=== 北朝鮮情報のプロとして === |
=== 北朝鮮情報のプロとして === |
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河田町時代には戦前の[[特務機関|ハルビン特務機関]]や[[露西亜通信社|日ソ通信社]]を出自とする[[公安調査庁]]傘下の[[極東通信社]]とともに、北朝鮮の[[朝鮮の声放送|朝鮮中央放送]]や中国の[[中国国際放送|北京放送]]の国内向け放送、[[国際放送]]などを受信しその内容を分析、配信していた。かつては運営原資として[[内閣情報調査室]]から[[官房機密費|情報調査委託費]]を交付されていたが、[[冷戦|冷戦構造]]の終焉と共にこれが打ち切られると資金的に困窮し、当時の理事長[[中田格朗]]は引退を迫られる。それ以後、理事長は退職外務省高官の[[天下り]]先ポストとなった。{{see also|情報機関の一覧#日本|内閣情報調査室#過去に情報調査委託費の交付が確認されている団体}} |
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河田町時代に資金的に困窮し、理事長・[[中田格朗]]の引退が迫られて、以後、理事長は退職外務省高官の[[天下り]]先ポストとなった。 |
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極東通信が[[防衛省|防衛庁]]([[陸上自衛隊]][[調査隊 (陸上自衛隊)|中央調査隊]]。現・[[自衛隊情報保全隊|情報保全隊]])に事実上吸収されて解散した後は、放送受信をベースとする国内唯一の[[情報機関]]として、公安調査庁調査第二部などとともに、主に北朝鮮情報の収集にあたっている。{{see also|公安調査庁#内部部局}} |
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[[1994年]](平成6年)[[7月9日]]、[[朝鮮民主主義人民共和国]][[国家主席]]であった[[金日成]]の死亡情報を[[朝鮮中央放送]]のモニタリングで入手し、各報道機関に配信したことで注目を集めた。{{see also|金日成#死去}} |
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[[2011年]](平成23年)12月19日には、[[金正日]]の死去を知らせる特別放送の実施予告もいち早く察知し、それまで状況を全く把握できていなかった外務本省や[[首相官邸]]を出し抜いた。{{main|金正日の死#国内外への公表|金正日#死去}} |
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また、『朝鮮民主主義人民共和国組織別人名簿』や『[[ロシア]]の現況』など独自に編集した名簿や[[本|書籍]]を定期的に出版している。 |
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[[1994年]]([[平成]]6年)[[7月9日]]、北朝鮮建国の父で[[朝鮮民主主義人民共和国主席|国家主席]]だった[[金日成]]の死亡情報を、朝鮮中央放送のモニタリングで入手し、各報道機関に配信したことで注目を集めた<ref name="毎日20220106"/>。{{see also|金日成#死去}} |
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[[2012年]]4月1日に[[一般財団法人]]に移行した。 |
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1997年、フジテレビが東京都[[港区 (東京都)|港区]][[台場 (東京都港区)|台場]]に[[FCGビル]]を新築し移転したため、旧本社に近い新宿区若松町の現在地に移転。{{see also|フジテレビジョン#お台場移転の経緯|河田町ガーデン#概要}} |
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=== 機材 === |
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受信に使用される機材は高性能な通信用受信機である。[[日本無線]]製NRD-535が多く、13台導入されている<ref>従来は[[アメリカ軍]]払い下げの真空管式を使用していたが、後に日本無線製に置き換えられた。</ref>。また放送録音には近年普及著しいデジタル機器ではなく、聴き直しがすぐに可能で[[テープ起こし]]にも使える[[コンパクトカセット]]と[[テープレコーダー]](デッキ)を用いている。[[テレタイプ]]傍受もしているが、現在は大型のテレプリンターではなく小型のプリンターを用いている。 |
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[[2011年]](平成23年)[[12月19日]]には、[[金正日]]の死去を知らせる特別放送の実施予告もいち早く察知し、それまで状況を全く把握できていなかった外務省や[[総理大臣官邸|総理官邸]]、内閣情報調査室などを出し抜いた。{{main|金正日の死#国内外への公表|金正日#死去}} |
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また、『朝鮮民主主義人民共和国組織別人名簿』『[[ロシア]]の現況』など、独自に編集した名簿や[[本|書籍]]を定期的に出版している。 |
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[[2012年]](平成24年)[[4月1日]]に、[[一般財団法人]]に移行した。 |
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=== 受信機材 === |
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機材は高性能・高機能で使い勝手の良い、いわゆる通信機型受信機を主力とした。[[日本無線]]のNRD-535が多く、13台導入された<ref group="注釈">過去には[[アメリカ軍]]払い下げの真空管式を使用していたが、後に日本無線製に置き換えられた。</ref>。録音は、聴き直しがすぐに可能でそのまま[[テープ起こし]]機材用に使えた[[コンパクトカセット]]で行われた。[[テレタイプ]]の傍受もしているが、こちらは従来型の大型のテレプリンタではなく、近代的な小型のプリンタが使われた。{{see also|コンパクトカセット#利用者の減少}} |
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2010年頃、[[日本放送協会|NHK]]が[[長野県]][[南佐久郡]][[佐久穂町]](旧・[[八千穂村]])に所有していた'''外国放送受信所'''が移管され、基本財産とした。 |
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== 刊行物== |
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<div id="RPN">[[File:Reported_DPRK_Letter_to_JBA.pdf|thumb|200px|「[[:s:在日抑留朝鮮人問題に関する日本国際法律家協会への書簡|北鮮から日本法律家協会に書簡]]」と題する記事を掲載した1958年のRPニュース。]]</div> |
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RPニュースは、外国放送局の放送の原文やその要約した内容を伝えている。1958年版では「放送されたニュースそのものの真偽については、なんら責任を負いえず、またここにのべられた意見はRPの意見ではない」と注記され、日本向け短波ラジオ放送の[[朝鮮の声放送#日本語放送|朝鮮の声]]の内容が報じられている。 |
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RPは[[北京放送]]や『[[人民日報]]』、[[モスクワ放送]]などの内容とその解説を掲載している。 |
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RPニュースとRPのいずれも、[[国立国会図書館]]デジタルコレクション対応端末で1956年と1958年発行のものを読むことができる(下記)。 |
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* RPニュース {{NDLJP|3567725}} |
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* RP {{NDLJP|3567680}} |
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== 脚注 == |
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== 関連項目 == |
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* [[オープン・ソース・インテリジェンス]] |
* [[オープン・ソース・インテリジェンス]] |
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* [[クレムリノロジー]] |
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* [[情報機関]] |
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* [[周波数帳]] |
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* [[冷戦]] |
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* [[ラジオライフ]] |
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* [[スクラップブック]] |
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* [[図書館情報学]] |
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== 参考文献 == |
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* [[池田徳真]]『プロパガンダ戦史』[[中央公論社]]〈中公新書〉、1981年。 |
* [[池田徳真]]『プロパガンダ戦史』[[中央公論社]]〈[[中公新書]]〉、1981年。 |
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** 同『[[日の丸アワー]] |
** 同『[[日の丸アワー]] 対米謀略放送物語』〈中公新書〉、1979年。 |
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*{{Cite |和書 |
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*鳥居英晴『国策通信社「同盟」の興亡ー通信記者と戦争』花伝社、2014年。ISBN 978-4-7634-0708--5 C3036 |
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|author = [[山本武利]] |
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* [[江畑謙介]]『情報と国家-収集・分析・評価の落とし穴』講談社〈[[講談社現代新書]]〉、2004年。ISBN 4061497391 |
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|title = 占領期メディア分析 |
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* 『ラジオマニア2009』[[三才ブックス]]、2009年。ISBN 4861990467 |
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|url = {{国立国会図書館デジタルコレクション|3120563}} |
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* 日本無線NRD-535 http://www.jrc.co.jp/jp/product/comm/cq/html/hg_cn_3.html |
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|date = 1996 |
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|publisher = [[一橋大学]] |
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|doi = 10.11501/3120563 |
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|ref = harv }} |
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*鳥居英晴『国策通信社「同盟」の興亡-通信記者と戦争』[[花伝社]]、2014年。{{ISBN2|978-4-7634-0708-5}} C3036。 |
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* [[江畑謙介]]『情報と国家-収集・分析・評価の落とし穴』講談社〈[[講談社現代新書]]〉、2004年。{{ISBN2|4-06-149739-1}}。 |
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* 『ラジオマニア2009』[[三才ブックス]]、2009年。{{ISBN2|4-86199-046-7}}。 |
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*{{Wayback|title=日本無線 NRD-535 |url=http://www.jrc.co.jp/jp/product/comm/cq/html/hg_cn_3.html |date=20140906220233 }} |
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== 外部リンク == |
== 外部リンク == |
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活動内容を紹介する公式ウェブサイトは不存在 |
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* [ |
* [https://koueki.jp/d/list/ra-radio/ 一般財団法人ラヂオプレス](全国公益法人協会情報公開索引) |
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* |
* {{Wayback |url=http://www.nagasaki-np.co.jp/press/mizusora/2005/11/13.html |title=ラヂオプレス(水や空、長崎新聞コラム、2005年11月13日)|date=20120207152655 }} |
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* {{Wayback |url=http://www.jomm.jp/kiyo/pdf/pdf4/kiyou201001.pdf |title=友情と友好を結んで - 敝之館からラヂオプレスへ(粂井輝子、海外移住資料館 研究紀要第4号)|date=20161229032533 }} |
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* [http://www.okazaki-inst.jp/rp2monitoring.html モニタリング・サービスとはなにか](同上) |
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* [http://www.nagasaki-np.co.jp/press/mizusora/2005/11/13.html ラヂオプレス](長崎新聞) |
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* {{PDFlink|[http://www.jomm.jp/kiyo/pdf/pdf4/kiyou201001.pdf 友情と友好を結んで - 敝之館からラヂオプレスへ]}} 粂井輝子、海外移住資料館 研究紀要第4号 |
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{{日本の情報機関}} |
{{日本の情報機関}} |
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{{DEFAULTSORT:らちおふれす}} |
{{DEFAULTSORT:らちおふれす}} |
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[[Category: |
[[Category:日本の通信社]] |
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[[Category:一般財団法人]] |
[[Category:新宿区の一般財団法人]] |
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[[Category:1946年設立の組織]] |
2023年7月4日 (火) 16:15時点における最新版
ラヂオプレスが入居するアール・ビル新宿 | |
団体種類 | 一般財団法人 |
---|---|
設立 | 1946年(昭和21年)1月21日 |
所在地 |
東京都新宿区若松町33番8号 アール・ビル新宿 北緯35度42分2.67秒 東経139度43分13.35秒 / 北緯35.7007417度 東経139.7203750度座標: 北緯35度42分2.67秒 東経139度43分13.35秒 / 北緯35.7007417度 東経139.7203750度 |
法人番号 | 1011105005403 |
起源 | 外務省ラヂオ室 |
主要人物 | 理事長 本村忠大 |
活動地域 | 日本 |
主眼 | 海外の無線放送、衛星放送等公開情報のモニタリング並びに海外情報を利用した情報、資料の提供等により、広く日本国民に外国事情を紹介し、各国に関する十分な理解の達成に寄与し、もって民主主義及び国際親善、国際相互理解、平和の精神を助成強化すること |
活動内容 | 海外公開情報のモニタリング並びに海外情報の収録、翻訳、速報、報道 他 |
一般財団法人ラヂオプレス(ラジオプレス、英: Radiopress, Inc.[1]、略称: RP)は、主に旧共産圏のラジオやテレビ放送を聴取・視聴し(メディアモニタリング)、その情報を元に翻訳・作成した記事を日本国政府や報道機関などに配信する日本の通信社である[2]。
概要[ソースを編集]
電話帳[3]や過去の出版物ではラヂオプレス通信社とも記載されている。現所在地は東京都新宿区若松町33-8アール・ビル新宿。100名程度の職員が3交代24時間体制で、35カ国・地域の放送や通信社の配信を聴取している[2]。
外務省ラヂオ室からラヂオプレスへ[ソースを編集]
前身は1941年(昭和16年)12月1日(太平洋戦争の直前)、日本外務省情報部調査第三課の事務官でアマチュア無線家でもあった樺山資英[注釈 1]が、同部に創設させた外務省「ラヂオ室」である[注釈 2]。日本はアメリカ合衆国やイギリスなどと対立を深めて情報が入りにくくなり、短波放送の傍受を情報収集・分析に役立てる狙いがあった[2]。
戦後の1946年(昭和21年)1月21日に認可を得て独立し外務省所管の財団法人になった。この事情から外務省の外郭団体として機能することになり、冷戦時代は一貫して西側諸国の一員である日本の組織として、ソビエト連邦や中華人民共和国、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)など東側諸国を中心に公開情報の収集・分析(オープン・ソース・インテリジェンス)を担った[2]。
独立後は本社は東京都中央区銀座2-2の越後屋ビル5階とされていたが、後に東京都新宿区市谷河田町(現・河田町ガーデン)にあったフジテレビジョン旧本社内に移転した。
北朝鮮情報のプロとして[ソースを編集]
河田町時代には戦前のハルビン特務機関や日ソ通信社を出自とする公安調査庁傘下の極東通信社とともに、北朝鮮の朝鮮中央放送や中国の北京放送の国内向け放送、国際放送などを受信しその内容を分析、配信していた。かつては運営原資として内閣情報調査室から情報調査委託費を交付されていたが、冷戦構造の終焉と共にこれが打ち切られると資金的に困窮し、当時の理事長中田格朗は引退を迫られる。それ以後、理事長は退職外務省高官の天下り先ポストとなった。
極東通信が防衛庁(陸上自衛隊中央調査隊。現・情報保全隊)に事実上吸収されて解散した後は、放送受信をベースとする国内唯一の情報機関として、公安調査庁調査第二部などとともに、主に北朝鮮情報の収集にあたっている。
1994年(平成6年)7月9日、北朝鮮建国の父で国家主席だった金日成の死亡情報を、朝鮮中央放送のモニタリングで入手し、各報道機関に配信したことで注目を集めた[2]。
1997年、フジテレビが東京都港区台場にFCGビルを新築し移転したため、旧本社に近い新宿区若松町の現在地に移転。
2011年(平成23年)12月19日には、金正日の死去を知らせる特別放送の実施予告もいち早く察知し、それまで状況を全く把握できていなかった外務省や総理官邸、内閣情報調査室などを出し抜いた。
また、『朝鮮民主主義人民共和国組織別人名簿』『ロシアの現況』など、独自に編集した名簿や書籍を定期的に出版している。
2012年(平成24年)4月1日に、一般財団法人に移行した。
受信機材[ソースを編集]
機材は高性能・高機能で使い勝手の良い、いわゆる通信機型受信機を主力とした。日本無線のNRD-535が多く、13台導入された[注釈 3]。録音は、聴き直しがすぐに可能でそのままテープ起こし機材用に使えたコンパクトカセットで行われた。テレタイプの傍受もしているが、こちらは従来型の大型のテレプリンタではなく、近代的な小型のプリンタが使われた。
2010年頃、NHKが長野県南佐久郡佐久穂町(旧・八千穂村)に所有していた外国放送受信所が移管され、基本財産とした。
刊行物[ソースを編集]
RPニュースは、外国放送局の放送の原文やその要約した内容を伝えている。1958年版では「放送されたニュースそのものの真偽については、なんら責任を負いえず、またここにのべられた意見はRPの意見ではない」と注記され、日本向け短波ラジオ放送の朝鮮の声の内容が報じられている。
RPは北京放送や『人民日報』、モスクワ放送などの内容とその解説を掲載している。
RPニュースとRPのいずれも、国立国会図書館デジタルコレクション対応端末で1956年と1958年発行のものを読むことができる(下記)。
脚注[ソースを編集]
注釈[ソースを編集]
出典[ソースを編集]
関連項目[ソースを編集]
参考文献[ソースを編集]
- 池田徳真『プロパガンダ戦史』中央公論社〈中公新書〉、1981年。
- 同『日の丸アワー 対米謀略放送物語』〈中公新書〉、1979年。
- 山本武利『占領期メディア分析』一橋大学、1996年。doi:10.11501/3120563 。
- 鳥居英晴『国策通信社「同盟」の興亡-通信記者と戦争』花伝社、2014年。ISBN 978-4-7634-0708-5 C3036。
- 江畑謙介『情報と国家-収集・分析・評価の落とし穴』講談社〈講談社現代新書〉、2004年。ISBN 4-06-149739-1。
- 『ラジオマニア2009』三才ブックス、2009年。ISBN 4-86199-046-7。
- 日本無線 NRD-535 - ウェイバックマシン(2014年9月6日アーカイブ分)
外部リンク[ソースを編集]
活動内容を紹介する公式ウェブサイトは不存在
- 一般財団法人ラヂオプレス(全国公益法人協会情報公開索引)
- ラヂオプレス(水や空、長崎新聞コラム、2005年11月13日) - ウェイバックマシン(2012年2月7日アーカイブ分)
- 友情と友好を結んで - 敝之館からラヂオプレスへ(粂井輝子、海外移住資料館 研究紀要第4号) - ウェイバックマシン(2016年12月29日アーカイブ分)